JP2004283779A - 液体塗布装置および液体塗布方法 - Google Patents

液体塗布装置および液体塗布方法 Download PDF

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義寿 永田
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Abstract

【課題】簡単で、安価な手段により、塗膜や塗布対象物を傷付ける虞なく、スロット開口から吐出される塗布液の吐出域を、開口の両端間にて規定される吐出幅と精度良く一致させて、塗布液を無駄なく塗布し、しかも、均一な膜厚で塗布することができる液体塗布装置および液体塗布方法を提供する。
【解決手段】液注入口24から注入された塗布液が滞留する幅方向に延びるリザーバ26を有する第1の分割ヘッド21と、第2の分割ヘッド22と、これら両分割ヘッドの間に挟まれて、これら両分割ヘッドの間にリザーバ26に連通する幅方向に細長いスリット状のスロットを形成する凹部23aを有するシム23とからなる塗布ヘッド20を備え、スロットの開口から塗布液を吐出させながら、塗布ヘッド20を塗布対象物に対して平行に相対移動させて、塗布対象物の表面に塗膜を形成するようにしてなる液体塗布装置において、シム23は、その凹部23a の幅方向両端部が、中央部に対して凹となるように丸みRを帯びて窪ませられている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本願の発明は、半導体基板や液晶基板等の塗布対象物の表面に塗布液を塗布するためのスロット型の液体塗布装置および液体塗布方法に関し、特に塗布対象物の塗布有効範囲に塗布液の吐出域を精度よく一致させて、塗布液を無駄なく、均一な膜厚で塗布するための液体塗布装置および液体塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体基板や液晶基板等の塗布対象物に塗布されるレジスト液やクロム塗布液等の塗膜の膜厚のバラツキ(塗布ムラ)は、配線幅のバラツキに直接結びつく。従来は、バラツキの少ない均一な膜厚を得るために、スピンコータが使用されていたが、このスピンコータは、多量の塗布液を消費する問題があった。
【0003】
他方、スロットコータ(カーテンコータ、ダイコータ等のスロット型液体塗布装置)の使用は、少量の塗布液ですみ、低コストであるが、膜厚がばらつく傾向があるとともに、塗布液の吐出口をなすスロット開口の両端部から塗布液がはみ出して、所定幅の均一な膜厚の塗膜が得られず、塗布液がなお無駄として消費される問題が残されている。
【0004】
このことを図4(a)の図に基づいて説明すると、従来のスロットコータにあっては、その内部に、平面視コの字状のシム023 を内蔵している。この場合のコの字状は、その中央辺が両端の2辺よりも相当に長い。このシム023 のコの字の3辺で囲まれた内部の凹部023aは、シム023 がスロットコータを構成する2つの分割ブロック体の対向壁面間に挟み込まれたとき、塗出液の厚みと長さとを決定付けるスロットを形成する。
【0005】
このシム023 の凹部023aの幅方向両端部は、矩形状の平坦な端面によって輪郭付けられており、この平坦な端面は、凹部023aの平坦な底面に対して直交している。塗布対象物04の塗布有効範囲(塗布対象物04の表面に形成される塗膜が有効とされる幅範囲)Lは、これら凹部023aの幅方向両端部の2つの平坦な端面間の距離として与えられる。塗布液の吐出口をなすスロット開口は、これら凹部023aの幅方向両端部の2つの平坦な端面の各下縁と、シム023 を両側から挟み付ける2つの分割ブロック体の対向壁面の各下縁とで囲まれた細長い矩形状の流路出口であり、この流路出口は、凹部023aの幅方向両端部の2つの平坦な端面の各先端の一辺を対向する2辺とする細長い矩形状の図形と丁度重なっている。この図形は、平面視コの字状のシム023 が外部に対して口を開けた側に仮想されるシム023 の凹部023aの開口023bを表している。したがって、スロット開口とシム023 の凹部023aの開口023bとは合致している。
【0006】
そこで、今、スロット開口から塗布液が塗布対象物04の表面上に吐出されたとすると、スロット開口の幅方向両端部から吐出された塗布液は、スロット開口より外側のシム023 の両端下面部023cと塗布対象物04の表面との間に作用する毛細管現象により、塗布有効範囲Lを越えて外方にはみ出す(図4(a)のA部参照)。このため、所定幅(塗布有効範囲L)の均一な膜厚の塗膜が得られず、塗布液がなお無駄として消費されることとなっていたのである。
【0007】
この問題を解決するために、特開平9−131560号は、吐出口(スロット開口)からの塗布液の吐出域を、吐出口の両端間にて規定される吐出幅内に制限する、換言すれば、吐出口からの塗布液の吐出域を、塗布対象物の塗布有効範囲Lより外にはみ出さないように制限する、ための制限手段を設けることを提案する。そして、この制限手段の例として、吐出口の両端にそれぞれ連なり、かつ、上方に向けて延びる一対の傾斜面をスロットコータの塗布ヘッド(スリットダイ)の下面に形成する手段や、吐出口の両端近傍にそれぞれ位置し、かつ、下方に向けて圧縮空気を噴出する一対のエア噴出口を塗布ヘッドの下面に形成する手段、平面視コの字状のスロット形成用シムの両端を、吐出口と塗布対象物との間のクリアランスの所定割合だけ、吐出口の両端から下方に突出させる手段等を挙示する。
【0008】
しかしながら、これらの手段のうち、最初の2つの手段にあっては、それらの手段のために特別に、塗布ヘッドの幅を塗布液の吐出口(スロット開口)の幅よりも大きくしなければならず、構造が複雑になることを避けられず、製作コストも嵩むものとなる。また、吐出口からの塗布液の吐出域を、吐出口の両端間にて規定される吐出幅(塗布有効範囲L)内に制限するとしても、許容範囲εを越えて制限することは困難である。さらに、提案された最後の手段は、シムの突出部分が塗膜や塗布対象物を傷付ける虞を払拭し切れない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本願の発明は、従来の塗布ヘッド(スリットダイ)を備えるタイプの液体塗布装置および液体塗布方法が有する前記のような問題点を解決して、簡単で、安価な手段により、塗膜や塗布対象物を傷付ける虞なく、スロット開口から吐出される塗布液の吐出域を、スロット開口の両端間にて規定される吐出幅(塗布有効範囲L)と精度良く一致させて、塗布液を無駄なく塗布し、しかも、均一な膜厚で塗布することができる液体塗布装置および液体塗布方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および効果】
本願の発明は、前記のような課題を解決した液体塗布装置および液体塗布方法に係り、その請求項1に記載された発明は、液注入口から注入された塗布液が滞留する幅方向に延びるリザーバを有する第1の分割ヘッドと、第2の分割ヘッドと、これら両分割ヘッドの間に挟まれて、これら両分割ヘッドの間に前記リザーバに連通する幅方向に細長いスリット状のスロットを形成する凹部を有するシムとからなる塗布ヘッドを備え、前記スロットの開口から塗布液を吐出させながら、前記塗布ヘッドを塗布対象物に対して平行に相対移動させて、前記塗布対象物の表面に塗膜を形成するようにしてなる液体塗布装置において、前記シムは、その凹部の幅方向両端部が、中央部に対して凹となるように窪ませられていることを特徴とする液体塗布装置である。
【0011】
請求項1に記載された発明は、前記のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
塗布ヘッドを備える液体塗布装置において、塗布ヘッドの内部のスロットを形成する凹部を有するシムは、その凹部の幅方向両端部が中央部に対して凹となるように窪ませられているので、スロット開口の幅方向両端部から吐出される塗布液の吐出方向を、塗布対象物の塗布有効範囲の内方寄りに向けることができ、塗出液に、この方向への運動量(モーメンタム)を持たせることができる。これにより、スロット開口の幅方向両端部より外側の塗布ヘッドの両端下面部(シムの両端下面部)と塗布対象物の表面との間に作用する毛細管現象により、スロット開口の幅方向両端部から吐出される塗布液が塗布対象物の塗布有効範囲より外側にはみ出そうとする力を打ち消すことができるので、結果として、スロット開口から吐出される塗布液の吐出域を、塗布対象物の塗布有効範囲と精度よく一致させることが可能になり、塗布液が無駄なく塗布されるとともに、塗布有効範囲内において、塗膜の膜厚を均一に保持することができる。
【0012】
しかも、シムの凹部の幅方向両端部が中央部に対して凹となるように窪ませられた形状を備えたシムは、構造が簡単で、安価に製作することができるので、前記のような効果を奏する液体塗布装置を安価に製作することができ、塗膜や塗布対象物を傷付ける虞もない。
【0013】
また、請求項2に記載のように請求項1に記載の発明を構成することにより、シムの凹部の幅方向両端部の窪みは、丸みを帯びているようにされる。
これにより、窪みの形状が単純になるので、窪みに連なるスロット開口の幅方向両端部から吐出される塗布液の吐出方向を所望の方向に定めるための、窪みの形状形成が容易になる。
【0014】
また、請求項3に記載のように請求項1または請求項2に記載の発明を構成することにより、シムの凹部の幅方向両端部の窪みの形状が異なる複数のシムが用意されて、塗布液の種類、塗布条件に応じて、最適のシムに取り替えることができるようにされている。
【0015】
この結果、塗布液の種類や塗布条件が変化しても、複数のシムの中から最適のシムを選択して使用することにより、スロット開口から吐出される塗布液の塗出域が、常に塗布対象物の塗布有効範囲と精度よく一致するようにすることができ、常に塗布液が無駄なく塗布されて、塗布有効範囲内において、塗膜の膜厚を均一に保持することができる。
【0016】
さらに、その請求項4に記載された発明は、液注入口から注入された塗布液が滞留する幅方向に延びるリ ーバを有する第1の分割ヘッドと、第2の分割ヘッドと、これら両分割ヘッドの間に挟まれて、これら両分割ヘッドの間に前記リザーバに連通する幅方向に細長いスリット状のスロットを形成する凹部を有するシムとからなる塗布ヘッドを用いて、前記スロットの開口から塗布液を吐出させながら、前記塗布ヘッドを塗布対象物に対して平行に相対移動させて、前記塗布対象物の表面に塗膜を形成するようにしてなる液体塗布方法において、前記シムの凹部の幅方向両端部の窪みの形状が異なる複数のシムを用意しておいて、前記塗布ヘッドが前記塗布対象物に対して塗布液を塗布する時、前記シムを、前記塗布液の種類、塗布条件に応じて、最適のシムに取り替えて、塗布するようにしたことを特徴とする液体塗布方法である。
【0017】
請求項4に記載された発明は、前記のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
塗布ヘッドを用いる液体塗布方法において、塗布液の種類や塗布条件が変化しても、シムの凹部の幅方向両端部の窪みの形状が異なる複数のシムの中から最適のシムを選択して、塗布ヘッドの内部のスロットを形成するシムをこれと取り替えることにより、スロット開口から吐出される塗布液の塗出域が、常に塗布対象物の塗布有効範囲と精度よく一致するようにすることができ、常に塗布液が無駄なく塗布されて、塗布有効範囲内において、塗膜の膜厚を均一に保持することができる。
【0018】
しかも、シムの凹部の幅方向両端部の窪みの形状が異なる複数のシムは、構造が簡単で、きわめて安価に製作することができるので、前記のような効果を奏する液体塗布方法を安価に実施することができ、塗膜や塗布対象物を傷付ける虞もない。加えて、この液体塗布方法によれば、従来のシムを有する塗布ヘッドにも、柔軟に対応が可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、図1ないし図6に図示される本願の請求項1ないし請求項4に記載された発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における液体塗布装置の概略斜視図、図2は、同液体塗布装置に使用される塗布ヘッドの分解斜視図、図3は、同塗布ヘッドの組立状態における横断面図、図4は、同塗布ヘッドを用いて塗布された塗膜の幅方向断面を従来の塗布ヘッドを用いて塗布された塗膜の幅方向断面と比較して示す図であって、図4(a)は、従来の塗膜の幅方向断面図、図4(b)は、本実施形態における塗膜の幅方向断面図、図5は、図4(b)の部分拡大図、図6は、同塗布ヘッドの内部のスロットを形成するシムを種々取り替えて得られた実験結果を示す図、図7は、同実験結果を塗布対象物およびシムの位置との関係で示した図である。
【0020】
本実施形態における液体塗布装置は、半導体基板や液晶基板等の塗布対象物の表面に均一な膜厚でレジスト液やクロム塗布液等の液体もしくは液状体(以下、これらを総称して「塗布液」もしくは「液体」という。)を塗布するために使用される。その全体構成は、概略、図1に図示されるように、液体塗布装置1の基台2上の中央部寄りにテーブル3が設置されており、該テーブル3の上面に塗布対象物となる基板4が載置されている。基台2の両側縁には、直角に起立した側壁2a 、2b がそれぞれ形成されており、これらの側壁2a 、2b の上面にレール5a 、5b が敷設されていて、これらのレール5a 、5b にガイドされながら、塗布機構部10が走行して、該塗布機構部10に昇降自在に備えられている塗布ヘッド20の下端ノズル部から吐出される塗布液が、塗布機構部10および塗布ヘッド20の走行とともに、基板4上に、その塗布始端部から終端部に至るまで満遍なく、一様な膜厚で塗布されるようになっている。
【0021】
塗布ヘッド20の下端ノズル部は、基板4の幅(塗布ヘッド20の走行方向と直交する方向における基板4の長さ)よりわずかに短い長さを有する細長いノズル部からなり、この細長ノズル部から塗布液が一様に吐出される。塗布ヘッド20の構造については、後で詳細に説明される。
【0022】
塗布機構部10は、左右一対の移動台11a 、11b を備えており、これらの移動台11a 、11b 間にヘッド保持フレーム12が昇降自在に渡架されており、このヘッド保持フレーム12に塗布ヘッド20が取り付けられている。したがって、塗布ヘッド20は、ヘッド保持フレーム12が昇降することにより、該ヘッド保持フレーム12と一体になって昇降する。ヘッド保持フレーム12は、移動台11a 、11b に固設された昇降シリンダ13a 、13b に連結されていて、これらの昇降シリンダ13a 、13bが昇降することにより昇降する。
【0023】
移動台11a 、11b の下部には、リニア駆動部14a 、14b が取り付けられている(リニア駆動部14a は図示されず)。これらのリニア駆動部14a 、14b には、可動ケーブル15を介して電力が供給される。そこで、今、これらのリニア駆動部14a 、14b に可動ケーブル15を介して電力が供給されると、詳細には図示されないが、リニア駆動部14a 、14b に設けられている電磁コイルにより励磁される電磁石と基台2の両側壁2a 、2b の上面にレール5a 、5b と平行に敷設された永久磁石16a 、16b との間で吸引、反発作用が生じて、移動台11a 、11b の推進力が形成され、移動台11a 、11b は、レール5a 、5b にガイドされながら、励磁電流の向きに応じて前後いずれかの方向に走行する。移動台11a 、11b の下面には、リニアブッシュ17a 、17b が固着されており、これらのリニアブッシュ17a、17b がレール5a 、5b に嵌合してスライドすることにより、移動台11a 、11b は、レール5a 、5b にガイドされながら走行する。
【0024】
基台2上のテーブル3より前方(図1において左下方)部分には、塗布ヘッド20をヘッド保持フレーム12に取り付けたままの状態で、塗布ヘッド20の下端ノズル部の清掃や液切り等のメンテナンス作業を行なう際に使用されるセルフクリーニング装置18が設置されている。
【0025】
次に、塗布ヘッド20の構造について詳細に説明する。
塗布ヘッド20は、図2に図示されるように、2つの分割ヘッド21、22とシム23とからなる。そして、これら2つの分割ヘッド21、22の間にシム23が挟み付けられることにより形成される。2つの分割ヘッド21、22は、それぞれ細長い直方体形状の金属(ステンレス)製ブロックからなり、互いに対向する側面寄りの下方部には、鋭角状に突出する歯先部21a 、22a が形成されている。
【0026】
シム23は、コの字形状に打ち抜きされた薄板からなり、そのコの字状の凹部23a は、2つの分割ヘッド21、22の間にシム23が挟み付けられたとき、これら2つの分割ヘッド21、22の間にスリット状のスロット27(図3参照)を形成する。シム23の厚さは、このスロット27の隙間の大きさを決定する。また、シム23の凹部23a の開口23b の幅方向長さは、このスロット27の先端開口部(スロット開口)の長さを決定し、スロット27の先端開口部の長さは、基板4上における塗布液の塗布幅を決定する。この塗布液の塗布幅は、基板4の幅方向における塗布長さであって、本明細書においては、これを「吐出域」とも呼んでいる。この塗布液の塗布幅(吐出域)は、スロット27の先端開口部の長さに等しく設定される塗布有効範囲L(図4(b)参照)と精密に一致させられる必要がある。
【0027】
一方の分割ヘッド21の上部には、その長さ方向(塗布ヘッド20の幅方向)の中央部に、塗布液を注入するための液注入口24が形成され、その長さ方向の両端部寄りに、空気抜き口28がそれぞれ形成されている。また、同じく一方の分割ヘッド21の中間部には、液注入口24から注入された液体を滞留させて幅方向に拡散させるためのリザーバ26が形成されている。このリザーバ26は、一方の分割ヘッド21の他方の分割ヘッド22に対向する側の側面において開口している。そして、これら液注入口24、空気抜き口28とリザーバ26とを連通させるための3個の通孔25が形成されている。リザーバ26は、スロット27に連通しており、リザーバ26内の液体は、スロット27により一定の厚みにされて、スロット開口から吐出される。このスロット開口(シム23の凹部23a の開口23b )は、塗布ヘッド20の下端ノズル部のノズル口を形成する。
【0028】
ここで、シム23のコの字状の凹部23a の幅方向両端部は、図2および図4(b)に図示されるように、中央部に対して凹となるように、丸み(曲率R)を帯びて窪ませられていて、シム23が2つの分割ヘッド21、22の間に挟み付けられたとき、ここに塗布液の溜り部30が形成されるようになっている。この2つの塗布液の溜り部30は、リザーバ26の両端部分に連通している。溜り部30のこのような形状のために、この溜り部30からスロット開口(シム23の凹部23a の開口23b )の幅方向両端部を通って基板4の表面に向けて吐出される塗布液の吐出方向は、基板4の塗布有効範囲Lの内方寄りに向けられる(図5の矢印B参照)。この溜り部30内の塗布液の吐出方向が基板4の塗布有効範囲Lの内方寄りに向けられる程度、換言すれば、この溜り部30内の塗布液の吐出方向とスロット開口に直交する方向とがなす角度をθとすると、このθの大きさは、溜り部30の窪みの丸みの曲率に応じて決定される。
【0029】
次に、本実施形態における液体塗布装置1の動作について説明する。
基板4への液体塗布の開始時には、塗布ヘッド20は、基板4の前端(図1においては左下端)上方の所定高さ位置にセットされている。この状態において、図示されない液体供給源から液体(塗布液)が塗布ヘッド20に供給されると、この液体は、液注入口24から通孔25を通ってリザーバ26に導かれ、次いで、スロット27により一定の厚みにされて、スロット27の下方の先端開口部(スロット開口、すなわち、シム23の凹部23a の開口23b )から吐出される。
【0030】
同時に、リニア駆動部14a 、14b が作動して、塗布機構部10が走行を開始する。これにより、塗布ヘッド20が、基板4に対して平行に水平方向に移動して、その下方のスロット開口から吐出される塗布液を基板4上に、その塗布始端部から終端部に至るまで、満遍なく塗布しながら、基板4の後端(図1においては右上端)に向かって走行する。
【0031】
この間、スロット開口の幅方向両端部から吐出される塗布液の吐出方向は、前記のとおり、基板4の塗布有効範囲Lの内方寄りに向けられて、塗出液に、この方向への運動量(モーメンタム)が付与されるので、スロット開口の幅方向両端部より外側の塗布ヘッド20の両端下面部、換言すれば、シム23の凹部23a の開口23b に連なる両端下面部23c 、と基板4の表面との間に作用する毛細管現象により、スロット開口の幅方向両端部から吐出される塗布液が基板4の塗布有効範囲Lより外側に広がろうとする(図5の塗膜Fの外方はみ出し部分Fc 参照)力を打ち消すことができ、結果として、スロット開口から吐出される塗布液の吐出域を、基板4の塗布有効範囲Lと精度よく一致させることができ、塗布液を無駄なく塗布して、基板4の塗布有効範囲L内において、一定の膜厚の塗膜Fを形成することができる。
【0032】
図6および図7には、溜り部30の窪みの丸みの曲率Rを種々に代えて、基板4の表面上に形成される塗膜Fの厚さの変化を、特に基板4の幅方向端部近傍部分について、調べた実験結果が示されている。測定点は、基板4の幅方向一端から、その近傍を1mm間隔で採った50点の各位置とし、曲率Rとして、R=∞(図4(a)に示される従来の通常のシムの場合に相当)、R=20mm、R=50mmの各場合と、溜り部30に1/4円弧以下の円弧しか描けないR=Ra(Ra>50mm)の場合とで調べてみた。横軸は測定点の位置座標をmm単位で、縦軸は膜厚をÅ(オングストローム、10000Å=1μm)単位で示している。
【0033】
図6および図7より、R=50mmの場合、基板4の塗布有効範囲Lの端部において、膜厚が落ち込む領域が狭い範囲に限定されており、この範囲において、膜厚の精度が確保されていることが分かる。R=50mm以外の場合は、いずれも基板4の塗布有効範囲Lの端部において膜厚が大きく落ち込むかあるいは大きく盛り上がる領域が広い範囲に及び、膜厚の精度が確保されていない。特にR=Raの場合には、スロット27の先端開口部(スロット開口)の幅方向両端部から吐出される塗布液の吐出方向が外方に向かうので、塗布有効範囲Lの端部における塗膜が外方に流されてしまい、この端部を挟んだ両側に膜厚の薄い部分が広い範囲にわたって形成されている。
【0034】
逆に、R=20mmの場合には、スロット27の先端開口部(スロット開口)の幅方向両端部から吐出される塗布液の吐出方向が、スロット開口に略沿った内向きとなるので、塗布有効範囲Lの端部より外側の塗布液が塗布ヘッド20の両端下面部(シム23の両端下面部23c )の方に吸い上げられる傾向を示し、この端部を挟んだ両側に膜厚の厚い部分が広い範囲にわたって形成されている。
【0035】
これらの実験結果より、曲率Rを適切に選べば、基板4の塗布有効範囲Lの端部において膜厚が落ち込む領域を狭い範囲に限定して、この範囲において、均一な膜厚を精度良く確保できることが分かる(図4(b)のA部参照)。曲率Rの選択は、塗布液の種類、塗布条件(塗布液の粘度、圧力、温度、塗布対象物との間のクリアランス等)に応じて決定されることになる。
【0036】
以上のようにして、1枚の基板4に対する塗布液の塗布工程が終了すると、塗布ヘッド20は、セルフクリーニング装置18上に搬送され、そこにおいて、下端ノズル部の清掃や液切り等のメンテナンス作業が実施される。このようにして、次の基板4に対する塗布液の塗布工程の準備がなされる。
【0037】
本実施形態における液体塗布装置1は、前記のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
塗布ヘッド20を備える液体塗布装置1において、塗布ヘッド20の内部のスロット27を形成する凹部を有するシム23は、その凹部23a の幅方向両端部が中央部に対して凹となるように窪ませられているので、スロット開口(シム23の凹部23a の開口23b )の幅方向両端部から吐出される塗布液の吐出方向を、基板4(塗布対象物)の塗布有効範囲Lの内方寄りに向けることができ、塗出液に、この方向への運動量(モーメンタム)を持たせることができる。これにより、スロット開口の幅方向両端部より外側の塗布ヘッド20の両端下面部と基板4の表面との間に作用する毛細管現象により、スロット開口の幅方向両端部から吐出される塗布液が基板4の塗布有効範囲Lより外側に広がろうとする力を打ち消すことができるので、結果として、スロット開口から吐出される塗布液の吐出域を、基板4の塗布有効範囲Lと精度よく一致させることが可能になり、塗布液を無駄なく塗布して、塗布有効範囲L内において、塗膜の膜厚を均一に保持することができる。
【0038】
しかも、シム23の凹部23a の幅方向両端部が中央部に対して凹となるように窪ませられた形状を備えたシム23は、構造が簡単で、安価に製作することができるので、前記のような効果を奏する液体塗布装置1を安価に製作することができ、塗膜や塗布対象物を傷付ける虞もない。
【0039】
また、シム23の凹部23a の幅方向両端部の窪みは、丸みを帯びているようにされるので、窪みの形状が単純になり、その形状の形成が容易になる。したがって、窪みの形状が異なる複数のシム23を用意するのが容易であり、用意された複数のシム23の中から、塗布対象物の種類や塗布条件に応じた最適のシム23を選択することにより、窪みに連なるスロット開口の幅方向両端部から吐出される塗布液の吐出方向を所望の吐出方向に定めて、スロット開口から吐出される塗布液の塗出域が、常に塗布対象物の塗布有効範囲Lと精度よく一致するようにすることができ、常に塗布液を無駄なく塗布して、塗布有効範囲L内において、塗膜の膜厚を均一に保持することができる。
【0040】
また、塗布ヘッド20を用いる液体塗布方法において、塗布液の種類や塗布条件が変化した場合に、複数のシム23の中から最適のシム23を選択して、塗布ヘッド20の内部のスロット27を形成するシム23をこれと取り替えることにより、スロット開口から吐出される塗布液の塗出域が、常に塗布対象物の塗布有効範囲Lと精度よく一致するようにすることができ、常に塗布液が無駄なく塗布されて、塗布有効範囲L内において、塗膜の膜厚の均一が保持される液体塗布方法を提供することができる。
【0041】
しかも、シム23の凹部23a の幅方向両端部の丸みを帯びた窪みの形状が異なる複数のシム23は、構造が簡単で、きわめて安価に製作することができるので、前記のような効果を奏する液体塗布方法を安価に実施することができ、塗膜や塗布対象物を傷付ける虞もない。加えて、この液体塗布方法によれば、従来のシムを有する塗布ヘッドにも、柔軟に対応が可能である。
【0042】
なお、本実施形態において、シム23の凹部23a の幅方向両端部の窪みの形状は、丸み(曲率R)を帯びて窪ませられているものとされたが、これに限定されず、図8(a)〜(d)に図示されるように、種々の形状に窪ませられているものであってもよい。これらのうち、(a)および(b)に図示されるものは、窪みが2つないし3つの直線によって形成されている。また、(c)および(d)に図示されるものは、窪みが1つの曲線と1つの直線とによって形成されている。このように種々の形状に窪ませられたものも、前記した、丸み(曲率R)を帯びて窪ませられたシム23と略同様の効果を奏することができ、種々の条件下において、適切に選択されて使用されることが可能である。
【0043】
本願の発明は、以上の実施形態に限定されずに、本願の発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1ないし請求項4に記載された発明の一実施形態における液体塗布装置の概略斜視図である。
【図2】同液体塗布装置に使用される塗布ヘッドの分解斜視図である。
【図3】同塗布ヘッドの組立状態における横断面図である。
【図4】同塗布ヘッドを用いて塗布された塗膜の幅方向断面を従来の塗布ヘッドを用いて塗布された塗膜の幅方向断面と比較して示す図であって、図4(a)は、従来の塗膜の幅方向断面図、図4(b)は、本実施形態における幅方向断面図である。
【図5】図4(b)の部分拡大図である。
【図6】同塗布ヘッドの内部のスロットを形成するシムを種々取り替えて得られた実験結果を示す図である。
【図7】同実験結果を塗布対象物およびシムの位置との関係で示した図である。
【図8】シムの各種変形例を示す図である。
【符号の説明】
1…液体塗布装置、2…基台、2a 、2b …基台側壁、3…テーブル、4…基板、5a 、5b …レール、10…塗布機構部、11a 、11b …移動台、12…ヘッド保持フレーム、13a 、13b …昇降シリンダ、14a 、14b …リニア駆動部、15…可動ケーブル、16a 、16b …永久磁石、17a 、17b …リニアブッシュ、18…セルフクリーニング装置、20…塗布ヘッド、21…分割ヘッド、21a …歯先部、22…分割ヘッド、22a …歯先部、23…シム、23a …凹部、23b …開口部、23c …シム23の端部下面部(塗布ヘッドの端部下面部)、24…液注入口、25…通孔、26…リザーバ、27…スロット、28…空気抜き口、30…溜り部(窪み)、F…塗膜、L…塗布有効範囲

Claims (4)

  1. 液注入口から注入された塗布液が滞留する幅方向に延びるリザーバを有する第1の分割ヘッドと、第2の分割ヘッドと、これら両分割ヘッドの間に挟まれて、これら両分割ヘッドの間に前記リザーバに連通する幅方向に細長いスリット状のスロットを形成する凹部を有するシムとからなる塗布ヘッドを備え、
    前記スロットの開口から塗布液を吐出させながら、前記塗布ヘッドを塗布対象物に対して平行に相対移動させて、前記塗布対象物の表面に塗膜を形成するようにしてなる液体塗布装置において、
    前記シムは、その凹部の幅方向両端部が、中央部に対して凹となるように窪ませられていることを特徴とする液体塗布装置。
  2. 前記シムの凹部の幅方向両端部の窪みは、丸みを帯びていることを特徴とする請求項1に記載の液体塗布装置。
  3. 前記シムの凹部の幅方向両端部の窪みの形状が異なる複数のシムが用意されて、前記塗布液の種類、塗布条件に応じて、最適のシムに取り替えることができるようにされていることを特徴とする請求項2に記載の液体塗布装置。
  4. 液注入口から注入された塗布液が滞留する幅方向に延びるリーバを有する第1の分割ヘッドと、第2の分割ヘッドと、これら両分割ヘッドの間に挟まれて、これら両分割ヘッドの間に前記リザーバに連通する幅方向に細長いスリット状のスロットを形成する凹部を有するシムとからなる塗布ヘッドを用いて、
    前記スロットの開口から塗布液を吐出させながら、前記塗布ヘッドを塗布対象物に対して平行に相対移動させて、前記塗布対象物の表面に塗膜を形成するようにしてなる液体塗布方法において、
    前記シムの凹部の幅方向両端部の窪みの形状が異なる複数のシムを用意しておいて、前記塗布ヘッドが前記塗布対象物に対して塗布液を塗布する時、前記シムを、前記塗布液の種類、塗布条件に応じて、最適のシムに取り替えて、塗布するようにしたことを特徴とする液体塗布方法。
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