JP2001262305A - 加工性に優れた溶融Zn−Al系合金めっき鋼板とその製造方法 - Google Patents
加工性に優れた溶融Zn−Al系合金めっき鋼板とその製造方法Info
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Abstract
加工に耐え得るめっき皮膜を有し、しかも経済的に製造
できる加工性に優れた溶融Al−Zn系合金めっき鋼板
およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 質量%でAl:3.5〜15%、Mg:
0.5〜3.5%、Fe≦0.5g/m2 、Pb、S
n、CdおよびBiの合計≦200ppm、残部がZn
と不可避的不純物からなり、スパングルの平均直径≦2
mm、Zn(00・2)面の配向指数≦3.5であるめ
っき皮膜を備えた鋼板。この鋼板は、上記化学組成の溶
融めっき浴で浸漬してめっきし、ガスワイピング後気水
冷却を施した後、めっき層の凝固温度〜130℃の温度
領域で10秒以上保持する後熱処理を施すことにより製
造される。後熱処理は気水冷却以降の冷却過程で施して
もよいし、一旦冷却した後に再加熱して施してもよい。
Description
等の素材として好適な、加工性に優れた溶融Zn−Al
系合金めっき鋼板およびその製造方法に関する。さらに
詳しくは、耐割れ性、密着性および意匠性にすぐれため
っき皮膜を有し、さらに経済性にも優れた溶融Zn−A
l系合金めっき鋼板とその製造方法に関するものであ
る。
安価で経済性にも優れるので、自動車、家電、建材等の
素材として広く用いられている。中でも溶融Zn−Al
合金めっき鋼板は耐食性がさらに良好で耐熱性にも優れ
るので、屋根・壁材等の建材製品、ガードレール、配線
配管や防音壁等の土木製品などに加えて、自動車の遮熱
板、電気洗濯機、電子レンジ等の家電製品などにも急速
に普及しつつある。
6.5%(以下、化学組成の%表示は質量%を意味す
る)である溶融Zn−Al合金は、その凝固点がZnと
Alの共晶点(382℃)であるために純Znよりも融
点が低く、比較的低温で溶融めっきが可能である。一般
的に、溶融Znめっき時にはめっき皮膜と母材との界面
に合金層が発達しめっき皮膜の密着性が低下し、めっき
鋼板の加工性が損なわれるという問題があるが、上記溶
融Zn−Al合金めっきは、めっき温度が低くてもよい
ので合金層の発達が少なく、従ってめっき鋼板の加工性
も、他の溶融めっき製品に較べて優れることが知られて
いる。
には、耐食性に加えて、さらに優れた加工性や、意匠性
も求められるようになっている。耐食性の改善に対して
は、Zn−Al合金にMgを数%含有させためっき皮膜
が有効であることが知られている(例えば、「材料とプ
ロセス」Vol.12(1999)、P554)。この
Mgを含有させたZn−Al合金(以下、Zn−Al系
合金とも記す)は安定した溶融めっきが可能であり、耐
食性改善効果を活用するべく実用化が進められている。
グルが大きく、金属光沢に富むのが特長とされてきた
が、最近では用途によっては逆に金属光沢が少なく、ギ
ラギラ感がない、いわゆるつや消し外観を有する鋼板、
すなわち意匠性に富む鋼板も必要とされている。
て意匠性に富む鋼板にするには、溶融めっき後付着量を
調整するワイピング処理を経てめっき層が溶融状態にあ
るときに、水もしくは薬液をめっき層に噴霧するいわゆ
る気水冷却処理を施してスパングルを小さくする方法が
知られている。気水冷却されためっき鋼板は引き続き、
空冷あるいは水冷などの処理により常温領域まで冷却さ
れるのが一般的な製造方法である。
温度以下まで急冷され、凝固核が多数発生して急速に凝
固するためにスパングルが小さくなる。気水中に過冷却
を促進する薬液を混在させることにより、スパングルを
効率よく小さくすることもおこなわれている。
は、めっき浴に素鋼板を浸漬して引き出した後ガスワイ
ピングし、引き続きめっき層凝固開始温度以上の板温で
エアー圧が1.0Kgf/cm2 以下の気水スプレー冷
却を施すことによりめっき表面の光沢度が100以下で
ある、眩しさを抑えた溶融亜鉛系めっき鋼板の製造方法
が開示されている。
は、Alを3.1〜5.5質量%含有するZn−Al系
合金めっき浴でめっきした後、めっき層が溶融状態にあ
る時に水もしくは薬液を噴霧してめっき層の表面粗さを
Raで1.5μm以上にした、静止摩擦係数μが0.2
3以上である耐滑り性に優れためっき鋼板とその製造方
法が開示されている。
などに加工した際にめっき皮膜が損傷すると(例えばめ
っき皮膜に亀裂などが発生すると)製品の外観を損なう
うえ、その部分の耐食性も損なわれる。従って、加工用
途に使用されるめっき鋼板のめっき皮膜には、めっき皮
膜の剥離や亀裂発生などの皮膜損傷が生じない優れた加
工性が必要とされる。
合であっても、意匠性のよいミニマムスパングル仕様の
表面外観は、溶融Znめっきで知られている気水冷却処
理の適用により簡単に得られる。しかしながら得られる
めっき鋼板は、気水冷却急冷処理を施さない場合に得ら
れる通常の大きなスパングルを有するめっき鋼板に比較
して、めっき皮膜の加工性が著しく低下するという問題
がある。
き鋼板では、曲げ加工をおこなってもめっき皮膜に耐食
性に悪影響を及ぼすような大きいクラックが発生するこ
とはない。しかしながらめっき皮膜にMgが含有され、
かつ溶融めっき後に気水冷却して製造された溶融Zn−
Al系合金めっき鋼板では、厳しい加工を受ける部位の
めっき皮膜に大きいクラックが多数発生し、その部分か
ら腐食が進行して、平板部の耐食性は優れているにもか
かわらず構造部品としての商品価値が早期に損なわれる
等の問題が生じる。
優れた耐食性と意匠性を備え、さらに厳しい加工に耐え
得るめっき皮膜を有し、しかも経済的に製造できる加工
性に優れた溶融Al−Zn系合金めっき鋼板およびその
製造方法を提供することにある。
き後気水冷却処理を施して作製したAlを3.5〜15
%含有する溶融Zn−Al系合金めっき鋼板のめっき皮
膜の加工性と溶融めっき条件との関係などに関して種々
研究を重ねた結果、以下に述べるような新たな知見を見
出した。
板では、溶融めっき後気水冷却処理を施した場合でも曲
げ加工によるクラックの発生は抑制されていた。しかし
ながらMgを含有したZn−Al系合金めっき鋼板で
は、溶融めっき後気水冷却処理を施した場合には、曲げ
加工を施すと曲げ部のめっき皮膜には多数のクラックが
観察された。曲げ部のめっき皮膜断面を子細に顕微鏡観
察した結果、クラックは溶融金属からZn相とAl富化
相とがラメラー状に晶出した共晶部か、その共晶部と初
晶のβZn相との境界部に発生していることが認められ
た。
Al系合金めっき皮膜の加工性は、気水冷却を施しため
っき皮膜に、130℃以上、めっき皮膜の融点未満の温
度範囲で1分間程度保持する短時間の熱処理(以下、単
に「後熱処理」と記す)を施すことにより大幅に改善す
ることができる。
推測される。一般的に溶融状態のZnめっき層を冷却し
た場合、冷却速度の増加に伴ってめっき面に平行なZn
(00・2)面のX線ピーク強度が増加することも知ら
れており(例えば、Zinc−Based Steel
coating Systems、The Mine
rals、Metals Society、1998、
p261.)、Znの結晶組織は、Zn(00・2)面
がめっき面に平行に優先的に配向することが知られてい
る。この現象はめっき皮膜の化学組成がAlを多量に含
有するものであっても、溶融めっき面に気水冷却処理や
Zn粉末を吹き付けるハーティ処理などを施してスパン
グルの核発生を促進させて得られためっき皮膜であって
も同様である。
くすることによりZn相の延性は改善される。これは、
Zn(00・2)面の配向性が小さくなると加工時にめ
っき皮膜内での双晶スベリ変形の発生が容易になること
によるものと推察される。
を施しためっき皮膜に、130℃以上、めっき皮膜の融
点未満の温度範囲で1分間程度保持する短時間の熱処理
(すなわち後熱処理)を施すことにより、容易にランダ
ム化させることができる。これは、溶融状態から急冷し
て凝固させためっき皮膜にはAlやMgが過飽和に固溶
されており、皮膜内部には大きい内部応力が発生してい
るが、これに低温短時間の後熱処理を施すことにより、
固溶原子の拡散促進と内部応力の解放が促進されこれら
を駆動源としてめっき皮膜の再結晶が容易に生じること
によると推察された。さらにめっき皮膜の加工性改善に
は、後熱処理による過飽和固溶状態の解消や、残留応力
の解放などによる延性改善効果も寄与しているものと思
われる。
成されたものであり、その要旨は下記(1)に記載の加
工性に優れたZn−Al系合金めっき鋼板および
(2)、(3)に記載のその製造方法にある。
n−Al系合金めっき皮膜を備えた鋼板であって、その
めっき皮膜は、化学組成が質量%でAl:3.5〜15
%、Mg:0.5〜3.5%、残部がZnおよび不可避
的不純物からなり、不可避的不純物としてのFe含有量
が0.5g/m2 以下、Pb、Sn、CdおよびBiの
含有量が合計で200ppm以下であり、スパングルの
平均直径が2mm以下、かつめっき面に平行なZn(0
0・2)面の配向指数が3.5以下であることを特徴と
する加工性に優れた溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
〜15%、Mg:0.5〜3.5%含有し、残部がZn
および不可避的不純物からなり、不可避的不純物として
のPb、Sn、CdおよびBiの含有量が合計で200
ppm以下である溶融めっき浴に浸漬して引き上げた後
ガスワイピングを施し、溶融状態にあるめっき層に水も
しくは水と薬液との混合物をめっき層に噴霧してめっき
層を冷却凝固させ、引き続きめっき層の凝固温度以下、
130℃以上の領域で10秒以上保持し、その後常温ま
で冷却することを特徴とする上記( 1) に記載の加工性
に優れた溶融Zn−Al系合金めっき鋼板の製造方法。
〜15%、Mg:0.5〜3.5%含有し、残部がZn
および不可避的不純物からなり、不可避的不純物として
のPb、Sn、CdおよびBiの含有量が合計で200
ppm以下である溶融めっき浴に浸漬して引き上げた後
ガスワイピングを施し、溶融状態にあるめっき層に水も
しくは水と薬液との混合物を該めっき層に噴霧してめっ
き層を冷却凝固させて130℃以下に冷却し、次いで1
30℃以上、めっき層溶融温度未満の温度領域に加熱
し、該温度領域で10秒間以上保持した後常温まで冷却
することを特徴とする上記( 1) に記載の加工性に優れ
た溶融Zn−Al系合金めっき鋼板の製造方法。
る。めっき皮膜の化学組成:本発明が規定するめっき皮
膜は、Alを3.5%以上、15%以下、Mgを0.5
%以上、3.5%以下含有し、残部がZnおよび不可避
的不純物からなる化学組成を有する。
用があるが、その効果を得るには3.5%以上含有させ
る必要がある。このためAl含有量は3.5%以上とす
る。好ましくは4.0%以上である。Al含有量が15
%を超えるとめっき浴の融点が上昇し、母材との界面に
Zn−Al合金層が発達しめっき皮膜の加工性および密
着性を阻害する。これを避けるためにAl含有量は15
%以下とする。好ましくは13%以下である。Alは高
価な元素であるので、経済性を重視する場合には、Al
含有量を5.5%以下とするのがよい。
を向上させる作用があるが、その効果を得るには0.5
%以上含有させる必要がある。このためMg含有量は
0.5%以上とする。好ましくは1.0%以上である。
Mg含有量が3.5%を超えると耐食性が飽和し、これ
以上の添加は経済性を損なうのみであるので、Mg含有
量は3.5%以下とする。浴面での酸化物の生成を抑制
して美麗なめっき皮膜とするのはMg含有量は3.0%
以下とするのが望ましい。
不可避的不純物は少ない程よいが、中でもめっき皮膜中
のFe含有量は0.5g/m2 以下とする。めっき皮
膜中のFeは鋼板/めっき界面に形成される合金層の成
長に伴って増加する。この合金層が発達し、Fe含有量
が0.5g/m2 を超えるとめっき皮膜の加工性が損
なわれるので好ましくない。好ましくは0.2g/m2
以下である。めっき皮膜中のFeは鋼板から溶出するも
のが大半であり、めっき浴温度、めっき槽への母材浸入
温度などが過度に高くならないようにするのがよい。F
e含有量を0.5g/m2 以下とするには、例えばめ
っき浴温度を460℃以下、めっき槽への母材浸入温度
を490℃以下などに制限するのがよい。
およびCdは、気水冷却などの急冷処理を施す場合に
は、粒界に偏析して粒界腐食の原因となる。これを防止
するためには、Pb、Sn、BiおよびCdの含有量は
合計で200ppm以下とするのが望ましい。より望ま
しくは100ppm以下である。通常これらの不純物は
めっき浴を用意する際に原料から混入することから、原
料の段階でこれらの不純物を排除するのがよい。
グルの大きさが平均直径で2mmを超えると、隣接する
鋼板間で光沢の差異が目立ち、めっき皮膜を見る角度に
よっては製造チャンスによって色調が大きく異なり、意
匠性を損なう。これを防止するためにスパングルの大き
さを平均直径で2mm以下に限定する。さらに、意匠性
を重視した適用部位には1.5mm以下が望ましい。
のZn(00・2)面の配向性は、下記式で計算される
配向指数(以下、「Ia 」と記す)で3.5以下とす
る。I a の算出は、めっき皮膜の(hk・l)結晶面の
X線回折強度をCo管球を用い加速電圧30kv、電流
100mAの条件で測定し、その結果から下記式により
算出した値を用いる。
(XX・X)面の積分強度、IF(XX・X):X線回折にお
ける(XX・X)面の積分強度比率、IFR(XX ・X):A
STMカード記載の(XX・X)面のX線回折における
強度比率を表す。
超えるとめっき皮膜中に分散したZn相の変形能が乏し
く、曲げ加工部のクッラクが大きくなり、腐食性環境下
での耐食性が著しく低下する。このため、上記配向指数
は3.5以下とする。好ましくは2.5以下である。
は、母材鋼板を、Alを3.5%以上、15%以下、M
gを0.5%以上、3.5%以下含有し、残部がZnお
よび不可避的不純物からなり、不可避的不純物としての
Pb、Sn、CdおよびBiの含有量が合計で200p
pm以下である溶融めっき浴に浸漬して引き上げた後ガ
スワイピングを施し、溶融状態にあるめっき層に水もし
くは薬液をめっき層に噴霧してる溶融めっき浴に浸漬し
て溶融めっきし、めっき層が溶融状態にある間に水もし
くは薬剤を該めっき層表面に噴霧してめっき層を冷却凝
固させ、引き続きめっき層の凝固温度以下、130℃以
上の領域で10秒以上保持し、その後常温まで冷却して
製造するか、または、めっき層を冷却凝固させて130
℃以下に冷却し、次いで130℃以上、めっき層溶融温
度未満の温度領域に加熱し、該温度領域で10秒間以上
保持した後常温まで冷却して製造するのがよい。
を用いてもよい。冷間圧延板を母材に用いる場合には、
焼鈍していないものを用いるのが経済的で好ましいが、
焼鈍済みのものでも構わない。
ぼめっき浴における各元素の濃度に等しくなる。従って
めっき浴の化学組成は、Al:3.5〜15%、Mg:
0.5〜3.5%、残部はZnおよび不可避的不純物か
らなり、不可避的不純物としてのPb、Sn、Cdおよ
びBiの含有量が合計で200ppm以下であるものと
する。
が、片面のみでも構わない。ガスワイピング法など公知
の方法でめっき付着量を調整した後、めっき皮膜のスパ
ングルの大きさが平均直径で2mm以下になるように、
めっき層が溶融状態にある間に水もしくは薬剤を該めっ
き層表面に噴霧するスパングル調整処理を施す。この方
法は公知の方法でよく、めっき層が溶融状態にある温度
域で、水および昇華性の薬剤、例えばリン酸アンモニウ
ムなどを含有した水溶液を噴霧してめっき層を凝固させ
る。
以上の領域で10秒以上保持する後熱処理を施す。この
後熱処理により、Zn−Al間またはZn−Mg間の拡
散促進によるAlまたはMgの過飽和状態解消と、内部
応力の存在により促進される再結晶を通じてZn(00
・2)面の配向指数を3.5以下にすることができる。
記温度範囲での保持時間が10秒間に満たない場合には
再結晶が十分ではなく、Zn(00・2)面の配向指数
を3.5以下にすることができず、めっき皮膜の加工性
が改善されない。より配向性の制御性を高めるには15
0℃以上あるいは保持時間を20秒以上とするのが望ま
しい。
るとスパングルが再び開華し、意匠性が低下するおそれ
がある。従って後熱処理温度の上限はめっき層の凝固温
度とする。凝固温度はMgの含有量により影響される
が、概ね380℃前後である。
に限定するものではないが、低温域であっても5分間を
超えて長く保持しても後熱処理としての効果が飽和する
うえ、経済性を損なうのみであるので、保持時間は長く
ても5分以下とするのがよい。保持温度が高温域である
場合には上記範囲内で短時間側の保持時間とするのがよ
い。
理後130℃以下に一旦冷却したのち、上記温度領域に
再加熱して施しても同様の効果が得られるので、この方
法でも構わない。なお、上記保持時間は鋼板が上記温度
範囲で滞留している時間を意味するものである。
却を防止することでおこなってもよいし、高周波加熱、
ガス燃焼加熱、通電加熱など公知の加熱手段を併用して
もよい。また、一旦130℃以下に冷却した後に再加熱
して後熱処理する場合の加熱手段も上記と同様の方法で
よい。
方法によればよいが、好適な例を示せば以下のとうりで
ある。母材鋼板には、その表面を溶融めっきに適する状
態にするために、アルカリ水溶液等で洗浄したり、ナイ
ロンブラシ等で表面を研削する前処理を施す。次いで還
元性雰囲気中で600℃以上、あるいは再結晶温度以上
に加熱して所要の時間保持した後、めっき浴温度近傍ま
で冷却する。前記還元性雰囲気は通常採用されている雰
囲気でよく、例えば水素が5〜30体積%、残部が窒素
からなり、露点が―60℃以上、―10℃以下などの雰
囲気が好適である。
漬し、めっき付着量を所望の量に調整する。めっき浴の
温度は、めっき皮膜組成の合金の融点よりも30〜60
℃高くするのが好ましい。60℃を超えて高めると、め
っき浴に浸漬したときの合金層の発達が著しくなるので
好ましくない。めっき皮膜の付着量は任意であるが、適
正な操業効率を確保するには、片面当たり40〜150
g/m2 の範囲が好適である。めっき付着量の調整は
ガスワイピング法(気体絞り法)がよいが他の方法でも
構わない。
によりスパングルを調整するのがよいが、他の方法、例
えば溶融めっき層の凝固核となる金属粉末を吹き付ける
いわゆるハーティー法などで調整してもよい。
n−Al系合金めっき鋼板としてもよいが、防錆油、潤
滑防錆油、クロメート、樹脂塗膜、クロメート/樹脂塗
膜等、通常施される後処理を施しても構わない。
5%を含有する厚さが0.7mmの未焼鈍の低炭素鋼冷
延板から、幅100mm、長さ200mmの試験片を採
取し、この試験片を75℃の10%NaOH水溶液で脱
脂、洗浄し、溶融亜鉛めっきシミュレータ装置を使用し
て、水素:20体積%、残部窒素で露点が―40℃であ
る雰囲気中で800℃に加熱し、60秒間保持する再結
晶焼鈍を施した。溶融めっき浴として、Al:3〜18
%、Mg:0〜15%を含有し、融点+40℃に調整し
たZn−Al系溶融めっき浴を準備し、上記再結晶焼鈍
した母材を溶融めっき浴温度近傍まで冷却し、溶融めっ
き浴に浸漬し、引き上げてガスワイピングして母材の両
面に、片面当たりの付着量を100g/m2 とする溶融
めっきを施した。次いで気水冷却を施してスパングル粒
径を調整した。比較例として圧空のみを吹き付けてスパ
ングルを調整したもの(試験番号33)、およびスパン
グル調整をおこなわなかったもの(試験番号34)も作
製した。
度まで冷却速度20℃/秒で冷却し、種々の時間保持し
た後、常温まで水冷した。後処理温度は200℃または
130℃とした他、比較例として120℃とした試験片
も作製した。
300〜200℃の間を30秒間で冷却する緩冷却とし
たのち常温まで水冷したもの(試験番号21)、およ
び、気水冷却処理後冷却速度50℃/秒で一旦常温まで
冷却したのち200℃に加熱した雰囲気炉に装入して3
0秒間保持し、その後常温まで水冷したもの(試験番号
22)も作製した。
析し、スパングル径、Zn(00・2)面の配向指数、
加工性などの性能を以下の方法で評価した。スパングル
径:めっき皮膜表面から20個所を無作為に選択し、そ
の場所のスパングルの長径と短径の平均値を求め、20
個の平均値を平均直径とした。
膜のX線回折強度をCo管球を用い加速電圧30kv、
電流100mAの条件で測定し、その結果から上記式
(1)および式(2)により配向指数(Ia )を算出し
た。
mmの長さ方向を圧延方向とした曲げ試験片を採取し、
内側半径を0.35mmとする曲げ加工(1t折り曲げ
加工、tは板厚)を施し、曲げ部の外観を顕微鏡観察
し、めっき皮膜での亀裂の発生状況を下記の5段階で評
価した。 ◎:亀裂が全く認められない。 ○:小さな亀裂が一部に認められる。 △:小さな亀裂が全面に認められる。 ×:大小の亀裂が混在し、全面に認められる。 XX:大きな亀裂が全面に認められる。
mの試験片の端面をテープでシールし、2t折り曲げ加
工を施し、サイクル腐食試験を施し、平板部と曲げ加工
部について赤錆が発生するまでの日数を求めた。腐食試
験サイクルは、1サイクルが、塩水噴霧(35℃×6時
間)→乾燥(60℃×12時間)→湿潤(50℃×6時
間)である。耐食性の評価は、平板部については50日
以上、曲げ加工部については30日以上、赤錆が発生し
なかった場合を良好と判断した。
mmの試験片を温度が80℃、相対湿度が95%の高温
高湿状態で240時間保管する腐食試験をおこなった
後、2t折り曲げ加工を施し、曲げ部に粘着テープを貼
り付けて引き剥がし、粘着テープによるめっき皮膜の剥
離状況を目視観察し、その結果を下記の基準で評価し
た。 ◎:全く剥離が認められない。 ○:エッジ部にわずかに剥離が認められる △:曲げ部幅方向線状に剥離が認められる ×:曲げ部全面に剥離が認められる 意匠性:JIS−Z8741に記載されている20度鏡
面光沢度測定方法で評価した。測定装置としてスガ製U
GV−4Dを使用し、得られた結果が20〜40の範囲
内の場合を良好と判断した。 ○:21〜40 △:41〜60 ×:61〜 表1にめっき皮膜の化学組成と得られた鋼板の性能評価
結果を示す。
件を満足する試験番号1〜22はいずれも優れた曲げ加
工性、耐食性、経時剥離性および意匠性を示していた。
これに対しめっき皮膜の化学組成が本発明の規定する条
件を満足しなかった試験番号23〜28はいずれかの鋼
板性能が劣っていた。試験番号29はMgが過剰であ
り、コストが高く、経済性がよくなかった。後熱処理温
度が低すぎた試験番号30、後熱処理時間が短かすぎた
試験番号31ではいずれも所望のZn(00・2)面の
配向性が得られず、曲げ加工性がよくなかった。後熱処
理を400℃でおこなった試験番号32はZn(00・
2)面の配向性大きかったうえスパングルが再び開華し
て意匠性がよくなかった。ガスワイピング後高圧空気の
みを吹き付けた試験番号33および気水冷却処理を施さ
なかった試験番号34はスパングルが大きすぎたために
意匠性がよくなかった。
板は、平板部の耐食性が優れるうえ、めっき皮膜の加工
性が良好で加工部でのめっき皮膜の損傷がないので、加
工部の耐食性も優れる。従って本発明の鋼板を使用すれ
ば自動車、家電、建材等の構造部材の高寿命化を実現で
きるので、本発明の鋼板は極めて有用な鋼板である。ま
た、本発明の鋼板は、特殊な設備を用いることなく安定
して容易に製造できるので経済性に優れる鋼板である。
Claims (3)
- 【請求項1】 母材鋼板の少なくとも片面に溶融Zn−
Al系合金めっき皮膜を備えた鋼板であって、そのめっ
き皮膜は、化学組成が質量%でAl:3.5〜15%、
Mg:0.5〜3.5%、残部がZnおよび不可避的不
純物からなり、不可避的不純物としてのFe含有量が
0.5g/m2 以下、Pb、Sn、CdおよびBiの含
有量が合計で200ppm以下であり、スパングルの平
均直径が2mm以下、かつめっき面に平行なZn(00
・2)面の配向指数が3.5以下であることを特徴とす
る加工性に優れた溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。 - 【請求項2】 母材鋼板を、質量%でAl:3.5〜1
5%、Mg:0.5〜3.5%含有し、残部がZnおよ
び不可避的不純物からなり、不可避的不純物としてのP
b、Sn、CdおよびBiの含有量が合計で200pp
m以下である溶融めっき浴に浸漬して引き上げた後ガス
ワイピングを施し、溶融状態にあるめっき層に水もしく
は水と薬液との混合物をめっき層に噴霧してめっき層を
冷却凝固させ、めっき層の凝固温度以下、130℃以上
の領域に冷却し、当該領域で10秒以上保持し、その後
常温まで冷却することを特徴とする請求項1に記載の加
工性に優れた溶融Zn−Al系合金めっき鋼板の製造方
法。 - 【請求項3】 母材鋼板を、質量%でAl:3.5〜1
5%、Mg:0.5〜3.5%含有し、残部がZnおよ
び不可避的不純物からなり、不可避的不純物としてのP
b、Sn、CdおよびBiの含有量が合計で200pp
m以下である溶融めっき浴に浸漬して引き上げた後ガス
ワイピングを施し、溶融状態にあるめっき層に水もしく
は水と薬液との混合物を該めっき層に噴霧してめっき層
を冷却凝固させて130℃以下に冷却し、次いで130
℃以上、めっき層溶融温度未満の温度領域に加熱し、該
温度領域で10秒間以上保持した後常温まで冷却するこ
とを特徴とする請求項1に記載の加工性に優れた溶融Z
n−Al系合金めっき鋼板の製造方法。
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