JP3223609B2 - シャドウマスクの検査方法 - Google Patents

シャドウマスクの検査方法

Info

Publication number
JP3223609B2
JP3223609B2 JP31732792A JP31732792A JP3223609B2 JP 3223609 B2 JP3223609 B2 JP 3223609B2 JP 31732792 A JP31732792 A JP 31732792A JP 31732792 A JP31732792 A JP 31732792A JP 3223609 B2 JP3223609 B2 JP 3223609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shadow mask
amount
center line
region
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31732792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06160049A (ja
Inventor
修 友清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP31732792A priority Critical patent/JP3223609B2/ja
Publication of JPH06160049A publication Critical patent/JPH06160049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3223609B2 publication Critical patent/JP3223609B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャドウマスクに設けら
れた貫通孔パターンの検査方法に関し、特に一の貫通孔
又は多数の貫通孔を透過する光量の大小によりその良否
を判定するシャドウマスクの検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シャドウマスクに設けられた貫通孔を透
過する光量又はその光線透過率を測定して貫通孔パター
ンの良否を判定する方法は公知であり、例えば特開昭6
1−256237号公報等に記載されている。
【0003】この方法によれば、透明な基台上に載置さ
れたシャドウマスクの下面側から光線を照射する一方、
上面に配置されたテレビカメラ等によりそのテレビカメ
ラ等の画素単位(一の画素は、例えば、シャドウマスク
の貫通孔が10含まれる広い領域に相当する)でシャド
ウマスクを透過した光量を測定し、次にこの画素をずら
せて同様に測定し、こうして位置をずらして測定した2
つの光量の差を算出し、横軸に画素位置、縦軸に上記2
つの光量の差を採用してグラフ化することにより欠陥を
検出している。すなわち、貫通孔パターンに欠陥があっ
た場合の光量は正常なパターンの光量と異なることか
ら、位置をずらして測定した光量の差を求めると、欠陥
部位には上記グラフ上に突出したピークと陥没したピー
クとが現れる。そして、差を求めて判定していることか
ら、この差を求める際に撮影系等に起因する誤差は消去
され、これら誤差は上記グラフ上にピークとなって現れ
ることがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シャド
ウマスクの貫通孔は位置の固定された電子銃から発射さ
れた電子線を略平面の蛍光面まで透過させるためのもの
で、このため、図3に示すように中央部の断面形状と周
辺部の断面形状が異なっており、従ってその光線透過率
も中央部と周辺部とで異なっている。上記公知技術にお
いては、同一パターンの貫通孔が周期的に配置されてお
り、従って隣接する画素の間で透過率に相違がないこと
を前提としているため、このようなシャドウマスクの良
否を厳密に判定することができないという問題点があっ
た。
【0005】本発明はかかる従来技術の欠点に鑑みてな
されたもので、中央部と周辺部とで透過率の異なるシャ
ドウマスクパターンの良否を正確に検査することのでき
る検査方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】ところで、電子銃は一般
にCRTの略中央に配置されるため、使用されるシャド
ウマスクは縦方向の中心線を対称軸として線対称の貫通
孔パターンを有している。また、同様に横方向の中心線
を対称軸として線対称の貫通孔パターンを有している。
従って、正常なパターンにおいてはこのいずれかの中心
線を対称軸とする二つの領域の透過光量は同一である。
そして、この線対称の二つの領域において同時に欠陥が
生じることは稀であるから、両透過光量が同一の場合に
は欠陥がない正常なパターンを有していると推定でき、
一方、両透過光量が異なる場合にはそのいずれかの領域
に欠陥があることが分かる。
【0007】請求項1に係る発明はこのような技術的背
景に基づいてなされたもので、すなわち、電子線を透過
させる多数の貫通孔を備える金属板から構成されるシャ
ドウマスクの一部に光線を照射し、その透過量を測定し
てこの照射領域にある貫通孔の良否を判定するシャドウ
マスクの検査方法において、上記シャドウマスクの一領
域と、縦方向の中心線を対称軸として上記一領域と線対
称の関係にある領域との透過量を測定し、この二つの領
域のそれぞれの透過量を比較してその差が予め設定され
た誤差範囲内の場合0、誤差範囲外の場合1から成る2
値信号を求め、一方、上記シャドウマスクの一領域と、
横方向の中心線を対称軸として上記一領域と線対称の関
係にある領域との透過量を測定し、この二つの領域のそ
れぞれの透過量を比較してその差が予め設定された誤差
範囲内の場合0、誤差範囲外の場合1から成る2値信号
を求め、最後に上記2つの2値信号の論理積を求めて、
この論理積の値により上記良否を判定することを特徴と
する。
【0008】このような技術的手段において、対称軸と
なる中心線は縦方向の中心線と横方向の中心線とのいず
れであってもよく、いずれの中心線を対象軸として選択
した場合であってもこの中心線を対象軸とする二領域の
透過量を比較するため、パターン欠陥に起因しない撮影
系等に基づく誤差は消去され、欠陥の有無に基づく透過
量の差のみが検出される。そして、この差が同一又は許
容される誤差範囲内に含まれる場合には上記二領域のい
ずれのパターンも正常であると判定することができ、一
方、誤差範囲を越えて異なる場合には上記二領域のいず
れか一方のパターンが欠陥を含むものと判定することが
できる。また、この場合測定対象となる二領域は撮像管
等の一画素により光量が測定できる広さの領域であれば
よく、例えば、上記貫通孔の1つを含む広さの領域を撮
像管等の画素に対応させて貫通孔1つ毎に透過光量を測
定してもよく、また2又はそれ以上の一定数の貫通孔を
含む広さの領域を撮像管等の画素に対応させて上記一定
数の貫通孔毎に透過光量を測定してもよい。
【0009】そして、上記二領域のうちのいずれかに欠
陥の存在が検出された場合、この二領域を顕微鏡等の手
段で検査することによりそのいずれの領域に欠陥が存在
するのかを検知することができる。
【0010】尚、上述のようにシャドウマスクの貫通孔
パターンは縦方向の中心線と横方向の中心線とから成る
2本の対象軸を有することから、この縦方向の中心線を
対象軸として検査した結果と横方向の中心線を対象軸と
して検査した結果を比較することにより、顕微鏡検査等
によらず上記パターン欠陥の存在する領域を特定するこ
とが可能となる。
【0011】すなわち、一領域Zaと縦方向の中心線を
対象軸としてこの領域Zaと線対象の関係にある領域Z
bとを検査して両領域の透過光量に相違がある場合、パ
ターン欠陥はこのZa又はZbの領域のいずれかに存在
していると考えられる。次に上記領域Zaと横方向の中
心線を対象軸としてこの領域Zaと線対象の関係にある
領域Zcとを検査してこの両領域の透過光量に相違があ
る場合にはパターン欠陥はこのZaとZcのいずれかに
存在していることが判る。従って、この二つの結果か
ら、領域Zaに欠陥が存在するか、領域ZbとZcとの
双方に欠陥が存在するかのいずれかであることが判る。
二つの領域ZbとZcとの双方に欠陥が存在することは
稀であるから、欠陥はZaに存在すると推定することが
できるのである。
【0012】
【0013】このような技術的手段において、測定され
た2つの透過量の差が誤差範囲外の場合そのいずれかの
領域に欠陥が存在することとなり、この場合に限って2
値信号は1となる。従って、縦方向中心線を対称軸とし
て2値信号が1でありまた横方向中心線を対称軸として
2値信号が1にある場合に限ってその論理積が1とな
り、当該領域に欠陥があることが分かる。尚、測定され
た透過量の差及び誤差範囲の内外にあるか否かの判定及
び論理積は、上記撮像管等に電気的に接続されたCPU
等により演算して算出することが可能である。
【0014】
【0015】
【作用】請求項1に係る発明によれば、 電子線を透過さ
せる多数の貫通孔を備える金属板から構成されるシャド
ウマスクの一部に光線を照射し、その透過量を測定して
この照射領域にある貫通孔の良否を判定するシャドウマ
スクの検査方法において、上記シャドウマスクの一領域
と、縦方向の中心線を対称軸として上記一領域と線対称
の関係にある領域との透過量を測定し、この二つの領域
のそれぞれの透過量を比較してその差が予め設定された
誤差範囲内の場合0、誤差範囲外の場合1から成る2値
信号を求め、一方、上記シャドウマスクの一領域と、横
方向の中心線を対称軸として上記一領域と線対称の関係
にある領域との透過量を測定し、この二つの領域のそれ
ぞれの透過量を比較してその差が予め設定された誤差範
囲内の場合0、誤差範囲外の場合1から成る2値信号を
求め、最後に上記2つの2値信号の論理積を求めて、こ
の論理積の値により上記良否を判定するため、この論理
積により欠陥の存否とその存在領域を特定することが可
能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る実施例の検査方法を説明する
説明図である。
【0017】すなわち、ガラス板等の透明基台2上にシ
ャドウマスク1を載置する。この基台2は、図面に直交
して手前から奥へ平行移動可能に構成されている。そし
て、透明基台2の下側に光源3を配置して、その透明基
台2を通してシャドウマスク1に光線を照射する。尚、
図中4は拡散板であり、光源3から生じた光線を均一な
拡散光に変換するものである。
【0018】一方、シャドウマスク1上には2台のCC
Dカメラ又は撮像管5が配置され、これらの撮像管5の
一画素は上記シャドウマスク1の貫通孔のうち10個の
貫通孔を含む面積の領域に対応しており、これら10個
の貫通孔を透過した光線の光量を測定できる。
【0019】そして、これらのCCDカメラ又は撮像管
5は互いに反対方向(図の左右方向)に等速度で上記シ
ャドウマスクをスキャニングして、図2Aに示すよう
に、縦方向中心線aを対象軸として左右対象な領域Zl
iとZriとの透過量を同時に測定する。こうして測定
された透過量は電気信号に変換されて、CPU6に転送
される。
【0020】次に、このCCDカメラ又は撮像管5の画
素がシャドウマスク1端部まで到達すると上記基台2が
図面に直交する方向に必要量動して上記シャドウマスク
1を移動させ、上記画素が図面左右方向にスキャニング
する。そして、この動作を繰り返すことにより、シャド
ウマスク1の全面について、上記画素単位の透過量が測
定され、電気信号に変換されてCPU6に取り込まれ
る。
【0021】CPU6に取り込まれた透過量データは、
まず縦方向中心線aを対象軸として線対象な二領域の透
過量の差を求め、この差が誤差範囲内であるか否かを判
定し、誤差範囲内の場合0、誤差範囲外の場合には0か
ら構成される2値信号を求める。また、同様に横方向中
心線bを対象軸として線対象な二領域の透過量の差を求
め、この差が誤差範囲内であるか否かを判定し、誤差範
囲内の場合0、誤差範囲外の場合には0から構成される
2値信号を求める。次に上記2つの2値信号の論理積を
求め、これをモニター7に表示する。また、この論理積
が1の場合にはその領域に欠陥があるから、この領域の
上記横方向の座標及び縦方向の座標を図示しない出力装
置から出力する。
【0022】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、線対象な
二領域のいずれかに欠陥が存在するか否かを判定するこ
とができ、欠陥の存否とその存在領域を特定することが
可能となるため、中央部の断面形状と周辺部の断面形状
が異なるシャドウマスクの良否を厳密にしかも自動的に
判定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に係る検査方法の説明
図。
【図2】図2は本発明の実施例に係り、図2Aは縦方向
中心線を対象軸とする二領域を示す説明図、図2Bは横
方向中心線を対象軸とする二領域を示す説明図。
【図3】シャドウマスクの断面図。
【符号の説明】
1 シャドウマスク。 2 基台。 3 光源。 4 拡散板。 5 CCDカメラ又は撮像管。 6 CPU。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子線を透過させる多数の貫通孔を備える
    金属板から構成されるシャドウマスクの一部に光線を照
    射し、その透過量を測定してこの照射領域にある貫通孔
    の良否を判定するシャドウマスクの検査方法において、 上記シャドウマスクの一領域と、縦方向の中心線を対称
    軸として上記一領域と線対称の関係にある領域との透過
    量を測定し、この二つの領域のそれぞれの透過量を比較
    してその差が予め設定された誤差範囲内の場合0、誤差
    範囲外の場合1から成る2値信号を求め、 一方、上記シャドウマスクの一領域と、横方向の中心線
    を対称軸として上記一領域と線対称の関係にある領域と
    の透過量を測定し、この二つの領域のそれぞれの透過量
    を比較してその差が予め設定された誤差範囲内の場合
    0、誤差範囲外の場合1から成る2値信号を求め、 最後に上記2つの2値信号の論理積を求めて、この論理
    積の値により 上記良否を判定することを特徴とするシャ
    ドウマスクの検査方法。
JP31732792A 1992-11-26 1992-11-26 シャドウマスクの検査方法 Expired - Fee Related JP3223609B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31732792A JP3223609B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 シャドウマスクの検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31732792A JP3223609B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 シャドウマスクの検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06160049A JPH06160049A (ja) 1994-06-07
JP3223609B2 true JP3223609B2 (ja) 2001-10-29

Family

ID=18086976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31732792A Expired - Fee Related JP3223609B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 シャドウマスクの検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3223609B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002340799A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 透孔板の透過率測定方法およびその装置
JP2002365233A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Nec Corp 欠陥検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06160049A (ja) 1994-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1070243A1 (en) Method and apparatus for the automatic inspection of optically transmissive planar objects
EP1174707A1 (en) Defect inspection method and defect inspection apparatus
JP2006292412A (ja) 表面検査装置、表面検査方法、及び基板の製造方法
JPH0713598B2 (ja) 周期性パタ−ンの欠陥検査方法
JP3718101B2 (ja) 周期性パターンの欠陥検査方法および装置
JP3223609B2 (ja) シャドウマスクの検査方法
JP2791265B2 (ja) 周期性パターン検査装置
KR100242904B1 (ko) 형광면을 검사하기 위한 장치 및 방법
JPH01307645A (ja) 試料の検査方法
JPH07306152A (ja) 光学的歪検査装置
JPS6221046A (ja) シヤドウマスクの欠陥検査方法
JPH08152403A (ja) 光学歪の測定方法および形状の測定方法
JP3984367B2 (ja) 表面欠陥の検査方法および検査装置
JP2925154B2 (ja) マスク等の外観検査方法
JP2976743B2 (ja) シャドウマスク及びカラーフィルタのパターンむらの検査方法
JPH0528913A (ja) カラーブラウン管用シヤドウマスク検査装置
JP2503201B2 (ja) スル−ホ−ル検査装置
JPH11183151A (ja) 透明シート検査装置
KR100292343B1 (ko) 기판상의크림솔더도포상태검사방법
JPH05249050A (ja) 部品の外観検査装置
JPS62299705A (ja) 実装部品検査装置
JPH0831324A (ja) シャドウマスク検査装置及び検査方法
JPH097521A (ja) シャドウマスクの検査方法
JP2001108629A (ja) シート検査装置
JPH03154854A (ja) 細線の微細欠陥検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees