JP3010256B2 - 塗工液供給装置 - Google Patents
塗工液供給装置Info
- Publication number
- JP3010256B2 JP3010256B2 JP8296136A JP29613696A JP3010256B2 JP 3010256 B2 JP3010256 B2 JP 3010256B2 JP 8296136 A JP8296136 A JP 8296136A JP 29613696 A JP29613696 A JP 29613696A JP 3010256 B2 JP3010256 B2 JP 3010256B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating liquid
- seal plate
- supply device
- liquid supply
- doctor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
外周面に凹設された多数のセル内に、塗工液を供給する
塗工液供給装置に関するものである。
断面した側面図に示すように、グラビアロール2の外側
に配置され、グラビアロール2に向かつて矢符A方向へ
進退するようになつている。塗工液供給装置1は、グラ
ビアロール2の長手方向に延設した基部3と、対峙する
ように基部3に片持ち状態で取り付けた二枚の弾性のド
クターブレード4,4と、二枚のドクターブレード4,
4の間の両端寄りの夫々に、基部3に片持ち状態で取り
付けた弾性の各シール板5とを備え、これらドクターブ
レード4,4と両側のシール板5,5と基部3の凹部3
aとで囲まれる液溜空間Sを形成してある。ドクターブ
レード4,4は、ブレード固定側間隔W1よりブレード
自由端側間隔W2の方が狭くなるように配置してある。
各シール板5は、二枚のドクターブレード4,4に対し
て直角に交叉して両側面5a,5aが接触するように配
置してある(図7参照)。
るグラビアロール2の外周面に、基部3の供給口3bか
ら液溜空間Sに供給した塗工液を接触させると共に、グ
ラビアロール2の外周面に付着した余分な塗工液をドク
ターブレード4で掻き取つてグラビアロール2のセル2
a,2a…に塗工液を浸入させる。回転するグラビアロ
ール2は、バツキングロール6で保持されて走行するウ
エブDに、セル2a,2a…の塗工液を転写する。
装置1は、図8の拡大図に示す如く、グラビアロール2
の外周面に付着した余分な塗工液の掻き取りを確実に行
うために、基部3を矢符C方向へ押圧し、グラビアロー
ル2の外周面にドクターブレード4の掻取先端4aを圧
接させて使用する。
接により図中二点鎖線で示すように弾性変形して撓み、
直角に交叉するシール板5の側面5aとの間に大きな隙
間Gを生じ、この隙間Gから塗工液を多量に漏洩させ
る。この塗工液の多量の漏洩は、塗工液供給装置1を汚
染するため、円滑な塗工を阻害して塗工製品の欠陥を招
くと共に作業環境を悪化させる原因となる。
めに、塗工液の漏洩を抑制できる塗工液供給装置の提供
を目的とする。
要旨は、対峙するように基部に片持ち状態で取り付けた
二枚の弾性のドクターブレードが、ブレード固定側間隔
よりブレード自由端側間隔の方が狭くなるように配置さ
れ、二枚のドクターブレードの間の両端寄りの夫々に、
基部に片持ち状態で取り付けた弾性の各シール板が、二
枚のドクターブレードに接するように配置され、これら
ドクターブレードとシール板と基部とで囲まれる液溜空
間を形成した塗工液供給装置において、二枚のドクター
ブレードと各シール板との接触線が、各ドクターブレー
ドを斜め横断する方向に沿うように、各シール板を傾斜
配置したことを特徴とする塗工液供給装置である。
板を傾斜配置させることにより、二枚のドクターブレー
ドの先端の撓み方向が、片持ち状態のシール板を撓ませ
る押圧方向となる。そのため、基部を押圧してグラビア
ロールの外周面にドクターブレードの掻取先端を圧接さ
せて使用する場合、ドクターブレードは、弾性変形して
撓むのに伴い、片持ち状態のシール板の両側縁を押圧し
てシール板を撓み変形させ、共に撓み変形するドクター
ブレードとシール板の両側縁との間に大きな隙間を生じ
させない。
ール板の外側に、各シール板との間に適宜間隔を設けて
片持ち状態の外シール板を配置し、各シール板と外シー
ル板との間の空間に通じる漏れ液排出口を開設した請求
項1記載の塗工液供給装置である。外シール板は、二枚
のドクターブレードに接するように配置することもあ
る。
ーブレードとシール板の両側縁との間に生じた微小な隙
間から塗工液の漏洩が生じたとしても、漏洩した塗工液
を漏れ液排出口から外部へ排出するため、塗工液供給装
置の外部を汚染させることはない。
置を図1乃至図5に示す実施の形態に基づいて説明す
る。図1は塗工液供給装置の部分断面した側面図、図2
は図1のイーイ線で断面すると共に中間省略した拡大断
面図、図3は図1のローロ線で断面した一部を示す断面
図、図4はグラビアロールと二枚のドクターブレードと
一方のシール板とを示す斜視図、図5は圧接状態のドク
ターブレードと一方のシール板とを拡大して示す側面図
である。
の構成は、従来装置と実質的に同一である。即ち、塗工
液供給装置11は、図1乃至図3に示す如く、グラビア
ロール2の外側に配置され、グラビアロール2に向かつ
て矢符A方向へ進退するようになつている。塗工液供給
装置11は、グラビアロール2の長手方向に延設した基
部13と、対峙するように基部13に片持ち状態で取り
付けた二枚の弾性のドクターブレード14,14と、二
枚のドクターブレード14,14の間の両端寄りの夫々
に、基部13に片持ち状態で取り付けた弾性の各シール
板15とを備え、これらドクターブレード14,14と
両側のシール板15,15と基部13の凹部13aとで
囲まれる液溜空間Sを形成してある。ドクターブレード
14,14は、ブレード固定側間隔W1よりブレード自
由端側間隔W2の方が狭くなるように配置してある。
4に示す如く、二枚のドクターブレード14,14と各
シール板15との両接触線K,Kが、各ドクターブレー
ド4を斜め横断する方向に沿うように、各シール板1
5,15を傾斜配置(図2参照)したことである。第2
の改良点は、図2に示す如く、各シール板15の外側
に、各シール板15との間に適宜間隔Mを設けて片持ち
状態の外シール板16を配置し、各シール板15と外シ
ール板16との間の空間Nに通じる漏れ液排出口Rを開
設したことである。各シール板15及び外シール板16
は、撓み変形が容易となるように、ドクターブレード1
4より曲げ剛性の小さい適宜厚みのポリエチレン板又は
テフロン板等の合成樹脂板等から成形される。
端15b,16bへ向かつて行く程に液溜空間Sの外側
へ変位する傾斜状態(図示省略)とすることも可能であ
るが、液溜空間Sの内側へ変位する傾斜状態とする方が
好ましい。これは、各シール板15の先端15bまで塗
工液を十分に供給して、グラビアロール2の外表面に対
する液切れをなくするためである。各シール板15の先
端15bは、グラビアロール2の外表面にできる限り接
近するようにしてあり、液溜空間Sからの塗工液の漏洩
を極力少なくするようにしてある。
く、その曲げ剛性を調節するために、元部寄りに弾性で
厚手のバツクアツププレート17を当接することもあ
る。各ドクターブレード14及びバツクアツププレート
17は、基部13と取付具18とで挟持され、交換可能
となつている。更に、各シール板15は、図2に示す如
く、その曲げ剛性を調節するために、曲げ剛性の大きな
弾性のバツクアツププレート19を必要に応じて当接す
ることもある。このとき、各シール板15は、バツクア
ツププレート19を当接させない箇所を、先端寄り及び
両傾斜側縁に形成してある。各シール板15及びバツク
アツププレート19は、基部13とデスタント20とで
挟持され、交換可能となつている。外シール板16は、
デスタント20と取付具21とで挟持され、交換可能と
なつている。
各シール板15は、ドクターブレード14に対して垂直
(θ2=90°)な仮想平面Pの上でみたとき、液溜空
間S側におけるドクターブレード14との交叉角度θ1
が鈍角(例えば、θ1=125°)となる。ドクターブ
レード14,14は、図5に示すように基部13を矢符
C方向へ押圧して図中二点鎖線で示すように撓み変形し
た掻取先端14aが矢符Eの方向へ変位するのに伴い、
片持ち状態のシール板15を押圧して先端15bを、図
4に示す矢符Fの方向へ撓ませる。そのため、グラビア
ロール2の外周面にドクターブレード14,14の掻取
先端14a,14aを圧接させて使用する場合、ドクタ
ーブレード14,14は、弾性変形して撓むのに伴い、
片持ち状態の各シール板15の両側縁15c,15cを
押圧してシール板15を撓み変形させ、共に撓み変形す
るドクターブレード14,14とシール板15の両側縁
15c,15cとの間に大きな隙間を生じさせない。
各シール板15との境界からは、塗工液が多量に漏れだ
すことはない。また、シール板15は、撓み変形して
も、先端15bがグラビアロール2の外周面から離れる
寸法が微量である。そのため、各シール板15の先端1
5bとグラビアロール2の外周面との境界からは、塗工
液が多量に漏れだすことはない。もし、微量の塗工液が
漏れだしたとしても、漏れた塗工液は、漏れ液排出口R
(図2参照)から外部へ排出され、塗工液供給装置11
を汚染させることがない。
様に、図3に示す如く、その先端16bをグラビアロー
ル2の外表面にできる限り接近させると共に、両側縁1
6c,16cを二枚のドクターブレード14,14に当
接させて撓み変形させることが好ましい。これは、シー
ル板15と外シール板16との間の空間N(図2参照)
に漏れた塗工液が、二枚のドクターブレード14,14
と外シール板16との境界から漏れだすのを防止するた
めである。
1に示す如く、矢符B方向へ回転するグラビアロール2
の外周面に、基部13の供給口13bから液溜空間Sに
供給した塗工液を接触させると共に、グラビアロール2
の外周面に付着した余分な塗工液をドクターブレード1
4で掻き取つてグラビアロール2のセル2a,2a…に
塗工液を浸入させる。回転するグラビアロール2は、バ
ツキングロール(図示省略)で保持されて走行するウエ
ブに、セル2a,2a…の塗工液を転写する。
給装置は、次の如き優れた効果を有する。
形したドクターブレードと弾性変形するシール板の両側
縁との間に大きな隙間が生じないため、塗工液の多量の
漏洩を抑制することができ、円滑な塗工状態の維持によ
り塗工製品の品質維持が図れる共に作業環境の維持が図
れる。
を漏れ液排出口から外部へ強制排出して、塗工液供給装
置の外部を汚染しないため、更に塗工製品の品質維持が
図れる共に作業環境の維持が図れる。
すものであつて、塗工液供給装置全体の一部断面した側
面図である。
拡大断面図である。
ある。
ル板とを示す斜視図である。
とを拡大して示す側面図である。
図である。
平面断面である。
ターブレードと一方のシール板とを拡大して示す側面図
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 対峙するように基部に片持ち状態で取り
付けた二枚の弾性のドクターブレードが、ブレード固定
側間隔よりブレード自由端側間隔の方が狭くなるように
配置され、二枚のドクターブレードの間の両端寄りの夫
々に、基部に片持ち状態で取り付けた弾性の各シール板
が、二枚のドクターブレードに接するように配置され、
これらドクターブレードとシール板と基部とで囲まれる
液溜空間を形成した塗工液供給装置において、二枚のド
クターブレードと各シール板との接触線が、各ドクター
ブレードを斜め横断する方向に沿うように、各シール板
を傾斜配置したことを特徴とする塗工液供給装置。 - 【請求項2】 前記各シール板の外側に、各シール板と
の間に適宜間隔を設けて片持ち状態の外シール板を配置
し、各シール板と外シール板との間の空間に通じる漏れ
液排出口を開設した請求項1記載の塗工液供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8296136A JP3010256B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 塗工液供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8296136A JP3010256B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 塗工液供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10137648A JPH10137648A (ja) | 1998-05-26 |
JP3010256B2 true JP3010256B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=17829625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8296136A Expired - Fee Related JP3010256B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 塗工液供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010256B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK201270014A (da) | 2012-01-10 | 2013-07-11 | Tresu As | Pakning til kammerrakel |
JP6523996B2 (ja) * | 2016-03-10 | 2019-06-05 | 三菱重工業株式会社 | 塗布装置 |
-
1996
- 1996-11-08 JP JP8296136A patent/JP3010256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10137648A (ja) | 1998-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5122396A (en) | Method and device for limitation of the width of coating of paper | |
JPH1095103A (ja) | プレス印刷機用インクユニットとその操作方法 | |
JPS59178253A (ja) | 印刷機の胴洗浄装置のためのドクタ | |
JP3010256B2 (ja) | 塗工液供給装置 | |
US6629496B1 (en) | Device for end sealing of chambered doctor blade | |
JP2007000730A (ja) | グラビア塗布装置 | |
JP3773119B2 (ja) | コーティング・ブレード | |
JP2010069829A (ja) | チャンバー型塗工液供給装置 | |
US5833804A (en) | Method for applying an adhesive, applicator device and product | |
JP3507782B2 (ja) | ロールコータ及びそれを用いた塗布方法 | |
JP2007260643A (ja) | ダイヘッド及び塗布装置 | |
JP4872179B2 (ja) | 粘性体塗工方法および粘性体塗工装置 | |
JPH04181280A (ja) | 画像形成装置のクリーニング装置 | |
JPH0335420Y2 (ja) | ||
JPH04161265A (ja) | トップフィードリバースコータ型塗工装置 | |
JP5234928B2 (ja) | 塗布装置と塗布方法 | |
JPS6258790B2 (ja) | ||
JPS6313747B2 (ja) | ||
JP2568447Y2 (ja) | 鋼帯へのロール塗装装置 | |
JP4705712B2 (ja) | 塗工液の塗布装置 | |
JP3143692B2 (ja) | 塗工装置 | |
JPH11226894A (ja) | 粘着シート用カッタ | |
CN218320029U (zh) | 一种易撕卷状胶粘带 | |
JP2861173B2 (ja) | ブレードコータ | |
JPH11167325A (ja) | クリーニング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121210 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |