JP2020044522A - スリットノズルおよび基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリットノズルの吐出口の両端部において開口寸法の調整可能範囲を広げて膜厚の均一性を高める。【解決手段】吐出口の長手方向に延設される第1本体部と、第1本体部と対向するように配置されて吐出口を形成する第2本体部と、長手方向における第2本体部の中央領域で第2本体部の先端部を第1本体部に対して変位させて吐出口の中央領域での開口寸法を調整する中央調整機構と、長手方向における第2本体部の両端領域で第2本体部の先端部を第1本体部に対して変位させて吐出口の両端領域での開口寸法を調整する両端調整機構とを備え、両端調整機構により第2本体部の先端部を変位させる変位能力が中央調整機構により第2本体部の先端部を変位させる変位能力よりも高くなっている。【選択図】図2

Description

この発明は、先端部にスリット状の吐出口を有するスリットノズルおよび当該スリットノズルを用いて基板に処理液を供給する基板処理装置に関するものである。なお、上記基板には、半導体基板、フォトマスク用基板、液晶表示用基板、有機EL表示用基板、プラズマ表示用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置などの電子部品等の製造工程では、基板の表面に処理液を供給し、当該処理液を基板に塗布する基板処理装置が用いられている。基板処理装置は、基板を浮上させた状態で当該基板を搬送しながら処理液をスリットノズルに送給してスリットノズルの吐出口から基板の表面に吐出して基板のほぼ全体に処理液を塗布する。また、別の基板処理装置は、ステージ上で基板を吸着保持しながら、ポンプから送給されてくる処理液をスリットノズルの吐出口から基板の表面に向けて吐出した状態で基板に対して相対移動させて基板のほぼ全体に処理液を塗布する。
近年製品の高品質化に伴って、基板処理装置により塗布される処理液の膜厚の均一性を高めることが重要となっている。そこで、特許文献1に記載の装置では、スリットノズルの吐出口の開口寸法(スリットノズルの相対移動方向における吐出口の開口幅)を調整する調整手段を設け、スリットノズルの長手方向全体に渡って吐出口の開口寸法を調整している。
特許第4522726号
ところで、塗布膜厚が厚い場合や処理液の粘度が低い場合は、塗布後の搬送による液流れの影響が大きく、特に吐出口の長手方向における端部では当該影響を強く受けやすい。また、処理液のはじきによる液寄りについても、長手方向の端部で発生しやすい。したがって、長手方向における吐出口の開口寸法を同一に設定した場合、長手方向において塗布膜の膜厚が中央領域と両端領域において相違し、膜厚が不均一になってしまう。
これに対応するために、長手方向のうち吐出口の両端部における開口寸法の調整可能範囲を広げることが有効な対応策の一つである。しかしながら、特許文献1に記載の装置は長手方向全体に渡って吐出口の開口寸法を均一化することを主目的としており、上記対応策を採用することが難しい。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、吐出口の両端部において開口寸法の調整可能範囲を広げて膜厚の均一性を高めることができるスリットノズルおよび当該スリットノズルを用いて良好な処理液の膜を基板に形成することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、先端部にスリット状の吐出口を有するスリットノズルであって、吐出口の長手方向に延設される第1本体部と、第1本体部と対向するように配置されて吐出口を形成する第2本体部と、長手方向における第2本体部の中央領域で第2本体部の先端部を第1本体部に対して変位させて吐出口の中央領域での開口寸法を調整する中央調整機構と、長手方向における第2本体部の両端領域で第2本体部の先端部を第1本体部に対して変位させて吐出口の両端領域での開口寸法を調整する両端調整機構とを備え、両端調整機構により第2本体部の先端部を変位させる変位能力が中央調整機構により第2本体部の先端部を変位させる変位能力よりも高いことを特徴としている。
また、本発明の他の態様は、基板処理装置であって、先端部にスリット状の吐出口を有するスリットノズルと、基板の表面を吐出口と対向させながら吐出口の長手方向と直交する方向に基板を相対的に移動させる移動機構と、スリットノズルに処理液を供給して吐出口から処理液を基板の表面に向けて吐出させる処理液供給機構とを備え、スリットノズルは、長手方向に延設される第1本体部と、第1本体部と対向するように配置されて吐出口を形成する第2本体部と、長手方向における第2本体部の中央領域で第2本体部の先端部を第1本体部に対して変位させて吐出口の中央領域での開口寸法を調整する中央調整機構と、長手方向における第2本体部の両端領域で第2本体部の先端部を第1本体部に対して変位させて吐出口の両端領域での開口寸法を調整する両端調整機構とを備え、両端調整機構により第2本体部の先端部を変位させる変位能力が中央調整機構により第2本体部の先端部を変位させる変位能力よりも高いことを特徴としている。
このように構成された発明では、吐出口の開口寸法を調整する機構として中央調整機構と両端調整機構とが設けられ、しかも第2本体部の先端部を変位させる変位能力を中央調整機構と両端調整機構とで相違させている。より具体的には、両端調整機構による変位能力が中央調整機構による変位能力よりも高くなっており、長手方向のうち吐出口の両端部における開口寸法の調整可能範囲が吐出口の中央領域よりも広がっている。このため、液流れの影響や処理液のはじきによる液寄りなどを考慮して吐出口の両端部における開口寸法を中央領域よりも広範囲に調整することが可能となっている。
以上のように、本発明によれば、両端調整機構により第2本体部の先端部を変位させる変位能力が中央調整機構により第2本体部の先端部を変位させる変位能力よりも高めているため、吐出口の両端部において開口寸法の調整可能範囲が広がり、膜厚の均一性を高めることができる。
本発明に係る基板処理装置の一実施形態である塗布装置の全体構成を模式的に示す図である。 図1の塗布装置で使用されるスリットノズルの第1実施形態の主要構成を模式的に示す分解組立図である。 図2に示すスリットノズルの正面図である。 第1本体部と第2本体部とが締結された状態のスリットノズルのXZ平面における断面図である。 本発明に係るスリットノズルの第2実施形態の主要構成を模式的に示す分解組立図である。 図5に示すスリットノズルの正面図である。 本発明に係るスリットノズルの第2実施形態の主要構成を模式的に示す分解組立図である。 図7に示すスリットノズルの正面図である。
図1は本発明に係る基板処理装置の一実施形態である塗布装置の全体構成を模式的に示す図である。この塗布装置1は、図1の左手側から右手側に向けて水平姿勢で搬送される基板Sの表面Sfに塗布液を塗布するスリットコータである。なお、以下の各図において装置各部の配置関係を明確にするために、基板Sの搬送方向を「X方向」とし、図1の左手側から右手側に向かう水平方向を「+X方向」と称し、逆方向を「−X方向」と称する。また、X方向と直交する水平方向Yのうち、装置の正面側を「−Y方向」と称するとともに、装置の背面側を「+Y方向」と称する。さらに、鉛直方向Zにおける上方向および下方向をそれぞれ「+Z方向」および「−Z方向」と称する。
まず図1を用いてこの塗布装置1の構成および動作の概要を説明し、その後で本発明の技術的特徴を備えるスリットノズルの詳細な構造および開口寸法の調整動作について説明する。塗布装置1では、基板Sの搬送方向Dt、つまり(+X方向)に沿って、入力コンベア100、入力移載部2、浮上ステージ部3、出力移載部4、出力コンベア110がこの順に近接して配置されており、以下に詳述するように、これらにより略水平方向に延びる基板Sの搬送経路が形成されている。
処理対象である基板Sは図1の左手側から入力コンベア100に搬入される。入力コンベア100は、コロコンベア101と、これを回転駆動する回転駆動機構102とを備えており、コロコンベア101の回転により基板Sは水平姿勢で下流側、つまり(+X)方向に搬送される。入力移載部2は、コロコンベア21と、これを回転駆動する機能および昇降させる機能を有する回転・昇降駆動機構22とを備えている。コロコンベア21が回転することで、基板Sはさらに(+X)方向に搬送される。また、コロコンベア21が昇降することで基板Sの鉛直方向位置が変更される。このように構成された入力移載部2により、基板Sは入力コンベア100から浮上ステージ部3に移載される。
浮上ステージ部3は、基板の搬送方向Dtに沿って3分割された平板状のステージを備える。すなわち、浮上ステージ部3は入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33を備えており、これらの各ステージの表面は互いに同一平面の一部をなしている。入口浮上ステージ31および出口浮上ステージ33のそれぞれの表面には浮上制御機構35から供給される圧縮空気を噴出する噴出孔がマトリクス状に多数設けられており、噴出される気流から付与される浮力により基板Sが浮上する。こうして基板Sの裏面Sbがステージ表面から離間した状態で水平姿勢に支持される。基板Sの裏面Sbとステージ表面との距離、つまり浮上量は、例えば10マイクロメートルないし500マイクロメートルとすることができる。
一方、塗布ステージ32の表面では、圧縮空気を噴出する噴出孔と、基板Sの裏面Sbとステージ表面との間の空気を吸引する吸引孔とが交互に配置されている。浮上制御機構35が噴出孔からの圧縮空気の噴出量と吸引孔からの吸引量とを制御することにより、基板Sの裏面Sbと塗布ステージ32の表面との距離が精密に制御される。これにより、塗布ステージ32の上方を通過する基板Sの表面Sfの鉛直方向位置が規定値に制御される。浮上ステージ部3の具体的構成としては、例えば特許第5346643号に記載のものを適用可能である。なお、塗布ステージ32での浮上量については後で詳述するセンサ61、62による検出結果に基づいて制御ユニット9により算出され、また気流制御によって高精度に調整可能となっている。
なお、入口浮上ステージ31には、図には現れていないリフトピンが配設されており、浮上ステージ部3にはこのリフトピンを昇降させるリフトピン駆動機構34が設けられている。
入力移載部2を介して浮上ステージ部3に搬入される基板Sは、コロコンベア21の回転により(+X)方向への推進力を付与されて、入口浮上ステージ31上に搬送される。入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33は基板Sを浮上状態に支持するが、基板Sを水平方向に移動させる機能を有していない。浮上ステージ部3における基板Sの搬送は、入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33の下方に配置された基板搬送部5により行われる。
基板搬送部5は、基板Sの下面周縁部に部分的に当接することで基板Sを下方から支持するチャック機構51と、チャック機構51上端の吸着部材に設けられた吸着パッド(図示省略)に負圧を与えて基板Sを吸着保持させる機能およびチャック機構51をX方向に往復走行させる機能を有する吸着・走行制御機構52とを備えている。チャック機構51が基板Sを保持した状態では、基板Sの裏面Sbは浮上ステージ部3の各ステージの表面よりも高い位置に位置している。したがって、基板Sは、チャック機構51により周縁部を吸着保持されつつ、浮上ステージ部3から付与される浮力により全体として水平姿勢を維持する。なお、チャック機構51により基板Sの裏面Sbを部分的に保持した段階で基板Sの表面の鉛直方向位置を検出するために板厚測定用のセンサ61がコロコンベア21の近傍に配置されている。このセンサ61の直下位置に基板Sを保持していない状態のチャック(図示省略)が位置することで、センサ61は吸着部材の表面、つまり吸着面の鉛直方向位置を検出可能となっている。
入力移載部2から浮上ステージ部3に搬入された基板Sをチャック機構51が保持し、この状態でチャック機構51が(+X)方向に移動することで、基板Sが入口浮上ステージ31の上方から塗布ステージ32の上方を経由して出口浮上ステージ33の上方へ搬送される。搬送された基板Sは、出口浮上ステージ33の(+X)側に配置された出力移載部4に受け渡される。
出力移載部4は、コロコンベア41と、これを回転駆動する機能および昇降させる機能を有する回転・昇降駆動機構42とを備えている。コロコンベア41が回転することで、基板Sに(+X)方向への推進力が付与され、基板Sは搬送方向Dtに沿ってさらに搬送される。また、コロコンベア41が昇降することで基板Sの鉛直方向位置が変更される。コロコンベア41の昇降により実現される作用については後述する。出力移載部4により、基板Sは出口浮上ステージ33の上方から出力コンベア110に移載される。
出力コンベア110は、コロコンベア111と、これを回転駆動する回転駆動機構112とを備えており、コロコンベア111の回転により基板Sはさらに(+X)方向に搬送され、最終的に塗布装置1外へと払い出される。なお、入力コンベア100および出力コンベア110は塗布装置1の構成の一部として設けられてもよいが、塗布装置1とは別体のものであってもよい。また例えば、塗布装置1の上流側に設けられる別ユニットの基板払い出し機構が入力コンベア100として用いられてもよい。また、塗布装置1の下流側に設けられる別ユニットの基板受け入れ機構が出力コンベア110として用いられてもよい。
このようにして搬送される基板Sの搬送経路上に、基板Sの表面Sfに塗布液を塗布するための塗布機構7が配置される。塗布機構7はスリットノズル71を有している。また、図示を省略するが、スリットノズル71には位置決め機構が接続されており、位置決め機構によりスリットノズル71は塗布ステージ32の上方の塗布位置(図1中で実線で示される位置)やメンテナンス位置に位置決めされる。さらに、スリットノズル71には、塗布液供給機構8が接続されており、塗布液供給機構8から塗布液が供給され、ノズル下部に下向きに開口する吐出口から塗布液が吐出される。なお、スリットノズル71については後で詳述する。
スリットノズル71には、図1に示すように、基板Sの浮上高さを非接触で検知するための浮上高さ検出センサ62が設置されている。この浮上高さ検出センサ62によって、浮上した基板Sと、塗布ステージ32のステージ面の表面との離間距離を測定することが可能であり、その検出値に伴って、制御ユニット9を介して、スリットノズル71が下降する位置を調整することができる。なお、浮上高さ検出センサ62としては、光学式センサや、超音波式センサなどを用いることができる。
スリットノズル71に対して所定のメンテナンスを行うために、図1に示すように、塗布機構7にはノズル洗浄待機ユニット72が設けられている。ノズル洗浄待機ユニット72は、主にローラ721、洗浄部722、ローラバット723などを有している。そして、スリットノズル71がメンテナンス位置に位置決めされた状態で、これらによってノズル洗浄および液だまり形成を行い、スリットノズル71の吐出口を次の塗布処理に適した状態に整える。
この他、塗布装置1には、装置各部の動作を制御するための制御ユニット9が設けられている。制御ユニット9は、所定のプログラムや各種レシピなどを記憶する記憶部、当該プログラムを実行することで装置各部に所定の動作を実行させるCPUなどの演算処理部、液晶パネルなどの表示部およびキーボードなどの入力部を有している。
次に、図2ないし図4を参照しつつスリットノズル71の構成および吐出口の開口寸法の調整方法などについて詳述する。
図2は図1の塗布装置で使用されるスリットノズルの第1実施形態の主要構成を模式的に示す分解組立図であり、図3は当該スリットノズルの正面図である。本実施形態に係るスリットノズル71は特許文献1に記載のスリットノズルと同様の調整機構を採用しているが、図2においては調整ネジ719、開き調整用ネジ穴群717、および閉じ調整用ネジ穴群718の図示を省略し、図3においては上記構成に加え固定ボルト715の図示も省略している。
スリットノズル71は、第1本体部711、第2本体部712、第1側板713および第2側板714を有している。第2本体部712には、複数の固定ボルト715を螺入するための第1ネジ穴群716aが設けられている。また、第2本体部712と対向するように配置される第1本体部711には、第1ネジ穴群716aと対向する位置に複数の固定ボルト715を螺入するための第2ネジ穴群716bが設けられている。この第1ネジ穴群716aおよび第2ネジ穴群716bは、共にX方向の略円筒状の穴として設けられ、詳細は図示しないが、その円筒内面には固定ボルト715と螺合するためのネジ山およびネジ溝が形成されている。それぞれ対向する第1ネジ穴群716aおよび第2ネジ穴群716bは、第1本体部711と第2本体部712とが対向して配置された状態では、1つのネジ穴を形成する。以下、この第1ネジ穴群716aおよび第2ネジ穴群716bによって形成されるネジ穴群を固定用ネジ穴群716と総称する。
また、第1本体部711のうち第2本体部712と対向する対向面では、図2に示すように、下方端部(−Z方向側の端部)に段差部711aが設けられている。一方、第2本体部712のうち第1本体部711と対向する対向面は切欠部を有さず、平坦面に仕上げられている。そして、第1本体部711と第2本体部712とは、対向面同士を密接した状態で固定ボルト715を固定用ネジ穴群716に螺入することによって相互に締結される。これによって、締結体が形成される。また、X方向における締結体の側面のうち-Y方向側の側面に第1側板713が密接されるとともに固定ボルト(図示省略)によって締結体と締結される。さらに、+Y方向側についても上記と同様に、第2側板714が密接されるとともに固定ボルト(図示省略)によって締結体と締結される。こうしてスリットノズル71が組み立てられ、ノズル内部では第1本体部711の段差部711aがマニホールド(図4中の符号711b)とランド(図4中の符号711c)とを形成し、ノズル先端部では段差部711aのY方向の寸法と同じ幅Wnを有する吐出口710が設けられている。
なお、本実施形態では、特許文献1に記載のスリットノズルと大きく相違して、X方向における第2本体部712の厚みが吐出口710の長手方向、つまりY方向における中央領域と両端領域とで異なっている。より具体的には、第2本体部712の−Y方向側の端部領域(以下「第1端部領域」という)712aでの厚みTaおよび+Y方向側の端部領域(以下「第2端部領域」という)712bでの厚み(図4中の符号Tb)は中央領域712cでの厚み(図4中の符号Tc)よりも薄くなるように、第2本体部712は仕上げられている。
図4は第1本体部と第2本体部とが締結された状態のスリットノズルのXZ平面における断面図であり、同図の(a)欄にはスリットノズル71の中央領域での断面構造が図示され、同図の(b)欄にはスリットノズル71の両端領域での断面構造が図示されている。既に説明したように、固定ボルト715が固定用ネジ穴群716に挿入されることにより、スリットノズル71の中央領域および両端領域のいずれにおいても、第1本体部711および第2本体部712が一体化されている。また、スリットノズル71はランド711cの下方開口によって、下端部に吐出口710が形成される。なお、本明細書では、吐出口710のうち第2本体部712の第1端部領域712a、第2端部領域712bおよび中央領域712cに対応する吐出口をそれぞれ「第1端部吐出口710a」、「第2端部吐出口710b」および「中央吐出口710c」と称する。また、第1端部吐出口710a、第2端部吐出口710bおよび中央吐出口710cの開口寸法をそれぞれ「開口寸法Da」、「開口寸法Db」および「開口寸法Dc」と称する。
さらに、図3において図示を省略していたが、第2本体部712および第1本体部711には、さらに調整用ネジ穴群717a,b,718a,bがX方向に伸びる穴として設けられている。このうち、調整用ネジ穴群717aと調整用ネジ穴群717bとはそれぞれ第2本体部712および第1本体部711の対向する位置に設けられている。したがって、第1本体部711と第2本体部712とが締結体を形成している状態において、調整用ネジ穴群717aおよび調整用ネジ穴群717bは、調整ネジ719を挿入するネジ穴(以下、「開き調整用ネジ穴群717」と称する)を構成する。同様に、調整用ネジ穴群718aと調整用ネジ穴群718bとはそれぞれ第2本体部712および第1本体部711の対向する位置に設けられ、調整ネジ719を挿入するネジ穴(以下、「閉じ調整用ネジ穴群718」と称する)を構成する。
以上のように構成されたスリットノズル71では、例えば図4の(a)欄に示すように中央領域712cに設けられた開き調整用ネジ穴群717aを介して調整ネジ719を螺入することによって開口寸法Dcを広げることができる。逆に、中央領域712cに設けられた閉じ調整用ネジ穴群718を介して調整ネジ719を螺入することによって開口寸法Dcを狭めることができる。このように中央領域712cに螺入される調整ネジ719が中央吐出口710cの開口寸法Dcを調整する中央調整機構として機能する。つまり、中央調整機構において調整ネジ719の螺入量を調整することで中央領域712cでの第2本体部712の先端部の変位量が調整されて開口寸法Dcを制御することが可能となっている。
なお、同図に示すように、中央領域712cに対して2本の調整ネジ719が第2本体部712の先端部から後端部に向かう方向、つまり高さ方向Zに並べて螺入可能となっている。そして、実使用においては、同時に2本の調整ネジ719が螺入された状態で各調整ネジ719の螺入量が調整される。この点については、次に説明する第1端部領域712aおよび第2端部領域712bについても同様である。
また、例えば図4の(b)欄に示すように第1端部領域712a(第2端部領域712b)に設けられた開き調整用ネジ穴群717を介して調整ネジ719を螺入することによって開口寸法Da(Db)を広げることができる。逆に、第1端部領域712a(第2端部領域712b)に設けられた閉じ調整用ネジ穴群718を介して調整ネジ719を螺入することによって開口寸法Da(Db)を狭めることができる。このように、第1端部領域712aおよび第2端部領域712bに螺入される調整ネジ719が両端部(=第1端部吐出口710a+第2端部吐出口710b)の開口寸法Da、Dbを調整する両端調整機構として機能する。つまり、両端調整機構において調整ネジ719の螺入量を調整することで第1端部領域712aおよび第2端部領域712bでの第2本体部712の先端部の変位量が調整されて開口寸法Da、Dbを制御することが可能となっている。
しかも、本実施形態では、第1端部領域712aおよび第2端部領域712bが中央領域712cよりも薄く仕上げられている。したがって、第2本体部712の先端部を変位させる両端調整機構の変位能力は中央調整機構よりも高く、開口寸法Da、Dbの調整可能範囲が開口寸法Dcの調整可能範囲よりも広がっている。このため、液流れの影響や処理液のはじきによる液寄りなどを考慮して吐出口710の両端部(=第1端部吐出口710a、第2端部吐出口710b)における開口寸法Da、Dbを中央領域712cよりも広範囲に調整することが可能となっている。その結果、このような技術的特徴を有するスリットノズル71を用いて塗布液を塗布することで均一な膜厚を有する塗膜を基板Sの表面Sfに形成することができる。
以上のように上記実施形態では、塗布液が本発明の「処理液」の一例に相当している。また、Y方向が本発明の「吐出口の長手方向」に相当し、X方向が本発明の「吐出口の長手方向と直交する方向」および「吐出口の開口寸法方向」に相当している。また、吸着・走行制御機構52および塗布液供給機構8がそれぞれ本発明の「移動機構」および「処理液供給機構」の一例に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記第1実施形態では、第2本体部712の厚み制御によって第2本体部712の先端部を変位させる変位能力を中央領域と両端領域とで相違させているが、変位能力の変更設定手段はこれに限定されるものではない。例えば図5および図6に示すように、X方向における第2本体部712の厚みを一定としながらも、第1端部領域712aと中央領域712cとの境界に切込部712dを設けるとともに中央領域712cと第2端部領域712bとの境界に切込部712eを設けてもよい(第2実施形態)。これら切込部712d、712eによって第1端部領域712aおよび第2端部領域712bが中央領域712cから簡易的に分けられており、中央領域712cとの接続範囲が小さくなっている。このため、第1端部領域712aおよび第2端部領域712bに対応する第2本体部712の先端部は中央領域712cのそれに比べて変位し易い。その結果、開口寸法Da、Dbの調整可能範囲は開口寸法Dcの調整可能範囲よりも広がっており、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、変位能力の変更設定手段として、例えば図7および図8に示すように、第1端部領域712aおよび第2端部領域712bを中央領域712cから完全に分離してもよい(第3実施形態)。なお、図7において第1端部領域712a、第2端部領域712bおよび中央領域712cがより明瞭となるように、第1端部領域712aおよび第2端部領域712bにドットを付している。
このように第3実施形態では、第2本体部712の代わりに、第1端部対向部材712A、中央対向部材712Cおよび第2端部対向部材712Bをそれぞれ第1本体部711に対向して配置し、第1端部領域712a、中央領域712cおよび第2端部領域712bを形成している。このため、第1端部領域712aおよび第2端部領域712bに対応する第2本体部712の先端部は中央領域712cのそれから完全に分離しており、第2実施形態よりもさらに変位し易くなっている。その結果、開口寸法Da、Dbの調整可能範囲は開口寸法Dcの調整可能範囲よりも広がっており、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、上記実施形態では、特許文献1に記載のスリットノズルと同様の調整機構を採用しているが、これ以外の調整機構により吐出口の開口寸法を調整するスリットノズルに対しても本発明を適用することができる。
さらに、上記実施形態では、基板Sの表面Sfに塗布液を供給する塗布装置1に対して本発明を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、スリットノズルに処理液を送給することで当該スリットノズルから基板の表面に処理液を供給しながらスリットノズルに対して相対的に移動させて所定の処理を施す基板処理技術全般に適用可能である。
この発明は、先端部にスリット状の吐出口を有するスリットノズルおよび当該スリットノズルを用いて基板に処理液を供給する基板処理装置全般に適用可能である。
1…塗布装置(基板処理装置)
8…塗布液供給機構(処理液供給機構)
52…吸着・走行制御機構(移動機構)
71…スリットノズル
719…調整ネジ
710…吐出口
710a…第1端部吐出口
710b…第2端部吐出口
710c…中央吐出口
712A…第1端部対向部材
712B…第2端部対向部材
712C…中央対向部材
712a…第1端部領域
712b…第2端部領域
712c…中央領域
712d,712e…切込部
Da,Db,Dc…開口寸法
S…基板
X…搬送方向(開口寸法方向)
Y…水平方向(吐出口の長手方向)
Z…鉛直方向(高さ方向)

Claims (6)

  1. 先端部にスリット状の吐出口を有するスリットノズルであって、
    前記吐出口の長手方向に延設される第1本体部と、
    前記第1本体部と対向するように配置されて前記吐出口を形成する第2本体部と、
    前記長手方向における前記第2本体部の中央領域で前記第2本体部の先端部を前記第1本体部に対して変位させて前記吐出口の中央領域での開口寸法を調整する中央調整機構と、
    前記長手方向における前記第2本体部の両端領域で前記第2本体部の先端部を前記第1本体部に対して変位させて前記吐出口の両端領域での開口寸法を調整する両端調整機構とを備え、
    前記両端調整機構により前記第2本体部の先端部を変位させる変位能力が前記中央調整機構により前記第2本体部の先端部を変位させる変位能力よりも高いことを特徴とするスリットノズル。
  2. 請求項1に記載のスリットノズルであって、
    前記中央調整機構および前記両端調整機構はいずれも前記第2本体部に対する調整ネジの螺入量によって前記第2本体部の先端部の変位量を調整可能に設けられ、
    前記吐出口の開口寸法方向において、前記第2本体部の両端領域は前記第2本体部の中央領域よりも薄く仕上げられているスリットノズル。
  3. 請求項1に記載のスリットノズルであって、
    前記中央調整機構および前記両端調整機構はいずれも前記第2本体部に対する調整ネジの螺入量によって前記第2本体部の先端部の変位量を調整可能に設けられ、
    前記第2本体部では、前記両端領域と前記中央領域との境界に切り込みが設けられているスリットノズル。
  4. 請求項1に記載のスリットノズルであって、
    前記中央調整機構および前記両端調整機構はいずれも前記第2本体部に対する調整ネジの螺入量によって前記第2本体部の先端部の変位量を調整可能に設けられ、
    前記第2本体部は、前記長手方向における前記第1本体部の中央領域に対向するように配置される中央対向部材と、前記長手方向の一方側で前記中央対向部材に隣接しながら前記第1本体部の第1端部領域に対向するように配置される第1端部対向部材と、前記長手方向の他方側で前記中央対向部材に隣接しながら前記第1本体部の第2端部領域に対向するように配置される第2端部対向部材とを有し、
    前記第1端部対向部材、前記中央対向部材および前記第2端部対向部材は互いに分離して配置されているスリットノズル。
  5. 請求項2ないし4のいずれか一項に記載のスリットノズルであって、
    前記中央調整機構および前記両端調整機構はいずれも前記第2本体部の先端部から後端部に向かう高さ方向に沿って配列されて前記2本体部と前記第1本体部を締結する複数のネジを有し、前記複数のネジのうち少なくとも前記先端部側に位置するネジまたは前記後端部側に位置するネジが前記調整ネジとして機能するスリットノズル。
  6. 先端部にスリット状の吐出口を有するスリットノズルと、
    基板の表面を前記吐出口と対向させながら前記吐出口の長手方向と直交する方向に前記基板を相対的に移動させる移動機構と、
    前記スリットノズルに処理液を供給して前記吐出口から前記処理液を前記基板の表面に向けて吐出させる処理液供給機構とを備え、
    前記スリットノズルは、
    前記長手方向に延設される第1本体部と、
    前記第1本体部と対向するように配置されて前記吐出口を形成する第2本体部と、
    前記長手方向における前記第2本体部の中央領域で前記第2本体部の先端部を前記第1本体部に対して変位させて前記吐出口の中央領域での開口寸法を調整する中央調整機構と、
    前記長手方向における前記第2本体部の両端領域で前記第2本体部の先端部を前記第1本体部に対して変位させて前記吐出口の両端領域での開口寸法を調整する両端調整機構とを備え、
    前記両端調整機構により前記第2本体部の先端部を変位させる変位能力が前記中央調整機構により前記第2本体部の先端部を変位させる変位能力よりも高いことを特徴とする基板処理装置。
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