JP2001270928A - シートクッションパッド - Google Patents
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- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/65—Low-molecular-weight compounds having active hydrogen with high-molecular-weight compounds having active hydrogen
- C08G18/66—Compounds of groups C08G18/42, C08G18/48, or C08G18/52
- C08G18/6666—Compounds of group C08G18/48 or C08G18/52
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- C08G18/6688—Compounds of group C08G18/48 or C08G18/52 with compounds of group C08G18/32 or polyamines of C08G18/38 with compounds of group C08G18/32 or C08G18/3271 and/or polyamines of C08G18/38 with compounds of group C08G18/3271
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- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/02—Seat parts
- A47C7/18—Seat parts having foamed material included in cushioning part
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Springs (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】2〜4Hzでの共振倍率を低下させながら、し
かも6Hz付近での振動伝達率を従来と同等またはそれ
以下に低下させうる、高い減衰性を有するシートクッシ
ョンパッドを提供する。 【解決手段】金型内部にポリウレタンフォーム原料を注
入して成型されるポリウレタンフォームからなるシート
クッションパッドであって、前記シートクッションパッ
ドの通気度が0.05〜1.5cfmの範囲で、かつコ
ア層のヒステリシスロスが17%以下とする。通気度は
0.1〜1.5cfmであることが、またコア層のヒス
テリシスロスは15%以下であることがより好ましい。
かも6Hz付近での振動伝達率を従来と同等またはそれ
以下に低下させうる、高い減衰性を有するシートクッシ
ョンパッドを提供する。 【解決手段】金型内部にポリウレタンフォーム原料を注
入して成型されるポリウレタンフォームからなるシート
クッションパッドであって、前記シートクッションパッ
ドの通気度が0.05〜1.5cfmの範囲で、かつコ
ア層のヒステリシスロスが17%以下とする。通気度は
0.1〜1.5cfmであることが、またコア層のヒス
テリシスロスは15%以下であることがより好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリウレタンフォー
ムからなるシートクッションパッドに関する。特に本発
明のシートクッションパッドは、その使用に際して振動
を伴う車両、特に自動車用のシートクッションパッドに
適する。
ムからなるシートクッションパッドに関する。特に本発
明のシートクッションパッドは、その使用に際して振動
を伴う車両、特に自動車用のシートクッションパッドに
適する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車シートクッションの乗
り心地性を向上させるためには、JASO B−407
規定の振動伝達率特性に関して、人が不快と感じる振動
数領域(4〜10Hz:評価値としては6Hzの振動伝
達率が通常採用される)を大きく減衰させることが有効
であるといわれている。特に6Hz前後の振動は、車酔
いを起こす原因となる振動数といわれているため、ウレ
タンフォームからなる自動車用シートクッションパッド
においても、前記振動伝達率を低く抑えるための開発が
行われてきた。
り心地性を向上させるためには、JASO B−407
規定の振動伝達率特性に関して、人が不快と感じる振動
数領域(4〜10Hz:評価値としては6Hzの振動伝
達率が通常採用される)を大きく減衰させることが有効
であるといわれている。特に6Hz前後の振動は、車酔
いを起こす原因となる振動数といわれているため、ウレ
タンフォームからなる自動車用シートクッションパッド
においても、前記振動伝達率を低く抑えるための開発が
行われてきた。
【0003】しかし、6Hzでの振動伝達率を低く抑え
た従来のシートクッションパッドは、振動伝達率特性に
おける、2〜4Hzに現れる共振倍率(共振ピーク)が
大きいため、乗員が自動車シートクッションに着座して
走行する際に、車体の振動によって身体の安定感がなく
なり、身体が上下に振れる感覚(いわゆるヒョコヒョコ
感)を十分に防止することができなかった。
た従来のシートクッションパッドは、振動伝達率特性に
おける、2〜4Hzに現れる共振倍率(共振ピーク)が
大きいため、乗員が自動車シートクッションに着座して
走行する際に、車体の振動によって身体の安定感がなく
なり、身体が上下に振れる感覚(いわゆるヒョコヒョコ
感)を十分に防止することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした事情から、自
動車をはじめとする車両用のシートクッションパッド
は、乗員の車酔いや疲労を低減するために、6Hz付近
での振動伝達率を低く抑えるだけでなく、運転操作時の
安全性向上(シートクッションに着座時の安定性向上)
も必要であり、より広い範囲の振動数においても低い振
動伝達率を示すものが好ましいと考えられる。
動車をはじめとする車両用のシートクッションパッド
は、乗員の車酔いや疲労を低減するために、6Hz付近
での振動伝達率を低く抑えるだけでなく、運転操作時の
安全性向上(シートクッションに着座時の安定性向上)
も必要であり、より広い範囲の振動数においても低い振
動伝達率を示すものが好ましいと考えられる。
【0005】しかし、一般的に、振動工学的には、振動
伝達率特性曲線(縦軸:振動伝達率、横軸:振動数)
は、振動伝達率特性の2〜4Hzでの共振倍率を下げる
と、クッション性に関連する比較的高振動数(たとえ
ば、6Hz)での振動伝達率が上昇して、振動伝達率特
性曲線が全体的にブロードな曲線になる。すなわち、振
動伝達率特性曲線において、振動伝達率の低下と共振倍
率の低下とは二律背反する関係にあった。
伝達率特性曲線(縦軸:振動伝達率、横軸:振動数)
は、振動伝達率特性の2〜4Hzでの共振倍率を下げる
と、クッション性に関連する比較的高振動数(たとえ
ば、6Hz)での振動伝達率が上昇して、振動伝達率特
性曲線が全体的にブロードな曲線になる。すなわち、振
動伝達率特性曲線において、振動伝達率の低下と共振倍
率の低下とは二律背反する関係にあった。
【0006】そこで、本発明の目的は、2〜4Hzでの
共振倍率を低下させながら、しかも6Hz付近での振動
伝達率を従来と同等またはそれ以下に低下させうる、高
い減衰性を有するシートクッションパッドを提供するこ
とにある。
共振倍率を低下させながら、しかも6Hz付近での振動
伝達率を従来と同等またはそれ以下に低下させうる、高
い減衰性を有するシートクッションパッドを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、ウレタンフォームからなるシートクッシ
ョンパッドの振動伝達率特性について鋭意研究したとこ
ろ、ウレタンフォームのコア層のヒステリシスロスを1
7%以下とし、かつスキン層を含めた通気度を特定範囲
になるように調整することにより、上記目的が達成でき
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
を達成すべく、ウレタンフォームからなるシートクッシ
ョンパッドの振動伝達率特性について鋭意研究したとこ
ろ、ウレタンフォームのコア層のヒステリシスロスを1
7%以下とし、かつスキン層を含めた通気度を特定範囲
になるように調整することにより、上記目的が達成でき
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】本発明のシートクッションパッドは、金型
内部にポリウレタンフォーム原料を注入して成型され、
スキン層とコア層を有するポリウレタンフォームからな
るシートクッションパッドであって、座面部が1層構造
であり、通気度が0.05〜1.5cfm〔cubic
feet/min.即ち、ft3 /min.)
〔1.41〜42.2L/min.〕の範囲にあり、か
つ前記コア部のヒステリシスロスが17%以下であるこ
とを特徴とする。
内部にポリウレタンフォーム原料を注入して成型され、
スキン層とコア層を有するポリウレタンフォームからな
るシートクッションパッドであって、座面部が1層構造
であり、通気度が0.05〜1.5cfm〔cubic
feet/min.即ち、ft3 /min.)
〔1.41〜42.2L/min.〕の範囲にあり、か
つ前記コア部のヒステリシスロスが17%以下であるこ
とを特徴とする。
【0009】上述の本発明のシートクッションパッド
は、前記通気度が0.1〜1.5cfm〔2.81〜4
2.2L/min.〕の範囲にあり、かつヒステリシス
ロスが15%以下であることがより好ましい。
は、前記通気度が0.1〜1.5cfm〔2.81〜4
2.2L/min.〕の範囲にあり、かつヒステリシス
ロスが15%以下であることがより好ましい。
【0010】通気度は、ASTM D−1564(DO
W法)に準拠して測定される。
W法)に準拠して測定される。
【0011】シートクッションパッドにおけるスキン層
とコア部の間は連続的に変化しており、境界が明確に形
成されている訳ではないが、コア部のヒステリシスロス
は明確にコア層である部分を取り出して測定する。
とコア部の間は連続的に変化しており、境界が明確に形
成されている訳ではないが、コア部のヒステリシスロス
は明確にコア層である部分を取り出して測定する。
【0012】〔作用効果〕本発明によると、後述する実
施例の結果が示すように、振動伝達率特性曲線における
共振倍率が低く、しかも6Hz付近での振動伝達率も従
来と同等かまたは従来よりも低いシートクッションパッ
ドとなる。すなわち、本発明によれば、どのような形状
においても、従来のシートクッションパッドより共振倍
率、6Hzにおける振動伝達率共に従来よりも低いシー
トクッションパッドを得ることができる。
施例の結果が示すように、振動伝達率特性曲線における
共振倍率が低く、しかも6Hz付近での振動伝達率も従
来と同等かまたは従来よりも低いシートクッションパッ
ドとなる。すなわち、本発明によれば、どのような形状
においても、従来のシートクッションパッドより共振倍
率、6Hzにおける振動伝達率共に従来よりも低いシー
トクッションパッドを得ることができる。
【0013】本発明のシートクッションパッドを特定す
る特性として示された通気度は、振動伝達率特性におけ
る共振倍率に影響を及ぼし、通気度が下がると共振倍率
も低下する関係にあるとの新たな知見を得たことから、
共振倍率を低下させるために、上記所定の低い範囲とす
ることが有効であることが導かれたものである。すなわ
ち、本発明のシートクッションパッドの通気度は0.0
5〜1.5cfm〔1.41〜42.2L/min.〕
の範囲である。前記通気度の下限値は、シートクッショ
ンパッドの成形における安定性から導かれたものであ
り、その安定性の点からすれば通気度は0.1cfm以
上であることがより好ましく、特に0.3cfm〔8.
43L/min〕以上であることが好ましい。また、通
気度は、2〜4Hzでの共振倍率を低下させるには1.
5cfm〔42.2L/min.〕以下とするのが好ま
しい。
る特性として示された通気度は、振動伝達率特性におけ
る共振倍率に影響を及ぼし、通気度が下がると共振倍率
も低下する関係にあるとの新たな知見を得たことから、
共振倍率を低下させるために、上記所定の低い範囲とす
ることが有効であることが導かれたものである。すなわ
ち、本発明のシートクッションパッドの通気度は0.0
5〜1.5cfm〔1.41〜42.2L/min.〕
の範囲である。前記通気度の下限値は、シートクッショ
ンパッドの成形における安定性から導かれたものであ
り、その安定性の点からすれば通気度は0.1cfm以
上であることがより好ましく、特に0.3cfm〔8.
43L/min〕以上であることが好ましい。また、通
気度は、2〜4Hzでの共振倍率を低下させるには1.
5cfm〔42.2L/min.〕以下とするのが好ま
しい。
【0014】なお、通気度は、最終的に座席とする際に
被覆される布等のカバー部材を含めて測定した値ではな
く、シートクッションパッドのスキン層を含めて測定さ
れる特性である。
被覆される布等のカバー部材を含めて測定した値ではな
く、シートクッションパッドのスキン層を含めて測定さ
れる特性である。
【0015】一方、本発明のシートクッションパッドを
特定する物理特性として示されたコア層のヒステリシス
ロスは、通気度とは殆ど無関係であり、ポリウレタンフ
ォームを構成するポリマーの種類により決まる特性であ
る。またポリウレタンフォーム製のシートクッションパ
ッドの共振振動数はコア層のヒステリシスロスに依存
(比例)し、共振振動数は共振倍率と反比例の関係にあ
るとの新たな知見が得られた。これらのことから、共振
倍率が低く、しかも6Hzでの振動伝達率が低いシート
クッションパッドを実現するために共振振動数を低下さ
せるには、コア層のヒステリシスロスの小さな材料の使
用が有効であることが導かれたものである。コア層のヒ
ステリシスロスは、17%以下とすることが好ましく、
15%以下とするのがより好ましく、低いほど好まし
い。
特定する物理特性として示されたコア層のヒステリシス
ロスは、通気度とは殆ど無関係であり、ポリウレタンフ
ォームを構成するポリマーの種類により決まる特性であ
る。またポリウレタンフォーム製のシートクッションパ
ッドの共振振動数はコア層のヒステリシスロスに依存
(比例)し、共振振動数は共振倍率と反比例の関係にあ
るとの新たな知見が得られた。これらのことから、共振
倍率が低く、しかも6Hzでの振動伝達率が低いシート
クッションパッドを実現するために共振振動数を低下さ
せるには、コア層のヒステリシスロスの小さな材料の使
用が有効であることが導かれたものである。コア層のヒ
ステリシスロスは、17%以下とすることが好ましく、
15%以下とするのがより好ましく、低いほど好まし
い。
【0016】以上のように、本発明のシートクッション
パッドを特定するポリウレタンフォームは、2〜4Hz
での共振倍率を低くしうる物理特性であるスキン層を含
めたフォーム全体の通気度、及び6Hz付近での振動伝
達率を小さくしうる通気度とは相関関係がない物理特性
であるコア層のヒステリシスロスの2つのフォーム特性
を共に所定範囲内とすることにより、初めて上記課題を
達成するものとできたのである。本発明のシートクッシ
ョンパッドは、60mmから140mmの範囲の座部の
厚さを有するものに適用することが好ましい。
パッドを特定するポリウレタンフォームは、2〜4Hz
での共振倍率を低くしうる物理特性であるスキン層を含
めたフォーム全体の通気度、及び6Hz付近での振動伝
達率を小さくしうる通気度とは相関関係がない物理特性
であるコア層のヒステリシスロスの2つのフォーム特性
を共に所定範囲内とすることにより、初めて上記課題を
達成するものとできたのである。本発明のシートクッシ
ョンパッドは、60mmから140mmの範囲の座部の
厚さを有するものに適用することが好ましい。
【0017】本発明のシートクッションパッドにおいて
は、ポリウレタンフォームのコア密度は、50〜65k
g/m3 であることが、通気度が0.05〜1.5c
fmでかつコア層のヒステリシスロスが17%以下であ
り、自動車用シートクッションパッドに要求される圧縮
弾性率を全て充たすシートクッションパッドが確実に得
られ、しかも2〜4Hzにおける共振倍率の低減と6H
z付近での振動伝達率の低減に有効であり、好ましい。
は、ポリウレタンフォームのコア密度は、50〜65k
g/m3 であることが、通気度が0.05〜1.5c
fmでかつコア層のヒステリシスロスが17%以下であ
り、自動車用シートクッションパッドに要求される圧縮
弾性率を全て充たすシートクッションパッドが確実に得
られ、しかも2〜4Hzにおける共振倍率の低減と6H
z付近での振動伝達率の低減に有効であり、好ましい。
【0018】上述のシートクッションパッドは、ポリオ
ール成分として水酸基価が20〜40mgKOH/g、
末端がエチレンオキサイド単位であるポリエーテルポリ
オール30〜80重量部、水酸基価が15〜30mgK
OH/gのポリマーポリオール70〜20重量部(ポリ
オール化合物の合計100重量部)、シリコン整泡剤を
0.1〜2重量部、及びポリイソシアネート化合物を構
成原料とするものであることが好適である。
ール成分として水酸基価が20〜40mgKOH/g、
末端がエチレンオキサイド単位であるポリエーテルポリ
オール30〜80重量部、水酸基価が15〜30mgK
OH/gのポリマーポリオール70〜20重量部(ポリ
オール化合物の合計100重量部)、シリコン整泡剤を
0.1〜2重量部、及びポリイソシアネート化合物を構
成原料とするものであることが好適である。
【0019】上記の範囲の組成を有する原料化合物を使
用して製造した場合に、ヒステリシスロスの調整の自由
度が高く、通気度が0.05〜1.5cfmでかつコア
層のヒステリシスロスが17%以下のシートクッション
パッドが確実に得られる。
用して製造した場合に、ヒステリシスロスの調整の自由
度が高く、通気度が0.05〜1.5cfmでかつコア
層のヒステリシスロスが17%以下のシートクッション
パッドが確実に得られる。
【0020】前記末端がエチレンオキサイド単位である
ポリエーテルポリオールの水酸基価は、24〜36mg
KOH/gであることが、通気度、ヒステリシスロスが
目的の範囲であり、しかもシートクッションパッドとし
て要求される他の特性にも優れたものとなり、より好ま
しい。
ポリエーテルポリオールの水酸基価は、24〜36mg
KOH/gであることが、通気度、ヒステリシスロスが
目的の範囲であり、しかもシートクッションパッドとし
て要求される他の特性にも優れたものとなり、より好ま
しい。
【0021】本発明においては、前記シリコン整泡剤
が、ポリジメチルシロキサン、もしくは化学式(化1)
にて表され、該(化1)においてジメチルシロキサン繰
り返し単位xと共重合ポリエーテル置換ジメチルシロキ
サン繰り返し単位yの当量比x/yが0.75/0.2
5≦x/y<1.00、かつ前記共重合ポリエーテルに
おけるエチレンオキサイド単位mとプロピレンオキサイ
ド単位nの当量比m/nが0.4/0.6〜0.05/
0.95である化合物であることが特に好ましく、他の
整泡剤を併用する場合は、これらの整泡剤がシリコン整
泡剤全量中10重量%以上含有されていることが好まし
い。
が、ポリジメチルシロキサン、もしくは化学式(化1)
にて表され、該(化1)においてジメチルシロキサン繰
り返し単位xと共重合ポリエーテル置換ジメチルシロキ
サン繰り返し単位yの当量比x/yが0.75/0.2
5≦x/y<1.00、かつ前記共重合ポリエーテルに
おけるエチレンオキサイド単位mとプロピレンオキサイ
ド単位nの当量比m/nが0.4/0.6〜0.05/
0.95である化合物であることが特に好ましく、他の
整泡剤を併用する場合は、これらの整泡剤がシリコン整
泡剤全量中10重量%以上含有されていることが好まし
い。
【0022】
【化1】 (化1)において、Xは炭素数1〜4の有機残基であ
り、Rはアルキル基又はアシル基である。
り、Rはアルキル基又はアシル基である。
【0023】化学式(化1)におけるx/y,m/n比
は、NMRにより測定可能である。この測定は、例え
ば、Si−CH3 のHに基づくピーク強度の積分値と
Si−CH2 −のメチレン基のHのピーク強度の積分
値からx/y比が求められ、エチレンオキサイドのメチ
レン基のHとプロピレンオキサイドのメチル基のHのそ
れぞれのピーク強度の積分値からm/n比が求められ
る。
は、NMRにより測定可能である。この測定は、例え
ば、Si−CH3 のHに基づくピーク強度の積分値と
Si−CH2 −のメチレン基のHのピーク強度の積分
値からx/y比が求められ、エチレンオキサイドのメチ
レン基のHとプロピレンオキサイドのメチル基のHのそ
れぞれのピーク強度の積分値からm/n比が求められ
る。
【0024】また前記ポリイソシアネート化合物は、ト
ルエンジイソシアネート(TDI)とジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)が当量比にて70/30〜
90/10の範囲にて混合された混合ジイソシアネート
化合物であることが好適である。
ルエンジイソシアネート(TDI)とジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)が当量比にて70/30〜
90/10の範囲にて混合された混合ジイソシアネート
化合物であることが好適である。
【0025】上述のポリウレタン原料を使用することに
より、通気度が0.05〜1.5cfmの範囲にあり、
かつコア層のヒステリシスロスが17%以下のシートク
ッションパッドを確実に製造することができる。
より、通気度が0.05〜1.5cfmの範囲にあり、
かつコア層のヒステリシスロスが17%以下のシートク
ッションパッドを確実に製造することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明のシートクッションパッド
を構成するポリウレタンフォームは、ポリオール化合
物、ポリイソシアネート成分、発泡剤、触媒および整泡
剤を含有するポリウレタンフォーム原料から成形される
軟質ポリウレタンフォームである。
を構成するポリウレタンフォームは、ポリオール化合
物、ポリイソシアネート成分、発泡剤、触媒および整泡
剤を含有するポリウレタンフォーム原料から成形される
軟質ポリウレタンフォームである。
【0027】シートクッションパッドのコア層のヒステ
リシスロスの値はポリマー材料に因るところが大きいた
め、ポリウレタンフォーム原料を適宜に選択することに
よりシートクッションパッドのコア層のヒステリシスロ
スを調整できる。ポリウレタンにおいてはポリオール化
合物の構成割合が大きいことから、シートクッションパ
ッドのヒステリシスロスは、ポリオール成分の種類や分
子量等を適宜に選択することによりある程度調整可能で
ある。
リシスロスの値はポリマー材料に因るところが大きいた
め、ポリウレタンフォーム原料を適宜に選択することに
よりシートクッションパッドのコア層のヒステリシスロ
スを調整できる。ポリウレタンにおいてはポリオール化
合物の構成割合が大きいことから、シートクッションパ
ッドのヒステリシスロスは、ポリオール成分の種類や分
子量等を適宜に選択することによりある程度調整可能で
ある。
【0028】本発明の軟質ポリウレタンフォームに使用
されるポリオール化合物は、得られるシートクッション
パッドのヒステリシスロスの値が前記範囲内に入るもの
であれば、その種類等は特に制限されないが、本発明の
ポリオール化合物としては、ポリオキシアルキレングリ
コールが、ヒステリシスロスの値を前記値以下に調整し
易く好ましい。
されるポリオール化合物は、得られるシートクッション
パッドのヒステリシスロスの値が前記範囲内に入るもの
であれば、その種類等は特に制限されないが、本発明の
ポリオール化合物としては、ポリオキシアルキレングリ
コールが、ヒステリシスロスの値を前記値以下に調整し
易く好ましい。
【0029】ポリオキシアルキレングリコールとして
は、通常、多官能性アルコール系化合物を開始剤に、こ
れにアルキレンオキサイドを付加させたいわゆるポリエ
ーテルポリオールが用いられる。
は、通常、多官能性アルコール系化合物を開始剤に、こ
れにアルキレンオキサイドを付加させたいわゆるポリエ
ーテルポリオールが用いられる。
【0030】多官能性アルコール系化合物としては、た
とえば、エチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、ソルビトール、シュークロース、トリエタノー
ルアミン、ジエタノールアミンやこれらに少量のアルキ
レンオキサイドが付加した化合物を例示できる。
とえば、エチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、ソルビトール、シュークロース、トリエタノー
ルアミン、ジエタノールアミンやこれらに少量のアルキ
レンオキサイドが付加した化合物を例示できる。
【0031】多官能性アルコール系化合物に付加重合す
るアルキレンオキサイドとしては炭素数2以上のものが
あげられ、たとえば、エチレンオキサイド、1,2−プ
ロピレンオキサイド、1,2−ブチレンオキサイド、
2,3−ブチレンオキサイド、スチレンオキサイドなど
を例示できる。これらアルキレンオキサイドのなかで
も、プロピレンオキサイドおよび/またはブチレンオキ
サイドとエチレンオキサイドを併用したものが、低コス
トであること、得られるシートクッションパッドの特性
が良好であること等から好ましい。特にエチレンオキサ
イドが開環単位したエチレンオキサイド単位を3〜50
重量%、さらには3〜25重量%の付加割合で含んでい
るものが好ましい。
るアルキレンオキサイドとしては炭素数2以上のものが
あげられ、たとえば、エチレンオキサイド、1,2−プ
ロピレンオキサイド、1,2−ブチレンオキサイド、
2,3−ブチレンオキサイド、スチレンオキサイドなど
を例示できる。これらアルキレンオキサイドのなかで
も、プロピレンオキサイドおよび/またはブチレンオキ
サイドとエチレンオキサイドを併用したものが、低コス
トであること、得られるシートクッションパッドの特性
が良好であること等から好ましい。特にエチレンオキサ
イドが開環単位したエチレンオキサイド単位を3〜50
重量%、さらには3〜25重量%の付加割合で含んでい
るものが好ましい。
【0032】また、ポリオキシアルキレングリコールは
前記アルキレンオキサイドのランダム重合体、ブロック
重合体のいずれでもよいが、末端にオキシエチレン単位
を含むものがイソシアネート基との反応性が良好であ
り、好ましい。末端の1級化率(末端エチレンオキサイ
ド単位化率)は、ポリオキシアルキレングリコールのオ
キシアルキレン単位の3重量%以上含むものが好まし
く、5重量%以上含むものがより好ましく、特に好まし
くは10〜20重量%である。
前記アルキレンオキサイドのランダム重合体、ブロック
重合体のいずれでもよいが、末端にオキシエチレン単位
を含むものがイソシアネート基との反応性が良好であ
り、好ましい。末端の1級化率(末端エチレンオキサイ
ド単位化率)は、ポリオキシアルキレングリコールのオ
キシアルキレン単位の3重量%以上含むものが好まし
く、5重量%以上含むものがより好ましく、特に好まし
くは10〜20重量%である。
【0033】このようなポリオキシアルキレンポリオー
ルの架橋間分子量(水酸基当たりの分子量)は通常10
00〜4000程度のものがヒステリシスロスの調整に
好ましい。特に、架橋間分子量が1500〜2800の
ものがヒステリシスロスの調整に好ましい。
ルの架橋間分子量(水酸基当たりの分子量)は通常10
00〜4000程度のものがヒステリシスロスの調整に
好ましい。特に、架橋間分子量が1500〜2800の
ものがヒステリシスロスの調整に好ましい。
【0034】また、本発明においては、ポリオール化合
物中にポリマー粒子を微粒子状にて分散させたポリマー
ポリオールを使用する。
物中にポリマー粒子を微粒子状にて分散させたポリマー
ポリオールを使用する。
【0035】上記のポリマー粒子としては、たとえば、
アクリロニトリル、スチレン、アルキルメタクリレー
ト、アルキルアクリレート等のビニルモノマーのホモポ
リマーまたはコポリマー等の付加重合系ポリマーや、ポ
リエステル、ポリウレア、メラミン樹脂等の縮重合系ポ
リマー等の粒子があげられる。これらのなかでも、アク
リロニトリル、スチレンのホモポリマーまたはコポリマ
ーが好ましい。特にアクリロニトリルのホモポリマーが
好ましい。なお、ポリマー粒子としては、アクリロニト
リル重合体微粒子の含有系が、シートクッションパッド
の成形性が良好であり、好ましい。
アクリロニトリル、スチレン、アルキルメタクリレー
ト、アルキルアクリレート等のビニルモノマーのホモポ
リマーまたはコポリマー等の付加重合系ポリマーや、ポ
リエステル、ポリウレア、メラミン樹脂等の縮重合系ポ
リマー等の粒子があげられる。これらのなかでも、アク
リロニトリル、スチレンのホモポリマーまたはコポリマ
ーが好ましい。特にアクリロニトリルのホモポリマーが
好ましい。なお、ポリマー粒子としては、アクリロニト
リル重合体微粒子の含有系が、シートクッションパッド
の成形性が良好であり、好ましい。
【0036】ポリオール成分全体における、上記ポリマ
ー粒子の割合は、その割合が多すぎると経済的に不都合
が生じるため、40重量%以下、さらには20重量%以
下とするのが好ましい。また、シートクッションパッド
の硬度や耐久性などの物性を有効に向上させるには、ポ
リオール成分全体における、ポリマー粒子の割合を1重
量%以上、さらには2重量%以上存在するのが好まし
い。
ー粒子の割合は、その割合が多すぎると経済的に不都合
が生じるため、40重量%以下、さらには20重量%以
下とするのが好ましい。また、シートクッションパッド
の硬度や耐久性などの物性を有効に向上させるには、ポ
リオール成分全体における、ポリマー粒子の割合を1重
量%以上、さらには2重量%以上存在するのが好まし
い。
【0037】かかるポリマー粒子のポリオール化合物中
への導入方法は特に制限されないが、たとえば、ポリマ
ー粒子が付加重合系ポリマーの場合には、ポリオキシア
ルキレンポリオール等のポリオール中で、ラジカル重合
開始剤の存在下に、スチレン、アクリロニトリル等のビ
ニル系モノマーを重合させることにより、ポリオール化
合物に安定に分散させることができる。ポリマーポリオ
ール(POP)は三井化学製、旭硝子製等が市販されて
おり、好適に使用可能である。
への導入方法は特に制限されないが、たとえば、ポリマ
ー粒子が付加重合系ポリマーの場合には、ポリオキシア
ルキレンポリオール等のポリオール中で、ラジカル重合
開始剤の存在下に、スチレン、アクリロニトリル等のビ
ニル系モノマーを重合させることにより、ポリオール化
合物に安定に分散させることができる。ポリマーポリオ
ール(POP)は三井化学製、旭硝子製等が市販されて
おり、好適に使用可能である。
【0038】上記のポリエーテルポリオール、ポリマー
ポリオールを構成するポリオキシアルキレンポリオール
も共に末端の不飽和基濃度は低い方が好ましく、具体的
には、末端の不飽和基濃度は0.1meq/g以下であ
ることが好ましい。
ポリオールを構成するポリオキシアルキレンポリオール
も共に末端の不飽和基濃度は低い方が好ましく、具体的
には、末端の不飽和基濃度は0.1meq/g以下であ
ることが好ましい。
【0039】ポリイソシアネート化合物としては、シー
トクッションパッドの製造に通常使用される、イソシア
ネート基を2個以上有する芳香族系、脂環族系、脂肪族
系の各種のポリイソシアネート化合物、さらにはこれら
ポリイソシアネート化合物を変性して得られる変性ポリ
イソシアネート化合物を使用できる。また、ポリイソシ
アネート化合物は2種以上を併用してもよい。
トクッションパッドの製造に通常使用される、イソシア
ネート基を2個以上有する芳香族系、脂環族系、脂肪族
系の各種のポリイソシアネート化合物、さらにはこれら
ポリイソシアネート化合物を変性して得られる変性ポリ
イソシアネート化合物を使用できる。また、ポリイソシ
アネート化合物は2種以上を併用してもよい。
【0040】ポリイソシアネート化合物の具体例として
は、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)(精製ジフェニルメ
タンジイソシアネート(p−MDI)やクルードMDI
(c−MDI)がある)、キシリレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートがあげられ、その変性物としては、ポリイ
ソシアネート化合物のプレポリマー型変性体、イソシア
ヌレート型変性体、ウレア型変性体、カルボジイミド型
変性体などがあげられる。これらのなかでも、トルエン
ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、クルードMDIが、反応性が高いこと、シートクッ
ションパッドの特性が良好であること、低コストである
こと等の理由で好ましい。トルエンジイソシアネート
は、2,4−置換体と2,6−置換体とがあるが、これ
らの混合物の使用が好ましく、2,4−置換体/2,6
−置換体混合比が90/10〜60/40の混合物の使
用が好適である。さらにトルエンジイソシアネート:ク
ルードMDIを70:30〜90:10、特に好ましく
は80:20の重量比でブレンドしたものの使用が、コ
ア層のヒステリシスロスが17%以下のフォームが確実
に得られ、しかも発泡効率と反応硬化性が良好で全体と
しての生産効率が高く、より好ましい。
は、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)(精製ジフェニルメ
タンジイソシアネート(p−MDI)やクルードMDI
(c−MDI)がある)、キシリレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートがあげられ、その変性物としては、ポリイ
ソシアネート化合物のプレポリマー型変性体、イソシア
ヌレート型変性体、ウレア型変性体、カルボジイミド型
変性体などがあげられる。これらのなかでも、トルエン
ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、クルードMDIが、反応性が高いこと、シートクッ
ションパッドの特性が良好であること、低コストである
こと等の理由で好ましい。トルエンジイソシアネート
は、2,4−置換体と2,6−置換体とがあるが、これ
らの混合物の使用が好ましく、2,4−置換体/2,6
−置換体混合比が90/10〜60/40の混合物の使
用が好適である。さらにトルエンジイソシアネート:ク
ルードMDIを70:30〜90:10、特に好ましく
は80:20の重量比でブレンドしたものの使用が、コ
ア層のヒステリシスロスが17%以下のフォームが確実
に得られ、しかも発泡効率と反応硬化性が良好で全体と
しての生産効率が高く、より好ましい。
【0041】発泡剤としては水、HCFC−141b、
HFC−134a、HFC−245fa、HFC−36
5mfc等のハロゲン化炭化水素、シクロペンタンやn
−ペンタン等の低沸点脂肪族ないし脂環式炭化水素、液
化炭酸ガス等があげられる。これらの発泡剤のなかで
も、液化炭酸ガスと水を併用することが好ましく、水を
単独で使用することが特に好ましい。発泡剤は、コア密
度が50〜65kg/m 3 となるように添加される。
HFC−134a、HFC−245fa、HFC−36
5mfc等のハロゲン化炭化水素、シクロペンタンやn
−ペンタン等の低沸点脂肪族ないし脂環式炭化水素、液
化炭酸ガス等があげられる。これらの発泡剤のなかで
も、液化炭酸ガスと水を併用することが好ましく、水を
単独で使用することが特に好ましい。発泡剤は、コア密
度が50〜65kg/m 3 となるように添加される。
【0042】ウレタン化触媒としては、トリエチレンジ
アミン(TEDA、Dabco)、ビス(N,N−ジメ
チルアミノ−2−エチル)エーテル、N,N,N′,
N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ビス(2
−ジメチルアミノエチル)エーテル(TOYOCAT−
ET;東ソー製)等のアミン系触媒や、酢酸カリウム、
オクチル酸カリウム等のカルボン酸金属塩、ジブチル錫
ジラウレート等の有機金属化合物等があげられる。これ
らのなかでも水発泡系ポリウレタンフォームの製造に適
している点でアミン系触媒の使用が好ましい。
アミン(TEDA、Dabco)、ビス(N,N−ジメ
チルアミノ−2−エチル)エーテル、N,N,N′,
N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ビス(2
−ジメチルアミノエチル)エーテル(TOYOCAT−
ET;東ソー製)等のアミン系触媒や、酢酸カリウム、
オクチル酸カリウム等のカルボン酸金属塩、ジブチル錫
ジラウレート等の有機金属化合物等があげられる。これ
らのなかでも水発泡系ポリウレタンフォームの製造に適
している点でアミン系触媒の使用が好ましい。
【0043】本発明のシートクッションパッドの製造に
おいて、必要に応じて低分子量の多価活性水素化合物を
使用することも好適な態様であり、ヒステリシスロス、
通気度、シートクッションパッドの剛性を調整すること
が容易となる。このような低分子量の多価活性水素化合
物としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン等の多価アルコール類並びにこれらの多
価アルコール類を開始剤としてエチレンオキサイドやプ
ロピレンオキサイドを重合させて得られる水酸基価が3
00〜1000mgKOH/gの化合物、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、N−メチルジエタノールアミン等のアルカノールア
ミン類等が例示される。これらの化合物は単独で使用し
てもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。こ
れらの化合物を使用した市販品の使用も好適であり、例
えばKL−210(三井化学社製)、ハードマスター1
7(第一工業製薬社製)、EL−980(旭硝子社製)
等が例示される。
おいて、必要に応じて低分子量の多価活性水素化合物を
使用することも好適な態様であり、ヒステリシスロス、
通気度、シートクッションパッドの剛性を調整すること
が容易となる。このような低分子量の多価活性水素化合
物としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン等の多価アルコール類並びにこれらの多
価アルコール類を開始剤としてエチレンオキサイドやプ
ロピレンオキサイドを重合させて得られる水酸基価が3
00〜1000mgKOH/gの化合物、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、N−メチルジエタノールアミン等のアルカノールア
ミン類等が例示される。これらの化合物は単独で使用し
てもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。こ
れらの化合物を使用した市販品の使用も好適であり、例
えばKL−210(三井化学社製)、ハードマスター1
7(第一工業製薬社製)、EL−980(旭硝子社製)
等が例示される。
【0044】前記ポリオール化合物、ポリイソシアネー
ト成分、発泡剤、触媒および整泡剤を含有してなるポリ
ウレタンフォーム原料における各成分の使用量は、通
常、以下の通りであるが、シートクッションパッドの通
気度を調整するため、その使用量を適宜に変更できるこ
とはいうまでもない。
ト成分、発泡剤、触媒および整泡剤を含有してなるポリ
ウレタンフォーム原料における各成分の使用量は、通
常、以下の通りであるが、シートクッションパッドの通
気度を調整するため、その使用量を適宜に変更できるこ
とはいうまでもない。
【0045】ポリオール化合物を含むポリオール成分の
水酸基の当量とポリイソシアネート成分のイソシアネー
ト基の当量比(イソシアネートインデックス〔NCO
index〕)は0.85〜1.15(指数表示では8
5〜115)となる範囲であることが好ましく、略等当
量1.0(指数表示では100)であることがより好ま
しい。発泡剤として水を使用する場合、水の使用量は、
通常ポリオール化合物100重量部に対して、0.1〜
8重量部、好ましくは2〜4重量部である。触媒の使用
量は、通常ポリオール化合物100重量部に対して、1
0重量部以下、好ましくは0.05〜1.0重量部であ
る。整泡剤の使用量は、通常ポリオール化合物100重
量部に対して、0.01〜5重量部(可塑剤等で希釈し
た整泡剤の場合には有効成分を基準とする)、好ましく
は0.1〜2重量部である。
水酸基の当量とポリイソシアネート成分のイソシアネー
ト基の当量比(イソシアネートインデックス〔NCO
index〕)は0.85〜1.15(指数表示では8
5〜115)となる範囲であることが好ましく、略等当
量1.0(指数表示では100)であることがより好ま
しい。発泡剤として水を使用する場合、水の使用量は、
通常ポリオール化合物100重量部に対して、0.1〜
8重量部、好ましくは2〜4重量部である。触媒の使用
量は、通常ポリオール化合物100重量部に対して、1
0重量部以下、好ましくは0.05〜1.0重量部であ
る。整泡剤の使用量は、通常ポリオール化合物100重
量部に対して、0.01〜5重量部(可塑剤等で希釈し
た整泡剤の場合には有効成分を基準とする)、好ましく
は0.1〜2重量部である。
【0046】また、ポリウレタンフォーム原料には、前
記成分の他に、乳化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、老
化防止剤、充填剤、難燃剤、可塑剤、着色剤、防黴・防
菌剤等の各種添加剤を、必要に応じて添加することもで
きる。
記成分の他に、乳化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、老
化防止剤、充填剤、難燃剤、可塑剤、着色剤、防黴・防
菌剤等の各種添加剤を、必要に応じて添加することもで
きる。
【0047】前記各種成分を含んでなるポリウレタンフ
ォーム原料は、シートクッションパッドが適用される用
途に応じて、各種形状に応じた所定の金型内で、シート
クッションパッドに成形される。成形方法は、通常の手
段を採用できる。たとえば、ポリオール化合物、発泡
剤、触媒、整泡剤、架橋剤および必要により添加剤を所
定量予備的に混合してポリオール成分とした後、さらに
この混合物であるポリオール成分にポリイソシアネート
成分をポリウレタン発泡機または攪拌機等を使用して急
速混合して得られたポリウレタンフォーム原料を、金型
内に注入し、所定時間後に脱型することにより、シート
クッションパッドとしての軟質ポリウレタンフォームが
得られる。
ォーム原料は、シートクッションパッドが適用される用
途に応じて、各種形状に応じた所定の金型内で、シート
クッションパッドに成形される。成形方法は、通常の手
段を採用できる。たとえば、ポリオール化合物、発泡
剤、触媒、整泡剤、架橋剤および必要により添加剤を所
定量予備的に混合してポリオール成分とした後、さらに
この混合物であるポリオール成分にポリイソシアネート
成分をポリウレタン発泡機または攪拌機等を使用して急
速混合して得られたポリウレタンフォーム原料を、金型
内に注入し、所定時間後に脱型することにより、シート
クッションパッドとしての軟質ポリウレタンフォームが
得られる。
【0048】シートクッションパッドの通気度の調整
は、前記シートクッションパッドの成形時点において調
整する方法とシートクッションパッドを成形した後の後
処理によって調整する方法があり、一方又は双方を任意
に使用可能である。
は、前記シートクッションパッドの成形時点において調
整する方法とシートクッションパッドを成形した後の後
処理によって調整する方法があり、一方又は双方を任意
に使用可能である。
【0049】前者のシートクッションパッドの成形時点
において通気度を調整する方法としては、シートクッシ
ョンパッドを形成する際に、整泡剤として活性の高いシ
リコーン系整泡剤を用いる方法や、ポリウレタン反応を
活性にするアミン触媒、錫系触媒等の金属触媒の比率を
高める方法、また原料であるポリオール化合物であるポ
リオキシアルキレングリコールの末端の一級化率(末端
エチレンオキサイド単位化の割合)を高める方法やこれ
らの組合せによる方法などが挙げられる。
において通気度を調整する方法としては、シートクッシ
ョンパッドを形成する際に、整泡剤として活性の高いシ
リコーン系整泡剤を用いる方法や、ポリウレタン反応を
活性にするアミン触媒、錫系触媒等の金属触媒の比率を
高める方法、また原料であるポリオール化合物であるポ
リオキシアルキレングリコールの末端の一級化率(末端
エチレンオキサイド単位化の割合)を高める方法やこれ
らの組合せによる方法などが挙げられる。
【0050】整泡剤を使用した通気度の調整は、ポリウ
レタンフォームの気泡(セル)径を調整することにより
行うことが可能である。セル径を小さくすると通気度を
低下させることができる。
レタンフォームの気泡(セル)径を調整することにより
行うことが可能である。セル径を小さくすると通気度を
低下させることができる。
【0051】活性の高いシリコーン系整泡剤としては、
ポリジメチルシロキサンやその誘導体である公知の整泡
剤は限定なく使用可能であるが、前記(化1)にて示さ
れる化合物が好適である。活性の高いシリコーン系整泡
剤としては市販品の使用が好適であり、具体的には、S
F2965,SF2962,SF2904,SF290
8,SRX294A,(東レダウコーニングシリコン
製)、L−5366,L−5309(日本ユニカー
製)、B8680(ゴールドシュミット社製)等が市販
されている。これらのなかでSF2965,SF296
2、L−5366,L−5309が前記(化1)にて示
される化合物であって、かつx/y比、m/n比が好適
な範囲に属するものとして例示される。特に表面張力低
下能(ポリオール成分に添加前と添加後の表面張力の
差)が1(dyne/cm)程度の整泡剤の使用が有効
であり、上記のなかでもSF2965,SF2962、
B8680、L−5366,L−5309の使用が特に
好適である。ただし、単独の整泡剤ではなく、複数の整
泡剤を併用して表面張力や表面張力低下能を調整するこ
とも可能である。他の整泡剤を併用する場合は、SF2
965,SF2962、B8680、L−5366,L
−5309から選択される整泡剤は、全整泡剤の10重
量%以上を使用することが好ましい。
ポリジメチルシロキサンやその誘導体である公知の整泡
剤は限定なく使用可能であるが、前記(化1)にて示さ
れる化合物が好適である。活性の高いシリコーン系整泡
剤としては市販品の使用が好適であり、具体的には、S
F2965,SF2962,SF2904,SF290
8,SRX294A,(東レダウコーニングシリコン
製)、L−5366,L−5309(日本ユニカー
製)、B8680(ゴールドシュミット社製)等が市販
されている。これらのなかでSF2965,SF296
2、L−5366,L−5309が前記(化1)にて示
される化合物であって、かつx/y比、m/n比が好適
な範囲に属するものとして例示される。特に表面張力低
下能(ポリオール成分に添加前と添加後の表面張力の
差)が1(dyne/cm)程度の整泡剤の使用が有効
であり、上記のなかでもSF2965,SF2962、
B8680、L−5366,L−5309の使用が特に
好適である。ただし、単独の整泡剤ではなく、複数の整
泡剤を併用して表面張力や表面張力低下能を調整するこ
とも可能である。他の整泡剤を併用する場合は、SF2
965,SF2962、B8680、L−5366,L
−5309から選択される整泡剤は、全整泡剤の10重
量%以上を使用することが好ましい。
【0052】高活性整泡剤を使用せずに、ポリウレタン
化反応速度を高める方法によっても通気度は調整可能で
ある。反応速度を高める方法としては、ポリオール化合
物として、上記の末端エチレンオキサイド単位化率の高
い化合物の使用、高活性触媒の使用、高反応性のイソシ
アネート成分の使用等が好適な手段として例示される。
この場合、ポリウレタン反応を活性にするアミン触媒、
金属系触媒を、通常使用される添加量にて添加すること
が好ましい。
化反応速度を高める方法によっても通気度は調整可能で
ある。反応速度を高める方法としては、ポリオール化合
物として、上記の末端エチレンオキサイド単位化率の高
い化合物の使用、高活性触媒の使用、高反応性のイソシ
アネート成分の使用等が好適な手段として例示される。
この場合、ポリウレタン反応を活性にするアミン触媒、
金属系触媒を、通常使用される添加量にて添加すること
が好ましい。
【0053】またシートクッションパッドの通気度は、
成形の際のポリウレタンフォーム表面層として形成され
る表皮(スキン)層の厚さ等により変動する。即ち、ス
キン層の厚さや性質は、成形時のパック率、成形の際の
金型温度やポリウレタンフォーム形成の反応速度等によ
り変動するが、一般的なシートクッションパッドの成形
条件であるパック率1.1〜1.3程度、また金型温度
50〜70℃では、スキン層の厚さ、性質は大きくは変
わらない。一般的に使用されるシートクッションパッド
ではスキン層の厚さは10mm程度であり、フォームの
コア密度は、スキン層を含む全密度の80〜90%、多
くは85%程度となる。
成形の際のポリウレタンフォーム表面層として形成され
る表皮(スキン)層の厚さ等により変動する。即ち、ス
キン層の厚さや性質は、成形時のパック率、成形の際の
金型温度やポリウレタンフォーム形成の反応速度等によ
り変動するが、一般的なシートクッションパッドの成形
条件であるパック率1.1〜1.3程度、また金型温度
50〜70℃では、スキン層の厚さ、性質は大きくは変
わらない。一般的に使用されるシートクッションパッド
ではスキン層の厚さは10mm程度であり、フォームの
コア密度は、スキン層を含む全密度の80〜90%、多
くは85%程度となる。
【0054】また、後者のシートクッションパッドを成
形した後の後処理によって通気度を調整する方法として
は、通常の通気度、すなわち2.0cfm以上のシート
クッションパッドを成形した後、着座面となる表面を炎
で炙ることにより空孔をある程度塞いで通気度を低下さ
せたり、被膜形成性樹脂液を塗布したり、他の材質のフ
ィルムを貼ったり、またはそのようなフィルムを金型に
表面部材となるように、もしくはインサート部材となる
ように装着して、ポリウレタンフォーム原料を注型して
一体成形する方法があげられる。
形した後の後処理によって通気度を調整する方法として
は、通常の通気度、すなわち2.0cfm以上のシート
クッションパッドを成形した後、着座面となる表面を炎
で炙ることにより空孔をある程度塞いで通気度を低下さ
せたり、被膜形成性樹脂液を塗布したり、他の材質のフ
ィルムを貼ったり、またはそのようなフィルムを金型に
表面部材となるように、もしくはインサート部材となる
ように装着して、ポリウレタンフォーム原料を注型して
一体成形する方法があげられる。
【0055】これらの通気度を調整する方法は、1種の
手段のみを採用してもよく、複数の手段を採用すること
もできる。
手段のみを採用してもよく、複数の手段を採用すること
もできる。
【0056】なお、こうしてシートクッションパッドで
ある所定形状に成形されたポリウレタンフォームが得ら
れるが、シートクッションパッドの裏面には、例えばポ
リウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチ
レンまたはその発泡体からなる樹脂のサポーターやPP
クロス、粗毛布、不織布等のサポーター(補強材)を、
成形時に予め金型にインサートする一体成形法ないしフ
ォーム成形後の接着により積層することもできる。
ある所定形状に成形されたポリウレタンフォームが得ら
れるが、シートクッションパッドの裏面には、例えばポ
リウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチ
レンまたはその発泡体からなる樹脂のサポーターやPP
クロス、粗毛布、不織布等のサポーター(補強材)を、
成形時に予め金型にインサートする一体成形法ないしフ
ォーム成形後の接着により積層することもできる。
【0057】実際に車両に装着される座席シート等は、
本発明のシートクッションパッドに本皮、モケット、ト
リコット、ジャージ、織物等の外層を被覆し、さらに金
具を取り付けて車両の組み立てに供される。外層をシー
トクッションパッドに被覆する際には、シートクッショ
ンパッドに面ファスナーの1部材を接着等により取り付
けることも好適である。
本発明のシートクッションパッドに本皮、モケット、ト
リコット、ジャージ、織物等の外層を被覆し、さらに金
具を取り付けて車両の組み立てに供される。外層をシー
トクッションパッドに被覆する際には、シートクッショ
ンパッドに面ファスナーの1部材を接着等により取り付
けることも好適である。
【0058】
【実施例】以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実
施例等について説明する。なお、実施例等における物性
等の評価方法は次の通りである。
施例等について説明する。なお、実施例等における物性
等の評価方法は次の通りである。
【0059】〔シートクッションパッドの物理物性〕 a)25%ILD(Indentation Load
Deflection):シートクッションパッドを
直径200mmの加圧板で25%圧縮したときの荷重で
ある(JIS K6400準拠)。この値は、20kg
f程度とすることが、座り心地の点で好適である。
Deflection):シートクッションパッドを
直径200mmの加圧板で25%圧縮したときの荷重で
ある(JIS K6400準拠)。この値は、20kg
f程度とすることが、座り心地の点で好適である。
【0060】b)通気度(cfm):ASTM D−1
564に準拠して測定した。即ち、シートクッションパ
ッドの着座面となる、ヒップポイント下のスキン部を含
めて縦50mm、横50mm、厚さ25mmの測定サン
プルを3箇所から採取して、FLUID DATA社製
の測定器を用いて計測した値である。(DOW法) c)ヒステリシスロス(%):シートクッションパッド
のコア部(スキン層を除いて)から縦100mm、横1
00mm、厚さ少なくとも30mmの測定サンプルを採
取して、JIS K−6400に準拠して測定した。取
り除いたスキン層は約10mmである。
564に準拠して測定した。即ち、シートクッションパ
ッドの着座面となる、ヒップポイント下のスキン部を含
めて縦50mm、横50mm、厚さ25mmの測定サン
プルを3箇所から採取して、FLUID DATA社製
の測定器を用いて計測した値である。(DOW法) c)ヒステリシスロス(%):シートクッションパッド
のコア部(スキン層を除いて)から縦100mm、横1
00mm、厚さ少なくとも30mmの測定サンプルを採
取して、JIS K−6400に準拠して測定した。取
り除いたスキン層は約10mmである。
【0061】d)コア密度(kg/m3 ):シートク
ッションパッドのコア部について測定した密度である。
ッションパッドのコア部について測定した密度である。
【0062】e)ヒョコヒョコ感、腹部への圧迫感:シ
ートクッションを車両に実際に装着し、5人のパネラー
が乗車して走行し、実車による官能評価を行った。厚さ
100mmのサンプルは実型ではないので、実車評価は
行わなかった。
ートクッションを車両に実際に装着し、5人のパネラー
が乗車して走行し、実車による官能評価を行った。厚さ
100mmのサンプルは実型ではないので、実車評価は
行わなかった。
【0063】〔シートクッションパッドの振動伝達率特
性〕JASO B−407に準拠して、50kgの鉄研
形加圧板を負荷し振幅±2.5mmで強制振動試験を行
うことにより得られた振動伝達率曲線から、共振振動数
(Hz)、共振倍率、振動伝達率(6Hz、10Hz)
を計測した。振動特性の計測には、シートクッション振
動試験機C−1002DL(伊藤精機(株)製)を使用
した。
性〕JASO B−407に準拠して、50kgの鉄研
形加圧板を負荷し振幅±2.5mmで強制振動試験を行
うことにより得られた振動伝達率曲線から、共振振動数
(Hz)、共振倍率、振動伝達率(6Hz、10Hz)
を計測した。振動特性の計測には、シートクッション振
動試験機C−1002DL(伊藤精機(株)製)を使用
した。
【0064】〔シートクッションパッドの作製〕シート
クッションパッドの製造に使用したポリウレタンフォー
ム原料は表1にまとめて示した。表1において、整泡剤
のx/y比、m/n比は、NMRにより実測した値であ
る。測定は、FT−NMR DPX400S(BURK
ER社製)を使用し、整泡剤を重クロロホルム2重量%
溶液として測定した。x/y,m/nはそれぞれ式 x/y=〔(P3−1.5×P5)/6〕/(P5/
2) m/n=〔(P1−P2−P5)/4〕/(P2/3) にて求めた。ここに、P1,P2,P3,P5は(化
1)における下記のH P1:−OCH2 −基、−OCH−基のH(3.0〜
4.0ppm) P2:C−CH3 基のH(1.1ppm付近) P3:Si−CH3 基のH(0ppm付近) P5:X基におけるSi−CH2 −基のH(0.45
ppm付近) の積分値である。
クッションパッドの製造に使用したポリウレタンフォー
ム原料は表1にまとめて示した。表1において、整泡剤
のx/y比、m/n比は、NMRにより実測した値であ
る。測定は、FT−NMR DPX400S(BURK
ER社製)を使用し、整泡剤を重クロロホルム2重量%
溶液として測定した。x/y,m/nはそれぞれ式 x/y=〔(P3−1.5×P5)/6〕/(P5/
2) m/n=〔(P1−P2−P5)/4〕/(P2/3) にて求めた。ここに、P1,P2,P3,P5は(化
1)における下記のH P1:−OCH2 −基、−OCH−基のH(3.0〜
4.0ppm) P2:C−CH3 基のH(1.1ppm付近) P3:Si−CH3 基のH(0ppm付近) P5:X基におけるSi−CH2 −基のH(0.45
ppm付近) の積分値である。
【0065】
【表1】 (実施例1〜9および比較例1〜12)実施例1〜9お
よび比較例1〜12シートクッションパッドの製造に使
用した配合は表2に示した。表2に記載の成分を同表に
記載の重量比率で常法にて配合し、均一に混合した後、
所定量を所定形状の金型に注入し、発泡硬化させてシー
トクッションパッドを得た。
よび比較例1〜12シートクッションパッドの製造に使
用した配合は表2に示した。表2に記載の成分を同表に
記載の重量比率で常法にて配合し、均一に混合した後、
所定量を所定形状の金型に注入し、発泡硬化させてシー
トクッションパッドを得た。
【0066】
【表2】 シートクッションパッドは、座部の厚さが100mm
(実施例1〜3、比較例1〜4)、125mm(実施例
4〜6、比較例5〜8)、65mm(実施例7〜9、比
較例9〜12)である3種を作製した。座部の厚さが1
25mm、65mmのものは、実車用のシートクッショ
ンパッドの座部製作金型を使用し、65mmのものにつ
いては、底面側に支持部材としてポリプロピレン製ネッ
ト日石コンウエドネット(日石合樹製品(株)製)を使
用した。125mm品は、支持部材を使用しなかった。
また100mm品は、400×400×100mmの試
作金型を使用して作製した。
(実施例1〜3、比較例1〜4)、125mm(実施例
4〜6、比較例5〜8)、65mm(実施例7〜9、比
較例9〜12)である3種を作製した。座部の厚さが1
25mm、65mmのものは、実車用のシートクッショ
ンパッドの座部製作金型を使用し、65mmのものにつ
いては、底面側に支持部材としてポリプロピレン製ネッ
ト日石コンウエドネット(日石合樹製品(株)製)を使
用した。125mm品は、支持部材を使用しなかった。
また100mm品は、400×400×100mmの試
作金型を使用して作製した。
【0067】座部厚さが125mmのシートクッション
パッドの座部形状は図1に示した。図1(A)は前後方
向、即ち人が着座した場合の前後方向の断面形状を示
し、図1(B)〜(D)は、図1(A)の(a)〜
(c)位置の左右方向の断面を示したものであり、
(a)位置が座部であり、厚さが125mmである。
パッドの座部形状は図1に示した。図1(A)は前後方
向、即ち人が着座した場合の前後方向の断面形状を示
し、図1(B)〜(D)は、図1(A)の(a)〜
(c)位置の左右方向の断面を示したものであり、
(a)位置が座部であり、厚さが125mmである。
【0068】座部厚さ65mmのシートクッションパッ
ドの座部形状は図2に示した。図1と同様に、図2
(A)は前後方向、即ち人が着座した場合の前後方向の
断面形状を示し、図2(B)〜(D)は、図2(A)の
(a)〜(c)位置の左右方向の断面を示したものであ
り、(a)位置が座部であり、厚さが65mmである。
ドの座部形状は図2に示した。図1と同様に、図2
(A)は前後方向、即ち人が着座した場合の前後方向の
断面形状を示し、図2(B)〜(D)は、図2(A)の
(a)〜(c)位置の左右方向の断面を示したものであ
り、(a)位置が座部であり、厚さが65mmである。
【0069】ILD測定位置は、125mm、65mm
のシートクッションパッドにおいては、座部であり、図
1、図2に示されている。100mm品に付いては、中
央部である。また通気度を測定したヒップポイント下位
置は、このILD測定位置近傍である。
のシートクッションパッドにおいては、座部であり、図
1、図2に示されている。100mm品に付いては、中
央部である。また通気度を測定したヒップポイント下位
置は、このILD測定位置近傍である。
【0070】得られたシートクッションパッドの物理特
性および振動伝達率特性の測定結果を表3(厚さ100
mm),表4(厚さ125mm),表5(厚さ65m
m)に示した。
性および振動伝達率特性の測定結果を表3(厚さ100
mm),表4(厚さ125mm),表5(厚さ65m
m)に示した。
【0071】
【表3】
【表4】
【表5】 表3〜表5に示すように、本発明のシートクッションパ
ッドは、通気度、ヒステリシスロスを所定の範囲内とし
ているため、従来品と比較して同程度の共振倍率の場
合、6Hzでの振動伝達率を低くすることができた。そ
の結果、実際のシートクッションパッドとしたときのヒ
ョコヒョコ感と腹部の圧迫感の双方を満足するものであ
った。
ッドは、通気度、ヒステリシスロスを所定の範囲内とし
ているため、従来品と比較して同程度の共振倍率の場
合、6Hzでの振動伝達率を低くすることができた。そ
の結果、実際のシートクッションパッドとしたときのヒ
ョコヒョコ感と腹部の圧迫感の双方を満足するものであ
った。
【0072】一方、表3の比較例1、4、表4の比較例
5、8、並びに表6の比較例9、12では、通気度が
1.5cfmを超えて大きいため共振倍率が高く、ま
た、表3の比較例2、3、表4の比較例6、7、並びに
表5の比較例10、11では、コア層のヒステリシスロ
スが17%を超えて大きいため共振振動数が大きく、同
じ座部厚みのシートクッションパッドにおいて本発明と
比較すると6Hz近傍での振動伝達率も大きい。その結
果、実際のシートクッションパッドとしたときのヒョコ
ヒョコ感と腹部の圧迫感の双方を満足することができな
かった。
5、8、並びに表6の比較例9、12では、通気度が
1.5cfmを超えて大きいため共振倍率が高く、ま
た、表3の比較例2、3、表4の比較例6、7、並びに
表5の比較例10、11では、コア層のヒステリシスロ
スが17%を超えて大きいため共振振動数が大きく、同
じ座部厚みのシートクッションパッドにおいて本発明と
比較すると6Hz近傍での振動伝達率も大きい。その結
果、実際のシートクッションパッドとしたときのヒョコ
ヒョコ感と腹部の圧迫感の双方を満足することができな
かった。
【0073】(実施例10〜27、比較例13〜22)
実施例10〜27、比較例13〜22のシートクッショ
ンパッドの製造に使用した原料配合は表6、表7に示し
た。
実施例10〜27、比較例13〜22のシートクッショ
ンパッドの製造に使用した原料配合は表6、表7に示し
た。
【0074】
【表6】
【表7】 シートクッションパッドの作製は、図1に示した座部厚
さが125mmのシートクッションパッドとなる金型を
使用し、実施例4〜6と同様にして行った。得られたシ
ートクッションパッドについて、実施例4〜6と同じく
パッドの物理特性と振動伝達率を測定し、ヒョコヒョコ
感と腹部への圧迫感についてパネラーによる評価を行っ
た。評価の結果を表8、9に示した。
さが125mmのシートクッションパッドとなる金型を
使用し、実施例4〜6と同様にして行った。得られたシ
ートクッションパッドについて、実施例4〜6と同じく
パッドの物理特性と振動伝達率を測定し、ヒョコヒョコ
感と腹部への圧迫感についてパネラーによる評価を行っ
た。評価の結果を表8、9に示した。
【0075】
【表8】
【表9】 これらの結果においても、上記実施例1〜9、比較例1
〜12の場合と同様に、通気度とコア層のヒステリシス
ロスの双方が本件発明の範囲を充たすものは共振倍率と
6Hzの振動伝達率の双方が低く、その結果ヒョコヒョ
コ感と腹部への圧迫感の双方について従来のシートクッ
ションパッドと比較して満足できるものであつた。
〜12の場合と同様に、通気度とコア層のヒステリシス
ロスの双方が本件発明の範囲を充たすものは共振倍率と
6Hzの振動伝達率の双方が低く、その結果ヒョコヒョ
コ感と腹部への圧迫感の双方について従来のシートクッ
ションパッドと比較して満足できるものであつた。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、2〜4Hzでの共振倍
率を低下させながら、しかも6Hz付近での振動伝達率
を従来と同等またはそれ以下に低下した、高い減衰性を
有するシートクッションパッドを提供することができ
る。また同時に車両走行時のヒョコヒョコ感、腹部への
圧迫感もなくすことができた。
率を低下させながら、しかも6Hz付近での振動伝達率
を従来と同等またはそれ以下に低下した、高い減衰性を
有するシートクッションパッドを提供することができ
る。また同時に車両走行時のヒョコヒョコ感、腹部への
圧迫感もなくすことができた。
【図1】座部の厚さが125mmのシートクッションの
例の断面図。
例の断面図。
【図2】座部の厚さが65mmのシートクッションの例
の断面図。
の断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/00 CFF C08J 5/00 CFF //(C08G 18/48 (C08G 18/48 F 101:00) 101:00) B29K 75:00 B29K 75:00 105:04 105:04 B29L 31:58 B29L 31:58 (72)発明者 杉江 隆徳 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 克也 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 関田 喜久男 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 金型内部にポリウレタンフォーム原料を
注入して成型されたスキン層とコア層を有するポリウレ
タンフォームからなるシートクッションパッドであっ
て、座面部が1層構造であり、通気度が0.05〜1.
5cfm〔1.41〜42.2L/min.〕の範囲に
あり、かつコア層のヒステリシスロスが17%以下であ
ることを特徴とするシートクッションパッド。 - 【請求項2】 前記通気度が0.1〜1.5cfmの範
囲で、かつ前記ヒステリシスロスが15%以下であるこ
とを特徴とする請求項1に記載のシートクッションパッ
ド。 - 【請求項3】 前記ポリウレタンフォーム原料は、ポリ
オール成分として水酸基価が20〜40mgKOH/
g、末端がエチレンオキサイド単位であるポリエーテル
ポリオール30〜80重量部、水酸基価が15〜30m
gKOH/gのポリマーポリオール70〜20重量部、
シリコン整泡剤0.1〜2重量部、発泡剤、及びTDI
/MDI=70/30〜90/10のポリイソシアネー
ト化合物を構成原料とする請求項1又は2に記載のシー
トクッションパッド。 - 【請求項4】 前記ポリウレタンフォームは、コア密度
が50〜65kg/m3 である請求項1〜3のいずれ
かに記載のシートクッションパッド。
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JP25007899 | 1999-09-03 | ||
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EP (1) | EP1080671B1 (ja) |
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DE (1) | DE60020310D1 (ja) |
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