JP2001322474A - 車両用収納体 - Google Patents

車両用収納体

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JP2001322474A JP2000145321A JP2000145321A JP2001322474A JP 2001322474 A JP2001322474 A JP 2001322474A JP 2000145321 A JP2000145321 A JP 2000145321A JP 2000145321 A JP2000145321 A JP 2000145321A JP 2001322474 A JP2001322474 A JP 2001322474A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納物を収納している時にも蓋体を閉めるこ
とができる車両用収納体の提供。 【解決手段】 上方に開口する開口部が設けられたリテ
ーナ10と、リテーナ10の開口部に回動可能に取り付
けられた蓋体20と、リテーナ10内でリテーナ10に
対して昇降可能とされたトレイ30と、トレイ30を上
方に付勢するバネ40と、蓋体20が閉位置と開位置と
の間にあるとき蓋体20と係合せず蓋体20が開位置よ
りさらに回動したとき蓋体20と係合して蓋体20の回
動と連動するリンク50と、リンク50に設けられてお
りトレイ30が下端位置にある時にトレイ30またはト
レイに連結された部材31aと係合しトレイ30を下端
位置に保持するロック60とを、有する車両用収納体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の内装部材に
配置される車両用収納体に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用収納体が、たとえば車両用カップ
ホルダである場合を例にとって説明する。図10に示す
ように、車両用カップホルダは、車両の内装部材に固定
して取り付けられるリテーナ1と、リテーナ1に回動可
能に取り付けられる蓋体2と、リテーナ1に着脱可能に
取り付けられるホルダ3とを、有する。リテーナ1にホ
ルダ3を取り付けた時、リテーナ1の上端1aとホルダ
3の上端3aの上下方向位置は同じかまたはほぼ同じ位
置にある。ホルダ3の、カップ収納部3bの深さは、カ
ップの出し入れを容易に行うことができるように、カッ
プの高さよりも小とされている。そのため、カップをホ
ルダ3に収納した時、カップの上端は、リテーナ1の上
端1aおよびホルダ3の上端3aより上方に位置する。
図示略のカップを収納する時には、蓋体2を開き、ホル
ダ3がリテーナ1に取り付けられた状態でホルダ3にカ
ップを収納する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用
収納体にはつぎの問題がある。ホルダ3のカップ収納部
3bの深さがカップの高さよりも小とされているので、
飲み終えたカップをホルダ3に収納している時、また
は、飲料が残っている状態でカップをホルダ3に収納し
ている時、カップが邪魔となり蓋体2を閉めることがで
きない。そのため、カップをホルダ3に収納している
時、常に、蓋体2が開いており、カップが車室内に突出
しており、見栄えが悪い。本発明の目的は、収納物を収
納している時にも蓋体を閉めることができる車両用収納
体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 上方に開口する開口部が設けられたリテーナ
と、前記リテーナの開口部に回動可能に取り付けられた
蓋体と、前記リテーナ内で前記リテーナに対して昇降可
能とされたトレイと、前記トレイを上方に付勢するバネ
と、前記蓋体が閉位置と開位置との間にあるとき前記蓋
体と係合せず、前記蓋体が開位置よりさらに回動したと
き前記蓋体と係合して前記蓋体の回動と連動するリンク
と、前記リンクに設けられており、前記トレイが下端位
置にある時に前記トレイまたは前記トレイに連結された
部材と係合し前記トレイを下端位置に保持するロック
と、を有する車両用収納体。 (2) 上方に開口する開口部が設けられたリテーナ
と、前記リテーナ内で前記リテーナに対して昇降可能と
されたトレイと、前記トレイを上方に付勢するバネと、
前記リテーナと前記トレイの一方に設けられたハートカ
ムおよび前記リテーナと前記トレイの他方に設けられた
係合ピンからなり、前記トレイが下端位置にある時に前
記ハートカムと前記係合ピンとが係合し前記トレイを下
端位置に保持するロックと、を有する車両用収納体。
【0005】上記(1)または(2)の車両用収納体で
は、トレイはリテーナ内でリテーナに対して昇降可能と
されており、バネにより上方に付勢されているので、リ
テーナ内でリテーナの開口部またはその近傍に位置する
トレイをバネの付勢力に抗して下方に押すことにより、
トレイをリテーナ内で下方に移動させることができる。
そのため、リテーナ内でリテーナの開口部またはその近
傍に位置するトレイに収納物を収納したときに、収納物
がリテーナの開口部から上方に向って突出する場合であ
っても、収納物を手で押してトレイと共に下方に移動さ
せリテーナ内に収納することができる。したがって、収
納物を収納している時でも、蓋体を閉めることができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例と第
2実施例の両実施例に適用可能な車両用収納体を示して
おり、図2〜図5は、本発明の第1実施例の車両用収納
体を示しており、図6〜図9は、本発明の第2実施例の
車両用収納体を示している。以下、本発明の車両用収納
体に収納される収納物がカップである場合を例にとって
説明する。ただし、本発明の車両用収納体に収納できる
収納物はカップに限定されず、たとえば携帯電話等であ
ってもよい。本発明の第1実施例と第2実施例に共通す
る部分または類似する部分には、本発明の第1実施例と
第2実施例で同じ符号を付してある。
【0007】本発明の第1実施例の構成および作用を説
明する。本発明の第1実施例の車両用収納体は、リテー
ナ10と、蓋体20と、トレイ30と、バネ40と、リ
ンク50と、ロック60とを、有する。本発明の第1実
施例では、本発明の車両用収納体が、自動車のコンソー
ルボックスに配置される場合を、例にとって説明する。
ただし、本発明の車両用収納体の配置場所はコンソール
ボックスに限るものではなく、たとえば、インスツルメ
ントパネル、アームレスト等であってもよい。
【0008】リテーナ10は、たとえば樹脂製である。
リテーナ10は、図1、図2に示すように、箱状となっ
ており、底壁11と、側壁12と、上方に向って開口す
る開口部13とを、有する。底壁11には、貫通穴11
aが形成されている。側壁12は、底壁11の外周端か
ら上方に向って延びている。側壁12の上下方向長さ
(高さ)は、市販の缶、カップ等の高さよりも大とされ
ている。側壁12の上端12dは、リテーナ10の周囲
の一般面と面一になっている。側壁12のうち車両左右
方向両端の側壁12a、12bには、蓋体20が回動可
能に取り付けられる蓋体用軸部14が設けられている。
側壁12のうち車両後方側の側壁12cには、リンク5
0が回動可能に取り付けられるリンク用軸部15が設け
られている。リンク用軸部15は、側壁12cの車両左
右方向中央部またはその近傍に設けられている。
【0009】蓋体20は板状体である。蓋体20は、、
たとえば樹脂製である。蓋体20は、リテーナ10の開
口部13を開閉する。蓋体20の車両左右方向両端また
はその近傍に、蓋体20の面内方向と直交する方向に延
びるアーム21が設けられている。アーム21は、蓋体
20と一体に形成されるか、または、蓋体20と別体に
形成されて蓋体20に固定されている。アーム21は、
蓋体20と反対側の端部またはその近傍で、蓋体用軸部
14に回動可能に支持されている。蓋体20は、蓋体用
軸部14位置を回動軸αとして、リテーナ10に対して
回動可能とされている。
【0010】トレイ30は、たとえば樹脂製である。ト
レイ30は、箱状となっており、底壁31と、側壁32
と、上方に向って開口する開口部33とを、有する。底
壁31には、底壁31から下方に向って延びる延び部3
1aが設けられている。延び部31aは、トレイ30と
一体に形成されるか、または、トレイ30と別体に形成
されてトレイ30に固定されている。延び部31aに
は、ロック60が係合可能とされた係合受け部31bが
形成されている。延び部31aは、リテーナ10の底壁
11の貫通穴11aを通って、リテーナ10内からリテ
ーナ10の下方に突出可能である。トレイ30は、リテ
ーナ10に対して、上端位置と下端位置との間で、リテ
ーナ10内を上下方向に昇降可能とされている。ここ
で、上端位置とは、トレイ30がリテーナ10内を上方
に移動し、トレイ30の一部がリテーナ10に設けられ
た図示略のストッパに当接し、トレイ30の側壁32の
上端32aがリテーナ10の側壁12の上端12dと同
じ上下方向位置にある時の位置をいう。また、下端位置
とは、トレイ30がリテーナ10内を下方に移動し、延
び部31aの係合受け部31bがロック60と係合する
位置をいう。トレイ30が下端位置にあるとき、トレイ
30の底壁31はリテーナ10の底壁11と当接するか
またはほぼ当接する位置にある。
【0011】バネ40は、トレイ30を下端位置から上
端位置側に付勢する。バネ40は、ボビン41と、ボビ
ン41につる巻状に巻かれた板状のスプリング42と、
からなる。ただし、バネ40は、板状のスプリングをボ
ビンに巻着したものに限定されず、捩じりバネ、コイル
スプリング、あるいはモーター等の電気的手段を用いた
ものでもよい。ボビン41は、リテーナ10の側壁12
に回動自在に取り付けられている。板状のスプリング4
2は、ボビン41に巻着されている。板状のスプリング
42の先端部42aは、トレイ30の底壁31に取り付
けられている。
【0012】リンク50は、回動部51と、スライド部
52と、からなる。回動部51は、上下方向に延びてい
る。回動部51は、リテーナ10の車両後方側の側壁1
2cより車両後方に位置する。回動部51は、リテーナ
10のリンク用軸部15に回動可能に取り付けられてい
る。回動部51は、リンク用軸部15位置を回動軸βと
している。回動部51の上端部は、蓋体20が閉位置と
開位置との間にあるとき蓋体20と係合せず、蓋体20
を閉位置から開位置に回動した後さらに蓋体20を回動
させたとき蓋体20と係合する。回動部51は、蓋体2
0と係合したとき、蓋体20の回動と連動する。回動部
51の下端は、リテーナ10の底壁11よりも下方まで
延びている。スライド部52は、車両前後方向に延びて
いる。スライド部52は、リテーナ10の底壁11より
下方に位置する。スライド部52の車両後方側の端部
は、回動部51の下端部と連結されている。スライド部
52は、回動部51と、互いに回動可能とされている。
【0013】ロック60は、トレイ30の延び部31a
の係合受け部31bと、トレイ30が下端位置に位置す
る時のみ係合可能とされている。ロック60は、リンク
50のスライド部52の車両前方側端部に設けられてい
る。ロック60は、スライド部52と一体または別体に
形成されている(本発明図示例では一体に形成されてい
る場合を示している)。ロック60には、車両前方側端
にいくにつれてリテーナ10の底壁11から離れるテー
パ部60aが設けられている。
【0014】ここで、図2〜図5を参照して、作動を説
明する。トレイ30にカップが収納されていない時、図
2に示すように、トレイ30は、バネ40の付勢力によ
りリテーナ10内で上端位置に位置しており、ロック6
0と係合していない。トレイ30にトレイ30の奥行き
(深さ)よりも長い(高い)カップCを収納し、さら
に、カップCを手で押してトレイ30をバネ40の付勢
力に抗して下端位置まで押し下げる。そのとき、ロック
60にはテーパ部60aが設けられているので、トレイ
30の延び部31aの下端とロック部60とが摺動し、
トレイ30によりロック60を車両後方に押すことがで
きる。トレイ30が下端位置に位置する時、図3に示す
ように、トレイ30の係合受け部31bがロック60と
係合し、トレイ30は下端位置に保持される。トレイ3
0が下端位置で保持された時、トレイ30に収納されて
いるカップCは全体がリテーナ10内に入り込み、蓋体
20を閉めることができる。
【0015】リテーナ10に収納したカップCを取り出
す時、図4に示すように、蓋体20を閉位置から開位置
までα軸まわりに回動する。さらに、蓋体20をα軸ま
わりに回動させることにより、図5に示すように、蓋体
20がリンク50の回動部51と係合し、回動部51が
蓋体20の回動と連動してβ軸まわりに回動する。回動
部51とスライド部52は連結されているので、回動部
51のβ軸まわりの回動に連動してスライド部52が車
両後方側に移動する。スライド部52が車両後方側に移
動することにより、ロック60が車両後方側に移動し、
ロック60とトレイ30の係合受け部31bとの係合が
外れる。ロック60との係合が外れたトレイ30は、バ
ネ40の付勢力により、上端位置までリテーナ10内を
上昇する。カップCは上端部とその近傍がリテーナ10
より上方に突出し、カップCを取り出すことができる。
【0016】本発明の第1実施例の作用を説明する。本
発明の第1実施例では、トレイ30はリテーナ10内で
リテーナ10に対して上端位置と下端位置との間で昇降
可能とされているので、上端位置に位置するトレイ30
にカップCを収納しカップCの上端がリテーナ10の上
端よりも上方に突出している時でも、トレイ30を下端
位置まで押し下げることにより、カップCの全体をリテ
ーナ10内に収納することができる。そのため、カップ
Cをリテーナ10内に収納した状態で、蓋体20を閉め
ることができる。したがって、飲み終えたカップC、ま
たは、飲料の残っているカップCを、リテーナ10内に
隠すことができ、車室内の見栄えは悪くならない。ま
た、トレイ30はリテーナ10内でリテーナ10に対し
て昇降可能とされているので、リテーナ10内に収納さ
れたカップCを取り出す時には、カップCをリテーナ1
0から上方に突出させて取り出すことができる。そのた
め、カップCがリテーナ10内に入り込み取り出しにく
くなることはない。
【0017】本発明の第1実施例では、ロック60にテ
ーパ部60aが設けられており、トレイ30の延び部3
1aの下端にはテーパ部が設けられていない場合を示し
ているが、ロック60にテーパ部が設けられておらず、
延び部31aの下端にテーパ部が設けられていてもよ
く、また、ロック60と延び部31aの下端との両方に
テーパ部が設けられていてもよい。
【0018】つぎに、本発明の第2実施例の構成および
作用を説明する。本発明の第2実施例の車両用収納体
は、リテーナ10と、蓋体20と、トレイ30と、バネ
40と、ロック60とを、有する。本発明の第2実施例
では、本発明の車両用収納体が、自動車のコンソールボ
ックスに配置される場合を、例にとって説明する。ただ
し、本発明の車両用収納体の配置場所はコンソールボッ
クスに限るものではなく、たとえば、インスツルメント
パネル、アームレスト等であってもよい。
【0019】リテーナ10は、たとえば樹脂製である。
リテーナ10は、図1、図6に示すように、箱状となっ
ており、底壁11と、側壁12と、上方に向って開口す
る開口部13とを、有する。側壁12は、底壁11の外
周端から上方に向って延びている。側壁12の上下方向
長さ(高さ)は、市販の缶、カップ等の高さよりも大と
されている。側壁12の上端12dは、リテーナ10の
周囲の一般面(図示略)と面一になっている。
【0020】蓋体20は板状体である。蓋体20は、、
たとえば樹脂製である。蓋体20は、リテーナ10の開
口部13を開閉する。蓋体20の車両左右方向両端また
はその近傍に、蓋体20の面内方向と直交する方向に延
びるアーム21が設けられている。アーム21は、蓋体
20と一体に形成されるか、または、蓋体20と別体に
形成されて蓋体20に固定されている。アーム21は、
蓋体20と反対側の端部またはその近傍で、蓋体用軸部
14に回動可能に支持されている。蓋体20は、蓋体用
軸部14位置を回動軸αとして、リテーナ10に対して
回動可能とされている。
【0021】トレイ30は、たとえば樹脂製である。ト
レイ30は、箱状となっており、底壁31と、側壁32
と、上方に向って開口する開口部33とを、有する。ト
レイ30は、リテーナ10に対して、上端位置と下端位
置との間で、リテーナ10内を上下方向に昇降可能とさ
れている。ここで、上端位置とは、トレイ30がリテー
ナ10内を上方に移動し、トレイ30の一部がリテーナ
10に設けられた図示略のストッパに当接し、トレイ3
0の側壁32の上端32aがリテーナ10の側壁12の
上端12dと同じ上下方向位置にある時の位置をいう。
また、下端位置とは、トレイ30がリテーナ10内を下
方に移動し、ロック60により保持される位置をいう。
トレイ30が下端位置にあるとき、トレイ30の底壁3
1はリテーナ10の底壁11と当接するかまたはほぼ当
接する位置にある。
【0022】バネ40は、トレイ30を下端位置から上
端位置側に付勢する。バネ40は、ボビン41と、ボビ
ン41につる巻状に巻かれた板状のスプリング42と、
からなる。ただし、バネ40は、板状のスプリングをボ
ビンに巻着したものに限定されず、捩じりバネ、コイル
スプリング、あるいはモーター等の電気的手段を用いた
ものでもよい。ボビン41は、リテーナ10の側壁12
に回動自在に取り付けられている。板状のスプリング4
2は、ボビン41に巻着されている。板状のスプリング
42の先端部42aは、トレイ30の底壁31に取り付
けられている。
【0023】ロック60は、リテーナ10とトレイ30
の一方に設けられたほぼハート形状のカム(以下、ハー
トカムという)61と、リテーナ10とトレイの他方に
設けられた係合ピン62と、からなる。以下、ハートカ
ム61がリテーナ10に設けられており、係合ピン62
がトレイ30に設けられている場合を例にとって示す。
ハートカム61は、リテーナ10の側壁12に設けられ
ている。係合ピン62は、トレイ30の側壁32のう
ち、ハートカム61が形成されているリテーナ10の側
壁と対向する側壁に取り付けられている。係合ピン62
は、トレイ30が下端位置に位置する時のみ、ハートカ
ム61と係合する。係合ピン62がハートカム61と係
合している時、トレイ30は、バネ40の付勢力に抗し
て下端位置に保持される。
【0024】ここで、図6〜図9を参照して、作動を説
明する。トレイ30にカップCが収納されていない時、
図6に示すように、トレイ30は、バネ40の付勢力に
よりリテーナ10内で上端位置に位置しており、係合ピ
ン62はハートカム61と係合していない。トレイ30
にトレイ30の奥行き(深さ)よりも長い(高い)カッ
プCを収納し、さらに、カップCを手で押してトレイ3
0をバネ40の付勢力に抗して下端位置まで押し下げ
る。トレイ30が下端位置に位置する時、図7に示すよ
うに、係合ピン62がハートカム61と係合し、トレイ
30は下端位置で保持される。トレイ30が下端位置に
保持された時、トレイ30に収納されているカップCは
全体がリテーナ10内に入り込み、蓋体20を閉めるこ
とができる。
【0025】リテーナ10に収納したカップCを取り出
す時、図8に示すように、蓋体20を閉位置から開位置
までα軸まわりに回動する。下端位置に位置しているト
レイ30を下方に押し込むことにより、係合ピン62と
ハートカム61との係合が外れる。係合ピン62とハー
トカム61との係合が外れたトレイ30は、図9に示す
ように、リテーナ10内をバネ40の付勢力により上端
位置まで上昇する。カップCは上端部とその近傍がリテ
ーナ10より上方に突出し、カップCを取り出すことが
できる。
【0026】本発明の第2実施例の作用を説明する。本
発明の第2実施例では、トレイ30はリテーナ10内で
リテーナ10に対して上端位置と下端位置との間で昇降
可能とされているので、上端位置に位置するトレイ30
にカップCを収納しカップCの上端がリテーナ10の上
端よりも上方に突出している時でも、トレイ30を下端
位置まで押し下げることにより、カップCの全体をリテ
ーナ10内に収納することができる。そのため、飲み終
えたカップC、または、飲料の残っているカップCを、
リテーナ10内に収納することができ、車室内の見栄え
悪化を防止できる。また、トレイ30はリテーナ10内
でリテーナ10に対して昇降可能とされているので、リ
テーナ10内に収納されたカップCを取り出す時には、
カップCをリテーナ10から上方に突出させて取り出す
ことができる。そのため、カップCがリテーナ10内に
入り込み取り出しにくくなることはない。
【0027】
【発明の効果】請求項1または請求項2記載の車両用収
納体によれば、トレイはリテーナ内でリテーナに対して
昇降可能とされており、バネにより上方に付勢されてい
るので、リテーナ内でリテーナの開口部またはその近傍
に位置するトレイをバネの付勢力に抗して下方に押すこ
とにより、トレイをリテーナ内で下方に移動させること
ができる。そのため、リテーナ内でリテーナの開口部ま
たはその近傍に位置するトレイに収納物を収納したとき
に、収納物がリテーナの開口部から上方に向って突出す
る場合であっても、収納物を手で押してトレイと共に下
方に移動させリテーナ内に収納することができる。した
がって、収納物を収納している時でも、蓋体を閉めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例と第2実施例に適用可能な
車両用収納体の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の車両用収納体の、カップ
が収納されていない場合を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の車両用収納体の、カップ
が収納され、蓋体が閉められた場合を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例の車両用収納体の、カップ
が収納され、蓋体が開けられた場合を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例の車両用収納体の、カップ
が収納され、カップを取り出す時の断面図である。
【図6】本発明の第2実施例の車両用収納体の、カップ
が収納されていない場合を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例の車両用収納体の、カップ
が収納され、蓋体が閉められた場合を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例の車両用収納体の、カップ
が収納され、蓋体が開けられた場合を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例の車両用収納体の、カップ
が収納され、カップを取り出す時の断面図である。
【図10】従来の車両用収納体を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 リテーナ 13 リテーナの開口部 20 蓋体 30 トレイ 40 バネ 41 ボビン 42 板状のスプリング 50 リンク 51 回動部 52 スライド部 60 ロック 61 ハートカム 62 係合ピン C カップ α 蓋体の回動軸 β リンクの回動部の回動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口する開口部が設けられたリテ
    ーナと、 前記リテーナの開口部に回動可能に取り付けられた蓋体
    と、 前記リテーナ内で前記リテーナに対して昇降可能とされ
    たトレイと、 前記トレイを上方に付勢するバネと、前記蓋体が閉位置
    と開位置との間にあるとき前記蓋体と係合せず、前記蓋
    体が開位置よりさらに回動したとき前記蓋体と係合して
    前記蓋体の回動と連動するリンクと、 前記リンクに設けられており、前記トレイが下端位置に
    ある時に前記トレイまたは前記トレイに連結された部材
    と係合し前記トレイを下端位置に保持するロックと、を
    有する車両用収納体。
  2. 【請求項2】 上方に開口する開口部が設けられたリテ
    ーナと、 前記リテーナ内で前記リテーナに対して昇降可能とされ
    たトレイと、 前記トレイを上方に付勢するバネと、 前記リテーナと前記トレイの一方に設けられたハートカ
    ムおよび前記リテーナと前記トレイの他方に設けられた
    係合ピンからなり、前記トレイが下端位置にある時に前
    記ハートカムと前記係合ピンとが係合し前記トレイを下
    端位置に保持するロックと、を有する車両用収納体。
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