JP4420487B2 - 補助ジブ付移動式クレーン装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、補助ジブ付移動式クレーン装置に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
従来より、補助ジブを備え、且つこれを必要に応じて伸縮ブームの先端に継ぎ足し可能とした補助ジブ付き移動式クレーン装置が提案されているが、かかる従来の補助ジブ付き移動式クレーン装置においては、補助ジブの不使用時には、該補助ジブの先端部を伸縮ブームの基端側に向けた状態でその側方に横抱き状態で格納保持している。そして、補助ジブの使用に際しては、上記伸縮ブームの先端部の側方に位置している補助ジブの基端部を該伸縮ブームの先端部に対して鉛直面内で回動自在に枢支し、この状態で上記伸縮ブームを起仰させながら上記補助ジブを次第に下方へ振り出し、最終的には該伸縮ブームの前端面側に装着する、所謂「下方振り出し式」の装着方式をとるのが一般的であった。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、このような下方振り出し式の補助ジブを備えた移動式クレーン装置においては、該補助ジブの装着時に伸縮ブームを起仰させてその下方から補助ジブを振り出すものであることから、該補助ジブの装着作業に際し比較的大きな作業スペースを必要とし、このため、作業現場の周辺事情によっては補助ジブの装着作業が困難な場合もあり、移動式クレーン装置の最大の利点である機動性が十分に発揮できないという問題もあった。
【0005】
そこで本願発明は、補助ジブ付き移動式クレーン装置において、補助ジブの着脱作業における省作業スペース化を促進してその機動性を高めるとともに、併せて構造の簡略化と低価格化を図ることを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【0007】
本願の第1の発明では、車両1上に起伏動自在に設けられた伸縮ブーム3の先端部3bに補助シーブ18を備えた補助シーブブロック5を取付けるとともに、上記伸縮ブーム3の側方においてその基端部4aをブーム先端部3b側に向けた横抱き状態で格納保持される「格納姿勢」と上記伸縮ブーム3の先端部3bの前面側においてその前方へ延出状態で装着される「作業時姿勢」とを選択可能とされた補助ジブ4とを備えた補助ジブ付移動式クレーン装置において、上記補助シーブブロック5はこれを、上記伸縮ブーム3の断面高さ方向に向けて配置した回動支点ピン25を中心として回動して上記伸縮ブーム3の先端部3bの前面側においてブーム前方側へ指向する「第1回動姿勢」と該先端部3bの側方においてブーム後方側へ指向する「第2回動姿勢」との間で姿勢選択可能とするとともに該「第1回動姿勢」においては上記伸縮ブーム3の先端部3bに固定可能とする一方、上記補助ジブ4は、上記「格納姿勢」においてその基端部4aが上記「第2回動姿勢」にある上記補助シーブブロック5に連結可能とされ且つ該補助シーブブロック5への連結状態においては該補助シーブブロック5の上記「第1回動姿勢」と「第2回動姿勢」との間での回動に伴って上記「格納姿勢」と「作業時姿勢」とに択一的に姿勢設定されるとともに、上記補助ジブ4側に固定配置され且つ上記補助シーブブロック5に対して着脱可能とされたジブチルト駆動手段Xによって上記補助シーブブロック5に対して起伏駆動されるように構成したことを特徴としている。
【0008】
本願の第2の発明では、上記第1の発明にかかる補助ジブ付移動式クレーン装置において、上記ジブチルト駆動手段Xを、上記補助ジブ4の上面4c上に、その伸縮方向を上記補助ジブ4の軸長方向に略合致させた状態で固定配置されるとともにそのロッド端8cの上記上面4cから離間する方向への移動が規制された油圧シリンダ8と、該油圧シリンダ8のロッド端8cにその一端10aが連結される一方、その他端10bが上記補助シーブブロック5に連結可能とされたテンションロッド10とで構成したことを特徴としている。
【0009】
本願の第3の発明では、上記第2の発明にかかる補助ジブ付移動式クレーン装置において、上記伸縮ブーム3の先端部3bに、その一端20aを枢着せしめた状態でリンク20を吊下保持するとともに、上記テンションロッド10の他端10bを上記補助シーブブロック5と上記リンク20の他端20bとに択一的に連結可能としたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような効果が得られる。
【0011】
(1) 本願の第1の発明にかかる補助ジブ付移動式クレーン装置によれば、例えば上記補助ジブ4の使用に際して、これを上記伸縮ブーム3の側方における「格納姿勢」から、該伸縮ブーム3の先端部3bの前方側へ振り出された「作業時姿勢」へ姿勢変更する場合には、「格納姿勢」にある上記補助ジブ4の基端部4aを、「第2回動姿勢」にある上記補助シーブブロック5に連結してこれら両者を一体化させる。
【0012】
この際、上記補助ジブ4側に固定配置されている上記ジブチルト駆動手段Xを上記補助シーブブロック5に連結する。
【0013】
しかる後、上記補助ジブ4の振り出しを行うが、この場合、例えば、上記伸縮ブーム3の側方に上記補助ジブ4の振り出しスペースがある場合には、そのまま上記補助シーブブロック5を上記回動支点ピン25を中心として回動させてこれを「第2回動姿勢」から「第1回動姿勢」に姿勢変更することで、上記補助ジブ4は上記伸縮ブーム3の側方を回動して「作業時姿勢」に姿勢設定される(即ち、「側方振出」である)。
【0014】
これに対して、上記伸縮ブーム3の側方に上記補助ジブ4の振り出しスペースを十分に確保できない場合には、先ず、上記ジブチルト駆動手段Xにより上記補助ジブ4を上記補助シーブブロック5に対して上方へ起仰させ、上記回動支点ピン25を中心とする回動部分(即ち、上記補助ジブ4及び上記補助シーブブロック5を含む部分全体)の回転半径を小さくした後、上記補助シーブブロック5をその「第2回動姿勢」から「第1回動姿勢」に回動させて上記補助ジブ4を起仰状態のまま上記伸縮ブーム3の先端部3bの前面側に振り出し、さらに上記ジブチルト駆動手段Xによって上記補助ジブ4を上記伸縮ブーム3の前方側へ倒伏させることで該補助ジブ4を「作業時姿勢」に姿勢設定することができる(即ち、「上方振出」である)。
【0015】
このように、この発明の補助ジブ付移動式クレーン装置によれば、上記伸縮ブーム3の側方に上記補助ジブ4の振り出しスペースが確保できる場合は勿論のこと、これが確保できない場合であっても「上方振出」によって上記補助ジブ4を容易にその「格納姿勢」と「作業時姿勢」の間で姿勢変更をすることができることから、例えばクレーン作業現場の状況によっては伸縮ブーム3の先端部3bに補助ジブ4を装着してのジブ作業が困難になる恐れがある従来一般的な「下方振出し」を採用した場合に比して、補助ジブ付移動式クレーン装置の最大の利点である「機動性」が遺憾なく発揮され、それだけ補助ジブ付移動式クレーン装置の能力向上が期待できることになる。尚、上記補助ジブ4の「上方振出」においては、上記補助ジブ4を含む回動部分の回転半径が小さいことから、この回転動作に要する回転力も小さくて良く、従って、例えば機械的な回転駆動手段を備えず人力によって回転を行うように構成される小型のクレーン装置に採用した場合にはその効果がより一層顕著となるものである。
【0016】
また、上記補助ジブ4の「格納姿勢」と「作業時姿勢」との間での姿勢変更を、何ら専用の部材を用いることなく、クレーン装置に本来的に備えられている上記補助シーブブロック5を利用して行うものであることから、かかる専用部材を設けなくて良い分だけ、装置の構造の簡略化と軽量化及びその低価格化が促進されることになる。
【0017】
さらに、上記補助シーブブロック5は、上記回動支点ピン25を中心として回動して「第1回動姿勢」と「第2回動姿勢」との間で姿勢選択可能とされ、且つ「第1回動姿勢」においては上記伸縮ブーム3の先端部3bに固定可能とされ、また、「第2回動姿勢」においては上記補助ジブ4の基端部4aに連結される構成であることから、上記補助ジブ4を連結しない単体状態で上記伸縮ブーム3の先端部3bに装着される態様の他に、上記補助ジブ4を連結した状態で上記伸縮ブーム3の先端部3bに装着される態様、及び上記補助ジブ4に連結されたまま該補助ジブ4と一体的に上記伸縮ブーム3の側方に格納される態様をとり得る。
【0018】
(2) 本願の第2の発明にかかる補助ジブ付移動式クレーン装置によれば、上記第1の発明にかかる補助ジブ付移動式クレーン装置において、上記ジブチルト駆動手段Xを、上記補助ジブ4の上面4c上に、その伸縮方向を上記補助ジブ4の軸長方向に略合致させた状態で固定配置されるとともにそのロッド端8cの上記上面4cから離間する方向への移動が規制された油圧シリンダ8と、該油圧シリンダ8のロッド端8cにその一端10aが連結される一方、その他端10bが上記補助シーブブロック5に連結可能とされたテンションロッド10とで構成しているので、例えば上記ジブチルト駆動手段Xを油圧シリンダのみで構成する場合に比して、上記ジブチルト駆動手段Xの軽量化が図れ、特にこのジブチルト駆動手段Xの重量は上記伸縮ブーム3の先端部3b側にあってクレーン装置の転倒モーメントに大きく関与する要素であることから、該ジブチルト駆動手段Xの軽量化によってクレーン装置の更なる性能向上が期待できることになる。
【0019】
さらに、この場合、上記ジブチルト駆動手段Xを構成する上記油圧シリンダ8とテンションロッド10のうち、少なくとも重量の嵩む上記油圧シリンダ8が上記補助ジブ4の上面4c側に固定配置されているので、上記補助ジブ4の不使用時には該油圧シリンダ8が該補助ジブ4と共に上記伸縮ブーム3の基端側(即ち、ベースブーム側)に残ることになり、クレーン装置の性能のより一層の向上が期待できることになる。
【0020】
(3) 本願の第3の発明にかかる補助ジブ付移動式クレーン装置によれば、上記第2の発明にかかる補助ジブ付移動式クレーン装置において、上記伸縮ブーム3の先端部3bに、その一端20aを枢着せしめた状態でリンク20を吊下保持するとともに、上記テンションロッド10の他端10bを上記補助シーブブロック5と上記リンク20の他端20bとに択一的に連結可能としているので、「作業時姿勢」に姿勢設定された上記補助ジブ4を使用してジブ作業を行うに際しては、上記ジブチルト駆動手段Xにおける上記テンションロッド10の他端10bを上記補助シーブブロック5から取り外してこれを上記リンク20の他端20bに連結することで上記ジブチルト駆動手段Xにかかる荷重、即ち、上記補助ジブ4の自重によるモーメント荷重とか吊り上げ荷重等が、該ジブチルト駆動手段Xを介して上記伸縮ブーム3の先端部3bにおいて支持されることとなり、それだけ上記ジブチルト駆動手段Xによる上記補助ジブ4の支持性能が高く維持され、延いてはクレーン装置の作業上の信頼性が向上することになる。
【0021】
また、上記リンク20の長さ寸法を、上記油圧シリンダ8のストロークとか上記テンションロッド10の長さに基づいて相対的に設定することで、例えば上記補助ジブ4に要求されるチルト角を、小さなストロークの油圧シリンダ8によって実現することも可能であり、装置の小型軽量化と低価格化の促進が期待できることになる。
【発明の実施の形態】
【0022】
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0023】
図1には本願発明にかかる補助ジブ付移動式クレーン装置Zの全体構成を、また図2〜図4にはその要部を、それぞれ示している。この移動式クレーン装置Zは、車両1に設けた旋回台2に対して伸縮ブーム3の基端部3a(即ち、基端ブーム31の基端部)を起伏自在に連結するとともに、該伸縮ブーム3を上記基端ブーム31と上記旋回台2との間に配置した起伏用油圧シリンダ6によって起伏駆動させるようになっている。また、この伸縮ブーム3の先端部3b(即ち、先端ブーム32の先端部)には、上側シーブ16と下側シーブ17とを備えたブームヘッド33が設けられている。
【0024】
そして、このブームヘッド33の下端寄り前面には、補助シーブ18を備えた後述の補助シーブブロック5が着脱自在に取り付けられる一方、該ブームヘッド33の上端寄り前面には後述のリンク20が吊下保持されている。
【0025】
上記ブームヘッド33側の上記各シーブ16,17には、上記旋回台2側から繰り出されるメインワイヤロープ(図示省略)が巻掛けられるとともに該メインワイヤロープの先端には主フック11が取り付けられている。また、上記補助シーブブロック5の補助シーブ18には、上記旋回台2側から繰り出される補助ワイヤロープ15が巻掛けられるとともに、該補助ワイヤロープ15の先端には補助フック12が取り付けられている。尚、図1及び図2において、符号13は上記主フック11を格納するための主フック格納ガイド、14は上記補助フック12を格納するための補助フック格納ガイドである。
【0026】
さらに、図1に示すように、上記伸縮ブーム3の側方には、次述の補助ジブ4が格納保持されているとともに、該補助ジブ4の基端部4a側には、後述のジブチルト駆動手段Xが配置されている。
【0027】
以下、これら各構成部材の具体的構造等について、それぞれ個別に説明する。
【0028】
ブームヘッド33
図4に示すように、上記伸縮ブーム3のブームヘッド33の下端寄り両側面のうち、一方の側面にはピン穴35を備えた上下一対のブーム側第1ブラケット22,22が、また他方の側面にはピン穴36とピン穴37とを備えた上下一対のブーム側第2ブラケット23,23が、それぞれ側方へ向けて突設されている。このブーム側第1ブラケット22側のピン穴35とブーム側第2ブラケット23側のピン穴36は、次述の補助シーブブロック5を固定保持する連結ピン24が挿通されるものであって、上記ブームヘッド33の軸心を挟んでその左右両側の略対称位置に設けられている。また、上記ブーム側第2ブラケット23側の上記ピン穴37は、上記補助シーブブロック5の回動支点となる回動支点ピン25が挿通されるものであって、上記ピン穴36からブーム側方寄りに所定寸法だけ離間した位置に設けられている。
【0029】
一方、ブームヘッド33の上端前面側には、所定長さのリンク20が、連結ピン56によってその一端20aを枢支せしめた状態で取り付けられている。尚、このリンク20の他端20bには、後述するジブチルト駆動手段Xにおけるテンションロッド10の一端が連結される。
【0030】
補助ジブ4
上記補助ジブ4は、この実施形態においては伸縮式ジブで構成されており、その先端部4bには上記補助ワイヤロープ15が掛け回されるジブ側シーブ19が備えられる一方、その基端部4aの左右両側には、図2に示すように、略「U」字状の溝形状をもつ支承部21,21が設けられている。そして、この補助ジブ4は、図1に示すように、その先端部4bをブーム基端部3a寄りに、その基端部4aをブーム先端部3b寄りに、それぞれ位置せしめた横抱き状態で上記伸縮ブーム3の側方に格納保持されている(尚、格納保持機構の図示は省略)。
【0031】
補助シーブブロック5
上記補助シーブブロック5は、図2〜図4に示すように、所定間隔をもって上下方向に対向する一対のフランジ部51a,51aとこれら各フランジ部51a,51aを連続させる縦壁部51bとで断面略「コ」字状に形成された取付ブラケット51を備えている。この取付ブラケット51は、上記各フランジ部51a,51aによって上記ブームヘッド33側の上記各ブラケット22,22及び同23,23を共に上下方向において挟持するようにして、該ブームヘッド33に取り付けられるものであって、上記一対のフランジ部51a,51aには、上記ブームヘッド33側の各ピン穴35〜37に対応するようにして、各ピン穴38〜40が設けられている。
【0032】
また、上記取付ブラケット51の縦壁部51bの幅方向略中央位置には、補助シーブ18を備えたシーブブラケット52が、斜め下方へ延出するようにして固定配置されている。さらに、このシーブブラケット52の左右両側には、ジブ支持軸54を備えたジブ支持ブラケット53,53がそれぞれ固定されている。尚、このジブ支持軸54,54は、上記補助ジブ4の基端部4aに設けられた上記各支承部21,21(図2参照)に嵌合されて該補助ジブ4を上下方向に回動可能に支承するものである。
【0033】
さらに、上記取付ブラケット51の上側のフランジ部51a,51aの左右両端寄り位置には、ピン孔58を備えたブラケット57,57がそれぞれ取り付けられている。このブラケット57,57には、後述のテンションロッド10の他端10bが連結可能とされている。
【0034】
尚、上記補助シーブブロック5は、上記取付ブラケット51に設けた上記各ピン穴38,39を、上記ブームヘッド33の上記各ブラケット22,23に設けた上記各ピン穴35,36に重合させ、これらの間に連結ピン24,24を嵌挿することで、図3に実線図示するように、該ブームヘッド33の前面側に装着される(この時の補助シーブブロック5の姿勢が、特許請求の範囲中の「第1回動姿勢」に該当する)。一方、上記各連結ピン24,24を取り除き、上記取付ブラケット51に設けた上記ピン穴40を上記ブームヘッド33の上記ブーム側第2ブラケット23に設けた上記ピン穴37に重合させ、これらの間に回動支点ピン25を嵌挿し、この状態で該回動支点ピン25を中心として該補助シーブブロック5をブーム側方へ向けて略180°回転させることで、図3に鎖線図示するように、該ブームヘッド33の側方に振り出される(この時の補助シーブブロック5の姿勢が、特許請求の範囲中の「第2回動姿勢」に該当する)。そして、この補助シーブブロック5が「第2回動姿勢」に姿勢設定された状態においては、上記各ジブ支持軸54,54が、「格納姿勢」にある上記補助ジブ4の各支承部21,21に嵌合するように、該補助シーブブロック5と補助ジブ4との相対位置が設定されている。
【0035】
ジブチルト駆動手段X
上記ジブチルト駆動手段Xは、図2に示すように、チルト用油圧シリンダ8とシリンダガイド9とテンションロッド10とを備えて構成される。
【0036】
上記チルト用油圧シリンダ8は、図2及び図3に示すように、そのシリンダロッド8bの端部8cをジブ先端部3b側に向けた姿勢で、そのシリンダチューブ8aを上記補助ジブ4の基端部4a寄りの上面4cに固定することで該補助ジブ4側に取り付けられている。また、上記補助ジブ4の上面4cで、且つ上記チルト用油圧シリンダ8のシリンダチューブ8aの前端寄りに対応する位置には、左右両側面にその長さ方向に延びるガイド溝9a,9aをそれぞれ設けた角筒状形態をもつシリンダガイド9が、該チルト用油圧シリンダ8と略同軸状に固定されている。
【0037】
また、このシリンダガイド9には、その左右両側にそれぞれ掛止ピン27,27を備えた摺動子26が、該各掛止ピン27,27を上記各ガイド溝9a,9aを貫通させた状態で内装配置されている。そして、この摺動子26には上記チルト用油圧シリンダ8のロッド端8cが連結されており、該摺動子26は上記チルト用油圧シリンダ8の伸縮動に伴って上記シリンダガイド9内をその軸方向に進退移動される。さらに、図2に示すように、上記シリンダガイド9の各ガイド溝9a,9aから外方へ突出する上記各掛止ピン27,27には、次述するテンションロッド10の一端10aが連結される。
【0038】
上記テンションロッド10は、所定長さのロッド体で構成されるものであって、その一端10aには上記摺動子26の掛止ピン27が連結される一方、その他端10bには長穴28が設けられている。そして、このテンションロッド10の他端10bは、上記長穴28に挿通される連結ピン55によって、上記補助シーブブロック5に設けられた上記ブラケット57と、上記リンク20の他端20bとに対して択一的に連結される(図5及び図8を参照)。
【0039】
補助ジブ4の着脱作業の説明
続いて、上述の如く構成された移動式クレーン装置Zにおいて、上記補助ジブ4を、「上方振出」によって上記伸縮ブーム3の先端部3bの前面側に装着する場合を作業例として、その手順等を説明する。
【0040】
I:準備作業
上記伸縮ブーム3の側方で「格納姿勢」にある上記補助ジブ4を、該伸縮ブーム3の基端部3aの前面側に振り出させてこれを「作業時姿勢」とするに際しては、その準備作業として、先ず、図1及び図2に示すように、上記伸縮ブーム3を全縮とし且つこれを全倒させる。
【0041】
この準備作業の完了状態においては、上記補助シーブブロック5は、図2及び図3に示すように、上記各連結ピン24,24によって上記ブームヘッド33の前面側に固定された「第1回動姿勢」とされている(尚、上記回動支点ピン25も予め装着されているが、上記補助シーブブロック5の固定作用には直接関与していない)。
【0042】
また、上記補助ジブ4は、その基端部4aを上記ブームヘッド33の側方に位置させて上記支承部21をブーム前方側に開口させた「格納姿勢」で保持されている。さらに、上記ジブチルト駆動手段Xは、上記チルト用油圧シリンダ8を全縮させるとともに、上記テンションロッド10を上記補助ジブ4側に保持させた状態となっている。
【0043】
II:補助シーブブロック5と補助ジブ4との連結作業
次に、上記補助シーブブロック5に対して上記補助ジブ4を連結する。
【0044】
上記補助シーブブロック5は、その準備作業状態においては図3に実線図示する「第1回動姿勢」に姿勢設定されているので、先ず、この補助シーブブロック5を「第1回動姿勢」から同図に鎖線図示する「第2回動姿勢」に姿勢変更する。即ち、上記補助シーブブロック5と上記ブームヘッド33とを連結していた上記各連結ピン24,24を取り外して該補助シーブブロック5と上記ブームヘッド33との連結を解除し、しかる後、上記回動支点ピン25を中心として上記補助シーブブロック5をブーム側方へ略180°回転させて、図3に鎖線図示する「第2回動姿勢」に姿勢設定する(図5参照)。
【0045】
このように、上記補助シーブブロック5が「第2回動姿勢」に姿勢設定された状態においては、該補助シーブブロック5側の各ジブ支持軸54,54が「格納姿勢」にある上記補助ジブ4の支承部21,21に嵌入し、これら両者が上下方向に相対回動可能に連結される。
【0046】
さらに、上記テンションロッド10の上記補助ジブ4側への保持状態を解除し、該テンションロッド10の他端10bを上記連結ピン55によって上記補助シーブブロック5側の上記ブラケット57に連結する。
【0047】
III:補助ジブ4の振り出し
次に、上記補助ジブ4を上記伸縮ブーム3の側方位置から該伸縮ブーム3の先端部3bの前方側へ振り出す。
【0048】
即ち、先ず、上記補助ジブ4の上記伸縮ブーム3側への格納保持状態を解除して該補助ジブ4をその基端部4aを中心として起伏可能な状態とし、しかる後、上記チルト用油圧シリンダ8を伸長作動させる。
【0049】
すると、このチルト用油圧シリンダ8の伸長動に伴って、上記テンションロッド10の一端10aが補助ジブ4の先端部4b側へ引き寄せられ、該補助ジブ4は上記ジブ支持軸54を中心として上記「格納姿勢」から次第に上方へ起仰され、該チルト用油圧シリンダ8が伸長方向ストロークエンドに達した時点において、図6に示すように、鉛直に近い角度まで起仰され且つその姿勢が保持される。
【0050】
次に、作業者が手動によって、上記補助ジブ4と一体的に上記補助シーブブロック5をその「第2回動姿勢」からブーム前面側へ回動させてこれを「第1回動姿勢」に設定する。そして、この「第1回動姿勢」において、上記各連結ピン24によって上記補助シーブブロック5を上記ブームヘッド33側に連結固定すると、該補助ジブ4は、図7に示すように、上記ブームヘッド33の前面側に起立姿勢で振り出された状態とされる。
【0051】
次に、上記チルト用油圧シリンダ8を縮小作動させ、上記補助ジブ4を上記ジブ支持軸54を中心として前方へ次第に倒伏させ、図8に示すように、上記補助ジブ4の先端部4bが地面あるいは適宜の置台に当接した時点で上記チルト用油圧シリンダ8の縮小作動を停止させる。この時の姿勢が、特許請求の範囲中の「作業時姿勢」である。これで、補助ジブ4の振り出し作業が完了する。
【0052】
IV:補助ジブ4の作業時姿勢への設定
次に、「作業時姿勢」にある上記補助ジブ4をジブ作業が可能な姿勢、即ち、作業時姿勢とする。
【0053】
先ず、上記ジブチルト駆動手段Xのテンションロッド10と上記補助シーブブロック5とを連結している上記連結ピン55を取り外してこれらを分離し、しかる後、再度、上記チルト用油圧シリンダ8を伸長作動させて上記テンションロッド10を上記補助ジブ4の先端側へ適宜引き寄せ、該テンションロッド10の他端10bを上記連結ピン55によって上記リンク20の他端に連結する(図8に鎖線図示する状態である)。
【0054】
次に、上記伸縮ブーム3を所定の起伏位置まで起仰させて、「作業時姿勢」にある上記補助ジブ4を地面から適宜高さまで離間させる(図1に符号4Aを付して実線図示する状態)。しかる後、上記チルト用油圧シリンダ8を縮小させて上記補助ジブ4を次第に倒伏させ、これを所定のチルト角位置に設定する(図1に符号4Bを付して鎖線図示する状態)。
【0055】
尚、ここでは、上記伸縮ブーム3を起仰させた後に上記補助ジブ4を倒伏作動させる場合について説明したが、かかる手順のみではなく、例えば上記伸縮ブーム3の起仰動作と上記補助ジブ4の倒伏動作とを同時に並行して行うこともできることは勿論である。
【0056】
以上で、上記補助ジブ4の装着作業の全てが完了し、該補助ジブ4の先端部4bに設けた上記ジブ側シーブ19に上記補助ワイヤロープ15を掛け回してのジブ作業が可能となる。
【0057】
尚、上記補助ジブ4をその作業姿勢から格納する場合の作業手順は、上記手順と逆手順で行われるものであるため、ここでの説明は省略する。
【0058】
また、上記の作業例では、上記補助ジブ4の「格納姿勢」と「作業時姿勢」との間の姿勢変更を「上方振出」によって行う場合について説明したが、移動式クレーン装置Zの側方に十分な作業スペースが確保されているような現場状況である場合には、上記補助ジブ4の「格納姿勢」と「作業時姿勢」との間の姿勢変更を「側方振出」によって行うこともできる。この場合には、図5に示す状態から、直ちに上記補助ジブ4と一体的に上記補助シーブブロック5を「第2回動姿勢」から「第1回動姿勢」側へ回動させてこれを図8に示す状態とすれば良く、「上方振出」の場合に比して作業工程が減少する分だけ、より短時間での装着が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる補助ジブ付移動式クレーン装置の全体構成を示す側面図である。
【図2】 図1に示した補助ジブ付移動式クレーン装置のブーム先端部分の拡大図である。
【図3】 図2のIII−III矢視図である。
【図4】 ブームヘッドと補助シーブブロックとの連結部分の拡大斜視図である。
【図5】 図2に示す状態から補助ジブを張り出す場合における第1段階の作業状態を示す側面図である。
【図6】 図2に示す状態から補助ジブを張り出す場合における第2段階の作業状態を示す側面図である。
【図7】 図2に示す状態から補助ジブを張り出す場合における第3段階の作業状態を示す側面図である。
【図8】 図2に示す状態から補助ジブを張り出す場合における第4段階の作業状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1は車両、2は旋回台、3は伸縮ブーム、4は補助ジブ、5は補助シーブブロック、6は起伏用油圧シリンダ、7はジブチルト機構、8はチルト用油圧シリンダ、9はシリンダガイド、10はテンションロッド、11は主フック、12は補助フック、13は主フック格納ガイド、14は補助フック格納ガイド、15は補助ワイヤロープ、16は上側シーブ、17は下側シーブ、18は補助シーブ、19はジブ側シーブ、20はリンク、21は支承部、22はブーム側第1ブラケット、23はブーム側第2ブラケット、24は連結ピン、25は回動支点ピン、26は摺動子、27は掛止ピン、31は基端ブーム、32は先端ブーム、33はブームヘッド、35〜40はピン穴、41はブーム支点軸、51は取付ブラケット、52はシーブブラケット、53はジブ支持ブラケット、54はジブ支持軸、55及び56は連結ピン、57はブラケット、58はピン孔、Zは移動式クレーン装置である。
Claims (3)
- 車両(1)上に起伏動自在に設けられた伸縮ブーム(3)の先端部(3b)に補助シーブ(18)を備えた補助シーブブロック(5)を取付けるとともに、上記伸縮ブーム(3)の側方においてその基端部(4a)をブーム先端部(3b)側に向けた横抱き状態で格納保持される「格納姿勢」と上記伸縮ブーム(3)の先端部(3b)の前面側においてその前方へ延出状態で装着される「作業時姿勢」とを選択可能とされた補助ジブ(4)とを備えた補助ジブ付移動式クレーン装置であって、
上記補助シーブブロック(5)は、上記伸縮ブーム(3)の断面高さ方向に向けて配置した回動支点ピン(25)を中心として回動して上記伸縮ブーム(3)の先端部(3b)の前面側においてブーム前方側へ指向する「第1回動姿勢」と該先端部(3b)の側方においてブーム後方側へ指向する「第2回動姿勢」との間で姿勢選択可能とされるとともに該「第1回動姿勢」においては上記伸縮ブーム(3)の先端部(3b)に固定可能とされる一方、
上記補助ジブ(4)は、上記「格納姿勢」においてその基端部(4a)が上記「第2回動姿勢」にある上記補助シーブブロック(5)に連結可能とされ且つ該補助シーブブロック(5)への連結状態においては該補助シーブブロック(5)の上記「第1回動姿勢」と「第2回動姿勢」との間での回動に伴って上記「格納姿勢」と「作業時姿勢」とに択一的に姿勢設定されるとともに、上記補助ジブ(4)側に固定配置され且つ上記補助シーブブロック(5)に対して着脱可能とされたジブチルト駆動手段(X)によって上記補助シーブブロック(5)に対して起伏駆動されることを特徴とする補助ジブ付移動式クレーン装置。 - 請求項1において、
上記ジブチルト駆動手段(X)が、
上記補助ジブ(4)の上面(4c)上に、その伸縮方向を上記補助ジブ(4)の軸長方向に略合致させた状態で固定配置されるとともにそのロッド端(8c)の上記上面(4c)から離間する方向への移動が規制された油圧シリンダ(8)と、
該油圧シリンダ(8)のロッド端(8c)にその一端(10a)が連結される一方、その他端(10b)が上記補助シーブブロック(5)に連結可能とされたテンションロッド(10)とで構成されていることを特徴とする補助ジブ付移動式クレーン装置。 - 請求項2において、
上記伸縮ブーム(3)の先端部(3b)にリンク(20)がその一端(20a)を枢着せしめた状態で吊下保持されるとともに、
上記テンションロッド(10)の他端(10b)が上記補助シーブブロック(5)と上記リンク(20)の他端(20b)とに択一的に連結可能とされていることを特徴とする補助ジブ付移動式クレーン装置。
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