JP4315796B2 - スリットノズルおよび基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直線状の吐出口から処理液を吐出するスリットノズルについて、吐出口の幅を均一化させる技術に関する。
基板の製造工程において用いられる基板処理装置として、直線状の吐出口を有するスリットノズルから処理液を吐出しつつ、スリットノズルを所定の方向に移動させることによって基板の表面に処理液を塗布するスリットコータが知られている。
スリットコータにおいては、処理液を高精度に均一塗布することが要求される。ここで、スリットノズルの吐出口の開口間隔(スリットノズルの走査方向における吐出口の開口幅)が不均一であれば、スリットノズルの長手方向の位置に応じて、開口間隔の広い箇所や狭い箇所が存在することとなる。その場合、吐出される処理液の量が不均一になり、処理液が均一に塗布されないという問題が発生する。そこで、スリットコータでは、スリットノズルの吐出口の開口間隔を高精度に均一化することが求められる。例えば、スリットノズルの長さ(走査方向と直交する方向の幅)に対する吐出口の開口間隔の誤差が±1.5%以内となるように均一化させることが好ましい。
一方で、スリットノズルはその洗浄容易性を確保するなどの理由から、2つの部材を前後に迎合させ、さらにボルトで締め付けることによって結合させる構造となっている。したがって、このボルトの締め付け具合によって吐出口の開口間隔が変化するという問題があった。特に、ネジ穴の位置によってボルトの締め付け位置が決定されるため、吐出口の開口間隔を均一にするためには、このネジ穴の位置をいかに決定するかが重要となる。
そこで従来より、このネジ穴の位置を決定する技術が提案されている。このような技術が、例えば特許文献1に記載されている。
特開2002−239436公報
ここで、スリットノズルの形状、材質および寸法(スリットノズルの特性)などは、処理対象となる基板のサイズや、使用する処理液の種類などによって様々に変更される得るものである。
ところが、特許文献1に記載されている技術は、特定の形状、材質および特定範囲の寸法のスリットノズルにのみ有効な技術であって、スリットノズルの特性を変更した場合において、有効範囲から外れたスリットノズルについては何の基準にもならないばかりでなく、そもそも有効範囲自体が不明確であるという問題があった。すなわち、特許文献1に記載されている技術はある限られた範囲の特性を有するスリットノズルにのみ有効な技術であるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、個々のスリットノズルの特性に影響されることなく、吐出口の開口間隔を均一化させることができるネジ穴の位置を決定することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、略水平方向に伸びる直線状の吐出口から所定の処理液を吐出するスリットノズルであって、第1挿入孔群が設けられて、略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1挿入孔群と対向する位置に第2挿入孔群が設けられて、略水平方向に伸びる長尺の第2本体部と、前記第1本体部と前記第2本体部とが対向した状態で、前記第1挿入孔群と前記第2挿入孔群との両方に通されることによって、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させて略水平方向に延びた長尺の結合体を形成する複数の締結手段とを備え、前記結合体においては、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面を上下方向に略二分割する基準線上に前記第1挿入孔群と前記第2挿入孔群とが配列され、前記相互拘束面の上端線と前記相互拘束面の下端線とがゼロでない角度をなしており、前記基準線は、前記角度を二等分する直線である。
また、請求項の発明は、請求項の発明に係るスリットノズルであって、前記第1本体部と前記第2本体部との間にスペーサを設けることにより前記隙間空間が形成される。
また、請求項の発明は、請求項1または2の発明に係るスリットノズルであって、前記第1本体部と前記第2本体部とが略同一形状の部材で構成されている。
また、請求項の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明に係るスリットノズルであって、前記隙間空間は、前記スリットノズルの長手方向に前記所定の処理液を拡散させる拡散溝を備える。
また、請求項の発明は、基板に所定の処理液を塗布する基板処理装置であって、基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記基板に向けて、直線状の吐出口から前記所定の処理液を吐出するスリットノズルと、前記保持手段に保持された前記基板と前記スリットノズルとを相対的に移動させる移動手段とを備え、前記スリットノズルが、第1挿入孔群が設けられて、略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1挿入孔群と対向する位置に第2挿入孔群が設けられて、略水平方向に伸びる長尺の第2本体部と、前記第1本体部と前記第2本体部とが対向した状態で、前記第1挿入孔群と前記第2挿入孔群との両方に通されることによって、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させて略水平方向に延びた長尺の結合体を形成する複数の締結手段とを備え、前記結合体においては、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面を上下方向に略二分割する基準線上に前記第1挿入孔群と前記第2挿入孔群とが配列され、前記相互拘束面の上端線と前記相互拘束面の下端線とがゼロでない角度をなしており、前記基準線は、前記角度を二等分する直線である。
また、請求項の発明は、請求項の発明に係る基板処理装置であって、前記第1本体部と前記第2本体部との間にスペーサを設けることにより前記隙間空間が形成される。
また、請求項の発明は、請求項5または6の発明に係る基板処理装置であって、前記第1本体部と前記第2本体部とが略同一形状の部材で構成されている。
また、請求項の発明は、請求項5ないし7のいずれかの発明に係る基板処理装置であって、前記隙間空間は、前記スリットノズルの長手方向に前記所定の処理液を拡散させる拡散溝を備える。
請求項1ないしに記載の発明では、結合体における第1本体部と第2本体部との相互拘束面を上下方向に略二分割する基準線上に第1挿入孔群と第2挿入孔群とが配列されていることにより、複数の締結手段の配置位置を容易に決定することができる。
また、相互拘束面の上端線と相互拘束面の下端線とがゼロでない角度をなしており、基準線は、角度を二等分する直線であることにより、基準線を容易に決定することができる。
請求項およびに記載の発明では、第1本体部と第2本体部との間にスペーサを設けることにより隙間空間が形成されることにより、隙間空間を容易に形成することができる。
請求項およびに記載の発明では、第1本体部と第2本体部とが略同一形状の部材で構成されていることにより、製造コストを抑制することができる。
請求項およびに記載の発明では、前記隙間空間は、前記スリットノズルの長手方向に前記所定の処理液を拡散させる拡散溝を備えることにより、スリットノズルの長手方向において処理液の吐出をより均一化させることができる。

以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る基板処理装置1の概略を示す斜視図である。図2は、基板処理装置1の本体2の側断面を示すと共に、レジスト液の塗布動作に係る主たる構成要素を示す図である。なお、図1において、図示および説明の都合上、Z軸方向が鉛直方向を表し、XY平面が水平面を表すものとして定義するが、それらは位置関係を把握するために便宜上定義するものであって、以下に説明する各方向を限定するものではない。以下の図についても同様である。
<全体構成>
基板処理装置1は、本体2と制御系6とに大別され、液晶表示装置の画面パネルを製造するための角形ガラス基板を被処理基板(以下、単に「基板」と称する)90としており、基板90の表面に形成された電極層などを選択的にエッチングするプロセスにおいて、基板90の表面に処理液としてのレジスト液を塗布する塗布処理装置として構成されている。したがって、この実施の形態では、スリットノズル41はレジスト液を吐出するようになっている。なお、基板処理装置1は、液晶表示装置用のガラス基板だけでなく、一般に、フラットパネルディスプレイ用の種々の基板に処理液(薬液)を塗布する装置として変形利用することもできる。
本体2は、基板90を載置して保持するための保持台として機能するとともに、付属する各機構の基台としても機能するステージ3を備える。ステージ3は直方体形状を有する例えば一体の石製であり、その上面(保持面30)および側面は平坦面に加工されている。
ステージ3の上面は水平面とされており、基板90の保持面30となっている。保持面30には図示しない多数の真空吸着口が分布して形成されており、基板処理装置1において基板90を処理する間、基板90を吸着することにより、基板90を所定の水平位置に保持する。また、保持面30には、図示しない駆動手段によって上下に昇降自在な複数のリフトピンLPが、適宜の間隔をおいて設けられている。リフトピンLPは、基板90を取り除く際に基板90を押し上げるために用いられる。
保持面30のうち基板90の保持エリア(基板90が保持される領域)を挟んだ両端部には、略水平方向に平行に伸びる一対の走行レール31が固設される。走行レール31は、架橋構造4の両端部の最下方に固設される図示しない支持ブロックとともに、架橋構造4の移動を案内し(移動方向を所定の方向に規定する)、架橋構造4を保持面30の上方に支持するリニアガイドを構成する。
ステージ3の上方には、このステージ3の両側部分から略水平に掛け渡された架橋構造4が設けられている。架橋構造4は、例えばカーボンファイバ補強樹脂を骨材とするノズル支持部40と、その両端を支持する昇降機構43,44とから主に構成される。
ノズル支持部40には、スリットノズル41が取り付けられている。Y軸方向に長手方向を有するスリットノズル41には、スリットノズル41にレジスト液を供給するための供給機構7が接続されている。
図3は、スリットノズル41を構成する主な部材を示す斜視図である。スリットノズル41は、第1本体部410、第2本体部411、シム板412、および複数のボルト413を備えている。なお、本実施の形態におけるスリットノズル41のZ軸方向の長さは「H」、Y軸方向の長さは「W」として以下の説明を行う。一般的なスリットコータでは、Wの値として100ないし3000(mm)が想定されるが、もちろんこれに限られるものではない。
第1本体部410には、複数のボルト413を螺入するための第1ネジ穴群410aが設けられている。また、第1本体部410と対向するように配置される第2本体部411には、第1ネジ穴群410aと対向する位置に複数のボルト413を螺入するための第2ネジ穴群411aが設けられている。この第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aは、共にX軸に沿った方向の略円筒状の穴として設けられ、詳細は図示しないが、その円筒面にはボルト413と螺合するためのネジ山およびネジ溝が形成されている。
なお、前述のネジ山およびネジ溝は、例えば、第2ネジ穴群411aにのみ設けられていてもよい。すなわち、第1ネジ穴群410aは単にボルト413を挿入することが可能な貫通孔であってもよい。あるいは、第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aのいずれもが単にボルト413を挿入することが可能な挿入孔であってもよい。その場合、ボルト413はナットによって別途固定される構造であってもよい。すなわち、第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aに挿入されて第1本体部と第2本体部とを結合させる構造であればどのような構成であってもよい。
シム板412は、第1本体部410と第2本体部411との間に配置される板状の部材であって、複数のボルト413が貫通するための穴が設けられている。シム板412は、後述するランド411d(隙間空間)を避けて配置され、第1本体部410と第2本体部411との間に、所定の間隔を設けるためのスペーサとして機能する。
ボルト413は、第1本体部410と第2本体部411とが対向した状態で、第1ネジ穴群410aと第2ネジ穴群411aとに螺入されることによって、第1本体部410と第2本体部411とを互いに結合する。すなわち、このようにして本発明における結合体が形成される。なお、図3には、複数のボルト413として9本のボルト413と、それに対応した数のネジ穴を有する第1・第2ネジ穴群410a,411aのみを示しているがボルト413およびネジ穴の数はこれに限られるものではなく、主にスリットノズル41の剛性や重量およびWの値などに応じて適切な数が決定される。
図4は、第2本体部411の一部を示す正面図である。第2本体部411は、Y軸方向の中心位置を基準とした対称の構造であり、図4では、(−Y)方向片側部分のみを示している。
第2本体部411の第1本体部410と対向する対向面は、所定の位置に窪みが形成されており、それらの窪みがマニホールド(拡散溝)411bとランド411dとを形成する。また、前述の対向面のうち、マニホールド411bおよびランド411dを形成しない部分は、第2本体部411が第1本体部410と結合することにより、シム板412を介して相互の拘束応力が作用する「相互拘束面S」を形成する。相互拘束面Sの上端線411eは、スリットノズル41の上端面に含まれ、Y軸方向に沿った直線となる。一方、相互拘束面Sの下端線411cは、マニホールド411bの上端線を構成しており、相互拘束面Sの上端線411eと角度ψ(°)で傾斜している。なお、「相互拘束面Sの下端線411c」には、スリットノズル41の両端部において、スリットノズル41の下面を形成する部分は含まないものとする。
マニホールド411bは、ランド411dに比べて(−X)方向に深い溝として形成されており、スリットノズル41の内部においてレジスト液の流路を形成し、スリットノズル41の隙間空間の一部を構成している。スリットノズル41には、中央部付近に設けられた図示しない供給口からレジスト液が供給されるが、マニホールド411bは、この供給口から供給されたレジスト液をY軸方向に拡散させるために設けられる。
本実施の形態におけるスリットノズル41では、供給されたレジスト液を両端部にすみやかに拡散させるために、マニホールド411bがスリットノズル41の両端部に向かって傾斜した状態で形成されている。
ここで、本実施の形態における基板処理装置1では、基準線Lと相互拘束面Sの上端線411eとのなす角度を「ボルト配置角度θ(°)」、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとのなす角度を「ψ(°)」とすると、ψ=2θとなるように基準線Lを決定する。これにより、基準線Lは、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとのなす角度ψを二等分する直線となる。図4に示すように、基準線Lは、結合体における相互拘束面Sを上下方向に略二分割する線となる。
本実施の形態における第2本体部411では、基準線L上に第2ネジ穴群411aを配列させる。また、スリットノズル41では、第2ネジ穴群411aと対向する位置に第1ネジ穴群410aを設けることにより、第1ネジ穴群410aも基準線L上に設けられる。したがって、本実施の形態におけるスリットノズル41では、第1本体部410と第2本体部411とをボルト413によって結合させた場合、基準線L上に複数のボルト413が配列することとなる。
このように、本実施の形態における基板処理装置1のスリットノズル41は、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとのなす角度ψを二等分する直線として基準線Lを決定する。そして、その基準線L上に第1ネジ穴群410aと第2ネジ穴群411aとを配列させることにより、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとのなす角度ψが「0」でない場合に、スリットノズル41のサイズなどにかかわらず、第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aの位置を決定することができる。なお、より詳細には、第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aの各ネジ穴の中心が基準線L上に配置されるように、第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aの位置を決定することが好ましい。
図5は、第1本体部410と第2本体部411とを結合させた結合体(スリットノズル41)をXZ平面に平行な面で切断した断面図である。
図5に示すように、ランド411dはマニホールド411bに連通する隙間空間として形成されている。すなわち、ランド411dは、マニホールド411bによってY軸方向に拡散されたレジスト液が吐出口41aに向けて流れる流路となっている。また、ランド411dの(−Z)側の端部は、外部に対して下方開口しており、スリットノズル41の吐出口41aを形成している。なお、吐出口41aのX軸方向の幅を開口間隔Dとする。
図4に示すように、本実施の形態におけるスリットノズル41では、第2本体部411の(+X)側の面に窪みが形成され、これによってランド411dの一部が形成されている。したがって、シム板412を用いない場合であってもランド411dを形成することができる。ただし、本実施の形態におけるスリットノズル41のようにシム板412を用いる場合には、ランド411dを構成する窪みを第2本体部411に形成しなくてもよい。その場合、第1本体部410と第2本体部411とがシム板412を挟み込むことにより、ランド411dはシム板412の存在しない部分(切り欠き部分)として形成される。
図6は、スリットノズルの寸法およびボルトの配列状態を様々に変更した場合における、当該スリットノズルの実用性を示す図である。なお、以下の説明において、ボルトを配置する直線を配置直線と称する。また、図6において、実用上の判定値は、スリットノズルのY軸方向の長さに対する開口間隔Dの不均一性が1.50%以下としている。
例1ないし例3は、それぞれ同じスリットノズルにおいて、ボルト配置角度θのみ変更して判定したものである。例1は本実施の形態におけるスリットノズル41のように、配置直線と基準線Lとが一致するようにした場合を示す。一方、例2は配置直線を略水平方向に沿った直線にした場合を示しており、例3は配置直線をマニホールドの上端線に沿った直線にした場合を示す。
例1ないし例3を比較すると、例1のみ開口間隔Dの不均一性が実用上の値となっており(判定結果が「○」)、同じスリットノズルにおいて、配置直線を基準線Lと一致するように設けることによって、開口間隔Dが均一化されていることがわかる。すなわち、本実施の形態における基板処理装置1のように、ボルト413を基準線L上に配置することによって開口間隔DをY軸方向に均一化させることができる。
例4および例5は、例1ないし例3に示すスリットノズルの寸法「H」および「W」をそれぞれ2倍にし、本実施の形態におけるスリットノズル41のように、配置直線と基準線Lとが一致するようにボルトを配置して判定したものである。なお、例4と例5とでは、マニホールドの傾斜する角度(相互拘束面の上端線と下端線とのなす角度)の値が異なっている。
まず、例1と例4とを比較することにより、スリットノズル41のサイズ(寸法)が変更された場合であっても、配置直線を基準線Lと一致するように設けることによって、開口間隔Dを均一化できることがわかる。また、例4と例5とを比較することにより、マニホールド411bの傾斜角度ψを変更した場合であっても、配置直線を基準線Lと一致するように設けることによって、開口間隔Dを均一化できることがわかる。
例6ないし例8は、例1ないし例3に示すスリットノズルの寸法「H」を4倍、「W」を2倍にした場合において、ボルト配置角度θのみ変更して判定したものである。なお、例6は本実施の形態におけるスリットノズル41のように、配置直線と基準線Lとが一致するようにボルトを配置した場合を示す。したがって、例1と例6とを比較することにより、スリットノズル41の「H」と「W」との比率を変更した場合であっても、配置直線を基準線Lと一致するように設けることによって、開口間隔Dを均一化できることがわかる。また、例6ないし例8を比較することにより、スリットノズル41の「H」と「W」との比率を変更した場合であっても、配置直線を基準線Lと一致するように設けなければ、開口間隔Dを均一化できないことがわかる。
このように、本実施の形態における基板処理装置1は、スリットノズル41において、第1ネジ穴群410aと第2ネジ穴群411aとを基準線L(角度ψを二等分する直線)上に配置することにより、吐出口41aの開口間隔Dを均一化させることができる。ここで、スリットノズル41を変更した場合であっても、基準線Lは容易に定めることができるものであるため、容易に第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aの位置を決定することができる。したがって、煩雑な調整作業を行って、第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aの位置を決定することなく、吐出口41aの開口間隔Dを均一化させることができる。
以上のような構造により、スリットノズル41は、供給機構7により供給されたレジスト液を、先端に形成されたスリット状(直線状)の吐出口41aからステージ3に保持された基板90の表面の所定の領域(以下、「レジスト塗布領域」と称する。)に吐出する。これにより、基板処理装置1は基板90にレジスト液を塗布する。ここで、レジスト塗布領域とは、基板90の表面のうちでレジスト液を塗布しようとする領域であって、通常、基板90の全面積から、端縁に沿った所定幅の領域を除いた領域である。
昇降機構43,44は、スリットノズル41の両側に分かれて、ノズル支持部40によりスリットノズル41と連結されている。昇降機構43,44は主にACサーボモータ43a,44aおよび図示しないボールネジからなり、制御系6からの制御信号に基づいて、架橋構造4の昇降駆動力を生成する。これにより、昇降機構43,44は、スリットノズル41を並進的に昇降させる。また、昇降機構43,44は、スリットノズル41のYZ平面内での姿勢を調整するためにも用いられる。さらに、ACサーボモータ43a,44aは、その回転量を検出して制御系6に出力する機能を有している。
架橋構造4の両端部には、ステージ3の両側の縁側に沿って、それぞれ固定子(ステータ)50aと移動子50bおよび固定子51aと移動子51bを備える一対のACコアレスリニアモータ(以下、単に、「リニアモータ」と略する。)50,51が、それぞれ固設される。また、架橋構造4の両端部には、それぞれスケール部と検出子とを備えたリニアエンコーダ52,53が、それぞれ固設される。リニアエンコーダ52,53は、リニアモータ50,51の位置を検出する。これらリニアモータ50,51とリニアエンコーダ52,53とが主として、架橋構造4が走行レール31に案内されつつステージ3上を移動するための走行機構5を構成する。すなわち、走行機構5は、スリットノズル41を基板90の表面に沿った略水平方向に相対的に移動させるノズル移動手段として作用する。リニアエンコーダ52,53からの検出結果に基づいて、制御系6がリニアモータ50の動作を制御することにより、ステージ3上における架橋構造4の移動、つまりはスリットノズル41による基板90の走査が制御される。
本体2の保持面30において、保持エリアの(−X)方向側には、開口32が設けられている。開口32はスリットノズル41と同じくY軸方向に長手方向を有し、かつ該長手方向長さはスリットノズル41の長手方向長さとほぼ同じである。また、図1および図2において図示を省略するが、開口32の下方の本体2の内部には、待機ポットと、ノズル洗浄機構と、プリ塗布機構とが設けられている。これらの機構は、例えば、基板90へのレジスト液の塗布に先立って行われる、レジスト液供給処理、エアー抜き処理、あるいはプリディスペンス処理などの予備的処理に際し用いられる。
ノズル支持部40には、スリットノズル41の上方となる位置に、スリットノズル41にレジスト液を供給する供給機構7が設けられている。供給機構7は、図示しないバッファタンクに貯留されているレジスト液をスリットノズル41に供給する機能を有し、詳細は図示しないが、主にポンプ、配管、およびバルブから構成される。
図1および図2に戻って、制御系6は、プログラムに従って各種データを処理する演算部60、プログラムや各種データを保存する記憶部61を内部に備える。また、前面には、オペレータが基板処理装置1に対して必要な指示を入力するための操作部62、および各種データを表示する表示部63を備える。
なお、具体的には、データを一時的に記憶するRAM、読み取り専用のROM、および磁気ディスク装置などが記憶部61に該当する。あるいは、可搬性の光磁気ディスクやメモリーカードなどの記憶媒体、およびそれらの読み取り装置などであってもよい。また、操作部62には、ボタンおよびスイッチ類(キーボードやマウスなどを含む。)などが該当する。もしくは、タッチパネルディスプレイのように表示部63の機能を兼ね備えたものであってもよい。表示部63には、液晶ディスプレイや各種ランプなどが該当する。
以上が本実施の形態における基板処理装置1の構成および機能の説明である。
<動作説明>
次に、基板処理装置1における塗布処理動作を簡単に説明する。なお、以下の基板処理装置1の動作は、特に明示しないかぎり、制御系6の制御に基づいて行われるものである。
基板処理装置1では、オペレータまたは図示しない搬送機構により、所定の位置に基板90が搬送されると、ステージ3が保持面30上の所定の位置に基板90を吸着して保持する。続いて、制御系6からの制御信号に基づいて、昇降機構43,44が、ノズル支持部40をZ軸方向に移動させ、スリットノズル41を適正姿勢に調整する。なお、適正姿勢とは、スリットノズル41とレジスト塗布領域との間隔がレジスト液を塗布するために適切な間隔となるスリットノズル41のYZ平面における姿勢である。
さらに、リニアモータ50,51が架橋構造4を(−X)方向に移動させ、スリットノズル41を吐出開始位置に移動させる。ここで、吐出開始位置とは、レジスト塗布領域の一辺にスリットノズル41がほぼ沿う位置である。
スリットノズル41が吐出開始位置まで移動すると、制御系6が制御信号を走行機構5のリニアモータ50,51に与える。その制御信号に基づいて、リニアモータ50,51が架橋構造4を(−X)方向に移動させることでスリットノズル41が基板90の表面を走査する。
このとき、供給機構7がスリットノズル41にレジスト液を供給し、スリットノズル41がレジスト塗布領域にレジスト液を吐出する。これにより、基板90の表面上にレジスト液の層(薄膜)が形成される。
スリットノズル41が吐出終了位置まで移動すると、制御系6が制御信号を昇降機構43,44、走行機構5および供給機構7に与える。その制御信号に基づいて、昇降機構43,44および走行機構5がスリットノズル41を待機位置に移動させるとともに、供給機構7がレジスト液の供給を停止することにより、スリットノズル41からのレジスト液の吐出が停止する。
このスリットノズル41の移動動作と並行して、ステージ3は基板90の吸着を停止し、リフトピンLPが基板90を持ち上げた後、オペレータまたは搬送機構が基板90を保持面30から取り上げ、次の処理工程に搬送する。
さらに、基板処理装置1は、他に処理すべき基板90が存在するか否かを判定し、処理すべき基板90が存在する場合には前述の処理を繰り返す。一方、処理すべき基板90が存在しない場合には、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態における基板処理装置1では、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとのなす角度ψを二等分する基準線L上に第1ネジ穴群410aと第2ネジ穴群411aとを設けることにより、スリットノズル41の吐出口41aの開口間隔Dを均一化することができる。また、前述のように、基準線Lはスリットノズル41の形状や寸法にかかわらず容易に決定することができるため、スリットノズル41の設計変更に対応して、容易に第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aの位置を決定することができる。
また、スリットノズル41の内部において、レジスト液の流路にマニホールド411b
設けることにより、スリットノズル41の長手方向にレジスト液を拡散させることができる。したがって、レジスト液のY軸方向の吐出を均一化させることができる。
また、第1本体部410と第2本体部411との間に配置されるシム板412(隙間部材)を備えることにより、マニホールド411bから吐出口41aへのレジスト液の流路を容易に形成することができる。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、拡散溝(マニホールド)がスリットノズルの両端部に向かって傾斜するように形成される場合に、ボルトの配置位置(第1・第2ネジ穴群の位置)を決定する手法について説明したが、拡散溝はほぼ水平に設けられていてもよい。その場合、拡散溝の上端線とスリットノズルの上端面とは略平行となるため、角度ψが「0」となり、上記実施の形態のように基準線Lを決定することができない。しかし、このような場合であっても本発明は適用が可能である。
図7は、このような原理に基づいて構成した第2の実施の形態における基板処理装置1のスリットノズル41の第2本体部414を示す正面図である。なお、図7において、第1の実施の形態における第2本体部411と同様の機能を有する構成については、適宜同符号を付して説明する。また、第2の実施の形態における基板処理装置1は、第2本体部414以外の構成については第1の実施の形態における基板処理装置1と同様であるため説明を省略する。
本実施の形態における第2本体部414では、マニホールド411bがY軸に平行に形成され、その上端線(相互拘束面Sの下端線411c)が相互拘束面Sの上端線411eと略平行となっている。すなわち、相互拘束面Sの上端線411eと相互拘束面Sの下端線411cとの距離はスリットノズル41のY軸方向にわたって「LE」となり一定である。
第2の実施の形態における基板処理装置1では、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとの中点を結んで基準線Lとする。すなわち、基準線Lは、上端線411eとの距離、および下端線411cとの距離が共に等しく「LE1」であり、かつ、LE=2×LE1となるように決定される。そして、このようにして決定した基準線L上に第2本体部414の第2ネジ穴群411aを配置する。
基板処理装置1のスリットノズル41では、マニホールド411bが上部に開口するように形成されることはないため、相互拘束面Sは必ず存在する。したがって、マニホールド411bが相互拘束面Sの上端線411eと略平行に設けられたとしても、以上に説明したように、基準線Lを必ず決定することができる。
以上のように、第2の実施の形態における基板処理装置1のスリットノズル41は、第1の実施の形態における基板処理装置1のように角度ψを決定することができない場合であっても、基準線Lを決定することができ、この基準線L上に第1ネジ穴群410aおよび第2ネジ穴群411aとを配列させることにより、第1の実施の形態における基板処理装置1と同様の効果を得ることができる。
<3. 第3の実施の形態>
上記の実施の形態では、第1本体部と第2本体部とが異なる形状となっていたが、これに限られるものではない。すなわち、第1本体部と第2本体部とを結合することにより、スリットノズル41(結合体)に、マニホールド、ランドおよび吐出口が形成される形状であればよい。
図8は、このような原理に基づいて構成した第3の実施の形態におけるスリットノズル41の断面図である。
第3の実施の形態における第1本体部415の(−X)側の側面には、マニホールド415bおよびランド415dが形成されている。また、第2本体部416の(+X)側の側面には、マニホールド416bおよびランド416dが形成されている。すなわち、第3の実施の形態における基板処理装置1では、第1本体部415をZ軸を中心に回転させた状態が第2本体部416に相当し、第1本体部415と第2本体部416とが略同一の形状となっている。そして、第1本体部415と第2本体部416とを結合させることにより、スリットノズル41の内部にマニホールド417およびランド418が形成され、ランド418の下端開口部がスリットノズル41の吐出口41aを形成する。
以上のように、第3の実施の形態における基板処理装置1においても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、第1本体部415と第2本体部416とを略同一の部材で構成することによって、部品点数を抑制することができ、製造コストを削減することができる。また、加工精度(対向して配置した場合の迎合精度など)を向上させることができる。
なお、図8に示すように、第3の実施の形態におけるスリットノズル41には、第1の実施の形態におけるスリットノズル41のようにシム板412に相当する部材が設けられていないが、もちろん、第1本体部415と第2本体部416との間にシム板412に相当する部材を配置してもよい。
<4. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、マニホールド411bは直線状の構造に限られるものではない。すなわち、スリットノズル41の両端部に向けてマニホールド411bが緩やかな曲線を描くような構造であってもよい。その場合、基準線Lは、Y軸上の所定の位置における、上端線411eと下端線411cとの中点をそれぞれ結んだ曲線として決定してもよい。
また、供給機構7からスリットノズル41にレジスト液が供給される場合、スリットノズル41の中央部に供給される場合に限られるものではない。例えば、スリットノズル41の両端部にレジスト液を供給するように構成してもよい。
本発明に係る基板処理装置の概略を示す斜視図である。 基板処理装置の本体の側断面を示すと共に、レジスト液の塗布動作に係る主たる構成要素を示す図である。 スリットノズルを構成する主な部材を示す斜視図である。 第1の実施の形態における第2本体部の一部を示す正面図である。 第1本体部と第2本体部とを結合させた結合体の断面図である。 スリットノズルの寸法およびボルトの配置位置を変更した場合における当該スリットノズルの実用性を示す図である。 第2の実施の形態における第2本体部の一部を示す正面図である。 第3の実施の形態におけるスリットノズルの断面図である。
符号の説明
1 基板処理装置
3 ステージ
30 保持面
41 スリットノズル
41a 吐出口
410,415 第1本体部
410a 第1ネジ穴群
411,414,416 第2本体部
411a 第2ネジ穴群
411c 下端線
412 シム板(スペーサ)
413 ボルト
411b,415b,416b,417 マニホールド(拡散溝)
411d ランド(隙間空間)
411e 上端線
43,44 昇降機構
5 走行機構
90 基板
D 開口間隔
L 基準線
S 相互拘束面
ψ 角度

Claims (8)

  1. 略水平方向に伸びる直線状の吐出口から所定の処理液を吐出するスリットノズルであって、
    第1挿入孔群が設けられて、略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、
    前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1挿入孔群と対向する位置に第2挿入孔群が設けられて、略水平方向に伸びる長尺の第2本体部と、
    前記第1本体部と前記第2本体部とが対向した状態で、前記第1挿入孔群と前記第2挿入孔群との両方に通されることによって、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させて略水平方向に延びた長尺の結合体を形成する複数の締結手段と、
    を備え、
    前記結合体においては、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、
    前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面を上下方向に略二分割する基準線上に前記第1挿入孔群と前記第2挿入孔群とが配列され
    前記相互拘束面の上端線と前記相互拘束面の下端線とがゼロでない角度をなしており、
    前記基準線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とするスリットノズル。
  2. 請求項に記載のスリットノズルであって、
    前記第1本体部と前記第2本体部との間にスペーサを設けることにより前記隙間空間が形成されることを特徴とするスリットノズル。
  3. 請求項1または2に記載のスリットノズルであって、
    前記第1本体部と前記第2本体部とが略同一形状の部材で構成されていることを特徴とするスリットノズル。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記隙間空間は、前記スリットノズルの長手方向に前記所定の処理液を拡散させる拡散溝を備えることを特徴とするスリットノズル。
  5. 基板に所定の処理液を塗布する基板処理装置であって、
    基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記基板に向けて、直線状の吐出口から前記所定の処理液を吐出するスリットノズルと、
    前記保持手段に保持された前記基板と前記スリットノズルとを相対的に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記スリットノズルが、
    第1挿入孔群が設けられて、略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、
    前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1挿入孔群と対向する位置に第2挿入孔群が設けられて、略水平方向に伸びる長尺の第2本体部と、
    前記第1本体部と前記第2本体部とが対向した状態で、前記第1挿入孔群と前記第2挿入孔群との両方に通されることによって、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させて略水平方向に延びた長尺の結合体を形成する複数の締結手段と、
    を備え、
    前記結合体においては、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、
    前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面を上下方向に略二分割する基準線上に前記第1挿入孔群と前記第2挿入孔群とが配列され
    前記相互拘束面の上端線と前記相互拘束面の下端線とがゼロでない角度をなしており、
    前記基準線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項に記載の基板処理装置であって、
    前記第1本体部と前記第2本体部との間にスペーサを設けることにより前記隙間空間が形成されることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項5または6に記載の基板処理装置であって、
    前記第1本体部と前記第2本体部とが略同一形状の部材で構成されていることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記隙間空間は、前記スリットノズルの長手方向に前記所定の処理液を拡散させる拡散溝を備えることを特徴とする基板処理装置。
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