JP2014007964A - 発熱剤を含む米飯調理キット - Google Patents
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Abstract
【課題】米飯の保存食品、非常食品あるいは携帯食品を発熱剤を用いて調理する米飯調理キットあるいは調理方法であって、炊飯器やかまどで炊いたものと変わらない程度の美味しい米飯を得ることができるキット及び方法を提供することを目的とする。
【解決手段】(1)マイクロ波処理をしてなる米、及び
(2)米調理用内袋(a)、加熱用外袋(b)及び発熱剤(c)を含む、前記米の加熱用セット、を含む米飯調理キット。
【選択図】なし
【解決手段】(1)マイクロ波処理をしてなる米、及び
(2)米調理用内袋(a)、加熱用外袋(b)及び発熱剤(c)を含む、前記米の加熱用セット、を含む米飯調理キット。
【選択図】なし
Description
本発明は、保存食品、非常食品あるいは携帯食品として使用することができる、発熱剤を含む米飯調理キットに関する。
保存食品、非常食品あるいは携帯食品等の目的使用される米飯食品として、レトルト食品やドライフーズ等が知られている。しかしながら、レトルト食品を温めて食するためには十分な熱量をもった熱源が必要であり、レトルト食品のみでは災害時等において必ずしも簡便に食することができるとはいえない。また、ドライフーズは、凍結乾燥されて製造されるため、米粒が破壊されて小さくなったおかゆ状のものが主流であり、通常の米飯とは異なる。
生石灰と水との反応熱の利用から始まった発熱剤の食品調理への応用の歴史は古く、加熱式の弁当、カップ酒のお燗など、様々な用途に使用されてきている。発熱剤としては、アルミニウム粉末を主原料にしたものが種々販売されている(例えば特許文献1参照)。
従来、炊飯器やガスコンロなどを使用せずに、発熱剤のみを熱源として米飯調理を行おうとすると、米の糊化に必要な温度及び圧力を十分に保持できず、米に芯が残ったり、炊きむらができるなどの問題があった。そのため、予め加熱しておくことによって米の澱粉を糊化(アルファ化)したいわゆるアルファ米や、米に水分を多く含ませてふやかしたものを利用する方法が報告されている。しかしながら、従来のアルファ米は水分を含んでおり、保存性が悪く、長期間の保存食品あるいは災害用の非常食品(備蓄食品)として適さない。アルファ化後乾燥させた加工米も知られているが、これは、湯や水を加えて食するもので、米飯の本来の味や食感とは程遠いものである。
生石灰と水との反応熱の利用から始まった発熱剤の食品調理への応用の歴史は古く、加熱式の弁当、カップ酒のお燗など、様々な用途に使用されてきている。発熱剤としては、アルミニウム粉末を主原料にしたものが種々販売されている(例えば特許文献1参照)。
従来、炊飯器やガスコンロなどを使用せずに、発熱剤のみを熱源として米飯調理を行おうとすると、米の糊化に必要な温度及び圧力を十分に保持できず、米に芯が残ったり、炊きむらができるなどの問題があった。そのため、予め加熱しておくことによって米の澱粉を糊化(アルファ化)したいわゆるアルファ米や、米に水分を多く含ませてふやかしたものを利用する方法が報告されている。しかしながら、従来のアルファ米は水分を含んでおり、保存性が悪く、長期間の保存食品あるいは災害用の非常食品(備蓄食品)として適さない。アルファ化後乾燥させた加工米も知られているが、これは、湯や水を加えて食するもので、米飯の本来の味や食感とは程遠いものである。
本発明は、保存食品、非常食品あるいは携帯食品として使用できる米飯調理キットであって、炊飯器やかまどで炊いたものと変わらない程度の美味しい米飯を得ることができるキットを提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、従来とは異なる処理を行った米を用いると共に、保存あるいは携帯に簡便な袋状の容器を用いて、高発熱量、高効率の発熱剤の発熱量の損失を出来る限り抑制することにより、炊飯器やかまどで炊いたものと変わらない程度に美味しい米飯を調理することができる米飯調理キットを得ることができた。
すなわち、本発明は以下を提供する。
1.(1)マイクロ波処理をしてなる米、及び
(2)調理用内袋(a)、加熱用外袋(b)及び水と接することにより発熱する発熱剤(c)を含む米加熱用セット、
を含む米飯調理キットであって、
加熱用外袋(b)が、発熱剤(c)の発熱により生ずる内部圧力を開放するための開口部(d)を有し、前記開口部(d)が、加熱用外袋(b)内に水を注入した際の水面よりも上方に形成されていることを特徴とする、米加熱用セット。
2.加熱用外袋の開口部(d)が、前記加熱用外袋(b)の一部に切り込みを形成することにより設けられており、前記切り込みの長さが、加熱用外袋の6〜13mmの範囲である、上記1に記載の米飯調理キット。
3.(1)マイクロ波処理してなる米50〜100gを使用し、(2)(a)米調理用内袋の容積が300〜800cm3であり、かつ加熱用外袋(b)の容積が800〜2700cm3であることを特徴とする、上記1または2に記載の米飯調理キット。
4.加熱用外袋の開口部(d)が、発熱剤(c)の発熱により生ずる内部圧力による加熱用外袋の変形により開口するように形成されていることを特徴とする、上記1〜3のいずれか一に記載の米飯調理キット。
5.(1)米が、原料米をマイクロ波処理し、その後真空冷却処理することにより製造されたものであることを特徴とする、上記1〜4のいずれか一に記載の米飯調理キット。
6.水と接することにより発熱する発熱剤(c)の、20分間における1g当たりの発熱量が、4000J/g以上の熱量を有するものであることを特徴とする上記1〜5のいずれか一に記載の米飯調理キット。
7.(1)マイクロ波処理による米の水分活性量が0.9以下であることを特徴とする、上記1〜6のいずれか一に記載の米飯調理キット。
1.(1)マイクロ波処理をしてなる米、及び
(2)調理用内袋(a)、加熱用外袋(b)及び水と接することにより発熱する発熱剤(c)を含む米加熱用セット、
を含む米飯調理キットであって、
加熱用外袋(b)が、発熱剤(c)の発熱により生ずる内部圧力を開放するための開口部(d)を有し、前記開口部(d)が、加熱用外袋(b)内に水を注入した際の水面よりも上方に形成されていることを特徴とする、米加熱用セット。
2.加熱用外袋の開口部(d)が、前記加熱用外袋(b)の一部に切り込みを形成することにより設けられており、前記切り込みの長さが、加熱用外袋の6〜13mmの範囲である、上記1に記載の米飯調理キット。
3.(1)マイクロ波処理してなる米50〜100gを使用し、(2)(a)米調理用内袋の容積が300〜800cm3であり、かつ加熱用外袋(b)の容積が800〜2700cm3であることを特徴とする、上記1または2に記載の米飯調理キット。
4.加熱用外袋の開口部(d)が、発熱剤(c)の発熱により生ずる内部圧力による加熱用外袋の変形により開口するように形成されていることを特徴とする、上記1〜3のいずれか一に記載の米飯調理キット。
5.(1)米が、原料米をマイクロ波処理し、その後真空冷却処理することにより製造されたものであることを特徴とする、上記1〜4のいずれか一に記載の米飯調理キット。
6.水と接することにより発熱する発熱剤(c)の、20分間における1g当たりの発熱量が、4000J/g以上の熱量を有するものであることを特徴とする上記1〜5のいずれか一に記載の米飯調理キット。
7.(1)マイクロ波処理による米の水分活性量が0.9以下であることを特徴とする、上記1〜6のいずれか一に記載の米飯調理キット。
本発明により、炊飯器やかまどで炊いたものと変わらない程美味しい米飯を、電気やガスの無い場所で簡単に調理して食することができる。また、本発明の米飯調理キットに含まれる調理用内袋及び加熱用外袋は袋形状であるため、未使用の状態ではかさばらず、保存や携帯に適している。本発明の米飯調理キットは、保存食品、非常食品あるいは携帯食品として極めて有用である。
本発明の米飯調理キットは以下を特徴とする。
(1)マイクロ波処理してなる米、及び
(2)調理用内袋(a)、加熱用外袋(b)及び水と接することにより発熱する発熱剤(c)を含む米加熱用セット、
を含み、
加熱用外袋(b)が、発熱剤(c)の発熱により生ずる内部圧力を開放するための開口部(d)を有し、前記開口部(d)が、加熱用外袋(b)内に水を注入した際の水面よりも上方に形成されている。
本発明の米飯調理キットは、上述した米と米加熱用セットとを組み合わせることにより、発熱剤のみで、初めて米飯を調理することができたものであり、かかる組み合わせに特徴を有する。
(1)マイクロ波処理してなる米、及び
(2)調理用内袋(a)、加熱用外袋(b)及び水と接することにより発熱する発熱剤(c)を含む米加熱用セット、
を含み、
加熱用外袋(b)が、発熱剤(c)の発熱により生ずる内部圧力を開放するための開口部(d)を有し、前記開口部(d)が、加熱用外袋(b)内に水を注入した際の水面よりも上方に形成されている。
本発明の米飯調理キットは、上述した米と米加熱用セットとを組み合わせることにより、発熱剤のみで、初めて米飯を調理することができたものであり、かかる組み合わせに特徴を有する。
(1)マイクロ波処理をしてなる米
本発明のキットにおいて使用する米は、マイクロ波処理をしてなる米である。本発明では、少なくともマイクロ波処理をした米であればいずれのものでもよい。
少なくともマイクロ波処理を行うことにより、米の液体吸収力(吸収速度)が向上し、発熱剤での炊飯が可能となる。
本発明のキットにおいて使用する米は、マイクロ波処理をしてなる米である。本発明では、少なくともマイクロ波処理をした米であればいずれのものでもよい。
少なくともマイクロ波処理を行うことにより、米の液体吸収力(吸収速度)が向上し、発熱剤での炊飯が可能となる。
本発明において、更に好ましくは、通常の方法で洗米した米を、(i)マイクロ波処理と(ii)真空冷却処理を行う。(i)マイクロ波処理と(ii)真空冷却処理を組み合わせて行うことにより、中心部までクラックが入った米を再現性よく製造することができ、後述する発熱剤を備える米加熱用セットにより、炊飯器やかまどで炊いたものと変わらない程度に美味しい米飯を提供することができるからである。
マイクロ波処理と真空冷却処理をそれぞれ1回ずつ含む組み合わせ処理を少なくとも1回行うことが好ましい。マイクロ波処理と真空冷却処理をそれぞれ1回ずつ含む組み合わせ処理を2回行うことがより好ましい。処理後の米の水分量を適切に調整することができるからである。
本明細書において、第1回目のマイクロ波処理と真空冷却処理をそれぞれ「一次マイクロ波処理」、「一次真空冷却処理」と呼び、第2回目のマイクロ波処理と真空冷却処理を行う場合にはそれぞれ「二次マイクロ波処理」、「二次真空冷却処理」と呼ぶ。
本明細書において、第1回目のマイクロ波処理と真空冷却処理をそれぞれ「一次マイクロ波処理」、「一次真空冷却処理」と呼び、第2回目のマイクロ波処理と真空冷却処理を行う場合にはそれぞれ「二次マイクロ波処理」、「二次真空冷却処理」と呼ぶ。
本発明において、マイクロ波処理と真空冷却は、最終の米調整物が、米質量に対し10〜30質量%の水分量となるように行うことが好ましい。
一次真空冷却は、例えば、真空条件下、3〜60分間冷却することにより行うことができる。
通常、17%程度まで水分量を少なくした場合には、発熱剤を用いて炊くと芯が残り美味しく炊くことはできない。しかしながら、本発明では、米の中心部にまでクラックを入れるように処理を行った結果、発熱剤を用いても、炊飯器やかまどで炊いたものと変わらない程度に美味しく炊くことが可能となった。
一次真空冷却は、例えば、真空条件下、3〜60分間冷却することにより行うことができる。
通常、17%程度まで水分量を少なくした場合には、発熱剤を用いて炊くと芯が残り美味しく炊くことはできない。しかしながら、本発明では、米の中心部にまでクラックを入れるように処理を行った結果、発熱剤を用いても、炊飯器やかまどで炊いたものと変わらない程度に美味しく炊くことが可能となった。
二次マイクロ波処理は、一次マイクロ波処理と同様な条件で行うことができるが、時間は1〜30分間行うことが好ましい。
二次マイクロ波処理後、二次真空冷却処理を行う。二次真空冷却処理も、一次真空冷却処理と同様な条件で行うことができるが、冷却時間は、1〜30分間行うことが好ましい。
二次マイクロ波処理後、二次真空冷却処理を行う。二次真空冷却処理も、一次真空冷却処理と同様な条件で行うことができるが、冷却時間は、1〜30分間行うことが好ましい。
上述の製造方法により、米の水分活性値を0.90以下とすることができるため好ましい。水分活性値が0.90以下であるため、少なくとも2年以上保存できる長期保存食として使用することができ、しかも保存後においても後述する発熱剤を備える米加熱用セットにより、炊飯器やかまどで炊いたものと変わらない程度に美味しい米飯を提供することができる。
本発明において、原料米はいずれのものを用いてもよく、例えば、精白米、もち米、玄米、もち玄米、雑穀米などが挙げられる。
なお、本願発明の米飯調理キットは、精白米などを処理した処理米をそのまま調理して白飯としてもよく、また、更に炊き込みご飯の具材やだし汁と併せて、具入り飯としてもよい。
なお、本願発明の米飯調理キットは、精白米などを処理した処理米をそのまま調理して白飯としてもよく、また、更に炊き込みご飯の具材やだし汁と併せて、具入り飯としてもよい。
本発明における好ましい米の処理方法は以下のとおりである。
洗米後、常温の水に10〜90分程度浸漬し、脱水する。脱水は、遠心分離法など、公知の方法により行うことができる。
脱水後、上述したマイクロ波加熱処理、続いて真空冷却処理を行う。必要により、マイクロ波加熱処理及び真空冷却処理の組み合わせを再度行う。
上記処理を行った後、米を計量して包装する。
洗米後、常温の水に10〜90分程度浸漬し、脱水する。脱水は、遠心分離法など、公知の方法により行うことができる。
脱水後、上述したマイクロ波加熱処理、続いて真空冷却処理を行う。必要により、マイクロ波加熱処理及び真空冷却処理の組み合わせを再度行う。
上記処理を行った後、米を計量して包装する。
本発明の米飯調理キットは、少なくとも2年の長期保存できるキットを目的としている。その観点から、マイクロ波加熱処理及び真空冷却処理を行った米は、上記処理後、気密性及び遮光性を有する容器あるいは包装材により真空包装あるいは不活性ガスを充填して包装されることが好ましい。
好ましい包装材として、アルミニウム、プラスチック、アルミ箔積層プラスチックフィルム等が挙げられる。
更に、米と共に脱酸素剤などを一緒に包装してもよい。
好ましい包装材として、アルミニウム、プラスチック、アルミ箔積層プラスチックフィルム等が挙げられる。
更に、米と共に脱酸素剤などを一緒に包装してもよい。
(2)米加熱用セット
本発明の米加熱用セットには、少なくとも米調理用内袋(a)、加熱用外袋(b)及び水と接することにより発熱する発熱剤(c)を含む。
本発明の米加熱用セットには、少なくとも米調理用内袋(a)、加熱用外袋(b)及び水と接することにより発熱する発熱剤(c)を含む。
(a)米調理用内袋
米調理用内袋(a)は、一端に開口部を有する、米と水分を収納して米を加熱調理するための袋である。米調理用内袋内の米と水分は、加熱用外袋内に更に収納された発熱剤と水との反応による反応熱により、加熱調理される。
米調理用内袋の大きさは、米の量に応じて適宜変えれば良いが、例えば、米80gに対して、300〜800cm3程度であれば良い。容積が大きすぎると、温度が十分に上昇せず、上下で炊きむらが起こり、また一部に芯が残り、好ましくない。
米調理用内袋の大きさ(各寸法及び容積)は、後述するとおり、加熱用外袋の大きさ(各寸法及び容積)と一定の比率にあることが好ましい。
米調理用内袋(a)は、一端に開口部を有する、米と水分を収納して米を加熱調理するための袋である。米調理用内袋内の米と水分は、加熱用外袋内に更に収納された発熱剤と水との反応による反応熱により、加熱調理される。
米調理用内袋の大きさは、米の量に応じて適宜変えれば良いが、例えば、米80gに対して、300〜800cm3程度であれば良い。容積が大きすぎると、温度が十分に上昇せず、上下で炊きむらが起こり、また一部に芯が残り、好ましくない。
米調理用内袋の大きさ(各寸法及び容積)は、後述するとおり、加熱用外袋の大きさ(各寸法及び容積)と一定の比率にあることが好ましい。
米調理用内袋は密閉できること、開閉が比較的簡単にできることが必要であり、例えば、チャック式あるいはマジックテープ(登録商標)付きの口となっていることが好ましい。
米調理用内袋は、米や水を簡便に注入することができるという観点から、自立性の袋とすることが好ましい。例えば、下部に、袋の内側に折り込まれたマチ(底部)を有し、その折り込まれた底部を広げることにより自立性の袋とすることができる。このような自立性の袋については、例えば特開2001−072080号、特開2001−072081号、特許第4606771号、特許第4615254号等に記載されており、これらの公知の技術を使用することができる。
米調理用内袋の底部(あるいはマチ)及び正面(未使用状態)の形状は特に限定されない。例えば図2に示されるように正面から見ると上部が長方形あるいは正方形の上半分の形をしており下部が円弧状あるいはU字状であってもよい。また、底部(マチ部)は円型、楕円形、菱形、長方形、正方形等の形状であることができる。
米調理用内袋の底部(あるいはマチ)及び正面(未使用状態)の形状は特に限定されない。例えば図2に示されるように正面から見ると上部が長方形あるいは正方形の上半分の形をしており下部が円弧状あるいはU字状であってもよい。また、底部(マチ部)は円型、楕円形、菱形、長方形、正方形等の形状であることができる。
米調理用内袋が、図3に示されるような形状を有し、密閉式開口部を有する場合には、密閉式開口部から袋底部までの高さB’を1とした場合、袋幅C’(シール部を除く)は0.8〜1.5程度とすることが好ましく、1.2〜1.6とすることが更に好ましい。底部(マチ部)の最も広い部分の長さD’は、B’を1とした場合、0.5〜1.2程度であることが好ましく、0.6〜1.0とすることが更に好ましい。
米調理用内袋の材質は、非透湿性の食品用包装材料からできたものであれば良く、例えば、プラスチック製フィルムが挙げられる。より具体的には、プラスチック製フィルムとして、ポリアミド、ポリエチレン、エチレン・α−オレフィンコポリマー(例えばエチレン−プロピレン−1−ヘキセンコポリマー)等を用いることができるが、耐熱性の観点からポリアミド、ポリエチレン、及びこれらの組み合わせが好ましい。
米調理用内袋の厚さは限定されないが、保温性、耐熱性の観点から、例えば0.005〜1.0mm程度であることが好ましく、0.01〜0.5mm程度であることがより好ましい。
米調理用内袋の厚さは限定されないが、保温性、耐熱性の観点から、例えば0.005〜1.0mm程度であることが好ましく、0.01〜0.5mm程度であることがより好ましい。
(b)加熱用外袋
(b)加熱用外袋は、発熱剤と水、及び米調理用内袋を収納するための一端が開口した袋である。水と接触した発熱剤により水が加熱され、その熱により米調理用内袋内の米が加熱調理される。
加熱用外袋の大きさは、米の量、米調理用内袋の容積に応じて適宜変えれば良いが、例えば、米80gに対して、800〜2700cm3程度であれば良い。容積が大きすぎると、温度が十分に上昇せず、上下で炊きむらが起こり、また一部に芯が残り、好ましくない。
(b)加熱用外袋は、発熱剤と水、及び米調理用内袋を収納するための一端が開口した袋である。水と接触した発熱剤により水が加熱され、その熱により米調理用内袋内の米が加熱調理される。
加熱用外袋の大きさは、米の量、米調理用内袋の容積に応じて適宜変えれば良いが、例えば、米80gに対して、800〜2700cm3程度であれば良い。容積が大きすぎると、温度が十分に上昇せず、上下で炊きむらが起こり、また一部に芯が残り、好ましくない。
加熱用外袋は密閉できることが必要であり、例えば、チャック式あるいはマジックテープ(登録商標)付きの口となっていることが好ましい。
加熱用外袋は、水分を入れて100℃近くまで加熱するため、中の加熱された水分が漏れたり、噴出すると危険である。従って、内部の水が水平に保たれた状態で自立する袋であることが好ましい。例えば、袋の下部に、袋の内側に折り込まれたマチ(底部)を有し、その折り込まれた底部を広げることにより自立する自立性の袋であることができる。このような自立性に袋については例えば特開2001−072080号、特開2001−072081号、特許第4606771号、特許第4615254号等に記載されており、これらの公知の技術を用いることができる。
自立性の袋ではない場合には、加熱用外袋を水平に保つための補助的な容器が必要である。
自立性の袋ではない場合には、加熱用外袋を水平に保つための補助的な容器が必要である。
加熱用外袋は、発熱剤(c)の発熱により生ずる内部圧力を開放するための開口部(d)を有する。この開口部(d)は、水蒸気のみを排出し、加熱された水が外に漏出しないように、加熱用外袋(b)内に水を注入した際、水面よりも上方に形成されていることが必要である。
開口部(d)はいずれの形状でもよい。例えば、一定の圧力により開放する開放弁であってもよい。また、加熱用外袋(b)上に形成した切り込み状の蒸気穴であってもよい。切り込みは、例えば、加熱用外袋を自立させた状態の垂直方向(縦方向)あるいは水平方向(横方向)に入れてもよい。
切り込み状の開口部を設けると、発熱剤の発熱により生ずる内部圧力により、加熱用外袋が変形(湾曲あるいは膨張)し、その結果、縦方向あるいは横方向に入れた切り込みが左右あるいは上下方向に引っ張られて開口して蒸気が排出されるため、好ましい。蒸気が排出されると内部圧力が緩和されるため、再び加熱用外袋が元の形状に戻り、切り込みの開口が自然に閉じて、蒸気の過剰な損失を防ぐことができる。
開口部(d)はいずれの形状でもよい。例えば、一定の圧力により開放する開放弁であってもよい。また、加熱用外袋(b)上に形成した切り込み状の蒸気穴であってもよい。切り込みは、例えば、加熱用外袋を自立させた状態の垂直方向(縦方向)あるいは水平方向(横方向)に入れてもよい。
切り込み状の開口部を設けると、発熱剤の発熱により生ずる内部圧力により、加熱用外袋が変形(湾曲あるいは膨張)し、その結果、縦方向あるいは横方向に入れた切り込みが左右あるいは上下方向に引っ張られて開口して蒸気が排出されるため、好ましい。蒸気が排出されると内部圧力が緩和されるため、再び加熱用外袋が元の形状に戻り、切り込みの開口が自然に閉じて、蒸気の過剰な損失を防ぐことができる。
本発明者は、加熱用外袋(b)の大きさ、加熱用外袋(b)の内部圧力を開放するための開口部(b)の位置と大きさを試験し、特定の位置に特定の大きさの開口部を設けることにより、加熱効率が最適となり、米飯調理を発熱剤により行うことができることを見いだした。すなわち、開口部(d)の位置は、加熱用外袋の正面(自立したときに側面となる面)の未使用状態での袋幅(図1のC)に対して端部(シール部がある場合にはシール部の中より端部)から8〜12%の位置であり、かつ、加熱用外袋のチャック部から底面までの高さ(図1のB)に対して、チャック部の最下部から開口部(d)のチャック部に最も近い端部までの距離が、チャック部の最下部から8〜12%の位置とすることが好ましい。
また、最適な開口部(d)の大きさは、加熱用外袋の容積、米調理用内袋の容積、水量、発熱剤の熱量等により変化するが、例えば、加熱用外袋のチャック部から底面までの高さ(長さ)(図1のB)に対して、3〜8%であることが好ましく、4〜7%であることが更に好ましい。
加熱用外袋の材質は、非透湿性の食品用包装材料からできているものであれば良く、例えば、プラスチック製フィルムが挙げられる。プラスチック製フィルムとしては、例えば、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル等が挙げられ、ポリアミド、ポリエチレン、及びこれらの組み合わせが好ましい。
加熱用外袋の厚さは、例えば0.005〜1.0mm程度であることが好ましく、0.01〜0.5mm程度であることがより好ましい。
加熱用外袋の厚さは、例えば0.005〜1.0mm程度であることが好ましく、0.01〜0.5mm程度であることがより好ましい。
加熱用外袋の底部(あるいはマチ)及び正面(未使用状態)の形状は特に限定されない。例えば図1に示されるように正面から見ると上部が長方形あるいは正方形の上半分の形をしており下部が円弧状あるいはU字状であってもよい。また、底部(マチ部)の形状は円型、楕円形、菱形、長方形、正方形等の形状であることができる。
加熱用外袋が、図1、2に示されるような形状を有し、密閉式開口部を有する場合には、密閉式開口部から袋底部までの高さBを1とした場合、袋幅Cは0.8〜2.0程度とすることが好ましく、1.2〜1.6とすることが更に好ましい。マチ部の最も広い部分の長さDは、Bを1とした場合、0.5〜1.2程度であることが好ましく、0.6〜1.0とすることが更に好ましい。
加熱用外袋が、図1、2に示されるような形状を有し、密閉式開口部を有する場合には、密閉式開口部から袋底部までの高さBを1とした場合、袋幅Cは0.8〜2.0程度とすることが好ましく、1.2〜1.6とすることが更に好ましい。マチ部の最も広い部分の長さDは、Bを1とした場合、0.5〜1.2程度であることが好ましく、0.6〜1.0とすることが更に好ましい。
ここで、加熱用外袋の底部面積あるいは側面面積が、米調理用内袋に比して広すぎると、水位が上がらず、米調理用内袋が十分に加熱された水に浸漬されず、加熱効率が低減する。従って、最も少ない量の発熱剤で十分な加熱効率を得るためには、米調理用内袋と加熱用外袋との形状(底部形状及び側面形状)を同じ形として、加熱用外袋と米調理用内袋の底部面積あるいは側面面積の差をなるべく小さくする必要がある。
すなわち、米を効率良く加熱するために、加熱用外袋の立体形状は米調理用内袋の形状と同じ立体形状(すなわち、縦/横/幅の比がほぼ同じ)であることが好ましい。
また加熱用外袋の容積は、米調理用内袋の容積に対して、180%〜600%程度の大きさであることが好ましい。より好ましくは加熱用外袋の容積は、米調理用内袋の容積に対して、180%〜350%である。
すなわち、米を効率良く加熱するために、加熱用外袋の立体形状は米調理用内袋の形状と同じ立体形状(すなわち、縦/横/幅の比がほぼ同じ)であることが好ましい。
また加熱用外袋の容積は、米調理用内袋の容積に対して、180%〜600%程度の大きさであることが好ましい。より好ましくは加熱用外袋の容積は、米調理用内袋の容積に対して、180%〜350%である。
具体的には、例えば、米50〜100gを炊飯する場合には、加熱用外袋の、密閉式開口部から袋底部までの高さBを120〜300mm,袋幅Cを100〜300mm,マチ部の最も広い部分の長さDを60〜180mmとし、米調理用内袋の、密閉式開口部から袋底部までの高さB’を80〜260mm,袋幅C’を60〜260mm,マチ部の最も広い部分の長さD’を40〜160mmとして、加熱用外袋と米調理用内袋の間の空間をできる限り小さくすることが好ましい。
加熱用外袋の切り込みの長さ(大きさ)は5〜13mmが好ましく、7〜12mmであることが更に好ましい。
また米50〜100gを炊飯する場合には、米調理用内袋(a)の容積が300〜800cm3であり、かつ加熱用外袋(b)の容積が800〜2700cm3であることが好ましい。
また、加熱効率には、米調理用内袋と加熱用外袋の表面積も重要な因子である。加熱用外袋の表面積が大きすぎると十分な加熱効率が得られない。
米調理用内袋と加熱用外袋とを組み合わせた状態を示す斜視図を図4に示す。
加熱用外袋の切り込みの長さ(大きさ)は5〜13mmが好ましく、7〜12mmであることが更に好ましい。
また米50〜100gを炊飯する場合には、米調理用内袋(a)の容積が300〜800cm3であり、かつ加熱用外袋(b)の容積が800〜2700cm3であることが好ましい。
また、加熱効率には、米調理用内袋と加熱用外袋の表面積も重要な因子である。加熱用外袋の表面積が大きすぎると十分な加熱効率が得られない。
米調理用内袋と加熱用外袋とを組み合わせた状態を示す斜視図を図4に示す。
(c)発熱剤
本発明において、発熱剤は、水と接することにより発熱するタイプのものである。水と接することにより発熱するタイプの発熱剤は従来公知である。例えば、主原料として、アルミニウム粉体と酸化カルシウム粉体を一定の比率で混合したもの、更に、硫酸カルシウム、硫酸第一鉄、塩化マグネシウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、及び炭酸ナトリウムからなる群から選択された少なくとも1種類の無機塩化化合物を添加剤として含むものなどが挙げられる。
水と接することにより発熱する発熱剤(c)は、20分間における1g当たりの発熱量が4000J/g以上の熱量を有するものが好ましく、20分間における1g当たりの発熱量が4500J/g以上の熱量であることがより好ましい。前記発熱量を有する発熱剤を少なくとも30g使用することが好ましく、より好ましくは30〜35g使用する。
本発明において、発熱剤は、水と接することにより発熱するタイプのものである。水と接することにより発熱するタイプの発熱剤は従来公知である。例えば、主原料として、アルミニウム粉体と酸化カルシウム粉体を一定の比率で混合したもの、更に、硫酸カルシウム、硫酸第一鉄、塩化マグネシウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、及び炭酸ナトリウムからなる群から選択された少なくとも1種類の無機塩化化合物を添加剤として含むものなどが挙げられる。
水と接することにより発熱する発熱剤(c)は、20分間における1g当たりの発熱量が4000J/g以上の熱量を有するものが好ましく、20分間における1g当たりの発熱量が4500J/g以上の熱量であることがより好ましい。前記発熱量を有する発熱剤を少なくとも30g使用することが好ましく、より好ましくは30〜35g使用する。
本発明の米飯調理キットによる米の調理は、例えば以下の手順で行われる。以下の説明は、例えば米80gを加熱する場合を例示したものである。
(i)米を包装材より取り出し、米調理用内袋に入れ、調理するための水分(例えば110〜120ml)を注入し、米調理用内袋の口を閉じる。この時、加熱効率から考えて、米調理用内袋内にはなるべく空気を残さないようにする。
(ii)加熱用外袋に発熱剤と米調理用内袋を入れる。
(iii)加熱用外袋に、所定量の水を入れて、加熱用外袋の口を閉じる。
(iv)水蒸気の発生が無くなるまで放置する。例えば、水130ml程度を入れた場合において30分間程度である。
(i)米を包装材より取り出し、米調理用内袋に入れ、調理するための水分(例えば110〜120ml)を注入し、米調理用内袋の口を閉じる。この時、加熱効率から考えて、米調理用内袋内にはなるべく空気を残さないようにする。
(ii)加熱用外袋に発熱剤と米調理用内袋を入れる。
(iii)加熱用外袋に、所定量の水を入れて、加熱用外袋の口を閉じる。
(iv)水蒸気の発生が無くなるまで放置する。例えば、水130ml程度を入れた場合において30分間程度である。
本発明の米飯調理キットには、上述した(1)マイクロ波処理をしてなる米、及び(2)(a)米調理用内袋、(b)加熱用外袋及び(c)発熱剤を含む、前記米の加熱用セット、を含む他、更に以下のものが含まれていてもよい:
(3)水、
(4)水計量用カップ、
(5)開封カッター、
(6)手袋、
(7)食器、スプーン、箸等の食品を食するための器具、
(8)ゴミ袋、
(9)説明書。
(3)水、
(4)水計量用カップ、
(5)開封カッター、
(6)手袋、
(7)食器、スプーン、箸等の食品を食するための器具、
(8)ゴミ袋、
(9)説明書。
実施例1
水に浸漬した精白米について、マイクロ波処理を30分間以上行った。マイクロ波処理を行った米を30分間以上真空冷却処理を行った。この後、マイクロ波処理と真空冷却処理を再度行った。
得られた米には中心部までクラックが入っていた。水分活性値は0.9であった。
水に浸漬した精白米について、マイクロ波処理を30分間以上行った。マイクロ波処理を行った米を30分間以上真空冷却処理を行った。この後、マイクロ波処理と真空冷却処理を再度行った。
得られた米には中心部までクラックが入っていた。水分活性値は0.9であった。
実施例2:米加熱用セットの製造及
表1に示す米調理用内袋、加熱用外袋を作成した。
米調理用内袋と加熱用外袋の形状は、図1〜4に示されるスタンディングタイプのものであり、各部の記号は図1及び3に従った。また、米調理用内袋と加熱用外袋の容積は、開口を密閉した状態で測定した。
表1に示す米調理用内袋、加熱用外袋を作成した。
米調理用内袋と加熱用外袋の形状は、図1〜4に示されるスタンディングタイプのものであり、各部の記号は図1及び3に従った。また、米調理用内袋と加熱用外袋の容積は、開口を密閉した状態で測定した。
表2に示す条件を用いて、米調理用内袋、加熱用外袋、スリットの各組み合わせについて炊飯試験を行い、得られた米飯を試食して、評価を行った(表3)。
なお、米調理用内袋1の高さは、加熱用外袋3及び4の高さに比べて高すぎるため、挿入して試験を行うことができなかった。
また、加熱用外袋1及び2は縦長で米調理用内袋の出し入れがしにくかった。
なお、米調理用内袋1の高さは、加熱用外袋3及び4の高さに比べて高すぎるため、挿入して試験を行うことができなかった。
また、加熱用外袋1及び2は縦長で米調理用内袋の出し入れがしにくかった。
以上の実験から、80gの米を炊飯するにあたり以下のことが見いだされた。
長さが15mmのスリット4では、蒸気が早い段階で抜けてしまい、温度が上昇しなかったものと思われる。従って、加熱用外袋の切り込みの長さは、5〜13mmの範囲であることが好ましい。
加熱用外袋の大きさと米調理用内袋の大きさの組合せにより、炊き上がりが異なった。特に、加熱用外袋の容積が、米調理用内袋の容積の350%以下であると特に芯が残らず炊き上がりが良好となった(米調理用内袋1と加熱用外袋2との組合せ、米調理用内袋2と加熱用外袋3または4との組合せ)。
加熱用外袋の幅に対して高さが高いと米調理用内袋の出し入れがしにくかった(加熱用外袋1及び2)。
長さが15mmのスリット4では、蒸気が早い段階で抜けてしまい、温度が上昇しなかったものと思われる。従って、加熱用外袋の切り込みの長さは、5〜13mmの範囲であることが好ましい。
加熱用外袋の大きさと米調理用内袋の大きさの組合せにより、炊き上がりが異なった。特に、加熱用外袋の容積が、米調理用内袋の容積の350%以下であると特に芯が残らず炊き上がりが良好となった(米調理用内袋1と加熱用外袋2との組合せ、米調理用内袋2と加熱用外袋3または4との組合せ)。
加熱用外袋の幅に対して高さが高いと米調理用内袋の出し入れがしにくかった(加熱用外袋1及び2)。
Claims (7)
- (1)マイクロ波処理してなる米、及び
(2)調理用内袋(a)、加熱用外袋(b)及び水と接することにより発熱する発熱剤(c)を含む米加熱用セット、
を含む米飯調理キットであって、
加熱用外袋(b)が、発熱剤(c)の発熱により生ずる内部圧力を開放するための開口部(d)を有し、前記開口部(d)が、加熱用外袋(b)内に水を注入した際の水面よりも上方に形成されていることを特徴とする、米加熱用セット。 - (b)加熱用外袋の開口部(d)が、前記加熱用外袋の一部に切り込みを形成することにより設けられており、前記切り込みの長さが5〜13mmの範囲である、請求項1に記載の米飯調理キット。
- (1)マイクロ波処理してなる米50〜100g使用し、(2)米調理用内袋(a)の容積が300〜800cm3であり、かつ加熱用外袋(b)の容積が800〜2700cm3であることを特徴とする、請求項1または2に記載の米飯調理キット。
- 加熱用外袋(b)の開口部(d)が、発熱剤(c)の発熱により生ずる内部圧力による加熱用外袋の変形により開口するように形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項記載の米飯調理キット。
- (1)処理米が、原料米をマイクロ波処理し、その後真空冷却処理することにより形成されたものであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の米飯調理キット。
- 水と接することにより発熱する発熱剤(c)の、20分間における1g当たりの発熱量が、4000J/g以上の熱量を有するものであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の米飯調理キット。
- (1)マイクロ波処理してなる米の水分活性量が0.9以下であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の米飯調理キット。
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2012
- 2012-06-27 JP JP2012144749A patent/JP2014007964A/ja active Pending
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