JP2006181545A - スロットダイの磨耗防止システム、塗布方法、及びダイ磨耗防止部材 - Google Patents
スロットダイの磨耗防止システム、塗布方法、及びダイ磨耗防止部材 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 移動する基材(5)に接触して液状物質を押し出し基材上に塗膜(CF)を形成するスロットダイ(1)と、スロットダイの基材との接触部(3b)の磨耗を防止するためのダイ磨耗防止部材(8)とからなり、ダイ磨耗防止部材は、基材とスロットダイとの間で、基材の非塗布部(NCP)と接触するように配置されているスロットダイの磨耗防止システム。
【選択図】 図1
Description
また、このように損傷したダイリップを修理するためには、多くの費用及び時間がかかるという問題も生じる。
本発明は、このような問題を解決しようとするものである。
すなわち、移動する基材(5,105)に接触して液状物質を押し出し該基材上に塗膜(CF)を形成するスロットダイ(1,101,201)と、前記スロットダイの該基材との接触部(3b,103b)の磨耗を防止するためのダイ磨耗防止部材(8,108,208)とからなり、前記ダイ磨耗防止部材は、該基材と前記スロットダイとの間で、該基材の非塗布部(NCP)と接触するように配置されているスロットダイの磨耗防止システムとした。
磨耗防止システムは、該基材を前記スロットダイとの間で挟み、該基材を前記スロットダイに押圧しながら回転するバックアップロール(6)を有しているとよい。
磨耗防止システムは、該基材に張力を付与する少なくとも二つのガイドロール(106)を有しているとよく、該基材は、該張力により前記少なくとも二つのガイドロールの間で前記スロットダイに押圧されるようにしてもよい。
前記ダイ磨耗防止部材の該基材の移動方向を横切る方向の幅(W3)は、該非塗布部(NCP)の幅とほぼ等しいか又は該幅よりも大きいとよい。
該非塗布部(NCP)は、該基材の端縁から該基材の該移動方向を横切る該方向に所定幅(L)を有しているとよい。
前記ダイ磨耗防止部材の該基材の移動方向を横切る方向の幅(W3)は、該非塗布部(NCP)の幅とほぼ等しいか又は該幅よりも小さくてもよい。
前記ダイ磨耗防止部材は、前記スロットダイに着脱自在に取り付けられているとよい。
前記ダイ磨耗防止部材は、該基材の移動方向を横切る方向に移動可能であるとよい。
前記スロットダイは、前記ダイ磨耗防止部材の取り付け位置を設定するための目盛り板(10)が設けられているとよい。
前記ダイ磨耗防止部材は、薄板帯状の弾性体でなり、前記スロットダイの周りに巻きかけられ、前記薄板帯状の弾性体の端部同士を弾性部材(9,209)を介して緊結されて前記スロットダイに取り付けられているとよい。
前記スロットダイのボルトを避けるための当て金(230)をさらに有し、前記当て金を介して、前記スロットダイに前記ダイ磨耗防止部材が巻き付けられているとよい。
前記当て金は、前記ダイ磨耗防止部材の取り付け位置を設定するための目盛り板(210)が設けられているとよい。
前記ダイ磨耗防止部材は、薄い金属板と、前記薄い金属板の両端部に接続された弾性部材(9,209)とからなるとよい。
したがって、薄い塗膜に損傷を生じず、すなわち、薄い塗布膜にスジが生じることがない。また、スロットダイの寿命を長くすることができる。
本発明によるダイ磨耗保護バンドを使用することにより、とても簡単且つ効果的にダイリップの磨耗防止手段を達成することができる。
スロットダイ1は、第一ダイブロック2、第二ダイブロック3、及びシム4とからなる。基材としてのクラフト紙5は、バックアップロール6の矢印Aで示す方向の回転により、矢印Bで示す方向に搬送されている。第二ダイブロック3には、ダイリップ3aが設けられており、ダイリップ3aの先端部3bがバックアップロール6上のクラフト紙5に当接する。防湿コーティング剤は、スロットダイ1の押出出口7から押し出されてクラフト紙5の塗布部CP上に薄い塗膜CFを形成する。押出出口7は、第一ダイブロック2の面(不図示)、第二ダイブロック3の面(不図示)、及びシム4の開放部分(不図示)により画成されている。
したがって、薄い塗膜CFに損傷を生じず、すなわち、薄い塗膜CFにスジが生じることがない。また、スロットダイ1の寿命を長くすることができる。
本発明によるダイ磨耗保護バンド8を使用することにより、とても簡単且つ効果的にダイリップ3aの磨耗防止手段を達成することができる。
上記実施例においては、ダイ磨耗保護バンドが弾性部材によりスロットダイに締め付けられていたが、本発明はこれに限定するものではなく、ダイ磨耗保護バンドが基材の非塗布部に対向して配置できれば固定部材で固定しても良い。
3a,103a ダイリップ
3b,103b 先端部
5,105 クラフト紙
6 バックアップロール
106 ガイドロール
8,108,208 ダイ磨耗保護バンド
9,209 ばね部材
10,210 目盛り板
230 当て金
CF 塗膜
NCP 非塗布部
W3 ダイ磨耗保護バンドの幅
L 非塗布部の幅
Claims (15)
- 移動する基材(5,105)に接触して液状物質を押し出し該基材上に塗膜(CF)を形成するスロットダイ(1,101,201)と、
前記スロットダイの該基材との接触部(3b,103b)の磨耗を防止するためのダイ磨耗防止部材(8,108,208)とからなり、
前記ダイ磨耗防止部材は、該基材と前記スロットダイとの間で、該基材の非塗布部(NCP)と接触するように配置されていることを特徴とするスロットダイの磨耗防止システム。 - 該基材を前記スロットダイとの間で挟み、該基材を前記スロットダイに押圧しながら回転するバックアップロール(6)をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の磨耗防止システム。
- 該基材に張力を付与する少なくとも二つのガイドロール(106)をさらに有し、該基材は、該張力により前記少なくとも二つのガイドロールの間で前記スロットダイに押圧されていることを特徴とする請求項1に記載の磨耗防止システム。
- 前記ダイ磨耗防止部材の該基材の移動方向を横切る方向の幅(W3)は、該非塗布部(NCP)の幅とほぼ等しいか又は該幅よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3に記載の磨耗防止システム。
- 該非塗布部(NCP)は、該基材の端縁から該基材の該移動方向を横切る該方向に所定幅(L)を有することを特徴とする請求項4に記載の磨耗防止システム。
- 前記ダイ磨耗防止部材の該基材の移動方向を横切る方向の幅(W3)は、該非塗布部(NCP)の幅とほぼ等しいか又は該幅よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3に記載の磨耗防止システム。
- 前記ダイ磨耗防止部材は、前記スロットダイに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至6に記載の磨耗防止システム。
- 前記ダイ磨耗防止部材は、該基材の移動方向を横切る方向に移動可能であることを特徴とする請求項1乃至7に記載の磨耗防止システム。
- 前記スロットダイは、前記ダイ磨耗防止部材の取り付け位置を設定するための目盛り板(10)が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の磨耗防止システム。
- 前記ダイ磨耗防止部材は、薄板帯状の弾性体でなり、前記スロットダイの周りに巻きかけられ、前記薄板帯状の弾性体の端部同士を弾性部材(9,209)を介して緊結されて前記スロットダイに取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至9に記載の磨耗防止システム。
- 前記スロットダイのボルトを避けるための当て金(230)をさらに有し、前記当て金を介して、前記スロットダイに前記ダイ磨耗防止部材が巻き付けられていることを特徴とする請求項1乃至10に記載の磨耗防止システム。
- 前記当て金は、前記ダイ磨耗防止部材の取り付け位置を設定するための目盛り板(210)が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の磨耗防止システム。
- 基材(5,105)をスロットダイ(1,101,201)に接触させながら移動させることと、
該スロットダイから液状物質を押し出し、該基材上に塗膜(CF)を形成することと、
該基材と該スロットダイとの間で該基材の非塗布部(NCP)と接触するようにダイ磨耗防止部材(8,108,208)を配置し、該スロットダイの該基材との接触部(3b,103b)の磨耗を防止することとからなることを特徴とするスロットダイによる液状物質の塗布方法。 - 移動する基材(5,105)に接触して液状物質を押し出し該基材上に塗膜(CF)を形成するスロットダイ(1,101,201)の該基材との接触部(3b,103b)の磨耗を防止するために、該基材と該スロットダイとの間で、該基材の非塗布部(NCP)と接触するように該スロットダイに着脱可能なことを特徴とするダイ磨耗防止部材(8,108,208)。
- 前記ダイ磨耗防止部材は、薄い金属板と、前記薄い金属板の両端部に接続された弾性部材(9,209)とからなることを特徴とする請求項14に記載のダイ磨耗防止部材。
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JP2004380809A JP2006181545A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | スロットダイの磨耗防止システム、塗布方法、及びダイ磨耗防止部材 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009291737A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Hitachi Maxell Ltd | ダイ塗布方法 |
JP2014122086A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Pfu Ltd | 原稿の搬送装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08103711A (ja) * | 1994-10-04 | 1996-04-23 | Chugai Ro Co Ltd | ダイコータ |
JP2002200451A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-07-16 | Toppan Printing Co Ltd | 塗布装置 |
JP2004223391A (ja) * | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 塗布装置及びそれを用いる塗布方法 |
-
2004
- 2004-12-28 JP JP2004380809A patent/JP2006181545A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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