JP2512698B2 - 多層ダイコ―タ - Google Patents

多層ダイコ―タ

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JP2512698B2
JP2512698B2 JP35327693A JP35327693A JP2512698B2 JP 2512698 B2 JP2512698 B2 JP 2512698B2 JP 35327693 A JP35327693 A JP 35327693A JP 35327693 A JP35327693 A JP 35327693A JP 2512698 B2 JP2512698 B2 JP 2512698B2
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Japan
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die coater
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眞司 藤野
一郎 丸井
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Chugai Ro Co Ltd
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Chugai Ro Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続的に搬送される帯
状の金属板、フィルム、紙、ガラスなどを多層塗装する
多層ダイコータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多層ダイコータとして、ダイ本体
に複数のスロットを形成し、それぞれのスロットから別
々の塗液を吐出して被処理材に塗布するものが、特開昭
46−27158公報等で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記多
層ダイコータでは、スロット同士の間隔を適正に維持す
るために、これらスロット間に高強度の部材を介在しな
けばならず、ダイコータが大型化するという問題点があ
った。また、各スロットと、被処理材を支持するバック
アップローラとの間隔を精度良く設定するのが難しいと
いう問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の多層ダイコータ
は上記問題点を解決するためになされたもので、上部ダ
イと下部ダイの間に形成した一つのスロットに仕切板を
介して複数の通液性シートを設け、これら通液性シート
の一端側を別々のマニホールドに延設したものである。
【0005】
【作用】上記多層ダイコータでは、それぞれの通液性シ
ートには別々のマニホールドから塗液が供給される。通
液性シートに含まれた塗液は、それぞれの微細な隙間を
介してスロットを移動し、スロットの先端部から吐出し
て被処理材にほぼ同時に塗布される。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1から図3は本発明にかかる多層
(2層)ダイコータ2の第1実施例を示す。この多層ダ
イコータ2において、ダイ本体4は、上部ダイ6と下部
ダイ8で構成されている。
【0007】上部ダイ6は下面において開口したマニホ
ールド10を備えている。マニホールド10の開口部近
傍は、前方(図上左側)と後方(図上右側)に拡幅され
てそれぞれ前方段部12と後方段部14が形成されてい
る。また、マニホールド10の幅方向中央部に塗液供給
孔16が連通している。この上部ダイ6に対して、マニ
ホールド10の前壁と前方段部12に沿って通液性シー
トすなわちワイヤメッシュ18が配置される。また、マ
ニホールド10の開口部と後方段部14に、ワイヤメッ
シュ12をマニホールド10の前壁に押し付ける絞りブ
ロック20が配置される。
【0008】下部ダイ8は上部ダイ6と上下逆対称の断
面形状を有する。すなわち、下部ダイ8は、上面におい
て開口したマニホールド22を備えており、該マニホー
ルド22の開口部近傍が前方と後方に拡幅されて前方段
部24と後方段部26が形成されている。また、マニホ
ールド22の幅方向中央部に塗液供給孔28が連通して
いる。この下部ダイ8に対して、マニホールド22の前
壁と前方段部24に沿ってワイヤメッシュ30が配置さ
れる。また、マニホールド22の開口部と後方段部26
に絞りブロック32が配置され、ワイヤメッシュ30が
マニホールド22の前壁に押し付けられる。
【0009】次に、上部ダイ6と下部ダイ8は、下部ダ
イ8の上に上部ダイ6を配置するとともに、相対向する
ワイヤメッシュ18,30の間に仕切板34を介在し、
複数のボルト36で連結され、両端部の側壁37,37
でマニホールド10,22が閉鎖される。これにより、
マニホールド10,22から前方領域には、上部ダイ6
と下部ダイとの間にスロット38が形成され、その間隙
高さは上部ダイ6と下部ダイ8との間に配置された仕切
板34とワイヤメッシュ18,30で正確に規定され
る。
【0010】このようにして上部ダイ6と下部ダイ8を
一体化したダイ本体4は、スロット38の出口をバック
アップローラ40、およびこのバックアップローラ40
によりガイドされる被処理材42に対向し、これらバッ
クアップローラ40、被処理材42とそれぞれ所定の隙
間を隔てて設置される。なお、図面上はダイ本体4をバ
ックアップロール40の側部に対向させているが、上部
に対向させてもよい。また、上部ダイ6と下部ダイ8の
塗液供給孔16,28はそれぞれ塗液供給装置44,4
6に接続される。
【0011】したがって、塗液供給装置44,46から
送り出された塗液48,50は、それぞれ塗液供給孔1
6,28を介してマニホールド10,22に供給され
る。次に、塗液48,50はマニホールド10,22を
軸方向に分配され、それぞれワイヤメッシュ18,30
に供給される。また、塗液48,50はワイヤメッシュ
18,30の微細な隙間を伝って移動し、絞りブロック
20,32の当接部で流量が均一に調節される。続い
て、ワイヤメッシュ18,30を通過した塗液はスロッ
ト38で合流し、スロット38の出口に向かって移動す
る。このとき、2つの塗液48,50は混じり合うこと
なく層流(2層)状態に保たれる。そして、スロット3
8の出口から吐出した塗液48,50は、バックアップ
ローラ40に支持されながら移動する被処理材料42に
塗布される。なお、本実施例では、被処理材42は矢印
52方向に移動するようにしているので、下部のワイヤ
メッシュ30から供給された塗液50が下層、上部のワ
イヤメッシュ18から供給された塗液48が上層に塗布
される。
【0012】図4は第1実施例の改良例を示し、この多
層ダイコータ2’では、上部ダイ6と下部ダイ8との間
に形成されたスロット38の全長に亘って、仕切板34
と、その上下に位置するワイヤメッシュ18,30が配
置され、これらの3部材によってスロット38の間隙高
さが正確に規定されている。本実施例のダイコータ2’
によれば、スロット38の出口まで完全に塗液48,5
0が分離した状態で送られる利点がある。
【0013】図5から図7は本発明の第2実施例を示
し、この多層ダイコータ60のダイ本体62を構成する
上部ダイ64と下部ダイ66は、マニホールド68,7
0の後部にそれぞれ第2のマニホールド72,74を備
えている。
【0014】上部ダイ64と下部ダイ66の間には前端
部から後端部まで中央部仕切板76が配置され、この中
央部仕切板76の上面と下面に沿ってワイヤメッシュ7
8,80がスロット82の先端から配置され、その後端
部がマニホールド72,74の前壁に沿って配置してあ
る。また、マニホールド72,74の開口段部84,8
6にはそれぞれ絞りブロック88,90が配設され、こ
れによってワイヤメッシュ78,80がマニホールド7
2,74の前壁にそれぞれ押圧されている。
【0015】マニホールド72から前方に位置するワイ
ヤメッシュ78の上部には上部仕切板92が配置されて
いる。同様に、マニホールド74から前方に位置するワ
イヤメッシュ80の下部には下部仕切板94が配置され
ている。上部仕切板92の上部にはスロット82の先端
からワイヤメッシュ96が配置され、その後端部が前部
マニホールド68の前壁に沿って配置してある。同様
に、下部仕切板94の下部にはスロット82の先端から
ワイヤメッシュ98が配置され、その後端部が前部マニ
ホールド70の前壁に沿って配置してある。また、マニ
ホールド68,70の開口段部100,102にはそれ
ぞれ絞りブロック104,106が配設され、これによ
ってワイヤメッシュ96,98がマニホールド68,7
0の前壁にそれぞれ押圧されている。
【0016】以上の構成からなるダイ本体62では、上
部ダイ64と下部ダイ66の間に配置された3枚の仕切
板76,92,94と、これによって分離された4枚の
ワイヤメッシュ78,80,96,98によってスロッ
ト82の間隙高さが正確に規定されている。また、マニ
ホールド68,70,72,74に供給された塗液10
8,110,112,114は、それぞれワイヤメッシ
ュ96,98,78,80を伝ってスロット82の先端
出口より吐出され、バックアップローラ116に支持さ
れながら移動する被処理材118に塗布され、本実施例
のように矢印120方向に被処理材118が移動するも
のでは、塗液110が第1層(最下層)、塗液114が
第2層、塗液112が第3層、塗液108が第4層(最
上層)に塗布される。
【0017】図8は第2実施例にかかる多層ダイコータ
60の変形例を示し、本実施例の多層ダイコータ60’
では、ワイヤメッシュ78,80,96,98、仕切板
92,94の先端部はスロット82の先端出口から所定
距離入ったところに位置させてあり、中央部仕切板76
がワイヤメッシュ78,80,96,98よりも前方に
突出している。したがって、それぞれのワイヤメッシュ
78,80,96,98から流出した塗液112,11
4,108,100は層状態を維持しながらスロット8
2から吐出して被処理材118に多層状態で塗布され
る。
【0018】なお、通液性シートとして使用するワイヤ
メッシュは、50〜200メッシュのものが使用に適し
ており、70〜150メッシュのものがさらに好適であ
る。また、以上の説明では、通液性のシートとしてワイ
ヤメッシュを使用したが、これに限らず、織布や不織布
なども使用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかる多層ダイコータでは、一つのスロットに仕切板を
介して複数の通液性シートを設け、これら通液性シート
の一端側を別々のマニホールドに延設している。したが
って、スロットの間隙高さが、仕切板とその上下に配置
された通液性シートで正確に規定される。換言すれば、
仕切板と通液性シートの厚さ、またはいずれか一方の厚
さを変更することで、スロットの間隙高さを簡単かつ容
易に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例にかかる多層ダイコータの縦断面
図である。
【図2】 図1に示す多層ダイコータの平面図で、図1
のII−II線に沿って右半分を切断したものである。
【図3】 図1に示す多層ダイコータの正面図で、図1
のIII−III線に沿って右半分を切断したものである。
【図4】 第1実施例の改良例にかかる多層ダイコータ
の縦断面図である。
【図5】 第2実施例にかかる多層ダイコータの縦断面
図である。
【図6】 図5に示す多層ダイコータの平面図で、図5
のVI−VI線に沿って右半分を切断したものである。
【図7】 図5に示す多層ダイコータの正面図で、図5
のVII−VII線に沿って右半分を切断したものである。
【図8】 第2実施例にかかる多層ダイコータの変形例
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2…多層ダイコータ、6…上部ダイ、8…下部ダイ、1
0,22…マニホールド、18,30…ワイヤメッシ
ュ、38…スロット、40…バックアップロール、42
…被処理材、48,50…塗液。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニホールドに供給された塗液を上部ダ
    イと下部ダイの間に形成したスロットから吐出して被処
    理材に塗布するダイコータにおいて、一つのスロットに
    仕切板を介して複数の通液性シートを設け、これら通液
    性シートの一端側を別々のマニホールドに延設したこと
    を特徴とする多層ダイコータ。
JP35327693A 1993-12-29 1993-12-29 多層ダイコ―タ Expired - Lifetime JP2512698B2 (ja)

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JPH07195016A JPH07195016A (ja) 1995-08-01
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JP4522726B2 (ja) * 2004-03-18 2010-08-11 大日本スクリーン製造株式会社 スリットノズルおよび基板処理装置
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CN106111449A (zh) * 2016-08-18 2016-11-16 浙江精诚模具机械有限公司 多层复合涂覆模头

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