JPH0968502A - 透孔板の検査方法および検査装置 - Google Patents

透孔板の検査方法および検査装置

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JPH0968502A
JPH0968502A JP7246631A JP24663195A JPH0968502A JP H0968502 A JPH0968502 A JP H0968502A JP 7246631 A JP7246631 A JP 7246631A JP 24663195 A JP24663195 A JP 24663195A JP H0968502 A JPH0968502 A JP H0968502A
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JP7246631A
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Kichiji Asai
吉治 浅井
Masayoshi Kobayashi
正嘉 小林
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • H01J9/42Measurement or testing during manufacture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャドウマスク等の透孔板の透孔の寸法異常
に起因した光透過率の筋ムラの良否判別の信頼性を向上
させる。 【解決手段】 シャドウマスクSMの撮像範囲のほぼ全
域に該当する処理対象領域SMe0 について、ここに属
する階調データの個々をX軸の座標ごとに積算し、2次
元分布していたデータの1次元化を行なう。これによ
り、X軸の座標ごとに一のデータ(濃度値)を有する積
算データが得られる。この積算データには、縦ムラTM
が生じた箇所では、そのムラの程度を示す濃度値の積算
値が得られ、その積算値は前後のデータの積算値から急
変し、縦ムラの生じた箇所が顕在化される。その後、所
定のフィルタウィンドを有するメディアンフィルタにて
この積算データを平滑化処理して平滑化データを求め、
この平滑化データで積算データを除算して規格化データ
を求め、その最大偏差hsT0を提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の透孔が概周
期的に配列された透孔板について、透孔の寸法異常に起
因して筋状に生じる光透過率の筋ムラを検査する透孔板
の検査方法および検査装置に関し、特にカラーブラウン
管用のシャドウマスクや液晶表示パネル用カラーフィル
タ等の透孔板を検査する検査方法および検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にシャドウマスクは、フォトエッチ
ング法を用いて金属薄板に多数の透孔を概周期的に配列
させて形成することにより製造される。このシャドウマ
スクの製造方法は、金属薄板の主面に耐エッチング性を
有するレジストを塗布して、金属薄板の主面にレジスト
膜を形成するコーティング工程と、シャドウマスクの電
子ビーム通過孔等に対応する所定のパターンを有するパ
ターン板を介してレジスト膜に光を照射して、レジスト
膜に所定のパターンを焼き付ける焼付工程と、所定のパ
ターンが焼き付けられたレジスト膜に現像液を供給し
て、レジスト膜の所定部分を溶解除去しレジスト膜を所
定のパターンに形成すると共に金属薄板のエッチングさ
れるべき主面を露出させる現像工程と、所定のパターン
に形成されたレジスト膜を有する金属薄板にエッチング
液を供給して、レジスト膜に覆われていない金属薄板の
露出した主面をエッチングして電子ビーム通過孔である
多数の透孔を形成するエッチング工程とからなる。
【0003】上述のコーティング工程において金属薄板
の主面にレジストが均一に塗布されず主面に形成された
レジスト膜の膜厚が不均一な場合や、エッチング工程に
おいて金属薄板の有するレジスト膜にエッチング液が均
一に供給されない場合、金属薄板に形成された多数の透
孔に局所的な寸法異常が発生する。
【0004】この局所的な透孔の寸法異常を検査する手
法として、透孔の形状や孔径等の寸法異常に起因した光
透過率のムラを検査する手法が採られている。具体的に
説明すると、図25に示すように、まず、シャドウマス
クSMを検査員が手で持ち、このシャドウマスクSM
を、光源(図示省略)を内蔵したライトテーブル202
の透光性の傾斜テーブル面204の手前に配置する。そ
して、光源の光を傾斜テーブル面204を経てシャドウ
マスクSMに照射し、シャドウマスクSMを図中に矢印
で示すように揺らしつつ、シャドウマスクSMを目視す
る。この際、シャドウマスクSMに透孔の形状や孔径等
の寸法異常が局所的に起きていれば、検査員により透孔
を通過する光透過率のムラとして認識され、このムラが
許容される範囲であるか否かを過去の経験から判別して
良品のシャドウマスクと不良品のシャドウマスクとが選
別される。透孔の寸法異常に起因した光透過率のムラと
しては、シャドウマスクSMの全面に亘って光の濃淡ム
ラ(光透過率のムラ)が点在する全体ムラや、濃淡ムラ
が部分的に散在する部分ムラ,濃淡ムラが筋状に生じる
筋ムラ等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た検査では、検査員の目視判別による都合上、以下のよ
うな問題があった。
【0006】良品のシャドウマスクであっても許容され
る範囲の光透過率のムラは存在している。しかも、検査
員は、この光学的なムラに加え、透孔を通過した分の光
量の光そのものをも見ることになる。更には、検査に際
して、良品のシャドウマスクSMについて起きるムラと
検査対象のシャドウマスクSMについて起きるムラとを
常時見比べるわけではなく、経験的に認識している良品
のシャドウマスクSMのムラとの対比を、検査対象のシ
ャドウマスクSMのムラを目視しながら行なっていた。
よって、良品と検査対象のシャドウマスクSMのムラの
対比を経た良否判別に、高度の熟練と相当の経験が必要
であった。また、熟練の程度や経験がほぼ同一であって
も、検査員の個人差や健康状態等により、良否判別がば
らつくことがあった。
【0007】特に、筋ムラの場合には、その筋ムラの長
さが比較的長かったりムラが濃いムラの場合にはその良
否判別のばらつきは比較的少ないものの、筋ムラの長さ
が短かったりムラが薄いムラの場合には良否判別のばら
つきが顕著であった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、シャドウマスク等の透孔板の透孔の寸法異常に起
因した光透過率の筋ムラの良否判別の信頼性を向上させ
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題を解決するため、第1の発明の透孔板の検査方
法は、多数の透孔が概周期的に配列された透孔板につい
て、透孔の寸法異常に起因して筋状に生じる光透過率の
筋ムラを検査する透孔板の検査方法において、前記透孔
板にその一方の主面側から光を照射して前記透孔板を他
方の主面側から撮像し、所定の方向に沿った第1の軸と
これに直交する第2の軸とで定まる平面に個々の階調値
が2次元分布した撮像画像の階調データを求める撮像工
程と、前記階調データに属する個々の階調値を前記第2
の軸の座標ごとに前記第1の軸に沿って積算する積算演
算を行ない、前記階調データの積算データを求める積算
化工程と、前記積算データを平滑化処理して平滑化デー
タを求める平滑化工程と、前記積算データを前記平滑化
データで除算する除算演算を行ない、規格化データを算
出する規格化工程と、前記規格化データにおける偏差を
提示する偏差提示工程と、を含む。
【0010】また、上述の課題を解決するため、第2の
発明の透孔の検査装置は、多数の透孔が概周期的に配列
された透孔板について、透孔の寸法異常に起因して筋状
に生じる光透過率の筋ムラを検査する透孔板の検査装置
において、前記透孔板を支持する支持手段と、前記支持
された透孔板にその一方の主面側から光を照射する照射
手段と、前記支持された透孔板を他方の主面側から撮像
し、所定の方向に沿った第1の軸とこれに直交する第2
の軸とで定まる平面に個々の階調値が2次元分布した撮
像画像の階調データを求める撮像手段と、前記階調デー
タに属する個々の階調値を前記第2の軸の座標ごとに前
記第1の軸に沿って積算する積算演算を行ない、前記階
調データの積算データを求める積算化手段と、前記積算
データを平滑化処理して平滑化データを求める平滑化手
段と、前記積算データを前記平滑化データで除算する除
算演算を行ない、規格化データを算出する規格化手段
と、前記規格化データにおける偏差を提示する偏差提示
手段と、を有する。
【0011】上記構成を有する第1の発明の透孔の検査
方法又は第2の発明の透孔の検査装置では、透孔板の一
方の主面から光を照射して光を透孔から通過させる。こ
れにより、透孔板の透孔からは光が透過し、透孔板の他
方の主面側では、透孔の配置の密度に倣って明暗の分布
が得られる。この明暗の分布は、透孔板の撮像を経て、
画素の濃度値である階調データとして捕らえられる。こ
の際、この階調データは、その属する個々のデータ(階
調値)が所定の方向に沿った第1の軸とこれに直交する
第2の軸とで定まる平面に2次元分布したデータとして
得られる。
【0012】そして、この2次元分布の階調データは、
その属する個々のデータ(階調値)が第2の軸の座標ご
とに第1の軸に沿って積算されることによって積算デー
タとされ、この積算データは、個々のデータ(階調値)
が第2の軸に1次元分布したデータとなる。従って、筋
ムラが生じた箇所ではそのムラの発生の方向にデータ
(階調値)が積算される。このため、筋ムラが生じた箇
所での積算値は、その筋ムラがムラの長さが短いもので
あっても当該箇所前後の箇所におけるデータ(階調値)
の積算値から急変し、筋ムラの生じた箇所が顕在化され
る。しかし、筋ムラ以外の部分ムラや全体ムラにあって
は、これらのムラが生じた範囲の領域におけるデータ
(階調値)の積算値は当該領域前後におけるデータ(階
調値)の積算値から変化するが、その変化の様子は緩や
かである。
【0013】そして、この積算データを平滑化処理して
平滑化データが求められる。従って、平滑化処理によ
り、積算データにおけるデータ(階調値)の積算値の変
化の様子は、積算値の変化が緩やかな箇所では緩やかな
まま、積算値の急変箇所ではその変化の程度が抑制され
て、平滑化データに反映する。
【0014】積算データをこの平滑化データで除算する
除算処理を経て求められる規格化データは、平滑化デー
タと積算データとに共通して表われる現象は除去され、
積算データに特異に表われる現象を表わすデータとな
る。従って、この規格化データでは、透孔板の透孔の配
置の密度に倣った明暗並びに積算データにおけるデータ
(階調値)の積算値の緩やかな変化の様子が除去され、
積算データにおけるデータ(階調値)の積算値の急変の
様子が表われる。このため、この規格化データにおける
偏差は、筋ムラの発生箇所にあってはデータ(階調値)
の積算値の急変の様子を示し、筋ムラの生じた箇所をよ
り顕在化させる。しかし、筋ムラ以外の部分ムラや全体
ムラの発生領域或いはムラの未発生箇所において見られ
るデータ(階調値)の積算値の緩やかな変化の様子は、
規格化データには顕在して表われない。そして、この規
格化データにおける偏差を提示する。
【0015】もっとも、階調データには高い空間周波数
である雑音が含まれ、当該雑音は積算データに積算して
反映されるが、平滑化データでは、平滑化処理を経てこ
の雑音は低減される。よって、この雑音は、平滑化デー
タでの除算処理を経た規格化データには表われるが、規
格化データにおける偏差には顕在して表われることはな
い。
【0016】このため、上記した第1の発明の透孔の検
査方法又は第2の発明の透孔の検査装置によれば、透孔
の寸法異常に起因して筋状に生じる光透過率の筋ムラ
を、そのムラの長短や濃淡に拘らず精度よく検出するこ
とができ、筋ムラの良否判別の信頼性を高めることがで
きる。
【0017】上記の第1の発明の構成において、前記規
格化データにおける偏差に基づいて、検査対象である前
記透孔板についての前記筋ムラの良否判別を下す判別工
程を、前記偏差提示工程に替えて或いは前記偏差提示工
程と共に有する。
【0018】また、上記の第2の発明の構成において、
前記規格化データにおける偏差に基づいて、検査対象で
ある前記透孔板についての前記筋ムラの良否判別を下す
判別手段を、前記偏差提示手段に替えて或いは前記偏差
提示手段と共に有する。
【0019】これら構成の透孔の検査方法又は検査装置
では、規格化データにおける偏差に基づいて検査対象で
ある透孔板についての筋ムラの良否判別を下すので、こ
の判別を筋ムラの生じた箇所がより顕在化された状態で
なすことができる。よって、これら構成の透孔の検査方
法又は検査装置によれば、透孔の寸法異常に起因して筋
状に生じる光透過率の筋ムラを、そのムラの長短や濃淡
に拘らず精度よく検出することができ、筋ムラの良否判
別の信頼性を高めることができる。
【0020】上記の第1の発明の構成において、前記積
算化工程は、前記2次元分布した階調データを分割して
複数の分割階調データを求める工程と、複数の前記分割
階調データについて、分割階調データに属する個々の階
調値を前記第2の軸の座標ごとに前記第1の軸に沿って
積算して複数の分割積算データをそれぞれ求める工程と
を含み、前記平滑化工程が、複数の前記分割積算データ
をそれぞれ平滑化処理して複数の分割平滑化データをそ
れぞれ求める工程であり、前記規格化工程が、複数の前
記分割積算データを複数の前記分割平滑化データでそれ
ぞれ除算する除算演算を行ない、複数の分割規格化デー
タをそれぞれ算出する工程であり、前記判別工程が、前
記良否判別を複数の前記分割規格化データにおける偏差
に基づいて行なう工程である。
【0021】また、上記の第2の発明の構成において、
前記積算化手段は、前記2次元分布した階調データを分
割して複数の分割階調データを求める手段と、複数の前
記分割階調データについて、分割階調データに属する個
々の階調値を前記第2の軸の座標ごとに前記第1の軸に
沿って積算して複数の分割積算データをそれぞれ求める
手段とを有し、前記平滑化手段が、複数の前記分割積算
データをそれぞれ平滑化処理して複数の分割平滑化デー
タをそれぞれ求める手段であり、前記規格化手段が、複
数の前記分割積算データを複数の前記分割平滑化データ
でそれぞれ除算する除算演算を行ない、複数の分割規格
化データをそれぞれ算出する手段であり、前記判別手段
が、前記良否判別を複数の前記分割規格化データにおけ
る偏差に基づいて行なう手段である。
【0022】これら構成の透孔の検査方法又は検査装置
では、2次元分布した階調データを分割して複数の分割
階調データを求め、この複数の分割階調データのそれぞ
れについて、その属する個々のデータ(階調値)の積算
演算を経た積算データの算出,この積算データの平滑化
処理を経た平滑化データの算出,この平滑化データでの
除算演算を経た規格化データの算出並びに規格化データ
における偏差に基づく良否判別を行なう。この分割階調
データのデータ分布領域は、透孔板についていえばその
透孔の配列領域の一部領域に該当するので、筋ムラの良
否判別を透孔の配列領域の一部領域ごとに下すことがで
きる。このため、これら構成の透孔の検査方法又は検査
装置によれば、ムラの長さが短くて透孔の配列領域の一
部領域にのみ存在する筋ムラであっても、この筋ムラを
より精度よく検出することができる。
【0023】上記の第2の発明の構成において、前記平
滑化手段が、1次元のフィルタウィンドを有するメディ
アンフィルタにより、前記積算データ又は分割積算デー
タを前記第2の軸に沿って平滑化処理するフィルタ手段
を有する。
【0024】この構成の透孔の検査装置では、1次元の
フィルタウィンドを有するメディアンフィルタ、例えば
1行m列(mは、自然数)或いはn行1列(nは、自然
数)のフィルタウィンドを有するメディアンフィルタで
積算データ又は分割積算データを第2の軸に沿って平滑
化処理する。よって、この構成の透孔の検査装置によれ
ば、積算データ又は分割積算データから該当する平滑化
データを得るに当たり、積算データ又は分割積算データ
におけるデータ(階調値)の積算値の変化の様子を、積
算値の変化が緩やかな箇所では緩やかなまま、積算値の
急変箇所ではその変化の程度が抑制されて、平滑化デー
タに正確に反映する。また、効果的な雑音低減と小さな
変動の平滑化がなされた平滑化データを得ることができ
る。よって、この構成の透孔の検査装置にあっても、透
孔の寸法異常に起因して筋状に生じる光透過率の筋ムラ
を、そのムラの長短や濃淡に拘らずより精度よく検出す
ることができ、筋ムラの良否判別の信頼性を一層高める
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態をシャ
ドウマスクの検査装置の実施例に基づき説明する。ま
ず、この実施例のシャドウマスク検査装置30の外観構
成について説明する。図1の正面図に示すように、シャ
ドウマスク検査装置30は、シャドウマスクSMを撮像
し画像データを得るための光学測定装置40と、画像デ
ータに基づき種々のデータ処理を行なうデータ処理装置
50とで構成されている。
【0026】光学測定装置40は、定盤41を備え、こ
の定盤41の上面には照明光を通過させるための開口が
ほぼ中央に形成されている。また、定盤41の上面に
は、光を拡散して透過する拡散板43(例えば、ガラス
板,プラスティク板等)が載置されており、拡散板43
の下方には、光源44が配置されている。この光源44
としては、例えば高周波点灯型の蛍光灯が使用される。
なお、拡散板43の上面には、マスク板45が載置さ
れ、このマスク板45にシャドウマスクSMが粘着テー
プ等により密着・固定されるが、その様子については、
後述する。
【0027】定盤41からは、上方に伸びるスタンド支
持アーム46が立設されており、スタンド支持アーム4
6には、カメラ保持ビーム47がいわゆる片持ちで設け
られている。また、カメラ保持ビーム47は、スタンド
支持アーム46に図示しない調整機構により調整自在に
取り付けられいるので、カメラ保持ビーム47とCCD
カメラ49とを一体に上下方向(図中Z方向)に移動さ
せることができる。また、CCDカメラ49は、カメラ
保持ビーム47に調整自在に取り付けられ、CCDカメ
ラ49を左右方向(図中X方向)に移動させることがで
きる。このため、種々のサイズのシャドウマスクの撮像
すべき領域とCCDカメラ49の撮像領域とが一致する
ようにCCDカメラ49を上下、左右に移動させること
ができる。
【0028】CCDカメラ49は、CCD素子を二次元
配置したCCDカメラであり、画像の濃淡を濃淡レンジ
で10ビットのデジタル出力が可能である。なお、CC
Dカメラ49からは、1,534 画素×1,024 画素の画像を
取得することができる。
【0029】データ処理装置50は、後述する画像を表
示するディスプレイ52と、種々の画像処理を行う画像
処理装置54と、CCDカメラ49のゲインおよびシャ
ッタースピードを制御するカメラ制御装置62とを備え
ている。
【0030】次にシャドウマスク検査装置30の電気的
構成について、図2のブロック図を用いて説明する。光
源44から出射された光は、拡散板43と、シャドウマ
スクSMの透孔とを順次通過してCCDカメラ49に入
射する。この際、マスク板45にシャドウマスクSMが
密着・固定され、シャドウマスクSMの透孔が形成され
た領域である透孔領域SMeはマスク板45の開口45
aから露出し、透孔が形成されていないシャドウマスク
SMの周辺領域はマスクされる。よって、CCDカメラ
49は、透孔領域SMeに関してシャドウマスクSMを
撮像し、その2次元に配列された濃淡画像(多値画像)
の画像データDiとして得る。この画像データDiは、
カメラ制御装置62を介して画像処理装置54に取り込
まれ、後述する画像処理が施された後、種々の画像がデ
ィスプレイ52に表示される。
【0031】画像処理装置54は、予め登録されたプロ
グラムによって様々な処理を行なう汎用型の高速画像処
理装置であり、種々の画像処理等のほか予め定められた
他の処理を行なうCPU66と、画像データDi等のデ
ータの一時的な記憶を行うRAM等の主記憶装置68
と、データの入力のためのキーボード70と、画像デー
タDi等のデータを保存する補助記憶装置72、例えば
フレキシブルディスク装置等と、検査結果等の打ち出し
用のプリンタ74とを備えており、これらは互いにバス
ライン64を介して接続されている。また、この画像処
理装置54のバスライン64には、カメラ制御装置62
とディスプレイ52とが接続されている。
【0032】次に、本実施例のシャドウマスク検査装置
30が行なう筋ムラの検査処理について、図3以降のフ
ローチャート等を用いて説明する。
【0033】図3のフローチャートは、本実施例にて行
なうシャドウマスクSMの筋ムラの検査処理の概要を示
しており、当該処理が開始されると以降の処理を行なう
上で必要な初期化を行なう(ステップS100)。例え
ば、検査開始初期画面のディスプレイ52への表示,後
述の処理にて用いるメモリ領域のクリア等を行なう。
【0034】この初期化を行なうと、ディスプレイ52
には初期設定画面が表示され、それ以降の検査処理の過
程において必要となる種々の項目(初期設定項目)の入
力箇所は、この初期設定画面ではデータ未入力のままで
ある。
【0035】ステップS100に続いては、検査の過程
において必要となる種々の項目について初期設定を行な
う(ステップS110)。この初期設定では、初期化処
理にてデータ未入力のまま表示された初期設定画面の初
期設定項目に順次データを入力する。つまり、初期設定
処理の詳細処理を表わした図4のフローチャートに示す
ように、検査結果の出力ファイル名(ステップS11
1),検査対象のシャドウマスクSMをマスクするため
に用いるマスク板45のマスクタイプ(ステップS11
2),検査員名(ステップS113)を順次入力する。
これらは、検査終了後に表示或いはプリントアウトする
検査結果に掲載される。なお、出力ファイルは、検査結
果を検査対象のシャドウマスクSMごとに保存するため
のファイルであり、そのデータフォーマットは、検査対
象のシャドウマスクSMのサンプルID(例えば、製造
シリアル番号),検査員名,検査日等を保存できるよう
構築されている。
【0036】これら入力が完了すると、検査開始スイッ
チが押圧されるまで待機し(ステップS114)、検査
が開始されれば、出力ファイルをオープンして(ステッ
プS115)、検査結果の出力に備える。なお、この出
力ファイルには、後述の縦ムラおよび横ムラについての
判別結果等が出力され、当該データは保存される。その
後は、入力された出力ファイル名等の初期設定データを
出力して(ステップS116)、ディスプレイ52の初
期設定画面中にこれら初期設定データを表示し、結果表
示画面を設定する(ステップS117)。続いて、検査
対象のシャドウマスクSMについての筋ムラの良否判別
の結果等を表示するための結果表示画面をディスプレイ
52に表示する(ステップS118)。なお、この筋ム
ラの良否判別の結果等は、後述の筋ムラ判別処理での判
別結果に応じて自動入力され、その項目は、筋ムラの種
別(縦ムラ,横ムラのいずれか)やその筋ムラごとの良
否判別の結果などである。
【0037】上記した初期設定に続いては、図3に示す
ように、マスク板45が載置された拡散板43への検査
員によるシャドウマスクSMのセット完了を待ち、セッ
ト完了後にスイッチ操作されて発せられる入力開始指示
を待機する(ステップS120)。ここで入力開始指示
があれば、続くステップS122以降の一連の処理によ
り、検査対象のシャドウマスクSMについての透過画像
を取り込み、筋ムラの検査のための種々の処理を行な
う。まず、ステップS120に続いては、光源44を点
灯制御すると共に、CCDカメラ49によりシャドウマ
スクSMの透過画像を撮像する際の撮像条件に合致する
よう、CCDカメラ49を設定する(ステップS12
2)。具体的に説明すると、予め定められたシャッター
スピード,ゲイン,フォーカス等の撮像条件と検査対象
のシャドウマスクSMの透孔の透孔領域SMe等に基づ
いて、CCDカメラ49のシャッタースピード設定,ゲ
イン設定,フォーカス調整等と、CCDカメラ49のZ
軸位置調整とが行なわれる。
【0038】Z軸位置調整は、図示しない調整機構を手
動で操作して、スタンド支持アーム46に対してカメラ
保持ビーム47とCCDカメラ49とを一体に上下方向
に移動させて行われ、シャッタースピード設定、ゲイン
調整等は、カメラ制御装置62により行われる。また、
フォーカス調整はCCDカメラ49のレンズ部77を手
動で調整することにより行われる。この場合、CCDカ
メラ49のフォーカスは、CCDカメラ49の画素の並
びとシャドウマスクSMの透孔の周期的な配列との間で
起きるモアレを除去するために、ぼかし気味に調整され
る。
【0039】こうしてCCDカメラ49の撮像条件が設
定されると、CCDカメラ49は拡散板43上のシャド
ウマスクSMの撮像を開始し、光源44から照射されシ
ャドウマスクSMの透孔を透過した光の透過画像(以
下、生画像という)をCCDカメラ49で取り込む(ス
テップS124)。CCDカメラ49は、シャドウマス
クSMの生画像を1,534 画素×1,024 画素で濃淡レンジ
が10ビットのデジタル出力で階調データとしてカメラ
制御装置62およびバスライン64を介して主記憶装置
68に出力する。
【0040】一般にシャドウマスクSMに形成された多
数の透孔のそれぞれの間隔は、シャドウマスクの中央部
では狭くその周辺方向に向かうに従って広くなる。これ
は、平坦なシャドウマスクSMをドーム状に成形するこ
とを考慮してシャドウマスクSMの透孔の配置が設計さ
れているためである。このことから、シャドウマスクS
Mの透過画像のデータである上述の階調データは、シャ
ドウマスクSMの透孔の配置の密度に倣って、シャドウ
マスクSMの中央部では明るく周辺方向に向かうに従っ
て暗くなる明暗のパターン(以下、このパターンをグレ
ードという)が濃淡レンジとして表れたデータである。
しかも、この階調データには、シャドウマスクSMのム
ラに基づく濃淡も反映されている。
【0041】そして、この生画像の階調データは、カメ
ラ制御装置62を経て画像処理装置54に送り出され
る。なお、画像処理装置54へのデータ出力と共に、カ
メラ制御装置62は、生画像をディスプレイ52に表示
する。これにより、CCDカメラ49の撮像領域の確認
ができる。
【0042】CCDカメラ49により得た生画像の出力
信号(階調データ)には、光源44や拡散板43自体で
引き起こされる発光分布ムラや撮像系の感度ムラ等のも
たらす信号が重畳している。従って、上記のステップS
124での生画像の取り込みに続いては、画像データ
(階調データ)をそのデータ数が等しくされたリファレ
ンスデータ(階調データ)で除算して、シェーディング
補正する(ステップS126)。このリファレンスデー
タは、拡散板43にシャドウマスクSMを載せずマスク
板45のみを載せた状態で予め撮像した画像の階調デー
タであり、主記憶装置68に予め記憶されている。よっ
て、このリファレンスデータは、シェーディング補正時
に読み出される。
【0043】続いて、このムラ検査処理で筋ムラの判別
を行なう処理対象領域SMe0 を設定する(ステップS
128)。つまり、図5に示すように、シャドウマスク
SMの透孔の透孔領域SMeはその周縁が湾曲した領域
なので、この湾曲周縁の領域については、筋ムラの発生
方向にデータを積算した際のデータ数の整合が崩れる。
よって、予めこのステップS128により四角形の処理
対象領域SMe0 を、X軸およびY軸で定まる平面領域
として規定するのである。次に、光透過率のムラが縦方
向(Y軸方向)に筋状に発生した筋ムラ(以下、縦ムラ
という)の判別処理を行なう(ステップS130)。
【0044】この縦ムラの判別処理では、その詳細処理
を表わした図6のフローチャートに示すように、まず、
縦ムラ判別の判別対象領域の区域を示す区域識別子Ti
に値ゼロをセットして初期化する(ステップS13
1)。この区域識別子Tiは、値ゼロから値5までを取
り得るよう定められており、区域識別子Tiが値ゼロで
あるときには、縦ムラ判別の判別対象領域の区域は、ス
テップS128で設定した処理対象領域SMe0 の全領
域であることを意味する。一方、区域識別子Tiが値1
から値5であるときには、図7に示すように、縦ムラ判
別の判別対象領域の区域は、上記の処理対象領域SMe
0 を縦ムラのムラ方向に直交するX軸に沿って3分割し
た広さの領域(以下、説明の便宜上この領域を分割領域
という)であることを意味し、しかも、値1,値2,値
3,値4および値5のそれぞれで、縦ムラ判別の判別対
象領域の区域の位置を規定する。
【0045】つまり、区域識別子Tiが値1であるとき
には、縦ムラ判別の判別対象領域の区域は、処理対象領
域SMe0 の最上部を占める分割領域(以下、この分割
領域を第1分割領域SMeT1という)であることを意味
する。区域識別子Tiが値2であるときには、縦ムラ判
別の判別対象領域の区域は、第1分割領域SMeT1とY
軸方向に沿ってほぼ半分重なった分割領域(以下、この
分割領域を第2分割領域SMeT2という)であることを
意味する。区域識別子Tiが値3であるときには、縦ム
ラ判別の判別対象領域の区域は、第2分割領域SMeT2
とY軸方向に沿ってほぼ半分重なり処理対象領域SMe
0 の上下中央部を占める分割領域(以下、この分割領域
を第3分割領域SMeT3という)であることを意味す
る。区域識別子Tiが値4であるときには、縦ムラ判別
の判別対象領域の区域は、第3分割領域SMeT3とY軸
方向に沿ってほぼ半分重なった分割領域(以下、この分
割領域を第4分割領域SMeT4という)であることを意
味する。そして、区域識別子Tiが値5であるときに
は、縦ムラ判別の判別対象領域の区域は、第4分割領域
SMeT4とY軸方向に沿ってほぼ半分重なり処理対象領
域SMe0 の最下部を占める分割領域(以下、この分割
領域を第5分割領域SMeT5という)であることを意味
する。従って、区域識別子Tiの値が値1から1増加す
るごとに、縦ムラ判別の判別対象領域の区域は、縦ムラ
のムラ方向であるY軸に沿って移動されることになる。
【0046】そして、ステップS131での区域識別子
Tiの初期化に続いては、区域識別子Tiに対応する縦
ムラ判別の判別対象領域の区域について、当該区域に属
する階調データの個々のデータをX軸の座標ごとにY軸
に沿って積算して積算データを求め、X軸およびY軸で
定まる平面に2次元分布していたデータの1次元化を行
なう(ステップS132)。この場合には、Ti=0で
あることから、ステップS128で定めた処理対象領域
SMe0 に属するデータについて上記の積算データの算
出がなされ、この処理対象領域SMe0 についてデータ
の1次元化が行なわれる。従って、この処理の様子を図
をもって模式的に説明すると、図8に示すように、X軸
の座標ごとに一のデータ(濃度値)を有する積算データ
が得られ、縦ムラTMが生じた箇所では、そのムラの程
度を示す濃度値の積算値が得られる。そして、縦ムラT
Mが生じた箇所では、その積算値は前後のデータの積算
値から急変し、縦ムラの生じた箇所が顕在化される。し
かし、縦ムラ以外の部分ムラや全体ムラが生じている場
合には、積算値の変化は見られるものの、その変化の様
子は緩やかとなる。この場合、積算データには、シャド
ウマスクSMの有する上記したグレードも持ち込まれ、
X軸の座標中央で凸となるような緩やかな膨らみのグレ
ードが表われる。
【0047】なお、図8に示す縦ムラTMは、光透過率
のムラが薄いムラ(光透過率が低いムラ)として表われ
るものであるため、データの積算値は他の箇所の積算値
より小さくなっている。しかし、縦ムラTMが濃いムラ
(光透過率が高いムラ)として表われるものである場合
には、その部分のデータの積算値は他の箇所の積算値よ
り大きくなる。
【0048】上記の積算データの算出に続いては、ムラ
幅(このムラ幅は、図11にLとして示されている)が
狭い縦ムラに対応すべく、フィルタウィンドのサイズが
狭い1行15列(以下、1×15という)の1次元のフ
ィルタウィンドを有するメディアンフィルタ(M/F)
を選択し、このメディアンフィルタにて上記の積算デー
タを平滑化処理して、平滑化データを求める(ステップ
S133)。この際の平滑化処理は、1×15のフィル
タウィンドの各データウィンドを埋めるデータ(積算デ
ータ)をその大きさの順に並べてデータ列を作成し、そ
のデータ列の中央の位置にくるデータを出力値とする処
理を一処理単位とする。そして、ステップS132で求
めた1次元の積算データについて、メディアンフィルタ
のフィルタリング領域を変えながら、例えばフィルタウ
ィンドを所定の方向に1データずつ移動させて、上記の
一処理単位の処理を上記積算データのX軸に沿ったデー
タ領域に亘って繰り返す。
【0049】より具体的に説明すると、図9に示すよう
に、上記の積算データをX軸の座標ごとに数値(積算濃
度値)にて表わした1列のデータ列について、1×15
のフィルタウィンドの各データウィンドを埋めてその大
きさの順に並べてデータ列を作成し、そのデータ列の中
央の位置にくるデータを出力値とする。そして、この処
理を1×15M/Fのフィルタリング領域を移動させな
がら繰り返し、その出力値をX軸の座標に沿って並べた
データ列、即ち平滑化データを求める。なお、図示する
データ列の端部では、フィルタウィンドに格納されるデ
ータ数が15以下となり不足が生じた場合には、格納さ
れたデータ数のデータでの並び替えおよび出力値の選出
を行なう。例えば、格納データ数が5でそのデータが40
00,4065,3987,4002,3985であれば、このデータの並
び替え後のデータ列(3985,3987,4000,4002,4065)
からその中央値である4000を出力値とする。
【0050】なお、上述のように中央値が容易に取得で
きるので、M/Fのウィンドサイズを奇数としM/F処
理を奇数個のデータについて行うのが好ましい。しか
し、奇数個のデータに限るわけではなく、偶数個のデー
タであってもよいことは勿論である。偶数個のデータに
ついての場合、その偶数個のデータを並べ替えたデータ
列の中央に位置するデータを、中央の両側のデータの一
方或いは両データの平均値とすれば、中央値に位置する
データを取得することができる。
【0051】こうしてM/Fによる平滑化処理を経て求
められた平滑化データでは、高い空間周波数である雑音
や小さな変動は除去される。しかし、積算データにおけ
る積算値の変化の様子は、図10に示すように、縦ムラ
TMの発生箇所ではその変化の程度が抑制されて平滑化
データに反映し、ムラの未発生箇所や部分ムラ等の発生
箇所のように積算値の変化が緩やかな箇所では緩やかな
まま反映されている。なお、この平滑化データにあって
も、上記したグレードは緩やかな膨らみとして反映して
いる。
【0052】上記したステップS133に続いては、図
8の積算データを図10の平滑化データで除算すると共
に、当該除算を経て求めた規格化データの偏差をその最
大偏差hsT0と共に演算しこれらを主記憶装置68に記
憶する(ステップS134)。この規格化データでは、
データの除算を経ていることから、平滑化データと積算
データとに共通して表われる現象は除去され、積算デー
タに特異に表われる現象が表われる。従って、この規格
化データでは、図11に示すように、透孔板の透孔の配
置の密度に倣った明暗の変化の様子(グレード)並びに
積算データにおけるデータの積算値の緩やかな変化の様
子が除去され、積算データにおけるデータの積算値の急
変の様子が表われる。このため、この規格化データにお
ける偏差は、縦ムラの発生箇所にあってはデータの積算
値の急変の様子を示して推移し、縦ムラの生じた箇所で
は顕在化されて最大偏差hsT0となる。また、そのムラ
幅は、図中Lの大きさで判明する。しかし、縦ムラ以外
の部分ムラや全体ムラの発生領域において見られるデー
タの積算値の緩やかな変化の様子やグレードは、規格化
データには顕在して表われない。
【0053】この場合、図11に示す規格化データにお
ける偏差の推移と、その最大偏差hsT0の大きさは、デ
ィスプレイ52に表示される。従って、検査員は、規格
化データにおける偏差の推移とその最大偏差hsT0の大
きさとの提示を受けることになる。
【0054】ステップS134に続いては、区域識別子
Tiを値1だけインクリメントしてその値を増加させ
(ステップS135)、その後、区域識別子Tiの値が
6未満か否かを判断する(ステップS136)。そし
て、このステップS136で肯定判断した場合には、上
記したステップS132に移行してステップS135ま
での処理を行ない、再度ステップS136の判断をす
る。この場合には、区域識別子Tiはその値がゼロであ
ったのでステップS135にて値1とされ、ステップS
136での肯定判断を受けてステップS132に移行す
る。
【0055】つまり、ステップS136で否定判断する
まで、ステップS132〜135の処理が繰り返される
ので、それぞれの区域識別子Tiに対応する第1分割領
域SMeT1〜第5分割領域SMeT5ごとに、この領域の
順で上記一連の処理が繰り返される。このため、図12
〜図16に示すように、第1分割領域SMeT1〜第5分
割領域SMeT5ごとに積算データが取得され、これら積
算データの1×15のM/Fによる平滑化処理,積算デ
ータの平滑化データでの除算処理・偏差演算記憶が行な
われる。この偏差演算に際しては、第1分割領域SMe
T1〜第5分割領域SMeT5ごとの最大偏差hsT1〜最大
偏差hsT5も演算され、併せて記憶される。なお、図1
2〜図16におけるX軸の座標ごとに数値(積算濃度
値)が図8の数値より低いのは、第1分割領域SMeT1
〜第5分割領域SMeT5では処理対象領域SMe0 に比
べてY軸方向の領域が狭い分だけデータ数が少ないこと
による。
【0056】そして、ステップS136で否定判断され
ると、上記のように処理対象領域SMe0 を始めとする
各第1分割領域SMeT1〜第5分割領域SMeT5につい
ての最大偏差hsT0〜最大偏差hsT5を読み出し、その
内の最大のものを検査対象となるシャドウマスクSMに
おける縦ムラの最大偏差hsとする(ステップS13
7)。その後、この最大偏差hsを予め主記憶装置68
に記憶されている判別マップ(縦ムラの良否と最大偏差
hsとを対応つけたマップ)に当てはめて、縦ムラの良
否判別をし、その結果を主記憶装置68に記憶する(ス
テップS138)。例えば、最大偏差hsが第3分割領
域SMeT3の最大偏差hsT3である場合には、最大偏差
hsの値と第3分割領域SMeT3であること(具体的に
は区域識別子Tiの値3)とが、良否判別の結果(良
品,不良品のいずれか)と併せて記憶される。なお、用
いたM/Fの種別も併せて記憶される。
【0057】その後は、再度、区域識別子Tiに値ゼロ
をセットしてこれを初期化し(ステップS141)、ス
テップS142に移行する。つまり、1×15のM/F
を用いた処理は総て終了したので、ムラ幅(図11の
L)がやや広い縦ムラに対応すべく、フィルタウィンド
のサイズが若干広い1行21列(以下、1×21とい
う)の1次元のフィルタウィンドを有するメディアンフ
ィルタ(M/F)を用いた処理に移行する。従って、処
理対象領域SMe0 を始めとする各第1分割領域SMe
T1〜第5分割領域SMeT5についての積算データの取得
(ステップS142),これら積算データの1×21の
M/Fによる平滑化処理(ステップS143),積算デ
ータの平滑化データでの除算処理・偏差演算記憶(ステ
ップS144),区域識別子Tiのインクリメント(ス
テップS145)並びに区域識別子Tiの比較(ステッ
プS146)が行なわれる。また、ステップS146に
続いては、1×21のM/Fでの平滑化処理を経た場合
の最大偏差hsT0〜最大偏差hsT5の読み出し並びに縦
ムラの最大偏差hsの算出を行ない(ステップS14
7)、この最大偏差hsと判別マップとからの縦ムラの
良否判別・記憶を行なう(ステップS148)。その後
は、改めて、区域識別子Tiに値ゼロをセットしてこれ
を初期化し(ステップS151)、ステップS152に
移行する。
【0058】つまり、1×15,1×21のM/Fを用
いた処理は総て終了したので、ムラ幅(図11のL)が
より広い縦ムラにも対応すべく、フィルタウィンドのサ
イズが広い1行25列(以下、1×25という)の1次
元のフィルタウィンドを有するメディアンフィルタ(M
/F)を用いた処理に移行する。従って、処理対象領域
SMe0 を始めとする各第1分割領域SMeT1〜第5分
割領域SMeT5についての積算データの取得(ステップ
S152),これら積算データの1×25のM/Fによ
る平滑化処理(ステップS153),積算データの平滑
化データでの除算処理・偏差演算記憶(ステップS15
4),区域識別子Tiのインクリメント(ステップS1
55)並びに区域識別子Tiの比較(ステップS15
6)が行なわれる。また、ステップS156に続いて
は、1×25のM/Fでの平滑化処理を経た場合の最大
偏差hsT0〜最大偏差hsT5の読み出し並びに縦ムラの
最大偏差hsの算出を行ない(ステップS157)、こ
の最大偏差hsと判別マップとからの縦ムラの良否判別
・記憶を行なう(ステップS158)。
【0059】ここで、上述のようにフィルタウィンドの
サイズが違う複数のメディアンフィルタにより、積算デ
ータを平滑化処理する理由を詳しく説明する。積算デー
タを平滑化データで除算して得られる規格化データには
偏差が明確に表れていなければならず、そのためには、
平滑化データにおいては縦ムラによる変化ができるだけ
抑制される必要がある。この変化を効果的に抑制するた
めには、ムラ幅(図11のL)に対応したフィルタウィ
ンドのサイズを有するメディアンフィルタを用いて積算
データを平滑化処理しなければならない。そこで、ムラ
幅の異なる縦ムラに対応するためにフィルタウィンドの
サイズが違う複数のメディアンフィルタにより、積算デ
ータを平滑化処理する必要がある。言い換えれば、フィ
ルタウィンドのサイズが違う複数のメディアンフィルタ
により、積算データを平滑化処理することにより、ムラ
幅の異なる縦ムラに対応することができるのである。
【0060】ステップS142,152における積算デ
ータの取得は、その処理内容がステップS132と同じ
なので、ステップS132で求めた積算データを処理対
象領域SMe0 と各第1分割領域SMeT1〜第5分割領
域SMeT5の各領域ごとに主記憶装置68に記憶してお
くことで、省略することができる。この場合のステップ
S142,152では、区域識別子Tiに対応する上記
各領域についての記憶済み積算データを読み出せばよ
い。
【0061】上記のステップS158に続いては、図3
に示すステップS160に移行して、光透過率のムラが
横方向(X軸方向)に筋状に発生した筋ムラ(以下、横
ムラという)の判別処理を行なう。
【0062】この横ムラの判別処理では、その詳細処理
を表わした図17のフローチャートに示すように、上記
した縦ムラの判別処理とほぼ処理内容が同じであり、判
別対象領域と用いるメディアンフィルタが異なる。よっ
て、以下の説明に当たっては、縦ムラの判別処理と異な
る点については詳述し、類似する処理内容についてはそ
の説明を簡略化することとする。
【0063】横ムラの判別処理にあっても、まず、横ム
ラ判別の判別対象領域の区域を示す区域識別子Yiに値
ゼロをセットして初期化する(ステップS161)。こ
の区域識別子Yiは、区域識別子Tiと同様、値ゼロか
ら値5までを取り得るよう定められており、区域識別子
Yiが値ゼロであるときには、横ムラ判別の判別対象領
域の区域は、ステップS128で設定した処理対象領域
SMe0 の全領域であることを意味する。一方、区域識
別子Yiが値1から値5であるときには、図18に示す
ように、横ムラ判別の判別対象領域の区域は、上記の処
理対象領域SMe0 を横ムラのムラ方向に直交するY軸
に沿って3分割した広さの領域(以下、説明の便宜上こ
の領域を分割領域という)であることを意味し、しか
も、値1,値2,値3,値4および値5のそれぞれで、
横ムラ判別の判別対象領域の区域の位置を規定する。
【0064】つまり、区域識別子Yiが値1であるとき
には、横ムラ判別の判別対象領域の区域は、処理対象領
域SMe0 の最左側部を占める分割領域(以下、この分
割領域を第1分割領域SMeY1という)であることを意
味する。区域識別子Yiが値2であるときには、横ムラ
判別の判別対象領域の区域は、第1分割領域SMeY1と
X軸方向に沿ってほぼ半分重なった分割領域(以下、こ
の分割領域を第2分割領域SMeY2という)であること
を意味する。区域識別子Yiが値3であるときには、横
ムラ判別の判別対象領域の区域は、第2分割領域SMe
Y2とX軸方向に沿ってほぼ半分重なり処理対象領域SM
e0 の左右中央部を占める分割領域(以下、この分割領
域を第3分割領域SMeY3という)であることを意味す
る。区域識別子Yiが値4であるときには、横ムラ判別
の判別対象領域の区域は、第3分割領域SMeY3とX軸
方向に沿ってほぼ半分重なった分割領域(以下、この分
割領域を第4分割領域SMeY4という)であることを意
味する。そして、区域識別子Yiが値5であるときに
は、横ムラ判別の判別対象領域の区域は、第4分割領域
SMeY4とX軸方向に沿ってほぼ半分重なり処理対象領
域SMe0 の最右側部を占める分割領域(以下、この分
割領域を第5分割領域SMeY5という)であることを意
味する。従って、区域識別子Yiの値が値1から1増加
するごとに、横ムラ判別の判別対象領域の区域は、横ム
ラのムラ方向であるX軸に沿って移動されることにな
る。
【0065】そして、ステップS161での区域識別子
Yiの初期化に続いては、区域識別子Yiに対応する縦
ムラ判別の判別対象領域の区域(処理対象領域SMe0
を始めとする各第1分割領域SMeY1〜第5分割領域S
MeY5のいずれか)についての積算データの取得(ステ
ップS162)を行なう。この場合、判別対象領域の区
域が処理対象領域SMe0 であれば、図19に示すよう
に、Y軸の座標ごとに座標ごとにX軸に沿って積算して
積算データが求められ、2次元分布していたデータの1
次元化がなされる。このため、Y軸の座標ごとに一のデ
ータ(濃度値)を有する積算データが得られ、横ムラY
Mが生じた箇所では、そのムラの程度を示す濃度値の積
算値が得られる。また、判別対象領域の区域が第1分割
領域SMeY1〜第5分割領域SMeY5であれば、図20
から図24に示すように、該当区域のデータについての
積算を経てデータの1次元化がなされ、各区域における
横ムラYMの発生箇所で、そのムラの程度を示す濃度値
の積算値が得られる。
【0066】上記の積算データの算出に続いては、ムラ
幅(図21,図24のL)が狭い横ムラに対応すべく、
フィルタウィンドのサイズが狭い15行1列(以下、1
5×1という)の1次元のフィルタウィンドを有するM
/Fの選択並びに当該メディアンフィルタによる上記の
積算データの平滑化処理を行ない(ステップS16
3)、平滑化データを求める。その後は、縦ムラの場合
と同様に、積算データの平滑化データでの除算処理・偏
差演算記憶(ステップS164),区域識別子Yiのイ
ンクリメント(ステップS165)並びに区域識別子Y
iの比較(ステップS166)が行なわれる。また、ス
テップS166に続いては、15×1のM/Fでの平滑
化処理を経た場合の最大偏差hsY0〜最大偏差hsY5の
読み出し並びに横ムラの最大偏差hsの算出を行ない
(ステップS167)、この最大偏差hsと判別マップ
とからの横ムラの良否判別・記憶を行なう(ステップS
168)。その後は、改めて、区域識別子Yiに値ゼロ
をセットしてこれを初期化し(ステップS171)、ス
テップS172に移行する。
【0067】つまり、縦ムラの場合と同様に、15×1
のM/Fを用いた処理は総て終了したので、ムラ幅(図
21,図24のL)がやや広い横ムラに対応すべく、フ
ィルタウィンドのサイズが若干広い21行1列(以下、
21×1という)の1次元のフィルタウィンドを有する
M/Fを用いた処理を行なう。従って、処理対象領域S
Me0 を始めとする各第1分割領域SMeY1〜第5分割
領域SMeY5についての積算データの取得(ステップS
172),これら積算データの21×1のM/Fによる
平滑化処理(ステップS173),積算データの平滑化
データでの除算処理・偏差演算記憶(ステップS17
4),区域識別子Yiのインクリメント(ステップS1
75)並びに区域識別子Yiの比較(ステップS17
6)が行なわれる。また、ステップS176に続いて
は、21×1のM/Fでの平滑化処理を経た場合の最大
偏差hsY0〜最大偏差hsY5の読み出し並びに横ムラの
最大偏差hsの算出を行ない(ステップS177)、こ
の最大偏差hsと判別マップとからの横ムラの良否判別
・記憶を行なう(ステップS178)。その後は、改め
て、区域識別子Yiに値ゼロをセットしてこれを初期化
し(ステップS181)、ステップS182に移行す
る。
【0068】つまり、15×1,21×1のM/Fを用
いた処理は総て終了したので、ムラ幅(図21,図24
のL)がより広い横ムラにも対応すべく、フィルタウィ
ンドのサイズが広い25行1列(以下、25×1とい
う)の1次元のフィルタウィンドを有するM/Fを用い
た処理に移行する。従って、処理対象領域SMe0 を始
めとする各第1分割領域SMeY1〜第5分割領域SMe
Y5についての積算データの取得(ステップS182),
これら積算データの25×1のM/Fによる平滑化処理
(ステップS183),積算データの平滑化データでの
除算処理・偏差演算記憶(ステップS184),区域識
別子Yiのインクリメント(ステップS185)並びに
区域識別子Yiの比較(ステップS186)が行なわれ
る。また、ステップS186に続いては、25×1のM
/Fでの平滑化処理を経た場合の最大偏差hsY0〜最大
偏差hsY5の読み出し並びに横ムラの最大偏差hsの算
出を行ない(ステップS187)、この最大偏差hsと
判別マップとからの横ムラの良否判別・記憶を行なう
(ステップS188)。
【0069】上記した一連の縦ムラ,横ムラについての
判別処理に続いては、図3の処理に戻り、ステップS1
38,148,158,168,178,188での良
否判別結果を、その良否結果をもたらしたM/Fの種別
とムラの種別(縦ムラ,横ムラの別)も併せてディスプ
レイ52に表示する(ステップS190)。その後は、
他のシャドウマスクSMについての上記した検査を継続
して行なう必要があるか否かを、所定のスイッチの押圧
状況から判断する(ステップS200)。そして、継続
して検査する場合には上記したステップS120からの
処理を繰り返す。なお、上記の判別結果におけるこれら
の項目は、該当する検査対象のシャドウマスクSMにつ
いてサンプルID等と共に、上記のステップS138等
の処理の際に補助記憶装置72に記憶され、ステップS
200にて他のシャドウマスクSMについての処理を行
なう場合には、この他のシャドウマスクSMの検査に備
えて、ディスプレイ52の表示画像の消去と、この判別
処理の過程において一時的に記憶されていた種々のデー
タの主記憶装置68からの消去とが行なわれる。
【0070】以上説明したように本実施例のシャドウマ
スク検査装置30では、縦ムラおよび横ムラのそれぞれ
の筋ムラについて、シャドウマスクSMの僅かな範囲の
周縁部を除く領域の処理対象領域SMe0 と、これを筋
ムラの方向に応じて分割した一部領域の分割領域(第1
分割領域SMeT1〜第5分割領域SMeT5又は第1分割
領域SMeY1〜第5分割領域SMeY5)とで筋ムラの判
別処理を行なう。しかも、個々の領域での判別処理に際
して、その領域に属する個々の階調データの積算演算を
経た積算データの取得(ステップS132等),メディ
アンフィルタによる平滑化処理を経た平滑化データの取
得((ステップS133等),積算データの平滑化デー
タでの除算演算を得た規格化データの取得(ステップS
134等)並びにこの規格化データの偏差の提示(ステ
ップS137等)と当該偏差に基づくムラの良否判別
(ステップS138等)を行なう。
【0071】従って、縦ムラ或いは横ムラが生じた箇所
では、そのムラの縦方向又は横方向に沿ったデータの積
算を通して、そのムラを積算値が急変することで顕在化
することができる。そして、このようにして積算データ
に特異に表われる現象を、その後の平滑化処理や除算演
算により、規格化データにおける偏差に反映させる。こ
のため、本実施例のシャドウマスク検査装置30によれ
ば、縦ムラ又は横ムラを、そのムラの長さが比較的短か
ったりムラが薄い場合であってもより精度よく検出する
ことができるので、筋ムラの良否判別の信頼性を一層向
上することができる。
【0072】また、本実施例のシャドウマスク検査装置
30では、縦ムラおよび横ムラのそれぞれの筋ムラにつ
いて、処理対象領域SMe0 の一部領域である分割領域
(第1分割領域SMeT1〜第5分割領域SMeT5又は第
1分割領域SMeY1〜第5分割領域SMeY5)で筋ムラ
の判別処理を行なう際に、前後する分割領域(例えば第
1分割領域と第2分割領域)を重なった状態とする。こ
のため、縦ムラおよび横ムラの良否判別をそれぞれの分
割領域ごとに下すことができると共に、ある分割領域の
周縁に発生した縦ムラおよび横ムラについてもその良否
判別を下すことができる。よって、本実施例のシャドウ
マスク検査装置30によれば、縦ムラおよび横ムラのム
ラの長短や濃淡に加えその発生箇所がどこであるかに拘
らず、縦ムラおよび横ムラをより精度よく検出すること
ができるので、筋ムラの良否判別の信頼性をより一層向
上することができる。
【0073】更に、本実施例のシャドウマスク検査装置
30では、縦横の筋ムラごとに異なるフィルタウィンド
のサイズのM/Fを用い、それぞれのM/Fでの筋ムラ
の良否判別を総てのM/Fについて行なった。よって、
ムラの幅が狭いものや広い縦ムラおよび横ムラについて
も、より精度よく検出することができるので、筋ムラの
良否判別の信頼性をより一層向上することができる。加
えて、それぞれのM/Fを用いて下した判別結果を、検
査対象のシャドウマスクSMに筋ムラの不良がある場合
には、シャドウマスクSMのフォトエッチング法におけ
る各工程(コーティング工程,焼付工程,現像工程,エ
ッチング工程等)の品質管理に反映させることができ、
これを通して品質向上を図ることができる。
【0074】また、検査対象となったシャドウマスクS
Mについての判別結果に加えて、ステップS132,1
42,152,162,172,182で取得した積算
データを補助記憶装置72に記憶するよう構成すれば、
次のような効果を奏することができる。上記のムラ判別
処理により筋ムラが良品であるとされたシャドウマスク
SMが品質不良であると後日されても、判別処理時の積
算データを表示すれば、指摘された品質不良と積算デー
タに表われたデータの積算の様子とを対比することがで
きる。このため、良否判別の妥当性や良否判別のための
マップの妥当性を再検討したり、判別結果と品質不良と
の対比を通した品質不良の原因究明を容易に行なうこと
ができる。
【0075】ここで、上記した実施例のシャドウマスク
検査装置30の変形例について説明する。上記のシャド
ウマスク検査装置30では、縦横の筋ムラごとに異なる
フィルタウィンドのサイズのM/Fにてそれぞれ平滑化
処理を行ない、それぞれのM/Fでの筋ムラの良否判別
を総てのM/Fについて行なった。しかし、いずれかの
M/Fでの筋ムラの良否判別が不良と判別されれば、そ
の時点で処理を終了するよう構成することもできる。こ
の構成であれば、筋ムラの不良がある場合には、ムラ判
別の処理時間の短縮化を図ることができる。
【0076】また、上記したフィルタウィンドのサイズ
以外のサイズを有するM/Fを用いたり、所定のフィル
タウィンドのサイズを有する一つのM/Fを用いるだけ
の構成を採ることもできる。或いは、第1分割領域SM
eT1から第5分割領域SMeT5のうち、第2分割領域S
MeT2と第4分割領域SMeT4とについては縦ムラの判
別処理を行なわず、処理対象領域SMe0 を単純に分割
した際の隣合う第1分割領域SMeT1と第3分割領域S
MeT3と第5分割領域SMeT5とについてのみ縦ムラの
判別処理を行なう構成を採ることもできる。横ムラにつ
いても同様である。
【0077】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこの様な実施例になんら限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態
様で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のシャドウマスク検査装置30の外観構
成を示す正面図。
【図2】このシャドウマスク検査装置30の電気的構成
を示すブロック図。
【図3】実施例のシャドウマスク検査装置30が行なう
シャドウマスクSMの筋ムラの検査処理の全体を表わし
たフローチャート。
【図4】このムラ検査処理における初期設定処理の詳細
な内容を表わしたフローチャート。
【図5】図3に示す筋ムラの検査処理における処理内容
を説明するための説明図。
【図6】図3に示す筋ムラの検査処理における縦ムラの
判別処理の詳細な内容を表わしたフローチャート。
【図7】図6に示すステップS131における区域識別
子Tiの有する意味を説明するための説明図。
【図8】図6に示すステップS132で処理対象領域S
Me0 について行なわれる処理の様子を模式的に説明す
るための説明図。
【図9】図6に示すステップS133で処理対象領域S
Me0 について行なわれる処理の内容を説明するための
説明図。
【図10】図6に示すステップS134で処理対象領域
SMe0 について行なわれる処理の内容を説明するため
の説明図。
【図11】同じくステップS134で処理対象領域SM
e0 について行なわれる処理の内容を説明するための説
明図。
【図12】図6に示すステップS132で第1分割領域
SMeT1について行なわれる処理の様子を模式的に説明
するための説明図。
【図13】図6に示すステップS132で第2分割領域
SMeT2について行なわれる処理の様子を模式的に説明
するための説明図。
【図14】図6に示すステップS132で第3分割領域
SMeT3について行なわれる処理の様子を模式的に説明
するための説明図。
【図15】図6に示すステップS132で第4分割領域
SMeT4について行なわれる処理の様子を模式的に説明
するための説明図。
【図16】図6に示すステップS132で第5分割領域
SMeT5について行なわれる処理の様子を模式的に説明
するための説明図。
【図17】図3に示す筋ムラの検査処理における横ムラ
の判別処理の詳細な内容を表わしたフローチャート。
【図18】図17に示すステップS161における区域
識別子Yiの有する意味を説明するための説明図。
【図19】図17に示すステップS132で処理対象領
域SMe0 について行なわれる処理の様子を模式的に説
明するための説明図。
【図20】図17に示すステップS162で第1分割領
域SMeY1について行なわれる処理の様子を模式的に説
明するための説明図。
【図21】図17に示すステップS162で第2分割領
域SMeY2について行なわれる処理の様子を模式的に説
明するための説明図。
【図22】図17に示すステップS162で第3分割領
域SMeY3について行なわれる処理の様子を模式的に説
明するための説明図。
【図23】図17に示すステップS162で第4分割領
域SMeY4について行なわれる処理の様子を模式的に説
明するための説明図。
【図24】図17に示すステップS162で第5分割領
域SMeY5について行なわれる処理の様子を模式的に説
明するための説明図。
【図25】シャドウマスクSMについての従来のムラ検
査の様子を説明するための説明図。
【符号の説明】 30…シャドウマスク検査装置 40…光学測定装置 49…CCDカメラ 50…データ処理装置 52…ディスプレイ 52a…表示領域 54…画像処理装置 62…カメラ制御装置 64…バスライン 66…CPU 68…主記憶装置 72…補助記憶装置 77…レンズ部 SM…シャドウマスク SMe0 …処理対象領域 SMeT1…第1分割領域 SMeT2…第2分割領域 SMeT3…第3分割領域 SMeT4…第4分割領域 SMeT5…第5分割領域 SMeY1…第1分割領域 SMeY2…第2分割領域 SMeY3…第3分割領域 SMeY4…第4分割領域 SMeY5…第5分割領域 SMe…透孔領域 TM…縦ムラ YM…横ムラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の透孔が概周期的に配列された透孔
    板について、透孔の寸法異常に起因して筋状に生じる光
    透過率の筋ムラを検査する透孔板の検査方法において、 前記透孔板にその一方の主面側から光を照射して前記透
    孔板を他方の主面側から撮像し、所定の方向に沿った第
    1の軸とこれに直交する第2の軸とで定まる平面に個々
    の階調値が2次元分布した撮像画像の階調データを求め
    る撮像工程と、 前記階調データに属する個々の階調値を前記第2の軸の
    座標ごとに前記第1の軸に沿って積算する積算演算を行
    ない、前記階調データの積算データを求める積算化工程
    と、 前記積算データを平滑化処理して平滑化データを求める
    平滑化工程と、 前記積算データを前記平滑化データで除算する除算演算
    を行ない、規格化データを算出する規格化工程と、 前記規格化データにおける偏差を提示する偏差提示工程
    と、を含むことを特徴とする透孔板の検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の透孔板の検査方法にお
    いて、 前記規格化データにおける偏差に基づいて、検査対象で
    ある前記透孔板についての前記筋ムラの良否判別を下す
    判別工程を、前記偏差提示工程に替えて或いは前記偏差
    提示工程と共に有する透孔板の検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の透孔板の検査方法にお
    いて、 前記積算化工程は、 前記2次元分布した階調データを分割して複数の分割階
    調データを求める工程と、 複数の前記分割階調データについて、分割階調データに
    属する個々の階調値を前記第2の軸の座標ごとに前記第
    1の軸に沿って積算して複数の分割積算データをそれぞ
    れ求める工程とを含み、 前記平滑化工程が、複数の前記分割積算データをそれぞ
    れ平滑化処理して複数の分割平滑化データをそれぞれ求
    める工程であり、 前記規格化工程が、複数の前記分割積算データを複数の
    前記分割平滑化データでそれぞれ除算する除算演算を行
    ない、複数の分割規格化データをそれぞれ算出する工程
    であり、 前記判別工程が、前記良否判別を複数の前記分割規格化
    データにおける偏差に基づいて行なう工程であることを
    特徴とする透孔板の検査方法。
  4. 【請求項4】 多数の透孔が概周期的に配列された透孔
    板について、透孔の寸法異常に起因して筋状に生じる光
    透過率の筋ムラを検査する透孔板の検査装置において、 前記透孔板を支持する支持手段と、 前記支持された透孔板にその一方の主面側から光を照射
    する照射手段と、 前記支持された透孔板を他方の主面側から撮像し、所定
    の方向に沿った第1の軸とこれに直交する第2の軸とで
    定まる平面に個々の階調値が2次元分布した撮像画像の
    階調データを求める撮像手段と、 前記階調データに属する個々の階調値を前記第2の軸の
    座標ごとに前記第1の軸に沿って積算する積算演算を行
    ない、前記階調データの積算データを求める積算化手段
    と、 前記積算データを平滑化処理して平滑化データを求める
    平滑化手段と、 前記積算データを前記平滑化データで除算する除算演算
    を行ない、規格化データを算出する規格化手段と、 前記規格化データにおける偏差を提示する偏差提示手段
    と、を有することを特徴とする透孔板の検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の透孔板の検査装置にお
    いて、 前記規格化データにおける偏差に基づいて、検査対象で
    ある前記透孔板についての前記筋ムラの良否判別を下す
    判別手段を、前記偏差提示手段に替えて或いは前記偏差
    提示手段と共に有する透孔板の検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の透孔板の検査装置にお
    いて、 前記積算化手段は、 前記2次元分布した階調データを分割して複数の分割階
    調データを求める手段と、 複数の前記分割階調データについて、分割階調データに
    属する個々の階調値を前記第2の軸の座標ごとに前記第
    1の軸に沿って積算して複数の分割積算データをそれぞ
    れ求める手段とを有し、 前記平滑化手段が、複数の前記分割積算データをそれぞ
    れ平滑化処理して複数の分割平滑化データをそれぞれ求
    める手段であり、 前記規格化手段が、複数の前記分割積算データを複数の
    前記分割平滑化データでそれぞれ除算する除算演算を行
    ない、複数の分割規格化データをそれぞれ算出する手段
    であり、 前記判別手段が、前記良否判別を複数の前記分割規格化
    データにおける偏差に基づいて行なう手段であることを
    特徴とする透孔板の検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
    の透孔板の検査装置において、 前記平滑化手段が、1次元のフィルタウィンドを有する
    メディアンフィルタにより、前記積算データ又は分割積
    算データを前記第2の軸に沿って平滑化処理するフィル
    タ手段を有することを特徴とする透孔板の検査装置。
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