JP6421870B1 - ダイコーター - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出口の断面形状がほぼ完全な矩形であり、塗布剤を一様な流量で吐出することができるダイコーターを提供する。【解決手段】板状のインサートを有する第1のダイブロック2と、板状のインサートを有する第2のダイブロック3と、で構成されており、第1のダイブロック2が有するインサートは、第1のインサート23および第1のインサート23よりも幅が長くて薄い第2のインサート24であり、これら第1のインサート23と第2のインサート24とが隣接して交互に配置される。第1のダイブロック2と第2のダイブロック3とが組み合わされたとき、第2のインサート24と第3のインサート32との隙間が吐出口になる。第1のインサート23および第2のインサート24の側面のうち、互いに当接する接触面23c、24cは平面研削される面なので、吐出口がほぼ完全な矩形になる。【選択図】 図5

Description

本発明は、フィルム等の機材に対して塗布剤を吐出して、その表面に塗布膜を付与するためのダイコーターに関する。
従来、塗布装置の一つとして、塗布液を吐出するスロットをダイに備えたダイコーターが知られており、特許文献1にその一例が開示されている。特許文献1では、上部ヘッドブロックまたは下部ヘッドブロックに吐出溝を形成し、上部ヘッドブロックと下部ヘッドブロックとを向かい合わせに密着させることで、吐出溝を塗布剤の吐出口としている。
特開平11−207237号公報
特許文献1のように、溝が形成された部材と、平面の部分を有する部材と、を密着させて吐出口を作る場合、部材に形成される溝は、通常、研削砥石によって作られるため、図9の吐出口の断面の形状を示す模式図に示されるように、溝100の隅の部分に削られずに残った円弧形状の曲面101(「隅R」とも称され得る)が形成される。溝の内側にこの曲面101が形成されることで、溝の内側の空間の大きさが一様でなくなり、塗布剤の流量が溝すなわち吐出口の位置よって変化する。このことは、一様な塗膜形成に悪影響を及ぼすことがある。
本発明は上記の課題に鑑み、位置によって流量の変化が極力生じない吐出口を有するダイコーターを提供することを目的とする。
本発明にかかるダイコーターは、超硬合金製で板状のインサートを備える第1のダイブロックと、超硬合金製で板状であり、前記第1のダイブロックのインサートに対向する位置に配置されるインサートを備える第2のダイブロックと、を備え、前記第1のダイブロックのインサートと、前記第2のダイブロックのインサートと、の間に形成される隙間から塗布剤が吐出するダイコーターであって、前記第1のダイブロックのインサートは、第1のインサートと、前記第1のインサートよりも厚みが薄い第2のインサートと、を有し、前記第1のインサートおよび前記第2のインサートは互いの側面が当接するように交互に前記第1のダイブロックの幅方向に沿って配置され、前記第1のインサートの側面であって、前記第2のインサートとの当接となる側面および前記第2のインサートの側面であって、前記第1のインサートとの当接となる側面は、平面研削されている。
本発明のダイコーターは、厚みが異なり、側面が平面研削されたインサートを交互に配置して、それらのインサートによって形成される段差で塗布剤の吐出口を形成するので、ほぼ正確な矩形の吐出口が形成される。そのため、本発明のダイコーターは吐出口から一様な流量で塗布剤を吐出することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るダイコーターの分解説明図である。 図2は本実施形態のダイコーターを示す説明図であり、(a)は正面から見た図であり、(b)は左側から見た図であり、(c)は右側から見た図であり、(d)は上方から見た図である。 図3は本実施形態の第1のダイブロックを示す斜視図であり、(a)は左斜め上方から見た図であり、(b)は左斜め下方から見た図である。 図4は本実施形態の第1のダイブロックを示す説明図であり、(a)は正面から見た図であり、(b)は左側から見た図であり、(c)は右側から見た図であり、(d)は上方から見た図である。図1のインサートの側面図である。 図5は第1のインサートおよび第2のインサートの形状を模式的に示す説明図である。 図6は本実施形態の第2のダイブロックを示す斜視図であり、(a)は左斜め上方から見た図であり、(b)は左斜め下方から見た図である。 図7は本実施形態の第2のダイブロックを示す説明図であり、(a)は正面から見た図であり、(b)は左側から見た図であり、(c)は右側から見た図であり、(d)は上方から見た図である。 図8は本実施形態のダイコーターの吐出口周辺を示すための拡大模式図である。 図9は従来のダイコーターの吐出溝の形状を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。以下の説明では便宜的に、図1に示したZ方向を「上」、Z方向とは反対方向を「下」と呼称する。
本実施形態のダイコーター1は、横長のブロック状の第1のダイブロック2と、横長のブロック状の第2のダイブロック3と、第1のダイブロック2と第2のダイブロック3とを結合するための二つの側板4、5を備える。
第1のダイブロック2および第2のダイブロック3は、それぞれ平面になっている当接面21、31を有し、それら二つの当接面21,31が互いに当接面で締結し固定されている、その状態で側板4、5を両端に固定することで、ダイコーター1は構成される。側板4、5は後述するマニホールド22から塗布剤が漏れることも防止する。
第1のダイブロック2の当接面21の上部に断面半円形のマニホールド22が第1のダイブロック2の幅方向の全体に渡り延びて形成される。マニホールド22の上部には超硬合金製の板状のインサートが、第1のダイブロック2の幅方向全体に取り付けられる。より具体的には、第1のダイブロック2には三個の第1のインサート23および第1のインサート23よりも薄く、かつ幅が広い第2のインサート24が二個、交互に互いに接触した状態で並べられて取り付けられる。第1のインサート23は、第1のダイブロック2に当接する当接面23aと、当接面23aと対向し当接面23aよりも面積が大きい平面23bと、隣接する第2のインサート24に接触する接触面23cと、を有する。第1のダイブロック2に形成される第1のインサート23の当接面23aとの接触面25は、図3および図4に示すように、当接面21よりも凹んで形成される。そのため、第1のダイブロック2に第1のインサート23が取り付けられると、当接面21と第1のインサート23の平面23bとは面一になる。図5に示すように、第1のインサート23においては、第2のインサート24との接触面23cは平面研削が施される。
第2のインサート24は、第1のインサート23と同様の形状であり、第1のダイブロック2に当接する当接面24aと、当接面24aに対向し当接面24aよりも面積が大きい平面24bと、隣接する第1のインサート23に接触する接触面24cと、を有する。図5に示すように、第2のインサート24においては、第1のインサートとの接触面24cは平面研削が施される。
図6および図7に示すように、第2のダイブロック3の上部には第3のインサート32が取り付けられる。第3のインサート32は第2のダイブロック3に当接する当接面32aと、当接面32aと対向し当接面32aよりも面積が大きい平面31bと、を有し、当接面32aの幅は第2のダイブロック3の幅と同じである。第2のダイブロック3に形成される第3のインサート32の当接面32aとの接触面33は、図6に示すように、当接面31よりも凹ませて形成される。そのため、第2のダイブロック3に第3のインサート32が取り付けられると、当接面31と第3のインサート32の平面32bとは面一になる。
図8に示すように、ダイコーター1においては、第1のインサート23と第3のインサート32とは、それぞれの平面23bと平面32bとで当接するが、第2のインサート24と第3のインサート32とは当接せず、これらの間には隙間が形成される。この隙間はダイコーター1の吐出口6となる。
次に、上記実施形態の効果について説明する。図示しない外部供給装置により、塗布剤がダイコーター1のマニホールド22へ先ず供給される。マニホールド22に供給された塗布剤は第1のダイブロック2の第2インサート24と、第2のダイブロック3の第3のインサート32と、の間で形成される吐出口6から対象物に向って吐出される。第1のダイブロック2に取り付けられた第1のインサート23の接触面23c、および第2のインサート24の接触面24cは平面研削されているので、吐出口6の断面形状は、隅部に湾曲面が形成されないほぼ完全な矩形になる。そのため、吐出口6の幅方向の各位置での流量が一定となり、塗布剤の一様な供給が可能になる。
以上、本発明についてその一実施形態を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では第1のインサート23の数は三個で、第2のインサート24の数は二個であったが、それぞれのインサートの数はこの数に限定されず、この数よりも多くてもよい。ただし、第1のインサート23と第2のインサート24とが交互に第1のダイブロック2に配置されることが必要となる。
また、上記実施形態ではマニホールド22が第1のダイブロック2の幅方向全体に渡って形成されていたが、マニホールドが第1のダイブロック2の幅よりも短い長さで形成されることも可能である。言いかえると、上記実施形態ではマニホールド22が第1のダイブロック2の側面まで達し、側面の一部を切り欠くように形成されているが、マニホールドが当接面21の幅よりも短い長さで形成されることも可能である。
また、上記実施形態では第1のダイブロック2に取り付けられていた第1のインサート23は第2のインサート24よりも短かったが、第1のインサートが第2のインサートと同じ長さである実施形態も、第1のインサートが第2のインサートよりも長い実施形態も可能である。この二つのインサートの長さ関係は、所望する吐出口の幅と数により適宜決定される。
1…ダイコーター
2…第1のダイブロック
21…当接面
22…マニホールド
23…第1のインサート
24…第2のインサート
3…第2のダイブロック
31…当接面
32…第3のインサート
4…側板
5…側板
6…吐出口

Claims (1)

  1. 超硬合金製で板状のインサートを備える第1のダイブロックと、超硬合金製で板状であり、前記第1のダイブロックのインサートに対向する位置に配置されるインサートを備える第2のダイブロックと、を備え、前記第1のダイブロックのインサートと、前記第2のダイブロックのインサートと、の間に形成される隙間から塗布剤が吐出するダイコーターであって、
    前記第1のダイブロックのインサートは、第1のインサートと、前記第1のインサートよりも厚みが薄い第2のインサートと、を有し、
    前記第1のインサートおよび前記第2のインサートは互いの側面が当接するように交互に前記第1のダイブロックの幅方向に沿って配置され、
    前記第1のインサートの側面であって、前記第2のインサートとの当接面となる側面および前記第2のインサートの側面であって、前記第1のインサートとの当接面となる側面は、平面研削された側面であるダイコーター。
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