JPH08149358A - モアレ除去方法 - Google Patents
モアレ除去方法Info
- Publication number
- JPH08149358A JPH08149358A JP6283163A JP28316394A JPH08149358A JP H08149358 A JPH08149358 A JP H08149358A JP 6283163 A JP6283163 A JP 6283163A JP 28316394 A JP28316394 A JP 28316394A JP H08149358 A JPH08149358 A JP H08149358A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moire
- luminance
- image
- lens
- image pickup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、モアレを除去できるモアレ除去
方法を提供することを目的とする。 【構成】 周波数特性を有する被写体を周波数特性を有
する撮像装置で撮像する場合のモアレ除去方法におい
て、撮像装置のレンズのピントをずらすことによってモ
アレを除去し、ピントがずれることによるSN比の低下
を補填するために露光時間を長くする。
方法を提供することを目的とする。 【構成】 周波数特性を有する被写体を周波数特性を有
する撮像装置で撮像する場合のモアレ除去方法におい
て、撮像装置のレンズのピントをずらすことによってモ
アレを除去し、ピントがずれることによるSN比の低下
を補填するために露光時間を長くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、LCD等の被検査表
示素子の表示画面を、CCD等を備えた撮像装置で撮像
して、被検査表示素子の良否を検査する表示素子検査装
置等に利用されるモアレ除去方法に関する。
示素子の表示画面を、CCD等を備えた撮像装置で撮像
して、被検査表示素子の良否を検査する表示素子検査装
置等に利用されるモアレ除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LCD( liquid crystal display ) 等
の被検査表示素子の表示画面を、CCD( charge coupl
ed device ) 等を備えた撮像装置で撮像して、被検査表
示素子の良否を検査する表示素子検査装置が知られてい
る。表示素子検査装置において、LCDのように周波数
特性を有する被検査表示素子の表示画面を、CCDのよ
うに周波数特性を有する撮像装置で撮像した場合には、
撮像画像にモアレ(格子縞)が発生することがある。
の被検査表示素子の表示画面を、CCD( charge coupl
ed device ) 等を備えた撮像装置で撮像して、被検査表
示素子の良否を検査する表示素子検査装置が知られてい
る。表示素子検査装置において、LCDのように周波数
特性を有する被検査表示素子の表示画面を、CCDのよ
うに周波数特性を有する撮像装置で撮像した場合には、
撮像画像にモアレ(格子縞)が発生することがある。
【0003】
【0004】モアレの縞模様の明暗は画像データでは輝
度差となって現れるため、モアレの発生した画像では正
しく画像を解析処理することができず、被検査表示素子
の検査を正確に行なえないという問題がある。
度差となって現れるため、モアレの発生した画像では正
しく画像を解析処理することができず、被検査表示素子
の検査を正確に行なえないという問題がある。
【0005】この発明は、モアレを除去できるモアレ除
去方法を提供することを目的とする。
去方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による第1のモ
アレ除去方法は、周波数特性を有する被写体を周波数特
性を有する撮像装置で撮像する場合のモアレ除去方法に
おいて、撮像装置のレンズのピントをずらすことによっ
てモアレを除去し、ピントがずれることによるSN比の
低下を補填するために露光時間を長くすることを特徴と
する。
アレ除去方法は、周波数特性を有する被写体を周波数特
性を有する撮像装置で撮像する場合のモアレ除去方法に
おいて、撮像装置のレンズのピントをずらすことによっ
てモアレを除去し、ピントがずれることによるSN比の
低下を補填するために露光時間を長くすることを特徴と
する。
【0007】この発明による第2のモアレ除去方法は、
周波数特性を有する被写体を周波数特性を有する撮像装
置で撮像する場合のモアレ除去方法において、撮像装置
のレンズのピントをずらすことによってモアレを除去
し、ピントがずれることによるSN比の低下を補填する
ために露光時間を長くし、露光時間が長くなることによ
って輝度情報が飽和しないように撮像装置のレンズの絞
りを調節することを特徴とする。
周波数特性を有する被写体を周波数特性を有する撮像装
置で撮像する場合のモアレ除去方法において、撮像装置
のレンズのピントをずらすことによってモアレを除去
し、ピントがずれることによるSN比の低下を補填する
ために露光時間を長くし、露光時間が長くなることによ
って輝度情報が飽和しないように撮像装置のレンズの絞
りを調節することを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明による第1のモアレ除去方法では、周
波数特性を有する被写体を周波数特性を有する撮像装置
のレンズのピントをずらすことによってモアレが除去さ
れる。また、ピントがずれることによるSN比の低下を
補填するために露光時間が長くされる。
波数特性を有する被写体を周波数特性を有する撮像装置
のレンズのピントをずらすことによってモアレが除去さ
れる。また、ピントがずれることによるSN比の低下を
補填するために露光時間が長くされる。
【0009】この発明による第2のモアレ除去方法で
は、周波数特性を有する被写体を周波数特性を有する撮
像装置のレンズのピントをずらすことによってモアレが
除去される。また、ピントがずれることによるSN比の
低下を補填するために露光時間が長くされる。さらに、
露光時間が長くなることによって輝度情報が飽和しない
ように撮像装置のレンズの絞りが調節される。
は、周波数特性を有する被写体を周波数特性を有する撮
像装置のレンズのピントをずらすことによってモアレが
除去される。また、ピントがずれることによるSN比の
低下を補填するために露光時間が長くされる。さらに、
露光時間が長くなることによって輝度情報が飽和しない
ように撮像装置のレンズの絞りが調節される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0011】被検査表示素子であるLCDパネルの表示
画面を、CCDを備えた撮像装置で撮像することによ
り、LCDパネルの各画素の良否を検査する表示素子検
査装置にこの発明を適用した場合の実施例について説明
する。
画面を、CCDを備えた撮像装置で撮像することによ
り、LCDパネルの各画素の良否を検査する表示素子検
査装置にこの発明を適用した場合の実施例について説明
する。
【0012】図1は、表示素子検査装置を示している。
表示素子検査装置は、被検査表示素子であるLCDパネ
ル10に背面から光を当てるバックライト1、LCDパ
ネル10を駆動するための駆動回路(パターン発生器)
2、LCDパネル10を撮像するためのカメラ3、これ
らの各機器を制御するとともにカメラ3によって撮像さ
れた画像に対して画像処理等を行なう制御装置4を備え
ている。
表示素子検査装置は、被検査表示素子であるLCDパネ
ル10に背面から光を当てるバックライト1、LCDパ
ネル10を駆動するための駆動回路(パターン発生器)
2、LCDパネル10を撮像するためのカメラ3、これ
らの各機器を制御するとともにカメラ3によって撮像さ
れた画像に対して画像処理等を行なう制御装置4を備え
ている。
【0013】図2は、モアレを除去する場合の動作を示
している。
している。
【0014】LCDパネルの表示画面をCCDで撮像し
た場合に、撮像画像に図3(a)に示すようなモアレが
発生したとする。図3(b)は、図3(a)のA−A線
に沿う位置での輝度を示している。
た場合に、撮像画像に図3(a)に示すようなモアレが
発生したとする。図3(b)は、図3(a)のA−A線
に沿う位置での輝度を示している。
【0015】撮像画像にモアレが発生した場合には、ま
ず、撮像装置のレンズのピント(フォーカス)をずらす
ことによって、LCDパネルの周波数特性をキャンセル
して、モアレを除去する(ステップ1)。フォーカスを
ずらすことによって、モアレが除去された画像を図4
(a)に示す。図4(b)は、図4(a)のA−A線に
沿う位置での輝度を示している。図4において、Uは輝
度値の許容上限値を示し、Dは輝度値の許容下限値を示
している。
ず、撮像装置のレンズのピント(フォーカス)をずらす
ことによって、LCDパネルの周波数特性をキャンセル
して、モアレを除去する(ステップ1)。フォーカスを
ずらすことによって、モアレが除去された画像を図4
(a)に示す。図4(b)は、図4(a)のA−A線に
沿う位置での輝度を示している。図4において、Uは輝
度値の許容上限値を示し、Dは輝度値の許容下限値を示
している。
【0016】しかしながら、このように、フォーカスを
ずらすと、図4(b)に示すように、輝度値のSN比も
小さくなってしまう。
ずらすと、図4(b)に示すように、輝度値のSN比も
小さくなってしまう。
【0017】そこで、フォーカスをずらすことによって
小さくなった輝度値のSN比を大きくするために、露光
時間を長くする(ステップ2)。長時間露光によって得
られる画像を図5(a)に示す。図5(b)は、図5
(a)のA−A線に沿う位置での輝度を示している。
小さくなった輝度値のSN比を大きくするために、露光
時間を長くする(ステップ2)。長時間露光によって得
られる画像を図5(a)に示す。図5(b)は、図5
(a)のA−A線に沿う位置での輝度を示している。
【0018】しかしながら、露光時間を長くすると、図
5(b)に示すように、輝度値が許容上限値Uを越えて
しまうことがある。
5(b)に示すように、輝度値が許容上限値Uを越えて
しまうことがある。
【0019】そこで、輝度値が許容上限値Uを越えてし
まわないように撮像装置のレンズの絞りを閉じること
で、輝度値に対してオフセットを行なう(ステップ
3)。レンズの絞りを閉じた場合に得られる画像を図6
(a)に示している。図6(b)は、図6(a)のA−
A線に沿う位置での輝度を示している。
まわないように撮像装置のレンズの絞りを閉じること
で、輝度値に対してオフセットを行なう(ステップ
3)。レンズの絞りを閉じた場合に得られる画像を図6
(a)に示している。図6(b)は、図6(a)のA−
A線に沿う位置での輝度を示している。
【0020】これにより、モアレが除去され、かつ輝度
値のSN比が大きく、かつ輝度値が許容上限Uを越えな
い画像が得られる。
値のSN比が大きく、かつ輝度値が許容上限Uを越えな
い画像が得られる。
【0021】上記モアレ除去方法では、撮像装置を調整
するだけで、モアレを除去できるので、特殊な設備を必
要としないという利点がある。
するだけで、モアレを除去できるので、特殊な設備を必
要としないという利点がある。
【0022】なお、上記実施例では、露光時間を長くす
ることによって輝度値が許容上限値Uを越えてしまわな
いように撮像装置のレンズの絞りが閉じられているが、
露光時間を長くしても輝度値が許容上限値Uを越えるお
それが無い場合には、撮像装置のレンズの絞りを閉じな
くてもよい。
ることによって輝度値が許容上限値Uを越えてしまわな
いように撮像装置のレンズの絞りが閉じられているが、
露光時間を長くしても輝度値が許容上限値Uを越えるお
それが無い場合には、撮像装置のレンズの絞りを閉じな
くてもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、モアレを除去するこ
とができる。
とができる。
【図1】表示素子検査装置の構成を示す概略構成図であ
る。
る。
【図2】モアレを除去する場合の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】モアレが発生した画像および輝度を示す模式図
である。
である。
【図4】フォーカスをずらすことによって、モアレが除
去された画像および輝度を示す模式図である。
去された画像および輝度を示す模式図である。
【図5】長時間露光によって得られる画像および輝度を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図6】レンズの絞りを閉じた場合に得られる画像およ
び輝度を示す模式図である。
び輝度を示す模式図である。
3 カメラ 4 制御装置 10 LCDパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G02F 1/13 101
Claims (2)
- 【請求項1】 周波数特性を有する被写体を周波数特性
を有する撮像装置で撮像する場合のモアレ除去方法にお
いて、 撮像装置のレンズのピントをずらすことによってモアレ
を除去し、ピントがずれることによるSN比の低下を補
填するために露光時間を長くすることを特徴とする表示
素子検査装置におけるモアレ除去方法。 - 【請求項2】 周波数特性を有する被写体を周波数特性
を有する撮像装置で撮像する場合のモアレ除去方法にお
いて、 撮像装置のレンズのピントをずらすことによってモアレ
を除去し、ピントがずれることによるSN比の低下を補
填するために露光時間を長くし、露光時間が長くなるこ
とによって輝度情報が飽和しないように撮像装置のレン
ズの絞りを調節することを特徴とする表示素子検査装置
におけるモアレ除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6283163A JPH08149358A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | モアレ除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6283163A JPH08149358A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | モアレ除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08149358A true JPH08149358A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17662007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6283163A Pending JPH08149358A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | モアレ除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08149358A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001281166A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 周期性パターンの欠陥検査方法および装置 |
JP2004201284A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Samsung Electronics Co Ltd | 映像処理システム及び映像処理方法 |
US6850651B2 (en) | 2001-07-02 | 2005-02-01 | Corel Corporation | Moiré correction in images |
US6950211B2 (en) | 2001-07-05 | 2005-09-27 | Corel Corporation | Fine moire correction in images |
CN110637227A (zh) * | 2017-03-29 | 2019-12-31 | 深圳配天智能技术研究院有限公司 | 一种检测参数确定方法和检测装置 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP6283163A patent/JPH08149358A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001281166A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 周期性パターンの欠陥検査方法および装置 |
US6850651B2 (en) | 2001-07-02 | 2005-02-01 | Corel Corporation | Moiré correction in images |
US7050651B2 (en) | 2001-07-02 | 2006-05-23 | Corel Corporation | Moiré correction in images |
US6950211B2 (en) | 2001-07-05 | 2005-09-27 | Corel Corporation | Fine moire correction in images |
US7277206B2 (en) | 2001-07-05 | 2007-10-02 | Corel Corporation | Fine moire correction in images |
JP2004201284A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Samsung Electronics Co Ltd | 映像処理システム及び映像処理方法 |
CN110637227A (zh) * | 2017-03-29 | 2019-12-31 | 深圳配天智能技术研究院有限公司 | 一种检测参数确定方法和检测装置 |
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