JP2001261891A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

Info

Publication number
JP2001261891A
JP2001261891A JP2000043592A JP2000043592A JP2001261891A JP 2001261891 A JP2001261891 A JP 2001261891A JP 2000043592 A JP2000043592 A JP 2000043592A JP 2000043592 A JP2000043592 A JP 2000043592A JP 2001261891 A JP2001261891 A JP 2001261891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
toluene
weight
rubber composition
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000043592A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikashi Yatsuyanagi
史 八柳
Kazunori Ishikawa
和憲 石川
Shuichi Fukutani
修一 福谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2000043592A priority Critical patent/JP2001261891A/ja
Publication of JP2001261891A publication Critical patent/JP2001261891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱老化性、耐疲労性及び発熱性のバランス
したゴム組成物。 【解決手段】 ゴム、補強用充填剤、特定のイオウ化合
物(1)20重量部以下又はイオウ化合物(1)及びイ
オウ(2)を重量比(1)/(2)が0.5以上で、合
計20重量部以下で含み、更にチアゾール系、スルフェ
ンアミド系、チウラム系及び/又はジチオ酸系加硫促進
剤(3)を重量比〔(1)+(2)〕/(3)が2.2
以下で配合し、加硫してなるゴム組成物であって、式
(A)で求めた値VMと、式(B)で求めた値V〔M+
D〕及び式(C)で求めた値VTにおいて、VM/VT
が0.3以下で、(VT−V〔M+D〕)/VTが0.
4以上で、且つVD(=V〔M+D〕−VM)とVMの
比VM/VDが0.4以上で、更に100℃、96時間
熱老化前後の加硫ゴム組成物の破断時引っ張り強度及び
破断時伸びの保持率が0.7以上であるゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加硫ゴム組成物に関
し、更に詳しくは特定の構造を有するイオウ化合物又は
これとイオウとを用いてゴムのイオウ架橋構造を制御す
ることにより耐熱老化性、耐疲労性及び発熱性をバラン
スさせた加硫ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴムの加硫には主として硫黄が加
硫剤として使用されているが、ゴム組成物に多硫化ゴム
を配合したゴム組成物が知られている。例えば特開平1
0−120788号公報にはゴム用加硫剤として使用さ
れるポリサルファイド重合体が記載されており、特開平
10−139939号公報には多硫化ゴムを配合した架
橋可能なゴム組成物が記載されており、また特開平10
−251514号公報にも多硫化ゴムを配合したゴム組
成物が記載されている。更に、特開昭62−48739
号公報には高速走行に適した高グリップトレッドゴム組
成物が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴムのイオウ架橋構造
はモノスルフィド架橋、ジスルフィド架橋及びポリスル
フィド架橋に大別されるが、一般に加硫ゴム中にモノス
ルフィド架橋が多いほど耐熱老化性が良好になるといわ
れている。しかしながら、モノスルフィド架橋が多い
と、破断時の強度や伸び、繰り返し疲労破壊特性が低下
するという問題がある。一方、加硫ゴム中にポリスルフ
ィド架橋が多いと、破断時の強度や伸び、繰り返し疲労
破壊特性は優れるが、耐熱老化性が低下するという問題
がある。
【0004】従って、本発明の目的は耐熱老化性、耐疲
労性及び発熱性がバランスした加硫ゴム組成物を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、加硫可
能なゴム100重量部、補強用充填剤並びに式(I):
【0006】
【化4】
【0007】(式中、R1 は有機基を示し、xは平均3
〜5の数であり、nは1〜100の整数である)で示さ
れるイオウ化合物(1)20重量部以下又はイオウ化合
物(1)及びイオウ(2)をその重量比(1)/(2)
が0.5以上で、且つ(1)+(2)の合計量を20重
量部以下で含み、更にチアゾール系、スルフェンアミド
系、チウラム系及びジチオ酸系から選ばれた少なくとも
1種の加硫促進剤(3)を重量比〔(1)+(2)〕/
(3)が2.2以下となるように配合し、加硫してなる
加硫ゴム組成物であって、リチウムアルミニウムハイド
ライド飽和テトラヒドロフラン/トルエン(体積比1/
1)混合溶液中で処理した加硫ゴム組成物のトルエン膨
潤前後の変化度から式(A):
【0008】
【数4】
【0009】(式中、XM はリチウムアルミニウムハイ
ドライド飽和テトラヒドロフラン/トルエン(体積比1
/1)混合溶液中で処理した後のトルエン膨潤前後の変
化度(トルエン膨潤後の体積/トルエン膨潤前の体積)
であり、φはゴム組成物中の補強用充填剤の体積分率で
あり、VS はトルエンの分子容であり、μはゴム・トル
エン相互作用係数であり、vrM はリチウムアルミニウ
ムハイドライド飽和テトラヒドロフラン/トルエン(体
積比1/1)混合溶液中で処理した後の膨潤ゴム中のゴ
ム容積分率である)、を用いて求めた値VMと、プロパ
ン−2−チオール(0.4mol/l)/ピペリジン
(0.4mol/l)添加テトラヒドロフラン/トルエ
ン(体積比1/1)混合溶液中で処理した加硫ゴム組成
物のトルエン膨潤前後の変化度から式(B):
【0010】
【数5】
【0011】(式中、XD+M はプロパン−2−チオール
(0.4mol/l)/ピペリジン(0.4mol/
l)添加テトラヒドロフラン/トルエン(体積比1/
1)混合溶液中で処理した後のトルエン膨潤前後の変化
度(トルエン膨潤後の体積/トルエン膨潤前の体積)で
あり、φ,Vs,μ及びvrM は前記定義の通りであ
り、vrD+M はプロパン−2−チオール(0.4mol
/l)/ピペリジン(0.4mol/l)添加テトラヒ
ドロフラン/トルエン(体積比1/1)混合溶液中で処
理した後の膨潤ゴム中のゴム容積分率である)を用いて
求めた値V〔M+D〕及び未処理の前記ゴム組成物のト
ルエン膨潤前後の変化度から式(C):
【0012】
【数6】
【0013】(式中、XT は未処理時のトルエン膨潤前
後の変化度(トルエン膨潤後の体積/トルエン膨潤前の
体積)であり、vrT は未処理時の膨潤ゴム中のゴム容
積分率である)を用いて求めた値VTにおいてVM/V
Tが0.3以下で、且つ(VT−V〔M+D〕)/VT
が0.4以上であり、更にVD(=V〔M+D〕−V
M)とVMの比VM/VDが0.4以上で且つ100
℃、96時間熱老化前後のその加硫ゴム組成物の破断時
引っ張り強度及び破断時伸びの保持率が0.7以上であ
るゴム組成物が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明者らは、前記目的を解決す
べく研究をすすめた結果、特定の構造を有するイオウ化
合物を用いて、ゴムのイオウ架橋構造を制御することで
耐熱老化性と破壊特性と発熱性とがバランスしたゴム組
成物を得ることに成功した。即ち、本発明者らは、耐熱
老化性と破断特性を両立させるために、イオウ数4のテ
トラスルフィド構造を有する有機ポリスルフィド重合体
に着目し、これと併わせて架橋構造を制御することで耐
熱老化性と破壊特性と発熱性をバランスさせることがで
きることを見出した。
【0015】本発明における架橋構造としては、具体的
には、ジスルフィド架橋をモノスルフィド架橋の2.5
倍以下にし、より好ましくは破壊特性を悪化するモノス
ルフィド架橋の割合を全体の30%以下にし、かつ、ポ
リスルフィド架橋の割合を40%以上にすることが好ま
しい。更に、本発明においては、テトラスルフィド構造
を有する特定の有機ポリスルフィド重合体を使用するこ
とから、イオウ数3個以上のポリスルフィド架橋の中身
も、通常のイオウは最大8個のイオウ数を持つが、それ
に比べてそのイオウ結合数が4以下に抑えられること
で、耐熱老化性を向上させる。また、本発明のイオウ化
合物は公知の多硫化ゴムに比べて加硫時間を格段に短縮
することができる。このような架橋構造を得る手段とし
ては、加硫促進剤との組み合せの最適化であり、スルフ
ェンアミド系、チアゾール系、チウラム系及びジチオ酸
塩系加硫促進剤を0.3〜5重量部となるように配合
し、更に上記、加硫促進剤の組合せに対し、グアニジン
系、アルデヒド−アンモニア系、アルデヒド−アミン系
又はチオウレア系から選ばれた少なくとも1種の加硫促
進剤0.1〜1重量部を配合することが望ましい。
【0016】前述の如く、本発明に係る加硫ゴム組成物
は、加硫可能なゴム、補強用充填剤及び前記式(I)の
イオウ化合物を含むゴム組成物を加硫してなり、リチウ
ムアルミニウムハイドライド飽和テトラヒドロフラン/
トルエン(体積比1/1)混合溶液中で処理した加硫ゴ
ム組成物のトルエン膨潤前後の変化度から前記式(A)
を用いて求めた値VMと、プロパン−2−チオール
(0.4mol/l)/ピペリジン(0.4mol/
l)添加テトラヒドロフラン/トルエン(体積比1/
1)混合溶液中で処理した加硫ゴム組成物のトルエン膨
潤前後の変化度から前記式(A)及び式(B)を用いて
求めたVD(=V〔M+D〕−VM)との比(VM/V
D)が0.4以上であり、未処理加硫ゴム組成物のトル
エン膨潤前後の変化度から式(C)を用いて求めたVT
とVMの比(VM/VT)が0.3以下、更に好ましく
は0.15以下である。
【0017】式(A),(B)及び(C)は膨潤度(加
硫ゴムの良溶媒浸漬前後の体積変化の割合)から加硫ゴ
ム物の架橋密度を求める式である、Flory−Reh
nerの式として一般に知られている。これらの詳細
は、P.J.Flory,J.Rehner,Jour
nal of Chemical Physics,
,521(1943)に記載されている。ゴムを膨張
させる良溶媒として、ベンゼン、トルエン、n−ヘキサ
ン、アセトン、エタノール等が挙げられるが、とりわ
け、トルエンが汎用とされている。式中のμ:ゴム−ト
ルエン相互作用係数はそれぞれのゴム種によって決まっ
ており、天然ゴム、イソプレンゴムの場合、μ=0.4
1(室温)であり、スチレン−ブタジエン共重合ゴムの
場合μ=0.36(室温)、ブタジエンゴムの場合、μ
=0.32が妥当である。
【0018】加硫ゴムのイオウ架橋構造を分析する手段
としては、加硫ゴム中の各イオウ架橋を試薬で選択的に
切断し、各々の切断反応後の加硫ゴム膨張前後の体積変
化、すなわち膨潤度からFlory−Rehnerの式
を用いて架橋密度を求めることで各イオウ架橋構造を分
析するのが一般的である。これらの詳細な内容は、A.
Y.Coran,Rubber Chemistry
and Technology,37,668(196
4)等に記載されており、広く受け入れられている。ま
た、配合されている補強用充填剤等の膨張しない成分に
関する補正は、G.Kraus,Rubber Che
mistry and Technology,31
6(1964)に従って行うことができる。
【0019】各イオウ架橋切断のための試薬に関して
は、L.Bateman and R.W.Glaze
brook,Journal of Chemical
Society,2838,2846(1958),
M.L.Studebakerら、Rubber Ch
emistry and Technology,
,941(1959),A.Y.Coran,Rub
ber Chemistry and Technol
ogy,37,668(1964),T.H.Kua
n,Rubber World,vol.192,N
o.5 (1985)、中内、内藤、宇都宮、増田、井
上、日本ゴム協会誌、第60巻、第5号、267(19
87)に記載のとおり、イオウ数3個以上のポリスルフ
ィド架橋を切断するには、チオール系化合物とアミン系
化合物を組み合せた試薬が好ましく、広く知られている
のがプロパン−2−チオールとピペリジンの組合せであ
り、ジスルフィド及びポリスルフィド架橋を切断するに
は、リチウムアルミニウムハイドライドが最も一般的で
ある。
【0020】本発明者らは、切断処理反応を、中内、内
藤、宇都宮、増田、井上、日本ゴム協会誌第60巻、第
5号、267(1987)に従って行った。ここで、未
切断反応処理加硫ゴムのトルエン膨潤度から式(C)を
用いて得られるVTは全架橋密度の尺度となり、リチウ
ムアルミニウムハイドライド処理加硫ゴムのトルエン膨
潤度から式(A)を用いて得られるVMはモノスルフィ
ド架橋密度の尺度となる。よって、式(B)を用いて得
られるVDは、プロパン−2−チオール/ピペリジン処
理加硫ゴムのトルエン膨潤度からFlory−Rehn
erの式を用いて得られる、モノスルフィド+ジスルフ
ィド架橋密度からモノスルフィド架橋密度を差し引いた
ものであり、ジスルフィド架橋密度の尺度となる。
【0021】本発明者らは、これらの処方に従って得ら
れた値VM,VD及びVTからそれぞれ、VM/VD及
びVM/VTを算出した。VM/VDが0.4未満で
は、破壊特性及び繰り返し疲労特性と耐老化性を両立す
べきジスルフィド架橋成分が増大し、発熱性の悪化を招
くので好ましくない。更に、VM/VTが0.3を超え
ると、モノスルフィド架橋成分の増大により、破壊特性
及び繰り返し疲労特性が悪化し、好ましくない。
【0022】本発明において使用される前記式(I)の
イオウ化合物としては、原料ムーニー粘度(JIS K
6300に従って、L形ローターを用い、100℃、予
熱時間1分、ローター回転時間4分にて測定)が100
以下、好ましくは85以下であり、更に数平均分子量2
00〜15000、好ましくは1000〜12000の
ポリサルファイド重合体、式(II):
【0023】
【化5】
【0024】(式中、R2 は炭素数2〜10のオキシア
ルキレン基及び/又は炭素数が2〜10で酸素数が2〜
10のポリオキシアルキレン基であり、R3 は炭素数が
1〜30、好ましくは3〜20の炭化水素基(例えばア
リル基、ベンジル基など)から選ばれた少なくとも1種
の官能基であり、yは1〜6、好ましくは2〜3の数で
あり、zは1〜6、好ましくは2〜3の数であり、mは
1〜50、好ましくは5〜40の整数である)で示され
るポリサルファイド重合体に硫黄を主鎖中に付加してな
る、yが平均3〜5、zが平均3〜5の式(II)で示さ
れるポリサルファイド重合体であり、かつ、式(II)の
2 が好ましくは下記式(III)で示されるポリサルファ
イド重合体などがあげられる。
【0025】
【化6】
【0026】(式中、m′は1又は2の整数である。)
【0027】本発明の加硫剤としては、前記イオウ化合
物(1)を単独で用いるか、又はこれとイオウ(2)
(又は他の硫黄供与体)を併用する。そのようなイオウ
(2)としては通常ゴムの加硫用に使用されている任意
の硫黄とすることができ、その形態としては、昇華硫
黄、沈降硫黄、硫黄華、コロイド硫黄などがあげられ
る。
【0028】本発明に係る加硫ゴム組成物においては、
加硫可能なゴム100重量部に対し、式(I)のイオウ
化合物(1)を20重量部以下、好ましくは1〜10重
量部、更に好ましくは1〜4重量部又はイオウ化合物
(1)とイオウ(2)とを(1)/(2)が重量比で
0.5以上、好ましくは0.6〜5.0で(1)+
(2)の合計量が20重量部以下、好ましくは1〜10
重量部、更に好ましくは1〜4重量部配合する。この
(1)/(2)の比が0.5未満では所望の架橋構造が
得られず、破壊特性及び繰り返し疲労特性と耐熱老化性
が両立できないので好ましくなく、またイオウ化合物
(1)単独又は(1)+(2)の合計量が20重量部を
越えると未加硫物性におけるスコーチ性が悪化するので
好ましくない。
【0029】本発明に係るゴム組成物に配合される補強
用充填剤としては、従来からゴム用として一般的に配合
されているカーボンブラック、シリカ、クレー、タル
ク、又は表面処理カーボンブラックなどをあげることが
できる。補強用充填剤の配合量は、好ましくは加硫可能
なゴム100重量部に対し、40〜150重量部であ
る。特にこのうちシリカを10〜40重量部含み、かつ
従来からゴム組成物にシリカと共に配合されているシラ
ンカップリング剤をシリカ配合量の1〜20重量%配合
したゴム組成物はそれを使用していないものに比べて高
温のtanδが低減されるので好ましい。
【0030】本発明に係る加硫ゴム組成物においては、
チアゾール系、スルフェンアミド系、チラウム系及びジ
チオ酸塩系から選ばれた少なくとも1種の加硫促進剤
(3)を、加硫可能なゴム100重量部に対し、好まし
くは0.3〜5重量部、更に好ましくは0.3〜2.5
重量部となるように配合する。かかる加硫促進剤の配合
によって所望の架橋構造を得ることが可能となり、破壊
特性、繰り返し疲労性、耐熱老化性及び発熱性をバラン
スさせることができるので好ましい。
【0031】前記加硫促進剤としては、更に、グアニジ
ン系、アルデヒド−アンモニア系、アルデヒド−アミン
系及びチオウレア系などの他の加硫促進剤を加硫可能な
ゴム100重量部に対し、好ましくは0.05〜1重量
部、更に好ましくは0.05〜0.7重量部を配合する
ことができる。
【0032】本発明において使用することができる加硫
促進剤の代表的な具体例をあげれば以下の通りである。チアゾール系加硫促進剤 チアゾールとしては、2−メルカプトベンゾチアゾール
(MBT)、ジベンゾチアジルジスルフィド(MBT
S)、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩(Zn
MBT)、2−メルカプトベンゾチアゾールのナトリウ
ム塩(NaMBT)、2−メルカプトベンゾチアゾール
のシクロヘキシルアミン塩(CMBT)、2−(2,4
−ジニトロフェニルチオ)ベンゾチアゾール(DPB
T)が挙げられる。
【0033】スルフェンアミド系加硫促進剤 スルフェンアミドとしては、N−シクロヘキシル−2−
ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)、N−t
−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(T
BBS)、N−オキシエチレン−2−ベンゾチアゾール
スルフェンアミド(OBS)、N,N′−ジイソプロピ
ル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(DPB
S)が挙げられる。
【0034】チウラム系加硫促進剤 チウラムとしては、テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド(TMTM)、テトラメチルチウラムジスルフィド
(TMTD)、テトラエチルチウラムジスルフィド(T
ETD)、テトラブチルチウラムジスルフィド(TBT
D)、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド(D
PTT)が挙げられる。
【0035】ジチオ酸塩系加硫促進剤 ジチオカルバミン酸塩としては、ジメチルジチオカルバ
ミン酸ナトリウム(NaMDC)、ジエチルジチオカル
バミン酸ナトリウム(NaEDC)、ジ−n−ブチルジ
チオカルバミン酸ナトリウム(NaBDC)、ジメチル
ジチオカルバミン酸鉛(PbMDC)、ジメチルジチオ
カルバミン酸亜鉛(ZnMDC)、ジエチルジチオカル
バミン酸亜鉛(ZnEDC)、ジ−n−ブチルジチオカ
ルバミン酸亜鉛(ZnBDC)、ペンタメチレンジチオ
カルバミン酸亜鉛(ZnPDC)、エチルフェニルジチ
オカルバミン酸亜鉛(ZnEPDC)、ジエチルジチオ
カルバミン酸テルル(TeEDC)、ジメチルジチオカ
ルバミン酸セレン(SeMDC)、ジエチルジチオカル
バミン酸セレン(SeEDC)、ジメチルジチオカルバ
ミン酸鋼(CuMDC)、ジメチルジチオカルバミン酸
鉄(FeMDC)、ジエチルジチオカルバミン酸ジエチ
ルアミン(EAEDC)、ペンタメチレンジチオカルバ
ミン酸ピペリジン(PPDC)、メチルペンタメチレン
ジチオカルバミン酸ピペコリン(PMPDC)が挙げら
れる。
【0036】グアニジン系加硫促進剤 グアニジンとしては、ジフェニルグアニジン(DP
G)、ジオルトトリルグアニジン(DOTG)、オルト
トリルビグアニド(OTBG)が挙げられる。
【0037】チオウレア系加硫促進剤 チオウレアとしては、チオカルボアニリド(CA)、ジ
オルトトリルチオウレア(DOTU)、エチレンチオウ
レア(EU)、ジエチルチオウレア(DEU)、トリメ
チルチオウレア(TMU)が挙げられる。
【0038】アルデヒド−アンモニア系、及びアルデヒ
ド−アミン系加硫促進剤 アルデヒド・アンモニアとしては、ヘキサメチレンテト
ラミン(H)、アセトアルデヒド・アンモニア(AA)
が挙げられる。アルデヒド・アミンとしては、n−ブチ
ルアルデヒド・アニリン反応生成物(BAA)が挙げら
れる。
【0039】本発明において使用される加硫可能なゴム
としては、例えば従来からタイヤ用その他のゴム用途に
一般的に配合されている任意の加硫可能なゴム、具体的
には天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、イソ
プレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチ
ルゴム(IIR)、各種スチレン−ブタジエンゴム(S
BR)などジエン系ゴムまたはこれらの混合物をあげる
ことができる。なお、加硫可能なゴム100重量部のう
ち、ポリブタジエンゴムが10〜60重量部であること
で、高温側のtanδが低減され、発熱性が改善される
ので好ましい。
【0040】本発明に係る加硫ゴム組成物には、例えば
N−(シクロヘキシルチオ)フタルイミドのようなスコ
ーチ防止剤を加硫可能なゴム100重量部に対し0.0
5〜1重量部配合すると、スコーチ性(ゴム焼け性)に
優れ、かつ、ジスルフィド架橋の割合が増す傾向なの
で、好ましい。
【0041】本発明に係るゴム組成物には、前記した必
須成分に加えてゴム配合成分として一般に使用されてい
るその他の充填剤、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの
活性化剤、さらにはワックス、酸化防止剤、オゾン亀裂
防止剤、素練り促進剤、粘着樹脂、プロセスオイル、加
硫遅延剤などを添加することができ、その配合量も本発
明の目的を損なわない限り一般的な範囲である。
【0042】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に説明する
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことは言うまでもない。
【0043】実施例1〜22及び比較例1〜28 サンプルの調製 以下に示す配合(重量部)のマスターバッチの各成分を
密閉型ミキサー(バンバリーミキサー)で3〜5分混練
し、約165℃に達したときに内容物を放出した。
【0044】IR系マスターバッチ(重量部) IR(日本ゼオンNipol IR 2200) 100 N339カーボンブラック(東海カーボン、シーストKH) 50 酸化亜鉛(亜鉛華3号) 3 工業用ステアリン酸 1 老化防止剤6C*1 合計 155 *1:N−フェニル−N′−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジ アミン
【0045】SBR系マスターバッチ(A)(重量部) SBR(日本ゼオンNipol SBR 1502) 100 N220カーボンブラック(東海カーボン、シーストKH) 62 酸化亜鉛(亜鉛華3号) 3 工業用ステアリン酸 1 変性ロジン樹脂 6 オイル 5 老化防止剤6C*1 合計 178 *1:N−フェニル−N′−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジ アミン
【0046】NR/BR系マスターバッチ(重量部) MB1 MB2 MB3 IR(日本ゼオンNipol IR 2200) 100 90 70 BR(日本ゼオンNipol BR 1220) − 10 30 N339カーボンブラック 50 50 50 (東海カーボン、シーストKH) 酸化亜鉛(亜鉛華3号) 3 3 3 工業用ステアリン酸 2 2 2 老化防止剤6C*1 2 2 2 合計 157 157 157 *1:N−フェニル−N′−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジ アミン
【0047】得られたマスターバッチに表I〜Vに示す
加硫剤と加硫促進剤(重量部)をオープンロールで混練
してゴム組成物を得た。次に、得られたゴム組成物を1
5×15×0.2cmの金型中で、160℃で20分間プ
レス加硫して目的とする試験片を調製し、老化(100
℃×96時間)前後の加硫物性を評価した。結果は表I
〜Vに示す。
【0048】VM,VD及びVTの測定は以下の様に行
った。上で得られた15×15×0.2cmの加硫ゴム試
験片を切り抜いて、0.2×0.2×0.2cmのゴム試
料を作製し、それらゴム試料をアセトンを用いてソック
スレー抽出を行い、乾燥後、体積を精測し、リチウムア
ルミニウムハイドライド飽和テトラヒドロフラン/トル
エン混合溶液及びプロパン−2−チオール/ピペリジン
添加テトラヒドロフラン/トルエン混合溶液中に、浸漬
して切断処理を行い、処理後洗浄する。ソックスレー抽
出後の未処理ゴム試料、リチウムアルミニウムハイドラ
イド処理ゴム試料及びプロパン−2−チオール/ピペリ
ジン処理ゴム試料をトルエン中に長時間浸漬後その膨潤
後体積を精測し、それぞれのトルエン膨潤前後の変化度
を算出する。補強用充填剤の体積分率は、配合表から算
出した。トルエンの分子容は106.3であり、ゴム、
トルエン相互作用定数は、イソプレンゴムの場合、μ:
0.41、SBR(スチレンブタジエン共重合ゴム)の
場合、μ:0.36、イソプレンゴムとブタジエンゴム
の混合物の場合、イソプレンゴム/ブタジエンゴム=9
/1の場合、μ:0.40、イソプレンゴム/ブタジエ
ンゴム=7/3の場合、μ:0.38を使用した。
【0049】加硫物性の試験方法は以下の通りである。 ロール混合時の分散性:オープンロール混合時、ノンプ
ロマスターバッチと有機イオウ化合物の混ざり具合いを
目視で判断した。 ○:マスターバッチと有機イオウ化合物が相溶し、充分
に混ざっている状態 ×:有機イオウ化合物が粒状に点在し、分散不良をおこ
している状態 1)加硫時間T95(150℃)(分):JIS K63
01に基づき150℃にて95%加硫度に達した時間
(分) 2)tanδ(60℃):東洋精機製作所製、粘弾性ス
ペクトロメーター(レオロソリッド)を用いて、60℃
での振幅±2%、周波数20Hz、初期歪み10%で測定
した。なお、tanδ(60℃)の値が大きいほど発熱
性が悪化する。
【0050】3)100%伸長時応力(MPa):JI
S K6301(ダンベル状3号型)に準じて測定 4)破断時伸長強度(MPa):JIS K6301
(ダンベル状3号型)に準じて測定 5)破断時伸び(%):JIS K6301(ダンベル
状3号型)に準じて測定 6)クラック成長長さ(mm):JIS K6301に準
じて測定。100,000回屈曲時のクラック長さ(亀
裂長さ)をミリ単位で計測
【0051】表I脚注 粉末イオウ:5%油展イオウ
【0052】1)加硫促進剤 加硫促進剤1(CBC):N−シクロヘキシル−2−ベ
ンゾチアゾールスルフェンアミド 加硫促進剤2(TBBS):N−t−ブチル−2−ベン
ゾチアゾールスルフェンアミド 加硫促進剤3(MBTS):ジベンゾチアジルジスルフ
ィド 加硫促進剤4(TETD):テトラエチルチウラムジス
ルフィド 加硫促進剤5(DPG):ジフェニルグアニジン 加硫促進剤6(DOTU):ジオルトトリルチオウレア 2)ポリサルファイド 注)分子量が比較的低いものについては分子量測定可能
であるが、ゴム状の高いものについては測定不可である
ためムーニー粘度で示した。ポリサルファイド1(硫黄数4、アリル末端) ポリスルフィドポリマー(東レチオコール、LP−3
2)に当量のトリエチルアミンの存在下に、過剰のアリ
ルクロライドを添加、反応させ、アミン塩酸塩をろ過
後、過剰のアリルクロライドを留去した。このポリマー
100gに粉末硫黄36.2gとトリエチルアミン0.
5gを添加し、90℃で1時間反応させ粘稠のポリスル
フィドを得た(平均分子量約5500)。
【0053】ポリサルファイド2(硫黄数6、アリル末
端) ポリスルフィドポリマー(東レチオコール、LP−3
2)に当量のトリエチルアミンの存在下に、過剰のアリ
ルクロライドを添加、反応させ、アミン塩酸塩をろ過
後、過剰のアリルクロライドを留去した。このポリマー
100gに粉末硫黄72.4gとトリエチルアミン0.
5gを添加し、90℃で1時間反応させ粘稠のポリスル
フィドを得た(平均分子量約7000)。
【0054】ポリサルファイド3(硫黄数2、アリル末
端) ポリスルフィドポリマー(東レチオコール、LP−3
1)に当量のトリエチルアミンの存在下に、過剰のアリ
ルクロライドを添加、反応させ、アミン塩酸塩をろ過
後、過剰のアリルクロライドを留去し粘稠のポリスルフ
ィドを得た(平均分子量約8000)。
【0055】ポリサルファイド4(硫黄数4、ベンジル
末端) ポリスルフィドポリマー(東レチオコール、LP−3
1)に当量のトリエチルアミンの存在下に、過剰のアリ
ルクロライドを添加、反応させ、アミン塩酸塩をろ過
後、過剰のベンジルクロライドを留去した。このポリマ
ー100gに粉末硫黄36.9gとトリエチルアミン
0.5gを添加し、90℃で1時間反応させ粘稠のポリ
スルフィドを得た(平均分子量約11200)。
【0056】ポリサルファイド5(硫黄数4、水酸基末
端) ポリスルフィドポリマー(東レチオコール、LP−3
2)に、アルカリ触媒の存在下に、エチレンオキサイド
を3倍モル反応させ、末端を水酸基に変換した。このポ
リマー100gに粉末硫黄34.5gとトリエチルアミ
ン0.5gを添加し、90℃で3時間反応させ粘稠のポ
リスルフィドを得た(平均分子量約5500)。
【0057】多硫化ゴム1(イオウ数4、末端アルキ
ル、ムーニー粘度約80) 1,2−ジクロロエタン31.6g、ベンジルクロライ
ド2.69g、ソジウムテトラスルフィド(41%溶
液)141g、メタノール50gを加え、室温で1時間
反応させ、水洗後、ゴム状ポリスルフィドを得た。
【0058】多硫化ゴム2(イオウ数4、ムーニー粘度
約120) 1,2−ジクロロエタン31.6g、ソジウムテトラス
ルフィド135.5g(41%)及びメタノール50g
を用い多硫化ゴム1と同様にして得た。
【0059】ニップシールAQ:日本シリカ工業製湿式
シリカ Si69:デグッサ社製シランカップリング剤ビス−
(3−(トリエトキシシリル)−プロピル)テトラスル
フィド
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
【0066】
【表7】
【0067】実施例23〜26及び比較例29 サンプルの調製 以下に示す配合(重量部)のSBR系マスターバッチ
(B)及び先きに示したIR系マスターバッチの各成分
を密閉型ミキサー(バンバリーミキサー)で3〜5分混
練し、約165℃に達したときに内容物を放出した。
【0068】SBR系マスターバッチ(B)(重量部) 乳化重合SBR(スチレン量=35%、重量平均分子量60万) 70 溶液重合SBR(スチレン量=18%、ビニル量=8%、 重量平均分子量50万) 30 N339カーボンブラック(東海カーボン、シーストKH) 75 酸化亜鉛(亜鉛華3号) 3 工業用ステアリン酸 1 オイル 45 老化防止剤6C*1 計 225 *1:N−フェニル−N′−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジ アミン
【0069】得られたマスターバッチに表VIに示す加硫
剤及び加硫促進剤(重量部)をオープンロールで混練し
てゴム組成物を得た。次に得られたゴム組成物を15×
15×0.2cmの金型中で、160℃で20分間プレス
加硫して目的とする試験片を調製し、老化(100℃×
96時間)前後の加硫物性を前述のようにして評価し
た。結果は表VIに示す。
【0070】
【表8】
【0071】
【発明の効果】以上の通り、本発明に従えば、加硫ゴム
の破断時強度や伸びを低下させることなく、熱老化後の
物性の低下を抑制することができる。また、本発明に従
えば、耐熱老化性、耐疲労性及び発熱性をバランスさせ
ることができ、更に、既知の多硫化ゴム配合に比べて、
格段に加硫時間の短縮を図ることができる。
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月3日(2000.3.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、R1 は有機基を示し、xは平均3〜5の数であ
り、nは1〜100の整数である)で示されるイオウ化
合物(1)20重量部以下又はイオウ化合物(1)及び
イオウ(2)をその重量比(1)/(2)が0.5以上
で、且つ(1)+(2)の合計量を20重量部以下で含
み、更にチアゾール系、スルフェンアミド系、チウラム
系及びジチオ酸系から選ばれた少なくとも1種の加硫促
進剤(3)を重量比〔(1)+(2)〕/(3)が2.
2以下となるように配合し、加硫してなる加硫ゴム組成
物であって、リチウムアルミニウムハイドライド飽和テ
トラヒドロフラン/トルエン(体積比1/1)混合溶液
中で処理した加硫ゴム組成物のトルエン膨潤前後の変化
度から式(A):
【数1】 (式中、XM はリチウムアルミニウムハイドライド飽和
テトラヒドロフラン/トルエン(体積比1/1)混合溶
液中で処理した後のトルエン膨潤前後の変化度(トルエ
ン膨潤後の体積/トルエン膨潤前の体積)であり、φは
ゴム組成物中の補強用充填剤の体積分率であり、VS
トルエンの分子容であり、μはゴム・トルエン相互作用
係数であり、vrM はリチウムアルミニウムハイドライ
ド飽和テトラヒドロフラン/トルエン(体積比1/1)
混合溶液中で処理した後の膨潤ゴム中のゴム容積分率で
ある)を用いて求めた値VMと、プロパン−2−チオー
ル(0.4mol/l)/ピペリジン(0.4mol/
l)添加テトラヒドロフラン/トルエン(体積比1/
1)混合溶液中で処理した加硫ゴム組成物のトルエン膨
潤前後の変化度から式(B):
【数2】 (式中、XD+M はプロパン−2−チオール(0.4mo
l/l)/ピペリジン(0.4mol/l)添加テトラ
ヒドロフラン/トルエン(体積比1/1)混合溶液中で
処理した後のトルエン膨潤前後の変化度(トルエン膨潤
後の体積/トルエン膨潤前の体積)であり、φ,VS
μ及びvrM は前記定義の通りであり、vrD+M はプロ
パン−2−チオール(0.4mol/l)/ピペリジン
(0.4mol/l)添加テトラヒドロフラン/トルエ
ン(体積比1/1)混合溶液中で処理した後の膨潤ゴム
中のゴム容積分率である)を用いて求めた値V〔M+
D〕及び未処理の前記ゴム組成物のトルエン膨潤前後の
変化度から式(C):
【数3】 (式中、XT は未処理時のトルエン膨潤前後の変化度
(トルエン膨潤後の体積/トルエン膨潤前の体積)であ
り、vrT は未処理時の膨潤ゴム中のゴム容積分率であ
る)を用いて求めた値VTにおいてVM/VTが0.3
以下で、且つ(VT−V〔M+D〕)/VTが0.4以
上であり、更にVD(=V〔M+D〕−VM)とVMの
比VM/VDが0.4以上で且つ100℃、96時間熱
老化前後のその加硫ゴム組成物の破断時引っ張り強度及
び破断時伸びの保持率が0.7以上であるゴム組成物。
【化2】 (式中、R2 は炭素数2〜10のオキシアルキレン基及
び/又は炭素数が2〜10で酸素数が2〜10のポリオ
キシアルキレン基であり、R3 は炭素数が1〜30の炭
化水素基から選ばれた少なくとも1種の官能基であり、
yは1〜6の数であり、zは1〜6の数であり、mは1
〜50の整数である)で示されるポリサルファイド重合
体に硫黄を主鎖中に付加してなる、yが平均3〜5の数
であり、zが平均3〜5であり、mが1〜50である式
(II)で示されるポリサルファイド重合体である請求項
1,2又は3に記載のゴム組成物。
【化3】 (式中、m′は1又は2の整数である)で示されるポリ
サルファイド重合体である請求項4に記載のゴム組成
物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福谷 修一 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 4F070 AA04 AA05 AA06 AC57 AE08 GA10 GB09 4J002 AC01W AC03W AC03X AC06W AC08W AC09W BB18W CN02Y DA046 DJ019 ER028 EV017 EV128 EV167 EV277 EV327 FB099 FD019 FD157 FD158

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫可能なゴム100重量部、補強用充
    填剤並びに式(I): 【化1】 (式中、R1 は有機基を示し、xは平均3〜5の数であ
    り、nは1〜100の整数である)で示されるイオウ化
    合物(1)20重量部以下又はイオウ化合物(1)及び
    イオウ(2)をその重量比(1)/(2)が0.5以上
    で、且つ(1)+(2)の合計量を20重量部以下で含
    み、更にチアゾール系、スルフェンアミド系、チウラム
    系及びジチオ酸系から選ばれた少なくとも1種の加硫促
    進剤(3)を重量比〔(1)+(2)〕/(3)が2.
    2以下となるように配合し、加硫してなる加硫ゴム組成
    物であって、 リチウムアルミニウムハイドライド飽和テトラヒドロフ
    ラン/トルエン(体積比1/1)混合溶液中で処理した
    加硫ゴム組成物のトルエン膨潤前後の変化度から式
    (A): 【数1】 (式中、XM はリチウムアルミニウムハイドライド飽和
    テトラヒドロフラン/トルエン(体積比1/1)混合溶
    液中で処理した後のトルエン膨潤前後の変化度(トルエ
    ン膨潤後の体積/トルエン膨潤前の体積)であり、φは
    ゴム組成物中の補強用充填剤の体積分率であり、VS
    トルエンの分子容であり、μはゴム・トルエン相互作用
    係数であり、vrM はリチウムアルミニウムハイドライ
    ド飽和テトラヒドロフラン/トルエン(体積比1/1)
    混合溶液中で処理した後の膨潤ゴム中のゴム容積分率で
    ある)を用いて求めた値VMと、 プロパン−2−チオール(0.4mol/l)/ピペリ
    ジン(0.4mol/l)添加テトラヒドロフラン/ト
    ルエン(体積比1/1)混合溶液中で処理した加硫ゴム
    組成物のトルエン膨潤前後の変化度から式(B): 【数2】 (式中、XD+M はプロパン−2−チオール(0.4mo
    l/l)/ピペリジン(0.4mol/l)添加テトラ
    ヒドロフラン/トルエン(体積比1/1)混合溶液中で
    処理した後のトルエン膨潤前後の変化度(トルエン膨潤
    後の体積/トルエン膨潤前の体積)であり、φ,VS
    μ及びvrM は前記定義の通りであり、vrD+M はプロ
    パン−2−チオール(0.4mol/l)/ピペリジン
    (0.4mol/l)添加テトラヒドロフラン/トルエ
    ン(体積比1/1)混合溶液中で処理した後の膨潤ゴム
    中のゴム容積分率である)を用いて求めた値V〔M+
    D〕及び未処理の前記ゴム組成物のトルエン膨潤前後の
    変化度から式(C): 【数3】 (式中、XT は未処理時のトルエン膨潤前後の変化度
    (トルエン膨潤後の体積/トルエン膨潤前の体積)であ
    り、vrT は未処理時の膨潤ゴム中のゴム容積分率であ
    る)を用いて求めた値VTにおいてVM/VTが0.3
    以下で、且つ(VT−V〔M+D〕)/VTが0.4以
    上であり、更にVD(=V〔M+D〕−VM)とVMの
    比VM/VDが0.4以上で且つ100℃、96時間熱
    老化前後のその加硫ゴム組成物の破断時引っ張り強度及
    び破断時伸びの保持率が0.7以上であるゴム組成物。
  2. 【請求項2】 前記イオウ化合物の原料ムーニー粘度が
    100以下である請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記イオウ化合物が数平均分子量200
    〜15000のポリサルファイド重合体である請求項1
    に記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 前記イオウ化合物が式(II): 【化2】 (式中、R2 は炭素数2〜10のオキシアルキレン基及
    び/又は炭素数が2〜10で酸素数が2〜10のポリオ
    キシアルキレン基であり、R3 は炭素数が1〜30の炭
    化水素基から選ばれた少なくとも1種の官能基であり、
    yは1〜6の数であり、zは1〜6の数であり、mは1
    〜50の整数である)で示されるポリサルファイド重合
    体に硫黄を主鎖中に付加してなる、yが平均3〜5の数
    であり、zが平均3〜5であり、mが1〜50である式
    (II)で示されるポリサルファイド重合体であり、か
    つ、式(II)のR2 が以下の式(III): 【化3】 (式中、m′は1又は2の整数である)で示されるポリ
    サルファイド重合体である請求項1,2又は3に記載の
    ゴム組成物。
  5. 【請求項5】 チアゾール系、スルフェンアミド系、チ
    ラウム系及びジチオ酸塩系から選ばれた少なくとも1種
    の加硫促進剤を前記加硫可能なゴム100重量部に対し
    0.3〜5重量部配合してなる請求項1〜4のいずれか
    1項に記載のゴム組成物。
  6. 【請求項6】 グアニジン系、チオウレア系、アルデヒ
    ド−アンモニア系及びアルデヒド−アミン系から選ばれ
    た少なくとも1種の加硫促進剤を前記加硫可能なゴム1
    00重量部に対し0.05〜1重量部を配合してなる請
    求項1〜5のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  7. 【請求項7】 N−(シクロヘキシルチオ)フタルイミ
    ドを前記加硫可能なゴム100重量部に対し0.05〜
    1重量部配合してなる請求項1〜6のいずれか1項に記
    載のゴム組成物。
  8. 【請求項8】 前記加硫可能なゴム100重量部のうち
    の10〜60重量部がポリブタジエンゴムである請求項
    1〜7のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  9. 【請求項9】 前記補強用充填剤の配合量が前記加硫可
    能なゴム100重量部に対してシリカ10〜40重量部
    を含む40〜100重量部であり、更にシランカップリ
    ング剤をシリカ配合量の1〜20重量%配合してなる請
    求項1〜8のいずれか1項に記載のゴム組成物。
JP2000043592A 1999-05-17 2000-02-16 ゴム組成物 Pending JP2001261891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000043592A JP2001261891A (ja) 1999-05-17 2000-02-16 ゴム組成物

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13564999 1999-05-17
JP11-135649 1999-05-17
JP11-229260 1999-08-13
JP22926099 1999-08-13
JP2000010049 2000-01-13
JP2000-10049 2000-01-13
JP2000043592A JP2001261891A (ja) 1999-05-17 2000-02-16 ゴム組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001261891A true JP2001261891A (ja) 2001-09-26

Family

ID=27471941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000043592A Pending JP2001261891A (ja) 1999-05-17 2000-02-16 ゴム組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001261891A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126604A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2006176707A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用ゴム組成物
JP2006335984A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Sumitomo Rubber Ind Ltd トレッド用ゴム組成物
EP3098596A1 (en) 2015-05-27 2016-11-30 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Method for evaluating crosslink concentration in crosslinked rubber
CN117447775A (zh) * 2023-10-26 2024-01-26 云浮市骏驰新材料科技有限公司 一种阻燃效果好的橡胶复合物

Citations (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57170939A (en) * 1981-04-15 1982-10-21 Kawaguchi Kagaku Kogyo Kk Novel vulcanizing agent for rubber
JPS61255947A (ja) * 1985-05-09 1986-11-13 Mitsui Toatsu Chem Inc ゴム組成物
JPS62143945A (ja) * 1985-12-19 1987-06-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレツド用ゴム組成物
JPH03119042A (ja) * 1989-09-30 1991-05-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
JPH0625308A (ja) * 1992-04-06 1994-02-01 Goodyear Tire & Rubber Co:The ゴム加硫組成物
JPH0920839A (ja) * 1996-07-22 1997-01-21 Asahi Chem Ind Co Ltd 改良されたタイヤトレッド用ゴム
JPH0959432A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤトレッド用ゴム組成物
JPH09183820A (ja) * 1995-12-29 1997-07-15 Nippon Zeon Co Ltd ジエン系ゴム及びその製造方法
JPH09227721A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Goodyear Tire & Rubber Co:The シリカ強化ゴム組成物およびそのトレッドを有するタイヤ
JPH09227722A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Goodyear Tire & Rubber Co:The シリカ強化ゴム組成物及びそのトレッドを有するタイヤ
JPH10501291A (ja) * 1994-06-14 1998-02-03 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ ゴム加硫における改善された加硫パラメーター
JPH1060175A (ja) * 1996-08-13 1998-03-03 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用トレッドゴム組成物
JPH10114840A (ja) * 1996-07-23 1998-05-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The 低気体透過性熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法
JPH10120827A (ja) * 1996-08-26 1998-05-12 Bridgestone Corp ゴム組成物および空気入りタイヤ
JPH10139939A (ja) * 1996-11-14 1998-05-26 Toray Thiokol Co Ltd 架橋可能なゴム組成物
JPH10152582A (ja) * 1996-11-26 1998-06-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム補強用充填剤及びそれを用いたゴム組成物
JPH10168239A (ja) * 1996-12-06 1998-06-23 Bayer Ag 低加硫戻り架橋剤
JPH10176080A (ja) * 1996-12-17 1998-06-30 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤトレッド用ゴム組成物
JPH10245452A (ja) * 1997-03-05 1998-09-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The 低透過性ゴム積層体並びにそれを使用した空気入りタイヤ及びホース
JPH10251456A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Bayer Ag ポリスルフイドポリエーテルシランを含むゴム混合物
JPH10251514A (ja) * 1997-03-10 1998-09-22 Toray Thiokol Co Ltd ゴム組成物
JPH10279731A (ja) * 1997-04-01 1998-10-20 Bridgestone Corp ゴム組成物
JP2000309665A (ja) * 1999-02-25 2000-11-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム組成物

Patent Citations (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57170939A (en) * 1981-04-15 1982-10-21 Kawaguchi Kagaku Kogyo Kk Novel vulcanizing agent for rubber
JPS61255947A (ja) * 1985-05-09 1986-11-13 Mitsui Toatsu Chem Inc ゴム組成物
JPS62143945A (ja) * 1985-12-19 1987-06-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレツド用ゴム組成物
JPH03119042A (ja) * 1989-09-30 1991-05-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
JPH0625308A (ja) * 1992-04-06 1994-02-01 Goodyear Tire & Rubber Co:The ゴム加硫組成物
JPH10501291A (ja) * 1994-06-14 1998-02-03 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ ゴム加硫における改善された加硫パラメーター
JPH0959432A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤトレッド用ゴム組成物
JPH09183820A (ja) * 1995-12-29 1997-07-15 Nippon Zeon Co Ltd ジエン系ゴム及びその製造方法
JPH09227721A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Goodyear Tire & Rubber Co:The シリカ強化ゴム組成物およびそのトレッドを有するタイヤ
JPH09227722A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Goodyear Tire & Rubber Co:The シリカ強化ゴム組成物及びそのトレッドを有するタイヤ
JPH0920839A (ja) * 1996-07-22 1997-01-21 Asahi Chem Ind Co Ltd 改良されたタイヤトレッド用ゴム
JPH10114840A (ja) * 1996-07-23 1998-05-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The 低気体透過性熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法
JPH1060175A (ja) * 1996-08-13 1998-03-03 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用トレッドゴム組成物
JPH10120827A (ja) * 1996-08-26 1998-05-12 Bridgestone Corp ゴム組成物および空気入りタイヤ
JPH10139939A (ja) * 1996-11-14 1998-05-26 Toray Thiokol Co Ltd 架橋可能なゴム組成物
JPH10152582A (ja) * 1996-11-26 1998-06-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム補強用充填剤及びそれを用いたゴム組成物
JPH10168239A (ja) * 1996-12-06 1998-06-23 Bayer Ag 低加硫戻り架橋剤
JPH10176080A (ja) * 1996-12-17 1998-06-30 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤトレッド用ゴム組成物
JPH10245452A (ja) * 1997-03-05 1998-09-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The 低透過性ゴム積層体並びにそれを使用した空気入りタイヤ及びホース
JPH10251514A (ja) * 1997-03-10 1998-09-22 Toray Thiokol Co Ltd ゴム組成物
JPH10251456A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Bayer Ag ポリスルフイドポリエーテルシランを含むゴム混合物
JPH10279731A (ja) * 1997-04-01 1998-10-20 Bridgestone Corp ゴム組成物
JP2000309665A (ja) * 1999-02-25 2000-11-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126604A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2006176707A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用ゴム組成物
JP2006335984A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Sumitomo Rubber Ind Ltd トレッド用ゴム組成物
EP3098596A1 (en) 2015-05-27 2016-11-30 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Method for evaluating crosslink concentration in crosslinked rubber
KR20160140378A (ko) 2015-05-27 2016-12-07 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 가교 고무의 가교 소밀을 평가하는 방법
US10168289B2 (en) 2015-05-27 2019-01-01 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Method for evaluating crosslink concentration in crosslinked rubber
CN117447775A (zh) * 2023-10-26 2024-01-26 云浮市骏驰新材料科技有限公司 一种阻燃效果好的橡胶复合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4493712B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物
US6518367B1 (en) Rubber composition
JPH06256584A (ja) フェノキシ酢酸含有ゴム素材
JP5347353B2 (ja) シリカ配合ジエン系ゴム組成物の製造法
KR19990008425A (ko) 타이어 트레드 조성물
JP2010501660A (ja) ゴム加硫物の網目構造安定化改善のための新規なスルフェンアミド加硫促進剤
JP2002327093A (ja) ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
EP4169733A1 (en) Silane coupling agent composition, and rubber composition comprising same
JP2000309665A (ja) ゴム組成物
JP2001261891A (ja) ゴム組成物
JP3690890B2 (ja) 低発熱性ゴム組成物
JP4487527B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
EP1112309A1 (en) Rubber compositions containing zinc hexasulfide complexes
EP0328291B1 (en) Halogenated polybutadiene series elastomers, method of producing the same, and rubber compositions for tires containing the elastomer
JP2000136269A (ja) ゴム組成物
WO1992007028A1 (en) A tetrabenzylthiuram disulfide/urea cured elastomeric composition
JP2010215884A (ja) タイヤ用ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
JP2009185164A (ja) 変性ジエン系ゴムの製造法
JP2001031797A (ja) ゴム組成物
JP2001247722A (ja) ゴム組成物
JP3560409B2 (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2010196030A (ja) ゴム組成物
JP4204722B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JPH01207337A (ja) 低発熱性ゴム組成物
JP2007106919A (ja) ゴム材料、それを用いたゴム組成物及び架橋ゴム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100309