JP2001291510A - アルカリ蓄電池 - Google Patents

アルカリ蓄電池

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JP2001291510A JP2000104418A JP2000104418A JP2001291510A JP 2001291510 A JP2001291510 A JP 2001291510A JP 2000104418 A JP2000104418 A JP 2000104418A JP 2000104418 A JP2000104418 A JP 2000104418A JP 2001291510 A JP2001291510 A JP 2001291510A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも、60〜90wt%のLaを含む
ミッシュメタル、Ni、CoおよびMnと、ミッシュメ
タルに対し原子比で0.015〜0.1の範囲のMgを
構成元素として含む希土類系水素吸蔵合金に対し、少な
くとも1種類の表面処理を行った後に、これを負極活物
質として用いることにより、高温貯蔵特性に優れたアル
カリ蓄電池を提供する。 【解決手段】 少なくとも、60〜90wt%のLaを
含むミッシュメタル、Ni、CoおよびMnと、ミッシ
ュメタルに対し原子比で0.015〜0.1の範囲のM
gを構成元素として含む希土類系水素吸蔵合金に対し、
少なくとも1種類の表面処理を行った後、これを負極活
物質として負極に用いることによりアルカリ蓄電池を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素吸蔵合金を活
物質とする負極を用いたアルカリ蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ蓄電池の中で最も需要の大きな
ニッケル水素蓄電池は、可逆的に水素を吸蔵・放出する
ことができる水素吸蔵合金を負極活物質として用いたも
のであり、通常、水酸化ニッケルを活物質とする正極
と、セパレ―タおよびアルカリ電解液を組み合わせて構
成される。
【0003】この電池の負極活物質である水素吸蔵合金
には、Laまたはミッシュメタル(Mm)、Ni、Co、
MnおよびAlなどから選ばれる元素より構成された希
土類系合金や、Zr、Ni、VおよびMnなどから構成
されたラーベス系合金がよく知られているが、一般的に
は希土類系合金が広く用いられている。
【0004】上記希土類系合金を構成する元素の中でコ
ストに占める割合が最も高い元素はCoであり、できう
る限りその含有量を低減することが望まれている。特に
電気自動車用途など大型の蓄電池においては、合金の高
容量化とともにコスト低減は重要な課題である。また、
電池が高温あるいは低温にさらされることも考えられる
ため、高温あるいは低温下での使用を念頭に置いた合金
設計を行う必要がある。
【0005】本発明者らは上記観点から、Co含有量を
低減させた種々の合金を検討した結果、水素吸蔵・放出
の可逆性の点から完全にCoレスにすることは困難だ
が、少なくとも、Laを60〜90wt%含有するミッ
シュメタル、Ni、CoおよびMnを構成元素とする水
素吸蔵合金は、従来よりも大幅にCoの含有量を低減し
ても可逆性を保つことが可能で、また高温あるいは低温
での特性もある程度満足できる合金であることがわかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記合
金のようにミッシュメタル中のLa含有率が60wt%
以上の合金は、着火エネルギーが低く合金の酸化が容易
に進行するため、負極作製工程の中で、空気にさらされ
うる合金ペースト配合工程、ペースト乾燥工程あるいは
加圧成形工程において、自然発火、静電気による発火、
機械的衝撃による発火、加温による発火など合金が発火
し火災を引き起こす危険が大きいという問題を抱えてい
た。これは、特に34μm以下の平均粒子径を有する合
金粉末を扱う場合により大きな問題となっていた。すな
わち、集塵ダクト内に蓄積した合金粉末が酸化されて発
火したり、乾燥時に加温され発火するなど、取り扱い上
の危険が大きいため、前記の微小な粒子径の合金粉末を
扱う場合は、負極作製工程中のできうる限りの部分を不
活性雰囲気中で行うか、万一発火した場合の安全を考慮
して配合量を少なくし、乾燥工程においては投入熱量を
絞り、緩やかな条件で乾燥を行うなどの必要があった。
このため、配合工程や塗布乾燥工程での効率化、高速化
の障害となり、負極作製工程の生産性を低下させる大き
な要因となっていた。
【0007】これらの問題は、主として合金に含まれる
Laが極めて酸化されやすい元素であることに起因して
おり、Mnが共存している合金ではより一層その問題は
大きくなる。
【0008】本発明者らは上記課題の解決を目的として
鋭意検討を行い、合金構成元素としてMgをミッシュメ
タルに対し原子比で0.015〜0.1の範囲で含有さ
せることが有効であることをつきとめた。すなわち、合
金中にMgが前記範囲で存在することにより、合金表面
に発火を抑制する耐酸化保護皮膜が形成され、合金の着
火エネルギーが大きくなるため、合金を微粒子化した場
合も安全な取り扱いが可能となり、前述の低温特性に優
れた微粒子合金を用いても、生産性を低下させることな
く安全に電池を作製できることが分かった。しかしなが
ら、さらに検討を進めたところ、前述の合金を用いた電
池を高温で長期間貯蔵すると、Mgが電解液に溶出し、
水酸化物として合金表面に再析出し、合金表面の反応を
阻害するため特性が劣化しやすくなることが判明した。
すなわち、高温貯蔵後の電池では、インピーダンスが上
昇し負荷特性が劣化するという問題が生じるのである。
【0009】本発明者らはこの点について鋭意検討した
ところ、あらかじめ合金の表面処理を施してから負極活
物質として用いることにより、前記問題が解決できるこ
とを見出し、本発明を成すに至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも6
0〜90wt%のLaを含むミッシュメタル、Ni、C
oおよびMnと、ミッシュメタルに対し原子比で0.0
15〜0.1の範囲のMgを構成元素として含む希土類
系水素吸蔵合金に対し、少なくとも1種類の表面処理を
行った後、これをアルカリ蓄電池の負極活物質として用
いることにより、その貯蔵特性を向上させたものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のアルカリ蓄電池では、少
なくとも、60〜90wt%のLaを含むミッシュメタ
ル、Ni、CoおよびMnと、ミッシュメタルに対し原
子比で0.015〜0.1の範囲のMgを構成元素とし
て含む希土類系水素吸蔵合金に対して、少なくとも1種
類の表面処理を施した後で、これを負極活物質として用
いることを特徴とする。すなわち、少なくとも、60〜
90wt%のLaを含むミッシュメタル、Ni、Coお
よびMnを構成元素として含む合金は、前述のように比
較的低温特性が良好であり、また、Coの含有量を低減
した場合の可逆性や高温での充電効率低下が小さいから
であり、ミッシュメタルに対し原子比で0.015〜
0.1の範囲のMgを含有させることにより、合金の安
全性を高めることができるからである。合金組成として
は、一般式MmNiXCoYMnZAlSMgT(Mmはミ
ッシュメタルを表し、3.8≦X≦4.4、0.2≦Y
≦0.7、0.1≦Z≦0.5、0.1≦S≦0.4、
0.015≦T≦0.1、5.03≦X+Y+S+T≦
5.6)で表される組成の合金がより低温特性に優れ、
最も高容量化が期待できるので望ましい。ここで、Mg
の含有割合はミッシュメタルに対し原子比で0.015
〜0.1の範囲内とする必要がある。これは、合金表面
に保護皮膜が形成されるためには、含有割合を少なくと
も0.015以上とする必要があるからで、0.03以
上とすれば発火抑制効果が充分に高まるのでより好まし
い。一方、ミッシュメタルに対する割合が0.1を超え
ると、Mgの合金中での固溶限度を超えてしまい、Mg
金属あるいはMgを主体とする合金の偏析が生じ易くな
る。このような偏析そのものは着火エネルギーが低く、
これを起点として合金が発火してしまい、かえって安全
性を損ねる結果となるため、0.1以下とする必要があ
る。ただし、Mgの固溶限度は合金組成によって変化
し、0.1以下であっても若干の偏析が生じる場合もあ
り、またMgの含有割合が大きくなるほど低温での放電
特性が低下する傾向にあるため、その含有割合は0.0
7以下がより望ましい。ここで、ミッシュメタル中のL
aが70wt%以上、Niの含有割合が4.0≦Xであ
れば、合金中にMgが固溶し易くなるのでより望まし
い。
【0012】また、前記合金に表面処理を行うことによ
り、高温貯蔵後のインピーダンス上昇を抑制することが
でき、Mgを含有する合金の問題点を解決することがで
きる。すなわち、Mgを含有する合金においては、高濃
度のアルカリ電解液に接した場合、例えば50℃以上の
温度環境下では合金表面付近に存在するMgが徐々に電
解液に溶出し、水酸化物として合金表面に再析出して合
金表面を被覆する。このMgの水酸化物はアルカリ電解
液中で安定に存在するため、合金表面での充放電反応を
妨げる要因となる。すなわち、前記合金を負極活物質と
して用いたアルカリ蓄電池では、Mgを含有しない合金
を用いた電池に比べて高温貯蔵後に電池の内部インピー
ダンスが上昇しやすく、貯蔵後に高率で放電を行うと作
動電圧が低下してしまうという問題が生じるのである。
この問題は、Coの含有割合が少ないほど大きくなり、
ミッシュメタルに対し原子比で0.55以下になると、
特に低温での特性に影響が大きくなる。このような合金
に対して、少なくとも1種類の表面処理を行うと、合金
の表面組成が変化して高温貯蔵時のMg溶出および合金
表面への再析出が抑制されるため、特性劣化を防ぐこと
ができる。
【0013】前記表面処理は、塩酸、燐酸、酢酸、しゅ
う酸など酸を含有した溶液(水溶液あるいはアルコール
など有機溶媒の溶液)に浸漬したり、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、アンモニアなどアルカリを含有した
溶液(水溶液あるいはアルコールなど有機溶媒の溶液)
に浸漬したりすることにより行うことができる。ここ
で、表面処理は1種類でも効果を有するが、2種以上の
処理を組み合わせて行うことにより、一層好ましい結果
が得られることがある。すなわち、例えば酸による処理
のみの場合、合金表面付近に存在するMgの濃度が減少
し、本発明の効果以外に、合金の活性化が容易になり低
温特性が向上するなどの効果も生じる反面、表面処理前
の合金が有している耐酸化保護皮膜が失われ、合金の安
全性が低下してしまうという問題も生じる。このような
場合でも、アルカリによる処理と組み合わせることによ
り、合金表面に新たに形成される酸化物などの層により
合金が保護されるため、低温特性が向上しかつ安全性が
確保される。また、理由ははっきりわからないが、酸に
よる処理よりもアルカリによる処理の方が、充放電サイ
クルでのインピーダンス上昇が抑制される傾向が認めら
れる。従って、安全性およびサイクル特性の点からは、
前記表面処理は少なくともアルカリによる処理を含むも
のであることが望ましい。
【0014】前記表面処理溶液のpHや処理温度などの
処理条件は、処理の種類や用いる薬品の種類により変化
し、最適な条件については一概に言えないが、酸による
処理ではpHがおよそ0.5〜5.5の範囲が適当であ
り、アルカリによる処理では、pHはおよそ9〜15が
適当である。また、処理時間はおよそ2〜90分が適当
であり、必要に応じておよそ110℃までの範囲で溶液
を加温して処理を行ってもよい。また、前述のように複
数の処理を続けて行う場合は、酸素ガスによる処理結果
への影響を避けるため、合金表面が濡れた状態で次の処
理に移るか、不活性ガス中で合金を扱うことが望まし
い。
【0015】さらに、貯蔵特性の向上などの目的で、水
素吸蔵合金中に上記以外の合金元素を添加してもよく、
例えば、Cr、Mo、Cu、Si、Zr、Ca、Yb、
Yなどの元素を、Mgの作用を阻害しない程度含有させ
ることは何ら問題がない。ここで、Mgの作用を阻害し
ない含有量の範囲は、添加する元素によって異なるが、
おおよその上限はMgに対し原子比で4程度である。
【0016】本発明に用いる合金は、高周波溶解など通
常の溶解法を用いて作製することができるが、Mgの融
点が他の元素と比較して低く、溶解中に組成が変動しや
すいため、あらかじめMg以外の元素を合金化してお
き、さらにMgとの合金化を行うか、Mgの金属間化合
物やMg合金を原料として用いるなどの方法で目的とす
る水素吸蔵合金を作製するとよい。なお、Mgの均一固
溶を目的として液体急冷法を用いてもよい。また、原料
として用いるミッシュメタルは、LaやNdなどの含有
量を調整したものを用いても差し支えない。
【0017】さらに、作製した合金は、ひずみの低減と
Mgの均一固溶化を目的として熱処理を行うとよい。熱
処理温度は700℃〜1000℃が適当で、これより高
温ではMgの蒸発による組成変動が生じるため、発火抑
制の効果が生じにくくなる。
【0018】熱処理後の合金は機械的にあるいは水素化
により粉砕され、表面処理を行った後、負極の活物質と
して用いられる。ここで、粉砕して得られる合金粉末の
平均粒子径を8〜34μmの範囲とすると、合金粉末の
比表面積が好適となり、表面処理の効果が得られやすく
なるため好ましい。
【0019】前記の表面処理を行った後、合金粉末を水
洗し、必要に応じて導電助剤や増粘剤、高分子結着剤な
どとともにペースト化し、これをパンチングメタル、発
泡メタルなどの耐アルカリ性金属多孔体、ニッケルエキ
スパンドおよび金属箔などの導電性基材に塗布し、乾燥
することにより負極が作製される。ここで、前記塗布乾
燥工程は、量産化のために通常は連続塗布乾燥方式が採
用される。
【0020】増粘剤としてはポリN−ビニルアセトアミ
ド、ポリエチレンオキサイド、カルボキシメチルセルロ
ース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール等があ
げられるが、本発明では特にポリN−ビニルアセトアミ
ドを用いるのが望ましい。すなわち、本発明に用いる合
金はMgを含有しているため、ペースト化した際に若干
量のMgの溶出が生じ、時間と共にペーストのpHが高
くなる傾向がある。従来用いられていたポリエチレンオ
キサイドやポリビニルアルコールでは、このようなpH
の経時変動に対して、ペースト粘度の変動や流動性の低
下といった変化が生じてしまうため、連続塗布乾燥工程
で得られる電極は、活物質充填量や電極厚みなどにばら
つきを生じやすくなる。
【0021】一方、ポリN−ビニルアセトアミドは、こ
のようなpHの変化に対して粘度変化が非常に小さいた
め、長時間安定して塗布を行うことができ、前記ばらつ
きも抑制することができる。さらに、ポリN−ビニルア
セトアミドは、側鎖にアセトアミド基を有するために合
金表面に強く吸着し、一種の耐酸化保護層のような働き
をすると考えられ、ペースト中に含有させることによ
り、乾燥工程や加圧成形工程での合金の発火をより一層
抑制できると考えられる。
【0022】本発明に用いられるポリN−ビニルアセト
アミドとしては、重量平均分子量が10,000〜1
0,000,000、好ましくは50,000〜5,0
00,000であるのがよい。重量平均分子量を10,
000以上とすることにより、水素吸蔵合金表面への高
い吸着効果が得られ、また、重量平均分子量を10,0
00,000以下とすることにより、ペーストの安定し
た増粘性を確保することができるので、塗布を高速化す
る場合でも、連続塗布性にすぐれたペーストを得ること
ができる。また、高速塗布の場合は、ペーストの流動性
をより良好なものとする必要があり、ポリN−ビニルア
セトアミドを単独で用いるよりも、カルボキシメチルセ
ルロースなど他の増粘剤を併用することにより好ましい
結果が得られる。
【0023】このようなポリN−ビニルアセトアミドの
使用量は、水素吸蔵合金100重量部に対して、通常
0.03〜5重量部、好ましくは0.1〜3重量部、よ
り好ましくは0.2〜1重量部とするのがよい。すなわ
ち、増粘作用の点から0.03重量部以上とするのが望
ましく、活物質である水素吸蔵合金の充填密度の点から
5重量部以下とするのが望ましい。また、他の増粘剤と
混合して用いる場合は、総量が上記範囲内であればよ
い。
【0024】また本発明において、高分子結着剤として
ポリテトラフルオロエチレンやラテックス等ゴム系高分
子を用いることができるが、中でも、ポリN−ビニルア
セトアミドとともにゴム系高分子を併用すると、基材と
塗膜との接着性がより一層向上するので望ましい。この
ようなゴム系高分子としては、スチレンと2-エチルヘ
キシルアクリレートを主成分とした共重合体が最も好ま
しく、その他、スチレン-ブタジエン共重合体、天然ゴ
ム、スチレン−イソプレン共重合体、シリコンゴムなど
を用いることができる。
【0025】上記のゴム系高分子の使用量としては、水
素吸蔵合金100重量部に対して、通常0.1〜5重量
部、好ましくは0.2〜2重量部とするのがよい。すな
わち、基材と塗膜との接着性の点から0.1重量部以上
とするのが望ましく、活物質である水素吸蔵合金の充填
密度の点から5重量部以下とするのが望ましい。また、
他の結着剤を併用する場合も、その使用量はゴム系高分
子との総量で上記範囲内であることが望ましく、ポリテ
トラフルオロエチレンを併用すれば電極の柔軟性が向上
し、捲回時の短絡などの不良発生を防止できるので好ま
しい。
【0026】さらに、上記のペースト中には、従来から
用いられている導電剤を配合してもよい。この導電剤に
はニッケル粉末、コバルト粉末、銅粉末、カーボン粉末
などがあるが、これらの中でも、粒子径が5μm以下
で、酸素含有量が0.2〜1.5重量%であるニッケル
粉末を用いるのがより好ましい。導電剤は、水素吸蔵合
金の導電性を高めて負極としての集電能を向上させ、ま
た水素吸蔵合金の充填性を向上させるため、微粒子状態
のものが用いられるが、このような微粒子状態のもの
は、通常、粒子同士が凝集しやすく、均一なペーストの
調製に難があり、増粘化しやすい。しかし、上記の特定
酸素含有量のニッケル粉末は分散性が良く、均一なペー
ストの調製を可能にするとともに、ペーストの増粘化も
防止できるため好ましく用いられる。
【0027】上記構成部材を含むペーストを導電性基材
に塗布し、熱風乾燥炉や赤外線乾燥炉などにより乾燥を
行う。乾燥後の負極は加圧成形し、所定の寸法に裁断し
て電池に用いる。
【0028】正極は、焼結式のニッケル極やペースト式
のニッケル極を用いることができる。ペースト式ニッケ
ル極の場合、活物質として用いられる水酸化ニッケル粉
末は、低温あるいは高温下での使用を考えると、亜鉛あ
るいはコバルトを固溶したものが好ましく用いられ、ま
た同様の理由から、表面に水酸化コバルト粒子を有する
水酸化ニッケル粉末が好ましく用いられる。さらに、導
電性を高めるために、コバルト化合物が添加されている
ことが望ましく、作製された電極をアルカリ水溶液中に
浸漬処理してから用いるとより一層導電性が高まるた
め、低温特性などの向上に効果的である。
【0029】本発明のアルカリ蓄電池は、上記構成の負
極と正極とをセパレータを介して積層し、これを電池缶
に挿入した後、アルカリ電解液を注入することにより作
製される。前記セパレータとしては、ポリオレフィン繊
維やポリアミド繊維などからなる不織布が用いられ、表
面を親水化処理されたものが特に好ましく用いられる。
【0030】アルカリ電解液は、水酸化カリウム水溶液
が用いられ、水酸化リチウムや水酸化ナトリウムとの混
合溶液が好ましく用いられる。特に、水酸化ナトリウム
は高温で電池を使用する際に利用効率を向上させるので
好ましい。また、本発明に用いる合金では、特にCo含
有量が少ないものほど合金中のMgが電解液に溶出しや
すく、充放電サイクルにより合金が微粉化していった場
合には、新たに生成する面には表面処理の効果が及ばな
いため、徐々にMgの溶出が進行し、溶出したMgが水
酸化物として合金表面に再析出し、サイクルの進行と共
に充放電反応が阻害され特性が低下する場合がある。こ
のような問題に対しては、電解液や負極などに酸化亜鉛
などの亜鉛化合物を添加することによりこれを抑制する
ことができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を記載して、より具体
的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例にのみ
限定されるものでなく、本発明の思想を逸脱しない範囲
内で適宜変更可能であることはいうまでもない。なお、
以下の実施例において、部とあるのは重量部を意味する
ものとする。
【0032】実施例1 LaまたはNdまたはPr含有量を調整したMm(ミッ
シュメタル)、Ni、Co、Mn、AlおよびMgNi
合金を原材料とし、アルゴンガス雰囲気中において高周
波溶解炉により溶解して合金化し、アルゴンガス中で9
00℃で3時間熱処理して表1に示す合金(A)〜
(F)を得た。次いで各々の合金をアルゴンガス中で機
械的に粉砕し、平均粒子径が25μmの合金粉末(a)
〜(f)を作製した。
【0033】
【表1】
【0034】次いで、上記合金粉末に対して以下の様に
して表面処理を行った。すなわち、80℃に加温した3
0重量%水酸化カリウム水溶液1lに対し、合金粉末を
500gの割合で投入し、30分間撹拌しながらアルカ
リによる処理を行った。その後中性になるまで純水で洗
浄し、乾燥を行い、以下に述べる負極の活物質とした。
水素吸蔵合金粉末100部に、導電剤としてニッケル粉
末(粒径2μm、酸素含有量1.0重量%)2部、濃度
5重量%のポリN−ビニルアセトアミド(重量平均分子
量:3,000,000)水溶液10部、濃度2重量%
のカルボキシメチルセルロース水溶液5部、濃度42.
5重量%のスチレン−2−エチルヘキシルアクリレート
共重合体(スチレンユニット35mol%、2−エチル
ヘキシルアクリレートユニット65mol%)分散液
1.6部、濃度60重量%のポリテトラフルオロエチレ
ン分散液0.5部を配合し、粘度が約50000mPa
・sになるよう水を添加して合金ペーストを調製した。
このペーストを厚さ50μmのパンチングメタルに塗布
し、赤外線乾燥炉中を走行させながら乾燥を行い、負極
シートを作製した。乾燥後に塗膜の状態を調べたが、状
態は良好で亀裂や剥離は生じていなかった。
【0035】さらに、この負極シートのペースト乾燥物
の一部を取り去ることにより、基材の片側の一部にペー
スト乾燥物を有していない部分を形成し、その後、加圧
成形して厚さが0.35mmのシート状物とした。これ
を幅36mm、長さ69mmに裁断して負極とした。
【0036】この電極の形状について詳しく説明する
と、電極の全長は69mmであるが、基材の一方の面に
は、その一方の端部から29mmの長さ分だけ塗膜が取
り除かれており、残りの40mmは塗膜を有している。
また、基材のもう一方の面には、前記と反対側の端部か
ら8mmの長さ分だけ塗膜が取り除かれており、残りの
61mmは塗膜を有している。すなわち、電極の長手方
向の両端部29mm分と8mm分は基材の片面にのみ塗
膜を有しており、その間の32mm分は基材両面に塗膜
を有している。基材の片面にのみ塗膜を有する部分の電
極厚みは0.2mmである。前記負極作製工程において
合金の発火は認められなかった。
【0037】正極は、表面に水酸化コバルト粒子を有す
る水酸化ニッケル粉末(亜鉛を2重量%,コバルトを1
重量%固溶し、水酸化コバルト粒子中のコバルトは水酸
化ニッケルに対して5重量%)を活物質とし、水酸化ニ
ッケル粉末100部に対してコバルト化合物(酸化コバ
ルト粉末)を4重量部添加したペースト式ニッケル極
(幅36mm×長さ48mm×厚み0.62mm)を、
80℃の30重量%水酸化カリウムと2重量%水酸化リ
チウムの混合水溶液に2時間浸漬し、取り出して乾燥し
た後水洗および乾燥を行ってから用いた。
【0038】上記負極と正極とを、表面を親水化処理し
たポリプロピレン不織布製のセパレータを介して捲回
し、単4サイズの電極缶に入れ、これに26重量%の水
酸化カリウム、2重量%の水酸化リチウム、4重量%の
水酸化ナトリウムおよび4重量%の酸化亜鉛を含有した
混合水溶液よりなるアルカリ電解液を注入した後、密閉
してアルカリ蓄電池(No.1〜6)とした。作製した
電池に短絡などの不良は発生しなかった。
【0039】実施例2 実施例1の合金粉末(e)に対して以下の様にして表面
処理を行った。すなわち、pHを1に調整した塩酸25
0mlに対し合金粉末を500gの割合で投入し、合金
表面の溶解反応が落ち着くまで撹拌しながら酸による処
理を行った。その後中性になるまで純水で洗浄し、次い
で合金表面が濡れた状態のまま、80℃に加温した30
重量%水酸化カリウム水溶液1lに対し、合金粉末の重
量がおよそ500gとなる割合で投入し、30分間撹拌
しながらアルカリによる処理を行った。処理後は再度純
水で洗浄し、乾燥を行い、以下実施例1と同様にしてア
ルカリ蓄電池(No.7)を作製した。
【0040】実施例3 電解液に酸化亜鉛を含有していないこと以外は実施例1
の電池(No.5)と同様にしてアルカリ蓄電池(N
o.8)を作製した。
【0041】比較例1 実施例1の合金粉末(a)〜(f)に対して表面処理を
行わなかった以外は実施例1と同様にして、アルカリ蓄
電池(No.9〜14)を作製した。
【0042】比較例2 実施例1と同様にして、表1に示す合金(G)および合
金粉末(g)を得た。以下、実施例1と同様にして、表
面処理を行った後にアルカリ蓄電池(No.15)を作
製した。
【0043】上記実施例および比較例の電池を60℃で
17時間保持し、放冷後に10mAで14時間の充電の
後さらに140mAで5時間充電し、140mAで放電
(放電終止電圧:1V)してから、再度60℃で17時
間保持し、放冷後に140mAで7時間充電し、1時間
休止の後140mAで放電(放電終止電圧:1V)する
充放電サイクルを5サイクル行うことにより、化成処理
とした。
【0044】上記化成処理の後、高温貯蔵の前後での電
池のインピーダンス変化を測定し、高温貯蔵特性を評価
した。すなわち、室温下で140mAで2.5時間充電
を行うことにより、およそ50%充電の状態とし、この
状態で電池に1kHzの交流を印可してインピーダンス
を測定した。測定後に電池を60℃で12日間貯蔵し、
放冷後に再度インピーダンスを測定して貯蔵前の値との
変化を調べた。
【0045】また、No.5、No.7、No.8、N
o.13およびNo.15の電池について、上記測定と
は別に、低温での放電特性およびサイクル特性を評価し
た。すなわち、室温下で140mAで7時間充電し、−
20℃の温度下で5時間保持した後、最大電流をパルス
高2000mA(この時の放電レートはおよそ3C)で
パルス幅0.6msのパルスとし、パルス間隔を4ms
で電流値150mAとするパルス電流による放電(放電
終止電圧:1V)を行い、パルス放電での放電容量を求
めた。また、700mAで1.0時間の充電、15分の
休止、および700mAの放電(放電終止電圧:1V)
による充放電サイクルを300回繰り返し、休止中に電
池に1kHzの交流を印可したときのインピーダンスを
測定し、10サイクル目と300サイクル目のインピー
ダンスの値の変化を調べた。上記高温貯蔵、低温放電お
よびサイクルの結果を表2に示した。
【0046】
【表2】
【0047】以上より明らかなように、実施例に記載の
アルカリ蓄電池(No.1〜8)では、少なくとも、6
0〜90wt%のLaを含むミッシュメタル、Ni、C
oおよびMnを構成元素とし、さらに、ミッシュメタル
に対し原子比で0.015〜0.1の範囲のMgを含有
する比較的低温特性に優れかつ安全性にも優れる水素吸
蔵合金に、少なくとも1種類の表面処理を施した後、こ
れを負極活物質として用いたことにより、高温貯蔵後の
インピーダンス上昇が小さく、貯蔵特性に優れるアルカ
リ蓄電池を提供することができた。さらに、酸処理とア
ルカリ処理を組み合わせたNo.7の電池の低温特性
は、アルカリ処理のみのNo.5よりも優れており、電
解液に酸化亜鉛を含むNo.5の方が、含まないNo.
8よりも高温貯蔵およびサイクルでのインピーダンス上
昇が抑制されていた。
【0048】これに対し比較例の電池(No.9〜N
o.14)は、合金粉末に表面処理を行わなかったた
め、実施例の電池と比較して高温貯蔵およびサイクルで
のインピーダンス上昇が大きく、また低温特性も劣って
いた。また、Mgを含有しない合金を用いたNo.15
の電池は、表面処理を行ったにもかかわらず、実施例の
電池よりも高温貯蔵およびサイクルでのインピーダンス
上昇が大きく、また低温特性も劣っていたことから、表
面処理による前記特性改善の効果は、Mgを含有する合
金において特に顕著に生じるものであると推定される。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、少なくとも、60
〜90wt%のLaを含むミッシュメタル、Ni、Co
およびMnと、ミッシュメタルに対し原子比で0.01
5〜0.1の範囲のMgを構成元素として含む希土類系
水素吸蔵合金に対し、少なくとも1種類の表面処理を行
った後、これを負極活物質とすることにより、高温貯蔵
特性に優れたアルカリ蓄電池を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 修明 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 磯貝 正人 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 Fターム(参考) 5H028 AA01 AA06 BB10 EE01 FF03 HH00 HH01 5H050 AA05 BA14 CA03 CB17 EA24 EA28 FA17 GA14 HA01 HA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも60〜90wt%のLaを含
    むミッシュメタル、Ni、CoおよびMnと、ミッシュ
    メタルに対し原子比で0.015〜0.1の範囲のMg
    を構成元素として含む希土類系水素吸蔵合金に対し、少
    なくとも1種類の表面処理を行った後、これを負極活物
    質として用いたことを特徴とするアルカリ蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記表面処理が、少なくともアルカリに
    よる処理を含むものであることを特徴とする請求項1記
    載のアルカリ蓄電池。
  3. 【請求項3】 電解液に亜鉛化合物を含有する請求項1
    または2記載のアルカリ蓄電池。
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