JP6564648B2 - ノズルおよび塗布装置 - Google Patents

ノズルおよび塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6564648B2
JP6564648B2 JP2015162814A JP2015162814A JP6564648B2 JP 6564648 B2 JP6564648 B2 JP 6564648B2 JP 2015162814 A JP2015162814 A JP 2015162814A JP 2015162814 A JP2015162814 A JP 2015162814A JP 6564648 B2 JP6564648 B2 JP 6564648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
flow path
path
longitudinal direction
nozzle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015162814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017041548A (ja
Inventor
士朗 近藤
士朗 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd filed Critical Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority to JP2015162814A priority Critical patent/JP6564648B2/ja
Publication of JP2017041548A publication Critical patent/JP2017041548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6564648B2 publication Critical patent/JP6564648B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、ノズルおよび塗布装置に関する。
液晶ディスプレイなどの表示パネルを構成するガラス基板上には、配線や電極、カラーフィルタなどの微細なパターンが形成されている。一般的にこのようなパターンは、フォトリソグラフィなどの手法によって形成される。フォトリソグラフィ法では、ガラス基板上にレジスト材料で形成された膜(レジスト膜)を塗布形成する塗布工程、このレジスト膜をパターン露光する露光工程、その後に当該レジスト膜を現像する現像工程がそれぞれ行われる。
このうち塗布工程では、多くの場合、スリットノズルを有する塗布装置が用いられる。
このような塗布装置として、例えばスリットノズルの下方を通過するようにガラス基板を搬送しつつ、レジスト材料を含む塗布液を塗布する構成が知られている。以下、レジスト材料を含む塗布液のことを「レジスト液」と称する。
スリットノズルは、例えば長尺状に形成されたノズル本体に、塗布液の吐出口が設けられた構成になっている。ノズル本体の内部には、吐出口に接続され塗布液を流通させる流路が形成されている。また、ノズル本体には、流路内に塗布液を供給する供給口が設けられている。
さらに、スリットノズルとしては、流路内の気泡を排出するための気泡排出口を有する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された構成では、流路内の気泡は、流路内の塗布液において浮力により上昇し、ノズル上方に設けられた気泡排出口から排出される。このような気泡排出口を有するスリットノズルでは、気泡が吐出口から排出されにくくなるため、塗膜に気泡に起因したスジムラが形成されにくく、良好な塗膜が形成可能である。
特開2008−142648号公報
塗布液内に混入した気泡のうち相対的に小さい気泡は、浮力が小さいことから塗布液内を流動しにくく、塗布液内に滞留したままとなることが多い。例えば、レジスト液は高粘度のものが多く、上記特許文献1に記載されたスリットノズルを用いても、塗布液に含まれる小さな気泡を除去することが困難となっていた。そのため、塗布液に含まれる気泡を効果的に除去可能なノズルの構成が求められていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、流路内を流動する塗布液に含まれる気泡を効果的に除去可能なノズルを提供することを目的とする。また、このようなノズルを有し、スジムラの発生を抑え、高品質の塗膜を形成可能な塗布装置を提供することをあわせて目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の第一態様は、長尺のノズル本体と、前記ノズル本体の内部において前記ノズル本体の長手方向に沿って形成され、塗布液を流通させる流路と、前記ノズル本体において、前記長手方向に沿って前記流路の下方に形成され、前記流路と接続して前記塗布液を吐出する吐出口と、前記ノズル本体の内部において、前記長手方向に沿って前記流路の上方に形成され、前記長手方向で連続して前記流路と接続する脱気路と、前記ノズル本体の内部において、前記流路と前記吐出口との間で前記長手方向に沿って形成され、前記流路と前記吐出口とを接続する第1接続路と、前記第1接続路と前記流路との接続部分に位置する鋭角部と、を備え、前記流路と前記脱気路との離間距離は、前記長手方向において変化しているノズルを提供する。
上記態様においては、前記流路は、前記流路の内壁における最も低い位置が、前記第1接続路と前記流路との接続位置よりも低くなるように形成されている構成としてもよい。
上記態様においては、前記ノズル本体の内部において、前記流路と前記脱気路との間で前記長手方向に沿って形成され、前記流路と前記脱気路とを接続する第2接続路をさらに有し、前記流路は、前記流路の内壁における最も高い位置が、前記第2接続路と前記流路との接続位置となるように形成されている構成としてもよい。
上記態様においては、前記流路と前記脱気路との離間距離は、前記長手方向における前記ノズル本体の一端側よりも、前記長手方向における前記ノズル本体の他端側の方が大きい構成としてもよい。この場合において、前記離間距離が、前記一端側から前記他端側に漸増するのがより望ましい。
上記態様においては、前記流路と前記脱気路との離間距離は、前記長手方向における前記ノズル本体の中央部よりも、前記長手方向における前記ノズル本体の両端側の方が小さい構成としてもよい。この場合において、前記流路は、前記塗布液が供給される供給口を有し、前記供給口は、前記長手方向における前記ノズル本体の中央部に位置するのがより望ましい。さらに、前記離間距離が、前記両端側から前記中央部に向かって漸増する構成であってもよい。
上記態様においては、前記脱気路は、外部に接続される排出口を有し、前記排出口は、前記長手方向における前記ノズル本体の中央部に位置する構成としてもよい。
上記態様においては、前記脱気路は、前記中央部を基準とした場合、前記長手方向において対称な形状を有する構成としてもよい。
上記態様においては、前記流路が直線状に形成されている構成としてもよい。
また、本発明の第二態様は、基板を搬送する基板搬送部と、上記第一態様のノズルを有し、搬送される前記基板に前記ノズルから塗布液を塗布する塗布部と、を備える塗布装置を提供する。
本発明によれば、流路内を流動する塗布液に含まれる気泡を効果的に除去可能なノズルを提供することができる。また、このようなノズルを有し、スジムラの発生を抑え、高品質の塗膜を形成可能な塗布装置を提供することができる。
第1実施形態に係る塗布装置の斜視図である。 第1実施形態に係る塗布装置の側面図である。 第1実施形態に係るノズルの側面図である。 第1実施形態に係るノズルの斜視図である。 第1実施形態に係るノズルの断面図である。 第1部材の要部構成を示す図である。 第1実施形態に係る塗布装置の動作過程を示す平面図である。 レジスト液を吐出する際のノズル内の様子を示す説明図である。 第1実施形態に係る塗布装置の動作を示す図である。 第2実施形態に係るノズルの分解斜視図である。 第2実施形態に係るノズルの側面図である。 第2実施形態に係るノズルの断面図である。 レジスト液を吐出する際のノズル内の様子を示す説明図である。 変形例に係る塗布装置の平面図である。 変形例に係る塗布装置の側面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明のノズルおよび塗布装置の実施形態について説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
<塗布装置>
図1は、本実施形態に係る塗布装置1Aの概略斜視図である。図に示すように、本実施形態に係る塗布装置1Aは、例えば液晶パネルなどに用いられるガラス基板などの基板S上にレジスト液を塗布する塗布装置であり、基板搬送部2と、塗布部3と、管理部4とを主要な構成要素としている。
塗布装置1Aでは、基板搬送部2によって基板Sが搬送され、塗布部3によって基板S上にレジスト液が塗布され、管理部4によって塗布部3の状態が管理されるようになっている。塗布装置1Aは、例えばクリーンルーム内など清浄な環境下に配置されて用いられることが好ましい。
図2は塗布装置1Aの側面図である。以下、図1,2を参照して、塗布装置1Aの詳細な構成を説明する。
塗布装置1Aの構成を説明するにあたり、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。基板搬送部2の長手方向であって基板Sの搬送方向をX方向と表記する。平面視でX方向に直交する方向をY方向と表記する。X方向軸及びY方向軸を含む平面に垂直な方向をZ方向と表記する。なお、X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向と同方向が+方向、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとする。
[基板搬送部]
図1に示すように、基板搬送部2は、フレーム21と、ステージ22と、2つの搬送機構23とを有している。基板搬送部2では、2つの搬送機構23によって基板Sがステージ22上を+X方向に搬送されるようになっている。+X方向は、塗布装置1Aにおける基板搬送方向である。
図1,2に示すように、フレーム21は、フレーム中央部21a、および2つのフレーム側部21b,21cのあわせて3つの部分に分割されている。また、当該3つの部分はY方向に配列されている。フレーム21は、例えば床面上に載置されると共にステージ22及び搬送機構23を支持する支持部材である。
フレーム中央部21aは、分割された3つの部分のうちY方向の中央に配置される部分であり、ステージ22を支持している。
2つのフレーム側部21b,21cは、平面視でフレーム中央部21aを挟持するように配置されている。本実施形態においては、フレーム側部21bは、フレーム中央部21aの−Y方向側に配置されており、搬送機構23を支持している。また、フレーム側部21cは、フレーム中央部21aの+Y方向側に配置されており、搬送機構23を支持している。フレーム側部21bとフレーム中央部21aとの間、およびフレーム側部21cとフレーム中央部21aとの間であって、フレーム21の+Z方向側には隙間が設けられている。
フレーム中央部21a、フレーム側部21b及びフレーム側部21cはX方向が長手になっており、各部のX方向の寸法はほぼ同一になっている。
(搬送機構)
図1,2に示すように、搬送機構23は、基板Sを保持して+X方向に搬送する機構を有しており、フレーム側部21b及びフレーム側部21cの上部に一対設けられている。
この一対の搬送機構23は、ステージ22のY方向中央に対して線対称の構成になっており、当該線対称である点を除いては同一の構成となっている。したがって、以下、フレーム側部21bに設けられる搬送機構23を例に挙げて説明する。
搬送機構23は、搬送機23aと、基板保持部23bと、レール23cとを有している。搬送機23aは内部に例えばリニアモータが設けられた構成になっており、当該リニアモータが駆動することによって、搬送機23aがレール23c上をY方向に移動可能になっている。
基板保持部23bは、図2に示すように、基板Sのうち−Y方向側の側縁部を保持する部材である。基板保持部23bが保持する基板Sの当該側縁部は、平面視でステージ22から−Y方向にはみ出した部分であり、基板搬送方向(X方向)に沿った一の側部である。基板保持部23bは、搬送機23aの+Y方向側の面上にX方向に並んで例えば4つ設けられている。各基板保持部23bには吸着パッドが設けられており、当該吸着パッドによって基板Sを吸着して保持するようになっている。図では、基板保持部23bが、基板Sを片持ちで保持する様子を示している。
レール23cは、フレーム側部21b上に設けられており、ステージ22の側方においてX方向に延在している。当該レール23cを移動することで搬送機23aがステージ22に沿って移動できるようになっている。
なお、フレーム側部21b及びフレーム側部21cに設けられた各搬送機構23は、独立して基板Sを搬送できるようになっている。例えば、フレーム側部21bに設けられた搬送機構23と、フレーム側部21cに設けられた搬送機構23とで異なる基板Sを保持させることができるようになっている。この場合、各搬送機構23によって基板Sを交互に搬送することが可能となるため、スループットが向上することになる。
また、上記の基板Sの半分程度の面積を有する基板を搬送する場合には、例えば2つの搬送機構23で1枚ずつ保持し、これら2つの搬送機構23を+X方向に並進させることによって、2枚の基板を同時に搬送させることもできるようになっている。
[塗布部]
塗布部3は、基板S上にレジスト液を塗布する部分であり、図1,2に示すように、門型フレーム31と、ノズル32と、センサ33とを有している。
図2に示すように、門型フレーム31は、一対の支柱部材31aと、架橋部材31bとを有している。支柱部材31aはステージ22をY方向に挟むように1つずつ設けられている。各支柱部材31aは、それぞれフレーム側部21b及びフレーム側部21cに支持されており、上端部の高さ位置が揃うように設けられている。また、架橋部材31bは、Y方向に延在しており、両端が各支柱部材31aの上端側(+Z方向側)の側面に接続されている。これにより、門型フレーム31は、ステージ22をY方向に跨ぐように設けられている。また、架橋部材31bは、支柱部材31aに対して昇降可能となっている。
この門型フレーム31は移動機構34に接続されている。移動機構34は、レール部材35及び駆動機構36を有している。レール部材35はフレーム側部21b及びフレーム側部21cの溝21d内に例えば1本ずつ設けられており、それぞれX方向に延在している。各レール部材35は、それぞれステージ22上に配置されている管理部4よりも−X方向側に延在するように設けられている。駆動機構36は、門型フレーム31に接続され塗布部3をレール部材35に沿ってX方向に移動させる。なお、図1においては、塗布部3がX方向に移動可能であることを両矢印で示している。
ノズル32は、一方向が長手の長尺状に構成されており、門型フレーム31の架橋部材31bの下方(−Z方向側)に着脱可能に取り付けられている。
図3は、ノズル32を+X方向に見たときの側面図である。図に示すように、ノズル32は、長尺のノズル本体32Aと、ノズル本体32Aの長手方向の両端に設けられた第1サイドプレート324および第2サイドプレート325と、を有している。以下の説明においては、ノズル本体32Aの長手方向における第2サイドプレート325側を「一端側」、第1サイドプレート324側を「他端側」と称することがある。
図3に示すように、ノズル32は、ノズル本体32Aと、ノズル本体32Aの内部においてノズル本体32Aの長手方向に沿って形成され、レジスト液(塗布液)を流通させる流路32aと、ノズル本体32Aにおいて、長手方向に沿って流路32aの下方に形成され、流路32aと接続してレジスト液を吐出する吐出口320と、ノズル本体32Aの内部において、長手方向に沿って流路32aの上方に形成され、長手方向で連続して流路32aと接続する脱気路32bと、を備えている。
また、ノズル32において、流路32aと脱気路32bとの離間距離D1は、該ノズル32の長手方向において変化している。具体的に、上記離間距離D1は長手方向におけるノズル本体32Aの一端側よりも、長手方向におけるノズル本体32Aの他端側の方が大きいものとなっている。本実施形態のノズル32では、流路32aおよび脱気路32bはいずれも直線状に形成されている。また、流路32aと脱気路32bとの離間距離D1は、ノズル本体32Aの一端側からノズル本体32Aの他端側に漸増している。
流路32aは、Y方向に延在しY軸と平行に形成されている。脱気路32bは、Y方向に延在しY軸に傾斜して形成されている。脱気路32bは、Z方向において、一端側の端部が最も低くなっている。流路32aに対する脱気路32bの傾斜角度は、好ましくは、0度より大きく10度以下であり、より好ましくは0度より大きく5度以下であり、さらに好ましくは1度以上3度以下である。ノズル32において、上記傾斜角度は2度である。
ノズル本体32Aは、ノズル本体32Aの内部において、流路32aと脱気路32bとの間で長手方向に沿って形成され、流路32aと脱気路32bとを接続する脱気用接続路32xをさらに有している。本実施形態において、脱気用接続路32xは、特許請求の範囲における「第2接続路」に相当する。
また、ノズル本体32Aは、ノズル本体32Aの内部において、流路32aと吐出口320との間で長手方向に沿って形成され、流路32aと吐出口320とを接続する吐出用接続路32yをさらに有している。本実施形態において、吐出用接続路32yは、特許請求の範囲における「第1接続路」に相当する。
図4は、ノズル32の斜視図であり、図4(a)はノズル32の外観を示す概略斜視図、図4(b)は、ノズル32の分解斜視図である。図5は、図3のA−A矢視による断面図である。
図4,5に示すように、ノズル本体32Aは、第1部材321と、第2部材322と、シム323と、を有している。
第1部材321は、例えばステンレス鋼などの金属材料を用いて形成された長尺の部材である。第1部材321は、第2部材322と対向する面321pに、ノズル32において流路32aを構成する凹部321aと、ノズル32において脱気路32bを構成する凹部321bと、が設けられている。
第2部材322は、第1部材321と同様に、例えばステンレス鋼などの金属材料を用いて形成された長尺の部材である。第2部材322は、第1部材321と対向する面322pが平面状に設けられている。なお、面322pには、ノズル32を組み立てた際に、第1部材321に設けられた凹部321aと対向する凹部や、凹部321bと対向する凹部が設けられていてもよい。このような凹部は、ノズルを組み立てた際に流路32aや脱気路32bの一部を構成する。
シム323は、第1部材321と同様に、例えばステンレス鋼などの金属材料を用いて形成された長尺の部材である。シム323は、長手方向の両端を上底および下底とする台形状の形状を呈している。
ノズル本体32Aは、第1部材321の面321pと、第2部材322の面322pと、を対向させ、第1部材321と第2部材322との間にシム323を挟持した状態で組み上げられている。
図4(b)および図5に示すように、シム323は、ノズル本体32Aに組み込まれた際に、凹部321bよりも+Z方向側に配置されている。また、台形状であるシム323の斜辺を凹部321bの+Z方向側の縁に沿わせるように配置されている。これにより、ノズル本体32Aにおいては、シム323で凹部321bを塞ぐことなく、面321pと面322pとの間がシム323の厚み分だけ離間した状態で構成される。
このように組み上げられたノズル本体32Aでは、凹部321aと面322pとで囲まれた空間が流路32aとなる。また、凹部321bと面322pとで囲まれた空間が脱気路32bとなる。
さらに、面321pと面322pとの間の隙間であって、流路32aと脱気路32bとの間に形成される隙間は、脱気用接続路32xとなる。面321pと面322pとの間の隙間であって、流路32aと吐出口320との間に形成される隙間は、吐出用接続路32yとなる。
吐出口320は、第1部材321と第2部材322とシム323とが組み合わされた状態において流路32aの−Z側端部に形成された開口部であり、基板S上に塗布するレジスト液を吐出する部分である。吐出口320は、ノズル32の長手方向に沿ってスリット状に形成されている。吐出口320の長手方向の寸法は基板SのY方向の寸法よりも小さくなっており、基板Sの周辺領域にレジスト液が塗布されないようになっている。
ノズル本体32Aにおいては、厚みが異なる複数のシム323を用意しておくと、シム323を適宜取り替えることで、流路32aや脱気路32bの径を変更することができる。また、シム323を取り換えることで、脱気用接続路32xや吐出用接続路32yのX方向の幅、吐出口320のX方向の開口幅も変更することができる。
図5に示すように、ノズル本体32Aにおいては、流路32aの内壁における最も高い位置が、脱気用接続路32xと流路32aとの接続位置32nとなっている。また、流路32aの内壁における最も低い位置32oが、吐出用接続路32yと流路32aとの接続位置32mよりも低くなるように形成されている。
本実施形態において、ノズル本体32Aの内部には、吐出用接続路32yと流路32aとの接続位置32mに鋭角部90が設けられている。鋭角部90は、鋭角状からなる部位であり、流路32a内のレジスト液を切り出しながら吐出用接続路32y側へと供給する。
図6は第1部材321の要部構成を示す図である。
図6に示すように、鋭角部90は、第1部材321のうち上記吐出用接続路32y(図5参照)を構成する面321pと流路32aの内壁面の一部とで構成される。鋭角部90の角度θは、例えば、15〜90°の範囲に設定するのが好ましく、20〜40°の範囲に設定するのがより望ましい。
このような範囲の角度θに設定された鋭角部90によれば、後述のようにレジスト液を切り出しながら吐出用接続路32y側に送り込むことが可能である。
第1サイドプレート324および第2サイドプレート325は、例えばステンレス鋼などの金属材料を用いて形成された部材であり、ノズル本体32AをY方向に見た断面の輪郭形状と同様の形状を有している。
第1サイドプレート324には、第1サイドプレート324を厚み方向に貫通し、ノズル本体32Aの流路32aと連通する貫通孔324aと、同様に脱気路32bと連通する貫通孔324bとが設けられている。
第2サイドプレート325は、流路32aおよび脱気路32bの一端側を閉じる板材である。
このようなノズル32には、第1サイドプレート324の貫通孔324aに連通するように配管100が接続され、貫通孔324bに連通するように配管110が接続される。使用時には、第1サイドプレート324に接続された配管100を介して流路32a内に供給されるレジスト液を吐出口320から吐出する。また、ノズル32は、流路32aに流入するレジスト液に含まれる気泡は、浮力によって脱気路32b内に浮上し、脱気路32bおよび第1サイドプレート324に接続された配管110を介して排出する。ノズル32がレジスト液を吐出する様子について、詳しくは後述する。
図1,2に示すように、架橋部材31bの下面には、ノズル32の吐出口320側の先端と、当該ノズル先端に対向する対向面、例えばノズル32の下方に配置された基板Sとの間のZ方向上の距離を測定するセンサ33が取り付けられている。センサ33は、Y方向に沿って例えば3つ設けられている。
[管理部]
図1,2に示すように、管理部4は、基板Sに吐出されるレジスト液の吐出量が一定になるようにノズル32を管理する部位であり、基板搬送部2のうち塗布部3に対して−X方向側に設けられている。この管理部4は、予備吐出機構41と、ディップ槽42と、ノズル洗浄装置43と、これらを収容する収容部44と、当該収容部を保持する保持部材45とを有している。予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43は、−X方向側へこの順で配列されている。
予備吐出機構41は、レジスト液を予備的に吐出する部分である。当該予備吐出機構41は塗布部3が塗布処理領域27S上に配置されている状態でノズル32に最も近くなる位置に設けられている。
ディップ槽42は、内部にシンナーなどの溶剤が貯留された液体槽である。
ノズル洗浄装置43は、ノズル32の吐出口320近傍をリンス洗浄する装置であり、Y方向に移動する図示しない洗浄機構と、当該洗浄機構を移動させる図示しない移動機構とを有している。この移動機構は、洗浄機構よりも−X方向側に設けられている。ノズル洗浄装置43は、移動機構が設けられる分、予備吐出機構41及びディップ槽42に比べてX方向の寸法が大きくなっている。
なお、予備吐出機構41、ディップ槽42、ノズル洗浄装置43の配置については、本実施形態の配置に限られず、他の配置であっても構わない。
収容部44のY方向の寸法は上記門型フレーム31の支柱部材31a間の距離よりも小さくなっており、上記門型フレーム31が収容部44の+Z方向側で収容部44を跨いでX方向に移動できるようになっている。また、門型フレーム31は、収容部44内に設けられる予備吐出機構41、ディップ槽42及びノズル洗浄装置43について、これらの各部を跨ぐようにアクセスできるようになっている。
保持部材45は、管理部移動機構46に接続されている。管理部移動機構46は、レール部材47及び駆動機構48を有している。レール部材47は、フレーム側部21b及びフレーム側部21cの溝21e内にそれぞれ設けられており、それぞれX方向に延在している。各レール部材47は、塗布部3の門型フレーム31に接続される一対のレール部材35の間に配置されている。各レール部材47の−X方向の端部は、例えばフレーム側部21b及びフレーム側部21cの−X方向の端部まで設けられている。駆動機構48は、保持部材45に接続され管理部4をレール部材47上に沿ってX方向に移動させる。なお、図1においては、管理部4がX方向に移動可能であることを両矢印で示している。
本実施形態の塗布装置1Aは、以上のような構成となっている。
<塗布動作>
図7は、塗布装置1Aの動作過程を示す平面図である。図では管理部4(図1参照)の図示を省略した。また、門型フレーム31を破線で示し、ノズル32及びセンサ33の構成を判別しやすくした。
以下に示す塗布装置1Aの塗布動作においては、短手方向が搬送方向(X方向)に平行になるように基板Sをステージ22に搬入し、搬送機構23を用いて基板Sを搬送しつつレジスト液を塗布し、その後、レジスト液を塗布した基板Sを搬出する。このような動作を、一対の搬送機構23を用いて交互に行う。
まず、一対の搬送機構23のうち一方の搬送機構23(例えば、フレーム側部21b上に設けられた搬送機構23)において、レール23cの−X方向側の端部に搬送機23aを配置させる。次いで、例えば図示しない搬送アームなどによって外部から搬入される基板Sを搬送機23aで保持する。具体的には、基板保持部23bの吸着パッドを基板Sの裏面に吸着させて基板Sを保持する。なお、ステージ22には、搬入された基板Sを基板保持部23bで保持する前に、基板Sをエアや複数のピンで+Z方向に持ち上げ保持する機構を有していてもよい。
その後、搬送機23aをレール23cに沿って+X方向に移動させる。基板Sは、搬送機23aの移動に伴って+X方向に移動する。
基板Sの搬送方向先端がノズル32の吐出口320(図5参照)の位置に到達したら、ノズル32の吐出口320から基板Sへ向けてレジスト液を吐出する。レジスト液の吐出は、ノズル32の位置を固定させ搬送機23aによって基板Sを搬送させることで、吐出口320と基板Sの上面との相対位置を変更しながら行う。
図8は、レジスト液を吐出する際のノズル32内の様子を示す説明図である。
まず、図8(a)に示すように、不図示のポンプを用いノズル32に接続された配管100を介して、ノズル32の流路32aにレジスト液Lが供給される。流路32a内に供給されたレジスト液Lは、素早く流路32aの一端側にまで充填される。
また、レジスト液Lは不図示のポンプにより加圧されているため、シム323(図5参照)の厚みと同じ開口幅を有する脱気用接続路32xおよび吐出用接続路32yに向けて押し出される。図8(a)では、脱気用接続路32xに向けて押し出されるレジスト液を符号LBで示し、吐出用接続路32yに向けて押し出されるレジスト液を符号LAで示している。
このとき、ノズル32は、図5の断面図で示すように、流路32aの内壁における最も低い位置32oが、吐出用接続路32yと流路32aとの接続位置32mよりも低くなるように形成されている。このような構造のノズル32では、例えば流路32aの内壁における最も低い位置が吐出用接続路32yと流路32aとの接続位置32mである場合よりも、流路32a内が加圧されないとレジスト液Lが吐出用接続路32yの中に流入し始めない。
そのため、流路32a内に供給されたレジスト液Lがすぐに吐出用接続路32yに流入することなく、まず流路32aの一端側にまで充填され内圧が高まったうえで吐出用接続路32yに流入することとなる。したがって、吐出口320の長手方向の一端側と他端側とでレジスト液Lの吐出量に差が出にくく、ムラなくレジスト液を塗布することができる。
ところで、本実施形態で用いるレジスト液Lは、チキソトロピー(thixotropy)性を有している。そのため、レジスト液Lに対してずり(ひずみ)をかけると、レジスト液Lの高分子鎖がのびて、からまっていた高分子鎖がほどけることで抵抗(粘性)が低下する。
一般的にずりを大きくすると、高分子鎖が各所で切断(構造破壊)され、粘性がさらに低下してしまう。一度、切断された高分子鎖はなかなか元に戻らないため、ずりを除去しても粘性はしばらく低下したままとなってしまう。特にレジスト液Lとして粘度が高い塗布液を用いると、ずりによって塗布量にバラつきが生じるといった問題が発生する。
これに対し、本実施形態のノズル32は、図5、6に示したように、吐出用接続路32yと流路32aとの接続位置32mに鋭角部90を備えている。鋭角部90はレジスト液Lを切り出しながら吐出用接続路32y側へと送り込む。鋭角部90により切り出されたレジスト液Lには上述のずりが与えられない。そのため、ノズル32は、ずりをレジスト液Lに与えることなく塗布を行うことが可能である。つまり、本実施形態のノズル32においては、レジスト液Lのチキソトロピー性を考慮する必要がない。
また、ノズル32は、図5の断面図で示したように、流路32aの内壁における最も高い位置が、脱気用接続路32xと流路32aとの接続位置32nとなっている。このような構造では、流路32a内においてレジスト液Lに含まれる気泡が滞留する部分がなく、気泡は脱気用接続路32xと流路32aとの接続位置32nに向けて浮力により浮上する。そのため、レジスト液Lに含まれる気泡を脱気路32bに向けて排出しやすい。
さらに、上述のように、ノズル32においては、流路32aの内壁における最も低い位置32oが、吐出用接続路32yと流路32aとの接続位置32mよりも低くなるように形成されており、流路32a内に充填されたレジスト液Lの圧力が高まりやすい。高まった圧力は、レジスト液Lを好適に脱気用接続路32xに向けて押し出すため、上述の鋭角部90による切り出し効果を得やすくすることができる。また、上述した高まった圧力は、図8(a)に示すようにレジスト液LBと共に気泡の排出を促すことができる。
次いで、図8(b)に示すように、ノズル32においては、流路32aと脱気路32bとの離間距離D1が、長手方向におけるノズル本体32Aの一端側(第2サイドプレート325側)よりも他端側(第1サイドプレート324側)の方が大きくなっている。そのため、ノズル32の長手方向の全面に亘って脱気用接続路32xに流入したレジスト液LBのうち、一端側に近いレジスト液LBが他端側に近いレジスト液LBよりも先に脱気路32bに到達し、脱気路32bの一端側から他端側に脱気路32b内を流動し始める。すなわち、脱気路32b内のレジスト液LBは、脱気路32bにおいて、流路32aと脱気路32bとの離間距離が最も短い位置を起点として、当該離間距離が増加する方向に向けて流動する。
次いで、図8(c)に示すように、ノズル32においては流路32aと脱気路32bとの離間距離が一端側から他端側に漸増しているため、脱気用接続路32xに流入したレジスト液LBは、一端側から他端側に向けて徐々に脱気路32bに到達することになる。その際、脱気路32bにおいては、すでに一端側から他端側に向けてレジスト液LBの流れが形成されているため、段階的に脱気路32bに到達したレジスト液LBも脱気路32b内に形成されているレジスト液LBの流れに押し流される。
レジスト液LBは、このように脱気路32b内を流動し、配管110を介して外部に排出される。
一方、流路32a内にレジスト液Lを供給するポンプが、流路32a内のレジスト液Lを加圧し、この加圧によってレジスト液Lが吐出用接続路32yに押し出される。吐出用接続路32yに押し出されたレジスト液LAは、鋭角部90により切り出されることで上述のずりが与えられない状態で吐出口320から吐出される。したがって、本実施形態によれば、レジスト液LAのチキソトロピー性を考慮せずに、ムラの発生を抑えた塗布を行うことができる。
上述のようにレジスト液Lに含まれる気泡は、脱気用接続路32xに押し出されるレジスト液LBと共に、脱気路32bを介して外部に排出されるため、吐出口320からは、好適に気泡が除かれたレジスト液LAを吐出する。
ノズル32においては、流路32aおよび脱気路32bがそれぞれ直線状に形成されているため、以上のようなレジスト液L,LA,LBの流動が滞りなく円滑に行われる。
図7に示すように、ノズル32から吐出されるレジスト液は、基板Sの移動に伴い、基板S上に塗布される。すなわち、基板Sがレジストを吐出する吐出口320の下を通過することにより、基板Sの所定の領域にレジスト膜Rが形成される。
レジスト膜Rの形成された基板Sは、搬送機23aによってレール23cの+X方向側の端部(ステージ22の+X方向側の端部)へと搬送される。次いで、基板Sは、例えば図示しない搬送アームなどによって外部へ搬出される。なお、ステージ22には、基板Sを搬出する前に、基板保持部23bから脱離させた基板Sをエアや複数のピンで+Z方向に持ち上げ保持する機構を有していてもよい。
基板Sを搬送アームに渡した後、搬送機23aを再びレール23cの−X方向側の端部まで戻し、次の基板Sが搬送されるまで待機させる。
次の基板Sの搬送を行う場合には、例えば一対の搬送機構23のうち他方の搬送機構23(例えば、フレーム側部21c上に設けられた搬送機構23)によって基板Sを保持して搬送するようにする。次の基板Sが搬送されてくるまでの間、塗布部3では、ノズル32の吐出状態を保持するための予備吐出が行われる。図9に示すように、レール部材35によって門型フレーム31を管理部4の位置まで−X方向へ移動させる。
管理部4の位置まで門型フレーム31を移動させた後、門型フレーム31の位置を調整してノズル32の先端をノズル洗浄装置43にアクセスさせ、当該ノズル洗浄装置43によってノズル先端32cを洗浄する。
ノズル先端32cの洗浄後、当該ノズル32を予備吐出機構41にアクセスさせる。予備吐出機構41では、吐出口320と予備吐出面との間の距離を測定しながらノズル32の先端の吐出口320をZ方向上の所定の位置に移動させ、ノズル32を−X方向又は+X方向へ移動させながら吐出口320からレジスト液を予備吐出する。
予備吐出動作を行った後、門型フレーム31を元の位置に戻す。フレーム側部21c上に設けられた搬送機構23によって次の基板Sが搬送されてきたら、ノズル32をZ方向上の所定の位置に移動させる。このように、基板Sにレジスト膜Rを塗布する塗布動作と予備吐出動作とを繰り返し行わせることで、基板Sには良質なレジスト膜Rが形成されることになる。
なお、必要に応じて、例えば管理部4(図1参照)に所定の回数アクセスする毎に、当該ノズル32をディップ槽42(図1参照)内にアクセスさせても良い。ディップ槽42では、ノズル32の吐出口320をディップ槽42に貯留された溶剤(シンナー)の蒸気雰囲気に曝すことでノズル32の乾燥を防止する。
本実施形態の塗布装置1Aでは、以上のようにして塗布動作を行う。
以上のような構成のノズル32によれば、流路32a内を流動するレジスト液に含まれる気泡を効果的に除去可能なノズルとすることができる。また、塗布時にレジスト液にずりを与えないため、レジスト液のチキソトロピー性を考慮する必要が無くなる。よって、塗布時において、レジスト液の粘度調整を容易に行うことができる。
また、以上のような構成の塗布装置1Aによれば、上述のようなノズル32を有するので、スジムラの発生を抑え、高品質のレジスト膜Rを形成可能な塗布装置とすることができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態と上記実施形態との違いは、塗布装置におけるノズルの構造であり、それ以外については共通である。そのため、以下では、上記実施形態と共通の構成及び部材については同じ符号を付し、その詳細な説明については省略若しくは簡略化する。
図10は本実施形態のノズル132の分解斜視図である。図11は本実施形態のノズル132を+X方向に見たときの側面図である。図12は、図11のB−B矢視による断面図である。
図10乃至12に示すように、ノズル132は、長尺のノズル本体132Aと、ノズル本体132Aの長手方向の両端に設けられた第1サイドプレート324および第2サイドプレート325と、を有している。なお、本実施形態において、第1サイドプレート324には貫通孔324a、324bが設けられていない。
ノズル本体132Aは、第1部材321と、第2部材322と、シム323と、を有している。このように組み上げられたノズル本体32Aでは、凹部321aと面322pとで囲まれた空間が流路132aとなる。また、凹部321bと面322pとで囲まれた空間が脱気路132bとなる。
本実施形態の脱気路132bの形状は、第1実施形態の脱気路32bの形状と異なっているが、本実施形態のノズル132と上記実施形態のノズル32とは基本的な寸法(例えば、長手方向(Y方向)の寸法)は共通である。
本実施形態において、面321pと面322pとの間の隙間であって、流路132aと脱気路132bとの間に形成される隙間は、脱気用接続路132xとなる。面321pと面322pとの間の隙間であって、流路132aと吐出口320との間に形成される隙間は、吐出用接続路132yとなる。
図11に示すように、本実施形態のノズル132において、流路132aと脱気路132bとの離間距離D2は、該ノズル132の長手方向において変化している。具体的に、上記離間距離D2は、長手方向におけるノズル本体132Aの一端側よりも、長手方向におけるノズル本体132Aの両端側の方が小さいものとなっている。
本実施形態のノズル132において、流路132aは長手方向に沿って直線状に形成されている。一方、脱気路132bは、中央で折り曲がった屈曲形状となっている。また、流路132aと脱気路132bとの離間距離D2は、ノズル本体132Aの両端側からノズル本体132Aの中央部に向かって漸増している。
本実施形態において、流路132aは、Y方向に延在しY軸と平行に形成されている。脱気路132bは、第1脱気路132b1と第2脱気路132b2とを含む。
第1脱気路132b1は、第2脱気路132b2に対して+Y側に配置される。第1脱気路132b1は、Y方向に延在しY軸に傾斜して形成されている。第1脱気路132b1は、Z方向において、一端側の端部が最も低くなっており、他端側の端部が最も高くなっている。第1脱気路132b1の他端側の端部は、ノズル本体132Aの中央部に位置する。流路132aに対する第1脱気路132b1の傾斜角度は、好ましくは、0度より大きく10度以下であり、より好ましくは0度より大きく5度以下であり、さらに好ましくは1度以上3度以下である。ノズル132において、上記傾斜角度は2度である。
第2脱気路132b2は、第1脱気路132b1に対して−Y側に配置される。第2脱気路132b2は、Y方向に延在しY軸に傾斜して形成されている。第2脱気路132b2は、Z方向において、他端側の端部が最も低くなっており、一端側の端部が最も高くなっている。第2脱気路132b2の一端側の端部は、ノズル本体132Aの中央部に位置する。流路132aに対する第2脱気路132b2の傾斜角度は、好ましくは、0度より大きく10度以下であり、より好ましくは0度より大きく5度以下であり、さらに好ましくは1度以上3度以下である。ノズル132において、上記傾斜角度は2度である。
本実施形態において、第1脱気路132b1及び第2脱気路132b2は、ノズル本体132Aの長手方向(Y方向)の中央部を基準とした場合、長手方向において対称な形状を有する。
本実施形態において、第1部材321には、該第1部材321の上面321dと脱気路132bとの間を貫通する貫通孔321Aと、該第1部材321の上面321dと流路132aとの間を貫通する貫通孔321Bとを備えている。
本実施形態のノズル132には、上記貫通孔321Aに連通するように配管111が接続され、上記貫通孔321Bに連通するように配管112が接続される。ノズル132の使用時には、配管112を介して流路132a内に供給されるレジスト液を吐出口320から吐出する。また、ノズル132は、流路132aに流入するレジスト液に含まれる気泡は、浮力によって脱気路132b内に浮上し、脱気路132bに接続された配管111を介して排出する。ノズル132がレジスト液を吐出する様子について、詳しくは後述する。
図12に示すように、ノズル本体132Aにおいても、流路132aの内壁における最も高い位置が、脱気用接続路132xと流路132aとの接続位置132nとなっている。また、流路132aの内壁における最も低い位置132oが、吐出用接続路132yと流路132aとの接続位置132mよりも低くなるように形成されている。
つまり、本実施形態のノズル132においても、吐出用接続路132yと流路132aとの接続位置132mに鋭角部91を備えている。鋭角部91は、第1部材321のうち上記吐出用接続路132yを構成する面321pと流路132aの内壁面の一部とで構成される。鋭角部91の角度θは、例えば、15〜90°の範囲に設定するのが好ましく、20〜40°の範囲に設定するのがより望ましい。このような範囲の角度θに設定された鋭角部91によれば、後述のようにレジスト液を切り出しながら吐出用接続路132y側に送り込むことが可能である。
図13は、レジスト液を吐出する際のノズル132内の様子を示す説明図である。
まず、図13(a)に示すように、不図示のポンプを用いノズル132に接続された配管112を介して、ノズル132の流路132aにレジスト液Lが供給される。本実施形態において、配管112は、流路132aの長手方向における中央部に接続されている(図10、11参照)。流路132a内に供給されたレジスト液Lは、素早く流路132aの両端側に充填される。本実施形態では、配管112の中央部にレジスト液Lを供給するため、上記実施形態のように流路32aの他端側から一端側にレジスト液Lを供給する場合に比べ、レジスト液を流路全域に簡便に充填可能である。
また、レジスト液Lは不図示のポンプにより加圧されているため、脱気用接続路132xおよび吐出用接続路132yに向けて押し出される。図13(a)では、脱気用接続路132xに向けて押し出されるレジスト液を符号LBで示し、吐出用接続路132yに向けて押し出されるレジスト液を符号LAで示している。
このとき、ノズル132は、図12の断面図で示したように、流路132aの内壁における最も低い位置132oが、吐出用接続路132yと流路132aとの接続位置132mよりも低くなるように形成されているため、流路132a内が加圧されないとレジスト液Lが吐出用接続路132yの中に流入し難くなる。そのため、流路132a内に供給されたレジスト液Lがすぐに吐出用接続路132yに流入することなく、まず流路132aの全域に亘って充填され内圧が高まったうえで吐出用接続路132yに流入することとなる。したがって、吐出口320の長手方向の全域においてレジスト液Lの吐出量に差が出にくく、ムラなくレジスト液を塗布することができる。
本実施形態のノズル132は鋭角部91を備えるため、ずりをレジスト液Lに与えることなく塗布を行うことが可能である。つまり、本実施形態のノズル132においても、レジスト液Lのチキソトロピー性を考慮する必要がない。
また、ノズル132は、図12の断面図で示したように、流路132aの内壁における最も高い位置が、脱気用接続路132xと流路132aとの接続位置132nとなっている。このような構造では、流路132a内においてレジスト液Lに含まれる気泡が滞留する部分がなく、気泡は脱気用接続路32xと流路32aとの接続位置32nに向けて浮力により浮上する。そのため、レジスト液Lに含まれる気泡を脱気路132bに向けて排出しやすい。
さらに、上述のように、ノズル132においては、流路132aの内壁における最も低い位置132oが、吐出用接続路132yと流路132aとの接続位置132mよりも低くなるように形成されており、流路132a内に充填されたレジスト液Lの圧力が高まりやすい。高まった圧力は、レジスト液Lを好適に脱気用接続路132xに向けて押し出すため、上述の鋭角部91による切り出し効果を得やすくすることができる。また、上述した高まった圧力は、図13(a)に示すようにレジスト液LBと共に気泡の排出を促すことができる。
次いで、図13(b)に示すように、ノズル132においては、流路132aと脱気路132bとの離間距離D2が、長手方向におけるノズル本体132Aの中央部よりも両端側(第1サイドプレート324及び第2サイドプレート325側)の方が小さくなっている。
そのため、ノズル132の長手方向の全面に亘って脱気用接続路132xに流入したレジスト液LBのうち、両端側に近いレジスト液LBが中央部に近いレジスト液LBよりも先に脱気路132bに到達し、脱気路132bの一端側から他端側に脱気路132b内を流動し始める。
具体的に、ノズル132の長手方向の全面に亘って脱気用接続路132xに流入したレジスト液LBのうち、第1脱気路132b1の一端側に近いレジスト液LBが他端側に近いレジスト液LBよりも先に第1脱気路132b1に到達し、第1脱気路132b1の一端側から他端側に第1脱気路132b1内を流動し始める。
また、第2脱気路132b2の他端側に近いレジスト液LBが一端側に近いレジスト液LBよりも先に第2脱気路132b2に到達し、第2脱気路132b2の他端側から一端側に第2脱気路132b2内を流動し始める。
すなわち、脱気路132b内のレジスト液LBは、脱気路132bにおいて、流路132aと脱気路132bとの離間距離が最も短い位置を起点として、当該離間距離が増加する方向に向けて流動する。
本実施形態では、第1脱気路132b1及び第2脱気路132b2がノズル132の長手方向において対称な形状を有しているため、脱気路132b内に対するレジスト液LBの流動をノズル本体132Aの長手方向の両側で生じさせることができる。つまり、第1実施形態のノズル32よりも、脱気路132b内に対するレジスト液LBの流動量を増やすことができる。
次いで、図13(c)に示すように、ノズル132においては流路132aと脱気路132bとの離間距離が両端側から中央側に漸増しているため、脱気用接続路132xに流入したレジスト液LBは、両端側から中央側に向けて徐々に脱気路132bに到達することになる。その際、第1脱気路132b1においては既に一端側から他端側に向けてレジスト液LBの流れが形成されているため、段階的に第1脱気路132b1に到達したレジスト液LBも該第1脱気路132b1内に形成されているレジスト液LBの流れに押し流される。なお、第2脱気路132b2内においても、同様のレジスト液LBの流れが生じている。
レジスト液LBは、このように脱気路132b内を流動し、配管111を介して外部に排出される。
一方、流路132a内にレジスト液Lを供給するポンプが、流路132a内のレジスト液Lを加圧し、この加圧によってレジスト液Lが吐出用接続路132yに押し出される。吐出用接続路132yに押し出されたレジスト液LAは、鋭角部91により切り出されることで上述のずりが与えられない状態で吐出口320から吐出される。したがって、本実施形態においても、レジスト液LAのチキソトロピー性を考慮せずに、ムラの発生を抑えた塗布を行うことができる。
上述のようにレジスト液Lに含まれる気泡は、脱気用接続路132xに押し出されるレジスト液LBと共に、脱気路132bを介して外部に排出されるため、吐出口320からは、好適に気泡が除かれたレジスト液LAを吐出する。
ノズル132においては、流路132aと第1脱気路132b1及び第2脱気路132b2とがそれぞれ直線状に形成されているため、以上のようなレジスト液L,LA,LBの流動が滞りなく円滑に行われる。
以上のような構成のノズル132によれば、流路132a内を流動するレジスト液に含まれる気泡を効果的に除去することができる。また、上記実施形態と同様、塗布時にレジスト液にずりを与えないため、レジスト液のチキソトロピー性を考慮する必要が無くなる。よって、塗布時において、レジスト液の粘度調整を容易に行うことができる。
また、上記ノズル132を備えた塗布装置によれば、スジムラの発生を抑え、高品質のレジスト膜を形成することができる。
(変形例)
また、上記第1実施形態においては、ノズル32を有する塗布装置として、ノズル32の位置を固定させ搬送機23aによって基板Sを搬送させることで、吐出口320と基板Sの上面との相対位置を変更しながらレジスト液の塗布を行う塗布装置1Aを用いることとしたが、ノズル32を適用可能な塗布装置の構成は、これに限らない。
例えば、基板Sの位置を固定させ、ノズル32を搬送させることにより、吐出口320と基板Sの上面との相対位置を変更する塗布装置に、本実施形態のノズル32を適用することとしてもよい。
図14、15は、変形例に係る塗布装置1Bを示す説明図である。図14は、塗布装置1Bの平面図であり、図15は、塗布装置1Bの側面図である。塗布装置1Bは、基板搬送部5と、塗布部6と、を主要な構成要素としている。
図14、15においては、図1〜13とは異なるXYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。基板搬送部5により設定される基板Sの搬送方向をX方向と表記する。平面視でX方向に直交する方向をY方向と表記する。X方向軸及びY方向軸を含む平面に垂直な方向をZ方向と表記する。なお、X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向と同方向が+方向、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとする。
図14、15に示すように、基板搬送部5は、複数のローラー51と、処理ステージ52と、を有している。
複数のローラー51は、X方向に二列に配置されている。各列に配置されるローラー51は、それぞれ基板Sの+Y側端辺及び−Y側端辺を支持する。基板Sを支持した状態で各ローラー51をY軸周りに時計回り又は反時計回りに回転させることにより、各ローラー51によって支持される基板SがX方向(+X方向又は−X方向)に搬送される。
処理ステージ52は、複数のローラー51で形成するローラーの列の途中に設けられている。処理ステージ52では、塗布処理の対象となる基板Sが載置され、レジスト液の塗布が行われる。処理ステージ52の+Z側の面は、基板Sを載置する基板載置面となっている。当該基板載置面は、XY平面に平行に形成されている。処理ステージ52は、例えばステンレスなどを用いて形成されている。
塗布部6は、固定子60と、ノズル32を保持する可動子61と、支持フレーム69と、を有している。可動子61は、固定子60に沿って移動可能である。
固定子60は、処理ステージ52と平面的に重なり、処理ステージ52をY方向に跨ってY方向に延在されており、両端が一対の支持フレーム69で支持されている。一対の支持フレーム69は、平面視で処理ステージ52を挟む位置に配置されており、固定子60の両端を支持している。このような固定子60は、可動子61が移動する際のレールとして機能する。
可動子61は、固定子60の延在方向(Y方向)に沿って一対の支持フレーム69の間をY方向に移動可能である。そのため、可動子61に保持されるノズル32は、処理ステージ52をY方向に跨いで移動する。
可動子61は、ノズル支持部材611及び昇降部612を有する。ノズル支持部材611は、+Z方向側から固定子60に被さるように形成され、固定子60の下側(固定子60に対して−Z方向側)においてノズル32を保持する保持部611aを有している。ノズル32は、例えば治具329に取り付けられ、治具329を介して保持部611aに保持される。
また、ノズル支持部材611は、昇降部612によりZ方向に移動する。これにより、ノズル32の吐出口の位置をZ方向で変更可能となっている。
なお、可動子61は、ノズル支持部材611をY方向及びZ方向に移動させる不図示の駆動源を有している。
メンテナンス部7は、ノズル32のメンテナンスを行う部分である。メンテナンス部7は、ノズル待機部71及びノズル管理部72を有している。
ノズル待機部71は、ノズル32の吐出口近傍(ノズル先端)が乾燥しないようにノズル先端をディップさせる不図示のディップ部と、ノズル32を交換する場合やノズル32に供給する液状体を交換する場合にノズル32内に保持された液状体を排出する不図示の排出部とを有している。
ノズル管理部72は、ノズル先端及びその近傍を洗浄したり、ノズル32の吐出口から予備的に吐出したりすることで、ノズルのコンディションを整える部分である。ノズル管理部72は、ノズル32の吐出口を払拭する払拭部72aと、当該払拭部72aをX方向に案内するガイドレール72bと、を有している。払拭部72aは、ノズル先端に接触した状態で、不図示の駆動源などによりX方向に移動することで、ノズル先端を払拭する。
また、ノズル管理部72には、ノズル32から排出された液状体や、ノズル32の洗浄に用いられた洗浄液などを収容する廃液収容部72cが設けられている。
このような構成の塗布装置1Bにおいては、基板搬送部5によって処理ステージ52に搬送された基板Sを処理ステージ52上で固定し、塗布部6の可動子61をY方向に移動させる。処理ステージ52においては、ノズル32の吐出口と基板Sの上面との相対位置を変更しながら、ノズル32からレジスト液を吐出させることで、基板S上にレジスト液が塗布され、基板Sの所定の領域にレジスト膜が形成される。
以上のような構成の塗布装置1Bによっても、上述のようなノズル32或いはノズル132を有することで、スジムラの発生を抑え、高品質のレジスト膜を形成可能な塗布装置とすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
1…塗布装置、2…基板搬送部、3…塗布部、S…基板、32,132…ノズル、32A,132A…ノズル本体、32a,132a…流路、32b,132b…脱気路、32o,132o…流路の内壁における最も低い位置、32m,132m…第2接続路と流路との接続位置、32n,132n…第1接続路と流路との接続位置、32x,132x…脱気用接続路(第2接続路)、32y,132y…吐出用接続路(第1接続路)、90,91…鋭角部、320…吐出口。

Claims (12)

  1. 長尺のノズル本体と、
    前記ノズル本体の内部において前記ノズル本体の長手方向に沿って形成され、塗布液を流通させる流路と、
    前記ノズル本体において、前記長手方向に沿って前記流路の下方に形成され、前記流路と接続して前記塗布液を吐出する吐出口と、
    前記ノズル本体の内部において、前記長手方向に沿って前記流路の上方に形成され、前記長手方向で連続して前記流路と接続する脱気路と、
    前記ノズル本体の内部において、前記流路と前記吐出口との間で前記長手方向に沿って形成され、前記流路と前記吐出口とを接続する第1接続路と、
    前記ノズル本体の内部において鋭角状からなる部位であり、前記第1接続路と前記流路との接続部分に位置する鋭角部と、を備え、
    前記流路と前記脱気路との離間距離は、前記長手方向において変化しており、
    前記鋭角部は、前記流路内の塗布液を切り出しながら前記第1接続路側へと供給するノズル。
  2. 前記流路は、前記流路の内壁における最も低い位置が、前記第1接続路と前記流路との接続位置よりも低くなるように形成されている請求項1に記載のノズル。
  3. 前記ノズル本体の内部において、前記流路と前記脱気路との間で前記長手方向に沿って形成され、前記流路と前記脱気路とを接続する第2接続路をさらに有し、
    前記流路は、前記流路の内壁における最も高い位置が、前記第2接続路と前記流路との接続位置となるように形成されている請求項1又は2に記載のノズル。
  4. 前記流路と前記脱気路との離間距離は、前記長手方向における前記ノズル本体の一端側よりも、前記長手方向における前記ノズル本体の他端側の方が大きい請求項1から3のいずれか1項に記載のノズル。
  5. 前記離間距離が、前記一端側から前記他端側に漸増する請求項4に記載のノズル。
  6. 前記流路と前記脱気路との離間距離は、前記長手方向における前記ノズル本体の中央部よりも、前記長手方向における前記ノズル本体の両端側の方が小さい請求項1から3のいずれか1項に記載のノズル。
  7. 前記流路は、前記塗布液が供給される供給口を有し、
    前記供給口は、前記長手方向における前記ノズル本体の中央部に位置する請求項6に記載のノズル。
  8. 前記離間距離が、前記両端側から前記中央部に向かって漸増する請求項6又は7に記載のノズル。
  9. 前記脱気路は、外部に接続される排出口を有し、
    前記排出口は、前記長手方向における前記ノズル本体の中央部に位置する請求項6から8のいずれか1項に記載のノズル。
  10. 前記脱気路は、前記中央部を基準とした場合、前記長手方向において対称な形状を有する請求項6から9のいずれか1項に記載のノズル。
  11. 前記流路が直線状に形成されている請求項1から10のいずれか1項に記載のノズル。
  12. 基板を搬送する基板搬送部と、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のノズルを有し、搬送される前記基板に前記ノズルから塗布液を塗布する塗布部と、を備える塗布装置。
JP2015162814A 2015-08-20 2015-08-20 ノズルおよび塗布装置 Expired - Fee Related JP6564648B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015162814A JP6564648B2 (ja) 2015-08-20 2015-08-20 ノズルおよび塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015162814A JP6564648B2 (ja) 2015-08-20 2015-08-20 ノズルおよび塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017041548A JP2017041548A (ja) 2017-02-23
JP6564648B2 true JP6564648B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=58203176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015162814A Expired - Fee Related JP6564648B2 (ja) 2015-08-20 2015-08-20 ノズルおよび塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6564648B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107433233A (zh) * 2017-08-18 2017-12-05 武汉华星光电技术有限公司 一种显影装置及其喷嘴
JP7316717B2 (ja) * 2019-05-14 2023-07-28 Aiメカテック株式会社 シム、ノズルおよび塗布装置
CN114618747A (zh) * 2020-12-10 2022-06-14 显示器生产服务株式会社 流体喷射装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239436A (ja) * 2001-02-15 2002-08-27 Toray Ind Inc 塗布装置
JP2005349280A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd スリットノズル
JP4715144B2 (ja) * 2004-09-22 2011-07-06 凸版印刷株式会社 スリットノズルの塗布システム
JP4835003B2 (ja) * 2005-02-07 2011-12-14 凸版印刷株式会社 スリットノズル及びスリットノズルの気泡排出方法並びに塗布装置
JP5202838B2 (ja) * 2006-12-12 2013-06-05 東京応化工業株式会社 スリットノズル
JP5463929B2 (ja) * 2010-01-20 2014-04-09 Dic株式会社 塗工用ダイ及び塗工方法
JP2013243262A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Tokyo Electron Ltd 塗布方法、塗布装置、及びコンピュータ可読記憶媒体
JP6196916B2 (ja) * 2014-02-25 2017-09-13 東京応化工業株式会社 ノズルおよび塗布装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017041548A (ja) 2017-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6196916B2 (ja) ノズルおよび塗布装置
JP6564648B2 (ja) ノズルおよび塗布装置
JP6986934B2 (ja) ノズルおよび塗布装置
TW201720670A (zh) 印刷版、印刷裝置、基材及基材之製造方法
JP4942589B2 (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP2013165137A (ja) 拭き取りパッド及びこのパッドを用いたノズルメンテナンス装置並びに塗布処理装置
JP5301120B2 (ja) 洗浄装置、洗浄方法、予備吐出装置、及び塗布装置
JP2009018917A (ja) 塗布装置、基板の受け渡し方法及び塗布方法
KR101034163B1 (ko) 도포 장치 및 도포 방법
JP5303125B2 (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP5550882B2 (ja) 塗布装置
JP4982292B2 (ja) 塗布装置及び塗布方法
KR101631414B1 (ko) 도포 장치
JP5518284B2 (ja) ノズル洗浄装置、ノズル洗浄方法、塗布装置及び塗布方法
JP5337357B2 (ja) 塗布装置
JP5244445B2 (ja) 塗布装置
TWI481540B (zh) 塗佈裝置及塗佈方法
JP7316717B2 (ja) シム、ノズルおよび塗布装置
JP2014229724A (ja) プリント基板用作業装置
US20160346948A1 (en) Clamping system and substrate-cutting apparatus employing the same
JP6286239B2 (ja) 塗布装置、基板処理装置、塗布方法及び基板処理方法
JP2009267023A (ja) 塗布装置
JP5355881B2 (ja) 塗布装置
KR20160027393A (ko) 개선된 부상 방식의 기판 코팅 장치, 코팅 시스템, 및 코팅 방법
JP6043123B2 (ja) 非接触支持装置及び塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6564648

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees