JP2001270666A - ガバナロープ異常検出装置 - Google Patents

ガバナロープ異常検出装置

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JP2001270666A
JP2001270666A JP2000084654A JP2000084654A JP2001270666A JP 2001270666 A JP2001270666 A JP 2001270666A JP 2000084654 A JP2000084654 A JP 2000084654A JP 2000084654 A JP2000084654 A JP 2000084654A JP 2001270666 A JP2001270666 A JP 2001270666A
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car
governor
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detector
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Makoto Oguchi
誠 小口
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガバナロープの異常を容易に検出すること。 【解決手段】 乗りかご25が昇降する昇降路21の上
部に配置されたガバナシーブ30と、昇降路の下部に配
置されたガバナロープ張り車31と、このガバナロープ
張り車とガバナシーブとの間に無端状に張設され、一部
が乗りかごに連結されているガバナロープ32と、この
ガバナロープに係合され、上方部から自然落下するよう
に設けられた落下部材40と、この落下する落下部材を
受け止めるようにガバナロープに沿って下方部に設けら
れた検出器60とから成る。これにより、落下部材が検
出器で受け止められるか否かによって、ガバナロープの
異常を容易に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ装置に
係り、乗りかごの昇降に同期して調速機のシーブを回転
駆動させるガバナロープが、昇降路内の機器や突起物に
絡んだり引っ掛かっていないかを検出するためのガバナ
ロープ異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ装置には、昇降する乗りかご
の速度が異常に増大したとき、これを検出して停止させ
るために調速機が設けられている。この調速機は通常、
昇降路の上部に位置している機械室に設けられ、シーブ
を有している。また、昇降路の下部すなわちピット内に
ガバナロープ張り車が設けられており、このガバナロー
プ張り車と調速機のシーブ(以下、ガバナシーブとい
う)との間にガバナロープが無端状に張設され、このガ
バナロープの一部に前記乗りかごが連結されている。そ
して、ガバナロープには適当な張力が与えられるよう
に、ガバナロープ張り車によって調節される。
【0003】ところで、ガバナシーブとガバナロープ張
り車との間を往復するように無端状に張設されているガ
バナロープは、エレベータ装置の設置される建物が高層
になればなる程、その長さも長くなり、地震などの揺れ
に共振すると大きく振れることとなって、昇降路内に設
置されている機器や突起物などに絡んだり引っ掛かるお
それがある。また、ガバナロープは経年変化によって伸
びを生じ、そのままにしておくと弛みとなって、絡みや
引っ掛かりが生じ易くなる。
【0004】そこで従来から、ガバナロープの伸びや絡
みあるいは引っ掛かりなどの、異常を検出するための手
段が種々提案されている。
【0005】例えば、ガバナロープの異常を検出するも
のとして、実公平7−41745号公報には、図9に示
すような装置が開示されている。
【0006】図9は、昇降路下部のピット1の一部を示
しており、ピット1から乗りかご用ガイドレール2が昇
降路に沿って立設されている。そして、ガバナロープ張
り車3を軸止したアーム4の一端が、乗りかご用ガイド
レール2の下部に固定され支持部5に取り付けられ、ア
ーム4の他端にはテンションウエイト6が取り付けられ
ている。なお、昇降路上部には図示しない調速機が設置
されており、そのガバナシーブとガバナロープ張り車3
との間にガバナロープ7が無端状に張設され、ガバナロ
ープ7はテンションウエイト6によって適当な張力が付
与されるようになっている。また、テンションウエイト
6には、適当な自重と柔軟性を有する条体8が、ピット
1内に垂下されるように取り付けられている。
【0007】この条体8の長さは、ガバナロープ7の長
さに応じて予め定められており、ピット1の底部との間
に所定の間隙Dを有するように、テンションウエイト6
に取り付けられている。よって、ガバナロープ7が伸び
れば、条体8の先端とピット1の底部との間の間隙Dが
狭くなり、ガバナロープ7に絡みや引っ掛かりが生じて
いると、その間隙Dが広くなるので、この間隙Dを点検
員が目視で確認することによって、ガバナロープ7の異
常を検出するものである。
【0008】また、特開平9−77409号公報には、
図10に示すような装置が開示されている。なお、図1
0において図9と同一部分には同一符号を付して示して
ある。
【0009】この装置は、乗りかご用ガイドレール2に
固定された支持部5に一端が取り付けられ、ガバナロー
プ張り車3を他端に軸止したアーム4に、ハの字状に開
いたスイッチレバー9aを先端に備えた検出用アーム9
を設けるとともに、スイッチレバー9aによって操作さ
れる検出スイッチ10を支持部5に設けたものである。
なお、図中10aは検出スイッチ10の作動片である。
【0010】よって、この検出用アーム9と検出スイッ
チ10とによりリミットスイッチが形成され、ガバナロ
ープ7が伸びてガバナロープ張り車3が下降すると、上
方のスイッチレバー9aが作動片10aを押し下げて検
出スイッチ10を動作させ、逆に、ガバナロープ7が引
っ掛かってガバナロープ張り車3が上昇すると、下方の
スイッチレバー9aが作動片10aを押し上げて検出ス
イッチ10を動作させることにより、ガバナロープ7の
異常を検出する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のガバナロ
ープの異常を検出する装置において、前者の装置は、過
張状態の検知を条体8の先端とピット1の底部との隙間
Dの状態を目視で確認するので、ガバナロープ7に伸縮
があった場合、それが絡みや引っ掛かりによるものなの
か、経年変化などの変動によるものなのか、要因の識別
が困難であった。また、目視での確認に際しては、点検
員がピット1に降りたり、最下階の乗り場から身を乗り
出してピット1を覗かなければならないなど、点検作業
に負担がかかるという難点もあった。
【0012】一方後者の装置は、乗りかごの昇降に伴い
生ずるガバナロープ7の伸縮によってもガバナロープ張
り車3の位置が変わり、ガバナロープ7が正常状態にあ
るにも拘らず、検出スイッチ10が誤動作することがあ
るという問題があった。
【0013】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、請求項1に記載の発明は、乗りかごが昇降す
る昇降路の上部に配置されたガバナシーブと、前記昇降
路の下部に配置されたガバナロープ張り車と、このガバ
ナロープ張り車と前記ガバナシーブとの間に無端状に張
設され、一部が前記乗りかごに連結されているガバナロ
ープと、このガバナロープに係合され、上方部から自然
落下するように設けた落下部材と、この落下する落下部
材を受け止めるように、前記ガバナロープに沿って下方
部に設けた検出器とを具備することを特徴とするもので
ある。
【0015】これにより、落下部材が検出器で受け止め
られるか否かによって、ガバナロープの異常を容易に検
出することができる。従って、作業員の負担が極めて軽
減され、安全性も向上される。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のガバナロープ異常検出装置において、前記落下
部材と前記検出器は、無端状に張設されている前記ガバ
ナロープのうち、前記ガバナシーブと前記乗りかごとの
間、前記乗りかごと前記ガバナロープ張り車との間およ
び前記乗りかごを連結していない前記ガバナシーブと前
記ガバナロープ張り車との間にそれぞれ位置するよう
に、対をなして設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0017】これにより、部位別にガバナロープの異常
を検出することができるので、異常を生じたときの素早
い対応が可能となる。
【0018】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のガバナロープ異常検出装置にお
いて、前記落下部材は、輪状部とこの輪状部の内側に間
隔を置いて横設された一対のローラとから形成され、こ
のローラの間に前記ガバナロープが挿通されることを特
徴とするものである。
【0019】これにより、落下部材に回転自在に保持さ
れているローラにより、落下時にガバナロープに接触し
てもその抵抗を軽減することができ、落下部材やガバナ
ロープの劣化を軽減し信頼性を向上できる。
【0020】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし請求項3に記載のガバナロープ異常検出装置にお
いて、前記落下部材の輪状部には、前記横設された一対
のローラ間の隙間に通ずる位置に、前記ガバナロープを
挿通させる挿通部を有することを特徴とするものであ
る。
【0021】これにより、落下部材のガバナロープとの
着脱が容易となり、作業性の向上が図られる。
【0022】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし請求項4に記載のガバナロープ異常検出装置にお
いて、前記落下部材を支持する支持器と、地震を感知す
る地震感知器とを備え、前記地震感知器によって所定の
揺れを感知したときに、前記支持器による前記落下部材
の支持を解除するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0023】これにより、地震を感知した際に自動的に
ガバナロープの異常検出を実施することができ、エレベ
ータ装置の運転の安全性を確保することができる。
【0024】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載のガバナロープ異常検出装置において、昇降する
乗りかごの位置を検出する乗りかご位置検出装置と、前
記支持器による前記落下部材の支持の解除を制御する制
御器とを備え、前記地震感知器によって所定の揺れを感
知したときに、前記乗りかご位置検出装置により検出し
た乗りかごの位置から、前記ガバナシーブと前記乗りか
ごとの間の前記ガバナロープの長さと、前記乗りかごと
前記ガバナロープ張り車との間の前記ガバナロープの長
さとを比較し、長さが十分短い前記ガバナロープ側に位
置している前記支持器による前記落下部材の支持の解除
を禁止するように制御することを特徴とする。
【0025】これにより、異常検出を効率的に実施する
ことができる。
【0026】また、請求項7に記載の発明は、請求項5
に記載のガバナロープ異常検出装置において、昇降する
乗りかごの位置を検出する乗りかご位置検出装置と、前
記支持器による前記落下部材の支持の解除を制御する制
御器とを備え、前記地震感知器によって所定の揺れを感
知したときに、前記乗りかご位置検出装置により検出し
た乗りかごが最上階近傍に位置していたときは、前記ガ
バナシーブと前記乗りかごとの間に位置している前記支
持器による前記落下部材の支持の解除を禁止し、乗りか
ごが最下階近傍に位置していたときは、前記乗りかごと
前記ガバナロープ張り車との間に位置している前記支持
器による前記落下部材の支持の解除を禁止するように制
御することを特徴とするものである。
【0027】これによっても、異常検出を効率的に実施
することができる。
【0028】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
ないし請求項7に記載のガバナロープ異常検出装置にお
いて、前記検出器の動作信号を遠隔地へ伝送する伝送手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0029】これにより、遠隔地に設けた監視用の端末
装置によって、ガバナロープの異常検出の状況を監視す
ることができる。
【0030】さらに、請求項9に記載の発明は、請求項
2ないし請求項7に記載のガバナロープ異常検出装置に
おいて、前記検出器の動作信号に基づき、異常箇所を部
位別に表示する表示装置を設けたことを特徴とするもの
である。
【0031】これにより、異常箇所を適確に判断するこ
とができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガバナロープ
異常検出装置の実施の形態について、図1ないし図8を
参照して詳細に説明する。なお、これらの図において、
同一部分には同一符号を付して示してある。
【0033】図1および図2は、本発明に係るガバナロ
ープ異常検出装置を備えたエレベータ装置の概略を示し
た図である。
【0034】先ず、エレベータ装置の概略について説明
する。
【0035】図1に示すように、昇降路21の上部には
機械室22が形成されていて、そこに巻上機23が設置
されている。巻上機23には主ロープ24が巻装されて
いて、その一端に乗りかご25が止着され他端につり合
いおもり26が止着されて、両者がつるべ式に吊るされ
ている。昇降路21内には、ピットの底部27から昇降
路21に沿ってガイドレール28が立設されており、乗
りかご25はこのガイドレール28に案内されて昇降す
る。なお、つり合いおもり26を案内するためのガイド
レールも別に設けられているが図示は省略した。
【0036】また、機械室22にはガバナシーブ30を
有する調速機が設けられており、調速機のためのガバナ
ロープ張り車31が、ピット内に位置するようにガイド
レール28に取り付けられている。そして、ガバナシー
ブ30とガバナロープ張り車31との間にガバナロープ
32が無端状に張設されており、このガバナロープ32
の一部は、連結レバー33によって乗りかご25に連結
されている。また、ガバナロープ張り車31にはテンシ
ョンウエイト34が取り付けられていて、これらによっ
てガバナロープ32に適当な張力が付与されるようにな
っている。さらに、機械室22には、エレベータ装置の
運転を制御するための制御盤35や、地震などによる異
常振動を検出する異常振動検出器36が設けられてい
る。
【0037】そこで、制御盤35の制御のもとで巻上機
23が駆動されると、主ロープ24に止着されている乗
りかご25とつり合いおもり26とが、互いに逆方向に
昇降する。同時に、乗りかご25に止着されているガバ
ナロープ32も移動して、乗りかご25の昇降速度がガ
バナシーブ30を介して調速機へ伝達され、異常速度に
対応するように監視される。このようなエレベータ装置
に対して、本発明のガバナロープ異常検出装置が設けら
れる。
【0038】次に、本発明に係るガバナロープ異常検出
装置について説明する。
【0039】本発明に係るガバナロープ異常検出装置
は、上方部から自然落下するように設けた落下部材40
と、この落下する落下部材40を受け止めるように下方
部に設けた検出器60とから構成されるものであり、そ
れぞれガバナロープ32に係合されるものである。従っ
て、ガバナロープ32が絡んだり引っ掛かっていない図
1に示した状態であれば、落下部材40は検出器60で
受け止められる。しかし、図2に示したように、ガバナ
ロープ32aが昇降路内の機器37などに、絡んだり引
っ掛かっていると、落下部材40aはその位置で止ま
り、検出器60aには到達しない。これらのことから、
ガバナロープの異常の有無を検出している。
【0040】なお、ガバナロープ32は、ガバナシーブ
30とガバナロープ張り車31との間に無端状に張設さ
れているものであるが、ガバナロープ32を、図1、図
2に示すように、乗りかご25に連結されていないガバ
ナシーブ30からガバナロープ張り車31までのフリー
側ガバナロープ32aと、ガバナシーブ30から乗りか
ご25の連結レバー33までのキヤッチ側上部ガバナロ
ープ32bと、乗りかご25の連結レバー33からガバ
ナロープ張り車31までのキヤッチ側下部ガバナロープ
32cとに区分して、それぞれの位置でのガバナロープ
の異常を検出するものとして説明する。
【0041】従って、フリー側ガバナロープ32aの上
方部に落下部材40aが配置され、検出器60aは下方
部のガバナロープ張り車31の固定部に取り付けられ
る。同様に、キヤッチ側上部ガバナロープ32bの上方
部に落下部材40bが配置され、検出器60bは下方部
の乗りかご25あるいは連結レバー33に取り付け固定
される。さらに、キヤッチ側下部ガバナロープ32cの
上方部に落下部材40cが配置され、下方部の検出器6
0cは検出器60aと同様に、ガバナロープ張り車31
に取り付け固定される。これら落下部材40a、40
b、40cと検出器60a、60b、60cは、それぞ
れ同じように構成されたので、落下部材40の詳細を図
3および図4により、また検出器60の詳細を図5によ
り説明する。
【0042】図3は、落下部材40とその支持器50を
示したもので、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。また、図4は、支持器50による落下部材40の支
持を解除した状態を示したものである。
【0043】落下部材40は、輪状部41と、この輪状
部41の内側に間隔を置いて横設された一対のローラ4
2、および輪状部41の中心を通る線上に位置するよう
に設けた一対の鍔部43とから形成されており、さらに
輪状部41には、横設された一対のローラ42間の隙間
44に通ずる位置に、ガバナロープ32を挿通させるた
めの挿通部45が形成されている。この挿通部45は、
落下部材40をガバナロープ32に係合させたり、検出
器60で受け止められた落下部材40をガバナロープ3
2から容易に取り外すためのもので、ガバナロープ32
との着脱を行う時には解放され、装着後はロックされ
る。なお、ローラ42は輪状部41に軸46によって回
転自在に保持され、表面は糸巻き状にくびれている。
【0044】この落下部材40は、支持器50に支持さ
れている。すなわち、支持器50は、落下部材40の輪
状部41に形成された一対の鍔部43を各別に支持する
爪部51を有している。爪部51は、中間部が軸52に
よって傾動自在に支持され、他端部にはばね53が設け
られていて、通常時は鍔部43を爪部51で係止するこ
とにより、落下部材40を支持器50にロックしてい
る。さらに、ばね53を設けた反対側の面に磁性体から
成る吸着板54が取り付けられており、この吸着板54
に対して所定の間隙をおいて対向するように、ソレノイ
ドのような誘導性負荷55が適宜の手段で固定されて設
けられている。
【0045】落下部材40と支持器50とはこのように
構成されており、地震などが発生したときに、エレベー
タ装置の運転の安全性を確保するために、ガバナロープ
32に異常がないかどうかをチェックする。そのため
に、例えば、異常振動検出器36によって地震などの異
常振動を検出したときに、その検出信号により自動的
に、支持器50の誘導性負荷55に通電される。
【0046】よって、図4に示されているように、誘導
性負荷55が励磁されるため、吸着板54は誘導性負荷
55に吸引され、爪部51が軸52を中心として外側へ
傾動し、爪部51と落下部材40の鍔部43との係止状
態を解除する。すなわち、落下部材40の支持器50に
よるロックが解除される。従って、落下部材40はガバ
ナロープ32に沿って矢印47方向へ自重により自由落
下することになる。このとき、ローラ42が回転自在に
保持されているので、ガバナロープ32に接触してもそ
の抵抗を軽減することができる。
【0047】なお、誘導性負荷55への通電が止まると
消磁されるため、吸着板54はばね53に引かれて、図
3(b)に示す元の位置へ復帰する。
【0048】次に、上記のように自由落下する落下部材
40を受け止める検出器60について説明する。図5
は、検出器60を示したもので、(a)は平面図であり
(b)は縦断面図である。
【0049】検出器60は、中心部61が中空となった
円盤状を成し、その上半分はくり抜かれて段状部62が
形成され、その段状部62は周辺から内側へ向けて傾斜
している。これは、落下して来る落下部材40を受け止
め易くするために、落下部材40の形状に合わせたため
である。そして、段状部62の底63には対称となる位
置にスイッチ64が設けられている。なお、検出器60
はその中心部61にガバナロープ32を挿通させて適宜
の手段で固定されるものであり、図示していないが、落
下部材40と同様にガバナロープ32を挿通させるため
の挿通部が形成されている。
【0050】このように形成された検出器60は、落下
してきた落下部材40を受け止めるとともに、そのとき
に、落下部材40によって押されるスイッチ64からの
信号によって、落下部材40を受け止めたことを検出す
るものである。逆に、落下部材40を落下させたにも拘
らず、検出器60に落下部材40が受け止められず、ス
イッチ64から信号が生じないときは、落下部材40が
途中で止まっていることを意味し、このときはガバナロ
ープ32が異常であることを警報するものである。その
ため、スイッチ64からの信号は、例えば図6に示す表
示装置71に供給される。
【0051】図6は、表示装置71の一例を示した斜視
図である。
【0052】この表示装置71には、4つの表示灯7
2、72a、72b、72cが備えられている。すなわ
ち、第1の表示灯72は、ガバナロープ異常検出装置を
動作させたときに、ガバナロープ32が絡んだり、引っ
掛かっていないこと、すなわち3つの検出器60aない
し60cが共に動作した場合に点灯する正常表示灯であ
る。そして、第2の表示灯72aは、フリー側ガバナロ
ープ32aに設けた検出器60aが動作しなかった場合
に点灯するフリー側ガバナロープ異常表示灯であり、第
3の表示灯72bは、キヤツチ側上部ガバナロープ32
bに設けた検出器60bが動作しなかった場合に点灯す
るキヤッチ側上部ガバナロープ異常表示灯であり、第4
の表示灯72cは、同様にキャッチ側下部ガバナロープ
32cに設けた検出器60cが動作しなかった場合に点
灯するキャッチ側下部ガバナロープ異常表示灯である。
【0053】次に、このような表示装置71の表示制御
を始めとして、上述のような落下部材40のロック解除
などを制御するための制御装置について説明する。
【0054】図7は、本発明に係るガバナロープ異常検
出装置が有する制御装置の一実施の形態を示した系統図
である。
【0055】この制御装置81には、異常振動検出器3
6、検出器40a、40b、40cからの信号が供給さ
れる。また、昇降中の乗りかご25の位置を示す位置信
号が制御盤35から信号ライン82を介して供給され
る。逆に、制御装置81からは、ガバナロープ32の異
常を検出するための操作時に、支持器50a、50b、
50cに対してロック解除の信号を送り出し、表示装置
71へ各表示灯を選択的に表示させるための信号を送り
出し、さらに、検出器40a、40b、40cの動作状
況を、図示しない遠隔地に設けた監視用の端末装置へ伝
送するために、伝送装置83へそれらの信号を送り出す
ものである。
【0056】この制御装置81は、地震などある大きさ
の揺れを感じた時に供給される異常振動検出器36から
の信号によって起動するものであり、このとき支持器5
0に対してロック解除の信号を送り出し、落下部材40
を落下させる。よって、検出器60によって落下部材4
0が受け止められれば、ガバナロープ32に異常がない
ことがわかり、表示装置71に正常の表示をさせ、受け
止められなければガバナロープ32に異常があるので、
その位置を表示装置71に表示させるように制御する。
【0057】そのため、制御装置81には判定部84を
有している。この判定部84は時計機能を有しており、
支持器50に対してロック解除の信号を送り出した後、
ガバナロープ32の長さと落下部材40の落下速度との
関係から演算される落下時間を考慮して設定したある設
定時間を経過しても検出器60のスイッチ64から検出
信号が得られないときに、ガバナロープ32が異常だと
判定する。そして、ガバナロープ32をフリー側ガバナ
ロープ32aと、キヤッチ側上部ガバナロープ32b
と、キヤッチ側下部ガバナロープ32cとに区分して、
それぞれに検出器60a、60b、60cが設けられて
いるので、どの部位のガバナロープ32a、32b、3
2cが異常なのかも判定できる。
【0058】従って、判定部84にて異常と判定した部
位に対応して、異常信号が表示装置71へ送られ、表示
灯72a、72b、72cの内該当するものを点灯させ
て異常部位を表示する。なお、同様の信号を伝送装置8
3へも供給する。また、どの部位のガバナロープ32
a、32b、32cにも異常がなければ、所定時間内に
全ての検出器60a、60b、60cから検出信号が供
給されるので、そのアンド(AND)が成立する。よっ
て、判定部84からこのアンド信号を表示装置71へ送
り、表示灯72を点灯させて正常であることを表示す
る。
【0059】また、制御装置81には比較部85が設け
られている。この比較部85では、異常振動検出器36
から供給される信号をトリガとして、制御盤35から供
給されるそのときの昇降中の乗りかご25の位置を示す
位置信号と、予め設定されているかご位置情報とを比較
する。そして、乗りかご25の位置に応じて、異常を検
出すべきガバナロープ32の部位を選択する。すなわ
ち、乗りかご25が最上階の近くにあるときは、キヤツ
チ側上部ガバナロープ32bの長さは短く、同様に、乗
りかご25が最下階の近くにあるときは、キャッチ側下
部ガバナロープ32cの長さが短いので、大きな揺れが
あったとしてもこれらの部位では、ガバナロープ32の
振れが明らかに小さいと判断され、絡みや引っ掛かりが
生ずるおそれはない。
【0060】そこで、比較部85にて乗りかご25の位
置が予め設定されている上部位置より上か、或いは下部
位置より下かを比較する。或いは、乗りかご25の位置
から、ガバナシーブ30と乗りかご25との間のガバナ
ロープ32bの長さ、および、乗りかご25とガバナロ
ープ張り車31との間のガバナロープ32cの長さと
を、予め設定されている長さと比較する。
【0061】そして、乗りかご25が上部位置より上に
あれば、または、ガバナロープ32bの長さが予め設定
されている長さより短ければ、キヤツチ側上部ガバナロ
ープ32bの異常検出は不要として、支持器50bへの
ロック解除信号は供給せず、支持器50a、50cへの
みロック解除信号を供給する。同様に、乗りかご25が
下部位置より下にあれば、または、ガバナロープ32c
の長さが予め設定されている長さより短ければ、キヤツ
チ側下部ガバナロープ32cの異常検出は不要として、
支持器50cへのロック解除信号は供給せず、支持器5
0a、50bへのみロック解除信号を供給する。そし
て、比較部85での比較結果がどちらにも該当しなけれ
ば、全ての支持器50a、50b、50cにロック解除
信号を供給し、全てのガバナロープ32a、32b、3
2cに対して異常の有無を確認するための検出操作を実
行する。
【0062】なお、図7において、符号86を付したも
のは制御装置81を動作させるための電源部であり、こ
こに電源ライン87を介して外部から電源が供給され
る。
【0063】本発明は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、他の形態での実施も可能である。図5に
は、スイッチ64を対称方向に2個配置させた検出器6
0を示したが、検出器60が落下部材40を受け止めた
ことを確実に検出するために、例えば図8に示すよう
に、検出器60の周りに等分になるように、スイッチ6
4を4個またはそれ以上配置させて、検出精度の向上を
図るようにしてもよい。また、落下部材40や検出器6
0の形状は、円盤形状に限る必要はなく、落下部材は昇
降路内の機器に干渉せずにガバナロープに沿って落下
し、検出器は、ガバナロープに沿って落下する落下部材
を確実に受け止めることのできる構造のものであればよ
い。
【0064】また、本発明を、機械室22に巻上機23
や調速機のガバナシーブ30および制御盤35などを設
置したエレベータ装置について説明したが、本発明に係
るガバナロープの異常検出装置は、機械室レスのエレベ
ータ装置にも適用できることは言うまでもない。
【0065】さらに、本発明のガバナロープの異常検出
装置は、ガバナロープの絡まり、引っ掛かりの異常だけ
ではなく、経年変化に伴うガバナロープ32の伸び量を
計測することができる。すなわち、フリー側ガバナロー
プ32aに沿って落下する落下部材40aの、落下開始
から検出器60aに到達するまでの時間を計測すること
により、ガバナロープ32の伸び量を検出できる。よっ
て、地震の発生とは無関係に、落下部材40aを落下さ
せて、経年変化に伴うガバナロープ32の伸び量を計測
し、伸び過ぎであれば、ガバナロープ32を切り詰める
処置を講ずるようにすればよい。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載の発明によれば、落下部材が検出器で受け止められ
るか否かによって、作業員がピットに入ることなくガバ
ナロープの異常を容易に検出できる。従って、作業員の
負担が極めて軽減され、安全性も向上される。
【0067】また、請求項2に記載の発明によれば、部
位別にガバナロープの異常を検出することができるの
で、異常を生じたときの素早い対応が可能となる。
【0068】また、請求項3に記載の発明によれば、落
下部材に回転自在に保持されているローラにより、落下
時にガバナロープに接触してもその抵抗を軽減すること
ができ、落下部材やガバナロープの劣化を軽減し信頼性
を向上できる。
【0069】また、請求項4に記載の発明によれば、落
下部材のガバナロープとの着脱が容易となり、作業性の
向上が図られる。
【0070】また、請求項5に記載の発明によれば、地
震を感知した際に自動的にガバナロープの異常検出を実
施することができ、エレベータ装置の運転の安全性を確
保することができる。
【0071】また、請求項6および請求項7に記載の発
明によれば、ガバナロープの異常検出を効率的に実施す
ることができる。
【0072】また、請求項8に記載の発明によれば、遠
隔地に設けた監視用の端末装置によって、ガバナロープ
の異常検出の状況を監視することができる。
【0073】さらに、請求項9に記載の発明によれば、
ガバナロープの異常箇所を適確に判断することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガバナロープ異常検出装置を備え
たエレベータ装置の概略を示した図である。
【図2】図1に示したエレベータ装置において、ガバナ
ロープが昇降路内の機器に引っ掛かった状態を示した説
明図である。
【図3】本発明で使用される落下部材とその支持器の一
実施の形態を示した平面図および縦断面図である。
【図4】図3に示した支持器の動作状態を示した説明図
である。
【図5】本発明で使用される検出器の一実施の形態を示
した平面図および縦断面図である。
【図6】本発明で使用される表示装置の一実施の形態を
示した斜視図である。
【図7】本発明で使用される制御装置の一実施の形態を
示した系統図である。
【図8】検出器の他の実施の形態を示した平面図および
縦断面図である。
【図9】従来のガバナロープ異常検出装置の説明図であ
る。
【図10】従来の他のガバナロープ異常検出装置の説明
図である。
【符号の説明】 21 昇降路 25 乗りかご 26 つり合いおもり 30 ガバナシーブ 31 ガバナロープ張り車 32a、32b、32c ガバナロープ 40a、40b、40c 落下部材 60a、60b、60c 検出器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごが昇降する昇降路の上部に配置
    されたガバナシーブと、 前記昇降路の下部に配置されたガバナロープ張り車と、 このガバナロープ張り車と前記ガバナシーブとの間に無
    端状に張設され、一部が前記乗りかごに連結されている
    ガバナロープと、 このガバナロープに係合され、上方部から自然落下する
    ように設けられた落下部材と、 この落下する落下部材を受け止めるように、前記ガバナ
    ロープに沿って下方部に設けられた検出器とを具備する
    ことを特徴とするガバナロープ異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記落下部材と前記検出器は、無端状に
    張設されている前記ガバナロープのうち、前記ガバナシ
    ーブと前記乗りかごとの間、前記乗りかごと前記ガバナ
    ロープ張り車との間および前記乗りかごを連結していな
    い前記ガバナシーブと前記ガバナロープ張り車との間に
    それぞれ位置するように、対をなして設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のガバナロープ異常検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記落下部材は、輪状部とこの輪状部の
    内側に間隔を置いて横設された一対のローラとから形成
    され、このローラの間に前記ガバナロープが挿通される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガバ
    ナロープ異常検出装置。
  4. 【請求項4】 前記落下部材の輪状部には、前記横設さ
    れた一対のローラ間の隙間に通ずる位置に、前記ガバナ
    ロープを挿通させる挿通部を有することを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載のガ
    バナロープ異常検出装置。
  5. 【請求項5】 前記落下部材を支持する支持器と、地震
    を感知する地震感知器とを備え、前記地震感知器によっ
    て所定の揺れを感知したときに、前記支持器による前記
    落下部材の支持を解除するようにしたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の
    ガバナロープ異常検出装置。
  6. 【請求項6】 昇降する乗りかごの位置を検出する乗り
    かご位置検出装置と、前記支持器による前記落下部材の
    支持の解除を制御する制御器とを備え、前記地震感知器
    によって所定の揺れを感知したときに、前記乗りかご位
    置検出装置により検出した乗りかごの位置から、前記ガ
    バナシーブと前記乗りかごとの間の前記ガバナロープの
    長さと、前記乗りかごと前記ガバナロープ張り車との間
    の前記ガバナロープの長さとを比較し、長さが十分短い
    前記ガバナロープ側に位置している前記支持器による前
    記落下部材の支持の解除を禁止するように制御すること
    を特徴とする請求項5に記載のガバナロープ異常検出装
    置。
  7. 【請求項7】 昇降する乗りかごの位置を検出する乗り
    かご位置検出装置と、前記支持器による前記落下部材の
    支持の解除を制御する制御器とを備え、前記地震感知器
    によって所定の揺れを感知したときに、前記乗りかご位
    置検出装置により検出した乗りかごが最上階近傍に位置
    していたときは、前記ガバナシーブと前記乗りかごとの
    間に位置している前記支持器による前記落下部材の支持
    の解除を禁止し、乗りかごが最下階近傍に位置していた
    ときは、前記乗りかごと前記ガバナロープ張り車との間
    に位置している前記支持器による前記落下部材の支持の
    解除を禁止するように制御することを特徴とする請求項
    5に記載のガバナロープ異常検出装置。
  8. 【請求項8】 前記検出器の動作信号を遠隔地へ伝送す
    る伝送手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請
    求項7のうちのいずれか1項に記載のガバナロープ異常
    検出装置。
  9. 【請求項9】 前記検出器の動作信号に基づき、異常箇
    所を部位別に表示する表示装置を設けたことを特徴とす
    る請求項2ないし請求項7のうちのいずれか1項に記載
    のガバナロープ異常検出装置。
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