JP7442181B2 - ノズル、塗布装置および調整機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズル、塗布装置および調整機構に関する。
ステージ上に載置された基板上を、所定のギャップを維持しながらスリットノズルを移動させて基板表面にレジスト液等の塗布液を塗布する塗布装置が知られている。
例えば、特許文献1には、塗布液の吐出口の大きさを調整する差動ねじを備えた調整機構が開示されている。差動ねじは、フロントリップの上側部分と下側部分とを相互に連結している。差動ねじの軸線は、スリットに沿い上下方向に延びている。差動ねじは、フロントリップの上側部分のねじ孔に上方からねじ込まれた親ねじと、親ねじ内のねじ孔に下方からねじ込まれた子ねじと、を備える。親ねじは、フロントリップの上面から突出したヘッドを有する。このヘッドを回すことで、親ねじはフロントリップのねじ孔内を差動ねじの軸線に沿って進退(移動)することができる。子ねじの下端は、フロントリップの下側部分に固定されたナットにねじ込まれている。親ねじのねじピッチは、子ねじのねじピッチよりも大きく設定されている。例えば、親ねじが一回転されると、子ねじは、親ねじのねじピッチと子ねじのねじピッチとの差に基づき進退する。この進退により、フロントリップのネック部が弾性的に撓み、吐出口の幅が調整される。
特開平9-131561号公報
しかし、差動ねじの軸方向の位置(差動ねじの軸線に沿う子ねじの位置)は、親ねじのねじピッチと子ねじのねじピッチとの公約数に依存する。この場合、差動ねじの軸方向の位置を任意に決めることができず、吐出口の幅を自由に調整することが困難となる。そのため、吐出口の幅を自由に調整することが要求されている。
以上のような事情に鑑み、本発明は、吐出口の幅を自由に調整することが可能なノズルを提供することを目的とする。加えて、このようなノズルを備えることで、高品質の塗布膜を形成することが可能な塗布装置を提供することを目的とする。加えて、対象の部材を自由な位置で止めることが可能な調整機構を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るノズルは、塗布液の吐出口を有するノズル本体と、前記吐出口の幅を調整可能な調整機構と、を備え、前記調整機構は、ねじピッチが互いに異なる複数の雄ねじを有する第一部材と、前記複数の雄ねじのいずれかに噛み合う雌ねじを有し、前記第一部材の軸回りに回転可能な第二部材と、を備える。
この構成によれば、第二部材が第一部材の軸回りに回転可能であることにより、第一部材に設けられた複数の雄ねじの各ねじピッチの公約数を無視することができる。そのため、各ねじピッチの公約数に依存することなく、第一部材の軸方向の位置を任意に決めることができる。したがって、吐出口の幅を自由に調整することができる。
上記のノズルにおいて、複数の雄ねじは、第一雄ねじと、前記第一雄ねじとは前記ねじピッチが異なる第二雄ねじと、であり、前記雌ねじは、前記第二雄ねじに噛み合い、前記ノズル本体は、前記第一雄ねじに噛み合うとともに前記第一部材を支持する第一支持部と、前記第二部材を支持する第二支持部と、を備えてもよい。
この構成によれば、第一部材が二種類の雄ねじ(第一雄ねじ及び第二雄ねじ)を備えた簡単な構成で吐出口の幅を自由に調整することができる。
上記のノズルにおいて、前記第二雄ねじは、前記第一雄ねじよりも前記ねじピッチが小さくてもよい。
この構成によれば、第二雄ねじが第一雄ねじよりもねじピッチが大きい場合と比較して、第二部材を小さくしやすい。そのため、調整機構の小型化及び軽量化を図ることができる。
上記のノズルにおいて、前記第一部材は、前記第一雄ねじと前記第二雄ねじとの間に設けられ、前記第一雄ねじと前記第二雄ねじとを連結する連結部を更に備え、前記ノズル本体は、前記第一支持部と前記第二支持部との間に設けられ、前記ノズル本体の外面に開口して前記連結部を露出させる凹部を有してもよい。
この構成によれば、凹部から露出する連結部を利用して第一部材を回すことができる。例えば、レンチ(スパナ)等の工具で連結部を保持して第一部材を回すことにより、第一部材の軸方向の位置を容易に調整することができる。加えて、連結部が第一部材の軸方向両側で支持されているため、第一部材の軸方向の位置を安定して調整することができ、作業性が向上する。
上記のノズルにおいて、前記連結部は、前記第一部材の軸方向の位置を示すための目印を備えてもよい。
この構成によれば、凹部から露出する連結部の目印を視認することで、第一部材の軸方向の位置を把握することができる。
上記のノズルにおいて、前記連結部は、角柱状に形成されていてもよい。
この構成によれば、連結部が円柱状に形成されている場合と比較して、第一部材の軸方向の位置を調整する際に連結部を保持しやすいため、作業性が向上する。
上記のノズルにおいて、前記凹部の底部は、湾曲状に形成されていてもよい。
この構成によれば、第一部材の軸方向の位置を調整する際に凹部の底部に応力が集中することを抑制することができるため、永久歪みの発生を抑制することができる。
上記のノズルにおいて、前記第一部材の軸方向の端部は、前記第一部材の径方向に延びるスリットを有してもよい。
この構成によれば、スリットを利用して第一部材を回すことができる。例えば、マイナスドライバー等の工具でスリット部分を保持して第一部材を回すことにより、第一部材の軸方向の位置を容易に調整することができる。
上記のノズルにおいて、前記第二部材の軸方向の端部は、テーパ状に形成され、前記第二支持部は、前記第二部材の前記端部に対応するテーパ部を備えてもよい。
この構成によれば、テーパ部により第二部材のテーパ状部分を支持することができるため、第二部材の軸方向の位置決めを行うことができる。
上記のノズルにおいて、前記第二部材の外周部は、前記第二部材の径方向に開口する切欠きを有してもよい。
この構成によれば、切欠きを利用して第二部材を回すことができるため、第二部材の軸方向の位置を自由に変更することができる。
上記のノズルは、前記第二部材の軸方向の位置を固定する第三部材を更に備え、前記ノズル本体は、前記第三部材を支持する第三支持部を更に備えてもよい。
この構成によれば、第三部材により第二部材の軸方向の位置が固定されるため、第一部材の軸方向の位置を自由に変更することができる。
上記のノズルにおいて、前記調整機構の軸線は、前記塗布液の吐出方向と平行に配置されていてもよい。
この構成によれば、調整機構の軸線が塗布液の吐出方向と交差する場合と比較して、吐出口の幅を微調整しやすい。加えて、ノズルの厚み(移動方向の長さ)を可及的に小さくすることができ、ノズルの小型化及び軽量化を図ることができる。
上記のノズルにおいて、前記調整機構は、長尺の前記ノズル本体の長手方向に複数設けられていてもよい。
この構成によれば、複数の調整機構により、吐出口の幅をノズル本体の長手方向に均一に調整することができる。
本発明の一態様に係る塗布装置は、基板を搬送する基板搬送部と、上記ノズルを備え、搬送される前記基板に前記ノズルから前記塗布液を塗布する塗布部と、を含む。
この構成によれば、上記ノズルを備えることで、吐出口の幅を自由に調整することができ、高品質の塗布膜を形成することが可能な塗布装置を提供することができる。
本発明の一態様に係る調整機構は、ねじピッチが互いに異なる複数の雄ねじを有する第一部材と、前記複数の雄ねじのいずれかに噛み合う雌ねじを有し、前記第一部材の軸回りに回転可能な第二部材と、を備える。
この構成によれば、第二部材が第一部材の軸回りに回転可能であることにより、第一部材に設けられた複数の雄ねじの各ねじピッチの公約数を無視することができる。そのため、各ねじピッチの公約数に依存することなく、第一部材の軸方向の位置を任意に決めることができる。したがって、対象の部材を自由な位置で止めることができる。
本発明によれば、吐出口の幅を自由に調整することが可能なノズルを提供することができる。加えて、このようなノズルを備えることで、高品質の塗布膜を形成することが可能な塗布装置を提供することができる。加えて、対象の部材を自由な位置で止めることが可能な調整機構を提供することができる。
実施形態に係る塗布装置の斜視図。 実施形態に係る塗布装置の正面図。 実施形態に係るノズルの分解斜視図。 実施形態に係るノズルの正面図。 図4のV-V断面を含む図。 実施形態に係るノズルの下面図。 実施形態に係る第一部材の斜視図。 実施形態に係る第二部材の斜視図。 実施形態に係る第一部材に取り付けられた状態の第二部材を軸方向から見た図。 実施形態に係る調整機構の説明図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX方向、水平面内においてX方向と直交する方向をY方向、X方向及びY方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ方向とする。
<塗布装置>
図1に示すように、塗布装置1は、基板5に塗布液を塗布する装置である。例えば、基板5は、液晶パネルなどに用いられるガラス基板である。基板5は、矩形板状をなしている。塗布装置1は、基板5を搬送する基板搬送部2と、塗布液を塗布する塗布部3と、塗布部3を管理する管理部4と、を備える。
<基板搬送部>
基板搬送部2は、Y方向に長手を有する。基板搬送部2は、Y方向に基板5を搬送する。Y方向は、塗布装置1における基板搬送方向である。
基板搬送部2は、架台7、ステージ8および搬送機構9を備える。
<架台>
架台7は、Y方向に長手を有する。架台7は、ステージ8及び搬送機構9を支持する。例えば、架台7は、床面上に載置されている。
架台7は、X方向の中央に位置する架台本体7aと、架台本体7aの-X方向側に位置する第一架台側部7bと、架台本体7aの+X方向側に位置する第二架台側部7cと、を備える。
架台本体7aは、ステージ8を支持する。
第一架台側部7b及び第二架台側部7cは、搬送機構9を支持する。第一架台側部7b及び第二架台側部7cのそれぞれには、Y方向に延在する一対の溝7d,7e(図2参照)が設けられている。
図2に示すように、一対の溝7d,7eは、X方向に並んで配置されている。以下、一対の溝7d,7eのうちX方向内側に位置する溝7dを「内溝7d」、X方向外側に位置する溝7eを「外溝7e」ともいう。内溝7dは、外溝7eよりも上方に位置している。内溝7dは、外溝7eよりもステージ8寄りに位置している。
<搬送機構>
搬送機構9は、基板5をY方向に搬送する。搬送機構9は、第一架台側部7b及び第二架台側部7cのそれぞれの上部に一つずつ設けられている。搬送機構9は、ステージ8を挟んで一対設けられている。一対の搬送機構9は、ステージ8のX方向中央に対して線対称となっている。
図1に示すように、搬送機構9は、スライダ9aと、基板5を保持する基板保持部9bと、ステージ8の側方でY方向に延びるレール9cと、を備える。
例えば、スライダ9aは、リニアモータ(不図示)を内蔵している。スライダ9aは、リニアモータの駆動によって、レール9cに沿って移動するようになっている。
図2に示すように、基板保持部9bは、基板5のX方向側の側縁部を片持ちで保持する。基板保持部9bは、基板5においてステージ8よりもX方向外側にはみ出した部分を保持する。
基板保持部9bは、スライダ9aにおけるステージ8側の端部に設けられている。図1に示すように、基板保持部9bは、Y方向に並んで複数(例えば本実施形態では4つ)設けられる。例えば、基板保持部9bには、基板5を吸着して保持する吸着パッド(不図示)が設けられていてもよい。
レール9cは、第一架台側部7b及び第二架台側部7cのそれぞれにおけるステージ8側の上端部に設けられている。
各搬送機構9は、それぞれ独立して基板5を搬送可能である。そのため、第一架台側部7b側の搬送機構9と、第二架台側部7c側の搬送機構9とによって、異なる基板5を保持することができる。これにより、各搬送機構9によって基板5を交互に搬送することができるため、スループット(例えば、単位時間当たりの基板の搬送速度)を向上することができる。
なお、上記基板5の半分程度の面積を有する基板を搬送する場合には、2つの搬送機構9で基板を1枚ずつ保持することができるため、2つの搬送機構9をY方向に並進させることによって、2枚の基板を同時に搬送することができる。
<塗布部>
図1に示すように、塗布部3は、門型フレーム10、ノズル50、基板間距離測定部15、供給部20および廃液部30を備える。
<門型フレーム>
図2に示すように、門型フレーム10は、Z方向に延びる柱状をなす一対の支柱部材10aと、X方向に延びて一対の支柱部材10aの間をわたす架橋部材10bと、を備える。
各支柱部材10aは、第一架台側部7b及び第二架台側部7cにそれぞれ支持されている。
架橋部材10bのX方向両端部は、一対の支柱部材10aの上端部にそれぞれ接続されている。これにより、門型フレーム10は、ステージ8をX方向に跨ぐように設けられている。架橋部材10bは、支柱部材10aに対してZ方向に昇降可能(図2中矢印u方向に移動可能)とされている。例えば、架橋部材10bには、一対の支柱部材10aに対して架橋部材10bを上下移動可能なスライダが設けられていてもよい。
門型フレーム10は、フレーム移動機構11に接続されている。フレーム移動機構11は、Y方向に延びるレール部材12と、駆動機構13と、を備える。
レール部材12は、第一架台側部7b及び第二架台側部7cの外溝7e内に1つずつ設けられている。
駆動機構13は、門型フレーム10に接続されている。塗布部3は、駆動機構13の駆動によって、レール部材12に沿ってY方向(図1中矢印n方向)に移動可能とされている。
<ノズル>
図2に示すように、ノズル50は、X方向(図中矢印v方向)に長手を有する長尺状をなしている。ノズル50は、スリットノズルである。ノズル50は、門型フレーム10の架橋部材10bの下端部(-Z方向側の端部)に着脱可能に取り付けられている。
<基板間距離測定部>
架橋部材10bの下端部には、X方向に沿って複数(例えば本実施形態では3つ)の基板間距離測定部15が設けられている。基板間距離測定部15は、ノズル先端51aと、ノズル先端51aに対向する面(例えばノズル50の下方に配置された基板5の上面)との間の距離(Z方向の間隔)を測定する。例えば、基板間距離測定部15は、レーザセンサである。
<供給部>
図1に示すように、供給部20は、ノズル50に塗布液を供給可能なポンプ21と、ポンプ21に塗布液を供給可能な供給源22と、を備える。
供給源22は、塗布液を貯留する貯留タンク22aを備える。貯留タンク22aには、窒素ガス等の不活性ガスを導入可能な配管24が接続されている。配管24は、不図示のバルブを介して加圧源23に接続されている。バルブの開閉制御によって、貯留タンク22a内の圧力が調整される。供給源22は、貯留タンク22a内の圧力調整によって、所定量の塗布液をポンプ21に向けて供給する。
例えば、塗布液は、樹脂基板及び層間絶縁膜等を形成するための液状体を用いる。本実施形態において、塗布液は、1~10Pa・s程度の粘度を有するポリイミドを含む液状体を用いる。一般に、液晶表示装置に用いられるTFT及び液晶層等を形成するための液状体は、0.01Pa・s以下の粘度を有する。したがって、ポリイミドを含む液状体は、TFT及び液晶層等を形成するための液状体と比較して高い粘度を有する。なお、塗布液として、ポリイミドを含む液状体以外の液状体を用いてもよい。例えば、塗布液として、フォトレジスト等の薬液(液体)を用いてもよい。なお、塗布液の粘度は、例えば0.3Pa以上20Pa・s以下の範囲である。
供給部20は、塗布液の供給路(流路)を形成する複数の配管24~26を備える。上述の通り、塗布液は、供給源22からノズル50に向けて流れる。供給源22は、塗布液が流れる方向において上流側から順に、配管25、ポンプ21および供給配管26を介してノズル50に接続されている。
<廃液部>
廃液部30は、ノズル50からの廃液を貯留する第一廃液ボトル31および第二廃液ボトル32を備える。第一廃液ボトル31および第二廃液ボトル32は、供給部20を挟んでノズル50の長手方向に離反している。第一廃液ボトル31および第二廃液ボトル32のそれぞれには、塗布液の廃液路(流路)を形成する第一廃液配管33および第二廃液配管34が接続されている。ノズル50からの廃液は、第一廃液配管33および第二廃液配管34のそれぞれを通じて第一廃液ボトル31および第二廃液ボトル32のそれぞれに向けて流れる。
<管理部>
管理部4は、基板5に吐出される塗布液の吐出量が一定になるようにノズル50を管理する。図1に示すように、管理部4は、塗布部3よりも-Y方向側に設けられている。管理部4は、予備吐出機構41、ディップ槽42、ノズル洗浄装置43、収容部44および保持部材45を備える。
予備吐出機構41は、塗布液を予備的に吐出する。例えば、予備吐出機構41は、塗布部3が塗布処理領域に配置される状態で、ノズル50に最も近くなる位置に設けられている。
ディップ槽42の内部には、シンナーなどの溶剤が貯留されている。
ノズル洗浄装置43は、ノズル50の吐出口60(図2参照)近傍をリンス洗浄する。ノズル洗浄装置43は、X方向に移動する洗浄機構と、洗浄機構を移動させる移動機構(何れも不図示)と、を備える。
収容部44は、予備吐出機構41、ディップ槽42およびノズル洗浄装置43を収容している。
図2に示すように、収容部44のX方向の長さは、門型フレーム10の支柱部材10a間の距離よりも小さい。門型フレーム10は、収容部44の上方で、収容部44を跨いでY方向に移動可能とされている。門型フレーム10を収容部44の上方に移動した状態で、ノズル50は、収容部44内の予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43(図1参照)に接近可能である。
図2に示すように、保持部材45は、収容部44のX方向両端部を下方から支持している。
保持部材45は、管理部移動機構46に接続されている。管理部移動機構46は、Y方向に延びるレール部材47と、駆動機構48と、を備える。
レール部材47は、第一架台側部7b及び第二架台側部7cの内溝7d内に1つずつ設けられている。
駆動機構48は、保持部材45に接続されている。管理部4は、駆動機構48の駆動によって、レール部材47に沿ってY方向(図1中矢印m方向)に移動可能とされている。
<ノズル詳細>
図4に示すように、ノズル50は、長尺のノズル本体51と、ノズル本体51の上端に設けられた連結部材52と、ノズル本体51の長手方向(以下「ノズル長手方向」ともいう。)の両端に設けられた一対のサイドプレート53,54と、調整機構100と、を備える。
図5の断面視で、ノズル本体51は、Y方向中央ほど下方に位置するように突出する下方突出部を備える。下方突出部の下端(以下「ノズル先端51a」という。)には、塗布液を吐出する吐出口60が形成されている。吐出口60は、ノズル長手方向に延びている。ノズル本体51は、ノズル先端51aの側方に基板5(図1参照)と対向する対向面51bを有する。
図5に示すように、ノズル本体51には、塗布液を吐出する吐出口60と、吐出口60に連通する流路61と、吐出口60と流路61とを接続する吐出用接続路69と、流路61に連通する脱気路62(図4参照)と、流路61に塗布液を供給させる供給路63と、吐出口60の幅を調整するための凹溝72(凹部)と、が設けられている。
図5に示すように、ノズル本体51は、第一ノズル本体55および第二ノズル本体56を備える。第一ノズル本体55および第二ノズル本体56は、シム80を挟んでY方向に対向して配置されている。ノズル本体51は、第一ノズル本体55の面55f(Y方向内側面)と、第二ノズル本体56の面56f(Y方向内側面)と、を対向させ、第一ノズル本体55と第二ノズル本体56との間にシム80を挟持した状態で組み立てられている。図3においては、シム80を簡略化して図示している。
<第一ノズル本体>
図3に示すように、第一ノズル本体55は、ノズル長手方向に延在する長尺の部材である。第一ノズル本体55の長手方向は、ノズル長手方向と一致する。以下、第一ノズル本体55の長手方向を「ノズル長手方向」ともいう。
例えば、第一ノズル本体55は、ステンレス鋼などの金属材料で形成されている。図5に示すように、第一ノズル本体55において、第二ノズル本体56と対向する面55f(Y方向内側面)には、ノズル50において流路61を構成する流通部55aが設けられている。すなわち、流路61は、第一ノズル本体55に設けられている。
図4に示すように、流路61は、供給路63に連通し、供給路63から供給される塗布液を分散させる分散路64を含む。
分散路64は、ノズル長手方向に沿って直線状に形成されている。分散路64は、ノズル長手方向における第一ノズル本体55の中心位置を基準として、ノズル長手方向において対称な形状を有する。
<第二ノズル本体>
図3に示すように、第二ノズル本体56は、ノズル長手方向に延在する長尺の部材である。第二ノズル本体56の長手方向は、ノズル長手方向と一致する。以下、第二ノズル本体56の長手方向を「ノズル長手方向」ともいう。
例えば、第二ノズル本体56は、ステンレス鋼などの金属材料で形成されている。第二ノズル本体56は、第一ノズル本体55と同じ材料を用いて形成されている。第二ノズル本体56において、第一ノズル本体55と対向する面56f(Y方向内側面)は、平面状となっている。第二ノズル本体56には、ノズル50において供給路63および脱気路62を構成する複数(例えば本実施形態では3つ)の貫通孔56aが設けられている。すなわち、供給路63および脱気路62は、第二ノズル本体56に設けられている。
例えば、供給路63は、第二ノズル本体56の厚み方向(Y方向)に延在する直線状をなしている。図4に示すように、供給路63は、ノズル長手方向における第一ノズル本体55の中央部に位置している。供給路63は、第一ノズル本体55の分散路64の長手方向中央部に連通している。
図4に示すように、脱気路62は、ノズル長手方向に離反して一対設けられている。一対の脱気路62は、ノズル長手方向における第一ノズル本体55の両端部に位置している。以下、一対の脱気路62のうちノズル長手方向において第二ノズル本体56の第一端部に位置する脱気路62aを「第一脱気路62a」、第二ノズル本体56の第二端部に位置する脱気路62bを「第二脱気路62b」ともいう。
図3に示すように、第一脱気路62aおよび第二脱気路62bのそれぞれは、第二ノズル本体56の厚み方向(Y方向)に延在する直線状をなしている。図4に示すように、第一脱気路62aおよび第二脱気路62bのそれぞれは、第一ノズル本体55の分散路64の端部に連通している。第一脱気路62aは、第一ノズル本体55の第一端部における分散路64に接続されている。第二脱気路62bは、第一ノズル本体55の第二端部における分散路64に接続されている。第一脱気路62aには、第一廃液配管33(図1参照)が接続されている。第二脱気路62bには、第二廃液配管34(図1参照)が接続されている。
図3に示すように、第二ノズル本体56において、供給路63および脱気路62の下方には、凹溝72が設けられている。図5に示すように、凹溝72は、第二ノズル本体56のY方向外側面からY方向内側に向けて窪んでいる。図3に示すように、凹溝72は、ノズル長手方向に延在する直線状をなしている。
<ノズル本体の内部構造>
図5の断面視で、ノズル本体51においては、第一ノズル本体55の流通部55aと第二ノズル本体56の面56fとで囲まれた空間が流路61となる。図5の断面視で、流通部55aは、Y方向外側に向けて凸の湾曲形状(半円形状)を有する。図5の断面視で、第一ノズル本体55の面55fと第二ノズル本体56の面56fとの間の隙間であって、流路61と吐出口60との間に形成される隙間は、吐出用接続路69となる。
吐出口60は、第一ノズル本体55と第二ノズル本体56とシム80とが組み合わされた状態において流路61の-Z側端部に形成された開口である。吐出口60は、ノズル長手方向に沿ってスリット状に形成されている。
例えば、ノズル長手方向における吐出口60の寸法は、基板5(図2参照)のX方向の寸法よりも小さくてもよい。これにより、基板5の周辺領域に塗布液が塗布されることを抑制することができる。
<連結部材>
図5に示すように、連結部材52は、ノズル本体51の吐出口60とは反対側の面(上面)に設けられている。連結部材52は、第一ノズル本体55および第二ノズル本体56を連結する。図4に示すように、連結部材52は、ノズル長手方向に延在する長尺の部材である。例えば、連結部材52は、ステンレス鋼などの金属材料を用いて形成されている。連結部材52は、ノズル本体51と同じ材料を用いて形成されている。
連結部材52は、ノズル本体51の上面の外形と同一の外形の矩形板状をなす天板である。図3に示すように、連結部材52の四隅のそれぞれには、連結部材52を厚み方向に貫通する貫通孔52hが設けられている。第一ノズル本体55および第二ノズル本体56のそれぞれの上面の隅部には、各貫通孔52hに対応する位置に雌ネジ部55m,56mが設けられている。例えば、連結部材52の各貫通孔52hにボルト(不図示)を挿通して第一ノズル本体55および第二ノズル本体56の各雌ネジ部55m,56mに螺着することによって、第一ノズル本体55および第二ノズル本体56を連結することができる。連結部材52の上面には、供給部20および廃液部30が設けられている(図2参照)。
<サイドプレート>
図4に示すように、一対のサイドプレート53,54は、ノズル長手方向におけるノズル本体51の両端部に位置している。以下、一対のサイドプレート53,54のうちノズル長手方向においてノズル本体51の第一端部に位置するサイドプレート53を「第一サイドプレート53」、ノズル本体51の第二端部に位置するサイドプレート54を「第二サイドプレート54」ともいう。
図3に示すように、第一サイドプレート53および第二サイドプレート54のそれぞれは、ノズル本体51をY方向に見た断面の輪郭形状と同一の形状を有している。例えば、第一サイドプレート53および第二サイドプレート54のそれぞれは、ステンレス鋼などの金属材料を用いて形成されている。
図3に示すように、第一サイドプレート53は、流路61及び凹溝72の第一端部側を閉じる板部材である。
第二サイドプレート54は、流路61及び凹溝72の第二端部側を閉じる板部材である。
<調整機構>
図6に示すように、第二ノズル本体56には、吐出口60の幅を調整可能な調整機構100が設けられている。図6においては、ノズル本体51における第二サイドプレート54の側の端部を示す。図示はしないが、ノズル本体51における第一サイドプレート53の側の端部においても、第二サイドプレート54の側の端部と同一の構成を有するため、説明を省略する。
調整機構100は、ノズル長手方向に間隔をあけて複数設けられている。図5に示すように、各調整機構100は、Z方向で凹溝72と重なる位置に位置されている。各調整機構100は、供給路63および脱気路62(図4参照)を避けた位置に配置されている。
図6に示すように、隣り合う2つの調整機構100の間隔は、ノズル長手方向における第二ノズル本体56の端部側ほど狭くなっている。すなわち、複数の調整機構100は、ノズル長手方向における第二ノズル本体56の端部側ほど密になるように配置されている。複数の調整機構100は、ノズル長手方向における第二ノズル本体56の両端部以外の部分(ノズル長手方向中央寄りの部分)において等間隔に配置されている。
図5に示すように、調整機構100は、Z方向に延びる第一部材110と、第一部材110の軸回りに回転可能な第二部材120と、を備える。調整機構100の軸線C1は、塗布液の吐出方向(上下方向)と平行に配置されている。
以下、第一部材110が延びる方向(調整機構100の軸線C1に沿う方向)を「軸方向」、調整機構100の軸線C1と直交する方向を「径方向」、軸線C1周りの方向を「周方向」とする。
<第一部材>
図7に示すように、第一部材110は、ねじピッチが互いに異なる複数の雄ねじ111,112と、複数の雄ねじ111,112を連結する連結部113と、を備える。複数の雄ねじ111,112は、第一雄ねじ111と、第一雄ねじ111よりもねじピッチが小さい第二雄ねじ112と、である。第一雄ねじ111の外径(ねじ径)は、第二雄ねじ112の外径(ねじ径)よりも大きい。第一雄ねじ111の軸方向の長さは、第二雄ねじ112の軸方向の長さよりも小さい。例えば、第一雄ねじ111は、M10(外径10mm)、P1.25(ピッチ1.25mm)のメートルねじである。例えば、第二雄ねじ112は、M6(外径6mm)、P1.0(ピッチ1.0mm)のメートルねじである。
連結部113は、第一雄ねじ111と第二雄ねじ112との間に設けられている。連結部113は、第一雄ねじ111と第二雄ねじ112とを互いに連結している。連結部113は、軸方向に延びる六角柱状に形成されている。連結部113の外径(最大直径)は、第二雄ねじ112の外径よりも大きくかつ第一雄ねじ111の外径よりも小さい。第一雄ねじ111、連結部113及び第二雄ねじ112は、軸方向の一方側からこの順に配置されている。第一雄ねじ111、連結部113及び第二雄ねじ112は、それぞれ同軸に設けられている。
連結部113は、第一部材110の軸方向の位置を示すための目印114を備える。目印114は、連結部113の軸方向の中央に設けられている。目印114は、連結部113の6つの角部のそれぞれに設けられている。本実施形態において、目印114は、連結部113の角部に設けられた切欠きである。
第一部材110の軸方向の端部は、第一部材110の径方向に延びるスリット115を有する。スリット115は、第二雄ねじ112の軸方向の端部(具体的には、第二雄ねじ112において連結部113とは反対側の端部)に設けられている。スリット115は、第二雄ねじ112の軸方向の端部の径方向全体にわたって直線状に延びている。例えば、スリット115の幅は、マイナスドライバーを差し込み可能な大きさに設定されている。
<第二部材>
図8に示すように、第二部材120は、第一部材110の第二雄ねじ112に噛み合う雌ねじ121を有する。第二部材120は、第一部材110の軸回りに回動可能である。第二部材120は、第一部材110と同軸の筒状に形成されている。第二部材120の外径(最外径)は、第一部材110の第一雄ねじ111の外径よりも大きい(図10参照)。第二部材120は、第一部材110の第二雄ねじ112に対して着脱可能に設けられている。
図10に示すように、第二部材120の軸方向の一端部(具体的には、第二部材120の取付状態において連結部113の側の端部)は、テーパ状に形成されている。第二部材120の軸方向の一端部は、軸方向において連結部113の側に向かうに従って外径が徐々に小さくなるテーパ面122を有する。テーパ面122は、第二部材120の軸方向の一端部の全周にわたって設けられている。
第二部材120の軸方向の他端部(具体的には、第二部材120の取付状態において連結部113とは反対側の端部)には、切欠き123が形成されている。切欠き123は、第二部材120の径方向に開口している。図9に示すように、切欠き123は、第二部材120の取付状態において第一部材110のスリット115と同じ側に開口している。切欠き123は、第二部材120の周方向に実質的に等間隔をあけて2つ設けられている。例えば、切欠き123の幅は、マイナスドライバーを差し込み可能な大きさに設定されている。
図10に示すように、ノズル50は、第二部材120の軸方向の位置を固定する第三部材130を更に備える。
例えば、第三部材130は、第二部材120と同軸の筒状(環状)に形成されている。例えば、第三部材130の外周には、複数のねじ山(不図示)が軸方向に間隔をあけて設けられている。
<支持部>
図10に示すように、第二ノズル本体56は、第一雄ねじ111に噛み合うとともに第一部材110を支持する第一支持部150と、第二支持部160を支持する第二支持部160と、第三部材130を支持する第三支持部170と、凹溝72の側方において第一支持部150と第二支持部160とを連結する連結支持部180(以下「ネック部180」という。)と、を備える。
第一支持部150は、凹溝72の上方に設けられ軸方向に開口する上側ねじ孔151を有する。上側ねじ孔151には、第一雄ねじ111に噛み合う雌ねじ152が設けられている。上側ねじ孔151の軸方向の長さは、第一雄ねじ111の軸方向の長さよりも大きい。第一雄ねじ111は、第一支持部150の上側ねじ孔151に下方からねじ込まれている。
第二支持部160は、軸方向に開口する第一貫通孔161及び第二貫通孔162を有する。第一貫通孔161及び第二貫通孔162は、軸方向からみてそれぞれ円形状に形成されている。
第一貫通孔161は、凹溝72を介して上側ねじ孔151と同軸に設けられている。第一貫通孔161は、第一雄ねじ111の外径よりも大きく第二部材120の外径よりも小さい内径を有する。第一貫通孔161は、第一雄ねじ111(第一部材110)を軸方向に移動可能かつ第二部材120を軸方向に移動不能な大きさに開口している。
第二貫通孔162は、第一貫通孔161と軸方向に連通している。第二貫通孔162は、第一貫通孔161と同軸に設けられている。第二貫通孔162は、第二部材120の外径に沿う内径を有する。第二貫通孔162は、第二部材120を軸方向に移動可能な大きさに開口している。第二貫通孔162は、第二部材120が独立して軸線C1周りに回転可能な大きさに開口している。
第二支持部160は、第二部材120の軸方向の一端部に対応するテーパ部163を備える。テーパ部163は、第二部材120のテーパ面122に沿って傾斜している。テーパ部163は、第二支持部160のうち第一貫通孔161と第二貫通孔162との境界部分の全周にわたって設けられている。
第三支持部170は、凹溝72の下方に設けられ軸方向に開口する下側ねじ孔171を有する。下側ねじ孔171は、第二貫通孔162と軸方向に連通している。下側ねじ孔171は、第二貫通孔162と同軸に設けられている。下側ねじ孔171の内径は、第二貫通孔162の内径よりも大きい。下側ねじ孔171は、第二部材120を軸方向に移動可能な大きさに開口している。下側ねじ孔171には、第三部材130のねじ山に噛み合う雌ねじ172が設けられている。第三部材130は、第三支持部170の下側ねじ孔171に下方からねじ込まれている。
凹溝72は、第一支持部150と第二支持部160との間に設けられている。凹溝72は、第二ノズル本体56のY方向外側面(外面)に開口して連結部113を露出させている。凹溝72のY方向内端部(底部)は、断面視で弧状(湾曲状)に形成されている。断面視で、凹溝72は、Y方向に直線状に延びる第一直線部72aと、第一直線部72aの下方で第一直線部72aと実質的に平行に延びる第二直線部72bと、Y方向内側に向けて弧状に湾曲し第一直線部72aのY方向内端と第二直線部72bのY方向内端とを接続する湾曲部72cと、を有する。湾曲部72cは、ネック部180のY方向外側面に設けられている。
<調整機構の取付方法>
例えば、調整機構100は、以下の手順で第二ノズル本体56に取り付けられる。
先ず、第二ノズル本体56の下方から下側ねじ孔171、各貫通孔161,162及び凹溝72を通じて第一部材110を軸方向に挿入し、第一部材110の第一雄ねじ111を上側ねじ孔151にねじ込む。例えば、マイナスドライバー等の工具でスリット115部分(図7参照)を保持して第一部材110を回すことにより、第一部材110を第二ノズル本体56に取り付ける。このとき、連結部113の目印114を、凹溝72の軸方向中央に配置する。
次に、第二ノズル本体56の下方から下側ねじ孔171を通じて第二部材120を軸方向に挿入する。次に、第一部材110の第二雄ねじ112を第二部材120の雌ねじ121にねじ込む(図9参照)。これにより、第二部材120を第二貫通孔162内に配置する。このとき、第二部材120のテーパ面122を第二支持部160のテーパ部163に当接させる。
次に、第二部材120を第二貫通孔162に配置した状態で、第二ノズル本体56の下方から第三部材130を下側ねじ孔171にねじ込む。これにより、第二部材120の軸方向の位置が固定される。
以上により、調整機構100を第二ノズル本体56に取り付けることができる。
<吐出口の幅の調整方法>
例えば、吐出口60の幅は、以下の方法で調整する。
凹溝72から露出する連結部113を利用して第一部材110を回すことでネック部180を弾性的に撓ませることにより、吐出口60の幅を調整する。例えば、レンチ(スパナ)等の工具で連結部113を保持して第一部材110を回すことにより、第一部材110を軸方向に移動させることができる。
なお、第二部材120は、第一部材110が軸方向に移動する間も軸方向には移動しない。第二部材120は、第一部材110が軸方向に移動する間も独立して軸線C1周りに回転可能である。
例えば、第一部材110を軸回りの一方に回すと、第一部材110は軸方向に沿って上方に移動する。第一部材110の上方への移動により、ネック部180が図10の矢印V1方向に弾性的に撓み、吐出口60の幅が初期状態よりも大きく調整される。
例えば、第一部材110を軸回りの他方に回すと、第一部材110は軸方向に沿って下方に移動する。第一部材110の下方への移動により、ネック部180が図10の矢印V2方向に弾性的に撓み、吐出口60の幅が初期状態よりも小さく調整される。
上述の通り、初期状態において、連結部113の目印114は、凹溝72の軸方向中央に配置されている。そのため、連結部113の目印114が凹溝72の軸方向上方に位置する場合は、吐出口60の幅が初期状態よりも大きく調整されたことを目視で確認することができる。一方、連結部113の目印114が凹溝72の軸方向下方に位置する場合は、吐出口60の幅が初期状態よりも小さく調整されたことを目視で確認することができる。
<作用効果>
以上のように、本実施形態のノズル50は、塗布液の吐出口60を有するノズル本体51と、吐出口60の幅を調整可能な調整機構100と、を備える。調整機構100は、ねじピッチが互いに異なる複数の雄ねじ111,112を有する第一部材110と、複数の雄ねじ111,112のいずれかに噛み合う雌ねじ121を有し、第一部材110の軸回りに回転可能な第二部材120と、を備える。
この構成によれば、第二部材120が第一部材110の軸回りに回転可能であることにより、第一部材110に設けられた複数の雄ねじ111,112の各ねじピッチの公約数を無視することができる。そのため、各ねじピッチの公約数に依存することなく、第一部材110の軸方向の位置を任意に決めることができる。したがって、吐出口60の幅を自由に調整することができる。
複数の雄ねじ111,112は、第一雄ねじ111と、第一雄ねじ111とはねじピッチが異なる第二雄ねじ112と、である。雌ねじ121は、第二雄ねじ112に噛み合う。ノズル本体51は、第一雄ねじ111に噛み合うとともに第一部材110を支持する第一支持部150と、第二部材120を支持する第二支持部160と、を備える。
この構成によれば、第一部材110が二種類の雄ねじ111,112(第一雄ねじ111及び第二雄ねじ112)を備えた簡単な構成で吐出口60の幅を自由に調整することができる。
第二雄ねじ112は、第一雄ねじ111よりもねじピッチが小さい。
この構成によれば、第二雄ねじ112が第一雄ねじ111よりもねじピッチが大きい場合と比較して、第二部材120を小さくしやすい。そのため、調整機構100の小型化及び軽量化を図ることができる。
第一部材110は、第一雄ねじ111と第二雄ねじ112との間に設けられ、第一雄ねじ111と第二雄ねじ112とを連結する連結部113を備える。ノズル本体51は、第一支持部150と第二支持部160との間に設けられ、ノズル本体51の外面に開口して連結部113を露出させる凹溝72を有する。
この構成によれば、凹溝72から露出する連結部113を利用して第一部材110を回すことができる。例えば、レンチ(スパナ)等の工具で連結部113を保持して第一部材110を回すことにより、第一部材110の軸方向の位置を容易に調整することができる。加えて、連結部113が第一部材110の軸方向両側で支持されているため、第一部材110の軸方向の位置を安定して調整することができ、作業性が向上する。
連結部113は、第一部材110の軸方向の位置を示すための目印114を備える。
この構成によれば、凹溝72から露出する連結部113の目印114を視認することで、第一部材110の軸方向の位置を把握することができる。
連結部113は、角柱状に形成されている。
この構成によれば、連結部113が円柱状に形成されている場合と比較して、第一部材110の軸方向の位置を調整する際に連結部113を保持しやすいため、作業性が向上する。
凹溝72の底部は、湾曲状に形成されている。
この構成によれば、第一部材110の軸方向の位置を調整する際に凹溝72の底部に応力が集中することを抑制することができるため、永久歪みの発生を抑制することができる。
第一部材110の軸方向の端部は、第一部材110の径方向に延びるスリット115を有する。
この構成によれば、スリット115を利用して第一部材110を回すことができる。例えば、マイナスドライバー等の工具でスリット115部分を保持して第一部材110を回すことにより、第一部材110の軸方向の位置を容易に調整することができる。
第二部材120の軸方向の端部は、テーパ状に形成されている。第二支持部160は、第二部材120の端部に対応するテーパ部163を備える。
この構成によれば、テーパ部163により第二部材120のテーパ状部分を支持することができるため、第二部材120の軸方向の位置決めを行うことができる。
第二部材120の外周部は、第二部材120の径方向に開口する切欠き123を有する。
この構成によれば、切欠き123を利用して第二部材120を回すことができるため、第二部材120の軸方向の位置を自由に変更することができる。
ノズル50は、第二部材120の軸方向の位置を固定する第三部材130を備える。ノズル本体51は、第三部材130を支持する第三支持部170を備える。
この構成によれば、第三部材130により第二部材120の軸方向の位置が固定されるため、第一部材110の軸方向の位置を自由に変更することができる。
調整機構100の軸線C1は、塗布液の吐出方向と平行に配置されている。
この構成によれば、調整機構100の軸線C1が塗布液の吐出方向と交差する場合と比較して、吐出口60の幅を微調整しやすい。加えて、ノズル50の厚み(移動方向の長さ)を可及的に小さくすることができ、ノズル50の小型化及び軽量化を図ることができる。
調整機構100は、長尺のノズル本体51の長手方向に複数設けられている。
この構成によれば、複数の調整機構100により、吐出口60の幅をノズル本体51の長手方向に均一に調整することができる。
本実施形態の塗布装置1は、基板5を搬送する基板搬送部2と、上記ノズル50を備え、搬送される基板5にノズル50から塗布液を塗布する塗布部3と、を含む。
この構成によれば、上記ノズル50を備えることで、吐出口60の幅を自由に調整することができ、高品質の塗布膜を形成することが可能な塗布装置1を提供することができる。
本実施形態の調整機構100は、ねじピッチが互いに異なる複数の雄ねじ111,112を有する第一部材110と、複数の雄ねじ111,112のいずれかに噛み合う雌ねじ121を有し、第一部材110の軸回りに回転可能な第二部材120と、を備える。
この構成によれば、第二部材120が第一部材110の軸回りに回転可能であることにより、第一部材110に設けられた複数の雄ねじ111,112の各ねじピッチの公約数を無視することができる。そのため、各ねじピッチの公約数に依存することなく、第一部材110の軸方向の位置を任意に決めることができる。したがって、対象の部材を自由な位置で止めることができる。例えば、本実施形態では、第一支持部150及び第二支持部160の軸方向の相対位置を自由に選択することができる。
なお、上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、ノズル50が所定の方向に移動可能である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ノズル50を定位置に配置し、基板5のみをY方向に移動してもよい。例えば、駆動機構13は、ノズル50を門型フレーム10と共にY方向に移動してもよい。すなわち、基板5とノズル50とは、Y方向に相対的に移動可能であってもよい。
上記実施形態においては、複数の雄ねじ111,112は、第一雄ねじ111と、第一雄ねじ111とはねじピッチが異なる第二雄ねじ112と、である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、複数の雄ねじは、3種類以上の雄ねじを含んでいてもよい。 例えば、雄ねじの種類は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、第二雄ねじ112は、第一雄ねじ111よりもねじピッチが小さい例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二雄ねじ112は、第一雄ねじ111よりもねじピッチが大きくてもよい。例えば、ねじピッチの大きさは、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、第一部材110は、第一雄ねじ111と第二雄ねじ112との間に設けられ、第一雄ねじ111と第二雄ねじ112とを連結する連結部113を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一部材110は、連結部113を備えていなくてもよい。例えば、第一雄ねじ111と第二雄ねじ112とは、直接的に連結されていてもよい。例えば、第一部材110は、ノズル本体51の下面から突出したヘッド(ボルト頭)を有していてもよい。例えば、第一部材110の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、連結部113は、第一部材110の軸方向の位置を示すための目印114を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、連結部113は、目印114を備えていなくてもよい。例えば、目印114は、突起等の切欠き以外の目印であってもよい。例えば、目印114の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、連結部113は、角柱状に形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、連結部113は、円柱状に形成されていてもよい。例えば、連結部113は、直方体状等の六角柱状以外の形状を有していてもよい。例えば、連結部113の形状は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、凹溝72の底部は、湾曲状に形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、凹溝72の底部は、矩形凹形状に形成されていてもよい。例えば、凹溝72の底部の形状は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、第一部材110の軸方向の端部は、第一部材110の径方向に延びるスリット115を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一部材110の軸方向の端部は、スリット115を有しなくてもよい。例えば、第一部材110の軸方向の端部は、ノズル本体51の下面から突出したヘッド(ボルト頭)を有していてもよい。例えば、第一部材110の軸方向の端部の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、第二部材120の軸方向の端部は、テーパ状に形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二部材120の軸方向の端部は、テーパ状に形成されていなくてもよい。例えば、第二部材120は、軸方向全体にわたって同一の外径を有していてもよい。例えば、第二部材120の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、第二部材120の外周部は、第二部材120の径方向に開口する切欠き123を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二部材120の外周部は、切欠き123を有しなくてもよい。例えば、第二部材120の外周部の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、ノズル50は、第二部材120の軸方向の位置を固定する第三部材130を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ノズル50は、第三部材130を備えていなくてもよい。例えば、第二部材120の軸方向の位置は固定されていなくてもよい。例えば、第二部材120の固定の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、調整機構100の軸線C1は、塗布液の吐出方向と平行に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、調整機構100の軸線C1は、塗布液の吐出方向と交差していてもよい。例えば、調整機構100の軸線C1の向きは、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、調整機構100は、長尺のノズル本体51の長手方向に複数設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、調整機構100は、長尺のノズル本体51の長手方向に1つのみ設けられていてもよい。例えば、調整機構100の設置数及び配置間隔は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態においては、第二ノズル本体56に吐出口60の幅を調整可能な調整機構100を設けた例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二ノズル本体56に調整機構100が設けられていなくてもよい。例えば、調整機構100は、第一ノズル本体55に設けられていてもよい。例えば、厚みの異なる複数のシムを用意しておき、シムを取り替えることで、吐出口60の幅を調整してもよい。
上記実施形態においては、ノズル本体51の上面に連結部材52が設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ノズル本体51の上面に連結部材52が設けられていなくてもよい。例えば、ノズル本体51の上面を供給部20および廃液部30の設置スペースとして活用してもよい。
上記実施形態においては、ノズル長手方向におけるノズル本体51の両端部に一対のサイドプレート53,54が設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ノズル長手方向におけるノズル本体51の両端部にサイドプレートが設けられていなくてもよい。
上記実施形態においては、架橋部材10bには、一対の支柱部材10aに対して架橋部材10bを上下移動可能なスライダが設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ステージ8には、基板5を昇降可能な昇降ピンが設けられていていてもよい。
上記実施形態においては、調整機構100をノズル50及び塗布装置1に適用した例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、調整機構は、ジャッキ等の対象物を持ち上げるための装置に適用してもよい。この場合、調整機構により、対象物を持ち上げる際に自由な位置で止めることができる。
なお、上記において実施形態又はその変形例として記載した各構成要素は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜組み合わせることができるし、また、組み合わされた複数の構成要素のうち一部の構成要素を適宜用いないようにすることもできる。
1…塗布装置 2…基板搬送部 3…塗布部 5…基板(塗布対象) 50…ノズル 51…ノズル本体 60…吐出口 72…凹溝(凹部) 100…調整機構 110…第一部材 111…第一雄ねじ(雄ねじ) 112…第二雄ねじ(雄ねじ) 113…連結部 114…目印 115…スリット 120…第二部材 121…雌ねじ 123…切欠き 130…第三部材 150…第一支持部 160…第二支持部 163…テーパ部 170…第三支持部 C1…軸線(第一部材の軸)

Claims (15)

  1. 塗布液の吐出口を有するノズル本体と、
    前記吐出口の幅を調整可能な調整機構と、を備え、
    前記調整機構は、
    ねじピッチが互いに異なる複数の雄ねじを有する第一部材と、
    前記複数の雄ねじのいずれかに噛み合う雌ねじを有し、前記第一部材の軸回りに回転可能な第二部材と、を備える
    ノズル。
  2. 前記複数の雄ねじは、
    第一雄ねじと、
    前記第一雄ねじとは前記ねじピッチが異なる第二雄ねじと、であり、
    前記雌ねじは、前記第二雄ねじに噛み合い、
    前記ノズル本体は、
    前記第一雄ねじに噛み合うとともに前記第一部材を支持する第一支持部と、
    前記第二部材を支持する第二支持部と、を備える
    請求項1に記載のノズル。
  3. 前記第二雄ねじは、前記第一雄ねじよりも前記ねじピッチが小さい
    請求項2に記載のノズル。
  4. 前記第一部材は、前記第一雄ねじと前記第二雄ねじとの間に設けられ、前記第一雄ねじと前記第二雄ねじとを連結する連結部を更に備え、
    前記ノズル本体は、前記第一支持部と前記第二支持部との間に設けられ、前記ノズル本体の外面に開口して前記連結部を露出させる凹部を有する
    請求項2または3に記載のノズル。
  5. 前記連結部は、前記第一部材の軸方向の位置を示すための目印を備える
    請求項4に記載のノズル。
  6. 前記連結部は、角柱状に形成されている
    請求項4または5に記載のノズル。
  7. 前記凹部の底部は、湾曲状に形成されている
    請求項4から6のいずれか一項に記載のノズル。
  8. 前記第一部材の軸方向の端部は、前記第一部材の径方向に延びるスリットを有する
    請求項2から7のいずれか一項に記載のノズル。
  9. 前記第二部材の軸方向の端部は、テーパ状に形成され、
    前記第二支持部は、前記第二部材の前記端部に対応するテーパ部を備える
    請求項2から8のいずれか一項に記載のノズル。
  10. 前記第二部材の外周部は、前記第二部材の径方向に開口する切欠きを有する
    請求項2から9のいずれか一項に記載のノズル。
  11. 前記第二部材の軸方向の位置を固定する第三部材を更に備え、
    前記ノズル本体は、前記第三部材を支持する第三支持部を更に備える
    請求項2から10のいずれか一項に記載のノズル。
  12. 前記調整機構の軸線は、前記塗布液の吐出方向と平行に配置されている
    請求項1から11のいずれか一項に記載のノズル。
  13. 前記調整機構は、長尺の前記ノズル本体の長手方向に複数設けられている
    請求項1から12のいずれか一項に記載のノズル。
  14. 基板を搬送する基板搬送部と、
    請求項1から13のいずれか一項に記載のノズルを備え、搬送される前記基板に前記ノズルから前記塗布液を塗布する塗布部と、を含む
    塗布装置。
  15. 塗布液を塗布する塗布装置に用いられる調整機構であって、
    ねじピッチが互いに異なる複数の雄ねじを有する第一部材と、
    前記複数の雄ねじのいずれかに噛み合う雌ねじを有し、前記第一部材の軸回りに回転可能な第二部材と、を備える
    調整機構。
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