JP2001270373A - 車両のカップホルダー構造 - Google Patents

車両のカップホルダー構造

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JP2001270373A JP2000088096A JP2000088096A JP2001270373A JP 2001270373 A JP2001270373 A JP 2001270373A JP 2000088096 A JP2000088096 A JP 2000088096A JP 2000088096 A JP2000088096 A JP 2000088096A JP 2001270373 A JP2001270373 A JP 2001270373A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のカップホルダー構造において、他の部
材との干渉を回避しつつ操作性を向上させ、さらには見
映えの向上も図る。 【解決手段】 凹部20を形成する箱部材21の開口2
1aを閉塞するリッド22を備える。リッド22を軸部
材23を用いて開口21aから凹部内方に回転自在に取
り付け、ねじりコイルバネ24によって開口21a側に
付勢する。カップ31,32の挿入に伴いリッド22が
凹部内方に回動し、カップ31,32の径に拘わらず、
リッド22がその側部に自動的に当接してカップ31,
32を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップを保持する
ために用いられる車両のカップホルダー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のカップホルダー構造
として、カップが挿入される凹部の開口を閉塞するリッ
ドを備えたものが知られている(例えば、実開平6−8
3467号公報参照)。このものでは、リッドが開口に
対して外側に開くように構成されている。また、上記従
来のカップホルダー構造では、凹部内に起倒自在の保持
ワイヤーが設けられており、径の小さいカップを保持す
る場合には上記保持ワイヤーを倒してカップに当接させ
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
車両のカップホルダー構造においては、カップを凹部に
挿入する際には、先ずリッドを開いて開口を開放させな
ければならず煩雑である一方、上記開口を開放させたま
まにしておくと、見映えが悪くなってしまうという不都
合がある。
【0004】また、上記凹部をセンターコンソールに設
けた場合には、リッドを開口に対して外側に開くので
は、カップホルダーに近接して配設されたシフトレバー
やパーキングブレーキと上記リッドとが互いに干渉して
しまうおそれがある。
【0005】さらに、上記従来のカップホルダー構造に
おいては、径の小さいカップを保持する場合には保持ワ
イヤーを倒さなければならず、径の大小に応じた操作が
必要となり煩雑であるという不都合もある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、車両のカップ
ホルダー構造において、他の部材との干渉を回避しつつ
操作性を向上させ、さらには見映えも向上させることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、凹部の開口を閉塞するリッドを凹部内方
に回動させるようにした。
【0008】具体的に、請求項1記載の発明は、車両の
内装部材に上向きに開口するよう設けられた凹部を備
え、該凹部に挿入されたカップを保持する車両のカップ
ホルダー構造を対象とし、一側端部が上記凹部の開口縁
部に枢着され、該凹部の開口に位置して該開口を閉塞す
る状態と上記開口位置から上記凹部内方に位置する状態
との間を相互に回動可能に設けられたリッドを備えたも
のとする。そして、上記リッドを、上記凹部の開口位置
側に付勢して、上記カップの非挿入時には上記開口を閉
塞する一方、上記カップの挿入時には該挿入に伴い上記
凹部内方に回動して該カップの凹部への挿入を許容する
ように構成することを特定事項とするものである。
【0009】請求項1記載の発明によると、通常は、開
口縁部に対して枢着されたリッドが開口位置側に付勢さ
れているため、該開口を自動的に閉塞した状態にする。
これにより、見映えの向上が図られる。
【0010】一方、カップを凹部に挿入する際には、リ
ッドを凹部内方に押すように該カップを挿入すれば、該
カップの挿入に伴いリッドが凹部内方に回動して該カッ
プの挿入が許容される。このため、カップを挿入する前
にわざわざリッドを開くといった煩雑な手順を省略する
ことができ、カップホルダーの操作性が向上する。
【0011】また、上記リッドは凹部内方に回動するた
め、該凹部に近接して配設された他の部材との干渉が回
避される。
【0012】上記リッドは、例えば請求項2記載の如
く、凹部に挿入されたカップの側部に当接して該カップ
を凹部の側壁面に押圧するように構成してもよい。ここ
で、「側壁面」は、リッドの枢着部に対して反対側の側
壁面であって、該反対側の開口縁部も含むものとする。
【0013】すなわち、上記開口から凹部内方に回動す
るリッドが開口位置側に付勢されているため、カップを
凹部内に挿入すれば、上記リッドが該カップの側部に自
動的に当接しかつ該カップを凹部の側壁面に自動的に押
圧する。このため、上記カップはリッドと凹部の側壁面
との間で自動的に狭持される。また、上記リッドは、カ
ップの径の大小に拘わらず、常に自動的に上記カップの
側部に当接して該カップを押圧する。このため、カップ
を保持するための保持部材等を該カップの径の大小に応
じて操作する必要がなく、操作性のより一層の向上が図
られる。
【0014】このようにリッドをカップの側部に当接さ
せる構造の場合は、例えば請求項3記載の如く、リッド
におけるカップの側部に当接する部位に、該カップの側
部形状に応じた形状の凹みを形成してもよい。
【0015】この場合、カップの側部形状に応じた形状
の凹みとカップの側部とが互いに当接することにより、
リッドとカップとは互いに複数箇所で当接する。このた
め、上記カップがより確実かつ安定して保持される。
【0016】また、請求項4記載の如く、一対のリッド
を凹部の開口を閉塞するように並んで配設し、上記各リ
ッドを、他のリッドに対して遠い側端部が上記凹部の開
口縁部に枢着さするうにしてもよい。
【0017】請求項4記載の発明によると、各リッド
が、他のリッドに対して遠い側端部が枢着されているた
め、一対のリッドは、相対した状態から互いに離れるよ
うに下向きに回動する。従って、カップを挿入する際に
は、リッドを凹部内方に押すように該カップを挿入すれ
ば、上記一対のリッドがそれぞれ下向きに回動して上記
カップの挿入が許容される。そして、上記凹部に挿入さ
れたカップが、上記一対のリッドによって挟持されるよ
うになる。
【0018】このように一対のリッドを備える場合に
は、例えば請求項5記載の如く、各リッドにおけるカッ
プの側部に当接する部位に、該カップの側部形状に応じ
た形状の凹みを形成して、一対のリッドが凹部の開口を
閉塞した状態では上記凹みが互いに連続するように構成
してもよい。
【0019】これにより、一対のリッドが開口を閉塞し
た状態では、該一対のリッドの連続した凹みを、例えば
トレイとして使用することができる。
【0020】また、カップを挿入した際には、上記一対
の凹みがカップの両側部にそれぞれ当接するようにな
り、確実かつ安定してカップが保持される。
【0021】また、請求項6記載の如く、凹部底壁にお
いて該凹部の開口を閉塞した状態における一対のリッド
が相対する位置に対応する位置に、上記凹部内の空間を
互いに区画する隔壁を形成すれば、該隔壁を挟んだ両側
の位置にそれぞれカップを挿入することが可能になり、
一対のカップを保持することが可能なカップホルダーが
構成される。
【0022】そして、この場合、上記隔壁を挟んだ両側
のそれぞれに挿入されたカップの側部には、該カップの
位置する側に対応するリッドが当接しかつ上記カップを
それぞれ枢着部とは反対側の凹部の側壁面に押圧する。
このため、上記カップはリッドと隔壁とで狭持される。
また、カップの径の大小に拘わらず、上記リッドがカッ
プの側部に当接して該カップが保持される。
【0023】このように隔壁を設けた場合には、例えば
請求項7記載の如く、該隔壁の上端部に、該隔壁を挟ん
だ両側の空間を互いに連通させる切欠きを形成してもよ
い。
【0024】これにより、例えば取っ手を有するカップ
のようにその側部から外方に突出するものがあっても、
上記取っ手を切欠き内に位置づけるようにすれば、上記
カップを凹部に挿入した状態とすることが可能になる。
従って、様々な形状のカップを保持することが可能とな
り、カップホルダーの使い勝手が向上する。
【0025】このような凹部は、請求項8記載の如く、
センターコンソールに設け、該凹部に近接してパーキン
グブレーキ及びシフトレバーを配設してもよい。
【0026】このように凹部に近接してパーキングブレ
ーキ及びシフトレバーが配設されても、上記凹部のリッ
ドが凹部内方に回動するため、該リッドとパーキングブ
レーキ及びシフトレバーとの干渉が回避される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における車
両のカップホルダー構造によれば、リッドが凹部内方に
回動することによって他の部材との干渉を回避すること
ができる。
【0028】また、リッドが開口を閉塞した状態で単に
カップを凹部内に挿入するようにすれば、上記カップの
挿入が許容されると共に自動的に該カップが保持され
る。しかも、径の異なるカップであっても常に確実に保
持されるため、より操作性を向上させることができる。
さらに、上記凹部内に様々な形状のカップを挿入するこ
とができるため、使い勝手の向上を図ることができる。
【0029】加えて、非使用時にはリッドが自動的に開
口を閉塞するため、見映えの向上を図ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0031】図1は、本発明の実施形態に係るカップホ
ルダーを設けたセンターコンソール1を示し、2はカッ
プホルダー、11はパーキングブレーキ、12はシフト
レバーである。
【0032】上記カップホルダー2は、同図の二点鎖線
で示すようにカップ31を保持するものであって、図2
に示すように、カップ31,32が挿入される凹部20
を形成する箱部材21、該箱部材21の開口21aを閉
塞する一対のリッド22,22、該一対のリッド22,
22を回転自在に取り付けるための一対の軸部材23,
23、上記各リッド22を開口21aを閉塞した状態に
付勢する一対のねじりコイルばね24,24、上記箱部
材21の上側を覆うように配設されるセンターコンソー
ル1の表皮材13とによって構成されている。
【0033】尚、図1において、紙面左手奥から紙面右
手手前に向かう方向を前後方向とし、紙面左手奥側を前
側、紙面右手手前側を後側とする。また、紙面左手手前
から紙面右手奥に向かう方向を車幅方向とし、紙面左手
手前側を左側、紙面右手奥側を右側とする。
【0034】上記箱部材21は、図2〜図4に示すよう
に、略直方体に形成されていて、その開口21aは略矩
形に形成されている。これによりセンターコンソール1
に上向きに開口するような凹部20が設けられることに
なる。
【0035】上記箱部材21の底壁には、平面視で略円
形状の一対の窪み21b,21bが前後方向に並んで形
成されていて、該各窪み21bにはカップ31,32が
位置するようになっている(図3参照)。
【0036】上記箱部材21の前後方向中央には、凹部
20内を前後に区画する隔壁21cが形成されていて、
この隔壁21cの車幅方向中央には隔壁21cを挟んだ
両側の空間を互いに連通させる切欠き21dが形成され
ている。これにより、上記隔壁21cは,車幅方向に互
いに離れて設けられた一対の隔壁21c,21cが形成
されたようになっている。尚、上記切欠き21dは、隔
壁21cの上端から箱部材21の底壁まで切り欠いたも
のでなくても、上記隔壁21cの上端から該隔壁21c
の上下方向の途中位置まで切り欠いたものとしてもよ
い。
【0037】そして、上記各隔壁21cは、平面視で車
幅方向の側壁に沿って前後方向に延びるように設けられ
ていて、上記窪み21b,21bの円弧に沿う形状に形
成されていると共に、上記リッド22,22の回動に干
渉しないように側面視で軸部材23,23の配設位置付
近を中心とした円弧形状に形成されている。
【0038】上記箱部材21の車幅方向の各側壁には上
記軸部材23,23を支持する軸支持部21e,21e
が前側及び後側のそれぞれの位置に形成されていて、こ
の各軸支持部21eは、半円状に形成されている(図2
参照)。
【0039】上記箱部材21の前後方向の各側壁には、
ねじりコイルばね24,24,…の端部が係合する係合
部21f,21fが右側及び左側のそれぞれの位置に形
成されている。
【0040】上記一対のリッド22,22は同一形状に
形成されていて、上記箱部材21の開口21aに対して
前後方向に隣接して配設されて該開口21aを閉塞する
ようになっている。
【0041】上記各リッド22は、車幅方向の両側端部
から車幅方向外方に突出するように設けられた係止片2
2a,22aを有していて、該各係止片22aは上記リ
ッド22の上面よりも下側で前後方向に延びるように形
成されている。
【0042】上記各リッド22の前後方向一側部であっ
て、車幅方向の両側には軸部材23を受ける一対の軸受
け片22bが下方に突出するように形成されている。こ
の各軸受け片22bには、車幅方向に貫通して軸部材2
3が内挿される貫通孔22cが形成されている(図5参
照)。
【0043】上記リッド22の前後方向一側部の下面に
は、ねじりコイルばね24の端部と係合する一対の係合
部22d,22dが形成されていて、該一対の係合部2
4,24は車幅方向に互いに離された位置に設けられて
いる。
【0044】上記各リッド22の上面の車幅方向中央に
は、カップ31,32の側部形状に応じた形状となるよ
うに略円弧状に凹んだ凹み22eが形成されている。こ
の凹み22eは、上記各リッド22における軸受け片2
2bが形成された側とは逆側の端部から上記軸受け片2
2b側に向かって次第に浅くなるようになっていて平面
視で略三角形となるように形成されている。尚、上記凹
み22eが形成された部位は、後述するように箱部材2
1に挿入されたカップ31,32の側部に当接する部位
になっている。
【0045】上記一対のリッド22,22は前後方向の
向きを互いに逆向きにした状態で該前後方向に隣接して
配設されるため、上記各リッド22の軸受け片22b,
22bは他のリッド22に対して遠い側の端部に位置す
る一方、上記リッド22,22の凹み22e,22eは
互いに連続するようになっている。
【0046】上記センターコンソール1の表皮材13に
は、上記箱部材21の開口21aと略同一形状に形成さ
れたカップホルダー用窓13aが形成されていて、その
近傍にはパーキングブレーキ11が内挿されるパーキン
グブレーキ用窓13bが形成されている。
【0047】上記表皮材13には、軸部材23,23を
支持する軸支持部13c,13c,…が形成されてい
て、上記軸支持部13c,13c,…は、上記カップホ
ルダー用窓13aの前側及び後側位置であって車幅方向
両側の周縁付近に上記表皮材13の下面から下方に突出
するように形成されている。この各軸支持部13cは半
円状に形成されており、上記表皮材13を箱部材21の
上側に位置づけたときに、該表皮材13の軸支持部13
cと上記箱部材21の軸支持部21eとが軸部材23を
上下に挟み込んで該軸部材23を支持するようになって
いる。
【0048】上記各軸部材23は各リッド22の軸受け
片22b,22bにそれぞれ内挿されかつその車幅方向
両端が箱部材21及び表皮材13の軸支持部21e,1
3cにそれぞれ支持されている。これにより、上記各リ
ッド22が上記開口21aから凹部20内側の方向に回
動可能になっている(図5の矢印参照)。
【0049】そして、上記各軸部材23には、一対のね
じりコイルばね24,24が外挿されていて、この各ね
じりコイルばね24の一対の端部は、上記リッド22の
係合部22d及び箱部材21の係合部21fにそれぞれ
係合されている(図5参照)。このねじりコイルばね2
4のばね力によって上記リッド22が開口21a位置側
に付勢されるようになっていて、このリッド22が開口
21aを閉塞する位置に位置したときには、上記リッド
22の係止片22aが表皮材13のカップホルダー用窓
13aの周縁部と係合することによって、上記リッド2
2が開口21aよりも上側に回動しないようになってい
る。
【0050】つぎに、上記実施形態の作用・効果を説明
する。
【0051】カップ31,32の非挿入時には、ねじり
コイルばね24によってリッド22,22が開口21a
側に付勢されるため、上記開口21aが一対のリッド2
2,22によって閉塞された状態になる。これにより、
見映えを向上させることができる。
【0052】一方、カップ31,32を凹部20に挿入
する際には、リッド22を凹部20内方に押すように該
カップ31,32を挿入すれば、該カップ31,32の
挿入に伴いリッド22が凹部20内方に回動して上記カ
ップ31,32の挿入が許容される(図3参照)。この
ため、わざわざリッドを開いてからカップを挿入すると
いった煩雑な手順を省略することができ、カップホルダ
ー2の操作性を向上させることができる。
【0053】また、上記各リッド22が凹部20の内方
に回動するため、カップホルダー2に近接して配設され
るパーキングブレーキ11及びシフトレバー12と上記
各リッド22との干渉を回避することができる。
【0054】そして、凹部20に挿入されたカップ3
1,32は、上記各リッド22がねじりコイルばね24
によって開口21a側に付勢されているため、該カップ
31,32の側部に自動的に当接して、上記カップ3
1,32を箱部材21の前後方向中央側に押圧するよう
になる。このため、上記リッド22と隔壁21cとで上
記カップ31,32を自動的に狭持した状態となる。従
って、保持部材等を動かしてカップ31,32を保持す
る必要がなく、操作性のより一層の向上を図ることがで
きる。
【0055】さらに、図3に示すように、上記リッド2
2は、大径のカップ31や小径のカップ32を挿入して
も、常に自動的に上記カップ31,32の側部に当接し
て該カップ31,32を押圧した状態になる(同図の実
線参照)。このため、カップの径の大小に応じて保持部
材を動かさなくても上記カップ31,32を保持するこ
とができ、操作性を大幅に向上させることができる。
【0056】また、上記リッド22の凹み22eが、カ
ップ31,32の側部に当接することになるため、上記
リッド22とカップ31,32とが複数箇所で互いに当
接するようになり、上記カップ31,32をより確実か
つ安定して保持することができる。
【0057】さらに、上記凹み22eは、一対のリッド
22,22が開口21aを閉塞した状態では互いに連続
して一つの凹みを形成する(図1及び図4参照)。この
ため、該凹みを例えばトレイとして使用することもでき
る。
【0058】加えて、上記隔壁21cには切欠き21d
が形成されているため、図3及び図43の一点鎖線で示
すように、例えば取っ手32aを上記切欠き21d内に
位置づければ、上記取っ手32aを有するカップを箱部
材21内に位置させることができる。従って、様々な形
状のカップを保持することができ、カップホルダーの使
い勝手が向上する。
【0059】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
一対のカップ31,32が挿入可能となるように箱部材
21に隔壁31を設けているが、これに限らず、例えば
一つのカップのみが挿入可能な大きさの凹部の開口に該
凹部内方に回動するリッドを設けるようにしてもよい。
【0060】この場合、一つのカップのみが挿入可能な
大きさの箱部材の開口を一つのリッドで閉塞するように
してもよい。また、一つのカップのみが挿入可能な大き
さの箱部材の開口を一対のリッドで閉塞するようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカップホルダーが設けられたセン
ターコンソールを示す斜視図である。
【図2】カップホルダーの分解斜視図である。
【図3】カップホルダーの縦断面図である。
【図4】カップホルダーの平面図である。
【図5】リッドの取付部分を拡大して示す拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
2 カップホルダー 11 パーキングブレーキ 12 シフトレバー 20 凹部 21 箱部材 22 リッド 23 軸部材 24 ねじりコイルバネ 31,32 カップ 21a 開口 21c 隔壁 21d 切欠き 22e 凹み 32a 取っ手

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の内装部材に上向きに開口するよう
    設けられた凹部を備え、該凹部に挿入されたカップを保
    持する車両のカップホルダー構造であって、 一側端部が上記凹部の開口縁部に枢着され、該凹部の開
    口に位置して該開口を閉塞する状態と上記開口位置から
    上記凹部内方に位置する状態との間を相互に回動可能に
    設けられたリッドを備え、 上記リッドは、上記凹部の開口位置側に付勢されてい
    て、上記カップの非挿入時には上記開口を閉塞する一
    方、上記カップの挿入時には該挿入に伴い上記凹部内方
    に回動して該カップの凹部への挿入を許容するように構
    成されていることを特徴とする車両のカップホルダー構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 リッドは、凹部に挿入されたカップの側部に当接して該
    カップを凹部の側壁面に押圧するように構成されている
    ことを特徴とする車両のカップホルダー構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 リッドにおけるカップの側部に当接する部位には、該カ
    ップの側部形状に応じた形状の凹みが形成されているこ
    とを特徴とする車両のカップホルダー構造。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 一対のリッドが凹部の開口を閉塞するように並んで配設
    され、 上記各リッドは、他のリッドに対して遠い側端部が上記
    凹部の開口縁部に枢着されていることを特徴とする車両
    のカップホルダー構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 各リッドにおけるカップの側部に当接する部位には、該
    カップの側部形状に応じた形状の凹みが形成されてい
    て、一対のリッドが凹部の開口を閉塞した状態では上記
    凹みが互いに連続するように構成されていることを特徴
    とする車両のカップホルダー構造。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5において、 凹部底壁において該凹部の開口を閉塞した状態における
    一対のリッドが相対する位置に対応する位置には、上記
    凹部内の空間を互いに区画する隔壁が形成されているこ
    とを特徴とする車両のカップホルダー構造。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 隔壁の上端部には、該隔壁を挟んだ両側の空間を互いに
    連通させる切欠きが形成されていることを特徴とする車
    両のカップホルダー構造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかにおい
    て、 凹部はセンターコンソールに設けられており、該凹部に
    近接してパーキングブレーキ及びシフトレバーが配設さ
    れていることを特徴とする車両のカップホルダー構造。
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