JP2002350361A - 周期性パターンのムラ検査方法及び装置 - Google Patents

周期性パターンのムラ検査方法及び装置

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JP2002350361A
JP2002350361A JP2001161070A JP2001161070A JP2002350361A JP 2002350361 A JP2002350361 A JP 2002350361A JP 2001161070 A JP2001161070 A JP 2001161070A JP 2001161070 A JP2001161070 A JP 2001161070A JP 2002350361 A JP2002350361 A JP 2002350361A
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Masahiko Soeda
添田  正彦
Masato Ushikusa
昌人 牛草
Atsushi Okazawa
敦司 岡沢
Takutetsu Chinju
卓哲 鎮守
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャストフォーカスで対象物を画像入力し
て、モアレ縞の影響を受けることなく周期性パターンを
高精度で検査できるようにする。 【解決手段】 幅の狭いパターンが、幅方向に繰り返し
形成されている対象物を検査する際、撮像手段を、画素
列方向と前記パターンの形成方向とを合わせ、ジャスト
フォーカスに設定し、撮像範囲内の各パターンを、全幅
に亘って1又は隣り合う2画素の視野に収め、且つ、隣
り合う2画素の視野に、2つのパターンが部分的に含ま
れる場合と、一方のみが含まれる場合とで、輝度値の合
計が等しくならない光学条件下で、対象画像を撮像し、
該画像を対象物を除いて撮像した光源画像で除算して透
過率画像とし、該画像の前記隣り合う2画素の輝度値の
合計を、対応する画素に設定して隣接加算画像とし、該
画像から各パターンの全幅の輝度値に当る画素のパター
ン画像を作成し、該画像を基に検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周期性パターンの
検査方法及び装置、特にカラーテレビのブラウン管に用
いられるアパーチャグリル等の基板にパターンが周期的
に形成されている製品における、該パターンの面積のズ
レやそのムラを検出する際に適用して好適な、周期性パ
ターンの検査方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】単位となる微細なパターンが繰り返され
ている周期性パターンを有する工業製品としては、カラ
ーテレビのブラウン管に用いられるアパーチャグリル等
がある。このような周期性パターンを有する工業製品で
は、個々のパターンは設計値に基づいて所定の形状と面
積(大きさ)を持つと共に、その周囲に存在するパター
ンに対して、隣接する各パターンとの間に所定の間隔を
おいて繰り返して配列されている。
【0003】このような個々のパターンの面積(大き
さ)は、試料全面(製品全体)において、(1)場所に
関係なく常に同じ面積になるようにする、あるいは
(2)試料内の場所によって徐々に変化させる(例え
ば、中心から周囲に向かっていくに従って面積が大きく
なるようにする)等の、所定の配列規則に従って形成さ
れているものがある。
【0004】このような工業製品を製造した場合、設計
値に対する個々のパターンの面積の狂い(面積ズレ)に
関して以下の現象が生じている場合は、それを不良とし
て除き、製品の品質を保証するために検査する必要があ
る。(1)限度レベルを超えた面積のズレが1つのパタ
ーンでも発生している場合。(2)個々のパターンにつ
いての評価では限度レベル内で正常とみなせる面積ズレ
であっても、それがある範囲内の複数のパターンに集中
して局所的に発生している場合。なお、後者の局所的な
発生の検出は、個々のパターンについては限度レベル内
であっても、各パターンの面積には多少のバラツキがあ
ることから、全体として見た場合に生じている各パター
ンの面積の不均一性(ムラ)を検査することを意味して
いる。
【0005】上述したようなパターンに生じている面積
のズレや不均一性を検査する方法には、検査員が対象物
を直接目視する方法がある。ところが、この目視検査方
法は、同一の検査員が検査するようにしたとしても、欠
陥検出の繰り返し精度を保つことが難しいことから、通
常は発見できる欠陥であっても見逃すことがあったり、
同じ程度の欠陥であっても良品と判定したり不良品と判
定したりする場合がある。ましてや、検査員が異なる場
合には、良否判定を同一の基準で行うことは更に難し
い。
【0006】そこで、対象物を撮像(画像入力)し、得
られた対象画像(画像データ)を画像処理して欠陥の有
無を判定する自動検査も行われている。図15は、この
ような自動検査に適用される検査装置の概略を示し、図
示しない透過光源が内蔵された検査ステージ110と、
該ステージ110上に該光源により裏面照明が可能な状
態に載置されている対象物(製品)Wを撮像して対象画
像(製品画像)を入力するCCD(Charge Coupled
Device)カメラ112と、入力された製品画像を処理
して対象物Wに形成されているパターンを検査する画像
処理部114と、該対象物Wを撮像する際に前記CCD
カメラ112を調整するカメラコントローラ116と、
前記検査ステージ110内の透過光源を調整する光源コ
ントローラ118と、これら画像処理部114、カメラ
コントローラ116及び光源コントローラ118を含む
装置全体を制御する装置制御部120とを備えている。
【0007】この検査装置で検査する場合、製品画像に
含まれる光源の場所により明るさが異なるシェーディン
グの影響を除くために、製品Wを除いた状態で光源画像
を撮像し、該光源画像により製品画像を除算して透過率
画像を作成し、該透過率画像を処理して検査することが
行われている。
【0008】ところが、上記のような装置を使用する自
動検査では、光学系のレンズをジャストフォーカスにし
て対象物を撮像する場合、周期性パターンの形成ピッチ
とCCDカメラの受光素子(画素)の配列ピッチの違い
から、干渉によるモアレ縞が発生してしまう。このよう
なモアレ縞が発生している画像においては、欠陥の信号
がモアレ縞の濃淡に埋もれてしまうので、検査すること
ができないという問題が発生する。モアレ縞の発生を抑
える有効な対策として、一般的にはレンズをデフォーカ
スに設定し、対象物をぼかして撮像する方法が採られて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに対象物をぼかして撮像する場合には、却って面積の
小さいムラや濃淡差の少ないムラを可視化して画像で捉
えることができなくなってしまうために、検査性能が低
下するという別な問題がある。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、光学系のレンズをジャストフォーカ
スにして対象物を撮像した上で、モアレ縞の影響を受け
ることなく、周期性パターンを高精度で検査することが
できる周期性パターンのムラ検査方法及び装置を提供す
ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、幅の狭いパタ
ーンが、パターン間を介して幅方向を形成方向にして繰
り返し形成されている対象物を、撮像手段により反射照
明下で撮像し、得られる画像を画像処理して前記パター
ンを検査する周期性パターンのムラ検査方法において、
前記撮像手段を、その画素列方向と前記対象物の形成方
向とを合わせて配置し、且つ前記撮像手段の光学系レン
ズをジャストフォーカスに設定し、撮像範囲に含まれる
全てのパターンを、それぞれ全幅に亘って1画素又は隣
り合う2画素の視野に収めることができ、且つ、隣り合
う2画素の視野に、隣り合う2つのパターンが部分的に
含まれる場合と、いずれか一方のみが含まれる場合と
で、該2画素の輝度値の合計が等しくならない光学条件
の下で、前記撮像手段により対象画像を撮像すると共
に、前記対象画像における前記画素列方向に隣り合う2
画素の輝度値の合計を、対応する画素の輝度値に設定し
て隣接加算画像を作成し、該隣接加算画像から前記対象
物に形成されている各パターンの全幅の輝度値に対応す
る画素からなるパターン画像を作成し、該パターン画像
を被検査画像として前記パターンを検査することによ
り、前記課題を解決したものである。
【0012】本発明は、又、幅の狭いパターンが、パタ
ーン間を介して幅方向を形成方向にして繰り返し形成さ
れている対象物を、撮像手段により透過照明下で撮像
し、得られる画像を画像処理して前記パターンを検査す
る周期性パターンのムラ検査方法において、前記撮像手
段を、その画素列方向と前記対象物の形成方向とを合わ
せて配置し、且つ前記撮像手段の光学系レンズをジャス
トフォーカスに設定し、撮像範囲に含まれる全てのパタ
ーンを、それぞれ全幅に亘って1画素又は隣り合う2画
素の視野に収めることができ、且つ、隣り合う2画素の
視野に、隣り合う2つのパターンが部分的に含まれる場
合と、いずれか一方のみが含まれる場合とで、該2画素
の輝度値の合計が等しくならない光学条件の下で、前記
撮像手段により対象画像を撮像すると共に、前記対象物
を除いて光源画像を撮像し、前記対象画像を、前記光源
画像で除算して透過率画像を作成し、該透過率画像にお
ける前記画素列方向に隣り合う2画素の輝度値の合計を
対応する画素の輝度値に設定して隣接加算画像を作成
し、該隣接加算画像から前記対象物に形成されている各
パターンの全幅の輝度値に対応する画素からなるパター
ン画像を作成し、該パターン画像を被検査画像として前
記パターンを検査することにより、同様に前記課題を解
決したものである。
【0013】本発明は、又、幅の狭いパターンが、パタ
ーン間を介して幅方向を形成方向にして繰り返し形成さ
れている対象物を、撮像手段により反射照明下で撮像
し、得られる画像を画像処理して前記パターンを検査す
る周期性パターンのムラ検査装置において、前記撮像手
段を、その画素列方向と前記対象物の形成方向とを合わ
せて配置する機能と、前記撮像手段の光学系レンズをジ
ャストフォーカスに設定する機能と、撮像範囲に含まれ
る全てのパターンを、それぞれ全幅に亘って1画素又は
隣り合う2画素の視野に収めることができ、且つ、隣り
合う2画素の視野に、隣り合う2つのパターンが部分的
に含まれる場合と、いずれか一方のみが含まれる場合と
で、該2画素の輝度値の合計が等しくならない光学条件
の下で、前記撮像手段により対象画像を撮像する機能と
を有する撮像制御手段を備えていると共に、前記対象画
像における前記画素列方向に隣り合う2画素の輝度値の
合計を、対応する画素の輝度値に設定して隣接加算画像
を作成する手段と、該隣接加算画像から前記対象物に形
成されている各パターンの全幅の輝度値に対応する画素
からなるパターン画像を作成する手段と、該パターン画
像を被検査画像として前記パターンを検査する手段とを
備えたことにより、同様に前記課題を解決したものであ
る。
【0014】本発明は、又、幅の狭いパターンが、パタ
ーン間を介して幅方向を形成方向にして繰り返し形成さ
れている対象物を、撮像手段により透過照明下で撮像
し、得られる画像を画像処理して前記パターンを検査す
る周期性パターンのムラ検査装置において、前記撮像手
段を、その画素列方向と前記対象物の形成方向とを合わ
せて配置する機能と、前記撮像手段の光学系レンズをジ
ャストフォーカスに設定しする機能と、撮像範囲に含ま
れる全てのパターンを、それぞれ全幅に亘って1画素又
は隣り合う2画素の視野に収めることができ、且つ、隣
り合う2画素の視野に、隣り合う2つのパターンが部分
的に含まれる場合と、いずれか一方のみが含まれる場合
とで、該2画素の輝度値の合計が等しくならない光学条
件の下で、前記撮像手段により対象画像を撮像する機能
と、前記対象物を除いて光源画像を撮像する機能とを有
する撮像制御手段を備えているとともに、前記対象画像
を、前記光源画像で除算して透過率画像を作成する手段
と、該透過率画像における前記画素列方向に隣り合う2
画素の輝度値の合計を対応する画素の輝度値に設定して
隣接加算画像を作成する手段と、該隣接加算画像から前
記対象物に形成されている各パターンの全幅の輝度値に
対応する画素からなるパターン画像を作成する手段と、
該パターン画像を被検査画像として前記パターンを検査
する手段とを備えたことにより、同様に前記課題を解決
したものである。
【0015】即ち、本発明においては、モアレ縞が発生
することを前提に、反射照明下又は透過照明下にジャス
トフォーカスで撮像すると共に、前記光学条件の下で撮
像して得られる対象画像又は透過率画像から、隣接する
2画素の輝度値をそれぞれ加算した隣接加算画像を作成
し、該画像からパターンの全幅が画像入力されている、
パターンに対応する画素のみからなるパターン画像を作
成し、これを被検査画像として検査するようにしたの
で、いずれの場合にもモアレ縞の影響を受けることなく
パターンのムラを高精度で検査することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明に係る一実施形態の周期性
パターンのムラ検査装置の要部を示す概略斜視図であ
る。
【0018】本実施形態の検査装置は、短冊状の幅の狭
いパターンPが形成されているアパーチャグリル(対象
物)Wを載置し、位置決めする位置決めテーブル(検査
ステージ)10と、該対象物Wを後に詳述する条件の下
で撮像するエリアセンサからなるCCDカメラ(撮像手
段)12とを備えている。そして、装置全体は、装置各
部の動作全体を管理し、制御する機能を有する装置制御
部20、対象物を撮像し、画像データを取得する機能を
有するデータ入力部30、取得した画像データから、画
像処理によりムラを可視化して検査を行う機能を有する
データ処理部40、人間(オペレータ)に装置を操作す
るためのインターフェイスを提供するヒューマンインタ
ーフェイス部50、対象物のハンドリング及び外部機器
との情報交換を行うための機能を有するマシンインター
フェイス60の5つのサブシステムから構成されてい
る。各サブシステムについては後に詳述する。
【0019】本実施形態の検査装置は、後に特徴を詳述
する、幅の狭いパターンPが、パターン間を介して幅方
向を形成方向にして繰り返し形成されている対象物を、
図示しない透過照明の下で撮像手段(CCDカメラ)1
2により撮像し、得られる透過光画像を画像処理して前
記パターンを検査する機能を有している。
【0020】そして、前記撮像手段を、その画素列方向
と前記対象物のパターンの幅方向とを合わせて配置する
機能と、前記撮像手段の光学系レンズをジャストフォー
カスに設定する機能と、前記撮像範囲に含まれる全ての
パターンを、それぞれ全幅に亘って1画素又は隣り合う
2画素の視野に収めることができ、且つ、隣り合う2画
素の視野に、隣り合う2つのパターンが部分的に含まれ
る場合と、いずれか一方のみが含まれる場合とで、該2
画素の輝度値の合計が等しくならない光学条件の下で、
前記撮像手段により対象画像を撮像する機能とを有する
撮像制御手段が、前記CCDカメラ12を含むデータ入
力部30等により構成されている。
【0021】又、本実形態の検査装置では、前記対象画
像を、前記光源画像で除算して透過率画像を作成する手
段と、該透過率画像における前記画素列方向に隣り合う
2画素の輝度値の合計を対応する画素の輝度値に設定し
て隣接加算画像を作成する手段と、該隣接加算画像から
前記対象物に形成されている各パターンの全幅の輝度値
に対応する画素からなるパターン画像を作成する手段
と、該パターン画像を被検査画像として前記パターンを
検査する手段とが、前記データ処理部40に含まれる、
後述する画像処理部42においてソフトウェアにより実
現されている。
【0022】本実施形態の検査装置は、その全体の概要
を図2に示すように、大別すると前記5つのサブシステ
ム20〜60により構成されている。その1つである前
記装置制御部20は、他の各サブシステム30〜60に
含まれる各機能部の動作全体を制御するようになってい
る。そして、上記データ入力部30は、機能部としてセ
ンサ部32、照明部34、位置固定部36及び位置制御
部38を含み、同様にデータ処理部40は、上記データ
入力部30のセンサ部32により入力された画像データ
を処理する画像処理部42と、処理データを管理するデ
ータ管理部44とを、ヒューマンインターフェイス部5
0は、上記データ処理部40により処理された結果等を
表示する情報表示部52と、オペレータとの間で情報の
やり取りを行なう対人操作部54とを、マシンインター
フェイス部60は、対象物を搬送するベルトコンベア
(図示せず)等の外部機械との間で情報のやり取りを行
なう機械連動部62と、対象物の受け渡しを行う自動給
排部64とを、それぞれ含んでいる。
【0023】前記サブシステム及びその各機能部につい
て詳述すると、装置制御部20としては、専用装置、汎
用シーケンサ、パーソナルコンピュータ等が利用でき
る。
【0024】又、データ入力部30に含まれるセンサ部
32は、対象物を撮像して画像データに変換するイメー
ジセンサからなり、その1つが前記CCDエリアセンサ
カメラ12である。又、イメージセンサ(撮像手段)と
しては、これ以外にCMOS(Complementary Metal
Oxide Semiconductor)エリアセンサカメラ、撮像
管等を利用することもできる。なお、このセンサ部32
は、カメラのシャッタースピード等の電気的な制御を行
うカメラ制御装置(図示せず)も含まれている。
【0025】照明部34は、撮像時に対象物を照明する
もので、同軸落射照明、明視野照明、暗視野照明及び透
過照明等が利用できるようになっているが、ここでは透
過照明を使用する。各照明の光源としては、蛍光灯、ハ
ロゲンランプ、ストロボ光源及びLED光源等を利用で
き、これらは光源制御装置(図示せず)により制御され
るようになっている。
【0026】位置固定部36は、対象物を位置決めテー
ブル10上の所定の位置に正確に保持する機能を有し、
位置制御部38は、前記センサ部32及び照明部34
を、対象物の所定の位置へ移動させるリニアガイド等か
らなる水平移動機構(ステージ)及び上下移動機構と、
そのコントローラにより構成されている。
【0027】又、データ処理部40に含まれる画像処理
部42は撮像した画像データを画像処理するもので、専
用画像処理装置やパーソナルコンピュータ等が利用でき
る。又、データ管理部44は、可視化した結果や検査し
た結果のデータや画像データを保管するもので、オペレ
ータからの求めに応じて、保管しているデータを検索
し、開示する機能を有しており、長期保管には、例えば
ハードディスクドライブ、DVDドライブ、MOドライ
ブ等の補助記録装置を利用できる。
【0028】又、ヒューマンインターフェイス部50に
含まれる情報表示部52は、オペレータに対して情報を
提供するもので、検査進行状況、検査結果、集計結果、
過去の検査結果の履歴等を提示したり、撮像した画像や
処理途中の画像あるいは処理後の画像を表示する機能を
有し、これにはCRTモニタ、液晶モニタ、LEDアレ
イ等が利用できる。
【0029】又、対人操作部54は、装置稼動に不可欠
な情報について、オペレータからの入力操作を受け付け
る。入力される情報としては、例えば対象物の特徴(サ
イズ、可視化し、検査を行う領域の座標値等)、画像入
力における設定値(シャッタースピード、照明の明るさ
等)、可視化や検査における画像処理の設定値(2値化
の閾値等)を挙げることができる。これら情報の入力に
は、機械式ボタン、タッチパネル、キーボード、マウス
等が利用できる。
【0030】又、マシンインターフェイス部60に含ま
れる機械連動部62は、外部の装置から情報を入手する
機能と、外部の装置へ情報を出力する機能とを有する。
入力する情報としては、例えば対象物の特徴(サイズ
等)、自動運転時における外部機器との連動命令(画像
入力部への検査対象の供給終了タイミング等)を、又、
出力する情報としては、例えば測定や検査結果の出力、
装置の稼動実績、自動運転時における測定や検査結果に
基づいた物流装置への命令(対象物の選別振り分け指
示、装置への供給停止等)を挙げることができる。各機
器間の情報交換には、LAN(イーサーネット)、RS
−232C、RS−422、GPIB(General Purp
ose Interface Bus:IEEE488)、IEEE1
394、パラレルI/O、リレー等が利用できる。
【0031】又、自動給排部64は、外部装置から、デ
ータ入力部30に含まれる位置固定部36に対する対象
物の受け渡しを行う働きをする。外部装置としては、前
・後工程にある加工機や対象物専用のストッカがあり、
具体的な給排機構としては磁気吸着ハンドや真空吸着ハ
ンド等を利用できる。
【0032】本実施形態について詳述すると、検査対象
であるアパーチャグリル(対象物)Wとしては、図3
(A)に一部を抽出してその特徴のイメージを示すよう
に、白地で示す金属薄板に、斜線部で示す幅の狭い短冊
状(矩形)の貫通孔からなる幅LaのパターンPが、隣
接する金属部分である幅Lbのパターン間を介して、図
中矢印で示す形成方向(幅方向)に繰り返し形成されて
いるものを挙げることができる。
【0033】この対象物Wは、図示したような短冊状の
パターンが一定方向に繰り返し形成され、その繰り返し
方向と平行な上記形成方向に、短冊の幅の狭い側が繰り
返えされている。そして、この形成方向にパターンを見
た場合、パターンの幅La及びその形成間隔に当るパタ
ーン間の幅Lbはそれぞれ一定であるか、少なくとも一
方が徐々に変化するように形成されている。又、形成方
向に直交する方向にパターンを見た場合は、パターンの
長辺は形成方向、即ち短辺に直角に形成されている。但
し、本実施形態が適用可能な対象物Wには、同図(B)
に示すように、パターンPの長辺が短辺方向にある一定
の曲率で繰り返し形成されているものや、同図(C)に
示すように、徐々に変化する曲率で形成されているもの
も含まれる。
【0034】本実施形態の検査装置では、前述したよう
にセンサ部(光学条件設定手段)32により、前記CC
Dカメラ12の光学系レンズをジャストフォーカスに設
定すると共に、撮像範囲に含まれる全てのパターンを、
それぞれ全幅に亘って1画素又は隣り合う2画素の視野
に収めることができ、且つ、隣り合う2画素の視野に、
隣り合う2つのパターンが部分的に含まれる場合と、い
ずれか一方のみが含まれる場合とで、該2画素の輝度値
の合計が等しくならない、後述する光学条件に設定し
て、該CCDカメラ12により対象画像を撮像すると共
に、前記位置決めテーブル10上から対象物Wを除き、
光源のみを撮像して光源画像を入力するようになってい
る。
【0035】このように画像が入力されると、前記画像
処理装置42では以下の画像処理が実行される。前記対
象画像を、対応する光源画像で除算して透過率画像を作
成する。次いで、透過率画像における前記画素列方向に
隣り合う2画素の輝度値の合計を、対応する画素の輝度
値に設定して隣接加算画像を作成する。更に、この隣接
加算画像から前記対象物に形成されている各パターンの
全幅の輝度値に対応する画素を抽出してパターン画像を
作成し、該画像に基づいてパターンの検査を行う。
【0036】以下、本実施形態について具体例を挙げて
更に詳述する。ここでは、検査対象物Wには、図4に一
部を抽出してイメージを示すような繰り返し規則でパタ
ーンが形成されているとして説明する。但し、この図に
は、CCDカメラ12により透過照明下で撮像される対
象画像に対応させて、前記図3の場合とは逆に、パター
ン部分(貫通孔)を網点を用いて、パターン間部分(金
属)を斜線を付してそれぞれ示してある。又、長さの単
位はμmであるとする。
【0037】今、i番目の任意のパターンの組につい
て、パターン(部)の幅をLa[i]、パターン間
(部)の幅をLb[i]とすると、上記図4のパターン
はパターン間の幅Lb[i]は一定の10μmである
が、パターン幅は最初のLa[0]=3から1つおきに
1μmずつ増えていく繰り返し規則で形成されている。
【0038】まず、前記CCDカメラ12について、撮
像範囲に含まれる全てのパターンを、それぞれ全幅に亘
って1画素又は隣り合う2画素の視野に収めることがで
きると共に、隣り合う2画素の視野に、隣り合う2つの
パターンが部分的に含まれる場合と、いずれか一方のみ
が含まれる場合とで、これら2つの画素の輝度値の合計
が等しくならない光学条件として、パターン抽出可能条
件1、2を説明する。
【0039】本実施形態では、前述したように光学系の
レンズをジャストフォーカスに設定したCCDカメラ1
2により対象物Wを撮像して対象画像を入力する。その
際、H:カメラの分解能[μm/Pel]、La:形成方
向のパターン幅[μm]、Lb:形成方向のパターン間
の幅[μm]、N:カメラ視野内のパターンの数
[個]、パターンとカメラの分解能Hとの間に下記のパ
ターン抽出可能条件1、2の全てが成立していることに
よって、後述するパターン抽出処理によりムラを可視化
することができる。
【0040】<パターン抽出可能条件1>CCDカメラ
12により対象物Wを撮像した場合に、前記のようにそ
の視野内にN個のパターンが含まれるとすると、該カメ
ラ12の分解能H[μm/Pel]が、N個のパターンの
中で最大のパターンの幅(最大幅)以上であること。こ
れは、1画素(Pel)の視野により、幅が最大のパター
ンであってもその全幅を画像入力できることを意味す
る。
【0041】便宜上、前記図4のパターンを撮像した場
合の画素1列分の画像に相当する図5(A)に、実線の
矩形で示した1画素分の視野寸法、即ちカメラの分解能
HとパターンPとの対応関係のイメージを示した。この
条件1は、次式(1)で表わすことができる。
【0042】 H≧max(La[i]) …(1) i∈{0,1,・・・,N−1}
【0043】<パターン抽出可能条件2>CCDカメラ
12の分解能Hの2倍が、N個の各パターンについて、
パターンの幅と上流側に隣接するパターン間の幅との
和、及び、パターンの幅と下流側に隣接するパターン間
の幅との和の中で最小のパターンとパターン間の幅(最
小幅)未満であること。これは、任意のパターンと、そ
の上流及び下流のパターン間とのそれぞれの組合せに関
して、隣り合う2画素の視野では、最も幅の小さいパタ
ーンの組(パターン+パターン間)でも、その組の全幅
を撮像できないことを表わし、隣り合う2画素の視野に
隣り合う2つのパターンが含まれた状態で撮像した場合
と、そのいずれか一方のパターンのみが含まれた状態で
撮像した場合とで、輝度値が等しくならないようにする
ことを意味する。この条件2は、次の(2)式、(3)
式で表わすことができる。
【0044】 2×H<min(La[i]+Lb[i]) …(2) 且つ、 2×H<min(La[i]+Lb[i−1]) …(3) i∈{0,1,・・・,N−1}
【0045】次に、上述した2つのパターン抽出可能条
件1、2を全て満足するように設定して対象物Wを撮像
して対象画像:WIを入力すると共に、対象物Wを位置
決めテーブル10上から除いて撮像して、光源画像:L
Iを入力し、対象画像を対応する光源画像で除算して、
透過率画像:TIを作成する。このように対象画像を透
過率画像に変換することにより、位置決めテーブル10
内に設置されている透過光源(図示せず)にシェーディ
ング(場所による明るさの差異)が存在する場合でも、
その影響を除外することができることになる。
【0046】以上のようにして透過率画像が作成された
ら、この画像の中から最終的にパターンを抽出してパタ
ーンに該当する画素のみからなるパターン画像(被検査
画像)を作成する。
【0047】このパターン抽出処理には、大別して
(A)上記透過率画像から隣接加算画像を生成する隣接
加算フィルタ処理、(B)隣接加算画像からパターンに
該当する画素を抽出してパターン抽出画像を作成するパ
ターン抽出フィルタ処理、(C)パターン抽出画像から
パターンに該当する画素を連結してパターン画像を作成
するパターン連結フィルタ処理がある。
【0048】(A)の隣接加算フィルタ処理では、前記
透過率画像に、次の(4)式で示す演算を行う隣接加算
フィルタを適用して、隣接加算画像を生成する。このフ
ィルタは、透過率画像における形成方向の隣り合う2つ
の画素の輝度値の合計を、隣接加算画像の対応する画素
の輝度値(画素値)に設定する演算処理を行う働きをす
る。
【0049】 AI[x,y]=TI[x,y]+TI[x−1,y] …(4) x∈{0,1,・・・,X−1} y∈{0,1,・・・,Y−1}
【0050】なお、この式でXは画像の横方向(形成方
向)の画素数、Yは画像の縦方向の画素数、AI[x,
y]は隣接加算画像におけるy行、x列目の画素の輝度
値、TI[x,y]は透過率画像におけるy行、x列目
の画素の輝度値である。
【0051】(B)のパターン抽出フィルタ処理では、
上記のように生成された隣接加算画像AI[x,y]に
おいて、注目画素を中心にして形成方向に隣り合う3つ
の画素の画素値を比較し、注目している中央の画素の輝
度値Vが両隣りの画素の値より大きい場合に、パターン
抽出画像の対応する画素の輝度値EI[x,y]を同じ
値Vにし、それ以外は零にする。これは、以下の(5)
式のパターン抽出条件1、(6)式のパターン抽出条件
2、又は(7)式のパターン抽出条件3を満たシ、しか
も(8)式のパターン抽出条件4を満たす画素の場合
に、パターン抽出画像の画素については、EI[x,
y]=AI[x,y]に、それ以外の画素については、
EI[x,y]=0に、それぞれ輝度値を置き換える処
理を行うパターン抽出フィルタを適用することにより実
現できる。
【0052】 <パターン抽出条件1> (AI[x,y]>AI[x−1,y]) 且つ(AI[x,y]>AI[x+1,y]) …(5)
【0053】 <パターン抽出条件2> (AI[x,y]>AI[x−1,y]) 且つ(AI[x,y]=AI[x+1,y]) …(6)
【0054】 <パターン抽出条件3> (AI[x,y]=AI[x−1,y]) 且つ(AI[x,y]>AI[x+1,y]) …(7)
【0055】 <パターン抽出条件4> AI[x,y]≧閾値(実験的に決定) …(8)
【0056】即ち、このパターン抽出フィルタを適用す
ることは、生成された前記隣接加算画像の各画素につい
て、横方向(X方向)の各画素列毎に、下流側と上流側
にそれぞれ隣接する画素の輝度値をいずれも超えている
(条件1)、上流側の輝度値とは等しいが下流側の輝度
値を超えている(条件2)、逆に下流側の輝度値とは等
しいが上流側の輝度値を越えている(条件3)のいずれ
かの条件が成立ち、且つ所定の強度以上の輝度を有する
(条件4)場合のみ、隣接加算画像の輝度値をパターン
抽出画像EIの対応する画素に設定し、それ以外の画素
には全て輝度値0を設定することを意味する。なお、条
件4は、パターンの幅に比べてパターン間の幅が広い場
合に、分解能の設定がパターン幅に近いと、パターン間
だけを撮像した(暗い)画素が連続することになるた
め、このようなパターン間に相当する画素が抽出されな
いようにするために設定している。
【0057】(C)のパターン連結フィルタ処理では、
作成されたパターン抽出画像にパターン連結フィルタを
適用する。このフィルタは、輝度値≠0の画素を残し、
輝度値=0の画素を捨てる働きをする。上記のようにパ
ターン抽出画像には、パターンの輝度値に該当する画素
と該当しない輝度値=0の画素が混在していることか
ら、このフィルタを適用することにより、パターンに該
当する画素のみからなる画像、即ちパターン画像を作成
することができる。
【0058】以上のようにして作成されたパターン画像
を被検査画像とし、該被検査画像に基づいて、各パター
ンのムラ、即ち画素の輝度値のムラを検査する。その方
法としては、作成された被検査画像(パターン画像)自
体をモニタ画面に表示し、検査員が表示された画像を見
て目視検査によりムラの有無を判定するようにしても、
あるいは、例えば特開平6−229736号公報に開示
されている透過率画像に対して適用される検査処理と実
質的に同じ処理を、上記パターン画像に適用して自動検
査によりムラの有無を判定するようにしてもよい。
【0059】この公報に開示されている自動検査につい
て簡単に説明すると、作成された透過率画像に対して、
発生が予想されるムラの形状を想定し、その形状毎に異
なる2次微分フィルタ等の空間フィルタを適用する強調
処理を行って強調画像を作成し、該画像を所定の閾値で
2値化した2値画像上の2値の画素数(面積)等を基準
に自動検査する方法である。
【0060】次に、本実施形態の作用を、図6〜図9の
フローチャートに従い、更に具体的に説明する。
【0061】本実施形態では、図6に処理手順の概要を
示すように、大別すると、初期化(ステップ10)、画
像の入力(ステップ20)、画像の変換(ステップ3
0)、画像の解析(ステップ40)、画像の識別(ステ
ップ50)、結果の出力(ステップ60)の順で自動検
査を実行する。
【0062】まず、ステップ10の初期化では、検査処
理の実行に必要な各種パラメータの設定を行う。具体的
には、装置の稼働に必要な各種パラメータの設定を行
う。又、対象物Wの画像入力に関しては、対象物の特徴
量(検査範囲)の設定、前述したパターン抽出可能条件
を満たすための光学条件の調整(設定)等の条件の設定
を行う。更に、対象物にムラの自動検査を適用するため
に、強調画像を得るための空間フィルタの種類、判定画
像を得るための閾値、該判定画像から欠陥の有無を判定
する条件等の検査パラメータの設定を行う。
【0063】次いで、ステップ20の画像の入力では、
光学的には、前記パターン抽出可能条件1、2の下で対
象物Wを撮像する。従って、パターンPと1列分の画素
の視野(解像度)Hとの関係を示した前記図5(A)に
対して、同図(B)に各画素の輝度値を対応させて示す
ように、パターンPの中には1画素でパターン面積に応
じた正しい輝度値が得られているもの(網かけ部分)
と、正しい輝度値が得られていないもの(白抜き部分)
とがある。即ち、ジャストフォーカスで撮像すると、1
画素に1つのパターンの面積、即ち輝度を正確に反映さ
せることができる利点がある。その反面、中には2つの
画素に跨がっているために、パターンの面積に応じた正
しい輝度が得られないものも存在し、これが前述したモ
アレ縞発生の原因になり、検査精度を阻害している。
【0064】そこで、本実施形態では、図7に示す詳細
な手順に従って画像入力を行う。まず、画像入力に必要
なパラメータを設定する初期設定を行う(ステップ20
2)。ここで行う初期設定の内容は、前記ステップ10
の初期化の中の画像に関するものと実質的に同一であ
る。
【0065】初期設定が終わった後、前記図1に示して
あるように、対象物Wをステージ10上に載置(ロー
ド)する(ステップ204)。次いで、製品画像(対象
画像)の撮像を行う(ステップ206)。ここでは、対
象物Wをステージ10上に置いた状態でジャストフォー
カスで撮像する。図10は、前記図4に特徴を示した対
象物Wをこの条件下で撮像して得られた製品画像WIの
1画素列分のイメージを示したものである。
【0066】次いで、対象物Wを位置決めテーブル10
から取り除き(ステップ208)、対象物Wがない状態
で撮像を行い、光源画像LIを撮像する(ステップ21
0)。
【0067】その後、前記図6のステップ30の画像の
変換では、以上のようにして入力された画像から解析対
象となる画像を生成するための処理を行う。この画像変
換としては、図8に示す各処理が実行される。まず、上
記図7のフローチャートに従って作成された製品画像W
Iと、対応する光源画像LIから、次式 TI=WI/LI …(9) により、シェーディング補正された透過率画像TIを作
成する(ステップ302)。
【0068】図11は、上記図10にパターンと画素と
の関係のイメージを示した製品画像から得られる透過率
画像について、前記図5(A)に対する同図(B)と同
様に各画素に輝度値を対応させて示したものである。な
お、この透過率画像は、光源のシェーディングが補正さ
れている以外は、図10の製品画像と実質的に同一であ
るので図示は省略する。
【0069】次いで、図11に示したような輝度値から
なる透過率画像に、前記(4)式の演算機能を有する隣
接加算フィルタを適用して隣接加算画像AIを生成(作
成)する(ステップ304)。図12は、このフィルタ
処理のイメージを示し、同図(A)に示した前記図11
の場合と同一の透過率画像の画素列について、各隣接す
る2画素の輝度値を加算して、その加算値を順次対応す
る画素に設定することにより、同図(B)に示すような
隣接加算画像を作成している。
【0070】上記のように作成された隣接加算画像に
は、白抜きで示したように1つのパターンの全幅に対応
していない輝度値の画素も含まれている。そこで、この
ようなパターンの面積が反映されていない画素を除外す
るために、前記(5)式で示したパターン抽出条件1
と、(6)式で示したパターン抽出条件2と、前記
(7)式で示したパターン抽出条件3のいずれかを満足
すると共に、前記(8)式で示したパターン抽出条件4
を満足する画素のみを抽出するために、パターン抽出フ
ィルタを上記隣接加算画像に適用してパターン抽出画像
を作成する(ステップ306)。図13は、このフィル
タリング処理のイメージを示す。この抽出処理では、各
画素に対して上記フィルタを適用することにより、同図
(A)に再度示した上記図12(B)の隣接加算画像か
ら、○印を付した画素のみを抽出し、図13(B)に示
した輝度値からなるパターン抽出画像を作成している。
【0071】以上のようにしてパターンの面積が正しく
反映された画素と輝度値0の画素からなる図13(B)
に示したパターン抽出画像が作成されたら、図14にイ
メージを示すように、同図(A)に再掲載した該抽出画
像にパターン連結フィルタを適用して輝度値0の画素を
除外し、同図(B)に示すパターンに該当する画素のみ
からなるパターン画像を作成し、これを被検査画像とす
る。
【0072】この被検査画像はモニタ画面に表示して検
査員により目視検査するようにしてもよいが、ここで
は、自動検査を行うために、更に前記図6のステップ4
0、50、60の各処理を行う。但し、以下の各処理で
作成される画像の図示は省略する。
【0073】ステップ40の画像の解析では、上で詳述
したステップ30の画像の変換で生成した前記パターン
画像(被検査画像)に対して、前記特開平6−2297
36公報等に開示されている2次微分フィルタ等の空間
フィルタを適用して、該画像に輝度のムラが存在する場
合には、それを強調する処理を行い、強調画像を作成す
る。
【0074】ステップ50の画像の識別では、図9に詳
細を示すように判定画像の作成(ステップ402)、形
状測定(ステップ404)及び判定処理(ステップ40
6)の3つの処理を行う。ステップ402の判定画像の
作成では、前記ステップ40で作成された強調画像に対
して所定の閾値を設定して2値化し、欠陥候補画素を含
む判定画像JIを作成する。この判定画像は、上記閾値
より小さい画素には輝度値0を設定して背景とし、閾値
以上の画素には例えば輝度値255を設定し、欠陥候補
として抽出されるようにする。
【0075】次のステップ404の形状測定では、上記
判定画像に含まれる欠陥候補に関して特徴量を測定す
る。具体的には、判定画像に含まれる各欠陥候補をラベ
リング処理し、ラベリングされた各欠陥候補(画像領
域)に関して面積や水平方向及び垂直方向の各フィレ径
等を求めることにより、その大きさを測定する。
【0076】次のステップ406の判定処理では、上で
測定した欠陥候補の特徴量と、予め設定されている欠陥
とすべきムラの特徴量とを比較して、例えば予め決めら
れた閾値内ならばムラがあると判定する等によりムラ欠
陥の有無を判定する。
【0077】ステップ60の結果の出力では、以上のよ
うに判定処理が終了した後、最終的に対象物Wが良品か
不良品かの判定結果を出力し、自動検査を終了する。
【0078】以上詳述した本実施形態によれば、アパー
チャグリル等の対象物に形成されている微細な短冊状の
パターンを透過照明の下で撮像して検査する際、対象物
をジャストフォーカスで撮像して得られるモアレ縞が発
生している透過率画像から、1つの画素(CCDカメラ
の受光素子)又は隣接する2つの画素が、必ず1つの周
期性パターンだけを全幅に亘って撮像できる光学条件を
保証することにより、得られた画像データから周期性パ
ターンの1つ1つの面積(パターン幅)に比例した輝度
信号のみを選択的に取出すことができるようにしたこと
により、該パターンに生じている面積の小さいムラや濃
淡差の少ないムラを画像化(可視化)して、従来より正
確な検査ができるようになった。
【0079】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるも
のでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
【0080】前記実施形態に示したように、光透過性の
貫通孔からなるパターンが形成された対象物を透過照明
下で撮像する場合に限定されず、反射照明下で撮像する
非透過性のパターンが形成された対象物であってもよ
い。具体例としては、同じ対象物のアパーチャグリルの
場合であっても、エッチングにより穿設された貫通孔で
はなく、エッチングされないで残っている板材の平坦部
分(表側)の幅のバラツキを検査する場合を挙げること
ができる。即ち、エッチング形成される貫通孔は材料表
面に対して垂直に貫通しているわけではないので、上記
平坦部分の幅にはバラツキが生じるが、このバラツキを
検査する場合は、透過照明よりも反射照明が適してい
る。このように反射照明することにより、アパーチャグ
リルの表側の平坦部を明るい画素として、それ以外、即
ち孔の開口部と壁面部を暗い画素として画像入力すれ
ば、透過照明の場合とは、パターンとパターン間の関係
は逆になるが、同様にムラを可視化することが可能であ
る。
【0081】又、前記実施形態では、パターン間の幅が
一定で、パターンの幅が1つおきに漸増する場合を示し
たが、逆に漸減する場合であってもよい。又、両方の幅
ともそれぞれ一定である場合は勿論のこと、両方とも変
化する場合であっても検査可能である。又、前記実施形
態では長さの単位がμmの場合を示したが、これに限定
されないことは言うまでもない。
【0082】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
光学系のレンズをジャストフォーカスにして対象物を撮
像した上で、モアレ縞の影響を受けることなく、周期性
パターンを高精度で検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の検査装置の要部を示
すブロック図を含む概略斜視図
【図2】上記検査装置全体の概要を示すブロック図
【図3】本発明の検査対象となるパターンの種類とその
特徴を示すイメージ図
【図4】本実施形態で検査対象とするパターンの特徴を
示す説明図
【図5】パターンを撮像する画素と輝度値の関係を示す
説明図
【図6】本実施形態による検査手順の概要を示すフロー
チャート
【図7】本実施形態による画像入力の手順を示すフロー
チャート
【図8】本実施形態による透過率画像からパターン画像
までの作成手順を示すフローチャート
【図9】本実施形態によるパターンの良否判定の手順を
示すフローチャート
【図10】製品画像のイメージを示す説明図
【図11】透過率画像の輝度値の特徴を示す説明図
【図12】透過率画像から隣接加算画像を作成する処理
のイメージを示す説明図
【図13】隣接加算画像からパターン抽出画像を作成す
る処理のイメージを示す説明図
【図14】パターン抽出画像からパターン画像を作成す
る処理のイメージを示す説明図
【図15】従来の検査装置の要部を示すブロック図を含
む概略斜視図
【符号の説明】
10…位置決めテーブル 12…CCDカメラ 20…装置制御部 42…画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 460 G01B 11/24 K (72)発明者 岡沢 敦司 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 鎮守 卓哲 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA54 BB02 DD03 FF04 JJ03 JJ26 PP04 QQ04 QQ25 QQ27 RR01 2G051 AA73 AB02 AB20 CA03 CA04 CB02 EA11 EA12 EB01 ED01 ED03 ED14 ED30 2G086 EE12 5B047 AA11 AB02 BA01 BB04 BC05 BC14 BC23 CB22 DC11 5B057 AA03 BA02 BA17 BA30 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CE03 CE06 CE12 DA03 DA04 DA08 DB02 DB09 DC04 DC22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅の狭いパターンが、パターン間を介して
    幅方向を形成方向にして繰り返し形成されている対象物
    を、撮像手段により反射照明下で撮像し、得られる画像
    を画像処理して前記パターンを検査する周期性パターン
    のムラ検査方法において、 前記撮像手段を、その画素列方向と前記対象物の形成方
    向とを合わせて配置し、且つ前記撮像手段の光学系レン
    ズをジャストフォーカスに設定し、 撮像範囲に含まれる全てのパターンを、それぞれ全幅に
    亘って1画素又は隣り合う2画素の視野に収めることが
    でき、且つ、隣り合う2画素の視野に、隣り合う2つの
    パターンが部分的に含まれる場合と、いずれか一方のみ
    が含まれる場合とで、該2画素の輝度値の合計が等しく
    ならない光学条件の下で、前記撮像手段により対象画像
    を撮像すると共に、 前記対象画像における前記画素列方向に隣り合う2画素
    の輝度値の合計を、対応する画素の輝度値に設定して隣
    接加算画像を作成し、 該隣接加算画像から前記対象物に形成されている各パタ
    ーンの全幅の輝度値に対応する画素からなるパターン画
    像を作成し、 該パターン画像を被検査画像として前記パターンを検査
    することを特徴とする周期性パターンのムラ検査方法。
  2. 【請求項2】幅の狭いパターンが、パターン間を介して
    幅方向を形成方向にして繰り返し形成されている対象物
    を、撮像手段により透過照明下で撮像し、得られる画像
    を画像処理して前記パターンを検査する周期性パターン
    のムラ検査方法において、 前記撮像手段を、その画素列方向と前記対象物の形成方
    向とを合わせて配置し、且つ前記撮像手段の光学系レン
    ズをジャストフォーカスに設定し、 撮像範囲に含まれる全てのパターンを、それぞれ全幅に
    亘って1画素又は隣り合う2画素の視野に収めることが
    でき、且つ、隣り合う2画素の視野に、隣り合う2つの
    パターンが部分的に含まれる場合と、いずれか一方のみ
    が含まれる場合とで、該2画素の輝度値の合計が等しく
    ならない光学条件の下で、前記撮像手段により対象画像
    を撮像すると共に、前記対象物を除いて光源画像を撮像
    し、 前記対象画像を、前記光源画像で除算して透過率画像を
    作成し、 該透過率画像における、前記画素列方向に隣り合う2画
    素の輝度値の合計を対応する画素の輝度値に設定して隣
    接加算画像を作成し、 該隣接加算画像から前記対象物に形成されている各パタ
    ーンの全幅の輝度値に対応する画素からなるパターン画
    像を作成し、 該パターン画像を被検査画像として前記パターンを検査
    することを特徴とする周期性パターンのムラ検査方法。
  3. 【請求項3】前記光学条件として、前記対象物における
    形成方向のパターン幅をLa、同方向のパターン間の幅
    をLb、前記撮像手段による撮像時の視野内のパターン
    の数をN、iを0〜N−1の任意の整数とする場合、該
    撮像手段の分解能Hを、 H≧max(La[i]) 2×H<min(La[i]+Lb[i]) 2×H<min(La[i]+Lb[i−1]) の関係が全て成り立つように設定することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の周期性パターンのムラ検査方
    法。
  4. 【請求項4】前記隣接加算画像の各画素に対してパター
    ンの全幅の輝度値は同値に、それ以外は0に設定してパ
    ターン抽出画像を作成し、該画像から輝度値0の画素を
    除く画素の連結処理を行って、前記パターン画像を作成
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の周期性パ
    ターンのムラ検査方法。
  5. 【請求項5】前記隣接加算画像のy行、x列目の画素の
    輝度値をAI[x,y]とすると、 <条件1> (AI[x,y]>AI[x−1,y]) 且つ(AI[x,y]>AI[x+1,y]) <条件2> (AI[x,y]>AI[x−1,y]) 且つ(AI[x,y]=AI[x+1,y]) <条件3> (AI[x,y]=AI[x−1,y]) 且つ(AI[x,y]>AI[x+1,y]) のいずれかの条件が成り立ち、且つ、 <条件4> AI[x,y]≧閾値 である場合に、対応するパターン抽出画像の画素の輝度
    値EI[x,y]=AI[x,y]に、それ以外はEI
    [x,y]=0に置き換えることにより、前記パターン
    抽出画像を作成することを特徴とする請求項4に記載の
    周期性パターンのムラ検査方法。
  6. 【請求項6】幅の狭いパターンが、パターン間を介して
    幅方向を形成方向にして繰り返し形成されている対象物
    を、撮像手段により反射照明下で撮像し、得られる画像
    を画像処理して前記パターンを検査する周期性パターン
    のムラ検査装置において、 前記撮像手段を、その画素列方向と前記対象物の形成方
    向とを合わせて配置する機能と、前記撮像手段の光学系
    レンズをジャストフォーカスに設定する機能と、撮像範
    囲に含まれる全てのパターンを、それぞれ全幅に亘って
    1画素又は隣り合う2画素の視野に収めることができ、
    且つ、隣り合う2画素の視野に、隣り合う2つのパター
    ンが部分的に含まれる場合と、いずれか一方のみが含ま
    れる場合とで、該2画素の輝度値の合計が等しくならな
    い光学条件の下で、前記撮像手段により対象画像を撮像
    する機能とを有する撮像制御手段を備えていると共に、 前記対象画像における前記画素列方向に隣り合う2画素
    の輝度値の合計を、対応する画素の輝度値に設定して隣
    接加算画像を作成する手段と、 該隣接加算画像から前記対象物に形成されている各パタ
    ーンの全幅の輝度値に対応する画素からなるパターン画
    像を作成する手段と、 該パターン画像を被検査画像として前記パターンを検査
    する手段とを備えていることを特徴とする周期性パター
    ンのムラ検査装置。
  7. 【請求項7】幅の狭いパターンが、パターン間を介して
    幅方向を形成方向にして繰り返し形成されている対象物
    を、撮像手段により透過照明下で撮像し、得られる画像
    を画像処理して前記パターンを検査する周期性パターン
    のムラ検査装置において、 前記撮像手段を、その画素列方向と前記対象物の形成方
    向とを合わせて配置する機能と、前記撮像手段の光学系
    レンズをジャストフォーカスに設定する機能と、撮像範
    囲に含まれる全てのパターンを、それぞれ全幅に亘って
    1画素又は隣り合う2画素の視野に収めることができ、
    且つ、隣り合う2画素の視野に、隣り合う2つのパター
    ンが部分的に含まれる場合と、いずれか一方のみが含ま
    れる場合とで、該2画素の輝度値の合計が等しくならな
    い光学条件の下で、前記撮像手段により対象画像を撮像
    する機能と、前記対象物を除いて光源画像を撮像する機
    能とを有する撮像制御手段を備えているとともに、 前記対象画像を、前記光源画像で除算して透過率画像を
    作成する手段と、 該透過率画像における前記画素列方向に隣り合う2画素
    の輝度値の合計を対応する画素の輝度値に設定して隣接
    加算画像を作成する手段と、 該隣接加算画像から前記対象物に形成されている各パタ
    ーンの全幅の輝度値に対応する画素からなるパターン画
    像を作成する手段と、 該パターン画像を被検査画像として前記パターンを検査
    する手段とを備えていることを特徴とする周期性パター
    ンのムラ検査装置。
  8. 【請求項8】前記光学条件として、前記対象物における
    形成方向のパターン幅をLa、同方向のパターン間の幅
    をLb、前記撮像手段による撮像時の視野内のパターン
    の数をN、iを0〜N−1の任意の整数とする場合、該
    撮像手段の分解能Hを、 H≧max(La[i]) 2×H<min(La[i]+Lb[i]) 2×H<min(La[i]+Lb[i−1]) の関係が全て成り立つように設定することを特徴とする
    請求項6又は7に記載の周期性パターンのムラ検査方
    法。
  9. 【請求項9】前記隣接加算画像の各画素に対してパター
    ンの全幅の輝度値は同値に、それ以外は0に設定してパ
    ターン抽出画像を作成し、該画像から輝度値0の画素を
    除く画素の連結処理を行って、前記パターン画像を作成
    することを特徴とする請求項6又は7に記載の周期性パ
    ターンのムラ検査方法。
  10. 【請求項10】前記隣接加算画像のy行、x列目の画素
    の輝度値をAI[x,y]とすると、 <条件1> (AI[x,y]>AI[x−1,y]) 且つ(AI[x,y]>AI[x+1,y]) <条件2> (AI[x,y]>AI[x−1,y]) 且つ(AI[x,y]=AI[x+1,y]) <条件3> (AI[x,y]=AI[x−1,y]) 且つ(AI[x,y]>AI[x+1,y]) のいずれかの条件が成り立ち、且つ、 <条件4> AI[x,y]≧閾値 である場合に、対応するパターン抽出画像の画素の輝度
    値EI[x,y]=AI[x,y]に、それ以外はEI
    [x,y]=0に置き換えることにより、前記パターン
    抽出画像を作成することを特徴とする請求項9に記載の
    周期性パターンのムラ検査装置。
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