JP2001270684A - 補助ジブ格納装置 - Google Patents
補助ジブ格納装置Info
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Abstract
ンキャブから出てきて操作をする必要がなく、能率と安
全の向上を図ること。 【解決手段】 補助ジブ格納装置を、先端ブーム31の
先端部と張出姿勢の補助ジブ40の基端部との間に左右
一対介装され、先端ブームの先端部に補助ジブを着脱自
在とする一方、その一側を解除し、その他側を支軸とし
て補助ジブを基端ブーム32の側面に沿って折り畳み自
在とするジブ連結手段50と、補助ジブを折り畳んだ状
態で先端ブームを基端ブームに対して最縮小させること
により係合され、ジブ連結手段が解除された状態では、
補助ジブを支持部61,62を中心として補助ジブ先端
を基端ブームに近接させた格納姿勢方向に揺動可能に支
持する補助ジブ支持手段と、基端ブームと補助ジブ支持
手段に支持された補助ジブとの間に配置された油圧シリ
ンダ71からなる補助ジブ揺動手段70とで構成する。
Description
伸縮ブームに装備される補助ジブの格納装置に関するも
のである。
において、多段伸縮ブームの先端ブーム2の頭部に着脱
自在に装着される補助ジブ3を基端ブーム1の側面に沿
わせて折り畳んだ状態が示されている。この形式の補助
ジブ格納装置においては、補助ジブ3を基端ブーム1の
側面に沿うように回動させるに際して、2本の連結ピン
6、7のうちの一方の連結ピン7を回動軸として使用す
るようにしている。この連結ピン7は上下方向に伸縮自
在となっており、補助ジブ3の折り畳みが終了するまで
は先端ブーム2頭部の上下一対のブラケット5に形成さ
れている上下一対のピン受け穴9と補助ジブ3基部の上
下一対のブラケット15に形成されている上下一対のピ
ン受け穴19を通してそのピン頭部7aが嵌入せしめら
れている。
で、先端ブーム2を基端ブーム1に対して最縮小すると
第10図に示すようなジブ支持装置A,Bによって補助
ジブ3の重量が担持せしめられたのち、連結ピン7は縮
小せしめられ、その頭部7aが補助ジブ3側のピン受け
穴19から抜け出してそれによって、先端ブーム2と補
助ジブ3間の結合が解除されるようになっている。
装置Aを中心として補助ジブ3の先端を基端ブーム1に
近接させるごとく揺動し、補助ジブ格納姿勢を取ってい
た。この揺動操作により先端ブーム2頭部と補助ジブ3
基部の重合が解除されるため、連結ピン7を抜き忘れて
先端ブーム2を伸長することによる連結ピン7やジブ支
持装置を破損する事故を防止することが可能である。ま
た、先端ブームから荷を吊下げ、先端が僅かにたわんだ
ときにも先端ブーム2側のブラケット5と補助ジブ3側
のブラケット15との干渉を避けることができる。
ブ3の揺動操作は、補助ジブ3の一部に人力で力を加え
て補助ジブを動かすものであるので、クレーンオペレー
タがクレーンキャブから出てきて上記操作をする必要が
あるとともに、補助ジブの重量が大きいため疲労をとも
なうものであった。
おける揺動操作を油圧シリンダで行う補助ジブ格納装置
を提供しようとするものである。
は、先端ブームの先端部と張出姿勢の補助ジブの基端部
との間に左右一対介装され、該先端ブームの先端部に該
補助ジブを着脱自在とする一方、その一側を解除し、そ
の他側を支軸として前記補助ジブを基端ブームの側面に
沿って折り畳み自在とするジブ連結手段と、前記補助ジ
ブを折り畳んだ状態で前記先端ブームを基端ブームに対
して最縮小させることにより係合され、前記補助ジブの
重量を前記基端ブームに担持せしめる支持部を有し、前
記ジブ連結手段が解除された状態においては、前記補助
ジブを前記支持部を中心として前記補助ジブ先端を基端
ブームに近接させた格納姿勢方向に揺動可能に支持する
補助ジブ支持手段と、前記基端ブームと前記補助ジブ支
持手段に支持された補助ジブとの間に配置された油圧シ
リンダからなる補助ジブ揺動手段とを、備えている。
動操作を、基端ブームと補助ジブ支持手段に支持された
補助ジブとの間に配置された油圧シリンダからなる補助
ジブ揺動手段で行うことができるのである。
助ジブ揺動手段の油圧シリンダは、前記基端ブームある
いは補助ジブに固定されたシリンダ部と、前記補助ジブ
を折り畳んだ状態で前記先端ブームを基端ブームに対し
て最縮小させることにより補助ジブあるいは基端ブーム
の係合部と係合するロッド先端部とを、有することを特
徴としている。
態で前記先端ブームを基端ブームに対して最縮小させる
ことにより、補助ジブ揺動手段の油圧シリンダのロッド
先端部を補助ジブあるいは基端ブームの係合部と係合す
ることができるのである。
る補助ジブの格納装置により補助ジブ40を基端ブーム
32側面に格納するときの状態を示す。
41とジブ本体42から構成されており、ジブ基台41
の先端部とジブ本体42の基端部は連結軸43により枢
着連結されている。補助ジブの張出・格納時およびジブ
作業時においては、ジブ本体42はジブ基台41に対
し、図示しないチルト駆動手段によりチルト動作可能と
なっている。
助ジブ40のジブ基台41の基端部との間には、ジブ連
結手段50が左右一対介装され、先端ブーム31の先端
部に補助ジブ40を着脱自在である。また、ジブ連結手
段50の一側を解除し、その他側を支軸として補助ジブ
40を基端ブーム32の側面に沿って折り畳み自在とも
なっている。
ブ40を折り畳んだ状態で先端ブーム31を基端ブーム
32に対して最縮小させることにより係合し、補助ジブ
40の重量を基端ブーム32に担持せしめる第1支持部
61および第2支持部62を有している。前記ジブ連結
手段50が解除された状態においては、補助ジブ40を
前記第1支持部61を中心として補助ジブ先端44を基
端ブーム32に近接させた格納姿勢方向に揺動可能であ
る。
ーム32と前記補助ジブ支持手段60に支持された補助
ジブ40との間に配置された油圧シリンダ71を有して
構成されている。本実施の形態では、補助ジブ揺動手段
70は前記第2支持部62に近接して配置されている。
以下上述した補助ジブ格納装置の各構成の詳細を説明す
る。 (ジブ連結手段)図2は図1のA矢視図であって、ジブ
連結手段50を説明するものである。図1では、補助ジ
ブ40を基端ブーム32の側面に折り畳んだ状態を示し
ているが、図2では、説明の都合により補助ジブ40を
先端ブーム31の先端に張り出した姿勢を示している。
また、既に述べたように補助ジブ連結手段50は先端ブ
ーム31の先端部と張出姿勢の補助ジブ40のジブ基台
41の基端部との間に左右一対介装されているのである
が、図2ではその一方を示している。
下側連結部分50bから構成されている。上側連結部分
50aはジブ基台41の基端部上部に設けられた51a
と51bの部材からなるジブ基台側ボス51と、先端ブ
ーム31のブームヘッド33上部に設けられた先端ブー
ム側ボス52と、当該ジブ基台側ボス51と先端ブーム
側ボス51に同時に嵌挿される連結ピン53とから構成
されている。また、下側連結部分50bはジブ基台41
の基端部下部に設けられた54aと54bの部材からな
るジブ基台側ボス54と、先端ブーム31のブームヘッ
ド33下部に設けられた先端ブーム側ボス55と、当該
ジブ基台側ボス54と先端ブーム側ボス55に同時に嵌
挿される連結ピン56とから構成されている。57は上
記連結ピン53と56を同時に駆動する油圧シリンダで
あって、油圧シリンダ57のシリンダ側が連結ピン53
と接続され、ロッド側が連結ピン56と接続されてい
る。前記ジブ基台側ボス部材51bの下部およびジブ基
台側ボス部材54aの上部にはガイド部材58が設けら
れており、前記油圧シリンダ57の伸縮動作をガイドす
るようになっている。
り、伸縮操作可能であり、キャビン内よりジブ連結手段
50の連結・解除操作が可能となっている。図2は油圧
シリンダ57が伸長したジブ連結手段50の連結状態を
示している。図示しない他側のジブ連結手段50が解除
された状態では、図示したジブ連結手段50を支軸とし
て、ジブ基台41を基端ブーム32側面側に折り畳み可
能である。 (第1支持部)図3は、図1のB矢視詳細図であり、図
4は図3のE矢視詳細図である。両図に基づき第1支持
部61を説明する。82は基端ブーム32から基端ブー
ム側方に張り出された部材80及び部材81に支持され
た支持板である。支持板82には上下に穴が2個明けら
れており、後述するジブ本体側ピンが挿入されるように
なっている。83aおよび83bはジブ本体42から部
材84を介して基端ブーム側に張り出され、前述した支
持板82に挿入されるジブ本体側ピンである。図4に示
されるように先端が円錐状となっており、前記支持板8
2側の穴85が入り口側が面取りされているのとあいま
って、その挿入が容易に行えるようになっている。
40を折り畳んだ状態で先端ブーム31を基端ブーム3
2対して最縮小することにより、前記ジブ本体側ピン8
3aおよび83bが支持板82に挿入される。ジブ連結
手段50が解除されると、補助ジブ40の重量のほとん
どは前記ジブ本体側ピン83aおよび83bから前記支
持板82を介して前記基端ブーム32に伝達される。こ
の時の状態が図1で示されている。また、図4に示され
るようにジブ本体側ピン83aおよび83bのピン外径
に対し、支持板82側の穴の内径は大き目に作られてい
るので、第1支持部61で支持された状態でジブ本体4
0の先端部44を基端ブーム32側に近接させた格納姿
勢方向に揺動可能である。なお、第1支持部61の支持
状態の解除は、前記ジブ連結手段50の一側を連結した
状態で先端ブーム31を基端ブーム32に対して伸長す
ることで行われる。 (第2支持部と補助ジブ揺動手段)図5は、図1のC部
詳細図であって、図6は図5のF矢視図である。両図に
基づき第2支持部62および補助ジブ揺動手段70につ
いて説明する。
ら側方に張り出された受け台90に、ジブ本体42から
基端ブーム32側に張り出された載せ台91が乗り上げ
る構造となっている。載せ台91のジブ本体42先端側
は斜面状となっており、補助ジブ40を折り畳んだ状態
で前記先端ブーム31を基端ブーム32に対して最縮小
する係合動作時に、載せ台91が受け台90の上面に乗
り上げやすくなるように構成されている。また、図5に
示された受け台90の先端に設けられた93は前記載せ
台91が受け台90に乗り上げる際のガイド部材であ
る。
せ台91および受け台90を介して基端ブーム32側に
伝達されると共に、受け90上面は平坦な面となってお
り、補助ジブ40の重量の一部を支持しながらも前述し
た揺動動作に伴ない載せ台91を滑らせうるようになっ
ている。
有する受け台側プレート94が設けられており、同じく
固定ピン穴を有する載せ台側プレート95が補助ジブ先
端を基端ブーム32に近接させた格納姿勢時には両者の
固定ピン穴が重合するようになっている。受け台側プレ
ート94の近傍には固定ピン96が格納されており、当
該固定ピン96を前記重合した穴に挿入することによ
り、補助ジブ40を格納姿勢で固定するようになってい
る。
ンダ71は、そのシリンダ部72が基端ブーム32側の
前記受け台90の側面にボルト付けされている。また、
油圧シリンダ71のロッド側先端部73は補助ジブ40
との係合部となっている。ロッド側先端部73は穴を有
するボス74となっており、一方ジブ本体42の載せ台
側プレート95下面にプレート75を介して係合ピン7
6がジブ先端を向いて取り付けられている。そして、当
該係合ピン76が前記ボス74に差しこまれることによ
り両者が係合するようになっている。前記係合ピン76
の先端は、図5に示されるように先端が円錐状となって
おり、相手側のボス74の穴はその両端が面取りを施さ
れているため、両者の係合が容易に行われるようになっ
ている。
様に、前記補助ジブ40を折り畳んだ状態で前記先端ブ
ーム31を基端ブーム32に対して最縮小させることに
より、前記係合ピン76が前記ロッド先端部73のボス
74に差し込まれることにより行われる。すなわち、前
記補助ジブ40を折り畳んだ状態で前記先端ブーム31
を基端ブーム32に対して最縮小させる操作のみで、前
述した第1ジブ支持部61における係合と、第2支持部
62における受け台90への載せ台91の乗り上げと、
補助ジブ揺動手段70における油圧シリンダ71のロッ
ド側先端部73と補助ジブ40側の係合部との係合が同
時に行われるのである。したがって、いちいちオペレー
タがピンの抜き差し等を行う必要がなく、作業の能率向
上と安全性向上に寄与するのである。 (揺動操作)補助ジブ揺動手段70の油圧シリンダ71
はキャビン内又はキャブ外の操作により、その伸縮操作
が可能である。図7は、補助ジブ揺動手段70の油圧シ
リンダ71を縮小することにより補助ジブ40を第1ジ
ブ支持部61を中心に揺動させ、補助ジブ先端44を基
端ブーム32に近接させた格納姿勢を示している。図8
は、図7のD部詳細図であって、格納姿勢時の第2ジブ
支持部62と補助ジブ揺動手段70を示している。油圧
シリンダ71の両油室はダブルパイロットチェック弁7
7により油圧的にロックされている。また、前述した重
合状態のロックプレート94、95の固定ピン穴に固定
ピン96を挿入することにより、補助ジブ40が基端ブ
ーム32側面への格納姿勢で確実に固定されている。
端ブーム31先端への張出操作は上述した手順を逆に行
えばよいのである。
ら、本願発明の補助ジブ格納装置は、補助ジブ張出・格
納における揺動操作を、基端ブームと補助ジブ支持手段
に支持された補助ジブとの間に配置された油圧シリンダ
からなる補助ジブ揺動手段で行うことができるのであ
る。そのため、従来人力で重量が大きい補助ジブを動か
すという疲労をともなう作業が無くなるのである。
端ブームを基端ブームに対して最縮小させることによ
り、補助ジブ揺動手段の油圧シリンダのロッド先端部を
補助ジブあるいは基端ブームの係合部と係合することが
できるので、補助ジブ揺動手段に関しても、いちいちオ
ペレータがピンの抜き差し等を行う必要がなく、作業の
能率向上と安全性向上に寄与するのである。
ジブを基端ブーム側面に格納するときの状態である。
ームに近接させた格納姿勢である。
わせて折り畳んだ状態である。
先端ブームを基端ブームに対して最縮小した状態であ
る。
ブーム、33、ブームヘッド、40 補助ジブ、41
ジブ基台、42 ジブ本体、43 連結軸、44 ジブ
先端、50 ジブ連結手段、51 ジブ基台側ボス、5
2 先端ブーム側ボス、53 連結ピン、54 ジブ基
台側ボス、55 先端ブーム側ボス、56 連結ピン、
57 油圧シリンダ、58 ガイド部材、61 第1支
持部、62 第2支持部、70 補助ジブ揺動手段、7
1 油圧シリンダ、72 シリンダ部、73 ロッド先
端部、74 ボス、75 プレート、77 ダブルパイ
ロットチェック弁、80 部材、81 部材、82 支
持板、83 ジブ本体側ピン、84 部材、85 穴、
90 受け台、91 載せ台、93 ガイド部材、94
受け台側プレート、95 載せ台側プレート、96
固定ピン
Claims (2)
- 【請求項1】 先端ブームの先端部と張出姿勢の補助ジ
ブの基端部との間に左右一対介装され、該先端ブームの
先端部に該補助ジブを着脱自在とする一方、その一側を
解除し、その他側を支軸として前記補助ジブを基端ブー
ムの側面に沿って折り畳み自在とするジブ連結手段と、 前記補助ジブを折り畳んだ状態で前記先端ブームを基端
ブームに対して最縮小させることにより係合され、前記
補助ジブの重量を前記基端ブームに担持せしめる支持部
を有し、前記ジブ連結手段が解除された状態において
は、前記補助ジブを前記支持部を中心として前記補助ジ
ブ先端を基端ブームに近接させた格納姿勢方向に揺動可
能に支持する補助ジブ支持手段と、 前記基端ブームと前記補助ジブ支持手段に支持された補
助ジブとの間に配置された油圧シリンダからなる補助ジ
ブ揺動手段とを、有する補助ジブ格納装置。 - 【請求項2】 前記補助ジブ揺動手段の油圧シリンダ
は、前記基端ブームあるいは補助ジブに固定されたシリ
ンダ部と、前記補助ジブを折り畳んだ状態で前記先端ブ
ームを基端ブームに対して最縮小させることにより補助
ジブあるいは基端ブームの係合部と係合するロッド先端
部とを、有する請求項1に記載の補助ジブ格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000085517A JP4564622B2 (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 補助ジブ格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000085517A JP4564622B2 (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 補助ジブ格納装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP4564622B2 JP4564622B2 (ja) | 2010-10-20 |
Family
ID=18601843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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JP (1) | JP4564622B2 (ja) |
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2000
- 2000-03-27 JP JP2000085517A patent/JP4564622B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4564622B2 (ja) | 2010-10-20 |
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