JPS62253006A

JPS62253006A - 加熱、冷却弁当箱

Info

Publication number: JPS62253006A
Application number: JP61094606A
Authority: JP
Inventors: 稲垣　実男
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-04-25
Filing date: 1986-04-25
Publication date: 1987-11-04
Also published as: JPH0379005B2; US4830190A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」この発明は、料理をその種類に応じて味覚の適温に長時
間保持することができる加熱、冷却弁当箱に関するもの
である。

「従来技術及びその問題点」一般に弁当を保温する場合ランチジャーと称される保温
容器が用いられるが、この保温容器は容器本体を魔法瓶
構造としているので、非常に高価で、しかも形状が大き
くかつ割れ易く携行に不便な欠点があった。

また、このような欠点を解消するため、実公昭５７−１
８９８５号公報に記載のように、内部に高温液体を収容
した中空状の上部放熱器と、下部放熱器とからなり、該
両数熱器で形成された空間に弁当を収容し、前記両数熱
器の外部を断熱材で榎った弁当箱も知られていた。

しかしながら、加熱、冷却という全く相反する状態に長
時間弁′５箱を保持するという着想は全く知られていな
い、しかして、料理特に日本食には、その種類に応じて
、味覚の適温があるが、」二記従米の弁当箱では、全て
同一温度で保存し、食べることになるので、いきおい弁
当の内容物が制限されることになるか、或いは食物に応
じた微妙な味わいを殺して食することになる。

また、ラインで聞産化した米飯を詰めて弁当を販売する
場合、一番安全衛生に注意をしなければならないが、こ
の目的に使用する従来の弔に保温するだけの弁当箱では
、細菌が繁殖するおそれがあるので、この面からも内容
物が制限されると共に、内容物を選択しても尚食中毒の
危険性はつきまとっていた。

本発明は、このような点に着目してなされたものであり
、食物に応じて加熱収容、冷却収容、常温収容等の温度
管理ができ、しかも食中毒の危険性をも極めて減少させ
た加熱、冷却弁当箱を提供することを目的とする。

「問題点を解決するための手段」上記目的に沿うこの発明の構成は、弁当箱外容器と、該
弁当箱外容器に嵌合されて加熱・保温容器及び冷却容器
を形成する弁当箱内容器と、前記加熱・保温容器及び冷
却容器をそれぞれ加熱若しごは冷却する熱源及び冷却源
と、前記弁当箱外容器り面を覆う蓋体とを具備してなる
ことを要旨とするものである。

「実施例Ｊ次に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図に示すように、本発明の弁当箱は、概略的には、
弁当を収容する加熱・保温容器１及び冷却容器２と、加
熱会保温容器１及び冷却容器２を嵌合する外容器３と、
外容器３に冠着される蓋体４とから構成されている。

加熱・保温容器ｌは、２個の容器からなり、一方の飲物
用容器５には、キャップ７を螺合した口部が形成されて
おり、該キャップ７を開けて口部から内部のスープ、味
噌汁等が飲めるようになっている。他方の加熱・保温容
器６には、その上面に若８が冠着されており、蓋８を開
けて御飯類等を食べるようになっている。冷却容器２は
、２個の容器からなり、冷飲物用容器９の上面には、ス
トロ−挿通孔１０に、ビニルテープ１１がヒートシール
されている。また冷料理用容器１７の上面には、着３８
が冠着されており、蓋３８を開けてサラダ、果物等を食
べるようになっている。

外容器３には、仕切空間１３と仕切壁１２．１８を介し
て、冷却室１５及び加熱室１６が形成されている。

仕切空間１３は、加熱室１６を隔する仕切壁１８と冷却
室１５を隔する仕切壁１２とを嵌合させることにより形
成される。この仕切空間１３は、加熱、冷却を緩衝する
役割をするものであるが、このような仕切空間１３を設
けず、仕切壁を中に厚い断熱材料で形成する等してもよ
い。

外容器３の内周面には、多数の嵌合凹部２６が形成され
ており、仕切壁１２．１８の嵌合位置を選択することに
より、加熱室１６及び冷却室１５の大きさを自由に変え
ることができるようになっている。尚、仕切壁を選択し
た位置に応じて、内容器を選択するのは勿論である。ま
た、この嵌合凹部２６は、加熱容器ｌを外容器３から出
し易くす役割をも併有している。

冷却室１５の側壁には、冷却源を収容する凹み部３４が
形成されている。この冷却源収容室３４に収容する冷却
源としては、例えば、内部に高分子のゲル化物を収容し
た保冷袋、ドライアイス等が挙げられる。Ｅ混晶分子の
ゲル化物としては、例えばポリビニルアルコールにポリ
酢酸ビニルを分散させてなるエマルジョンにホウ砂また
はホウ酸を添加混合してゲル化させたゼリー状物等この
種保冷袋に使用される公知のものを使用すればよい。

仕切空間１３には、何も収容しなくともよいが、例えば
、おてふき、調味＋１、造花笠を収容するとよい。

加熱・保温川内容器５．６の低面１９は、上方に向けて
アール状に膨出した膨出部３３を形成しており、該低面
膨出部３３と外容器低面に形成された四部２０とで一端
が開口した熱源収容部を形成するようになっている。こ
の熱源収容室に収容する熱源としては１例えば空気の存
在Ｆで発熱する発熱組成物を内１藏した発熱保温袋が好
適に使用される。このような発熱組成物としては、例え
ば鉄粉、無機塩、活性炭及び水の混合物が使用される。

尚、この発熱保温袋として、空気の流通度が異なる複数
の発熱保温袋を内装させるのが特に好ましい。即ち、こ
のようにすると、空気の流通度の良い発熱保温袋が先に
強く発熱し、空気の流通度の悪い発熱保温袋が弱く長時
間発熱するので、適度な高温に弁当を長持１１１１維持
することがＥＪｆ能となるからである。

４体４の下面には、嵌合凹部２１．２１　　′が形成さ
れており、該嵌合凹部２１．２１　　′がそれぞれ冷却
容器２及び加熱容器１に嵌合する。尚、上記実施例のよ
うに、外容器３上面にリング状に嵌合凹部２２を形成し
、該嵌合凹部２２に対応した４体丁面にリング状嵌合凸
部２３を形成すれば４体４と容器とが史に強固に連結さ
れる。

熱源収容室の開口部及び両側部に対応する位置の外容器
３には、空気を流通させるための空気孔２４が穿設され
ている。この空気孔２４には、内部から外部に１一方に
向った勾配が形成されているが、これは弁当箱を傾けた
場合、仮に内部に若干のお湯があっても、これがこぼれ
ないようにするためのものである。尚、　＋Ｗｉ記加熱
室１６を冷却室として使用する場合には、第３図（＋）
　、　’（２）に示すように、　ｉｉｉ記空無空気孔２
３その突起３４で塞ぐための閉鎖板３５を装着させる。

、＜７体４のＬ面には、凹部３７が形成されており、＋
’ｔｋ　Ｉ’、’１部に箸、スプーン、フォーク等を収
容するようになっている。

冷却容器２の冷却室１５と接する外周面には、凹凸部が
形成されているが、これは冷却容器２を。

外容器３から出し易くするためである。

加熱・保温容器１及び冷却容器２の個数及びこれら容器
の着締め手段は、料理の種類に応じてその都度選択すれ
ばよく、特に限定されない。

上記実施例に於いては、冷却源収容室３４は冷却室の側
壁に形成し、熱源収容室は加熱室の底部に形成している
が、これは必ずしもこのようでなくともよく、低面、側
面、上面のいずれであってもよい。

外容器３、内容器に嵌着させる蓋体４、仕切壁１２及び
１８は、例えば発泡プラスチックのような断熱材料で形
成させるのがよい。

本発明の加熱、冷却弁当箱は、上記のように構成されて
いるから、内容器１．２と外容器３と蓋体４とをプラス
チック材料で形成すれば、非常に安価に製造することが
でき、そのため特にラインで量産化した弁当を詰めて販
売し、食べ終ったら使い捨てる弁′−５箱として非常に
好適である。

第４図は、本発明の他の実施例を示すもので、外容器３
の加熱・保温室１６と冷却室１５との間に、仕切壁３５
．３６を介して加熱も冷却もしていない常温室を形成し
、該常温室に常温容器２９を嵌合させた例を示す、尚、
図中３１は、冷却源収容室３４に装置させた保冷袋であ
る。また第１図に示すように、仕νＪ壁３５，３６を移
動自在とすれば、加熱・保温室、常温室及び冷却室を所
望の１１合とすることができる。

上記実施例のようにした場合は、弁当箱を３種類の異な
る温度とすることができるので、多種類の料理をそのＮ
類に応じた味覚の適温に保存することができ、料理に応
じた微妙な味わいを楽しむことができる。

第５図は、第１図に示す本発明の弁当箱の使用例を示す
ものであり、加熱・保温容器５にはスープ若しくはお吸
物を収容し、加熱・保温容器６には混ぜ御飯を収容し、
冷却容器９には冷飲物を収容し、冷却容器１７にはサラ
ダ、果物等を収容し、仕切空間１３には造花を収容した
例を示す、また、熱源としては、空気の存在下で発熱す
る発熱組成物を内１藏した発熱保温袋３０を内装し、冷
却源としては内部に高分子のゲル化物を収容し且つ予め
保冷した保冷袋３１を内装している。このようにすれば
、製造後１０時間位は、混ぜ御飯は暖かく、サラダ等は
冷たく保存することができる。尚、混ぜ御飯に面は４発
生した湯上を吸収するため、ナフキンで覆っている。第
１図中３２は、販売する弁５にイ・１ける小冊子であり
、弁当のカロリーとか食事、廿康に関する内容が記載さ
れており、これを読むと廿康に関する知識が得られるよ
うになっているまた、例えば寿司のように弁当に詰める
料理によっては、加熱・保温′８器を小さく、冷却容器
を大きくしたほうがよい、この場合は、例えば一方の冷
却容器に寿司を収容し、他方の冷却容器にニコゴリを収
容し、加熱Φ保温容器は１つとして、これに熱いお茶を
収容するのがよい。

「発明の効果」以上述べた如く、本発明によれば、弁ちの内容物を同時
に加熱、冷却、常温保存することができるので、料理の
味覚の適温に応じて加熱、冷却、常温保存することがで
き、そのため料理の微妙な持ち味を生かした美味しい弁
当とすることができると共に料理に応じて加熱、冷却と
いう細菌の繁殖しにくい状態とすることができるので、
食中Ｊｉの危険性も大幅に減少する。しかも、本発明の
弁当箱は、非常に安価に製造することができるので、ラ
インで量産化して弁当を詰めて販売する使い捨ての弁当
箱として非常に好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の弁当箱の分解斜視図、第２図は、本
発明の弁当箱の側面図、第３図は、本発明に使用する閉鎖板の斜視図、第４図は
、本発明の弁当箱の他の実施例を示す消視図、第５図は、本発明の弁当箱の使用状態を示す斜視図であ
る。図中ｌ・・・加熱・保温容器、２・・・冷却容器、３・・・
外容器、４・・・４体、１２．１８・・・仕切壁、１３
・・・仕切空間、１５・・・冷却室、１６・・・加熱室
、２４・・・空気孔、３０・・・発熱保温袋、３４・・
・冷却源収容室特許出願人　　　稲　垣　実　男代理人　弁理士　稲　垣　仁　義　　　。第２図第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）弁当箱外容器と、該弁当箱外容器に嵌合されて加
熱・保温容器及び冷却容器を形成する弁当箱内容器と、
前記加熱・保温容器及び冷却容器をそれぞれ加熱若しく
は冷却する熱源及び冷却源と、前記弁当箱内容器上面を
覆う蓋体とを具備してなることを特徴とする加熱、冷却
弁当箱。
（２）内部の仕切壁または仕切空間を介して、一方を加
熱室、他方を冷却室とした外容器と、前記加熱室に嵌合
して加熱・保温容器を形成する内容器と、前記冷却室に
嵌合して冷却容器を形成する内容器とを具備してなる特
許請求の範囲第１項に記載の加熱、冷却弁当箱。
（３）前記加熱・保温室と前記冷却室との間に、常温室
を介在させ、該常温室に常温容器を嵌合させてなる特許
範囲の範囲第１項に記載の加熱、冷却弁当箱。