JP4522726B2 - スリットノズルおよび基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直線状の吐出口から処理液を吐出するスリットノズルについて、吐出口の幅を長手方向に渡って均一化させる技術に関する。
基板の製造工程において用いられる基板処理装置として、直線状の吐出口を有するスリットノズルから処理液を吐出しつつ、スリットノズルを所定の方向に移動させることによって基板の表面に処理液を塗布するスリットコータが知られている。
スリットコータにおいては、処理液を高精度に均一塗布することが要求される。ここで、スリットノズルの吐出口の開口間隔(スリットノズルの走査方向における吐出口の開口幅)が不均一であれば、スリットノズルの長手方向の位置に応じて、開口間隔の広い箇所や狭い箇所が存在することとなる。その場合、位置毎に吐出される処理液の量が不均一になり、処理液が均一に塗布されないという問題が発生する。そこで、スリットコータでは、スリットノズルの吐出口の開口間隔を高精度に均一化することが求められる。
一方で、スリットノズルはその洗浄容易性を確保するなどの理由から、2つの部材を前後に迎合させ、さらにボルトで締め付けて結合させる構造となっている。したがって、このボルトの締め付け具合によって吐出口の開口間隔が変化するという問題があった。特に、ネジ穴の位置によってボルトの締め付け位置が決定されるため、吐出口の開口間隔を均一にするためには、このネジ穴の位置をいかに決定するかが重要となる。
そこで従来より、吐出口の開口間隔が均一化するように、このネジ穴の位置を決定する技術が提案されている。このような技術が、例えば特許文献1に記載されている。
特開2002−239436公報
ここで、スリットノズルの形状、材質および寸法(スリットノズルの特性)などは、処理対象となる基板のサイズや、使用する処理液の種類などによって様々に変更されるものである。
ところが、特許文献1に記載されている技術は、特定の形状、材質および特定範囲の寸法のスリットノズルにのみ有効な技術であって、スリットノズルの特性を変更し、その有効範囲から外れたスリットノズルについては何の基準にもならないばかりでなく、そもそも有効範囲自体が不明確であるという問題があった。すなわち、特許文献1に記載されている技術はある限られた範囲の特性を有するスリットノズルにのみ有効な技術であるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、個々のスリットノズルの特性に影響されることなく、吐出口の開口間隔を均一化できるスリットノズルを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、略水平方向に伸びる直線状の吐出口から所定の処理液を吐出するスリットノズルであって、略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1本体部と互いに結合して略水平方向に伸びた長尺の結合体を形成する第2本体部と、所定の配列線上に配置され、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させる締結手段と、前記結合体の長尺方向全幅に渡って設けられ、前記吐出口の開口間隔を調整する調整手段とを備え、前記結合体において、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面の上端線が略水平方向に沿った直線であり、前記上端線と前記相互拘束面の下端線とが、前記結合体における中央部から両端部に向かってゼロでない角度をなしており、前記所定の配列線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係るスリットノズルであって、前記調整手段が、前記吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係るスリットノズルであって、前記開き調整手段は、前記所定の配列線の上側に設けられていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2の発明に係るスリットノズルであって、前記開き調整手段は、前記所定の配列線の下側に設けられていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1の発明に係るスリットノズルであって、前記調整手段が、前記吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段を備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明に係るスリットノズルであって、前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の上側に設けられていることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項5の発明に係るスリットノズルであって、前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の下側に設けられていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のスリットノズルであって、前記締結手段と前記調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1の発明に係るスリットノズルであって、前記調整手段が、前記吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段と、前記吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、略水平方向に伸びる直線状の吐出口から所定の処理液を吐出するスリットノズルであって、略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1本体部と互いに結合して略水平方向に伸びた長尺の結合体を形成する第2本体部と、所定の配列線上に配置され、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させる複数の締結手段と、前記吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段と、前記吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段とを備え、前記結合体において、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面の上端線が略水平方向に沿った直線であり、前記上端線と前記相互拘束面の下端線とが、前記結合体における中央部から両端部に向かってゼロでない角度をなしており、前記所定の配列線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項9または10の発明に係るスリットノズルであって、前記開き調整手段は、前記所定の配列線の上側に設けられ、前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の下側に設けられることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項9または10の発明に係るスリットノズルであって、前記開き調整手段は、前記所定の配列線の下側に設けられ、前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の上側に設けられることを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項9または10の発明に係るスリットノズルであって、前記開き調整手段および前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の同じ側に設けられることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項9ないし13のいずれかに記載のスリットノズルであって、前記締結手段と前記開き調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されるともに、前記締結手段と前記閉じ調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されることを特徴とする。
また、請求項15の発明は、請求項1ないし14のいずれかの発明に係るスリットノズルであって、前記第1本体部と前記第2本体部との間にスペーサを設けることにより前記隙間空間が形成されることを特徴とする。
また、請求項16の発明は、基板に所定の処理液を塗布する基板処理装置であって、基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記基板に向けて、直線状の吐出口から前記所定の処理液を吐出するスリットノズルと、前記保持手段に保持された前記基板と前記スリットノズルとを相対的に移動させる移動手段とを備え、前記スリットノズルが、略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1本体部と互いに結合して略水平方向に伸びた長尺の結合体を形成する第2本体部と、所定の配列線上に配置され、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させる締結手段と、前記結合体の長尺方向全幅に渡って設けられ、前記吐出口の開口間隔を調整する調整手段とを備え、前記結合体において、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面の上端線が略水平方向に沿った直線であり、前記上端線と前記相互拘束面の下端線とが、前記結合体における中央部から両端部に向かってゼロでない角度をなしており、前記所定の配列線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とする。
また、請求項17の発明は、請求項16に記載の基板処理装置であって、前記締結手段と前記調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されることを特徴とする。
また、請求項18の発明は、基板に所定の処理液を塗布する基板処理装置であって、基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記基板に向けて、直線状の吐出口から前記所定の処理液を吐出するスリットノズルと、前記保持手段に保持された前記基板と前記スリットノズルとを相対的に移動させる移動手段とを備え、前記スリットノズルが、略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1本体部と互いに結合して略水平方向に伸びた長尺の結合体を形成する第2本体部と、所定の配列線上に配置され、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させる複数の締結手段と、前記吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段と、前記吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段とを備え、前記結合体において、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面の上端線が略水平方向に沿った直線であり、前記上端線と前記相互拘束面の下端線とが、前記結合体における中央部から両端部に向かってゼロでない角度をなしており、前記所定の配列線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とする。
また、請求項19の発明は、請求項18に記載の基板処理装置であって、前記締結手段と前記開き調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されるともに、前記締結手段と前記閉じ調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されることを特徴とする。

請求項1ないし9および15ないし17に記載の発明では、結合体の長尺方向全幅に渡って設けられ、吐出口の開口間隔を調整する調整手段を備えることにより、スリットノズルの長尺方向全体に渡って吐出口の間隔を調整することができる。また、締結手段と調整手段とを独立して設けることにより、組み立て効率が向上する。また、このような構造は、スリットノズルのサイズや材質などの特性に関わらず適用することができる。
請求項2ないし4に記載の発明では、スリットノズルが、吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段を備えることにより、吐出口の開口間隔を開く方向に調節することができる。
請求項5ないし7に記載の発明では、スリットノズルが、吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段を備えることにより、吐出口の開口間隔を閉じる方向に調節することができる。
請求項9ないし15および18ないし19に記載の発明では、スリットノズルが、吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段と、吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段とを備えることにより、吐出口の開口間隔を開く方向にも閉じる方向にも調節することができる。
請求項13に記載の発明では、開き調整手段および閉じ調整手段は、所定の配列線の同じ側に設けられることにより、相互拘束面の上下方向の幅が比較的狭くても、開き調整手段および閉じ調整手段を設けることができる。
請求項1ないし19に記載の発明では、配列線は、結合体における第1本体部と第2本体部との相互拘束面を上下方向に略二分割する直線であることにより、スリットノズルのサイズなどに関わりなく、締結手段の配列線を決定することができる。
請求項1ないし19に記載の発明では、相互拘束面の上端線と相互拘束面の下端線とがゼロでない角度をなしており、所定の配列線は、この角度を二等分する直線であることにより、締結手段の配列線を容易に決定することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る基板処理装置1の概略を示す斜視図である。図2は、基板処理装置1の本体2の側断面を示すと共に、レジスト液の塗布動作に係る主たる構成要素を示す図である。なお、図1において、図示および説明の都合上、Z軸方向が鉛直方向を表し、XY平面が水平面を表すものとして定義するが、それらは位置関係を把握するために便宜上定義するものであって、以下に説明する各方向を限定するものではない。以下の図についても同様である。
<全体構成>
基板処理装置1は、本体2と制御系6とに大別され、液晶表示装置の画面パネルを製造するための角形ガラス基板を被処理基板(以下、単に「基板」と称する)90としており、基板90の表面に形成された電極層などを選択的にエッチングするプロセスにおいて、基板90の表面に処理液としてのレジスト液を塗布する塗布処理装置として構成されている。したがって、この実施の形態では、スリットノズル41はレジスト液を吐出するようになっている。なお、基板処理装置1は、液晶表示装置用のガラス基板だけでなく、一般に、フラットパネルディスプレイ用の種々の基板に処理液(薬液)を塗布する装置として変形利用することもできる。
本体2は、基板90を載置して保持するための保持台として機能するとともに、付属する各機構の基台としても機能するステージ3を備える。ステージ3は直方体形状を有する例えば一体の石製であり、その上面(保持面30)および側面は平坦面に加工されている。
ステージ3の上面は水平面とされており、基板90の保持面30となっている。保持面30には図示しない多数の真空吸着口が分布して形成されており、基板処理装置1において基板90を処理する間、基板90を吸着することにより、基板90を所定の水平位置に保持する。また、保持面30には、図示しない駆動手段によって上下に昇降自在な複数のリフトピンLPが、適宜の間隔をおいて設けられている。リフトピンLPは、基板90を取り除く際に基板90を押し上げるために用いられる。
保持面30のうち基板90の保持エリア(基板90が保持される領域)を挟んだ両端部には、略水平方向に平行に伸びる一対の走行レール31が固設される。走行レール31は、架橋構造4の両端部の最下方に固設される図示しない支持ブロックとともに、架橋構造4の移動を案内し(移動方向を所定の方向に規定する)、架橋構造4を保持面30の上方に支持するリニアガイドを構成する。
ステージ3の上方には、このステージ3の両側部分から略水平に掛け渡された架橋構造4が設けられている。架橋構造4は、例えばカーボンファイバ補強樹脂を骨材とするノズル支持部40と、その両端を支持する昇降機構43,44とから主に構成される。
ノズル支持部40には、スリットノズル41が取り付けられている。Y軸方向に長手方向を有するスリットノズル41には、スリットノズル41にレジスト液を供給するための供給機構7が接続されている。
図3は、スリットノズル41を構成する主な部材を組み立てる様子を示す斜視図である。なお、図3において、調整ネジ415、開き調整用ネジ穴群416、および閉じ調整用ネジ穴群417は省略している。
スリットノズル41は、第1本体部410、第2本体部411、シム板412、および複数の固定ボルト413から構成される。なお、本実施の形態におけるスリットノズル41のZ軸方向の長さは「H」、Y軸方向の長さは「W」として以下の説明を行う。一般的なスリットコータでは、Wの値として100ないし3000(mm)が想定されるが、もちろんこれに限られるものではない。
第1本体部410には、複数の固定ボルト413を螺入するための第1ネジ穴群414aが設けられている。また、第1本体部410と対向するように配置される第2本体部411には、第1ネジ穴群414aと対向する位置に複数の固定ボルト413を螺入するための第2ネジ穴群414bが設けられている。この第1ネジ穴群414aおよび第2ネジ穴群414bは、共にX軸に沿った方向の略円筒状の穴として設けられ、詳細は図示しないが、その円筒内面には固定ボルト413と螺合するためのネジ山およびネジ溝が形成されている。
それぞれ対向する第1ネジ穴群414aおよび第2ネジ穴群414bは、第1本体部410と第2本体部411とが対向して配置された状態では、1つのネジ穴を形成する。以下、この第1ネジ穴群414aおよび第2ネジ穴群414bとによって形成されるネジ穴群を固定用ネジ穴群414と総称する。
なお、前述のネジ山およびネジ溝は、例えば、第2ネジ穴群414bにのみ設けられていてもよい。すなわち、第1ネジ穴群414aは固定ボルト413を挿入することができるように形成された単なる貫通孔であってもよい。あるいは、第1ネジ穴群414aおよび第2ネジ穴群414bのいずれもが単に固定ボルト413を挿入することが可能な挿入孔であってもよい。その場合、固定用ネジ穴群414は単なる貫通孔となるが、固定ボルト413はナットによって別途固定される構造であってもよい。すなわち、第1ネジ穴群414aおよび第2ネジ穴群414bから形成される固定用ネジ穴群414に固定ボルト413が挿入されることによって、第1本体部410と第2本体部411とを結合させる構造であれば、一般的などのような構造が採用されてもよい。
シム板412は、第1本体部410と第2本体部411との間に配置される板状の部材であって、固定ボルト413が貫通するための複数の穴が設けられている。シム板412は、後述するランド411d(隙間空間)を避けて配置され、第1本体部410と第2本体部411との間に、所定の間隔を設けるためのスペーサとして機能する。
固定ボルト413は、第1本体部410と第2本体部411とが対向した状態で、固定用ネジ穴群414に螺入されることによって、第1本体部410と第2本体部411とを互いに結合する。すなわち、このようにして本発明における結合体が形成される。なお、図3には、複数の固定ボルト413として9本の固定ボルト413と、それに対応した数のネジ穴を有する第1・第2ネジ穴群414a,bのみを示しているが固定ボルト413およびネジ穴の数はこれに限られるものではなく、主にスリットノズル41の剛性や重量およびWの値などに応じて適切な数が決定される。
図4は、第1本体部410と第2本体部411とが締結された状態のスリットノズル41のXZ平面における断面図である。固定ボルト413が固定用ネジ穴群414に挿入されることにより、図4に示すように、第1本体部410、シム板412、および第2本体部411が一体的な構造物(スリットノズル41)を形成する。また、スリットノズル41はランド411dの下方開口によって、下端部に吐出口41aが形成される。本実施の形態における基板処理装置1においては、吐出口41aの開口間隔の所望値は「D」とする。
図3において図示を省略していたが、第1本体部410および第2本体部411には、さらに調整用ネジ穴群416a,b,417a,bがX軸方向に伸びる穴として設けられている。このうち、調整用ネジ穴群416aと調整用ネジ穴群416bとはそれぞれ第1本体部410および第2本体部411の対向する位置に設けられている。したがって、第1本体部410と第2本体部411とが結合体を形成している状態において、調整用ネジ穴群416a、調整用ネジ穴群416b、およびシム板412に設けられた貫通孔は、調整ネジ415を挿入するネジ穴(以下、「開き調整用ネジ穴群416」と称する)を構成する。同様に、調整用ネジ穴群417aと調整用ネジ穴群417bとはそれぞれ第1本体部410および第2本体部411の対向する位置に設けられ、シム板412に設けられた貫通孔とともに調整ネジ415を挿入するネジ穴(以下、「閉じ調整用ネジ穴群417」と称する)を構成する。
なお、図4においては、図示の都合上、互いにY軸方向の位置が等しい開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417のいずれにも調整ネジ415が螺入されるように示している。しかし、実際には、これらのネジ穴は、いずれも使用されない(調整の必要がない場合)か、あるいは選択的に使用されるものであって、同時に調整ネジ415が螺入されることはない。
図5は、固定ボルト413を配置する際の基準線となる配列線L0の決定手法を説明する概念図である。第2本体部411は、Y軸方向の中心位置を基準とした対称の構造であり、図5では、(−Y)方向片側部分のみを示し、(+Y)側は省略する。
第2本体部411の第1本体部410と対向する対向面は、所定の位置に窪みが形成されており、それらの窪みがマニホールド(拡散溝)411bとランド411dとを形成する。また、前述の対向面のうち、マニホールド411bおよびランド411dを形成しない部分は、第2本体部411が第1本体部410と結合することにより、シム板412を介して相互の拘束応力が作用する「相互拘束面S」を形成する。相互拘束面Sの上端線411eは、スリットノズル41の上端面と相互拘束面Sとの交線であり、Y軸方向に沿った直線となる。一方、相互拘束面Sの下端線411cは、マニホールド411bの上端線を構成しており、相互拘束面Sの上端線411eと角度ψ(°)で傾斜している。なお、「相互拘束面Sの下端線411c」には、スリットノズル41の両端部において、スリットノズル41の下面を形成する部分は含まないものとする。
マニホールド411bは、ランド411dに比べて(−X)方向に深い溝として形成されており、スリットノズル41の内部においてレジスト液の流路を形成し、スリットノズル41の隙間空間の一部を構成している。スリットノズル41には、中央部付近に設けられた図示しない供給口からレジスト液が供給されるが、マニホールド411bは、この供給口から供給されたレジスト液をY軸方向に拡散させるために設けられている。
本実施の形態におけるスリットノズル41では、供給されたレジスト液を両端部にすみやかに拡散させるために、マニホールド411bがスリットノズル41の両端部に向かって傾斜した状態で形成されている。
ここで、本実施の形態における基板処理装置1では、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとのなす角度を「ψ(°)」、配列線L0と相互拘束面Sの上端線411eとのなす角度を「固定ボルト配置角度θ(°)」とすると、ψ=2θとなるように配列線L0を決定する。これにより、配列線L0は、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとのなす角度ψを二等分する直線となる。図5に示すように、配列線L0は、結合体における相互拘束面Sを上下方向に略二分割する線となる。
本実施の形態における第2本体部411において、第2ネジ穴群414bは、配列線L0上に配列するように設けられている。また、スリットノズル41では、第2ネジ穴群414bと対向する位置に第1ネジ穴群414aが設けられる。したがって、第1ネジ穴群414aも配列線L0上に設けられる。すなわち、本実施の形態におけるスリットノズル41では、第1本体部410と第2本体部411とを固定ボルト413によって結合させた場合、固定用ネジ穴群414が配列線L0上に配列するため、複数の固定ボルト413も配列線L0上に配列する。
このように、本実施の形態における基板処理装置1のスリットノズル41は、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとのなす角度ψを二等分する直線として配列線L0を決定する。そして、その配列線L0上に第1ネジ穴群414aと第2ネジ穴群414bとを配列させることにより、相互拘束面Sの上端線411eと下端線411cとのなす角度ψが「0」でない場合に、スリットノズル41のサイズなどにかかわらず、固定用ネジ穴群414の位置を決定することができる。なお、より詳細には、第1ネジ穴群414aおよび第2ネジ穴群414bの各ネジ穴の中心が配列線L0上に配置されるように、第1ネジ穴群414aおよび第2ネジ穴群414bの位置を決定することが好ましい。
図6は、第2本体部411に設けられる調整用ネジ穴群416b,417bを示す図である。図6は、第2本体部411のうち、図5に示した部分とほぼ同じ部分を示している。
調整用ネジ穴群416b,417bは、それぞれ第2ネジ穴群414bとほぼ同様の構造を有しており、前述のように調整ネジ415が挿入可能とされている。また、調整用ネジ穴群416bは直線L1上に配列するように設けられ、調整用ネジ穴群417bは直線L2上に配列するように設けられている。
すなわち、スリットノズル41は、第1本体部410と第2本体部411とを締結するための締結手段(固定ボルト413および固定用ネジ穴群414)と、スリットノズル41の吐出口41aの開口間隔を調整する調整手段(調整ネジ415、開き調整用ネジ穴群416、および閉じ調整用ネジ穴群417)とを別々に独立して設けている。これにより、固定ボルト413の配置位置にかかわらず開口間隔の調整が可能でるため、スリットノズル41の特性(材質やサイズなど)に左右されることなく、吐出口41aの開口間隔を調整することができる。したがって、どのようなスリットノズル41であっても長手方向の開口間隔を均一化することができる。
また、スリットノズル41の組み立ては、複数の固定ボルト413をそれぞれ単純に同じトルクで締め付けることにより行う。また、吐出口41aの開口間隔の調整は調整ネジ415を締めることで、組み立てとは別途行う。これにより、スリットノズル41の組み立て効率が向上する。
本実施の形態におけるスリットノズル41では、開き調整用ネジ穴群416が配列する直線L1は、固定ボルト配置角度θを二等分する直線として決定されている。すなわち、調整用ネジ穴群416bおよびこれと対向するように設けられる調整用ネジ穴群416aは、配列線L0に対して上側(配列線L0と相互拘束面Sの上端線411eとの間)に設けられる。
このように、開き調整用ネジ穴群416が設けられていることにより、第1本体部410と第2本体部411とを締結して組み立てたとき、Y軸方向において吐出口41aの開口間隔が所望値「D」より狭い位置では、開き調整用ネジ穴群416に調整ネジ415を挿入して締めることにより、当該位置における開口間隔を開くように調整することができる。
また、閉じ調整用ネジ穴群417が配列する直線L2は、相互拘束面Sの下端線411cから所定の距離となる直線として決定されている。すなわち、調整用ネジ穴群417bおよびこれと対向するように設けられる調整用ネジ穴群417aは、配列線L0に対して下側(配列線L0と相互拘束面Sの下端線411cとの間)に設けられる。
このように、閉じ調整用ネジ穴群417が設けられていることにより、第1本体部410と第2本体部411とを締結して組み立てたとき、Y軸方向において吐出口41aの開口間隔が所望値「D」より広い位置では、閉じ調整用ネジ穴群417に調整ネジ415を挿入して締めることにより、当該位置における開口間隔を閉じるように調整することができる。
一般に、固定ボルト413を同じトルクで締めて第1本体部410と第2本体部411とを締結した場合、各部材の加工精度のバラツキなどによって、Y軸方向における吐出口41aの開口間隔が均一とはならない。しかし、本実施の形態における基板処理装置1では、複数の開き調整用ネジ穴群416および複数の閉じ調整用ネジ穴群417が、配列線L0の上下両側に分かれて配列していることにより、吐出口41aの開口間隔の広い狭いにかかわらず、吐出口41aの開口間隔が所望値「D」となるように調整することができる。
また、直線L1,L2は、いずれもスリットノズル41の長手方向全体に渡って規定され、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417は、いずれもスリットノズル41の長尺方向全体に渡って設けられている。これにより、本実施の形態における基板処理装置1のスリットノズル41は、長尺方向(Y軸方向)全体に渡って吐出口41aの開口間隔調整をすることができる。したがって、例えば、中央部にのみ開口間隔を調整する機構を設けて調整する場合に比べて、さらに高精度に開口間隔を均一化させることができる。
なお、本実施の形態における基板処理装置1では、毎回組み立てた状態の個々のスリットノズル41について、Y軸方向の所定間隔毎に、吐出口41aの開口間隔を測定する。そして、得られた測定値に応じて開口間隔が「D」となるように、調整ネジ415を螺入する位置および締め付けトルクを決定して調整を行う。しかし、吐出口41aの開口間隔を調整する手法はこれに限られるものではなく、例えば、スリットノズル41による塗布結果に応じて開口間隔を調整するようにしてもよい。すなわち、実際に塗布されたレジスト膜厚の値に応じて調整を行ってもよい。また、所定のトルクで固定ボルト413を締めた場合の開口間隔の値を予め何度も測定しておき、平均値や再現性に応じて、以後は毎回測定することなく調整を行うようにしてもよい。すなわち、調整の手法はどのような手法が採用されてもよい。
以上のような構造により、スリットノズル41は、供給機構7により供給されたレジスト液を、先端に形成されたスリット状(直線状)の吐出口41aからステージ3に保持された基板90の表面の所定の領域(以下、「レジスト塗布領域」と称する。)に吐出する。これにより、基板処理装置1は基板90にレジスト液を塗布する。ここで、レジスト塗布領域とは、基板90の表面のうちでレジスト液を塗布しようとする領域であって、通常、基板90の全面積から、端縁に沿った所定幅の領域を除いた領域である。
図1に戻って、昇降機構43,44は、スリットノズル41の両側に分かれて、ノズル支持部40によりスリットノズル41と連結されている。昇降機構43,44は主にACサーボモータ43a,44aおよび図示しないボールネジからなり、制御系6からの制御信号に基づいて、架橋構造4の昇降駆動力を生成する。これにより、昇降機構43,44は、スリットノズル41を並進的に昇降させる。また、昇降機構43,44は、スリットノズル41のYZ平面内での姿勢を調整するためにも用いられる。さらに、ACサーボモータ43a,44aは、その回転量を検出して制御系6に出力する機能を有している。
架橋構造4の両端部には、ステージ3の両側の縁側に沿って、それぞれ固定子(ステータ)50aと移動子50bおよび固定子51aと移動子51bを備える一対のACコアレスリニアモータ(以下、単に、「リニアモータ」と略する。)50,51が、それぞれ固設される。また、架橋構造4の両端部には、それぞれスケール部と検出子とを備えたリニアエンコーダ52,53が、それぞれ固設される。リニアエンコーダ52,53は、リニアモータ50,51の位置を検出する。これらリニアモータ50,51とリニアエンコーダ52,53とが主として、架橋構造4が走行レール31に案内されつつステージ3上を移動するための走行機構5を構成する。すなわち、走行機構5は、スリットノズル41を基板90の表面に沿った略水平方向に相対的に移動させる。このときリニアエンコーダ52,53からの検出結果に基づいて、制御系6がリニアモータ50の動作を制御することにより、ステージ3上における架橋構造4の移動、つまりはスリットノズル41による基板90の走査が制御される。
本体2の保持面30において、保持エリアの(−X)方向側には、開口32が設けられている。開口32はスリットノズル41と同じくY軸方向に長手方向を有し、かつ該長手方向長さはスリットノズル41の長手方向長さとほぼ同じである。また、図1および図2において図示を省略するが、開口32の下方の本体2の内部には、待機ポットと、ノズル洗浄機構と、プリ塗布機構とが設けられている。これらの機構は、例えば、基板90へのレジスト液の塗布に先立って行われる、レジスト液供給処理、エアー抜き処理、あるいはプリディスペンス処理などの予備的処理に際し用いられる。
ノズル支持部40には、スリットノズル41の上方となる位置に、スリットノズル41にレジスト液を供給する供給機構7が設けられている。供給機構7は、図示しないバッファタンクに貯留されているレジスト液をスリットノズル41に供給する機能を有し、詳細は図示しないが、主にポンプ、配管、およびバルブから構成される。
制御系6は、プログラムに従って各種データを処理する演算部60、プログラムや各種データを保存する記憶部61を内部に備える。また、前面には、オペレータが基板処理装置1に対して必要な指示を入力するための操作部62、および各種データを表示する表示部63を備える。
なお、具体的には、データを一時的に記憶するRAM、読み取り専用のROM、および磁気ディスク装置などが記憶部61に該当する。あるいは、可搬性の光磁気ディスクやメモリーカードなどの記憶媒体、およびそれらの読み取り装置などであってもよい。また、操作部62には、ボタンおよびスイッチ類(キーボードやマウスなどを含む。)などが該当する。もしくは、タッチパネルディスプレイのように表示部63の機能を兼ね備えたものであってもよい。表示部63には、液晶ディスプレイや各種ランプなどが該当する。
以上が本実施の形態における基板処理装置1の構成および機能の説明である。
<動作説明>
次に、基板処理装置1における塗布処理動作を簡単に説明する。なお、以下の基板処理装置1の動作は、特に明示しないかぎり、制御系6の制御に基づいて行われるものである。
基板処理装置1では、オペレータまたは図示しない搬送機構により、所定の位置に基板90が搬送されると、ステージ3が保持面30上の所定の位置に基板90を吸着して保持する。続いて、制御系6からの制御信号に基づいて、昇降機構43,44が、ノズル支持部40をZ軸方向に移動させ、スリットノズル41を適正姿勢に調整する。なお、適正姿勢とは、スリットノズル41とレジスト塗布領域との間隔がレジスト液を塗布するために適切な間隔となるスリットノズル41のYZ平面における姿勢である。
さらに、リニアモータ50,51が架橋構造4を(−X)方向に移動させ、スリットノズル41を吐出開始位置に移動させる。ここで、吐出開始位置とは、レジスト塗布領域の一辺にスリットノズル41がほぼ沿う位置である。
スリットノズル41が吐出開始位置まで移動すると、制御系6が制御信号を走行機構5のリニアモータ50,51に与える。その制御信号に基づいて、リニアモータ50,51が架橋構造4を(−X)方向に移動させることでスリットノズル41が基板90の表面を走査する。
このとき、供給機構7がスリットノズル41にレジスト液を供給し、スリットノズル41がレジスト塗布領域にレジスト液を吐出する。これにより、基板90の表面上にレジスト液の層(薄膜)が形成される。
スリットノズル41が吐出終了位置まで移動すると、制御系6が制御信号を昇降機構43,44、走行機構5および供給機構7に与える。その制御信号に基づいて、昇降機構43,44および走行機構5がスリットノズル41を待機位置に移動させるとともに、供給機構7がレジスト液の供給を停止することにより、スリットノズル41からのレジスト液の吐出が停止する。
このスリットノズル41の移動動作と並行して、ステージ3は基板90の吸着を停止し、リフトピンLPが基板90を持ち上げた後、オペレータまたは搬送機構が基板90を保持面30から取り上げ、次の処理工程に搬送する。
さらに、基板処理装置1は、他に処理すべき基板90が存在するか否かを判定し、処理すべき基板90が存在する場合には前述の処理を繰り返す。一方、処理すべき基板90が存在しない場合には、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態における基板処理装置1のスリットノズル41は、吐出口41aの開口間隔を調整する開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417が、第1本体部410と第2本体部411が結合した結合体の長尺方向全幅に渡って設けられていることにより、スリットノズル41の長尺方向全体に渡って吐出口41aの開口間隔を調整することができる。したがって、スリットノズル41の吐出口41aの開口間隔を均一化させることができる。
また、固定用ネジ穴群414(締結手段)と、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417(調整手段)とを独立して設けることにより、組み立て効率が向上する。また、このような構造は、スリットノズル41のサイズや材質に関わらず適用することができる。
また、スリットノズル41は、吐出口41aの開口間隔を開く方向に調整する開き調整用ネジ穴群416と、吐出口41aの開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整用ネジ穴群417とを備えていることにより、吐出口41aの開口間隔を開く方向にも閉じる方向にも調節することができる。
また、配列線L0が、スリットノズル41の結合体における第1本体部410と第2本体部411との相互拘束面Sを上下方向に略二分割する直線として規定されていることにより、スリットノズル41のサイズなどの特性に関わりなく、組み立て後の吐出口41aの開口間隔のバラツキを抑制するように、固定ボルト413の配列線L0を決定することができる。したがって、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417による調整を最小限にすることができる。
さらに、相互拘束面Sの上端線411eと相互拘束面Sの下端線411cとがゼロでない角度ψ°をなしている場合において、配列線L0は、角度ψ°を二等分する直線であることにより、固定ボルト413の配列線L0を容易に決定することができる。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、開き調整用ネジ穴群416と閉じ調整用ネジ穴群417とが、それぞれY軸方向の同じ位置に対を形成するように設けられていたが、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417の配置は、このような配置に限られるものではない。
図7は、このような原理に基づいて構成した第2の実施の形態における第2本体部411を示す図である。第2の実施の形態における第2本体部411においても、配列線L0、直線L1、および直線L2は、第1の実施の形態における第2本体部411と同様に規定されている。
ただし、本実施の形態における調整用ネジ穴群416b,417bは、第2ネジ穴群414bの各ネジ穴に対して交互に設けられている。すなわち、第2の実施の形態における調整用ネジ穴群416b,417bの設けられる間隔は、第1の実施の形態における調整用ネジ穴群416b,417bの間隔よりも広くなっている。
このように、調整用ネジ穴群416b,417b(すなわち、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417)が配置されることにより、Y軸方向の同じ位置に複数のネジ穴を設ける必要がないため、相互拘束面SのZ軸方向の幅が比較的狭い場合であっても、調整用ネジ穴群416b,417bをそれぞれ設けることができる。
なお、本実施の形態における基板処理装置1では、固定用ネジ穴群414の隣り合う2つのネジ穴の間には開き調整用ネジ穴群416または閉じ調整用ネジ穴群417のいずれかしか設けられていない。しかし、第1の実施の形態における開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417のY軸方向の位置を互いにずらして配置してもよい。その場合、相互拘束面SのZ軸方向の幅が狭くても、調整間隔を開けることなくそれらのネジ穴群を配置することができる。
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態では、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417のいずれもが設けられている例について説明した。しかし、これらのネジ穴群のうちのいずれか一方のみであっも吐出口の開口間隔を調整することは可能である。
図8は、このような原理に基づいて構成した第3の実施の形態における第2本体部411を示す図である。第3の実施の形態における第2本体部411は、閉じ調整用ネジ穴群417を構成する調整用ネジ穴群417bが設けられていない。このような構造により、本実施の形態におけるスリットノズル41では、吐出口41aの開口間隔を開く方向にしか調整することはできない。なお、配列線L0および直線L1は、上記実施の形態における第2本体部411と同様に規定されている。
本実施の形態におけるスリットノズル41を構成する各部材は、加工精度のバラツキが生じた場合であっても、吐出口41aの開口間隔が所望値「D」以下となるように予め設計・製造されている。すなわち、第1本体部410、第2本体部411およびシム板412などを組み立てた場合に、吐出口41aの開口間隔が所望値「D」より大きくなることがないようにされている。
スリットノズル41の各部材がこのように製造されていれば、吐出口41aの開口間隔の調整は、当該開口間隔を開く方向に調整できれば十分である。すなわち、本実施の形態におけるスリットノズル41のように、開き調整用ネジ穴群416のみを備えた構造であっても、開口間隔を所望値「D」となるように均一化させることができる。したがって、相互拘束面SがZ軸方向に狭く、固定用ネジ穴群414の上下両側に調整用ネジ穴群を設けるスペースが十分にない場合であっても、吐出口41aの開口間隔を所望値に均一化させることができる。なお、予め吐出口41aの開口間隔が所望値「D」より大きくなるように各部材を製造し、スリットノズル41には閉じ調整用ネジ穴群417のみを設ける構造としてもよい。
<4. 第4の実施の形態>
上記実施の形態では、開き調整用ネジ穴群416が配列線L0の上側に設けられており、閉じ調整用ネジ穴群417が配列線L0の下側に設けられている例について説明した。しかし、開き調整用ネジ穴群416が配列線L0の下側に設けられ、閉じ調整用ネジ穴群417が配列線L0の上側に設けられてもよい。
図9は、このような原理に基づいて構成した第4の実施の形態における第2本体部411を示す図である。なお、配列線L0および直線L1,L2は上記実施の形態と同様に規定されている。
図9に示すように、第4の実施の形態における閉じ調整用ネジ穴群417を構成する調整用ネジ穴群417bは、配列線L0の上側に規定される直線L1上に配列している。また、開き調整用ネジ穴群416を構成する調整用ネジ穴群416bは、配列線L0の下側に規定される直線L2上に配列している。
図10は、第4の実施の形態における開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417の構造を説明する図である。
第1本体部410に設けられる調整用ネジ穴群416a,417aは、円筒内面に螺旋状のネジ山およびネジ溝を有する円筒孔として設けられており、図10に示すように、調整ボルト415が螺入される。
一方、第2本体部411に設けられる調整用ネジ穴群416b,417bは、調整ボルト415と螺合するネジ山およびネジ溝を有しない円筒孔(いわゆるバカ穴)として設けられており、調整ボルト415が単に挿入される構造となっている。このような構造により、本実施の形態における調整ボルト415は、第1本体部410と第2本体部411とを締結する機能を発揮することはない。しかし、調整ボルト415が締結機能を備えていない場合であっても、第1本体部410と第2本体部411とは、固定ボルト413によって互いに締結されているため、一体的にスリットノズル41を構成する。
また、調整用ネジ穴群416b,417bは、貫通孔ではなく、相互拘束面S側にのみ開口部を有しており、当該開口部から調整ボルト415が挿入される。
さらに、本実施の形態における調整ボルト415の足の長さは、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417の深さより長くなるように設計されている。すなわち、調整用ネジ穴群416bの底部に調整ボルト415が突き当たるまで、調整ボルト415を挿入した場合でも、調整ボルト415の足が第1本体部410側に余るようにされている。
このような構造により、調整ボルト415が調整用ネジ穴群416b,417bの底部に当たっている状態で、さらに、その調整用ボルト415を締めることにより、第2本体部411が(−X)方向に押されることとなる。すなわち、当該調整ボルト415を締め付ける動作は、調整ボルト415が配置されている位置において、第1本体部410と第2本体部411とを離間させる方向に調整することに相当する。
したがって、このような構造の調整用ネジ穴群を配列線L0の上側に設ければ、配列線L0の上側において第1本体部410と第2本体部411とを離間させることから、吐出口41aを閉じる方向に調整する機能を発揮する。すなわち、これらの調整用ネジ穴群は閉じ調整用ネジ穴群417となる。一方、図10に示す構造を配列線L0の下側に設ければ、配列線L0の下側において第1本体部410と第2本体部411とを離間させることから、吐出口41aを開く方向に調整する機能を発揮する。すなわち、これらの調整用ネジ穴群は開き調整用ネジ穴群416となる。
以上のように、第4の実施の形態における基板処理装置1のように、開き調整用ネジ穴群416を配列線L0の下側に設け、閉じ調整用ネジ穴群417を上側に設けた場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図10に示す構造を用いた場合であっても、第3の実施の形態において説明したように、開き調整用ネジ穴群416または閉じ調整用ネジ穴群417のいずれか一方を用いて調整を行うように構成することもできる。
<5. 第5の実施の形態>
上記実施の形態では、調整ボルト415の配列位置を規定する直線L1,L2上には、開き調整用ネジ穴群416または閉じ調整用ネジ穴群417のいずれか一方が設けられる例について説明したが、開き調整用ネジ穴群416または閉じ調整用ネジ穴群417の配列はこれに限られるものではない。
図11は、このような原理に基づいて構成した第5の実施の形態における第2本体部411を示す図である。なお、配列線L0および直線L1は上記実施の形態と同様に規定されている。
本実施の形態における調整用ネジ穴群416bは、図4に示すように、調整ボルト415と螺合する構造であり、調整ボルト415が螺入されることによって、その位置において第1本体部410と第2本体部411とを近接させる方向に調整するものである。したがって、このような構造の調整用ネジ穴を配列線L0の上側に規定される直線L1上に配列することにより、これらは開き調整用ネジ穴群416を構成する。
一方、調整用ネジ穴群417bは、図10に示すように、調整ボルト415とは螺合しない構造であり、調整ボルト415が挿入されることによって、その位置において第1本体部410と第2本体部411とを離間させる方向に調整するものである。したがって、このような構造の調整用ネジ穴群を配列線L0の上側の直線L1上に配列することにより、これらは閉じ調整用ネジ穴群417を構成する。
このように、本実施の形態におけるスリットノズル41では、第2本体部411の直線L1上に配列する調整用ネジ穴の構造を交互に異なるものとすることにより、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417のいずれもが直線L1上に配列するように構成することができる。
これにより、例えば、相互拘束面SのZ軸方向の幅が比較的狭く、配列線L0の両側に調整用ネジ穴群を設けることが困難な場合であっても、吐出口41aの開口間隔について、開き調整および閉じ調整のいずれの調整も可能な構成とすることができる。
なお、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417のいずれもが配列線L0の下側に配列(例えば、上記実施の形態における直線L2上に配列)するように構成してもよい。
<6. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、第2本体部411の表面(第1本体部410と対向する面)には、マニホールド411bのみが形成されていてもよい。すなわち、ランド411dはシム板412の厚み分として形成されてもよい。
また、マニホールド411bおよびランド411dは、第1本体部410にも設けられていてもよい。すなわち、第1本体部410と第2本体部411とがほぼ同一形状の部材であってもよい。
また、相互拘束面SのZ軸方向の幅が十分にある場合には、固定用ネジ穴群414、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417をそれぞれY軸方向の同じ位置に設けてもよい。図12は、このような原理に基づいて構成した第2本体部411を示す図である。
また、配列線L0、直線L1および直線L2を規定する手法は、上記実施の形態における手法に限られるものではない。すなわち、配列線L0と相互拘束面Sの上端線411eとの間に直線L1が規定され、配列線L0と相互拘束面Sの下端線411cとの間に直線L2が規定されていればよい。さらに、開き調整用ネジ穴群416および閉じ調整用ネジ穴群417は、それぞれ直線上に配列されていなくてもよい。
また、マニホールド411bは、略水平方向に設けられていてもよい。その場合には、配列線L0は、相互拘束面Sの上端線411eと相互拘束面Sの下端線411cとの距離が等しい直線として規定されるのが好ましい。
本発明に係る基板処理装置の概略を示す斜視図である。 基板処理装置の本体の側断面を示すと共に、レジスト液の塗布動作に係る主たる構成要素を示す図である。 スリットノズルを構成する主な部材を組み立てる様子を示す斜視図である。 第1本体部と第2本体部とが締結された状態のスリットノズルのXZ平面における断面図である。 固定ボルトを配置する際の基準線となる配列線の決定手法を説明する概念図である。 第1の実施の形態における第2本体部に設けられる調整用ネジ穴群を示す図である。 第2の実施の形態における第2本体部を示す図である。 第3の実施の形態における第2本体部を示す図である。 第4の実施の形態における第2本体部を示す図である。 第4の実施の形態における調整ボルトおよび調整用ネジ穴群を示す図である。 第5の実施の形態における第2本体部を示す図である。 変形例における第2本体部を示す図である。
符号の説明
1 基板処理装置
3 ステージ
30 保持面
31 走行レール
41 スリットノズル
41a 吐出口
410 第1本体部
411 第2本体部
411b マニホールド
411c 下端線
411d ランド
411e 上端線
412 シム板
413 固定ボルト
414 固定用ネジ穴群
415 調整ネジ
416 開き調整用ネジ穴群
417 閉じ調整用ネジ穴群
416a,416b,417a,417b 調整用ネジ穴群
43,44 昇降機構
43a,44a サーボモータ
5 走行機構
6 制御系
90 基板
L0 配列線
L1,L2 直線
S 相互拘束面

Claims (19)

  1. 略水平方向に伸びる直線状の吐出口から所定の処理液を吐出するスリットノズルであって、
    略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、
    前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1本体部と互いに結合して略水平方向に伸びた長尺の結合体を形成する第2本体部と、
    所定の配列線上に配置され、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させる締結手段と、
    前記結合体の長尺方向全幅に渡って設けられ、前記吐出口の開口間隔を調整する調整手段と、
    を備え、
    前記結合体において、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、
    前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面の上端線が略水平方向に沿った直線であり、前記上端線と前記相互拘束面の下端線とが、前記結合体における中央部から両端部に向かってゼロでない角度をなしており、前記所定の配列線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とするスリットノズル。
  2. 請求項1に記載のスリットノズルであって、
    前記調整手段が、
    前記吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段を備えることを特徴とするスリットノズル。
  3. 請求項2に記載のスリットノズルであって、
    前記開き調整手段は、前記所定の配列線の上側に設けられていることを特徴とするスリットノズル。
  4. 請求項2に記載のスリットノズルであって、
    前記開き調整手段は、前記所定の配列線の下側に設けられていることを特徴とするスリットノズル。
  5. 請求項1に記載のスリットノズルであって、
    前記調整手段が、
    前記吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段を備えることを特徴とするスリットノズル。
  6. 請求項5に記載のスリットノズルであって、
    前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の上側に設けられていることを特徴とするスリットノズル。
  7. 請求項5に記載のスリットノズルであって、
    前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の下側に設けられていることを特徴とするスリットノズル。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記締結手段と前記調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されることを特徴とするスリットノズル。
  9. 請求項1に記載のスリットノズルであって、
    前記調整手段が、
    前記吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段と、
    前記吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段と、
    を備えることを特徴とするスリットノズル。
  10. 略水平方向に伸びる直線状の吐出口から所定の処理液を吐出するスリットノズルであって、
    略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、
    前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1本体部と互いに結合して略水平方向に伸びた長尺の結合体を形成する第2本体部と、
    所定の配列線上に配置され、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させる複数の締結手段と、
    前記吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段と、
    前記吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段と、
    を備え、
    前記結合体において、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、
    前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面の上端線が略水平方向に沿った直線であり、前記上端線と前記相互拘束面の下端線とが、前記結合体における中央部から両端部に向かってゼロでない角度をなしており、前記所定の配列線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とするスリットノズル。
  11. 請求項9または10に記載のスリットノズルであって、
    前記開き調整手段は、前記所定の配列線の上側に設けられ、
    前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の下側に設けられることを特徴とするスリットノズル。
  12. 請求項9または10に記載のスリットノズルであって、
    前記開き調整手段は、前記所定の配列線の下側に設けられ、
    前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の上側に設けられることを特徴とするスリットノズル。
  13. 請求項9または10に記載のスリットノズルであって、
    前記開き調整手段および前記閉じ調整手段は、前記所定の配列線の同じ側に設けられることを特徴とするスリットノズル。
  14. 請求項9ないし13のいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記締結手段と前記開き調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されるともに、
    前記締結手段と前記閉じ調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されることを特徴とするスリットノズル。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記第1本体部と前記第2本体部との間にスペーサを設けることにより前記隙間空間が形成されることを特徴とするスリットノズル。
  16. 基板に所定の処理液を塗布する基板処理装置であって、
    基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記基板に向けて、直線状の吐出口から前記所定の処理液を吐出するスリットノズルと、
    前記保持手段に保持された前記基板と前記スリットノズルとを相対的に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記スリットノズルが、
    略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、
    前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1本体部と互いに結合して略水平方向に伸びた長尺の結合体を形成する第2本体部と、
    所定の配列線上に配置され、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させる締結手段と、
    前記結合体の長尺方向全幅に渡って設けられ、前記吐出口の開口間隔を調整する調整手段と、
    を備え、
    前記結合体において、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、
    前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面の上端線が略水平方向に沿った直線であり、前記上端線と前記相互拘束面の下端線とが、前記結合体における中央部から両端部に向かってゼロでない角度をなしており、前記所定の配列線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とする基板処理装置。
  17. 請求項16に記載の基板処理装置であって、
    前記締結手段と前記調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されることを特徴とする基板処理装置。
  18. 基板に所定の処理液を塗布する基板処理装置であって、
    基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記基板に向けて、直線状の吐出口から前記所定の処理液を吐出するスリットノズルと、
    前記保持手段に保持された前記基板と前記スリットノズルとを相対的に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記スリットノズルが、
    略水平方向に伸びる長尺の第1本体部と、
    前記第1本体部と対向するように配置され、前記第1本体部と互いに結合して略水平方向に伸びた長尺の結合体を形成する第2本体部と、
    所定の配列線上に配置され、前記第1本体部と前記第2本体部とを互いに結合させる複数の締結手段と、
    前記吐出口の開口間隔を開く方向に調整する開き調整手段と、
    前記吐出口の開口間隔を閉じる方向に調整する閉じ調整手段と、
    を備え、
    前記結合体において、前記第1本体部と前記第2本体部との対向面の一部に所定の処理液の流路となる隙間空間が形成されて、当該隙間空間の下方開口によって前記スリットノズルに前記吐出口が形成され、
    前記結合体における前記第1本体部と前記第2本体部との相互拘束面の上端線が略水平方向に沿った直線であり、前記上端線と前記相互拘束面の下端線とが、前記結合体における中央部から両端部に向かってゼロでない角度をなしており、前記所定の配列線は、前記角度を二等分する直線であることを特徴とする基板処理装置。
  19. 請求項18に記載の基板処理装置であって、
    前記締結手段と前記開き調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されるともに、
    前記締結手段と前記閉じ調整手段とが前記結合体の長尺方向と直交する方向から見て互い違いになるように千鳥状に配置されることを特徴とする基板処理装置。
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