JP2008296078A - スリットノズルおよび基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリットノズルの開口幅を調整する調整用ボルトのゆるみや脱落を抑制する。
【解決手段】処理液を吐出するスリットノズル41において、第1本体部410、第2本体部411およびシム板412を、軸径が「φ1」の固定ボルト413で締結することにより結合体を形成する。この結合体の長手方向(Y軸方向)に沿って複数の開き調整用ネジ穴416および複数の閉じ調整用ネジ穴417を設ける。吐出口41aの開口幅が所望値Dよりも狭い位置では、開き調整用ネジ穴416に軸径が「φ2」の開き調整ボルト418を挿入して、吐出口41aを開く方向に調整する。一方、吐出口41aの開口幅が所望値Dよりも広い位置では、閉じ調整用ネジ穴417に軸径が「φ3」の閉じ調整ボルト419を挿入して、吐出口41aを閉じる方向に調整する。このとき、各ボルトのサイズをφ1/2≦φ2=φ3<φ1となるように構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、スリットノズルの吐出口の開口幅を締め付けボルト(調整用ボルト)で調整する技術に関する。より詳しくは、当該調整用ボルトのゆるみや脱落を抑制する技術に関する。
基板を製造する工程において、スリットノズルの吐出口からレジスト液を吐出させながら、当該スリットノズルを所定の方向(塗布方向)に移動させることにより、処理液を基板に塗布する基板処理装置(スリットコータ)が知られている。スリットコータでは、一般に2つの部材を固定用のボルトで締結して、結合体としてのスリットノズルを形成する構造が採用されている。そして、スリットノズルの吐出口は締結される2つの部材の隙間空間の開口部として形成される。
一方、スリットコータにおける塗布工程では、基板上に均一な塗布膜を形成するために、スリットノズルから処理液を均一に吐出させる必要がある。そのため、スリットノズルの加工精度誤差や組み立て誤差等から生じる吐出口の開口幅の不均一性を調整する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、固定用ボルトと別に、開口幅を調整する調整用ボルトを設ける技術が記載されている。
特許文献1に記載されている技術では、固定用ボルトが挿入される固定用ネジ穴と別に調整用ネジ穴を形成し、当該調整用ネジ穴のうち調整が必要な位置に設けられているネジ穴に調整用ボルトを挿入して締め付け、調整力を付与して開口幅を調整する。特許文献1に記載されている技術では、部品点数を抑制する等の目的から、固定用ボルトと調整用ボルトとは同径のボルトが採用されている。したがって、それぞれの適正トルクも同じとなっている。
特開2005−262084号公報
ところが、上記特許文献1に記載されている技術では、スリットノズルが移動する際の振動等の影響で、調整用ボルトがゆるんだり抜け落ちたりするという問題が発生する。
すなわち、昨今の基板の大型化の要請からスリットノズルを構成する2つの部材は大型化する傾向にあり、これらの部材を締結するために必要となる締結力は増大している。したがって、締結力を付与する固定用ボルトも大型化する傾向にある。一方、部材に対する加工精度は日々向上しており、部材の製造時の誤差を調整するために必要となる調整力は、締結力ほど増大していない。
したがって、特許文献1に記載されているように、固定用ボトルと調整用ボトルとを同一のサイズのボルトで実現すると、固定用ボルトの大型化に応じて調整用ボルトが大型化し、調整用ボルトに付与されるトルクが適正トルクに満たず、上記問題が発生する。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、スリットノズルの開口幅を調整する調整用ボルトのゆるみや脱落を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、スリット状の吐出口から処理液を吐出するスリットノズルであって、複数の固定用ボルトと、前記複数の固定用ボルトが挿入される複数の第1ネジ穴が設けられた第1本体部と、前記複数の固定用ボルトが挿入される複数の第2ネジ穴が設けられた第2本体部とを備え、前記複数の固定用ボルトが前記複数の第1ネジ穴と前記複数の第2ネジ穴とに挿入されることにより、前記第1本体部と前記第2本体部とが結合体を形成し、前記結合体には、前記固定用ボルトの径よりも小さい径の調整用ボルトを挿入可能な複数の調整用ネジ穴と、前記吐出口と、前記吐出口に連通する流路とが形成されることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係るスリットノズルであって、前記調整用ボルトの径は、前記固定用ボルトの径の2分の1以上であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明に係るスリットノズルであって、前記複数の調整用ネジ穴は、前記吐出口を開く方向に調整する開き調整用ネジ穴と、前記吐出口を閉じる方向に調整する閉じ調整用ネジ穴とから構成されることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明に係るスリットノズルであって、前記複数の調整用ネジ穴は、第1調整用ボルトを挿入可能な第1調整用ネジ穴と、前記第1調整用ボルトの径より小さい径の第2調整用ボルトを挿入可能な第2調整用ネジ穴とから構成されることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明に係るスリットノズルであって、前記複数の調整用ネジ穴は、前記結合体の長手方向に沿ってその径が異なる複数の調整用ボルトを挿入可能であることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、スリット状の吐出口から処理液を吐出するスリットノズルと、前記スリットノズルを移動させる移動手段とを備え、前記スリットノズルは、複数の固定用ボルトと、前記複数の固定用ボルトが挿入される複数の第1ネジ穴が設けられた第1本体部と、前記複数の固定用ボルトが挿入される複数の第2ネジ穴が設けられた第2本体部とを備え、前記複数の固定用ボルトが前記複数の第1ネジ穴と前記複数の第2ネジ穴とに挿入されることにより、前記第1本体部と前記第2本体部とが結合体を形成し、前記結合体には、前記固定用ボルトの径よりも小さい径の調整用ボルトを挿入可能な複数の調整用ネジ穴と、前記吐出口と、前記吐出口に連通する流路とが形成されることを特徴とする。
請求項1ないし6に記載の発明では、第1本体部と第2本体部とが結合体を形成し、結合体には、固定用ボルトの径よりも小さい径の調整用ボルトを挿入可能な複数の調整用ネジ穴が形成されることにより、必要とされる調整力に応じた径の調整用ボルトを用いることができるため、調整用ボルトのゆるみを抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る基板処理装置1の概略を示す斜視図である。図2は、基板処理装置1の本体2の側面を示すと共に、レジスト液の塗布動作に係る主たる構成要素を示す図である。なお、図1において、図示および説明の都合上、Z軸方向が鉛直方向を表し、XY平面が水平面を表すものとして定義するが、それらは位置関係を把握するために便宜上定義するものであって、以下に説明する各方向を限定するものではない。以下の図についても同様である。
<全体構成>
基板処理装置1は、本体2と制御部6とに大別され、液晶表示装置の画面パネルを製造するための角形ガラス基板を被処理基板(以下、単に「基板」と称する)90としており、基板90の表面に形成された電極層などを選択的にエッチングするプロセスにおいて、基板90の表面に処理液としてのレジスト液を塗布する塗布処理装置として構成されている。したがって、本実施の形態における基板処理装置1では、スリットノズル41はレジスト液を吐出するようになっている。なお、基板処理装置1は、液晶表示装置用のガラス基板だけでなく、一般に、フラットパネルディスプレイ用の種々の基板に処理液(薬液)を塗布する装置として変形利用することもできる。
本体2は、基板90を載置して保持するための保持台として機能するとともに、付属する各機構の基台としても機能するステージ3を備える。ステージ3は直方体形状を有する例えば一体の石製であり、その上面(保持面30)および側面は平坦面に加工されている。
ステージ3の上面は水平面とされており、基板90の保持面30となっている。保持面30には図示しない多数の真空吸着口が分布して形成されており、基板処理装置1において基板90を処理する間、基板90を吸着することにより、基板90を所定の位置に、かつ、水平姿勢に保持する。また、保持面30には、図示しない駆動機構によって上下に昇降自在な複数のリフトピンLPが、適宜の間隔をおいて設けられている。リフトピンLPは、基板90を取り除く際に基板90を押し上げるために用いられる。
保持面30のうち基板90の保持エリア(基板90が保持される領域)を挟んだ両端部には、略水平方向に平行に伸びる一対の走行レール31が固設される。走行レール31は、架橋構造4の両端部の最下方に固設される図示しない支持ブロックとともに、架橋構造4の移動を案内し(移動方向を所定の方向に規定する)、架橋構造4を保持面30の上方に支持するリニアガイドを構成する。
ステージ3の上方には、このステージ3の両側部分から略水平に掛け渡された架橋構造4が設けられている。架橋構造4は、例えばカーボンファイバ補強樹脂を骨材とするノズル支持部40と、その両端を支持する昇降機構43,44とから主に構成される。
ノズル支持部40には、スリットノズル41が取り付けられている。また、Y軸方向に長手方向を有するスリットノズル41には、スリットノズル41にレジスト液を供給するための供給機構7が接続されている。なお、スリットノズル41の構造の詳細については後述する。
昇降機構43,44は、スリットノズル41の両側に分かれて、ノズル支持部40によりスリットノズル41と連結されている。昇降機構43,44は主にACサーボモータ43a,44aおよび図示しないボールネジからなり、制御部6からの制御信号に基づいて、架橋構造4の昇降駆動力を生成する。これにより、昇降機構43,44は、スリットノズル41を並進的に昇降させる。また、昇降機構43,44は、スリットノズル41のYZ平面内での姿勢を調整するためにも用いられる。さらに、ACサーボモータ43a,44aは、その回転量を検出して制御部6に出力する機能を有している。
架橋構造4の両端部には、ステージ3の両側の縁側に沿って、それぞれ固定子(ステータ)50aと移動子50bおよび固定子51aと移動子51bを備える一対のACコアレスリニアモータ(以下、単に、「リニアモータ」と略する。)50,51が、それぞれ固設される。また、架橋構造4の両端部には、それぞれスケール部と検出子とを備えたリニアエンコーダ52,53が、それぞれ固設される。リニアエンコーダ52,53は、リニアモータ50,51の位置を検出する。
これらリニアモータ50,51とリニアエンコーダ52,53とが主として、架橋構造4が走行レール31に案内されつつステージ3上を移動するための走行機構5を構成する。すなわち、走行機構5は、スリットノズル41を基板90の表面に沿った略水平方向に相対的に移動させる。このときリニアエンコーダ52,53からの検出結果に基づいて、制御部6がリニアモータ50の動作を制御することにより、ステージ3上における架橋構造4の移動、つまりはスリットノズル41による基板90の走査が制御される。
本体2の保持面30において、保持エリアの(−X)方向側には、開口32が設けられている。開口32はスリットノズル41と同じくY軸方向に長手方向を有し、かつ該長手方向長さはスリットノズル41の長手方向長さとほぼ同じである。また、図1および図2において図示を省略するが、開口32の下方の本体2の内部には、待機ポットと、ノズル洗浄機構と、プリ塗布機構とが設けられている。これらの機構は、例えば、基板90へのレジスト液の塗布に先立って行われる、レジスト液供給処理、エアー抜き処理、あるいはプリディスペンス処理などの予備的処理に際し用いられる。
ノズル支持部40には、スリットノズル41の上方となる位置に、スリットノズル41にレジスト液を供給する供給機構7が設けられている。供給機構7は、図示しないバッファタンクに貯留されているレジスト液をスリットノズル41に供給する機能を有し、詳細は図示しないが、主に送液ポンプ、配管、開閉バルブおよびフィルタから構成される。
制御部6は、プログラムに従って各種データを処理する演算部60、プログラムや各種データを保存する記憶部61を内部に備える。また、前面には、オペレータが基板処理装置1に対して必要な指示を入力するための操作部62と、各種データを表示する表示部63とを備える。
なお、具体的には、データを一時的に記憶するRAM、読み取り専用のROM、および磁気ディスク装置などが記憶部61に該当する。あるいは、可搬性の光磁気ディスクやメモリーカードなどの記憶媒体、およびそれらの読み取り装置などであってもよい。また、操作部62としては、ボタンおよびスイッチ類(キーボードやマウスなどを含む。)などが該当する。もしくは、タッチパネルディスプレイのように表示部63の機能を兼ね備えた装置であってもよい。表示部63としては、液晶ディスプレイや各種ランプなどが該当する。
<スリットノズル41の詳細>
図3は、スリットノズル41を構成する主な部材を組み立てる様子を示す斜視図である。なお、開口幅を調整するための構成は後述するので、図3において図示を省略している。
スリットノズル41は、第1本体部410、第2本体部411、シム板412、および複数の固定ボルト413を備える。なお、本実施の形態におけるスリットノズル41のZ軸方向の長さは「H」、Y軸方向の長さは「W」として以下の説明を行う。一般的なスリットコータでは、Wの値として100ないし3000(mm)が想定されるが、もちろんスリットノズル41のサイズはこの範囲のものに限定されるわけではない。
第1本体部410には、複数の固定ボルト413を螺入するための複数の第1ネジ穴414aが設けられている。また、第1本体部410と対向するように配置される第2本体部411には、各第1ネジ穴414aと対向する位置に固定ボルト413を螺入するための第2ネジ穴414bがそれぞれ設けられている。この第1ネジ穴414aおよび第2ネジ穴414bは、共にX軸に沿った方向の略円筒状の穴として設けられ、詳細は図示しないが、その円筒内面には挿入される固定ボルト413と螺合するためのネジ山およびネジ溝が形成されている。
対を形成する第1ネジ穴414aと第2ネジ穴414bとは、第1本体部410と第2本体部411とが対向して配置された状態では、互いに連通し、1つのネジ穴を形成する。以下、対になった第1ネジ穴414aと第2ネジ穴414bとによって形成されるネジ穴を固定用ネジ穴414と称する。
なお、固定用ネジ穴414内に形成されるネジ山およびネジ溝は、例えば、第2ネジ穴414bにのみ設けられていてもよい。すなわち、第1ネジ穴414aは固定ボルト413を挿入することができるように形成された単なる貫通孔であってもよい。あるいは、第1ネジ穴414aおよび第2ネジ穴414bのいずれもが単に固定ボルト413を挿入することが可能な挿入孔であってもよい。その場合、固定用ネジ穴414は単なる貫通孔となるが、固定ボルト413はナットによって別途固定すればよい。すなわち、第1ネジ穴414aおよび第2ネジ穴414bから形成される固定用ネジ穴414に固定ボルト413が挿入されることによって、第1本体部410と第2本体部411とを結合させる構造であれば、一般的などのような構造が採用されてもよい。
シム板412は、第1本体部410と第2本体部411との間に配置される板状の部材であって、固定ボルト413が貫通するための複数の貫通孔414cが設けられている。したがって、シム板412が第1本体部410と第2本体部411との間に配置された状態では、貫通孔414cも固定用ネジ穴414を構成する。シム板412は、後述するランド415b(隙間空間)を避けて配置され、第1本体部410と第2本体部411との間に、所定の間隔を設けるためのスペーサとして機能する。
固定ボルト413は、第1本体部410と第2本体部411とが対向した状態で、固定用ネジ穴414に螺入されることによって、第1本体部410と第2本体部411とを互いに結合する。すなわち、各固定ボルト413の締結力の作用によって、第1本体部410と第2本体部411とが締結され、本発明における結合体が形成される。
なお、図3には、複数の固定ボルト413として9本の固定ボルト413と、それに対応した数のネジ穴を有する第1・第2ネジ穴414a,414bおよび貫通孔414cのみを示している。しかし、固定ボルト413およびネジ穴の数はこれに限られるものではなく、主にスリットノズル41の剛性や重量、「W」の値などに応じて適切な数を決定することが好ましい。
図4は、第1本体部410と第2本体部411とが締結された状態のスリットノズル41のXZ平面における断面図である。固定ボルト413が固定用ネジ穴414に挿入されることにより、図4に示すように、第1本体部410、シム板412および第2本体部411が一体的な構造物(スリットノズル41)を形成している。
また、スリットノズル41はランド415bの下方開口によって、下端部に吐出口41aが形成される。以下の説明では、吐出口41aの開口間隔の所望値を「D」とし、固定ボルト413の軸径を「φ1」とする。
図3において図示を省略していたが、第1本体部410および第2本体部411には、さらに開き調整用ネジ穴416a,416b、および閉じ調整用ネジ穴417a,417bがX軸方向に伸びる穴として設けられている。
このうち、開き調整用ネジ穴416aと開き調整用ネジ穴416bとはそれぞれ第1本体部410および第2本体部411の対向する位置に設けられている。したがって、第1本体部410と第2本体部411とが結合体を形成している状態において、開き調整用ネジ穴416a、開き調整用ネジ穴416b、およびシム板412に設けられた貫通孔416cは、開き調整ボルト418を挿入するネジ穴(以下、「開き調整用ネジ穴416」と称する)を構成する。
同様に、閉じ調整用ネジ穴417aと閉じ調整用ネジ穴417bとはそれぞれ第1本体部410および第2本体部411の対向する位置に設けられ、シム板412に設けられた貫通孔417cとともに閉じ調整ボルト419を挿入するネジ穴(以下、「閉じ調整用ネジ穴417」と称する)を構成する。
開き調整ボルト418は、その軸径が「φ2」のボルトであり、先述のように開き調整用ネジ穴416に螺入される。閉じ調整ボルト419は、その軸径が「φ3」のボルトであり、先述のように閉じ調整用ネジ穴417に螺入される。
本実施の形態では、固定ボルト413としてJIS規格における「M10」のボルトを採用し、開き調整ボルト418および閉じ調整ボルト419としてJIS規格における「M8」のボルトを採用する。したがって、固定ボルト413、開き調整ボルト418および閉じ調整ボルト419において、φ1/2≦φ2=φ3<φ1の関係が成立する。
このように、スリットノズル41では、比較的大きい締結力が要求される固定ボルト413として、大きいトルクで締め付けることが可能な大型のボルトを採用する。一方、比較的小さい締結力(調整力)しか要求されない開き調整ボルト418および閉じ調整ボルト419として、小さいトルクで締め付けてもゆるんだり脱落したりしない小型のボルトを採用する。
これにより、本実施の形態における基板処理装置1は、開き調整ボルト418および閉じ調整ボルト419のゆるみや脱落を抑制できる。なお、図4においては、図示の都合上、Y軸方向における位置が互いに等しい開き調整用ネジ穴416および閉じ調整用ネジ穴417のいずれにもボルトが螺入されるように示している。しかし、Z軸方向に上下に並んだ2つの調整用ネジ穴は、いずれも使用されない(調整の必要がない場合)か、選択的に使用されるかのいずれかであって、通常の使用状況においてこれらに同時にボルトが螺入されることはない。
図5は、第2本体部411を示す図である。第2本体部411は、Y軸方向の中心位置を基準とした対称の構造であるため、図5において、(−Y)方向片側部分のみを図示し、(+Y)側部分は図示を省略する。
第2本体部411において、第1本体部410と対向する対向面は、所定の位置に窪みが形成されている。第2本体部411が第1本体部410とともに結合体を形成するときにおいて、それらの窪みはマニホールド(拡散溝)415aとランド415bとを形成する。すなわち、マニホールド415aおよびランド415bは、第1本体部410と第2本体部411との間の隙間空間を形成しており、スリットノズル41に向けて供給されたレジスト液の流路となる。
また、前述の対向面のうち、マニホールド415aおよびランド415bを形成しない部分は、第2本体部411が第1本体部410と結合することにより、シム板412を介して相互の拘束応力が作用する「相互拘束面S」を形成する。
マニホールド415aは、ランド415bに比べて(−X)方向に深い溝として形成されている。スリットノズル41には、中央部付近に設けられた図示しない供給口からレジスト液が供給されるが、主にマニホールド415aは、この供給口から供給されたレジスト液をY軸方向に拡散させるために設けられている。マニホールド415aは、スリットノズル41の両端部に向かって傾斜した形状として形成されており、供給されたレジスト液を両端部にすみやかに拡散させることが可能である。
図5に示すように、本実施の形態における複数の第2ネジ穴414bは、配列線L0上に配列するように形成されている。スリットノズル41では、図4に示したように、複数の第2ネジ穴414bと対向する位置にそれぞれの第1ネジ穴414aが形成される。したがって、改めて図示はしないが、複数の第1ネジ穴414aも配列線L0上に形成される。このように、固定用ネジ穴414が配列線L0上に配列しているために、第1本体部410と第2本体部411とを固定ボルト413によって結合させた場合、複数の固定ボルト413も配列線L0上に配列する。
開き調整用ネジ穴416bおよび閉じ調整用ネジ穴417bは、第2ネジ穴414bと、径のサイズを除いて、ほぼ同様の構造を有している。そして、前述のように開き調整用ネジ穴416bには開き調整ボルト418が挿入可能であり、閉じ調整用ネジ穴417bには閉じ調整ボルト419が挿入可能である。
このように、スリットノズル41では、吐出口41aの開口間隔を調整するための構成(開き調整用ネジ穴416、開き調整ボルト418、閉じ調整用ネジ穴417および閉じ調整ボルト419)が、第1本体部410と第2本体部411とを締結するための構成(固定ボルト413および固定用ネジ穴414)と別に独立して設けられている。したがって、スリットノズル41の組み立ては、吐出口41aの開口間隔を意識することなく、各固定ボルト413をそれぞれ単純に同じトルクで締め付けることにより行うことができる。
図5に示すように、開き調整用ネジ穴416bは直線L1上に配列するように設けられる。すなわち、開き調整用ネジ穴416bは配列線L0に対して吐出口41aの反対側に設けられている。このように、開き調整用ネジ穴416が設けられていることにより、第1本体部410と第2本体部411とを締結して組み立てた後に、Y軸方向において吐出口41aの開口間隔が所望値「D」より狭い位置では、開き調整用ネジ穴416に開き調整ボルト418を挿入して締めることにより調整力を付与して、当該位置における開口間隔を開くように調整することができる。
一方、図5に示すように、閉じ調整用ネジ穴417bは直線L2上に配列するように設けられる。すなわち、閉じ調整用ネジ穴417bは、配列線L0に対して下側(吐出口41a側)に設けられる。このように、閉じ調整用ネジ穴417が設けられていることにより、第1本体部410と第2本体部411とを締結して組み立てた後に、Y軸方向において吐出口41aの開口間隔が所望値「D」より広い位置では、閉じ調整用ネジ穴417に閉じ調整ボルト419を挿入して締めることにより調整力を付与して、当該位置における開口間隔を閉じるように調整することができる。
一般に、固定ボルト413を同じトルクで締めて第1本体部410と第2本体部411とを締結した場合、各部材の加工精度のバラツキなどによって、Y軸方向における吐出口41aの開口間隔は均一とはならない。しかし、本実施の形態における基板処理装置1では、複数の開き調整用ネジ穴416および複数の閉じ調整用ネジ穴417が、配列線L0の上下両側に分かれて配列していることにより、組み立て時の吐出口41aの開口間隔の広い狭いにかかわらず、吐出口41aの開口間隔が所望値「D」となるように調整することができる。
また、開き調整用ネジ穴416および閉じ調整用ネジ穴417は、いずれもスリットノズル41の長尺方向全体にわたって設けられている。これにより、本実施の形態における基板処理装置1のスリットノズル41は、長尺方向(Y軸方向)全体にわたって吐出口41aの開口間隔調整をすることができる。したがって、例えば、中央部にのみ開口間隔を調整する機構を設けて調整する場合に比べて、さらに高精度に開口間隔を均一化させることができる。
なお、本実施の形態における基板処理装置1では、毎回組み立てた状態の個々のスリットノズル41について、Y軸方向の所定間隔毎に、吐出口41aの開口間隔を測定する。そして、得られた測定値に応じて開口間隔が「D」となるように、ボルト(開き調整ボルト418または閉じ調整ボルト419)を螺入する位置および締め付けトルクを決定して調整を行う。
ただし、吐出口41aの開口間隔を調整する手法はこれに限られるものではなく、例えば、スリットノズル41による塗布結果に応じて開口間隔を調整するようにしてもよい。すなわち、実際に塗布されたレジスト膜厚の値に応じて調整を行ってもよい。また、所定のトルクで固定ボルト413を締めた場合の開口間隔の値を予め何度も測定しておき、平均値や再現性に応じて、以後は毎回測定することなく調整を行うようにしてもよい。すなわち、調整の手法はどのような手法が採用されてもよい。
以上のような構造により、スリットノズル41は、供給機構7により供給されたレジスト液を、先端に形成されたスリット状(直線状)の吐出口41aからステージ3に保持された基板90の表面の所定の領域(以下、「レジスト塗布領域」と称する。)に吐出する。これにより、基板処理装置1は基板90にレジスト液を塗布する。ここで、レジスト塗布領域とは、基板90の表面のうちでレジスト液を塗布しようとする領域であって、通常、基板90の全面積から、端縁に沿った所定幅の領域を除いた領域である。
以上が本実施の形態における基板処理装置1の構成および機能の説明である。
<動作説明>
次に、基板処理装置1における塗布処理動作を簡単に説明する。なお、以下の基板処理装置1の動作は、特に明示しないかぎり、制御部6の制御に基づいて行われるものである。
基板処理装置1では、オペレータまたは図示しない搬送機構により、所定の位置に基板90が搬送されると、ステージ3が保持面30上の所定の位置に基板90を吸着して保持する。続いて、制御部6からの制御信号に基づいて、昇降機構43,44が、ノズル支持部40をZ軸方向に移動させ、スリットノズル41を適正姿勢に調整する。なお、適正姿勢とは、スリットノズル41とレジスト塗布領域との間隔がレジスト液を塗布するために適切な間隔となるスリットノズル41のYZ平面における姿勢である。
さらに、リニアモータ50,51が架橋構造4を(−X)方向に移動させ、スリットノズル41を吐出開始位置に移動させる。ここで、吐出開始位置とは、レジスト塗布領域の一辺にスリットノズル41がほぼ沿う位置である。
スリットノズル41が吐出開始位置まで移動すると、制御部6が制御信号を走行機構5のリニアモータ50,51に与える。その制御信号に基づいて、リニアモータ50,51が架橋構造4を(−X)方向に移動させることでスリットノズル41が基板90の表面を走査する。
このとき、供給機構7がスリットノズル41にレジスト液を供給し、スリットノズル41がレジスト塗布領域にレジスト液を吐出する。これにより、基板90の表面上にレジスト液の層(薄膜)が形成される。
スリットノズル41が吐出終了位置まで移動すると、制御部6が制御信号を昇降機構43,44、走行機構5および供給機構7に与える。その制御信号に基づいて、昇降機構43,44および走行機構5がスリットノズル41を待機位置に移動させるとともに、供給機構7がレジスト液の供給を停止することにより、スリットノズル41からのレジスト液の吐出が停止する。
このスリットノズル41の移動動作と並行して、ステージ3は基板90の吸着を停止し、リフトピンLPが基板90を持ち上げた後、オペレータまたは搬送機構が基板90を保持面30から取り上げ、次の処理工程に搬送する。
さらに、基板処理装置1は、他に処理すべき基板90が存在するか否かを判定し、処理すべき基板90が存在する場合には前述の処理を繰り返す。一方、処理すべき基板90が存在しない場合には、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態における基板処理装置1のスリットノズル41は、第1本体部410と第2本体部411とを締結するための締結力を付与する複数の固定ボルト413と、吐出口41aの開口幅を調整するための調整力を付与する少なくとも1つの調整ボルト(開き調整ボルト418および閉じ調整ボルト419)とを備えており、開き調整ボルト418および閉じ調整ボルト419の径は固定ボルト413の径よりも小さい。これにより、スリットノズル41の移動に伴う振動等が発生したとしても、開き調整ボルト418および閉じ調整ボルト419がゆるんだり、抜けたりすることを効果的に抑制することができる。すなわち、開き調整ボルト418および閉じ調整ボルト419の締め付けトルクの不足による経時的なゆるみを抑制できる。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、開き調整用ネジ穴416および閉じ調整用ネジ穴417は、Y軸方向の位置において、いずれの固定用ネジ穴414とも異なる位置に設けられていた。しかし、開き調整用ネジ穴416および閉じ調整用ネジ穴417の配置は、このような配置に限られるものではない。
図6は、第2の実施の形態における第2本体部411aを示す図である。
例えば、第2本体部411aのように、相互拘束面SのZ軸方向の幅が十分にある場合には、第2ネジ穴414b、開き調整用ネジ穴416bおよび閉じ調整用ネジ穴417bをそれぞれY軸方向の同じ位置に設けてもよい。以下の実施の形態においても同様である。
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態では、固定用ネジ穴414の上下方向の両側に調整用ネジ穴が設けられていた。しかし、例えば、吐出口41a側に設けられる調整用ネジ穴のみであってもよい。
図7は、第3の実施の形態における第2本体部411bを示す図である。
第2本体部411bは、配列線L0に対して吐出口41a側に設けられる閉じ調整用ネジ穴417bのみが設けられており、上記実施の形態における開き調整用ネジ穴416に相当する構成は設けられていない。
このような構造により、本実施の形態におけるスリットノズル41では、吐出口41aの開口間隔を閉じる方向にしか調整することはできない。
本実施の形態におけるスリットノズル41を構成する各部材は、加工精度のバラツキが生じた場合であっても、吐出口41aの開口間隔が所望値「D」以上となるように予め設計・製造されている。すなわち、スリットノズル41を組み立てた場合に、吐出口41aの開口間隔が所望値「D」より小さくなることがないようにされている。スリットノズル41の各部材がこのように製造されていれば、吐出口41aの開口間隔の調整は、当該開口間隔を閉じる方向に調整できれば十分である。
すなわち、本実施の形態におけるスリットノズル41のように、閉じ調整用ネジ穴417のみを備えた構造であっても、開口間隔を所望値「D」となるように均一化させることができる。したがって、相互拘束面SがZ軸方向に狭く、固定用ネジ穴414の上下両側に調整用ネジ穴を設けるスペースが十分にない場合であっても、吐出口41aの開口間隔を所望値に均一化させることができる。
なお、予め吐出口41aの開口間隔が所望値「D」より小さくなるように各部材を製造し、開き調整用ネジ穴416のみを設ける構造としてもよい。
<4. 第4の実施の形態>
上記実施の形態では、開き調整ボルト418の軸径「φ2」と、閉じ調整ボルト419の軸径「φ3」とが同じであるとして説明した。しかし、軸径「φ2」と軸径「φ3」とは互いに異なっていてもよい。
本実施の形態では、φ2<φ3であり、開き調整用ネジ穴416が第1調整用ネジ穴に相当し、閉じ調整用ネジ穴417が第2調整用ネジ穴に相当する。
例えば、配列線L1上の位置は、配列線L2上の位置に比べて、吐出口41aまでの距離が遠いので、調整によって生じるわずかな歪みが開口間隔に大きな影響を及ぼす。したがって、吐出口41a側と吐出口41aの反対側とにおいて必要とされる調整力が異なる場合がある。その場合、必要な調整力に応じて、開き調整ボルト418の軸径「φ2」と、閉じ調整ボルト419の軸径「φ3」とを異なるように設計するとよい。
<5. 第5の実施の形態>
上記実施の形態では、開き調整ボルト418は全て軸径「φ2」が同じボルトであるとして説明した。同様に、閉じ調整ボルト419も全て軸径「φ3」が同じボルトであるとして説明した。しかし、これらのボルトは、結合体の長手方向(Y軸方向)に沿って異なる軸径のボルトが使用されてもよい。
先述のように、本実施の形態のマニホールド415aは、スリットノズル41における両端部が下がるように傾斜している。このため、配列線L1,L2はいずれも水平軸に対して傾いており、例えば同じ開き調整ボルト418であっても、両端部の方が中央部よりも吐出口41aに近くなる。
第4の実施の形態において説明したように、吐出口41aからの距離が異なると、例え調整幅が同じであっても、必要とされる調整力が異なる場合がある。したがって、このような場合には、開き調整ボルト418(閉じ調整ボルト419)の軸径を長手方向(Y軸方向)に沿って異なるように設計するとよい。
<6. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、第2本体部411の表面(第1本体部410と対向する面)には、マニホールド415aのみが形成されていてもよい。すなわち、ランド415bはシム板412の厚み分として形成されてもよい。
また、マニホールド415aおよびランド415bは、第1本体部410にも設けられていてもよい。すなわち、第1本体部410と第2本体部411とがほぼ同一形状の部材であってもよい。この場合、例えばシム板412が用いられなくてもよい。
また、マニホールド415aは、略水平方向に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態では、第1本体部410と第2本体部411とを互いに引きつける方向に働く力を調整力としたが、調整力は第1本体部410と第2本体部411とが互いに反発する方向に働く力であってもよい。すなわち、開き調整ボルト418や閉じ調整ボルト419は、いわゆる押しネジであってもよい。
本発明に係る基板処理装置の概略を示す斜視図である。 基板処理装置の本体の側面を示すと共に、レジスト液の塗布動作に係る主たる構成要素を示す図である。 スリットノズルを構成する主な部材を組み立てる様子を示す斜視図である。 第1本体部と第2本体部とが締結された状態のスリットノズルのXZ平面における断面図である。 第1の実施の形態における第2本体部を示す図である。 第2の実施の形態における第2本体部を示す図である。 第3の実施の形態における第2本体部を示す図である。
符号の説明
1 基板処理装置
3 ステージ
41 スリットノズル
41a 吐出口
410 第1本体部
411,411a,411b 第2本体部
412 シム板
413 固定ボルト
414 固定用ネジ穴
414a 第1ネジ穴
414b 第2ネジ穴
415a マニホールド
415b ランド
416 開き調整用ネジ穴
417 閉じ調整用ネジ穴
418 開き調整ボルト
419 閉じ調整ボルト
5 走行機構
6 制御部
90 基板

Claims (6)

  1. スリット状の吐出口から処理液を吐出するスリットノズルであって、
    複数の固定用ボルトと、
    前記複数の固定用ボルトが挿入される複数の第1ネジ穴が設けられた第1本体部と、
    前記複数の固定用ボルトが挿入される複数の第2ネジ穴が設けられた第2本体部と、
    を備え、
    前記複数の固定用ボルトが前記複数の第1ネジ穴と前記複数の第2ネジ穴とに挿入されることにより、前記第1本体部と前記第2本体部とが結合体を形成し、
    前記結合体には、前記固定用ボルトの径よりも小さい径の調整用ボルトを挿入可能な複数の調整用ネジ穴と、前記吐出口と、前記吐出口に連通する流路とが形成されることを特徴とするスリットノズル。
  2. 請求項1に記載のスリットノズルであって、
    前記調整用ボルトの径は、前記固定用ボルトの径の2分の1以上であることを特徴とするスリットノズル。
  3. 請求項1または2に記載のスリットノズルであって、
    前記複数の調整用ネジ穴は、
    前記吐出口を開く方向に調整する開き調整用ネジ穴と、
    前記吐出口を閉じる方向に調整する閉じ調整用ネジ穴と、
    から構成されることを特徴とするスリットノズル。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記複数の調整用ネジ穴は、
    第1調整用ボルトを挿入可能な第1調整用ネジ穴と、
    前記第1調整用ボルトの径より小さい径の第2調整用ボルトを挿入可能な第2調整用ネジ穴と、
    から構成されることを特徴とするスリットノズル。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記複数の調整用ネジ穴は、前記結合体の長手方向に沿ってその径が異なる複数の調整用ボルトを挿入可能であることを特徴とするスリットノズル。
  6. 基板を処理する基板処理装置であって、
    スリット状の吐出口から処理液を吐出するスリットノズルと、
    前記スリットノズルを移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記スリットノズルは、
    複数の固定用ボルトと、
    前記複数の固定用ボルトが挿入される複数の第1ネジ穴が設けられた第1本体部と、
    前記複数の固定用ボルトが挿入される複数の第2ネジ穴が設けられた第2本体部と、
    を備え、
    前記複数の固定用ボルトが前記複数の第1ネジ穴と前記複数の第2ネジ穴とに挿入されることにより、前記第1本体部と前記第2本体部とが結合体を形成し、
    前記結合体には、前記固定用ボルトの径よりも小さい径の調整用ボルトを挿入可能な複数の調整用ネジ穴と、前記吐出口と、前記吐出口に連通する流路とが形成されることを特徴とする基板処理装置。
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