JPH08308747A - 断熱調理器具 - Google Patents

断熱調理器具

Info

Publication number
JPH08308747A
JPH08308747A JP12279095A JP12279095A JPH08308747A JP H08308747 A JPH08308747 A JP H08308747A JP 12279095 A JP12279095 A JP 12279095A JP 12279095 A JP12279095 A JP 12279095A JP H08308747 A JPH08308747 A JP H08308747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
container
heat insulating
inner pot
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12279095A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Ito
精一 伊藤
Isao Watanabe
勲 渡辺
Rikiya Kato
力也 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Oxygen Co Ltd
Taiyo Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Oxygen Co Ltd, Nippon Sanso Corp filed Critical Japan Oxygen Co Ltd
Priority to JP12279095A priority Critical patent/JPH08308747A/ja
Publication of JPH08308747A publication Critical patent/JPH08308747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱により半調理した食物や、沸騰水に穀物
を浸漬した状態で一定時間保存することによって調理で
き、使い勝手が良い断熱調理器具を安価で提供すること
を目的とする。 【構成】 内鍋11を出し入れ自在に収容する有底中空
の断熱性容器1と、内鍋11を収容した状態で断熱性容
器1の開口部を閉じる断熱性蓋部材2とを備え、断熱性
容器1の開口部に、断熱性容器1内に内鍋11を収容し
た状態で内鍋の把手13を断熱性容器1の外方へ延出さ
せる切欠部3を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に加熱により半調理し
た食物や、沸騰水に穀物を浸漬した状態で一定時間保存
することによって、調理完成品として製造するのに適し
た断熱調理器具に関する。
【0002】
【従来の技術】食物を調理するにあたって一般に電熱や
直火によって加熱蒸煮するが、このような方法では、過
熱により煮くずれを生じたり、焦げ付きを生じたり、あ
るいは加熱不足による仕上りが不十分である等の不都合
が生じる。このようなことに対して、適量の沸騰水また
は調味した沸騰煮汁中に所望の生野菜や、穀物を浸漬
し、あるいは、半調理に加熱した状態とし、これを保温
容器内に収納し、例えば一定時間保温することによって
調理完成食品を得る方法が行われる。
【0003】そして、この種の調理に適した断熱調理器
具としては、例えば図6に示したような容器が用いられ
る。この図に示した断熱調理器具は、断熱性の容器51
と、この容器51内に出し入れ自在に収納される内鍋5
2と、この内鍋52が収容された状態で容器51の開口
部を閉じる断熱性の蓋部材54とからなっている。容器
51はステンレス鋼あるいは炭素鋼を材料とした有底中
空状の内筒55と、この内筒55と同質材料であって、
内筒55よりも大径の有底中空状の外筒56とからな
り、これら内筒55と外筒56とは、それぞれの口部に
て気密に接合されて二重構造となっている。内筒55と
外筒56との間の空間は、真空もしくは断熱材を充填し
た断熱部58が形成されている。また、外筒56の底面
には、底部材59が螺子止めによって取り付けられてい
る。また外筒56の上端部には、容器把手60,60を
備えた合成樹脂製のリング状外装体61が嵌装されてい
る。
【0004】蓋部材54は、略円盤状の上蓋体62と、
同じく略円盤状の下蓋体63と、これらによって形成さ
れる空隙内に充填された断熱材64とからなっている。
また蓋部材54の側壁には、内鍋52の把手柄部66を
通して容器51内から外部へ延出させるための切欠65
が形成されている。内鍋52は、ステンレス鋼等の材料
からなる有底中空の内鍋本体69、内鍋本体69の口部
に載置される内蓋53、把手68とから概略構成されて
いる。内鍋本体69の口部外周には2つの把手68,6
8が取り付けられている。この把手68,68は、内鍋
69の外周面に接合されている一端から内鍋69の上方
へ延出した後、内鍋69外方へ延出する把手柄部66
と、他端に取り付けられたつまみ部67とからなってい
る。この内鍋52は、把手柄部66が容器51の開口部
の縁51aに懸架されることによって、容器51内に支
持されるようになっている。
【0005】このような断熱調理器具にあっては、内鍋
52の中に食物を入れて加熱し半調理状態とした後、こ
れを断熱性容器51に入れて蓋部材54を閉じると、容
器51内は高気密状態となり内鍋52は高温に保持さ
れ、調理が完成されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な断熱調理器具は、構造上断熱性能には優れているが、
金属を主材としているので、加工に手間がかかるととも
に、内鍋52を断熱性容器51に収容した場合に内鍋5
2が断熱性容器51内に吊架されるように、内鍋52の
把手68は上方に延出され、断熱性容器51の開口部の
縁51aに懸架されるように形成されているので、使い
勝手にやや不満があった。さらに、部品点数も多く、そ
のために製造効率が悪く、また製造コストも嵩むので、
商品価格が高くなるという不満があった。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、加熱により半調理した食物や、沸騰水に穀物を浸漬
した状態で一定時間保存することによって調理でき、使
い勝手が良い断熱調理器具を安価で提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の断熱調理器具は、内鍋を出
し入れ自在に収容する有底中空の断熱性容器と、該内鍋
を収容した状態で前記断熱性容器の開口部を閉じる断熱
性蓋部材とを備え、前記開口部に、前記断熱性容器内に
内鍋を収容した状態で該内鍋の把手を断熱性容器の外方
へ延出させる切欠部が形成されていることを特徴とする
ものである。また請求項2記載の断熱調理器具は、内鍋
を収容する断熱性容器が、両端が開口した筒状のもので
ある。
【0009】請求項1または2の断熱調理器具におい
て、断熱性容器の外周面および断熱性蓋部材の外周面の
少なくとも一方に、切欠部から出た内鍋の把手を収納す
る把手収納部が形成されていることが好ましい。請求項
1または2の断熱調理器具において、断熱性容器は外筒
と内筒とからなる二重構造を有し、かつ合成樹脂、ステ
ンレス鋼、または炭素鋼のいずれかを用いて好ましく形
成される。また外筒と内筒とを異なる材質で形成するこ
ともできる。
【0010】請求項1または2の断熱調理器具におい
て、断熱性容器は、断熱性容器を水平に2分割してなる
着脱自在な下容器と上容器とからなり、上容器の開口部
に切欠部が形成されている構成とすることができる。ま
た上容器を合成樹脂で、下容器をステンレス鋼または炭
素鋼のいずれかを用いて好ましく形成することができ
る。請求項1または2の断熱調理器具において、内鍋を
断熱性容器内に収容した状態で、内鍋の把手の上端が断
熱性容器上端面よりも下方に位置するように構成するこ
とが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の断熱調理器具は、有底中空の断熱性容
器と、断熱性蓋部材とから構成され、断熱性容器の開口
部に内鍋の把手を外へ延出させる切欠部が形成されてい
るので、従来のようなリング状外装体や底部材などがな
く、構造が簡単で部品点数も少ない。また断熱性容器内
に収容される内鍋は、断熱性容器および断熱性蓋部材と
からなる空間内に収容可能で、かつ切欠部から把手を出
せるものであればよく、形状の制約が比較的少ない。し
たがって多種の形状の内鍋を用いることが可能である。
断熱性容器の形状を両端が開口した筒状として、底部が
ない断熱調理器具としてもよく、こうすれば構造はさら
に簡単になる。断熱性容器の外周面および断熱性蓋部材
の外周面の少なくとも一方に、切欠部から出た内鍋把手
を収納する把手収納部を形成すれば、切欠部からの放熱
を抑えることができ、保温性能を向上させることができ
る。断熱性容器は外筒と内筒とからなる二重構造を有
し、かつ合成樹脂、ステンレス鋼、炭素鋼のいずれかを
用いて好ましく形成される。また外筒と内筒とを異なる
材質で形成することもできるので、材料選択の幅が広
く、材料を好適に選択して機能性に富むもの、デザイン
性に優れたもの、低価格のもの等を幅広く設計すること
が可能である。
【0012】断熱性容器を水平に2分割してなる下容器
と上容器を着脱自在に接合して構成すれば、下容器を付
替えるだけで、断熱性容器の深さを変化させることがで
きる。したがって、深さの異なる数種の内鍋に容易かつ
合理的に対応することができる。この場合に、上容器を
合成樹脂で、下容器をステンレス鋼、炭素鋼のいずれか
を用いて形成すれば、保温性能上および製造上好ましい
構造となる。また、内鍋を断熱性容器内に収容した状態
で、内鍋把手の上端が断熱性容器の上端面よりも下方に
位置するように構成すれば、内鍋把手は断熱性容器内に
完全に収まるので断熱性蓋部材の構造が簡単になる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の断熱調理器具の第1の実施例
を示したものである。本実施例の断熱調理器具は、内鍋
11と、内鍋11を出し入れ自在に収容する断熱性容器
1と、内鍋11を収容した状態で断熱性容器1の開口部
を閉じる断熱性蓋部材2とから概略構成されている。
【0014】内鍋11は、調理鍋として使用される有底
中空の金属製内鍋本体12と、その開口近傍外周面の対
向する位置に固着された2つの内鍋把手13,13と、
内鍋本体12の開口部を閉じる内蓋14とから構成され
ている。内鍋本体12の底部はコンロなどに置き易くま
た熱効率も良好となるように平板状に形成されている。
内蓋14の上面中央には内蓋つまみ15が設けられてい
る。尚、内蓋14の形状は特に制限されず、断熱性容器
1および断熱性蓋部材2により形成される空間に、内鍋
本体1および内蓋14を収容可能であれば任意の形状と
することができる。内鍋把手13は、内鍋本体12の外
周面に固着されている基端から上方に向って内鍋外方に
延びる柄部13aと、その先端に取り付けられている握
り部13bとからなっている。柄部13aは金属からな
り、握り部13bは木材や熱伝導度の低い熱硬化性樹脂
等を用いて好ましく形成される。
【0015】断熱性容器1は、外筒と内筒とを口部接合
してなる二重構造のもので、内外筒の間は真空断熱構
造、あるいは発泡ポリウレタン樹脂や発泡ポリスチレン
樹脂などの断熱材もしくは空気を充填した断熱構造とな
っている。断熱性容器1は有底中空状で、開口部の対向
する位置に2つの切欠部3,3が形成されている。切欠
部3の大きさおよび形状は、内鍋把手13を断熱性容器
1外へ出し得るものであればよいが、この切欠部3から
の放熱を抑えるためにはできるだけ小さいことが好まし
い。また、本実施例では内鍋11を断熱性容器1内に収
容した状態で、内鍋把手13の上端が断熱性容器1の上
端面よりも下方に位置するように切欠部3の深さを好ま
しく設定して構成されている。また内鍋把手13の柄部
13aが切欠部3の下面と接触して、内鍋11の底部が
断熱性容器1の底部内面と接触しないように、懸架・保
持されるように切欠部3を設けてもよく、あるいは内鍋
把手13の柄部13aが切欠部3の下面と接触しない
で、内鍋11の底部が断熱性容器1の底部内面と接触す
る構成としてもよい。
【0016】断熱性容器1は、ステンレス鋼や炭素鋼、
あるいは合成樹脂を用いて形成される。特に合成樹脂は
形状加工性がよいのでデザインの自由度が大きいだけで
なく、軽量であり、錆や腐食の恐れもない。また樹脂の
弾性特性により耐衝撃性に優れており、材料コストも低
いので好ましい。また外筒と内筒とを異なる材質とする
こともでき、例えば外筒を比較的安価な合成樹脂で形成
し、内筒を比較的熱伝導率が低いステンレス鋼や炭素鋼
等の金属で好ましく形成することができる。このように
構成することにより、内外筒の間に発泡樹脂を断熱材と
して充填した場合にも、断熱材の温度上昇を抑えて、2
次発泡によって断熱性容器1の内側が内鍋側へ向けて変
形するのを防止することができるうえ、外筒および内筒
の両方を金属で形成した場合よりも材料コストを安価に
抑えることができる。
【0017】断熱性蓋部材2は中空の略円盤状に形成さ
れ、中空部に発泡ポリウレタン樹脂や発泡ポリスチレン
樹脂などの断熱材が充填されたり、又空気層が形成され
ている。断熱性蓋部材2は断熱性容器1と着脱可能なヒ
ンジ10などによって断熱性容器1の開口部に開閉自在
に取り付けられている。断熱性蓋部材2の外周の前記ヒ
ンジ10に対向する位置には、径方向外方へ膨出する膨
出部5が好ましく形成されており、この膨出部5を手指
で持って持ち上げることによって容易に断熱性蓋部材2
を開くことができるようになっている。また断熱性容器
1の開口部外周にも、断熱性蓋部材2を閉じた状態で膨
出部5が載置される膨出部4が好ましく形成されてい
る。断熱性蓋部材2の内面中央には内蓋つまみ15を収
納するための凹部6が好ましく形成されている。また断
熱性蓋部材2の内面上には、半円弧状の突起7aと3つ
の半球状の突起7bが好ましく取り付けられている。こ
れらの突起7a、7bは、断熱性蓋部材2を開けた状態
で内蓋14を係合させ、蓋置きとして用いられる。
【0018】また断熱性蓋部材2の外周の対向する位置
には、断熱性容器1の切欠部3から外方に突出する内蓋
把手13を収納するための、把手収納部8が好ましく設
けられている。本実施例において、把手収納部8は下方
と側面内方が開口する箱型に形成されている。尚本実施
例では、内鍋把手13が断熱性容器1の口元部よりも下
方に位置するように切欠部3の深さが設定されているの
で、断熱性蓋部材2の内面を平坦な形状に形成すること
ができる。したがって断熱性蓋部材2を成形する際に、
容易に把手収納部8を断熱性蓋部材2と一体成形するこ
とができる。また、把手収納部8の一部または全部を蓋
部材2と同様の断熱構造とすることも可能である。
【0019】本実施例の断熱調理器具にあって、内鍋1
4は、内蓋14を内鍋本体12の開口部に載置した状態
で断熱性容器1内に出し入れ自在に収納される。このと
き、内鍋把手13は断熱性容器1の切欠部3から断熱性
容器1の外方へ延出する。また内鍋14を収納して、断
熱性蓋部材2を閉じた状態で、内鍋把手13は断熱性蓋
部材2の把手収納部8内に収納され、内蓋つまみ15は
凹部6内に収納される。内鍋把手13、把手収納部8お
よび切欠部3は、密閉性を高めるように構成されるのが
好ましい。このとき、内鍋本体12と断熱性容器1との
間隙は、この間隙内で空気が対流することによる熱損失
を防止するために7mm以下とすることが好ましい。ま
た側壁部分における内鍋本体12と断熱性容器1との間
隙の下限は、内鍋11が出し入れできれる程度であれば
よく、円滑に出し入れするために好ましくは0.5mm
以上とされる。また断熱性蓋部材2を閉じた状態で、断
熱性蓋部材2の下面と内蓋14の上面との間隙も、この
間隙における空気の対流を抑えるために、7mm以下と
するのが好ましい。
【0020】さらに、断熱性容器1の切欠部3、および
断熱性蓋部材2の把手収容部8を大きめに形成すれば、
断熱性容器1内に内鍋把手13の構造が異なる各種の鍋
を収納することもできる。この場合は、一般に家庭で使
用されている鍋を断熱調理器具の内鍋11としても使用
することが可能となるので、断熱性容器1および断熱性
蓋部材2のみを簡便な断熱調理器具として消費者に安価
で提供することができる。
【0021】図2は本発明の断熱調理器具の第2の実施
例を示したものであって、図1と同一の構成要素には同
一符号を付してその説明を簡略化する。本実施例の断熱
調理器具が、前記第1の実施例と大きく異なるのは、断
熱性容器1の開口部に形成された切欠部3の数が1つ
で、内鍋11が1つの内鍋把手13を有する、いわゆる
片手なべである点である。本実施例の構成において、内
鍋11は、断熱性容器1内で懸架されず、内鍋11の底
部が断熱性容器1の底部内面と接触するように構成され
る。また本実施例において、内鍋把手13を収納する把
手収納部は設けられていない。把手収納部を設けない構
成とすると、これを設けた場合に比べて保温性能は若干
劣るが、断熱調理器具として使用する際に支障を生じる
ことはなく、簡単な構造で、各種形状の内鍋把手13に
対応しやすいという利点を有する。
【0022】図3は本発明の断熱調理器具の第3の実施
例を示したものであって、(a)は斜視図、(b)は蓋
を閉じた状態の一部断面図である。尚、図1と同一の構
成要素には同一符号を付してその説明を簡略化する。本
実施例の断熱調理器具が、前記第1の実施例と大きく異
なるのは、断熱性容器1の外周面に、切欠部3から断熱
性容器1の外方へ延びる樋状の把手収納部23が形成さ
れ、断熱性蓋部材2の外周面に、この把手収納部23を
閉じる突出部28が形成されている点である。
【0023】把手収納部23は、切欠部3の形状と略同
一の断面形状を有する樋状のもので、内鍋11が断熱性
容器1に収納された状態で、内鍋把手13がこの把手収
納部23内に収納されるように構成されている。把手収
納部23は断熱性容器1と同質の材料を用いて一体に好
ましく形成される。突出部28は、断熱性蓋部材2の周
面から拡径する方向へ延び、次いで下方に曲げられた断
面略L字状に形成されている。そして、断熱性容器1の
開口部が断熱性蓋部材2で閉じられたときに、把手収納
部23の上方および側面外方の開口部分がこの突出部2
8によって閉じられるように構成される。本実施例にお
いて突出部28は断熱性蓋部材2と一体的に成形され、
上面が蓋部材2と同様の断熱構造となっている。
【0024】本実施例にあっては、切欠部3は把手収納
部23と突出部28とで閉じられるので、切欠部3を介
して空気が出入りするのが防止されて断熱性容器1内の
気密性が向上し、保温性能上好ましい。また、内鍋11
を断熱性容器1内に収納して断熱性蓋部材2を閉じた状
態で、内鍋把手13が把手収納部23内に収納されて露
出していないため、断熱性容器1を持ち運ぶ際に内鍋把
手13を持ち上げてしまうという誤動作を防止すること
ができる。
【0025】本実施例において、切欠部3の深さは、内
鍋把手13の上端面が断熱性容器1の上端面よりも下方
に位置するような深さに設定されており、また内鍋11
は内鍋本体12に内蓋14を載置した状態で、内蓋つま
み部15の上端面が内鍋把手13の上端面よりも下方に
位置するように構成されている。そして、断熱性蓋部材
2の内面にはドーナツ状の膨出部9が形成され、その中
央の凹部6に内蓋14のつまみ15が収容されるように
なっている。このように構成することにより、内蓋14
の上面と断熱性蓋部材2の下面、および内鍋把手13の
上面と断熱性蓋部材2の下面との間隙を小さく形成する
ことができ、これらの間隙における空気の対流を抑え
て、保温性能を向上させることができる。
【0026】図4および5は本発明の断熱調理器具の第
4の実施例を示したものであって、前述の実施例と同一
の構成要素には同一符号を付してその説明を簡略化す
る。本実施例の断熱調理器具が、前記第3の実施例と大
きく異なるのは、断熱性容器31が、これを水平に2分
割してなる下容器32と上容器33とからなり、上容器
33が下容器32の開口に着脱自在に接合されている点
である。下容器32は有底中空状の外筒と内筒とを口部
接合してなる二重構造のもので、内外筒の間は真空断熱
構造、あるいは発泡ポリウレタン樹脂や発泡ポリスチレ
ン樹脂などの断熱材もしくは空気を充填した断熱構造と
なっている。上容器33は筒状の外筒と内筒とを両端の
口部でそれぞれ接合してなる二重構造のもので、内外筒
の間は真空断熱構造、あるいは発泡ポリウレタン樹脂や
発泡ポリスチレン樹脂などの断熱材もしくは空気を充填
した断熱構造となっている。また上容器33の一方の開
口部には2つの切欠部3および把手収納部23が形成さ
れている。上容器33の他方の開口部は、下容器32の
開口部と着脱自在に接合されている。これらの接合は例
えば、上容器33の開口部内周および下容器32の開口
部外周にそれぞれネジ部を設けてこれらを螺合すること
ができる。あるいは下容器32上に上容器33を載置さ
せる構造としてもよい。
【0027】下容器32および上容器33は、ステンレ
ス鋼や炭素鋼、あるいは合成樹脂を用いて形成される。
特に合成樹脂は形状加工性がよいのでデザインの自由度
が大きいだけでなく、軽量であり、錆や腐食の恐れもな
い。また樹脂の弾性特性により耐衝撃性に優れており、
材料コストも低いので好ましい。また下容器32および
上容器33はいずれも、上記第1の実施例と同様に外筒
と内筒とを異なる材質で形成してもよい。さらに、下容
器32および上容器33とを異なる材質とすることもで
き、例えば加熱された被保温物が収容されている内鍋1
1の底部近傍を収容する下容器32を熱伝導率が比較的
低いステンレス鋼や炭素鋼で好ましく形成し、切欠部3
および把手収納部23が形成される上容器33を成形が
容易で材料コストが比較的低い合成樹脂で好ましく形成
することができる。
【0028】本実施例の断熱調理器具にあっては、下容
器32と上容器33とが着脱自在に構成されているの
で、図4および5に示すように、内鍋11の深さに応じ
て下容器32を深さの異なるものに付け替えることがで
きる。すなわち、上容器33および断熱性蓋部材2を共
通して用い、下容器32を付け替えることによって、断
熱性容器31の深さを変化させることができる。したが
って、口径が同一で深さが異なる複数の内鍋11に容易
かつ合理的に対応して、内鍋11の底部と下容器33の
底部内面との間隙を好適に設定し、良好な保温性能を得
ることが可能である。尚、本実施例では断熱性容器31
を水平に2分割したが、3分割以上とすることも勿論、
可能である。
【0029】また上記第1〜4の実施例において、断熱
性容器1は有底中空状のものを用いたが、これを底部が
ない形状としてもよい。すなわち断熱性容器1として、
両端が開口した筒状のものを用い、その少なくとも一方
の開口部を閉じる断熱性蓋部材2を備えるとともに、少
なくとも一方の開口部に切欠部3を設けた構成としても
よい。この場合、断熱性容器1の形状は筒状であれば特
に限定されないが、内鍋11と断熱性容器1との間隙が
小さい方が好ましいので、内鍋11の形状に合せるのが
好ましい。断熱性蓋部材2は一方の開口部のみに設けて
もよく、あるいは両方の開口部に設ければ保温性能が向
上する。断熱性蓋部材2を一方の開口部のみに設けた場
合には、断熱調理器具をテーブル等の平坦な場所に載置
することによって断熱性容器1を気密に閉じ、テーブル
等が有する断熱性を利用して保温を行うことができる。
このような構成とすれば、断熱調理器具の構造はさらに
簡単になるので、さらなる低価格化、軽量化を達成する
ことができる。あるいは断熱性蓋部材2を両方の開口部
に設け、かつ両方の開口部に切欠部3を設けた構成とす
ることもできる。この場合には、一方の開口部と他方の
開口部とで切欠部3の大きさを変えておくと、形状が異
なる数種の内鍋に容易に対応することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の断熱調理器
具は、内鍋を出し入れ自在に収容する有底中空の断熱性
容器と、該内鍋を収容した状態で前記断熱性容器の開口
部を閉じる断熱性蓋部材とを備え、前記開口部に、前記
断熱性容器内に内鍋を収容した状態で該内鍋の把手を断
熱性容器の外方へ延出させる切欠部が形成されているこ
とを特徴とするものである。したがって、従来のような
リング状外装体や底部材などがなく、構造が簡単で部品
点数も少ないので製造コストを抑えることができる。ま
た断熱性容器内に収容される内鍋は、断熱性容器および
断熱性蓋部材とからなる空間内に収容可能で、かつ切欠
部から把手を出せるものであればよく、内鍋は形状の制
約が比較的少ないしたがって、多種の形状の内鍋を用い
ることが可能である。それ故、一般に家庭で使用されて
いる鍋を断熱調理器具の内鍋としても使用することが可
能となるので、断熱性容器および断熱性蓋部材のみから
なる簡便な断熱調理器具を安価で提供することができ
る。また、内鍋の把手を従来のように上方に大幅に延出
させなくてもよいので、使い勝手がよく、また意匠的に
も優れた内鍋を用いることが可能となる。さらに、断熱
性容器の形状を両端が開口した筒状とすることもできる
ので、デザインの幅が広がり、所望の機能に応じた各種
の断熱性器具を設計することが可能である。そして底部
がない断熱調理器具を構成すれば、断熱調理器具の構造
はさらに簡単になるので、さらなる低価格化、軽量化を
達成することができる。
【0031】断熱性容器の外周面および断熱性蓋部材の
外周面の少なくとも一方に、切欠部から出た内鍋把手を
収納する把手収納部を形成すれば、切欠部からの放熱を
抑えることができ、保温性能を向上させることができ
る。断熱性容器は外筒と内筒とからなる二重構造を有
し、かつ合成樹脂、ステンレス鋼、炭素鋼のいずれかを
用いて好ましく形成される。また外筒と内筒とを異なる
材質で形成することもできるので、材料選択の幅が広
く、材料を好適に選択して機能性に富むもの、デザイン
性に優れたもの、低価格のもの等を幅広く設計すること
が可能である。
【0032】断熱性容器を水平に2分割してなる下容器
と上容器を着脱自在に接合して構成すれば、下容器を付
替えるだけで、断熱性容器の深さを変化させることがで
きるので、深さの異なる数種の内鍋に容易かつ合理的に
対応することができる。この場合に、上容器を合成樹脂
で、下容器をステンレス鋼、炭素鋼のいずれかを用いて
形成すれば、保温性能上および製造上好ましい構造とな
る。また、内鍋を断熱性容器内に収容した状態で、内鍋
把手の上端が断熱性容器の上端面よりも下方に位置する
ように構成すれば、内鍋把手は断熱性容器内に完全に収
まるので断熱性蓋部材の構造が簡単になり、断熱性蓋部
材の成形が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の断熱調理器具の第1の実施例を示す
斜視図である。
【図2】 本発明の断熱調理器具の第2の実施例を示す
斜視図である。
【図3】 本発明の断熱調理器具の第3の実施例を示す
もので、(a)は斜視図、(b)は一部断面正面図であ
る。
【図4】 本発明の断熱調理器具の第4の実施例を示す
一部切欠斜視図である。
【図5】 本発明の断熱調理器具の第4の実施例を示す
一部切欠斜視図である。
【図6】 従来の断熱調理器具の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…断熱性容器、2…断熱性蓋部材、3…切欠部、8,
23…把手収納部、11…内鍋、13…内鍋把手、31
…断熱性容器、32…下容器、33…上容器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋を出し入れ自在に収容する有底中空
    の断熱性容器と、該内鍋を収容した状態で前記断熱性容
    器の開口部を閉じる断熱性蓋部材とを備え、前記開口部
    に、前記断熱性容器内に内鍋を収容した状態で該内鍋の
    把手を断熱性容器の外方へ延出させる切欠部が形成され
    ていることを特徴とする断熱調理器具。
  2. 【請求項2】 内鍋を出し入れ自在に収容する両端が開
    口した筒状の断熱性容器と、該断熱性容器の少なくとも
    一方の開口部を閉じる断熱性蓋部材とを備え、前記少な
    くとも一方の開口部に、前記断熱性容器内に内鍋を収容
    した状態で該内鍋の把手を断熱性容器の外方へ延出させ
    る切欠部が形成されていることを特徴とする断熱調理器
    具。
  3. 【請求項3】 前記断熱性容器の外周面および前記断熱
    性蓋部材の外周面の少なくとも一方に、前記切欠部から
    出た内鍋の把手を収納する把手収納部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の
    断熱調理器具。
  4. 【請求項4】 前記断熱性容器が、外筒と内筒とからな
    る二重構造を有し、かつ合成樹脂、ステンレス鋼、また
    は炭素鋼のいずれかを用いて形成されていることを特徴
    とする請求項1または2のいずれかに記載の断熱調理器
    具。
  5. 【請求項5】 前記外筒と内筒とが異なる材質からなる
    ことを特徴とする請求項4記載の断熱調理器具。
  6. 【請求項6】 前記断熱性容器が、該断熱性容器を水平
    に2分割してなる着脱自在な下容器と上容器とからな
    り、該上容器の開口部に前記切欠部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の断
    熱調理器具。
  7. 【請求項7】 前記上容器が合成樹脂からなり、前記下
    容器がステンレス鋼または炭素鋼のいずれかを用いて形
    成されていることを特徴とする請求項6記載の断熱調理
    器具。
  8. 【請求項8】 内鍋を前記断熱性容器内に収容した状態
    で、該内鍋の把手の上端が前記断熱性容器上端面よりも
    下方に位置することを特徴とする請求項1または2のい
    ずれかに記載の断熱調理器具。
JP12279095A 1995-05-22 1995-05-22 断熱調理器具 Pending JPH08308747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12279095A JPH08308747A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 断熱調理器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12279095A JPH08308747A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 断熱調理器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08308747A true JPH08308747A (ja) 1996-11-26

Family

ID=14844691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12279095A Pending JPH08308747A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 断熱調理器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08308747A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004215745A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Takatoshi:Kk 断熱調理器
JP2005192697A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Thermos Kk 断熱調理容器
CN101862111A (zh) * 2010-06-18 2010-10-20 陆流 一种微电节能焖烧锅
JP2013180093A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Zojirushi Corp 加熱調理器
JP2013183848A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Zojirushi Corp 加熱調理器
KR101432706B1 (ko) * 2012-12-12 2014-08-25 주식회사 한경희생활과학 보온용기
CN108652429A (zh) * 2018-04-04 2018-10-16 小甑科技(深圳)有限公司 一种自动蒸煮炊具及其蒸煮方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004215745A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Takatoshi:Kk 断熱調理器
JP2005192697A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Thermos Kk 断熱調理容器
CN101862111A (zh) * 2010-06-18 2010-10-20 陆流 一种微电节能焖烧锅
JP2013180093A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Zojirushi Corp 加熱調理器
JP2013183848A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Zojirushi Corp 加熱調理器
KR101432706B1 (ko) * 2012-12-12 2014-08-25 주식회사 한경희생활과학 보온용기
CN108652429A (zh) * 2018-04-04 2018-10-16 小甑科技(深圳)有限公司 一种自动蒸煮炊具及其蒸煮方法
JP2019181139A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 小甑科技(深▲せん▼)有限公司XiaoZeng Technology (ShenZhen) Co., Ltd. 自動蒸煮調理鍋及びその蒸煮方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4567877A (en) Heat storage food container
US10285531B2 (en) Slow cooker lid-mounted warming dish
JPH08308747A (ja) 断熱調理器具
US8794130B2 (en) Arrangement for a grill
KR101728660B1 (ko) 전자렌지용 취사 용기
US4323167A (en) Insulating container for cooking food
CN205729025U (zh) 烹饪器具
JP3226022U (ja) 保温鍋
JP7323923B2 (ja) 保温調理器
CN211673699U (zh) 电热锅
CN223095255U (zh) 一种煲体和烹饪器具
CN223799649U (zh) 烹饪盖
JP2502254B2 (ja) 断熱調理器具
JP3545044B2 (ja) 保温容器
JP3100210U (ja) 弁当箱
JP2002360327A (ja) 弁当箱
JPH07177988A (ja) 断熱調理器具
CN215226758U (zh) 一种可冷藏预约加热蒸锅
CN215271975U (zh) 烹饪器具及其内锅
JPH0747062Y2 (ja) 断熱調理容器
JP3923016B2 (ja) 断熱調理器
JPH0344108Y2 (ja)
JP3100934U (ja) ガス煮炊き用の釜
JP2003093238A (ja) 片手鍋保温調理具
JPH0752660Y2 (ja) 断熱調理容器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040803

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050307

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050711

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02