JPH08103711A - ダイコータ - Google Patents

ダイコータ

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JPH08103711A
JPH08103711A JP24001394A JP24001394A JPH08103711A JP H08103711 A JPH08103711 A JP H08103711A JP 24001394 A JP24001394 A JP 24001394A JP 24001394 A JP24001394 A JP 24001394A JP H08103711 A JPH08103711 A JP H08103711A
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JP
Japan
Prior art keywords
coating liquid
manifold
die coater
slot
space
Prior art date
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Pending
Application number
JP24001394A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yoshikawa
純一 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chugai Ro Co Ltd filed Critical Chugai Ro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 塗液供給部9、マニホールド部7およびスロ
ット部13を有するダイコータ1において、上記各部の
うち少なくともスロット部13を形成した第1部材2と
その他の部を形成した第2部材3とからなり、第1部材
2と第2部材3とをボルト5で一体構造としたことを特
徴とする。 【効果】 マニホールド部7内の圧力が上昇してもスロ
ット部13が広がることはない。このため、スロット部
13から吐出する塗液は常に安定して帯状材料22に塗
布される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、材料表面に塗液を塗布
するダイコータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続的に搬送される金属ストリッ
プ等の材料表面に塗液を塗布するダイコータとして図5
に示すものが知られている。このダイコータ100は、
第1(上)部材101と第2(下)部材102を複数の
ボルト103で連結して構成されており、第1(上)部
材101と第2(下)部材102の対向部でマニホール
ド部105およびスロット部109が形成される。
【0003】マニホールド部105に供給された塗液
は、スロット部109を通過してスロット部109の端
部110から吐出し、バックアップロール111部で帯
状材料113に塗布される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダイコータ
100では、スロット部109から吐出した塗液が帯状
材料113との間で安定したメニスカスを形成すること
が必須条件であり、そのため、上リップ部106と下リ
ップ部107の先端位置を高精度に位置合わせする必要
がある。
【0005】しかしながら、第1(上)部材101と第
2(下)部材102をノックピン等で位置決めを行っ
て、複数のボルト103で連結する構造では、第1
(上)部材101と第2(下)部材102の加工精度及
び組み立て精度に限界があることから、上リップ部10
6と下リップ部107の先端部にずれや歪みが発生す
る。これにより、スロット部109の端部110から吐
出した塗液は帯状材料113との間に安定したメニスカ
スを形成せず、塗布膜の厚みが変化するという問題点が
あった。
【0006】また、上リップ部106あるいは下リップ
部107に微小な損傷や摩耗が生じた場合、ダイコータ
100全体を取り替える必要があった。
【0007】さらに、マニホールド部105内部の圧力
が上昇すると、スロット部109の隙間が塗液の吐出圧
力で広がり、塗液の吐出状態が変化して安定したメニス
カスを形成せず、塗布膜の厚みが変化するという問題点
があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記問
題点を解決するためになされたもので、請求項1に係る
ダイコータでは、塗液供給部、マニホールド部およびス
ロット部を有するダイコータにおいて、上記各部のうち
少なくともスロット部を形成した第1部材とその他の部
を形成した第2部材とからなり、上記第1部材と第2部
材とを着脱自在な連結部材で一体構造としたことを特徴
としている。
【0009】また、請求項2に係るダイコータでは、上
記スロット部が多数の貫通孔からなることを特徴として
いる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1,2は本発明に係るダイコータ1
の第1実施例を示している。ダイコータ1は、第1部材
2と第2部材3とが着脱自在な連結部材である複数のボ
ルト5で一体化されたダイ本体6およびダイ本体6の端
面に取り付ける側板18,19とから構成される。
【0011】第1部材2にはマニホールド部7の一方部
を形成する空間7aおよびこの空間7aに連通する塗液
供給口部9と複数の貫通孔13aからなるスロット部1
3が形成され、上記塗液供給口部9には塗液供給装置1
0が接続され、マニホールド部7に塗液が供給されるよ
うになっている。また、上記貫通孔13aは、リップ部
12からマニホールド部7に向かうにつれてその径が段
階的に大きくなるように形成してあり、マニホールド部
7に供給された塗液が貫通孔13aを通過してリップ部
12から吐出する。
【0012】第2部材3には、マニホールド部7の他方
部を形成する空間7bが形成され、上記第1部材2の空
間7aとでマニホールド部7を構成する。なお、ダイ本
体6の両側部14,15には、シール部材16,17と
側板18,19がそれぞれ複数のボルト20で取り付け
られている。
【0013】ダイコータ1は、バックアップロール21
部で矢印x方向に搬送される帯状材料22とリップ部1
2との間隔が所定隙間をもって対向して配置される。そ
して、塗液が塗液供給装置10から塗液供給口部9に供
給されると、マニホールド部7内の塗液はスロット部
(貫通孔)13を通過してリップ部12から吐出して帯
状材料22に塗布される。なお、上記貫通孔13aは、
例えばその直径を約1.5mm、間隔を約4mmとして
あり、リップ部12の塗布幅方向に所定間隔をもって設
けてある。なお、貫通孔13aの径及び間隔は、帯状材
料22の塗布面に、すじ模様等のない良好な塗布面が得
られる範囲で適宜変更される。また、スロット部13を
形成する貫通孔13aの断面形状は円形状、長円形状あ
るいは楕円形状であってもよく、さらには、スロット部
13は従来のスリット状であってもよい。
【0014】以上のように、上記ダイコータ1では、第
1部材2の前部にリップ部12を形成し、第1部材2の
内部にこのリップ部12からマニホールド部7に連通す
るスロット部13(複数の貫通孔13a)を設けてあ
る。また、ダイコータ1を組み立てる際には、第1部材
2の後部が第2部材3との組み立て面となる。
【0015】したがって、リップ部12には組み立てに
よるずれ・歪みが発生することはない。また、マニホー
ルド部7内の圧力が上昇してもスロット部13(貫通孔
13a)が広がることはない。このため、スロット部1
3(貫通孔13a)から吐出する塗液は安定して帯状材
料22に塗布されるので、帯状材料22には均一な厚み
の美観に優れた塗布面が得られる。
【0016】また、上記マニホールド部7は、第1部材
2と第2部材3とにまたがって形成する必要は必ずしも
なく、例えば、図3に示すダイコータ31では、リップ
部35を形成した第1部材32にスロット部33のみを
形成し、第2部材34にマニホールド部37と塗液供給
口部39を形成して一体構造としてもよい。
【0017】さらに、図4に示すダイコータ41のよう
に、マニホールド部47、塗液供給口部49およびスロ
ット部の一部43bを第2部材43に形成し、リップ部
45を形成した第1部材42にスロット部の残部43a
を形成して一体構造としてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るダイコータでは、スロット部は前部にリップ部を
形成した第1部材に設けてあるので、組立て誤差が生じ
ることがなく、また、マニホールド部の圧力が上昇して
もスロット部の形状の変化がない。このため、スロット
部から吐出する塗液は常に安定して帯状材料に塗布され
る。また、スロット部を多数の貫通孔で形成すれば塗布
幅を調整する場合、貫通孔を閉塞するだけで塗布幅を調
整することができる。
【0019】さらに、第1部材が帯状材料と接触して損
傷した場合、第1部材のみを修理・交換すればよいの
で、ダイコータの修理・交換にかかる費用が安く済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例にかかるダイコータの断
面図である。
【図2】 図1の分解斜視図である。
【図3】 マニホールドを第2部材に設けたダイコータ
の断面図である。
【図4】 マニホールドを第2部材に設けたダイコータ
の断面図である。
【図5】 従来のダイコータの断面図である。
【符号の説明】
1…ダイコータ、2…第1部材、3…第2部材、6…ダ
イ本体、7…マニホールド部、9…塗液供給部、12…
リップ部、13…スロット部、13a…貫通孔、22…
帯状材料。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗液供給部、マニホールド部およびスロ
    ット部を有するダイコータにおいて、上記各部のうち少
    なくともスロット部を形成した第1部材とその他の部を
    形成した第2部材とからなり、上記第1部材と第2部材
    とを着脱自在な連結部材で一体構造としたことを特徴と
    するダイコータ。
  2. 【請求項2】 上記スロット部が多数の貫通孔からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のダイコータ。
JP24001394A 1994-10-04 1994-10-04 ダイコータ Pending JPH08103711A (ja)

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