JP2001293817A - 工程剥離紙 - Google Patents

工程剥離紙

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JP2001293817A
JP2001293817A JP2000109119A JP2000109119A JP2001293817A JP 2001293817 A JP2001293817 A JP 2001293817A JP 2000109119 A JP2000109119 A JP 2000109119A JP 2000109119 A JP2000109119 A JP 2000109119A JP 2001293817 A JP2001293817 A JP 2001293817A
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宏長 宮内
Katsumi Noritomi
勝美 乗富
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温下で使用可能であり、基紙と離型性樹脂
層との剥離が発生せず、繰り返し使用が可能な工程剥離
紙を提供する。 【解決手段】 工程剥離紙を、基紙と、この基紙の少な
くとも一方の面に設けられた離型性樹脂層との積層体か
らなる構成とし、基紙のN材含有量を10〜60重量%
の範囲内とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工程剥離紙に係り、
特に合成皮革の製造に使用される工程剥離紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から製造されている合成皮革には、
ポリウレタン(PU)レザー、セミ合皮、塩化ビニル
(PVC)レザー等がある。PUレザーの製造方法とし
ては、例えば、工程剥離紙上にペースト状のPU樹脂を
塗布し、乾燥・固化した後に基布を貼合して工程剥離紙
から剥離する方法がある。
【0003】また、セミ合皮の製造方法としては、工程
剥離紙上にペースト状のPU樹脂を塗布して乾燥・固化
した後、PVC発泡層を形成して基布と貼合し、工程剥
離紙から剥離する方法がある。
【0004】さらに、PVCレザーの製造方法として
は、工程剥離紙上にPVCゾルを塗布し、加熱・ゲル化
した後、PVC発泡層を形成して基布と貼合し、工程剥
離紙から剥離する方法がある。
【0005】上述のように、合成皮革の製造において工
程剥離紙は必須の材料であるが、この工程剥離紙は合成
皮革の製造過程でかなり過酷な加熱状態に置かれる。す
なわち、PUレザーの製造過程では100〜150℃で
2〜5分間、セミ合皮の製造過程では140〜200℃
で2〜5分間、PVCレザーの製造過程では180〜2
20℃で2〜5分間程度の熱履歴を受ける。
【0006】従来から使用されている工程剥離紙として
は、PUレザー製造用として基紙にポリプロピレン(P
P)を塗布して厚さ20〜50μm程度の離型性樹脂層
を設けた工程剥離紙(PPタイプ)がある。また、セミ
合皮製造用またはPVCレザー製造用として、基紙にメ
チルペンテン系ポリマーを塗布して厚さ20〜50μm
程度の単層の離型性樹脂層を設けた工程剥離紙(メチル
ペンテン系樹脂タイプ)、あるいは、基紙にアクリル系
樹脂を塗布して厚さ20〜50μm程度の離型性樹脂層
を設けた工程剥離紙(アクリル系樹脂タイプ)がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
PPタイプ工程剥離紙では、離型性樹脂層を構成するP
P樹脂の融点が低い(160℃前後)ために耐熱性が不
足し、セミ合皮製造あるいはPVCレザー製造には使用
できないという問題があった。
【0008】また、メチルペンテン系樹脂タイプの工程
剥離紙では、離型性樹脂層の耐熱性は問題ないものの、
PVCレザー製造における使用回数が増すにしたがっ
て、基紙と離型性樹脂層との接着強度低下が生じ、離型
性樹脂層と合成皮革層との間ではなく、基紙と離型性樹
脂層との間で剥離が生じるという問題があった。
【0009】更に、アクリル系樹脂タイプの工程剥離紙
では、高温加熱処理後の基紙の紙力低下、離型性樹脂層
のピンホール発生、架橋タイプのアクリル系樹脂に起因
した外力による離型性樹脂層の割れ発生、工程剥離紙に
対するエンボス加工の困難性等の問題があった。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、高温下で使用可能であり、基紙と離型性
樹脂層との剥離が発生せず、繰り返し使用が可能な工程
剥離紙を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の工程剥離紙は、基紙と該基紙の少な
くとも一方の面に形成された離型性樹脂層とを有する工
程剥離紙であって、前記基紙はN材を10〜60重量%
の範囲で含有するような構成とした。また、前記基紙の
少なくとも前記離型性樹脂層形成面の表面粗さ(Rz)
が15〜30μmの範囲内にあるような構成とした。そ
して、上記の工程剥離紙において、前記基紙の緊度が
0.68〜0.87g/cm3の範囲内であり、紙面p
Hが5〜8の範囲内であるような構成とした。
【0012】また、前記離型性樹脂層がメチルペンテン
系樹脂層であるような構成、前記離型性樹脂層の厚さが
25〜100μmの範囲内にあるような構成とした。ま
た、前記離型性樹脂層は、少なくとも1層がメチルペン
テン系樹脂層からなる多層構造であるような構成、前記
離型性樹脂層の厚さが25〜100μmの範囲内にあ
り、メチルペンテン系樹脂層の厚さが25μm以上であ
るような構成とした。
【0013】また、前記離型性樹脂層がメチルペンテン
系樹脂層とメチルペンテン系樹脂組成物層からなる多層
構造であるような構成、前記離型性樹脂層の厚さが25
〜100μmの範囲内にあるような構成とした。さら
に、前記離型性樹脂層が凹凸絵柄を有し、最薄部の厚さ
が20μm以上であるような構成とした。
【0014】上記のような本発明において、基紙は離型
性樹脂層に対して極めて高い接着強度を示し、合成皮革
製造時における繰り返し使用において、基紙と離型性樹
脂層とが剥離することを防止する作用をなす。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の工程剥離紙
の一例を示す概略断面図である。図1において工程剥離
紙1は、基紙2と、この基紙2の一方の面に設けられた
離型性樹脂層3とからなり、離型性樹脂層3の表面に
は、凹凸パターン(凹凸絵柄)4が設けられている。
尚、図示例では離型性樹脂層3に凹凸パターン(凹凸絵
柄)4が設けられているが、本発明の工程剥離紙は凹凸
パターン(凹凸絵柄)のないものであってもよい。
【0016】このような本発明の工程剥離紙1では、基
紙2のN材含有量を10〜60重量%、好ましくは20
〜40重量%の範囲内とする。基紙2におけるN材の含
有量が上記の範囲内にあることにより、後述するように
基紙の表面粗さが適度な範囲となり、基紙2のみかけの
表面積が大きくなって離型性樹脂層3との接着強度が向
上し、工程剥離紙1を用いた合成皮革製造時において、
基紙2と離型性樹脂層3の界面において剥離が生じるこ
とを防止できる。基紙2のN材含有量が10重量%未満
であると、基紙2の平滑性が増し、基紙2への離型性樹
脂層3のくいつきが悪くなる。一方、基紙2のN材含有
量が60重量%を超えると、後述するようなエンボス加
工により良好な凹凸パターン4を離型性樹脂層3の表面
に形成することが困難となる。
【0017】紙は通常L材(広葉樹パルプ)が主体とな
っており、このような紙は、繊維の形態上、平坦性が良
好である。これに対して、表面の粗さを有する紙を製造
する場合、繊維の径、および、繊維の長さが大きいN材
(針葉樹パルプ)を配合して紙層内の隙間を増大させた
り、表面に凹凸をもたらすことが行われる。但し、N材
の含有量が多すぎると、繊維が大きな塊となってブロッ
クを形成し大きな粗・密をつくり、紙の均質性が損なわ
れる。このため、本発明では、N材含有量を上記のよう
に設定する。基紙2に使用するN材としては、N−BK
P、N−BSP、N−UKP等を挙げることができ、L
材としては、L−BKP、L−UKP等を挙げることが
できる。
【0018】尚、基紙2は、上記のN材、L材を主体と
し、これに損紙、古紙パルプを適宜配合する。また、添
加剤としては、内添サイズ剤、カチオン化澱粉、脂肪酸
エステル系や特殊パラフィン系等の消泡剤等を用いるこ
とができる。基紙製造のサイズプレス工程においては、
コーンスターチ、表面サイズ剤等を配合したサイズプレ
ス液を原紙に塗工することができる。このサイズプレス
工程を経ることにより、サイズプレス液は基紙の両面に
塗布され、基紙内部にも含浸されることになる。
【0019】基紙2のN材含有量を上記の範囲とするこ
とにより、基紙2の少なくとも離型性樹脂層3を形成す
る面の表面粗さ(Rz)が15〜30μm、好ましくは
18〜22μmの範囲内となる。表面粗さ(Rz)が上
記の範囲内にあることにより、基紙2のみかけの表面積
が大きくなり、離型性樹脂層3との接着強度が向上し、
工程剥離紙1を用いた合成皮革製造時において、基紙2
と離型性樹脂層3の界面において剥離が生じることを防
止できる。尚、本発明において基紙2の表面粗さ(R
z)は、小坂研究所(株)製の解析装置付万能表面形状
測定器SE−3Fにより測定した十点平均粗さとする。
【0020】また、本発明では、基紙2の緊度を0.6
8〜0.87g/cm3、好ましくは0.70〜0.8
1g/cm3の範囲内、紙面pHを5〜8の範囲内とす
ることが望ましい。基紙2の緊度を0.68〜0.87
g/cm3の範囲内とすることにより、表面粗さ(R
z)を15〜30μmの範囲内に調整することがより容
易となる。基紙2の緊度が0.68g/cm3未満の場
合、後述するようなエンボス加工により良好な凹凸パタ
ーン4を離型性樹脂層3の表面に形成することが困難と
なることがある。また、基紙2の緊度が0.87g/c
3を超えると、基紙2への離型性樹脂層3のくいつき
が悪くなることがある。
【0021】尚、本発明では、基紙2として、上記のよ
うな表面粗さ(Rz)を有する紙と、ナイロン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン等のプラスチッ
クフィルム、金属箔、織布、不織布、合成紙等との積層
体を使用することができる。この場合、少なくとも離型
性樹脂層3を形成する面に上記の表面粗さ(Rz)を有
する紙が位置することが必要である。
【0022】このような基紙2の厚さは、使用する材料
等を考慮するとともに、後述するようなエンボス加工に
より凹凸パターン4が離型性樹脂層3の表面に形成でき
るような厚さに設定することが好ましく、例えば、80
〜300μm程度の範囲で設定することができる。ま
た、基紙2の離型性樹脂層3形成側の面は、基紙と離型
性樹脂層との密着強度を高めるために予め加熱あるいは
コロナ放電処理等を施してもよい。
【0023】工程剥離紙1を構成する離型性樹脂層3
は、アルキッド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレン
系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリメチルペンテン系
樹脂、シリコーン系樹脂、紫外線硬化型樹脂、電離放射
線硬化型樹脂等の公知の樹脂を使用することができ、合
成皮革用の樹脂との剥離性、耐熱性を考慮して選定する
ことができ、特にポリメチルペンテン系樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂、および、アルキッド樹脂が好ましい。より
好ましくは、離型性樹脂層3を(1)メチルペンテン系
樹脂層、(2)少なくとも1層がメチルペンテン系樹脂
層からなる多層構造、(3)メチルペンテン系樹脂層と
メチルペンテン系樹脂組成物層からなる多層構造のいず
れかとすることができる。
【0024】上記のメチルペンテン系樹脂層は、メチル
ペンテン系樹脂を用いて形成することができる。ここ
で、メチルペンテン系樹脂とは、4−メチル−1−ペン
テン単独からなるポリマーである。また、メチルペンテ
ン系樹脂とは、例えば、4−メチル−1−ペンテンと他
のα−オレフィン、例えば、エチレン、プロピレン、1
−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、
1−テトラデセン、1−オクタデセン等の炭素数2〜2
0のα−オレフィンとの共重合体で、かつ4−メチル−
1−ペンテンを97〜98重量%、α−オレフィンを2
〜3重量%の範囲で含有する4−メチル−1−ペンテン
を主体とした共重合体であって、示差走査型熱量計(D
SC法)で測定した融点が236〜238℃、ASTM
D1238に準じて荷重=2.16kg、温度=26
0℃の条件で測定したメルトフローレート(MFR)が
160〜200g/10分の範囲にある樹脂である。
【0025】上記のメチルペンテン系樹脂組成物層は、
メチルペンテン系組成物を用いて形成することができ
る。ここで、メチルペンテン系組成物とは、例えば、上
記の4−メチル−1−ペンテンを主体とした共重合体
(4−メチル−1−ペンテンを97〜98重量%、α−
オレフィンを2〜3重量%の範囲で含有し、融点が23
6〜238℃、MFRが160〜200g/10分の範
囲にある共重合体)95〜85重量部に対して、密度が
0.910〜0.930g/cm3の範囲にあり、示差
走査型熱量計(DSC法)で測定した融点が100〜1
10℃の範囲にあり、かつMFRが1.0〜100g/
10分の範囲にあるポリエチレン系樹脂を5〜15重量
部含有する組成物である。
【0026】上記(1)のメチルペンテン系樹脂層から
なる離型性樹脂層3の厚さは、25〜100μmの範囲
内であることが好ましい。厚さが25μm未満である
と、工程剥離紙1をPVCレザー製造に繰り返し使用し
た場合に、PVCレザーの材料として用いられる可塑剤
が離型性樹脂層3の分子間に入り込み、高温環境とあい
まって、基紙2との界面を侵し、基紙2と離型性樹脂層
3の界面での剥離が生じ易くなる。一方、100μmを
超えると、工程剥離紙の幅カールが大きくなり、加工性
の低下を来たすことがある。
【0027】上記(2)の少なくとも1層がメチルペン
テン系樹脂層からなる多層構造をもつ離型性樹脂層3の
厚さは、25〜100μmの範囲内にあり、メチルペン
テン系樹脂層の厚さが25μm以上であることが好まし
い。離型性樹脂層3の厚さが100μmを超えると、工
程剥離紙の幅カールが大きくなり、加工性の低下を来た
すことがある。また、離型性樹脂層3を構成するメチル
ペンテン系樹脂層の厚さが25μm未満であると、工程
剥離紙1をPVCレザー製造に繰り返し使用した場合
に、PVCレザーの材料として用いられる可塑剤が離型
性樹脂層3の分子間に入り込み、高温環境とあいまっ
て、基紙2との界面を侵し、基紙2と離型性樹脂層3の
界面での剥離が生じ易くなる。
【0028】上記(3)のメチルペンテン系樹脂層とメ
チルペンテン系樹脂組成物層からなる多層構造をもつ離
型性樹脂層3の厚さは、25〜100μmの範囲内にあ
ることが好ましい。厚さが25μm未満であると、工程
剥離紙1をPVCレザー製造に繰り返し使用した場合
に、PVCレザーの材料として用いられる可塑剤が離型
性樹脂層3を構成するメチルペンテン系樹脂層やメチル
ペンテン系樹脂組成物層の分子間に入り込み、高温環境
とあいまって、基紙2との界面を侵し、基紙2と離型性
樹脂層3の界面での剥離が生じ易くなる。一方、100
μmを超えると、工程剥離紙の幅カールが大きくなり、
加工性の低下を来たすことがある。このような(3)メ
チルペンテン系樹脂層とメチルペンテン系樹脂組成物層
からなる多層構造をもつ離型性樹脂層3は、例えば、基
紙2側からメチルペンテン系樹脂組成物層とメチルペン
テン系樹脂層が積層された2層構造とすることができ
る。この場合、基紙2との接着強度はメチルペンテン系
樹脂組成物層により向上し、塩化ビニル用可塑剤DOP
(フタル酸ジオクチル)等による基紙2と離型性樹脂層
3との接着強度低下を防止することができる。また、合
成皮革製造に要求される耐熱性、離型性はメチルペンテ
ン系樹脂層により得られる。
【0029】離型性樹脂層3の形成は、用いる樹脂を基
紙2上にロールコート、グラビアコート、押出しコー
ト、ナイフコート、マイヤーバーコート、ディッピング
コート等の方式で塗布する方法等により行うことができ
る。樹脂の硬化方法は、熱硬化方法、紫外線や電離放射
線等の硬化法等、いずれの方法であってもよい。
【0030】離型性樹脂層3に凹凸パターン4をもたな
い工程剥離紙は、上記のような工程により得られる。ま
た、図1に示すような離型性樹脂層3に凹凸パターン
(凹凸絵柄)4を持つ工程剥離紙1は、次のようなエン
ボス工程をとる。すなわち、凹凸を形成したエンボスロ
ールと、その凹凸を受けるペーパーロールまたは金属ロ
ール、あるいは、エンボスロールの凹凸形状に対応した
表面凹凸をもつ金属ロールとを対向して備えるエンボス
加工機に、上記の離型性樹脂層3がエンボスロールに当
接するように工程剥離紙を流し、加熱されたエンボスロ
ールにより圧力をかけて、離型性樹脂層3に凹凸パター
ン(凹凸絵柄)4を形成する。通常、エンボスロールの
加熱温度は80〜150℃、圧力は40〜100kg/
cm程度が好ましい。尚、ロールプレスだけではなく、
平エンボス版を用いて平プレスでエンボス加工を行って
もよい。
【0031】このように任意の凹凸絵柄をエンボス加工
によって離型性樹脂層3に形成した場合、凹凸が若干基
紙2部分にまで食い込むが、最終的にはほぼ離型性樹脂
層3に形成されるので、離型性樹脂層3には厚みや密度
の異なる部分が生じる。そして、凹凸パターン(凹凸絵
柄)4をもつ離型性樹脂層3の最薄部(最密部)の厚み
は20μm以上であることが好ましい。最薄部の厚みが
20μm未満であると、工程剥離紙1をPVCレザー製
造に繰り返し使用した場合に、PVCレザーの材料とし
て用いられる可塑剤が離型性樹脂層3の最薄部から染み
込み、高温環境とあいまって、基紙2との界面を侵し、
基紙2と離型性樹脂層3の界面での剥離が生じ易くな
る。
【0032】次に、本発明の工程剥離紙を用いた合成皮
革の製造について説明する。まず、工程剥離紙の離型性
樹脂層上に合成皮革用の樹脂組成物を塗布する。離型性
樹脂層上に塗布された樹脂層には、離型性樹脂層の凹凸
パターン形状に対応した絵柄(凹凸絵柄)が形成され
る。その後、これに基布(例えば、織布、不織布等)を
貼り合わせ、樹脂層を乾燥し冷却した後、剥離して合成
皮革を得ることができる。
【0033】上記の合成皮革用の樹脂組成物には、ポリ
ウレタン、ポリ塩化ビニル等の樹脂を用いることができ
る。ポリウレタンを用いる場合は、樹脂組成物の固形分
を20〜50%程度とすることが好ましい。また、ポリ
塩化ビニルを用いる場合は、フタル酸ジオクチル、フタ
ル酸ジラウリル等の可塑剤、発泡剤、安定剤等と混合し
分散させた樹脂組成物を使用することが好ましい。この
樹脂組成物の塗布方法としては、ナイフコート、ロール
コート、グラビアコート等の従来公知の塗布方法を挙げ
ることができる。このような本発明の工程剥離紙を用い
た合成皮革の製造では、高温下で行なわれるPVCレザ
ー製造の場合においても、基紙と離型性樹脂層との間に
おける剥離が防止され、繰り返し安定生産が可能とな
る。
【0034】
【実施例】次に、具体的な実施例を示して本発明を更に
詳細に説明する。
【0035】[基紙の作製]N材(N−BKP)とL材
(L−BKP)を下記の表1に示す5種の割合で配合し
たパルプ原料を410〜450℃の間で叩解したパルプ
スラリーに対して、サイズ剤としてAKD(日本PMC
(株)製SS−362)中性サイズ剤を0.1重量%、
湿潤紙力剤としてメラミンを0.5重量%添加した。次
いで、このパルプスラリーをpH5.5に調整して原紙
を抄造し、サイズプレス工程で両面に酸化デンプン1g
/m2、PVA0.5g/m2の塗布を行い、坪量125
g/m 2の紙を抄造し、幅1530mmにスリッターし
て、下記表1に示す5種の基紙(A〜E)を得た。これ
らの基紙の表面粗さ(Rz)、緊度、紙面pHを測定し
て下記の表1に示した。
【0036】
【表1】
【0037】[離型性樹脂層の形成]まず、離型性樹脂
層形成用の樹脂として、下記の2種の樹脂(I、II)を
準備した。
【0038】・樹脂I(メチルペンテン系樹脂): 三井化学(株)製 TPX DX820 (融点=238℃、MFR=180g/10分)
【0039】 ・樹脂II(メチルペンテン系組成物): 三井化学(株)製樹脂 4−メチル−1−ペンテンを主体とした共重合体 … 90重量部 (4−メチル−1−ペンテンを主体とした共重合体の 融点=238℃、MFR=200g/10分) ポリエチレン系樹脂 … 10重量部 (ポリエチレン系樹脂の密度=0.917g/cm3、 融点=106℃、MFR=7.2g/10分)
【0040】次に、上記のように作製した5種の基紙
(A〜E)と2種の樹脂(I、II)を下記の表2に示す
ように組み合わせ、表2に示す押し出し条件で樹脂を押
し出しコート法により塗布し乾燥して離型性樹脂層を形
成した。形成した各離型性樹脂層の厚みは下記表2に示
す通りである。尚、表2において、離型性樹脂層が2層
構造である場合、基紙側を第2層とする。また、離型性
樹脂層が単層構造の場合、第2層の欄に樹脂、厚みを記
載した。
【0041】[エンボス加工]次いで、凹凸を形成した
エンボスロールとペーパーロールとを対向して備えたエ
ンボス加工機に、上記の離型性樹脂層を形成した基紙
を、離型性樹脂層がエンボスロールに当接するように通
して、離型性樹脂層に凹凸パターンを形成し、18種の
工程剥離紙(試料1〜18)を得た。尚、エンボスロー
ルの温度を120℃、エンボスロールによる離型性樹脂
層への加圧を60kg/cmに設定した。このような凹
凸パターン(絵柄)を形成した離型性樹脂層の最薄部の
厚みを測定して、下記の表2に示した。
【0042】[合成皮革の製造]上記のように作製した
18種の工程剥離紙(試料1〜18)を用いて合成皮革
を作製した。すなわち、まず、工程剥離紙の離型性樹脂
層側に、PVC樹脂(分子量1000)を100部、D
OP(可塑剤)を60部、発泡剤を5部、安定剤を2.
5部の割合で含有した合成皮革表皮用のPVC樹脂組成
物をナイフコート法で塗布し、乾燥(190〜200
℃、2分間)した。その後、ウレタン系接着剤をナイフ
コート法で塗布して乾燥し、この接着剤面に基布を貼り
合わせ、乾燥して熟成後に工程剥離紙から剥離して、凹
凸パターンに対応した凹凸絵柄を離型性樹脂層に有する
合成皮革を得た。尚、上記の合成皮革の作製は、温度2
5℃、湿度20%の環境下で行い、同条件で10回繰り
返した。また、各工程剥離紙の基紙と離型性樹脂層との
接着強度を引張り強度試験機にて温度23℃、湿度50
%の環境下で、試料幅15mm、引張り速度200mm
/分、90°剥離の条件で測定し、結果を下記の表2に
示した。
【0043】
【表2】
【0044】表2に示される工程剥離紙のうち、基紙の
N材の含有量が10〜60重量%の範囲にある試料1〜
8は、基紙の表面粗さ(Rz)が15〜30μmの範囲
であり、10回の合成皮革製造において基紙と離型性樹
脂層との剥離が発生しなかった。
【0045】これに対して、N材の含有量が10重量%
未満である基紙を用いた工程剥離紙(試料9〜13)、
および、N材の含有量が60重量%を超える基紙を用い
た工程剥離紙(試料14〜18)は、合成皮革製造にお
いて以下の不具合が生じた。 試料9、14:幅カールが生じ、合成皮革製造時の加工
性低下を来たした。 試料10〜13:基紙と離型性樹脂層との接着強度が低
く、10回の合成皮革製造において基紙と離型性樹脂層
との剥離がみられた。 試料14〜18:表面粗さが大きすぎ、エンボス加工し
た離型性樹脂層面の絵柄が、エンボスロールの凹凸パタ
ーンに完全に追従したものとならなかった。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば工
程剥離紙を、基紙と、この基紙の少なくとも一方の面に
設けられた離型性樹脂層との積層体からなる構成とし、
基紙がN材を10〜60重量%の範囲で含有するので、
基紙と離型性樹脂層との接着強度が向上し、本発明の工
程剥離紙を用いた合成皮革の製造では、繰り返し使用し
ても基紙と離型性樹脂層とが剥離することが防止され
る。また、離型性樹脂層にメチルペンテン系樹脂を用い
ることにより高温下でのPVCレザー製造が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程剥離紙の一例を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1…工程剥離紙 2…基紙 3…離型性樹脂層 4…凹凸パターン(絵柄)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 毅 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 宮内 宏長 新潟県長岡市蔵王三丁目2番1号 北越製 紙株式会社内 (72)発明者 乗富 勝美 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井化学株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK01B AK01C AK08B AK08C AP00A AT00A BA02 BA03 BA13 DG10A GB90 HB21B HB21C JA13A JA20B JA20C JK06 JK15B JK15C JL14B JL14C YY00A YY00B YY00C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基紙と該基紙の少なくとも一方の面に形
    成された離型性樹脂層とを有する工程剥離紙において、
    前記基紙はN材を10〜60重量%の範囲で含有するこ
    とを特徴とする工程剥離紙。
  2. 【請求項2】 前記基紙の少なくとも前記離型性樹脂層
    形成面の表面粗さ(Rz)が15〜30μmの範囲内に
    あることを特徴とする請求項1に記載の工程剥離紙。
  3. 【請求項3】 前記基紙は、緊度が0.68〜0.87
    g/cm3の範囲内であり、紙面pHが5〜8の範囲内
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の工程剥離紙。
  4. 【請求項4】 前記離型性樹脂層は、メチルペンテン系
    樹脂層であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載の工程剥離紙。
  5. 【請求項5】 前記離型性樹脂層は、厚さが25〜10
    0μmの範囲内にあることを特徴とする請求項4に記載
    の工程剥離紙。
  6. 【請求項6】 前記離型性樹脂層は、少なくとも1層が
    メチルペンテン系樹脂層からなる多層構造であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の工
    程剥離紙。
  7. 【請求項7】 前記離型性樹脂層は、厚さが25〜10
    0μmの範囲内にあり、メチルペンテン系樹脂層の厚さ
    が25μm以上であることを特徴とする請求項6に記載
    の工程剥離紙。
  8. 【請求項8】 前記離型性樹脂層は、メチルペンテン系
    樹脂層とメチルペンテン系樹脂組成物層からなる多層構
    造であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の工程剥離紙。
  9. 【請求項9】 前記離型性樹脂層は、厚さが25〜10
    0μmの範囲内にあることを特徴とする請求項8に記載
    の工程剥離紙。
  10. 【請求項10】 前記離型性樹脂層は凹凸絵柄を有し、
    最薄部の厚さが20μm以上であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項9のいずれかに記載の工程剥離紙。
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