JP2001281166A - 周期性パターンの欠陥検査方法および装置 - Google Patents

周期性パターンの欠陥検査方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理するデータ量が比較的少なくて済
み、欠陥の定量化が可能で、複数の周期性パターンにわ
たり発生しているシミなどの欠陥も検出可能であり、モ
アレの影響を少なくして高い欠陥検出感度を持つ欠陥検
出方法を提供する。 【解決手段】 縦・横方向の各辺の長さl、mが被検査
物上の周期性パターン10の縦・横方向における各ピッ
チa、bの整数倍を有する矩形領域14を、被検査面上
において周期性パターンとの相対位置関係を規定するこ
となく設定し、被検査面を走査して矩形領域単位での光
量を順次測定し、矩形領域ごとの測定値とその矩形領域
以外の複数の矩形領域での測定値の平均値との比を求
め、その比から矩形領域内の欠陥の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶ディスプレ
イやその表示基板、カラーフィルタ等の構成部品、カラ
ーブラウン管用のシャドウマスクやトリニトロン管(ソ
ニー(株)の登録商標)等用のアパーチャグリル、プラ
ズマディスプレイ、周期性配置の電極や配線パターンを
有するプリント配線板など、周期性パターンを有する工
業製品の欠陥を検査する周期性パターンの欠陥検査方
法、ならびに、その方法を実施するために使用される周
期性パターンの欠陥検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記したような周期性パターンを有する
工業製品の周期性パターン上に欠陥があるかどうかを検
査する方法としては、従来、個々のパターンを、その大
きさの数十分の1程度以下の高解像度で撮像し、パター
ンの形状測定や面積測定などの種々の画像処理を行うこ
とにより、パターンの異常を発見する方法が行われてい
た。また、特開平7−103911号公報や特開平10
−78307号公報には、周期性パターンのピッチの数
分の1のセンサ解像度で画像データを得て、その画像デ
ータに対し微分演算処理等の画像データ処理を施すこと
により、点状の欠陥による急峻な信号変化を検出し、こ
れによって被検査物の欠陥の検査を行う方法が開示され
ている。この方法では、周期性パターンのピッチとライ
ンセンサカメラ等の撮像手段の1画素ピッチとの不整合
により生じるモアレ(画像信号に混入して欠陥検出感度
に悪影響を与える周波数成分)の問題を避けるために、
周期性パターンのピッチと撮像手段の画素サイズとの比
を整数にする。また、特開平6−308046号公報に
は、被検査物を周期性パターンのピッチの数倍の低解像
度で撮像して画像処理を行うことにより、周期性パター
ン上の点状の欠陥による急峻な信号変化を検出する方法
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被検査
物を高解像度で撮像して画像処理を行うことにより周期
性パターンの欠陥を検出する方法は、膨大な画像データ
を処理する必要があり、装置コストが高くなる、といっ
た問題点がある。また、特開平7−103911号公報
や特開平10−78307号公報に開示されているよう
に、周期性パターンのピッチの数分の1の解像度で撮像
し、微分等の画像処理を行うことによって欠陥を検出す
る方法では、点状の欠陥の大きさを定量化することが難
しい。また、この方法では、複数の周期性パターンにわ
たって発生しているシミなどの比較的大きな欠陥の検出
も難しい、といった問題点がある。一方、特開平6−3
08046号公報に開示されているように、被検査物を
低解像度で撮像し画像処理して周期性パターンの欠陥を
検出する方法は、画像データの量が極めて少なくなり有
利であるが、この方法ではモアレを完全に消すことが難
しく、欠陥検出能力に限界がある。
【0004】また、特開平10−78307号公報等に
開示されているように、モアレを無くす目的で周期性パ
ターンのピッチと撮像手段の画素サイズとの比を整数に
設定しても、結像光学系のレンズにディストーション
(歪曲収差)がある場合や、周期性パターンのピッチが
中央部から周辺部へ向かうのに伴って僅かながら次第に
変化するような場合、また周期性パターンの並列方向に
対して撮像手段のセンサが傾いている場合などには、モ
アレを完全に消すことができない。このため、モアレの
影響により欠陥検出感度が低下する、といった問題が残
る。
【0005】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、画像処理するデータ量が比較的少な
くて済み、欠陥を定量化することが可能で、個々の周期
性パターンでの欠陥は小さいながらも複数の周期性パタ
ーンにわたり広範囲に分布して発生しているシミなどの
欠陥も検出可能であり、モアレの影響を少なくして高い
欠陥検出感度を持つような周期性パターンの欠陥検出方
法を提供すること、および、その方法を好適に実施する
ことができる周期性パターンの欠陥検出装置を提供する
ことを目的とする。また、周期性パターンの投影像が僅
かに非周期性を持つような場合にも、それによるモアレ
の影響を低減させることができる方法、および、その方
法を好適に実施することができる装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
平面的に配列された周期性パターンを有する被検査物の
画像を用いて周期性パターン上に欠陥があるかどうかを
検査する周期性パターンの欠陥検査方法において、縦方
向および横方向の各辺が前記周期性パターンの縦方向お
よび横方向における各ピッチのそれぞれ整数倍の長さを
有する矩形領域を、被検査面上において周期性パターン
との相対位置関係を規定することなく設定し、被検査面
を走査して、前記矩形領域単位での光量を順次測定して
いき、それぞれの矩形領域ごとの測定値と、その矩形領
域以外の複数の矩形領域での測定値の平均値との比を求
め、その比から矩形領域における欠陥の有無を判定する
ことを特徴とする。上記矩形領域には、その縦・横方向
の各辺が周期性パターンの縦・横方向における各ピッチ
のそれぞれ1倍の長さを有するものも含まれる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載の欠
陥検査方法において、解像度の低下に伴う欠陥画像の輪
郭の、被検査面上において想定される広がりが、被検査
面上において設定される矩形領域から食み出ない限度
で、矩形領域単位での光量を測定する際の解像度を最大
に低下させることを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明は、平面的に配列され
た周期性パターンを有する被検査物の画像を用いて周期
性パターン上に欠陥があるかどうかを検査する周期性パ
ターンの欠陥検査装置において、縦方向および横方向の
各辺が前記周期性パターンの縦方向および横方向におけ
る各ピッチのそれぞれ整数倍の長さを有するようにかつ
被検査面上において周期性パターンとの相対位置関係を
規定することなく設定される矩形領域単位での光量を測
定し、縦方向および横方向の各辺の長さが前記矩形領域
の投影像の縦方向および横方向における各長さと同一ま
たは各長さのそれぞれ整数分の1である画素単位で画像
データを取得する撮像手段と、被検査物の被検査面を走
査するように、前記撮像手段と被検査物とを相対的に平
行移動させる移動手段と、前記撮像手段によって測定さ
れたそれぞれの矩形領域ごとの測定値と、その矩形領域
以外の複数の矩形領域での測定値の平均値との比を求め
る演算手段と、この演算手段によって求められた比から
矩形領域における欠陥の有無を判定する判定手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項3記載の欠
陥検査装置において、解像度の低下に伴う欠陥画像の輪
郭の、被検査面上において想定される広がりが、被検査
面上において設定される前記矩形領域から食み出ない限
度で、矩形領域単位での光量を測定する際の解像度を最
大に低下させる解像度低下手段をさらに備えたことを特
徴とする。
【0010】請求項1に係る発明の欠陥検査方法による
と、被検査物の透過光量または反射光量、あるいは被検
査物自身が発光する場合には発光量を、周期性パターン
と同等かまたはそれより大きい面積の矩形領域ごとに測
定するので、それぞれの矩形領域内に欠陥が無ければ、
それぞれの矩形領域の光量の測定値は同じになる。一
方、ある矩形領域に欠陥があれば、その矩形領域の光量
の測定値は、欠陥の無い矩形領域の光量の測定値より大
きくなるかまたは小さくなる。したがって、矩形領域単
位で測定された光量を比較することにより、矩形領域に
欠陥があるかどうかを判定することが可能になる。この
場合、矩形領域の光量の測定値を1対1で比較したので
は、その比較されている両方の矩形領域にそれぞれ欠陥
があったときに、欠陥を検出することができない。この
発明の検査方法では、それぞれの矩形領域ごとの測定値
が、その矩形領域以外の複数の矩形領域での測定値の平
均値を基準としてその平均値と比較されるので、当該矩
形領域に欠陥があるかどうかの検出が可能になる。ま
た、この検査方法では、それぞれの矩形領域ごとの測定
値と複数の矩形領域での測定値の平均値との比を求め、
その光量比から、すなわちその光量比が1であるかどう
か、あるいは1からの差が所定値以上であるかどうかと
いったことにより、欠陥の有無が判定されるので、被検
査物に対する照明光量の不均一性などに関わらず、欠陥
を定量化して検出することが可能になる。そして、光量
比が1より小さいと、当該矩形領域に光量を低下させる
欠陥があることが分かり、光量比が1より大きいと、当
該領域に光量を増加させる欠陥があることが分かること
になる。また、光量比の、1からの差により、当該領域
に存在する欠陥の程度(大きさ)を測定することができ
る。
【0011】また、この検査方法では、矩形領域単位で
の光量を測定することができればよいので、最大で、周
期性パターンの縦方向および横方向における各ピッチの
それぞれ整数倍の長さを有する矩形領域の投影像と同じ
大きさの画素単位により、低解像度で撮像することがで
きる。したがって、画像処理するデータ量が比較的少な
くて済む。さらに、複数の周期性パターンにわたって広
範囲で発生しているシミなどの欠陥も、その欠陥より大
きい矩形領域を設定することにより、高感度での欠陥の
検出が可能になる。また、矩形領域の縦・横方向の各辺
の長さは、周期性パターンの縦・横方向における各ピッ
チのそれぞれ整数倍であるので、撮像する際の画素の大
きさを、矩形領域の投影像の縦・横方向における各長さ
と同一または各長さのそれぞれ整数分の1とすることに
より、周期性パターンのピッチと画素ピッチとの不整合
により生じるモアレによる影響を少なくすることが可能
になる。
【0012】請求項2に係る発明の検査方法では、被検
査面上において想定される欠陥画像の輪郭の広がりが矩
形領域から食み出ない限度で、解像度が最大に低下させ
られることにより、撮像手段の結像光学系のレンズにデ
ィストーションがあったり、周期性パターンのピッチが
中央部から周辺部へ向かうのに伴って僅かずつ変化して
いたり、周期性パターンの並列方向に対して撮像手段の
センサが傾いていたりしても、モアレの影響が最小とな
り、かつ、欠陥検出感度には影響が出ない。
【0013】請求項3に係る発明の欠陥検出装置におい
ては、移動手段により、撮像手段と被検査物とが相対的
に平行移動させられて、被検査物の被検査面が走査さ
れ、撮像手段により、被検査物の透過光量または反射光
量、あるいは被検査物自身が発光する場合には発光量
が、周期性パターンと同等かまたはそれより大きい面積
の矩形領域単位で測定され、矩形領域の投影像の縦・横
方向における各長さと同一または各長さのそれぞれ整数
分の1である画素単位で画像データが取得される。この
得られた画像データから、演算手段により、それぞれの
矩形領域ごとの光量の測定値とその矩形領域以外の複数
の矩形領域での光量の測定値の平均値との比が求めら
れ、その光量比から、判定手段により当該矩形領域にお
ける欠陥の有無が判定される。すなわち、当該矩形領域
に欠陥があると、その矩形領域の光量の測定値が複数の
矩形領域の光量の測定値の平均値より小さくなるかまた
は大きくなって、光量比が1より小さくなるかまたは大
きくなるので、判定手段により光量比からそれぞれの矩
形領域における欠陥の有無が判定される。
【0014】請求項4に係る発明の欠陥検出装置では、
解像度低下手段により、被検査面上において想定される
欠陥画像の輪郭の広がりが矩形領域から食み出ない限度
で、解像度が最大に低下させられる。したがって、撮像
手段の結像光学系のレンズにディストーションがあった
り、周期性パターンのピッチが中央部から周辺部へ向か
うのに伴って僅かずつ変化していたり、周期性パターン
の並列方向に対して撮像手段のセンサが傾いていたりし
ても、欠陥検出感度が何ら低下することなく、モアレの
影響が最小に抑えられることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
について図面を参照しながら説明する。
【0016】この発明に係る欠陥検査方法では、図1に
一部拡大平面図を示すように、縦方向および横方向にそ
れぞれ所定ピッチで周期性パターン10が配列された被
検査物、例えば液晶ディスプレイ用のカラーフィルタや
カラーブラウン管用のシャドウマスク等の被検査物の被
検査面上において、光量を測定しようとする単位領域と
して、極太線12で便宜的に囲み表示した矩形領域14
(以下、「測光単位14」という)を設定する。この測
光単位14の大きさは、縦方向および横方向の各辺の長
さl、mが周期性パターン10の縦方向および横方向に
おける各ピッチa、bのそれぞれ整数倍に設定される。
図1に示した例では、測光単位14の縦方向および横方
向の各辺の長さが、周期性パターン10の縦方向および
横方向における各ピッチのそれぞれ2倍に設定されてい
るが、測光単位14の縦・横方向の各辺の長さを周期性
パターン10の縦・横方向における各ピッチのそれぞれ
1倍、すなわち周期性パターン10の縦・横方向におけ
る各ピッチとそれぞれ同じにするようにしてもよい。ま
た、周期性パターン10の縦・横方向における各ピッチ
に対する測光単位14の縦・横方向の各辺の長さの倍率
は、縦方向と横方向とで相違してもよく、例えば、測光
単位14の縦方向の長さを周期性パターン10の縦方向
におけるピッチの2倍とし、測光単位14の横方向の長
さを周期性パターン10の横方向におけるピッチの3倍
とする、といったことも可能である。
【0017】この測光単位14の大きさは、検出しよう
とする欠陥の大きさを考慮して適宜決められる。例え
ば、検出する欠陥が1つの周期性パターン10内に存在
する点状のものであれば、測光単位14の縦・横方向の
各辺の長さを周期性パターン10の縦・横方向における
各ピッチとそれぞれ等しくする。このようにすると、各
測光単位14間での光量の変化が顕著になって有利であ
る。一方、個々の周期性パターン10での欠陥は小さい
ながらも複数の周期性パターン10にわたり広範囲に分
布して発生しているシミなどの欠陥を検出する場合に
は、そのシミ欠陥が含まれる程度の縦・横方向の長さを
持った測光単位14を設定することが望ましい。また、
測光単位14は、被検査面上における周期性パターン1
0との相対位置関係(位相差)を規定して設定されるも
のではなく、被検査面上の任意の位置に設定される。さ
らに、測光単位14は、被検査面を複数区画に分割して
タイル状に敷き詰められた状態となるように設定される
だけでなく、一部重なり合う部分を持ちながら設定する
こともできる。
【0018】図2は、この発明に係る欠陥検査方法を実
施するために使用される欠陥検査装置の概略構成の1例
を示す模式的斜視図である。この装置の基本構成は、従
来の装置と同様であり、CCDラインセンサ、一次元フ
ォトダイオードアレイ等のラインセンサを有するセンサ
部18と結像光学系を有する入光部20とからなるライ
ンセンサカメラ16、被検査物、例えば有効領域2に多
数の微細透孔が形成されたシャドウマスク1を、ライン
センサカメラ16のラインセンサの副走査方向(矢印A
方向)へ移動させる移動機構(図示を省略)、シャドウ
マスク1の下面側に向かって線状光を照射する線状透過
照明22、および、ラインセンサカメラ16から出力さ
れる画像信号を処理する画像演算装置24から構成され
ている。もちろん、欠陥検査装置の構成は図2に示した
ものに限らず、例えば、撮像手段としてCCDカメラ等
の二次元カメラを使用し、照明を面状透過照明としても
よい。また、被検査物が非透光性であるときは、反射照
明が用いられ、また、被検査物が、液晶ディスプレイな
どのようにそれ自身で発光するものであるときは、一般
に照明は不要である。さらに、シャドウマスク1を移動
させる代わりに、ラインセンサカメラ16をラインセン
サの副走査方向へ移動させるようにしてもよい。
【0019】画像演算装置24では、ラインセンサカメ
ラ16によって撮像された画像から、上記した測光単位
14ごとの光量が算定される。ラインセンサカメラ16
において、入光部20の結像光学系によってセンサ部1
8のラインセンサに投影される画像の1画素のサイズ
は、図1に示した例では、測光単位14の投影像と等し
い大きさである。また、1画素の縦方向および横方向の
各辺の長さを測光単位14の投影像の縦方向および横方
向における各長さのそれぞれ整数分の1とし、測光単位
14の投影像に複数画素が含まれるようにしてもよい。
この場合でも、測光単位14の投影像に含まれる複数画
素の出力を足し合わせれば、画素サイズを測光単位14
の投影像の大きさとしたときの測光単位14の出力と等
価になる。図3に示した例では、一点鎖線26で囲み表
示した1つの画素28の縦方向の長さcが測光単位14
の投影像の縦方向における長さlの5分の1とされ、画
素28の横方向の長さdが測光単位14の投影像の横方
向における長さmの4分の1とされており、測光単位1
4の投影像内に20個の画素が含まれている。
【0020】以上のように、撮像に際しては、測光単位
14の投影像と画素28とが等しい大きさであるか、あ
るいは前者が後者の整数倍の大きさである必要があるの
で、画素28のサイズを縦方向および横方向において互
いに独立に精度良く決めることが必要になる。これを実
現する方法としては種々のものがあるが、例えば撮像手
段がCCDラインセンサカメラである場合には、ライン
センサの主走査方向については結像光学系の倍率調整に
より、ラインセンサの副走査方向についてはカメラと被
検査物との相対移動速度または信号の取込み周期の調整
により、画素サイズを設定することができる。また、撮
像手段が二次元カメラである場合には、周期性パターン
10の縦・横方向の各ピッチを考慮して予め結像光学系
に、縦・横方向のそれぞれに独立の結像倍率を持たせて
おくことにより、画素サイズを設定することができる。
また、予め測光単位14の投影像の縦・横方向における
各長さのそれぞれ整数分の1の縦・横方向の各辺の長さ
を持ったフォトダイオードを一次元アレイ配列したセン
サを用いることも可能である。
【0021】次に、この欠陥検査方法における欠陥検出
の方法と欠陥の定量化の方法について説明する。
【0022】移動機構によりシャドウマスク1を矢印A
方向に移動させながら、シャドウマスク1の有効領域2
を全面にわたり走査して、ラインセンサカメラ16によ
りシャドウマスク1の透過光の投影像を撮影する。そし
て、画像演算装置24において、得られた画像データか
ら測光単位14ごとの光量を求め、それぞれの測光単位
14について、注目する測光単位14での光量の測定値
が、その測光単位14以外の複数の測光単位14での光
量の測定値の平均値を基準としてその平均値と順次比較
される。比較の際に基準とする複数の測光単位14の選
定は、検出しようとする欠陥の大きさや周期性パターン
10の均一性、ラインセンサカメラ16の性能などを考
慮して適宜行われるが、通常は、注目する測光単位14
の周辺領域の複数の測光単位14が選定される。
【0023】図4は、1つの周期性パターン10内の点
欠陥を検出する場合に好適な例を示し、この例では、測
光単位14を周期性パターン10の1ピッチに相当する
倍率で撮像し、光量比較を行う際の基準となる複数の測
光単位14bとして、注目する測光単位14aを取り囲
む8つの近傍位置のものを選定している。そして、欠陥
の有無の判定に際しては、注目する測光単位14aでの
光量の測定値と8つの近傍位置の測光単位14bでの光
量の測定値の平均値との比が算出される。注目する測光
単位14aでの光量をI、周辺領域の各測光単位14
bでのそれぞれの光量をI〜Iとすると、光量比=
/〔(I+I+I+I+I +I+I
+I)/8〕と表され、この光量比により欠陥の有無
が判定される。このように光量の割り算を行っているこ
とにより、照明光量の不均一性などに関わらず、欠陥を
定量化することが可能になる。そして、前記光量比が1
より小さければ、注目する測光単位14a内に光量を低
下させる欠陥が存在し、光量比が1より大きければ、測
光単位14a内に光量を増加させる欠陥が存在すること
が分かる。但し、後述するように、実際には光量比が1
から所定値以上外れている場合に欠陥があると判定され
る。また、光量比の、1からの差によって欠陥の程度
(大きさ)を測定することができる。
【0024】また、複数の周期性パターン10にまたが
るシミなどの欠陥を検出する場合には、例えば図5に示
すように、縦・横方向の各辺の長さが周期性パターン1
0の縦・横方向における各ピッチのそれぞれ3倍である
測光単位14を設定する。このように、検出しようとす
るシミ欠陥より大きな測光単位14を設定することによ
り、欠陥検出の感度を上げることができる。また、図5
に示した例では、光量比較の際の基準となる周辺領域の
複数の測光単位14dとして、注目する測光単位14c
に対し横方向に並列した位置の6つのものが選定されて
いる。この場合の光量比は、光量比=I/〔(I
+I+I+I+I)/6〕の式で表され
る。
【0025】ここで、欠陥が測光単位14の周辺部に位
置した場合には、欠陥画像が、その測光単位14と隣接
する測光単位14とにまたがってしまう。このため、上
記したように周辺領域の測光単位14での光量の平均値
を基準にして光量比を算出すると、欠陥信号が低くなっ
てしまうことになる。これを避けるために、図1に示し
たように測光単位14の投影像とセンサの画素サイズと
が等しい場合には、図2に示した装置において、ライン
センサカメラ16とシャドウマスク1とを相対的に微小
移動させて、周期性パターン10の位置を少し(測光単
位14の縦・横方向の各辺のそれぞれ数分の1程度)ず
つ縦・横方向にずらしながら、複数回撮像を行うように
すればよい。また、図3に示したように画素28のサイ
ズが測光単位14の投影像の数分の1である場合には、
画像メモリ上で測光単位14を縦・横方向に1画素ずつ
ずらしながら、上記した演算を行うようにするとよい。
【0026】この欠陥検査方法では、上記したように測
光単位14の縦・横方向の各辺の長さを周期パターン1
0の縦・横方向における各ピッチのそれぞれ整数倍に設
定しているので、普通はモアレが発生しない。ところ
が、ラインセンサカメラ16の結像光学系のレンズにデ
ィストーションがあったり、周期性パターン10のピッ
チがシャドウマスク1の中央部から周辺部へ向かうのに
伴って僅かずつ変化したり、周期性パターン10の並列
方向に対してラインセンサカメラ16のセンサが傾いて
いたりすると、モアレが発生し、欠陥検出の感度に影響
を与えることになる。モアレの影響を低減させるために
は、結像光学系にデフォーカス等により解像度を低下さ
せたり、画像データにスムージングを加えたりするが、
この発明の欠陥検査方法では、測光単位14の縦・横方
向の長さが周期性パターンの縦・横方向における各ピッ
チのそれぞれ整数倍(1倍であるときを含む)であるの
で、比較的解像度を低く設定することができ、モアレの
低減には好都合である。以下に、図6および図7に基づ
いて、デフォーカスにより解像度を低下させる手法を例
にとって説明する。
【0027】図6において、30は、ラインセンサカメ
ラ16の結像光学系、32が絞り、34がセンサであ
る。デフォーカスによってモアレの影響を低減させる場
合、結像光学系30のレンズそのものの解像限界を無視
すると、シャドウマスク1上の1つの点3(大きさは実
質的に0と考えられる)は、デフォーカスによって丁度
δDの大きさを持つ欠陥としてセンサ上に投影される。
このため、シャドウマスク1上の欠陥36の大きさをφ
とすると、デフォーカスしたときの欠陥画像38(図7
において二点鎖線で表す)の大きさは、φ+δDとな
る。この欠陥画像38が測光単位14から食み出さなけ
れば、すなわちa≧(φ+δD)(a:測光単位14の
短辺の長さ)であれば、感度を低下させることなく欠陥
を検出することができる。したがって、欠陥画像38の
輪郭の広がりが測光単位14から食み出ない限度で解像
度を最大に低下させたとき(欠陥が測光単位14の中央
にあるとした場合には、a=(φ+δD)となるように
デフォーカス量δfを設定したとき)に、欠陥信号に影
響を与えることなく、モアレの影響が最小になる。
【0028】次に、図2に示した欠陥検査装置を使用し
てシャドウマスク1上の欠陥、すなわち白ピンや黒ピン
と呼ばれる欠陥を検出する方法について、より具体的に
説明する。
【0029】白ピンや黒ピンは、1つの周期性パターン
内に発生する点欠陥であるので、この場合には、測光単
位14を、その縦・横方向の各辺の長さが周期性パター
ンの縦・横方向における各ピッチとそれぞれ等しくなる
大きさとした。また、測光単位14を、縦・横方向にそ
れぞれ4つの画素28、したがって16個の画素28で
構成(図8参照)するように、結像光学系のレンズの倍
率、移動機構によるシャドウマスク1の送り速度、およ
びラインセンサカメラ16の入力周期を決定した。ここ
で、シャドウマスク1の周期性パターン(微細透孔)の
縦・横方向における各ピッチはそれぞれ280μm程度
であり、このときの測光単位14は、シャドウマスク1
上で280μm角相当で、ラインセンサカメラ16の1
つの画素は、70μm角相当になる。
【0030】図2に示した欠陥検査装置によりシャドウ
マスク1の有効領域2を走査して、図8に一部拡大平面
図を模式的に示したような画像(図8中、40が欠陥を
表す)を取り込んだ後、画像演算装置24において、図
4に関して説明したような光量比の演算を画像全体にわ
たって行う。この場合、互いに隣接し合う測光単位14
に欠陥画像がまたがって、欠陥信号が低くなってしまう
ことを避けるために、測光単位14を画像メモリ上で1
画素ずつ4画素分まで縦・横方向にそれぞれずらしなが
ら、合計で16回の光量比の演算を行うようにした。
【0031】このようにして得られた被検査面全体の光
量比の変化を表す信号値(図9および図10参照)に
は、センサの雑音やシャドウマスク1の孔面積のばらつ
きなどの信号も含まれており、欠陥が無くても、光量比
が必ずしも1に等しくはならない。そこで、欠陥である
と判定する量(閾値)hを設定しておき、光量比が1+
以上、あるいは1−h以下であるときに、当該測
光単位14内に欠陥40が存在するとして検出し、その
ときのピーク値(図9参照)が欠陥の大きさを示してい
ると考える。そして、光量比のピーク値が1−hより
小さければ、欠陥は、シャドウマスク1の透過光量を低
下させる黒ピンであり、ピーク値が1+h より大きけ
れば、欠陥は、透過光量を増加させる白ピンである、と
いったことが分かることになる。また、例えば光量比の
ピーク値が1.1であれば、本来の孔面積の1.1倍と
なる白ピンであり、ピーク値が0.9であれば、本来の
孔面積の0.9倍となる黒ピンである、といったことが
分かることになる。このようにして、欠陥の定量化(面
積比の測定)が可能になる。
【0032】図9は、本来の孔面積より13%程度、面
積の大きな白ピン欠陥が存在するシャドウマスクから得
られた光量比の変化を示す図である。この図において、
欠陥部分以外の信号には、センサの雑音やシャドウマス
ク1の孔面積のばらつきなどの信号が含まれている。
【0033】また、シャドウマスク1では、設計上、中
央部から周辺部へ向かうに従って周期性パターン(微細
透孔)のピッチを少しずつ変化させるようにしている。
このため、得られた画像の周辺部でモアレが発生し、欠
陥の検出やその大きさの定量化に支障が出ることにな
る。このモアレの影響を低減させるために、結像光学系
のレンズにデフォーカスを加える。図6および図7に関
して説明したように、結像光学系30の物体側のF値
(=焦点距離f/レンズ径d)が40であるとすると、
δD/δf=f/d=40であり、δD=δf×40で
ある。シャドウマスク1の透孔ピッチを280μmであ
るとし、欠陥40の大きさが透孔ピッチに比べて十分に
小さい(欠陥が点欠陥である)とすると、最大デフォー
カス量は、δfmax=280μm×40=11.2m
mとなる。このようにデフォーカスしたときに、モアレ
の影響が十分に低減して、比較的小さい白ピンや黒ピン
の検出が可能になる。図10の(a)は、デフォーカス
によるモアレ低減を行わなかったときの信号変化を示
し、図10の(b)は、上記したような条件で最適なデ
フォーカスを加えたときの信号変化を示す図である。こ
れらの図では、シャドウマスク1のX軸上の全面にわた
る信号変化を表示している。図10の(a)と(b)と
を比較すると、明らかにデフォーカスによりモアレの影
響が低減していることが分かる。なお、図10には、欠
陥信号を表示していないが、上記条件によりデフォーカ
スを加えたときは、デフォーカスによる欠陥信号の低下
は殆んど見られない。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る発明の欠陥検査方法によ
ると、画像処理するデータ量が比較的少なくて済み、欠
陥を定量化することができ、また、個々の周期性パター
ンでの欠陥は小さいながらも複数の周期性パターンにわ
たり広範囲に分布して発生しているシミなどの欠陥も検
出することができ、さらに、モアレの影響を少なくして
高感度で欠陥を検出することができる。
【0035】請求項2に係る発明の欠陥検査方法では、
周期性パターンの投影像が僅かに非周期性を持つような
場合にも、それによるモアレの影響を低減させて、高感
度での欠陥検出を行うことができる。
【0036】請求項3に係る発明の欠陥検査装置を使用
すると、請求項1に係る発明の欠陥検査方法を好適に実
施して、上記効果を得ることができる。
【0037】請求項4に係る発明の欠陥検査装置を使用
すると、請求項2に係る発明の欠陥検査方法を好適に実
施して、上記効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る欠陥検査方法の実施形態の1例
を示し、この方法によって欠陥の検出が行われる被検査
物の一部拡大平面図である。
【図2】この発明に係る欠陥検査方法を実施するために
使用される欠陥検査装置の概略構成の1例を示す模式的
斜視図である。
【図3】この発明に係る欠陥検査方法の、図1とは異な
る実施形態を示し、この方法によって欠陥の検出が行わ
れる被検査物の一部拡大平面図である。
【図4】この発明に係る欠陥検査方法における欠陥検出
の方法を説明するための図であって、被検査物の一部拡
大平面図である。
【図5】この発明に係る欠陥検査方法における欠陥検出
の、図4とは異なる方法を説明するための図であって、
被検査物の一部拡大平面図である。
【図6】デフォーカスにより解像度を低下させる手法を
説明するための模式図である。
【図7】同じく、デフォーカスにより解像度を低下させ
る手法を説明するための図である。
【図8】図2に示した欠陥検査装置によりシャドウマス
クを走査して得られた画像の1例を模式的に示す一部拡
大平面図である。
【図9】白ピン欠陥が存在するシャドウマスクから得ら
れた光量比の変化を示す図である。
【図10】(a)は、デフォーカスによるモアレ低減を
行わなかったときの信号変化を示す図であり、(b)
は、最適なデフォーカスを加えたときの信号変化を示す
図である。
【符号の説明】
1 シャドウマスク 10 周期性パターン 14、14a、14b、14c、14d 矩形領域(測
光単位) 16 ラインセンサカメラ 18 ラインセンサを有するセンサ部 20 結像光学系を有する入光部 22 線状透過照明 24 画像演算装置 28 画素 30 ラインセンサカメラの結像光学系 32 絞り 34 センサ 36、40 欠陥 38 欠陥画像 l、m 矩形領域(測光単位)の縦方向および横方向の
各辺の長さ a、b 周期性パターンの縦方向および横方向における
各ピッチ c、d 画素の縦方向および横方向における各長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 9/14 H01J 9/42 A 5C027 9/42 G01B 11/24 F Fターム(参考) 2F065 AA03 AA07 AA14 AA56 BB01 CC01 CC17 CC21 DD04 DD07 FF01 FF41 GG16 HH15 JJ02 JJ03 JJ25 JJ26 MM01 QQ25 QQ42 RR02 UU05 2G051 AA65 AA73 AB02 CA03 CA04 CB01 CB02 CD04 DA06 DA07 EC03 ED30 2G086 EE05 EE10 EE12 5B057 CC03 CE04 DA03 DB02 DB09 DC22 5C012 AA02 BE03 5C027 HH29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面的に配列された周期性パターンを有
    する被検査物の画像を用いて周期性パターン上に欠陥が
    あるかどうかを検査する周期性パターンの欠陥検査方法
    において、 縦方向および横方向の各辺が前記周期性パターンの縦方
    向および横方向における各ピッチのそれぞれ整数倍の長
    さを有する矩形領域を、被検査面上において周期性パタ
    ーンとの相対位置関係を規定することなく設定し、被検
    査面を走査して、前記矩形領域単位での光量を順次測定
    していき、それぞれの矩形領域ごとの測定値と、その矩
    形領域以外の複数の矩形領域での測定値の平均値との比
    を求め、その比から矩形領域における欠陥の有無を判定
    することを特徴とする周期性パターンの欠陥検査方法。
  2. 【請求項2】 解像度の低下に伴う欠陥画像の輪郭の、
    被検査面上において想定される広がりが、被検査面上に
    おいて設定される前記矩形領域から食み出ない限度で、
    矩形領域単位での光量を測定する際の解像度を最大に低
    下させる請求項1記載の周期性パターンの欠陥検査方
    法。
  3. 【請求項3】 平面的に配列された周期性パターンを有
    する被検査物の画像を用いて周期性パターン上に欠陥が
    あるかどうかを検査する周期性パターンの欠陥検査装置
    において、 縦方向および横方向の各辺が前記周期性パターンの縦方
    向および横方向における各ピッチのそれぞれ整数倍の長
    さを有するようにかつ被検査面上において周期性パター
    ンとの相対位置関係を規定することなく設定される矩形
    領域単位での光量を測定し、縦方向および横方向の各辺
    の長さが前記矩形領域の投影像の縦方向および横方向に
    おける各長さと同一または各長さのそれぞれ整数分の1
    である画素単位で画像データを取得する撮像手段と、 被検査物の被検査面を走査するように、前記撮像手段と
    被検査物とを相対的に平行移動させる移動手段と、 前記撮像手段によって測定されたそれぞれの矩形領域ご
    との測定値と、その矩形領域以外の複数の矩形領域での
    測定値の平均値との比を求める演算手段と、 この演算手段によって求められた比から矩形領域におけ
    る欠陥の有無を判定する判定手段と、を備えたことを特
    徴とする周期性パターンの欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】 解像度の低下に伴う欠陥画像の輪郭の、
    被検査面上において想定される広がりが、被検査面上に
    おいて設定される前記矩形領域から食み出ない限度で、
    矩形領域単位での光量を測定する際の解像度を最大に低
    下させる解像度低下手段をさらに備えた請求項3記載の
    周期性パターンの欠陥検査装置。
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