JP2001286805A - 塗工剤供給ノズル - Google Patents

塗工剤供給ノズル

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JP2001286805A
JP2001286805A JP2000103192A JP2000103192A JP2001286805A JP 2001286805 A JP2001286805 A JP 2001286805A JP 2000103192 A JP2000103192 A JP 2000103192A JP 2000103192 A JP2000103192 A JP 2000103192A JP 2001286805 A JP2001286805 A JP 2001286805A
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coating agent
opening width
diameter bolt
port
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JP2000103192A
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Takashi Iwasaki
隆司 岩崎
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Yasui Seiki Co Ltd
Original Assignee
Yasui Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基本的にはノズル口の開口幅を制御する必要
がなく、塗工剤の塗工厚がノズル口の長手方向に沿って
一定にならない場合のみ使用する簡単な構造の開口幅制
御手段を有する塗工剤供給ノズルを提供すること。 【解決手段】 ノズル本体22を剛性を有する素材から
なる正面側ノズル半体23および背面側ノズル半体24
を互いに接合して形成するとともに、これら各ノズル半
体23,24の接合面23a,24a間に塗工剤貯留部
28およびノズル口30に連通するノズル部31を形成
し、各ノズル半体23,24のノズル先端とは反対位置
に開口幅制御手段40を設け、塗工剤の塗工厚がノズル
口30の長手方向に沿って一定にならない場合のみ開口
幅制御手段40を使用してノズル口30の開口幅を制御
するように構成したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗工剤供給ノズル
に係り、特に、走行する基材に対して塗工剤を連続的に
塗工することのできる塗工剤供給ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ウエブと称される樹脂フィル
ム、紙、布、金属箔などからなる連続体状の基材に種々
の塗工剤を連続的に塗工する装置として、スリット状の
ノズル口を有する塗工剤供給ノズルが多用されている。
この塗工剤供給ノズルは、走行する連続体状の基材に対
して、そのノズル口を基材の幅方向に接触しうるように
配設し、所定の塗工剤をノズル口より吐出させて基材の
表面に塗工するようになっている。
【0003】図6はこのような従来の塗工剤供給ノズル
を示している。この塗工剤供給ノズル1のノズル本体2
は、長尺な正面側ノズル半体3と背面側ノズル半体4と
をボルト5により互いに接合することにより一体に形成
されている。これらの接合状態の正面側ノズル半体3お
よび背面側ノズル半体4の長手方向両端部(紙面垂直方
向両端部)には、それぞれ図示しない側部閉塞体が固着
されている。また、正面側ノズル半体3の接合面は、平
面状に形成されており、背面側ノズル半体4の接合面の
高さ方向中間位置には、長手方向に延在する断面形状半
円形の塗工剤貯留部6が形成されている。さらに、背面
側ノズル半体4の塗工剤貯留部6より上方部分は、この
塗工剤貯留部6より下方部分に対してわずかに厚さ寸法
が小さく形成されており、正面側ノズル半体3と背面側
ノズル半体4とが接合した状態で、正面側ノズル半体3
の接合面に対してわずかな間隙を有するように形成され
るようになっている。そして、この間隙により、前記正
面側ノズル半体3の接合面と背面側ノズル半体4の塗工
剤貯留部6より上方部分との間に、下端部が塗工剤貯留
部6に連通するとともに、上端部が外部に開放された長
手方向に延在する溝状のノズル部7が形成されるように
なされている。さらに、ノズル部7の上端部分は、ノズ
ル口8とされており、間隙は、ノズル口8の開口幅とさ
れている。また、各側部閉塞体には、塗工剤貯留部6に
連通する図示しない塗工剤供給口が形成されており、こ
の塗工剤供給口から塗工剤貯留部6に所定量の塗工剤が
送給されるようになされている。
【0004】このような従来の塗工剤供給ノズル1にお
いては、塗工剤供給口から塗工剤貯留部6に所定量の塗
工剤が送給されると、この塗工剤が塗工剤貯留部6から
ノズル部7へと供給されてノズル口8から吐出され、こ
れにより、展張されて走行される基材9の表面に均一の
厚さに塗工剤を塗工するようになっている。
【0005】ところで、従来の塗工剤供給ノズル1にお
いては、例えば、塗工剤を約40μm〜800μm程度
の厚さに厚塗りする場合や粘度の高い塗工剤を塗工する
場合に、塗工剤の塗工厚がノズル口8の長手方向、すな
わち基材9の幅方向にわたって一定にならず、塗工厚む
らが発生してしまうという問題がある。これは、厚塗り
塗工を行なう場合や粘度の高い塗工剤を塗工する場合に
は、塗工剤供給口から塗工剤を送給する圧力を高くする
必要がある結果、ノズル口8から吐出する塗工剤の液圧
がノズル口8の長手方向に亘り均一にならず、基材9に
対して均一に塗工剤を塗工することができないという問
題を有しているからである。
【0006】そこで、例えば特開平2−56272号公
報に記載されているように、ノズル口8の開口幅を制御
することのできる塗工剤供給ノズルが提案されている。
【0007】前記特開平2−56272号公報に開示さ
れた塗工剤供給ノズルは、図7に示すように、塗工剤供
給ノズル1Aのノズル本体2の正面側ノズル半体3の外
壁面にヘッド横断面に沿ってノズル口8とは反対方向に
延びたヨーク10を備え、このヨーク10がノズル口8
に接近した作用部11を有しかつノズル口8から最も離
れたヨーク端部に作用部11へ力を加える付勢調整手段
としてのねじ部材12を有する構成とされており、ねじ
部材12の調整によってノズル本体2、詳しくはヨーク
10が配設された正面側ノズル半体3のノズル口側を撓
ませることによりノズル口8の開口幅を制御するように
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の塗工剤供給ノズル1Aにおいては、ノズル口8
の開口幅を制御することはできるものの、ノズル口8の
開口幅を制御する構成に起因して多種多様の問題点があ
った。
【0009】例えば、ヨーク10やねじ部材12などの
取付部品を必要とし、部品点数が多く、使用する毎に分
解して洗浄を行う際に多大な労力と時間とを要するとい
う問題点があった。
【0010】また、一般のノズル口の開口幅を簡易に制
御可能とした塗工剤供給ノズルにおいては、ノズル本体
が外力により変形して撓み易いようにするために、変形
部位の強度が弱くなるように比較的薄く形成されてい
る。その結果、研削加工などによるノズル本体の平面度
などの加工精度を高くすることができないため、ノズル
口の開口幅を一定にすることができず、使用する毎にノ
ズル口の開口幅を制御する調整動作を必要とし、多大な
労力と時間とを要するという問題点もあった。
【0011】そこで、基本的にはノズル口の開口幅を制
御する必要がなく、塗工剤の塗工厚がノズル口の長手方
向に沿って一定にならない場合のみ使用する簡単な構造
の開口幅制御手段を有する塗工剤供給ノズルが求められ
ている。
【0012】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、基本的にはノズル口の開口幅を制御する必要が
なく、塗工剤の塗工厚がノズル口の長手方向に沿って一
定にならない場合のみ使用する簡単な構造の開口幅制御
手段を有する塗工剤供給ノズルを提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に係る本発明の塗工剤供
給ノズルの特徴は、ノズル本体を剛性を有する素材から
なる正面側ノズル半体および背面側ノズル半体を互いに
接合して形成するとともに、これら各ノズル半体の接合
面間に塗工剤貯留部およびノズル口に連通するノズル部
を形成し、ノズル本体のノズル先端とは反対位置にノズ
ル口の開口幅を制御可能な開口幅制御手段を設け、塗工
剤の塗工厚がノズル口の長手方向に沿って一定にならな
い場合のみ開口幅制御手段を使用してノズル口の開口幅
を制御するように構成した点にある。そして、このよう
な構成を採用したことにより、塗工剤の塗工厚がノズル
口の長手方向に沿って一定にならない場合のみ開口幅制
御手段を使用してノズル口の開口幅を制御するようにし
ているので、基本的にはノズル口の開口幅を制御する必
要がないため、ノズル本体の剛性および加工精度を高く
してノズル口の開口幅を一定にすることができ、開口幅
を制御する調整動作を行わずとも基材に対して均一に塗
工剤を塗工することができる。
【0014】また、請求項2に係る本発明の塗工剤供給
ノズルの特徴は、請求項1において、開口幅制御手段
は、各ノズル半体の接合面間のノズル先端とは反対位置
に形成された調整溝と、調整溝を間に挟んで各ノズル半
体に同一軸心上に形成され一方が他方より大径とされノ
ズル口に沿って整列配置された複数の大径ボルト孔およ
び小径ボルト孔と、各ノズル半体のうちの一方に形成さ
れた大径ボルト孔に螺合可能とされ先端が調整溝の相互
に対向する対向面のうちの他方のノズル半体に形成され
た他方の対向面に接離可能とされた大径ボルトと、大径
ボルト孔を介して挿入され各ノズル半体のうちの他方に
形成された小径ボルト孔に螺合可能とされ頭部が各ノズ
ル半体のうちの一方に形成されたざぐりの底に当接可能
とされた小径ボルトとを有し、ノズル口の開口幅を縮小
する場合には、大径ボルトを大径ボルト孔に螺合させる
ともに大径ボルトの先端を調整溝の他方の対向面に当接
し、ノズル口の開口幅を拡大する場合には、小径ボルト
を大径ボルト孔を介して挿入して小径ボルト孔に螺合さ
せるとともに小径ボルトの頭部をざぐりの底に当接し、
かつ、各ボルトの当接力を締め付けトルクにより制御す
ることでノズル口の開口幅を制御するように構成した点
にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、大径ボルトを大径ボルト孔に螺合させるか、小径ボ
ルトを大径ボルト孔と同一軸心上に設けられている小径
ボルト孔に螺合させるかするという簡単な動作を実行す
ることでノズル口の開口幅を容易に拡縮することができ
る。さらに、大径ボルトあるいは小径ボルトは、ノズル
口の開口幅を制御する場合のみ用いればよいので、部品
点数が少なくなり、使用する毎に分解して洗浄を行う際
にの労力と時間とを低減することができる。さらに、大
径ボルトおよび小径ボルトは、市販品を使用することが
できるため、調整溝、大径ボルト孔および小径ボルト孔
のみをノズル本体に形成すればよく、構造を簡単にでき
る。またさらに、ボルトの当接力を締め付けトルクによ
り制御することができ、しかも例えばトルクレンチを用
いて締め付けトルクを数値で制御することができるた
め、当接力を容易に制御することができ、開口幅の制御
に要する調整動作を短時間かつ効率的に行うことができ
る。
【0015】また、請求項3に係る本発明の塗工剤供給
ノズルの特徴は、請求項1または請求項2において、ノ
ズル口の開口幅の最大制御範囲が開口幅の20%である
点にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、ノズル本体の剛性を大きくした状態でノズル口の開
口幅を容易に制御することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。
【0017】図1から図3は本発明に係る塗工剤供給ノ
ズルの実施形態を示すものであり、図1は定常状態を示
す正面図、図2は図1の右拡大側面図、図3は図1の3
−3線に沿った拡大縦断面図、図4はノズル口の開口幅
の縮小状態を示す拡大縦断面図、図5は開口幅の拡大状
態を示す拡大縦断面図である。
【0018】図1から図3に示すように、本実施形態の
塗工剤供給ノズル21のノズル本体22は、長尺な正面
側ノズル半体23と背面側ノズル半体24とを複数のボ
ルト25により互いに接合することにより一体に形成さ
れており、これら接合状態の正面側ノズル半体23およ
び背面側ノズル半体24の長手方向両端部には、それぞ
れ側部閉塞体26が複数のボルト27により固着されて
いる。また、正面側ノズル半体23の接合面23aは、
高精度の平面度を具備する平面状に形成されており、背
面側ノズル半体24の接合面24aの高さ方向中間位置
には、長手方向に延在する断面形状半円形の塗工剤貯留
部28が形成されている。
【0019】なお、本実施形態においては、正面側と
は、図2に矢印Aにて示す基材29の走行方向下流側を
示し、背面側とは図2に矢印Aにて示す基材29の走行
方向上流側を示している。
【0020】また、本実施形態のノズル本体22は、ス
テンレス鋼などの剛性を有する素材により、ノズル本体
22の剛性および加工精度を高くして形成されている。
すなわち、各ノズル半体23,24の接合面23a,2
4aを精密な研削加工を施して平面度などが高精度で長
手方向の反りが生じないように比較的厚く形成されてお
り、正面側ノズル半体23と背面側ノズル半体24とを
複数のボルト25により互いに接合することにより、後
述するノズル口30の開口幅が長手方向に沿って一定幅
を保持できるようになっている。
【0021】また、本実施形態においては、背面側ノズ
ル半体24の塗工剤貯留部28より上側の上端部は、当
該塗工剤貯留部28より下方部分の接合面24aが形成
されている部分に対してわずかに厚さ寸法が小さく形成
されており、正面側ノズル半体23と背面側ノズル半体
24とが双方の接合面23a,24aを接合した状態
で、正面側ノズル半体23の接合面23aに対してわず
かな間隙Gを有するノズル部31が形成されるようにな
っている。そして、このノズル部31の上端部は、上面
に開口する細長いノズル口30とされており、前記間隙
Gがノズル口30の開口幅となっている。
【0022】さらに、本実施形態においては、背面側ノ
ズル半体24の接合面24aが形成されている部分より
下側の下端部は、接合面24aが形成されている部分に
対して厚さ寸法が小さく形成されており、正面側ノズル
半体23と背面側ノズル半体24とが接合した状態で、
正面側ノズル半体23の接合面23aに対して所望の間
隙GAを有する調整溝32が形成されるようになってい
る。すなわち、調整溝32は、ノズル本体22のノズル
先端たるノズル口30とは反対位置に形成されている。
【0023】前記ノズル本体22の下端部には、調整溝
32を間に挟んで各ノズル半体23,24に同一軸心上
に形成され正面側に示す一方が背面側に示す他方より大
径とされるとともに、ノズル口30に沿って整列配置さ
れた複数の大径ボルト孔33および小径ボルト孔34が
形成されている。すなわち、本実施形態においては、正
面側ノズル半体23に大径ボルト孔33が形成されてお
り、背面側ノズル半体24に小径ボルト孔34が形成さ
れている。
【0024】前記各ノズル半体23,24のうちの一方
たる正面側ノズル半体23に形成された大径ボルト孔1
2には、図4に示すように、ノズル口30の開口幅たる
間隙Gを制御する際の開口幅の縮小状態において用いら
れる大径ボルト35が螺合されるようになっている。そ
して、大径ボルト35の先端は、調整溝32の相互に対
向する対向面32a,32bのうちの他方のノズル半体
たる背面側ノズル半体24に形成された他方の対向面3
2bに接離可能とされている。なお、大径ボルト35
は、大径ボルト35に螺入したナット36を正面側ノズ
ル半体23の外周壁に当接させることにより、軸方向の
位置を固定することができるようになっている。
【0025】前記各ノズル半体23,24のうちの他方
たる背面側ノズル半体24に形成された小径ボルト孔3
4には、図5に示すように、ノズル口30の開口幅を制
御する際の開口幅の拡大状態において用いられる小径ボ
ルト37が大径ボルト孔33を介して螺合されるように
なっている。すなわち、小径ボルト37は、大径ボルト
孔33を貫通して小径ボルト孔34に挿入され、螺合可
能とされており、その頭部37aが各ノズル半体23,
24のうちの一方たる正面側ノズル本体23の正面側に
形成されたざぐり38の底38aに当接可能とされてい
る。
【0026】前記調整溝32、大径ボルト孔33、小径
ボルト孔34、大径ボルト35および小径ボルト37に
より、本実施形態の塗工剤の塗工厚がノズル口30の長
手方向に沿って一定にならない場合のみノズル口30の
開口幅を制御可能な開口幅制御手段40が構成されてい
る。
【0027】なお、開口幅制御手段40によるノズル口
30の開口幅たる間隙Gの最大制御範囲を開口幅の20
%程度とすることが、ノズル本体22の剛性を大きくし
た状態でノズル口30の開口幅を容易に制御することが
できるという意味で好ましい。
【0028】図2に戻って、前記側部閉塞体26には、
前記塗工剤貯留部28に連通する塗工剤供給口39が形
成されており、この塗工剤供給口39から前記塗工剤貯
留部28に所定量の塗工剤が送給されるようになされて
いる。
【0029】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0030】本実施形態においては、図示しない原反ロ
ールから繰り出された連続体状の基材29を所定速度で
走行させ、同時に、塗工剤供給口39から所定量の塗工
剤を塗工剤貯留部28内へ送給する。この塗工剤は、塗
工剤貯留部28からノズル部31を介してノズル口30
から吐出され、これにより、基材29の下側の表面に均
一の厚さの塗工剤を塗工するようになっている。この場
合、一般的な塗工剤を用いる場合には、塗工剤供給口3
9から塗工剤を送給する圧力を高くする必要がないの
で、塗工剤供給ノズル21の内部における内圧が高くな
らず、しかもノズル本体22の剛性および加工精度が高
いため、ノズル口30の開口幅たる間隙Gを長手方向に
沿って一定に保持することができる。
【0031】したがって、基本的にはノズル口30の開
口幅を制御する必要がなく、図3に示す塗工剤供給ノズ
ル21の定常状態において、ノズル口30から吐出する
塗工剤の液圧がノズル口30の長手方向に亘り均一とな
り、開口幅を制御する調整動作を行わずとも基材29に
対して均一に塗工剤を塗工することができる。
【0032】また、本実施形態においては、例えば、塗
工剤の塗工厚を厚くする場合や粘度の高い塗工剤を塗工
するような場合には、塗工剤供給口39から塗工剤を送
給する圧力を高くする必要があることから、塗工剤供給
ノズル21の内部における内圧が高くなって、ノズル口
30の開口幅たる間隙Gが長手方向に沿って不均一とな
る。
【0033】そこで、本実施形態においては、このよう
な場合に、塗工剤供給ノズル21のノズル口30の開口
幅を制御する調整動作を行う。
【0034】前記ノズル口30の開口幅を制御する調整
動作について説明する。
【0035】前記ノズル口30の開口幅を制御する調整
動作は、開口幅制御手段40を用いて行う。
【0036】一方のノズル口30の開口幅を縮小する場
合には、図4に示すように、大径ボルト35を用て塗工
剤供給ノズル21を開口幅の縮小状態とする。つまり、
図4に示すように、大径ボルトを35を大径ボルト孔3
3に螺合し、大径ボルト35の先端を調整溝32の背面
側ノズル半体24に形成された対向面32bに当接させ
る。すると、大径ボルト35は、調整溝32の対向面3
2bを正面側ノズル半体24に形成された対向面32a
から離れるように移動させ、間隙GAを広げる。したが
って、正面側ノズル半体23の先端部は、接合面23
a,24aを支点として、背面側ノズル半体24の先端
部に近づくように移動し、ノズル口30の開口幅たる間
隙Gを狭めるように移動する。この時、大径ボルト35
のボルトのねじ込み量による当接力を、例えばトルクレ
ンチによる締め付けトルクにより制御することでノズル
口30の開口幅を制御する。そして、大径ボルト35に
螺入したナット36を正面側ノズル半体23の外周壁に
当接させることにより、大径ボルト35軸方向の位置を
固定する。
【0037】他方のノズル口30の開口幅を拡大する場
合には、図5に示すように、小径ボルト37を用いて塗
工剤供給ノズル21を開口幅の拡大状態とする。つま
り、図5に示すように、小径ボルト37を正面側ノズル
半体23に設けた大径ボルト孔33を介して挿入して背
面側ノズル半体24の小径ボルト孔34に螺合させると
ともに、小径ボルト37の頭部37aを正面側ノズル半
体23に設けたざぐり38の底38aに当接させる。す
ると、小径ボルト37は、調整溝32の対向面32bを
正面側ノズル半体24に形成された対向面32aに接近
するように移動させ、間隙GAを狭める。したがって、
正面側ノズル半体23の先端部は、接合面23a,24
aを支点として、背面側ノズル半体24の先端部から離
間するように移動し、ノズル口30の開口幅たる間隙G
を広げるように移動する。この時、小径ボルト37のね
じ込み量による当接力を、例えばトルクレンチによる締
め付けトルクにより制御することでノズル口30の開口
幅を制御する。
【0038】なお、塗工剤の厚塗りや高粘度の塗工剤を
用いる場合には、一般的にノズル口30の長手方向の両
端において塗工剤の液圧が高くなって塗工厚が厚くな
り、ノズル口30の長手方向の中央部分において塗工剤
の液圧が低く塗工厚が薄くなったり、逆に中央部分が厚
く両端部分が薄くなる傾向がある。前者においては、ノ
ズル口30の長手方向の両端においてノズル口30の2
1の開口幅を縮小し、ノズル口30の長手方向の中央部
分においてノズル口30の開口幅を拡大するように調整
するとよい。後者においては、ノズル口30の長手方向
の両端においてノズル口30の21の開口幅を拡大し、
ノズル口30の長手方向の中央部分においてノズル口3
0の開口幅を縮小するように調整するとよい。
【0039】したがって、本実施形態の塗工剤供給ノズ
ル21によれば、塗工剤の塗工厚がノズル口30の長手
方向に沿って一定にならない場合のみ開口幅制御手段4
0を使用してノズル口30の開口幅を制御するようにし
ているので、基本的にはノズル口30の開口幅を制御す
る必要がないため、ノズル本体22の剛性および加工精
度を高くしてノズル口30の開口幅を一定にすることが
でき、開口幅を制御する調整動作を行わずとも基材29
に対して均一に塗工剤を塗工することができる。
【0040】また、本実施形態の塗工剤供給ノズル21
によれば、大径ボルト35を大径ボルト孔33に螺合さ
せるか、小径ボルト37を大径ボルト孔33と同一軸心
上に設けられている小径ボルト孔34に螺合させるかす
るという簡単な動作を実行することで、ノズル口30の
開口幅を容易に拡縮することができる。この場合、大径
ボルト35あるいは小径ボルト37は、ノズル口30の
開口幅を制御する場合のみ用いればよいので、部品点数
が少なくなり、使用する毎に分解して洗浄を行う際の労
力と時間とを低減することができるとともに、大径ボル
ト35および小径ボルト37は、市販品を使用すること
ができるため、調整溝32、大径ボルト孔33および小
径ボルト孔34のみをノズル本体22に形成すればよ
く、構造を簡単にできる。この時、各ボルト35,37
の当接力を締め付けトルクにより制御することができ、
しかも例えばトルクレンチを用いて締め付けトルクを数
値で制御することができるため、当接力を容易に制御す
ることができ、開口幅の制御に要する調整動作を短時間
かつ効率的に行うことができる。
【0041】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、必要に応じて種々変更することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る本発
明の塗工剤供給ノズルによれば、塗工剤の塗工厚がノズ
ル口の長手方向に沿って一定にならない場合のみ開口幅
制御手段を使用してノズル口の開口幅を制御するように
しているので、基本的にはノズル口の開口幅を制御する
必要がないため、ノズル本体の剛性および加工精度を高
くしてノズル口の開口幅を一定にすることができ、開口
幅を制御する調整動作を行わずとも基材に対して均一に
塗工剤を塗工することができるなどの極めて優れた効果
を奏する。
【0043】また、請求項2に係る本発明の塗工剤供給
ノズルによれば、大径ボルトを大径ボルト孔に螺合させ
るか、小径ボルトを大径ボルト孔と同一軸心上に設けら
れている小径ボルト孔に螺合させるかするという簡単な
動作を実行することでノズル口の開口幅を容易に拡縮す
ることができる。さらに、大径ボルトあるいは小径ボル
トは、ノズル口の開口幅を制御する場合のみ用いればよ
いので、部品点数が少なくなり、使用する毎に分解して
洗浄を行う際にの労力と時間とを低減することができ
る。さらにまた、大径ボルトおよび小径ボルトは、市販
品を使用することができるため、調整溝、大径ボルト孔
および小径ボルト孔のみをノズル本体に形成すればよ
く、構造を簡単にできる。またさらに、ボルトの当接力
を締め付けトルクにより制御することができ、例えばト
ルクレンチを用いて締め付けトルクを数値で制御するこ
とができるため、当接力を容易に制御することができ、
開口幅の制御に要する調整動作を短時間かつ効率的に行
うことができるなどの極めて優れた効果を奏する。
【0044】また、請求項3に係る本発明の塗工剤供給
ノズルによれば、ノズル本体の剛性を大きくした状態で
ノズル口の開口幅を容易に制御することができるなどの
極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る塗工剤供給ノズルの実施形態の
定常状態を示す正面図
【図2】 図1に示す塗工剤供給ノズルの右拡大側面図
【図3】 図1に示す塗工剤供給ノズルの3−3線に沿
った拡大縦断面図
【図4】 図1に示す塗工剤供給ノズルのノズル口の開
口幅の縮小状態を示す拡大縦断面図
【図5】 図1に示す塗工剤供給ノズルのノズル口の開
口幅の拡大状態を示す拡大縦断面図
【図6】 従来の塗工剤供給ノズルを示す縦断面図
【図7】 従来のノズル口の開口幅を制御することので
きる塗工剤供給ノズルを示す縦断面図
【符号の説明】
21 塗工剤供給ノズル 22 ノズル本体 23 正面側ノズル半体 23a 接合面 24 背面側ノズル半体 24a 接合面 28 塗工剤貯留部 29 基材 30 ノズル口 31 ノズル部 32 調整溝 32a、32b 太鼓面 33 大径ボルト孔 34 小径ボルト孔 35 大径ボルト 36 ナット 37 小径ボルト 37a 頭部 38 ざぐり 38a 底 40 開口幅制御手段 A (基材の)走行方向 G (ノズル口の開口幅としての)間隙 GA (調整溝の)間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル本体の内部に外部から送給される
    塗工剤を貯留する塗工剤貯留部と、この塗工剤をノズル
    部を介してノズル先端から吐出させる細長いノズル口と
    を具備し、塗工剤を走行している基体の表面に塗工する
    塗工剤供給ノズルにおいて、 前記ノズル本体を剛性を有する素材からなる正面側ノズ
    ル半体および背面側ノズル半体を互いに接合して形成す
    るとともに、これら各ノズル半体の接合面間に前記塗工
    剤貯留部および前記ノズル口に連通するノズル部を形成
    し、前記ノズル本体のノズル先端とは反対位置に前記ノ
    ズル口の開口幅を制御可能な開口幅制御手段を設け、 塗工剤の塗工厚が前記ノズル口の長手方向に沿って一定
    にならない場合のみ前記開口幅制御手段を使用して前記
    ノズル口の開口幅を制御するように構成したことを特徴
    とする塗工剤供給ノズル。
  2. 【請求項2】 前記開口幅制御手段は、 前記各ノズル半体の接合面間のノズル先端とは反対位置
    に形成された調整溝と、 前記調整溝を間に挟んで前記各ノズル半体に同一軸心上
    に形成され一方が他方より大径とされ前記ノズル口に沿
    って整列配置された複数の大径ボルト孔および小径ボル
    ト孔と、 前記各ノズル半体のうちの一方に形成された大径ボルト
    孔に螺合可能とされ、かつ、先端が前記調整溝の相互に
    対向する対向面のうちの他方のノズル半体に形成された
    他方の対向面に接離可能とされた大径ボルトと、 前記大径ボルト孔を介して挿入され前記各ノズル半体の
    うちの他方に形成された小径ボルト孔に螺合可能とさ
    れ、かつ、頭部が前記各ノズル半体のうちの一方に形成
    されたざぐりの底に当接可能とされた小径ボルトとを有
    し、 前記ノズル口の開口幅を縮小する場合には、前記大径ボ
    ルトを前記大径ボルト孔に螺合させるともに前記大径ボ
    ルトの先端を前記調整溝の他方の対向面に当接し、前記
    ノズル口の開口幅を拡大する場合には、前記小径ボルト
    を前記大径ボルト孔を介して挿入して前記小径ボルト孔
    に螺合させるとともに前記小径ボルトの頭部を前記ざぐ
    りの底に当接し、かつ、前記各ボルトの当接力を締め付
    けトルクにより制御することで前記ノズル口の開口幅を
    制御するように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の塗工剤供給ノズル。
  3. 【請求項3】 前記ノズル口の開口幅の最大制御範囲が
    開口幅の20%であることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の塗工剤供給ノズル。
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