JP2001255761A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001255761A JP2000069846A JP2000069846A JP2001255761A JP 2001255761 A JP2001255761 A JP 2001255761A JP 2000069846 A JP2000069846 A JP 2000069846A JP 2000069846 A JP2000069846 A JP 2000069846A JP 2001255761 A JP2001255761 A JP 2001255761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の転写ローラに、それより少ない数の電
源装置を用いて各転写ローラにそれぞれ異なる電圧を印
加するタンデム型複写機において、その製造コストの低
減を行う。 【解決手段】 定電圧電源装置31と各ツェナーダイオ
ード32−1〜32−3が直列に接続される。各ツェナ
ーダイオードの両側の端子から、4つとも同じ構成、抵
抗値の転写ローラ25C〜25Kがそれぞれ接続され
る。定電圧電源装置31によって印加された電圧は、ツ
ェナーダイオードのツェナー効果を利用して分圧され、
各転写ローラ25C〜25Yに所定の最適転写電圧が印
加されることとなる。その結果、記録シートへの転写が
良好に行われる。上述したように、4つの転写ローラに
同じ構成、抵抗値のものを使用できることから、その製
造コストが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
などの画像形成装置に関し、特に、複数の作像手段で形
成されたトナー像を、異なる転写位置で被転写体に転写
して画像を形成する画像形成装置における転写装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラープリントなどの画像形成を
高速で行うため、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエ
ロー(Y)、ブラック(K)の各再現色のトナー画像を
作像する作像ユニットを転写ベルトの走行方向に沿って
列設して構成した、いわゆるタンデム型複写機が普及し
つつある。
【0003】このようなタンデム型複写機の一例とし
て、特開平6−110343号公報に開示されているも
のがある(第1の従来技術)。図16は、上記第1の従
来技術におけるタンデム型複写機における画像形成部の
構成を示す概略図である。同図に示すように、このタン
デム型複写機は、搬送ベルト21の走行方向に沿って、
C、M、Y、Kのトナー像を作像する作像ユニット10
C〜10Kを配列し、搬送ベルト21を介して、各作像
ユニット10C〜10Kの感光体ドラム11C〜11K
に対向する位置に転写ローラ25C〜25Kを備える。
各転写ローラ25C〜25Kには定電圧電源装置70C
〜70Kが接続されており、搬送ベルト21による記録
シートSの移送に伴って、転写ローラ25C〜25Kに
順次転写電圧を印加することにより、各現像色の画像が
記録シートS上に重ね合わされてカラー画像が形成され
る。
【0004】ここで、各転写ローラ25C〜25Kへ印
加される転写電圧は、次転写工程の転写ローラが前転写
工程より高くなるように、すなわち搬送方向下流に行く
ほど高い転写電圧が印加されるように設定されている。
これは、前転写工程において転写ベルトや記録シートが
帯電(チャージアップ)されたまま、次の転写位置に搬
送されると共に、下流の転写工程に進むほど記録シート
上のトナーの厚みが増すために、下流側の転写ローラほ
ど高い電圧を印加しなければ、同じ転写効率で記録シー
トに転写することができなくなるからである。
【0005】したがって、本第1の従来技術において
は、各転写ローラ25C〜25Kに各定電圧電源装置7
0C〜70Kを設け、その電圧値が下流に行くほど高く
なるように設定し、これにより、各転写位置における各
色のトナー画像の転写効率を安定させるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術では、転写ローラの数だけ定電圧電源装置
が必要となり、タンデム型複写機のコストアップと大型
化が避けられない。このような問題を解消するものとし
て、特開平9−50197号公報に開示されたタンデム
型複写機を挙げることができる(第2の従来技術)。図
17は、当該従来技術におけるタンデム型複写機の画像
形成部の構成を示す概略図である。各転写ローラ80C
〜80Kは、定電圧電源装置71に並列接続され、同一
の電圧が印加されている。各転写ローラ80C〜80K
は、その抵抗値が搬送方向下流側にいくほど低くなるよ
うに設定されている。通常、転写ローラは、芯金に導電
性ゴムを被覆して形成されており、当該導電性ゴムは、
それに配合する導電性カーボンの量を調整することによ
り抵抗値を変えることができる。
【0007】これにより、各転写ローラ25C〜25K
に同一の電圧を印加しても、それらから対応する各感光
体ドラム11C〜11Kに流れる転写電流値が下流側に
いくほど大きくすることができるので、転写効率の安定
化の効果を1個の定電圧電源装置で達成でき、しかも、
タンデム型複写機のコストダウンと小型化を実現でき
る。
【0008】しかしながら、この第2の従来技術におい
ては、抵抗値の異なる4種類の転写ローラ25C〜25
Kを製造しなければならず、1種類の転写ローラを使用
する場合に比べて、部品コストが高くなるという問題が
あった。また、導電性カーボンの配合比を変えることに
より各導電性ローラの抵抗値を微妙に調整するのは、実
際には難しく、製造プロセスを厳密に管理しなければな
らない上、仮に、適正な抵抗値を確保できたとしても、
導電性カーボンの含有量の差によりその後の経時的な抵
抗変化の程度に差が生じ、当該適正な抵抗比を長期に渡
り維持できないという問題がある。
【0009】以上のような問題は、転写電荷付与部材と
して、転写ローラ以外に他の導電性の転写ブレードなど
を使用する場合にも同様に生じる。本発明は、上記の問
題に鑑み、簡易な構成により低コスト化および装置の小
型化を実現しつつ、適正な転写電圧の印加が可能な画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る画像形成装置では、複数の作像手段に
より形成された像を、複数の転写電荷付与手段に所定電
圧を印加して被転写体に順次転写することにより画像を
形成する画像形成装置であって、各転写電荷付与手段へ
電圧を印加する転写電源装置の数を、当該転写電荷付与
手段の数よりも少なくして、一の転写電源装置により発
生する電圧を分圧回路を介して2以上の転写電荷付与手
段に分配するようにしたことを特徴とする。
【0011】また、前記分圧回路は、少なくとも前記一
の転写電源装置に接続される転写電荷付与手段の数より
も1つ少ない数の電圧降下素子を直列に接続し、当該転
写電源装置を共有する各転写電荷付与手段に、対応する
電圧が発生する電圧降下素子の一端が接続されてなるこ
とを特徴とする。ここで、前記電圧降下素子は、抵抗も
しくは定電圧素子を使用してもよい。
【0012】また、前記電圧降下素子の一端から対応す
る転写電荷付与手段の接続経路のうち少なくとも1つの
接続経路途中に設けられた経路切断手段と、当該転写電
荷付与手段が配された転写位置における転写が実行され
ないときに、当該接続経路を切断するように前記経路接
続手段を制御する接続制御手段とを備えることを特徴と
する。
【0013】また、前記一の転写電源装置は、電流供給
装置と、電流検出手段と、当該電流検出手段で検出され
た電流値に基づき、一定量の電流が供給されるように前
記電流供給装置を制御する電流制御手段とを含み、前記
作像手段を介して流れる電流のみを前記電流検出手段を
介して電流供給装置に帰還させ、それ以外の電流を前記
電流検出手段を介さないで直接、電流供給装置に帰還さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0014】また、前記電圧降下素子の一端から対応す
る転写電荷付与手段の接続経路のうち少なくとも1つの
接続経路途中に設けられた経路接続手段と、当該転写電
荷付与手段が配された転写位置における転写が実行され
ないときに、前記接続経路を電気的に切断するように前
記経路切断手段を制御する接続制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0015】また、前記電流制御手段は、前記経路切断
手段による切断状態に応じ、前記電流検出手段で検出さ
れる電流値が、切断されていない経路に通じるべき転写
電流の総和となるように前記電流供給手段を制御するこ
とを特徴とする。また、前記転写電荷付与手段から作像
手段を介して接地に至るまでの第1の経路とほぼ等価な
抵抗値を有する第2の経路と、第1の経路と第2の経路
を切り換えて前記電圧降下素子の一端とを接続する切換
手段とを備え、前記切換手段は、対応する転写電荷付与
手段により転写する際にのみ、第1の経路に切り換え、
それ以外は第2の経路に接続することを特徴とする。
【0016】また、転写動作に先立って、転写電源装置
から転写電荷付与手段を経由して作像手段に至る転写電
流経路における抵抗値を予め検出する抵抗検出手段と、
前記抵抗検出手段による検出結果に応じて、転写時に前
記転写電源装置により発生させる電圧を変更するように
制御する電圧制御手段とを備えたことを特徴とする。ま
た、前記抵抗検出手段は、前記分圧回路に一定の電流を
供給する定電流装置と、通電時に当該定電流装置で発生
する電圧値を検出する電圧検出器とを含み、当該電圧検
出器による検出結果と、供給する一定の電流値に基づ
き、転写電流経路における抵抗値を求めることを特徴と
する。ここで、本発明に係る画像形成装置は、特定の一
の転写電流経路における抵抗値を求める場合に他の転写
電流経路を電気的に遮断する経路切断手段を備えてもよ
い。
【0017】また、前記複数の作像手段は、それぞれ像
担持体を有すると共に、前記転写電荷付与手段が対応す
る像担持体に電気的に接触した状態で配設されており、
前記遮断手段は、特定の一の転写電流経路における抵抗
値を求める場合に、他の転写電流経路における像担持体
および転写電荷付与手段を相対的に離間させる離間手段
であることを特徴とする。ここで、「転写電荷付与手段
が対応する像担持体に電気的に接触した状態で」とは、
転写電荷付与手段が像担持体に対して、直接、もしくは
転写ベルトなどを介して転写電流が流れる状態で接触す
る場合を意味する。
【0018】また、本発明に係る画像形成装置は、一定
速度で走行する転写ベルトを備え、前記複数の作像手段
が、前記転写ベルトの走行方向に沿って配設されていて
もよい。さらに、本発明に係る画像形成装置における転
写電圧の印加方法は、複数の作像手段により形成された
像を、複数の転写電荷付与手段に所定の転写電圧を印加
して被転写体に順次転写して画像を形成する画像形成装
置における転写電圧の印加方法であって、各転写電荷付
与手段へ電圧を印加する転写電源装置の数を、当該転写
電荷付与手段の数よりも少なくすると共に、一の転写電
源装置により発生する電圧を分圧回路により分圧し、当
該分圧により生じた異なる電圧を2以上の各転写電荷付
与手段に印加するようにしたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 (第1の実施の形態)図1は、第1の実施の形態に係る
タンデム型複写機における画像形成部の構成を示す概略
図である。同図に示すように、この画像形成部は、作像
部10とシート搬送部20、転写部30、定着部50お
よび制御部60などから構成される。
【0020】作像部10は、C、M、Y、Kのトナー像
を作成するための作像ユニット10C〜10Kを備え
る。各作像ユニット10C〜10Kは、各感光体ドラム
11C〜11Kを中心としてその周囲にそれぞれクリー
ナー、帯電チャージャ、現像器等が配された公知の構成
を有する。各感光体ドラム11C〜11Kは、帯電チャ
ージャにより帯電され、矢印a方向に回転しつつ画像デ
ータにより光変調されたレーザ光で露光される。この露
光により各感光体ドラム11C〜11K上に静電潜像が
形成され、各現像器から対応する再現色のトナーの供給
を受け顕像化される。
【0021】シート搬送部20は、搬送ベルト21を、
駆動ローラ22と従動ローラ23で張架して、駆動ロー
ラ22を不図示の駆動機構により所定速度で回転駆動さ
せるように構成されており、搬送ベルト21の搬送面に
記録シートSを担持して矢印b方向に搬送する。搬送ベ
ルト21は、厚み100μm、表面抵抗値約1012Ω
/cm、体積抵抗値1010Ω・cmの導電性のシー
ムレスベルトであり、例えば、所定量の導電性カーボン
を熱硬化型ポリイミド樹脂に分散させ、金型に注入した
後イミド化反応によって成型して得られる。
【0022】ベルトクリーナ24は、搬送ベルト21を
介して従動ローラ23に対向する位置に配され、搬送ベ
ルト21表面に付着したトナーなどを除去し、ベルト表
面を清浄に保つ。転写部30は、転写ローラ25C〜2
5Kと、分圧回路35と、定電圧電源装置31とからな
る。
【0023】各転写ローラ25C〜25Kは、上記搬送
ベルト21を介して、対応する感光体ドラム11C〜1
1Kの直下に配設される。これらは4本とも同じ材質の
導電性ローラを使用しており、例えば、所定量の導電性
カーボンが分散された導電性のシリコンゴムを芯金に被
覆した弾性ローラである。このローラの硬度は、JIS
−A規格で60°、抵抗値は3×10Ωである。
【0024】各転写ローラ25C〜25Kには、定電圧
電源装置31により発生される電圧が、分圧回路35を
介して印加されており、これにより発生する電界によ
り、感光体ドラム11C〜11Kに形成された各トナー
像が、記録シートSに順次転写される。トナー像が多重
転写された記録シートSは、搬送ベルト21により定着
部50へ搬送されて定着された後、図示しない排出トレ
イ上に排出される。
【0025】分圧回路35は、電圧降下素子としてのツ
ェナーダイオード32−1〜32−3、および固定抵抗
器33などからなる。ツェナーダイオード32−1〜3
2−3は、直列に接続され、ツェナーダイオード32−
3の一端(P1)は、定電圧電源装置31の出力側に接
続されると共に、ツェナーダイオード32−1の一端
(P4)は、固定抵抗器33を介して接地されている。
また、直列接続されたツェナーダイオード32−1〜3
2−3の各点P1〜P4において、転写ローラ25K〜
25Cがそれぞれ接続される。
【0026】各転写ローラに印加されるべき転写電圧
(最適転写電圧)は、構成部材などの違いによって機種
ごとに異なるが実験などにより容易に求められるもので
あり、本実施の形態では、各転写ローラ25C〜25K
の最適転写電圧は、それぞれ900,1200,150
0,1800Vとなっている。そこで、各ツェナーダイ
オード32−1〜32−3には、ツェナー電圧がそれぞ
れ300Vのものが使用されている。これにより、定電
圧電源装置31の印加電圧が分圧回路35により分圧さ
れ、印加電圧(1800V)から順次ツェナー電圧の値
を引いた値の電圧(1500,1200,900V)が
得られる。なお、固定抵抗器33の抵抗値は1MΩであ
る。
【0027】このようなツェナーダイオードは、異なる
抵抗値の導電性ローラの製造コストに比べて比較的安価
な上、ツェナー電圧は安定しており、半永久的に使用で
きるので、装置のコストダウンと適正な転写電圧の維持
を可能ならしめる。定電圧電源装置31は、定電圧制御
部311と、この電源部で発生する電圧を検出する電圧
検出器312を備える。定電圧制御部311は、内部に
電圧発生部を備え、電圧検出器312の検出結果と、制
御部60(後述)から指示された基準電圧値(本実施の
形態では1800V)とを比較して、電圧発生部による
電圧が常に基準電圧に等しくなるように制御して当該電
圧を出力する。
【0028】制御部60は、定電圧電源装置31に対し
起動の指示や基準電圧値などの情報を送ると共に、各部
の動作を制御して円滑な画像形成動作を実行せしめるも
のであって、CPU61と、ROM62、RAM63な
どから構成される。ROM62は、画像形成動作を実行
させるための制御プログラムや、上記定電圧電源装置3
1を定電圧制御するための基準電圧値などを格納する。
RAM63は、各種制御変数などを一時的に格納すると
共に、プログラム実行時のワークエリアを提供する。
【0029】なお、固定抵抗器33は、ツェナーダイオ
ード32の動作電流を確保するために接続されるもので
ある。すなわち、各転写ローラ25C〜25Kから搬送
ベルト21を介して各感光体ドラム11C〜11Kに流
れる電流値は5〜50μA程度であり、ツェナーダイオ
ードが確実に動作する電流領域と比べると大変小さいの
で、固定抵抗器33を接続して接地させることにより、
各ツェナーダイオードに流れる電流値が動作電流域にな
るようにしている。これにより増加する電流値をIとす
ると、固定抵抗器33における抵抗値が1MΩ、点P4
における電圧値が900Vであるから、I=900V/
1MΩ=900μAとなる。電流値I=900μAは、
ツェナーダイオードが確実に動作する電流領域であるの
で、これにより各転写ローラ25C〜25Kには安定し
た転写電圧が印加される。ここでは、固定抵抗器33に
抵抗値が1MΩのものを使用したが、使用するツェナー
ダイオードの規格に応じて適宜変更されるものである。
【0030】以上の構成により、同一の転写ローラを使
用しつつも各転写ローラに印加する電圧を所定の最適転
写電圧とすることができる。このため、上記第2の従来
技術のように異なる抵抗値の転写ローラを使用する必要
がなくなり、その分転写ローラの製造コストが安くなる
と共に、ツェナーダイオードの使用により、半永久的に
安定した電圧比を得ることができる。
【0031】(第1の実施の形態における変形例)本第
1の実施の形態については、変形例として次のような形
態を実施することができる。 上記第1の実施の形態では、ツェナーダイオード32
−1〜32−3を使用して各転写ローラにそれぞれ所定
の電圧を印加するようにしていたが、ツェナーダイオー
ドに換えて固定抵抗器を使用してもよい。
【0032】図2は、図1におけるツェナーダイオード
32−1〜32−3を固定抵抗器36−1〜36−3に
置換えた構成を示す図である。固定抵抗器36−1〜3
6−3には、各抵抗値が330kΩのものが使用され
る。また、固定抵抗器33については、その抵抗値が9
90kΩのものが使用される。このように構成すること
で、転写ローラ25C〜25Kには、実施の形態1と同
様、それぞれ900,1200,1500,1800V
の最適転写電圧が印加される。
【0033】さらに、ツェナーダイオードに換えて、ツ
ェナーダイオードと同様の電気特性をもつバリスタを使
用してもよい。 転写電荷付与部材として転写ローラの代わりに、導電
性樹脂または導電性ゴムなどからなるフィルムやブレー
ド、もしくは導電性繊維などからなるブラシ、回転ブラ
シなども適用可能である。
【0034】図3は、図1において、転写ローラ25C
〜25Kの代わりに転写フィルム26C〜26Kを使用
した場合の例を示す図である。転写フィルム26C〜2
6Kは、それぞれ搬送ベルト21の幅とほぼ同じ幅を有
し、搬送ベルト21に対して適当な接触圧で接するよう
にその位置と傾きが調整されている。転写フィルムの材
質は、転写ローラと同程度の導電性を持つ樹脂からなる
ものが使用される。
【0035】さらに、転写電荷付与部材として図4に示
すように非接触式のコロナ放電器も適用可能である。各
コロナ放電器27C〜27Kは、すべて同一仕様のもの
が使用される。 定電圧電源装置を2個用意して、モノクロ画像形成用
とカラー画像形成用にそれぞれ使用するようにしてもよ
い。
【0036】図5は、定電圧電源装置を2個使用した場
合の転写部30の構成を説明するための図である。モノ
クロ画像形成用としてブラックトナーの転写に使用され
る定電圧電源装置31−1は、転写ローラ25Kのみを
印加するように接続される。この場合の印加電圧は、転
写ローラ25Kの最適転写電圧である1800Vであ
る。
【0037】また、カラー画像形成用としてカラートナ
ーの転写に使用される定電圧電源装置31−2により発
生する電圧は、転写ローラ25Yの最適転写電圧となる
1500Vとなるように制御されており、ツェナー電圧
が300Vであるツェナーダイオード32−2,32−
1が直列して接続され、ツェナーダイオード32−1の
出力端Q3が、固定抵抗器33を介して接地された分圧
回路に供給され、点Q1、Q2、Q3の各電圧1500
V,1200V,900Vが、それぞれ転写ローラ25
Y、25M、25Cに印加される。
【0038】この場合であっても、少なくとも第1の従
来技術に比べて電源装置の数を減らすことはできるし、
第2の従来技術に比べても抵抗値の異なる転写ローラを
使用しなくて済むので、安定した転写電圧を得ることが
できる。 上記第1の実施の形態においては、感光体ドラムから
記録シートにトナーを転写する直接転写方式の画像形成
装置について説明してきたが、一旦感光体ドラムから転
写ベルトにトナーを転写(一次転写)し、この転写ベル
トから記録シートに再転写(二次転写)する、いわゆる
中間転写方式の画像形成装置においても適用可能であ
る。
【0039】図6は、このような中間転写方式によるタ
ンデム型画像形成部の概略構成を示す。同図に示すよう
にこの画像形成部は、転写ベルト210が、駆動ローラ
22、従動ローラ23およびバックアップローラ280
により張架されており、転写電荷付与部材として、一次
転写用の転写ローラ25C〜25Kのほか、転写ベルト
210を介してバックアップローラ280に対向する位
置に二次転写ローラ250が配設される。
【0040】分圧回路35には、上記ツェナーダイオー
ド32−1,32−2,32−3に加えて、ツェナーダ
イオード32−4がツェナーダイオード32−3の前段
に直列に接続され、定電圧電源装置31により点R1に
電圧が印加され、当該点R1および点R2〜R5におけ
る電圧が、それぞれ、二次転写ローラ250,25K,
25Y,25M,25Cに印加される。この場合、定電
圧電源装置31は、二次転写電圧2100Vの電圧を発
生するようにCPU61により制御される。
【0041】このような構成により、1個の電源装置の
みで二次転写ローラを含めた全ての転写ローラに適正な
転写電圧を印加することができる。 なお、上記実施の形態では、ツェナーダイオードを3
個使用して4個の転写ローラにすべて異なる電圧を印加
したが、たとえば、ツェナーダイオード32−1のみを
使用して、転写ローラ25Cのみに他の転写ローラ25
M〜25Kよりも低い電圧を印加させるようにし、他の
転写電圧は、上記第1もしくは第2の従来技術により異
なる転写電圧を印加するようにしてもよい。このように
構成しても、転写効率は落ちる可能性があるが、従来技
術に比べて転写ローラの製造コストを削減することがで
きる。
【0042】(第2の実施の形態)次に、本発明に係る
タンデム型複写機の第2の実施の形態について説明す
る。図7は、第2の実施の形態におけるタンデム型複写
機の画像形成部の概略構成図を示す。同図に示す画像形
成部は、シート搬送部20および分圧回路35などが異
なる他は図1に示すものと同様のものである。そのた
め、図1と同じ番号を付した同じ構成要素のものについ
ては説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0043】シート搬送部20において、感光体ドラム
11C直前の位置に、搬送されてきた記録シートを検出
する反射型光電センサ29が設置されており、これによ
り搬送ベルト21上を搬送される記録シートSの先端と
後端の通過が検出されるようになっている。一方、分圧
回路35において、各転写電圧が生成される点P1〜点
P4と各転写ローラ25C〜25Kとの間には、それら
の経路を切断するためのスイッチ部34C〜34Kが備
えられている。スイッチ部34C〜34Kとしては、例
えば、電磁リレーが用いられ、CPU61により、記録
シートSが該当する転写位置を通過するときのみONと
なるように制御される。
【0044】すなわち、反射型光電センサ29から各転
写位置までの距離および搬送ベルト21の走行速度は予
め分かっているので、当該反射型光電センサ29で記録
シートSの先端および後端のそれぞれを検出してからの
時間をカウントすることにより、記録シートSの先端が
各転写位置に到達するタイミングとその後端が各転写位
置を抜けるタイミングを容易に知ることができる。これ
によりCPU61は、記録シートSが現在どの転写位置
を通過中であるかを判断でき、当該通過中の転写位置に
対応するスイッチ部だけをONにするように制御する。
【0045】このように現実に転写に寄与していない転
写ローラへの電圧印加を阻止することにより、感光体ド
ラムの特性の劣化を防止することができる。すなわち、
常時転写ローラに電圧を印加させて感光体ドラムを帯電
させておくと、感光体の帯電特性が劣化し、作像時にお
ける感光体ドラム表面の電位絶対値が低下してしまう。
そのため画像濃度が変化する結果となり再現性が悪くな
る。一方、転写ローラも長時間通電すると抵抗特性が変
化する傾向にあるため、この点でも電圧の印加時間を少
しでも短くする方が望ましい。
【0046】そこで、上述したように、各スイッチ部を
転写時のみONにすることにより、感光体ドラムの感光
特性や転写ローラの抵抗特性を無駄に劣化させることが
なくなり、その寿命を伸ばすことができる。 (第3の実施の形態)次に、本発明に係るタンデム型複
写機の第3の実施の形態について説明する。
【0047】図8は、第3の実施の形態に係るタンデム
型複写機の画像形成部の構成を示す概略図である。同図
に示す画像形成部は、転写電源を定電流制御することを
特徴としており、定電流電源装置41などが異なるほか
は、図1に示すものと同様である。そのため、図1と同
じ番号を付した同じ構成要素のものについては説明を省
略し、異なる部分を中心に説明を行う。
【0048】同図において、定電流電源装置41は、定
電流制御部411と電流検出器412とからなる。電流
検出器412は、各転写ローラに流れる総電流値を検出
し、定電流制御部411はこの検出結果に基づき、当該
転写総電流量が所定の値になるように制御し、その電流
を次に述べる分圧回路35に供給する。分圧回路35
は、ツェナーダイオード32−1〜32−3および固定
抵抗器33が直列に接続される点は、図1と同様だが、
固定抵抗器33におけるツェナーダイオード32−1と
の結合端の反対側は、電流検出器412を介さずに定電
流制御部411に帰還するようになっている。したがっ
て、電流検出器412で検出されるのは、接地回路を介
して流れて来る電流、すなわち各転写ローラ25C〜2
5Kから各感光体ドラム11C〜11Kに流れる転写電
流値I1〜I4の総和となる。
【0049】そこで、この転写電流値I1〜I4の総和
電流値(I1+I2+I3+I4)が最適な電流値とな
るように、定電流制御部411をフィードバック制御す
ることにより総転写電流が一定の最適な値に確実に制御
できる。この最適な値は、機種ごとに異なるが、実験な
どにより予め求められるものである。なお、各ツェナー
ダイオード32−1〜32−3に流れる電流値が、ツェ
ナーダイオードが確実に動作する電流領域となるように
固定抵抗器33の抵抗値が決定されるのは、第1の実施
の形態と同じである。
【0050】これにより、各転写ローラの抵抗値の経時
的な変化や、使用環境(温度、湿度など)の変化に起因
して、転写ローラから感光体ドラムを経由する転写電流
経路の抵抗値が変化した場合においても、転写総電流が
一定に保たれる。各転写ローラ25C〜25Kは、同一
材料で構成されており劣化や使用環境の影響は同程度と
推量されるので、総転写電流量さえ一定に制御しておけ
ば、各転写ローラにおける転写電流値I1〜I4もそれ
ぞれ一定に制御されると考えられる。その結果、各転写
ローラにおいて安定した転写効率が確保され、長時間良
好な画質の画像を形成することが可能となる。
【0051】(第3の実施の形態の変形例)上記第3の
実施の形態の変形例として以下のような形態を実施する
ことができる。 上記第3の実施の形態では、分圧回路35から各転写
ローラへ常時接続された構成をしていたが、各転写ロー
ラ直前の配線上にスイッチ部を設けて非転写時には電気
的に切断できるようにしてもよい。
【0052】図9は、図8における画像形成部にスイッ
チ部を設けた場合を説明するための図である。同図に示
す画像形成部は、分圧回路35内に分圧回路の各電圧を
生じる点から転写ローラ25C〜25Kに至る経路の途
中にスイッチ部34C〜34Kを設けた以外は、図8に
示すものと全く同様である。各スイッチ部34C〜34
Kは、該当する転写位置を記録シートSが通過するとき
のみONになるようCPU61によって制御される。そ
のON/OFF制御の仕方は、上述の図7で説明した場
合と全く同様なので、ここでの説明は省略する。
【0053】図7の場合と異なるのは、定電流電源装置
41の制御内容である。すなわち、記録シートSの先端
が転写ローラ25Cの転写位置まで搬送されてくると、
メインCPUの指示によりスイッチ部34CをONする
と共に、CPU61は、定電流制御部411で制御すべ
き基準となる電流値(基準電流値)として最適転写電流
値I1に設定し、定電流制御部411は当該電流値とな
るように電流検出器412の検出値に基づき制御する。
続いて、記録シートSの先端が転写ローラ25Mの転写
位置まで搬送されてくると、スイッチ部34MがONさ
れる。同時に、CPU61は定電流制御部411の基準
電流値を、上記電流値I1に転写ローラ25Mの最適転
写電流値I2を加えた電流値I1+I2に設定して定電
流制御させる。ただし、記録シートSの後端が転写ロー
ラ25Cの転写位置を通過したときには、スイッチ部3
4CをOFFにすると共に、基準電流値として現在の定
電流制御部411の基準電流値をI2に変更する。この
ようにして、各スイッチ部のON/OFF動作に同期さ
せて、定電流電源装置41から供給する電流値が、転写
位置に記録シートがある転写ローラに通じるべき最適転
写電流の和に常に等しくなるように制御する。
【0054】この構成により、非転写時には転写ローラ
に電圧が印加されないことから、非転写時における無駄
な通電による転写ローラの劣化や感光体ドラムの劣化が
阻止され、転写ローラや感光体ドラムの寿命が長くな
る。その上、各転写ローラから感光体ドラムに流れる電
流値が一定に制御されるため、その抵抗値の変化や使用
環境(温度・湿度)などにより転写電流の経路途中の抵
抗に変化が起こった場合においても、安定した転写効率
が確保される。
【0055】また、スイッチ部34C〜34Kにより全
く転写電流経路を切断するのではなく、当該転写電流経
路における抵抗と等価な抵抗回路に切り換えて定電流制
御部411に帰還させるよにしてもよい。図10は、こ
の場合における分圧回路35の構成を示す図である。記
録シートが該当する転写位置を通過するときだけ、切換
スイッチ37C〜37Kは、転写ローラ25C〜25K
側に切り換えられ、それ以外は固定抵抗器38C〜38
K側に切り換えられる。各転写電流経路と各固定抵抗器
38C〜38Kを通過した電流値の和は、接地回路を介
して電流検出器412で検出される。
【0056】各固定抵抗器38C〜38Kの抵抗値は、
各転写ローラ25C〜25Kから対向する各感光体ドラ
ム11C〜11Kを経由して接地回路に至るまでの転写
電流経路における抵抗値と等しく設定されているため、
図9の場合のようにスイッチ部34C〜34Kの切断状
態に応じて基準電流値を変更する必要はなくなり、定電
流電源装置41は、予め設定された最適転写電流値(I
1+I2+I3+I4)のみに制御される。
【0057】上記第3の実施の形態では、搬送ベルト
21に接触する転写ローラを転写電荷付与部材として用
いた例を示したが、転写電荷付与部材として非接触式の
コロナ放電器も適用可能である。図11は、図8おける
転写ローラの代わりにコロナ放電器27C〜27Kを使
用した構成を示す図である。各コロナ放電器27C〜2
7Kのシールドケーシングは接地させずに、定電流制御
部411と電流検出器412の間に接続するようにして
いる。このように構成することにより、転写電荷付与部
材としてコロナ放電器を使用しても図8と同様の効果を
得ることができる。
【0058】(第4の実施の形態)次に、本発明に係る
タンデム型複写機の第4の実施の形態について説明す
る。図12は、第4の実施の形態に係るタンデム型複写
機の画像形成部の概略構成図を示す。同図に示す画像形
成部は、定電圧・定電流電源装置40などが異なる他
は、図8に示すものと同様である。そのため、同じ番号
を付したものは同じ構成要素であるため説明を省略し、
異なる部分を中心に説明を行う。
【0059】定電圧・定電流電源装置40は、定電圧電
源装置31と定電流電源装置41、および切換スイッチ
42により構成される。切換スイッチ42には、電磁リ
レーが用いられ、CPU61からの切換信号によって、
転写ローラ25C〜25Kが、定電圧制御部311と定
電流制御部411のいずれかと接続されるように切り換
える。以下、切換スイッチ42が定電圧制御部311と
接続されて当該定電流制御部411が起動されている状
態を「定電圧電源がON」と、切換スイッチ42が定電
流制御部411と接続されて当該定電流制御部が起動さ
れている状態を「定電流電源がON」という。なお、定
電流電源がONされた状態では、第3の実施の形態にお
ける図8の場合と同様の状態となる。
【0060】ツェナーダイオード32−1と直列に接続
された固定抵抗器33の一端は、接地せずに電流検出器
412と定電流制御部411の間に接続し、電流検出器
412を介さずに直接、定電流制御部411に帰還させ
る。なお、ROM62は、定電圧・定電流電源装置40
を制御して最適転写電圧を一定に保持するための制御プ
ログラムなどを格納する。以下、定電圧・定電流電源装
置40における定電圧電源装置31の印加電圧の決定処
理について説明する。
【0061】まず、CPU61から指示があると、CP
U61はROM62に格納された制御プログラムに従
い、搬送ベルト21を循環走行させた状態で切換スイッ
チ42を定電流制御部411に切り換える。搬送ベルト
21を走行状態にするのは、後述する電圧検出器312
での測定における搬送ベルトの抵抗ムラの影響を少なく
するためである。
【0062】次に、定電流制御部411を起動させて、
各転写ローラ25C〜25Kにおける転写電流値I1〜
I4の総和電流値が予め設定された所定の転写電流値に
なるように制御する。電圧検出器312から出力される
測定結果をRAM63に格納する。以下、定電流電源が
ONされた状態における電圧検出器312の電圧測定値
を転写ローラに対する「定電圧制御基準値」という。こ
の定電圧制御基準値と最適転写電流値により、4つの転
写位置における各転写ローラ25C〜25Kから搬送ベ
ルト21を介して各感光体ドラム11C〜11Kまでの
経路における総抵抗値が推算される。なお、この総抵抗
値には、搬送ベルトの平均的な抵抗値が加味されること
となる。上述したように、定電圧制御基準値は、搬送ベ
ルト21が搬送された状態において測定されており、搬
送ベルトの局所的な抵抗値の変化は平均化されるからで
ある。
【0063】ROM62には、この総抵抗値と印加電圧
の関係を示す表が予め格納されており、この総抵抗値に
基づき定電圧電源の最適印加電圧が決定される。以上の
処理については、主に装置の電源投入時になされるが、
その他、各プリントジョブ実行の直前や、所定のプリン
ト枚数ごとにしてもよい。そして、転写時点において切
換スイッチ42を定電圧制御部311側に切り換え、定
電圧電源をONさせて上記決定された最適電圧を印加す
る。これにより、転写ローラ25C〜25Kには、搬送
ベルトと転写ローラの総抵抗値に応じた、最適転写電圧
が印加される。すなわち、通電による転写ローラや搬送
ベルトの劣化、使用環境(温度・湿度)などに応じて転
写に最適な電圧が転写ローラに印加されることから、転
写効率が継続して安定し、良好な画質の画像を形成する
ことができる。その上、第1の実施の形態と同様、1種
類の抵抗値の転写ローラを使用できるため低コストなタ
ンデム型複写機を実現することができる。
【0064】なお、総抵抗値を求める際において、定電
流制御部411で流す電流値を予め求めた最適転写電流
値の総和となるように設定しておけば、このときに電圧
検出器312で検出された電圧値をそのまま、定電圧制
御部311で発生すべき最適電圧とすることも可能であ
る。この際における最適転写電流値の総和の値は、構成
部材などの違いによって機種ごとに異なるが、実験など
により容易に求められるものである。
【0065】(第4の実施の形態の変形例)本第4の実
施の形態の変形例として、以下のような形態を実施する
ことができる。 上記第4の実施の形態においては、定電流制御部41
1により4つの転写ローラに定電流を流して定電圧制御
基準値を測定したが、特定の転写ローラについて個別に
定電圧制御基準値を測定するようにしてもよい。
【0066】特に、モノクロのプリントを実行する場合
には、作像ユニット10Kのみしか使用しないので、転
写ローラ25Kのみについて定電圧制御基準値を求めら
れるように構成しておくと便利である。図13は、この
場合における構成を示しており、図12において分圧回
路からカラー用の転写ローラ25C〜25Yまでの転写
電流経路の途中にスイッチ部34C〜34Yを設けた点
が異なる。
【0067】転写ローラ25Kについてのみの定電圧制
御基準値を求める場合には、スイッチ部34C〜34Y
をOFFの状態にすると共に、定電流電源装置41をO
Nにして定電流制御し、そのときに定電流制御部411
で発生する電圧を電圧検出器312で検出して、これを
定電圧制御基準値とし、当該転写電流経路における抵抗
値を求め、さらに定電圧制御時における制御電圧を求め
るようにすればよい。そして、モノクロプリントを実行
する場合には、スイッチ部34C〜34YをOFFの状
態にし、定電圧電源装置31により上記求めた転写ロー
ラ25K用の制御電圧を定電圧制御部311で発生させ
て転写ローラ25Kに印加することにより、モノクロプ
リント時における転写効率を安定させることができる。
【0068】本変形例では、カラー用の転写ローラ25
C、25M、25Yを経由する転写電流経路を個別のス
イッチ部34C〜34Kを設けたが、カラープリント時
は、これらほぼ同時にONにされるので、図14に示す
ように1個のスイッチ部39で代用して、これによりカ
ラー用の転写ローラへの転写電流経路を一括して切断す
るようにしてもよい。なお、同図では、固定抵抗器33
には、スイッチ部39がOFFにされると電流が流れな
いので、電流検出器412による転写電流の検出に支障
がなくなるため、同固定抵抗器33の一端は接地してい
る。しかし、全体の定電圧制御基準値も求める場合に
は、スイッチ部39はONになるのであるから、図13
と同じように接続し、固定抵抗器33を経由した電流が
電流検出器412を通過しないようにする方が望まし
い。
【0069】また、モノクロプリント時において、カラ
ー用の作像ユニット10C〜10Yにおける消耗を避け
るため、感光体ドラム11C〜11Yを搬送ベルト21
から離間させる構成を有する場合には、これを利用して
上述のように転写電流経路を切断するスイッチを省略す
ることができる。図15は、この場合における画像形成
部の一例を示す図である。
【0070】シート搬送部20は、転写ローラ25Yと
25Kの転写位置の間にバックアップローラ28を有す
ると共に、転写ローラ25C〜25Yと従動ローラ2
3、およびベルトクリーナ24を一体的に保持するフレ
ーム部材(不図示)を備えており、このフレーム部材
は、駆動ローラ22の駆動軸を支軸にして上下方向に揺
動可能になっており、アクチュエータ(不図示)により当
該フレーム部材を下方(C方向)に揺動させて、一点鎖
線で示す位置にすることにより、各転写ローラ25C〜
25Yから各感光体ドラム11C〜11Yに転写電流が
流れることはなくなる。上記図13、14と同様にして
転写ローラ25Kを経由する転写電流経路における抵抗
値を求めることができる。
【0071】各転写ローラは、同一素材で製造されてお
り、通電による劣化の程度も各転写ローラにおいてほぼ
同程度とみなされる。そのため、少なくとも1つの転写
ローラを経由する転写電流経路における抵抗値を求めて
おけば、他の転写ローラを経由する転写電流経路におけ
る抵抗も同一と考えられるので、これに基づき全部の転
写ローラを作動させる場合における定電圧制御基準値を
容易に求めることができる。
【0072】なお、上記各実施の形態においては、主に
電子写真式のタンデム型複写機について説明してきた
が、本発明は、これに限定されるものではなく、各作像
ユニットおいて感光体ドラムを共有したような場合、す
なわち、1個の感光体ドラムの周囲に複数の露光ユニッ
トと現像器を配したような構成や、ドラム表面の主走査
方向に一定ピッチで並んだ複数の電極針に電圧を印加し
て、当該ドラム表面に静電潜像を記録するようないわゆ
る静電記録方式の作像ユニットを複数有する場合など、
何らかの作像ユニットで形成された画像を複数の転写装
置で転写して画像を形成する画像形成装置一般に適用さ
れるものである。
【0073】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
画像形成装置によれば、各転写電荷付与手段へ電圧を印
加する転写電源装置の数を、当該転写電荷付与手段の数
よりも少なくして、一の転写電源装置により発生する電
圧を分圧回路を介して2以上の転写電荷付与手段に分配
するようにしているので、各転写電荷付与手段に同じ構
成のものを使用することが可能となるため、その製造コ
ストを下げることができると共に画像形成装置のコンパ
クト化を可能にする。
【0074】また、本発明に係る画像形成装置によれ
ば、電圧降下素子の一端から対応する転写電荷付与手段
の接続経路のうち少なくとも1つの接続経路途中に設け
られた経路切断手段を設け、当該転写電荷付与手段が配
された転写位置における転写が実行されないときに当該
接続経路を切断するようにしたので、転写電源装置を共
有しつつも、転写時以外には転写電荷付与手段に電圧を
印加することがなくなり、転写電荷付与手段を含めた周
辺部材が無駄に劣化することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るタンデム型複
写機の画像形成部の概略構成図である。
【図2】図1におけるツェナーダイオードに固定抵抗器
を用いる場合のタンデム型複写機の画像形成部の概略構
成図である。
【図3】図1における転写ローラに転写フィルムを用い
る場合のタンデム型複写機の画像形成部の概略構成図で
ある。
【図4】図1における転写ローラにコロナ放電器を用い
る場合のタンデム型複写機の画像形成部の概略構成図で
ある。
【図5】第1の実施の形態において、定電圧電源装置を
2つ用いる場合のタンデム型複写機の画像形成部の概略
構成図である。
【図6】本発明を中間転写方式のタンデム型複写機に適
用する場合の一例を示す画像形成部の概略構成図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るタンデム型複
写機の画像形成部の概略構成図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るタンデム型複
写機の画像形成部の概略構成図である。
【図9】図8においてスイッチ部を設ける場合のタンデ
ム型複写機の画像形成部の概略構成図である。
【図10】図8において切換スイッチを設ける場合のタ
ンデム型複写機の画像形成部の概略構成図である。
【図11】図8における転写ローラにコロナ放電器を用
いる場合のタンデム型複写機の画像形成部の概略構成図
である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係るタンデム型
複写機の画像形成部の概略構成図である。
【図13】図12においてスイッチ部を設ける場合のタ
ンデム型複写機の画像形成部の概略構成図である。
【図14】図12においてスイッチ部を設ける場合のタ
ンデム型複写機の画像形成部の概略構成図である。
【図15】図12において搬送ベルトの離間機構を設け
る場合のタンデム型複写機の画像形成部の概略構成図で
ある。
【図16】従来技術におけるタンデム型複写機の画像形
成部の概略構成図である。
【図17】従来技術におけるタンデム型複写機の画像形
成部の概略構成図である。
【符号の説明】
10 作像部 10C〜10K 作像ユニット 11C〜11K 感光体ドラム 20 シート搬送部 21 搬送ベルト 22 駆動ローラ 23 従動ローラ 24 ベルトクリーナ 25C〜25K 転写ローラ 28,280 バックアップローラ 29 反射型光電センサ 30 転写部 31 定電圧電源装置 32−1〜32−4 ツェナーダイオード 33,36−1〜36−3,38C〜K 固定抵抗器 34C〜K スイッチ部 35 分圧回路 37C〜K 切換スイッチ 40 定電圧・定電流電源装置 41 定電流電源装置 60 制御部 61 CPU 62 ROM 63 RAM 210 転写ベルト 311 定電圧制御部 312 電圧検出器 411 定電流制御部 412 電流検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DE05 DE07 DE09 EA03 EA16 EA18 EB04 EC06 EC07 EC09 EC20 ED24 EE07 ZA01 2H030 AA05 AB02 AD17 AD19 BB02 BB23 BB42 BB43 BB46 BB53 BB54 2H032 AA02 AA05 AA15 BA09 BA18 BA23 CA02 CA04 CA13 9A001 HH34 KK31

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の作像手段により形成された像を、
    複数の転写電荷付与手段に所定電圧を印加して被転写体
    に順次転写することにより画像を形成する画像形成装置
    であって、 各転写電荷付与手段へ電圧を印加する転写電源装置の数
    を、当該転写電荷付与手段の数よりも少なくして、一の
    転写電源装置により発生する電圧を分圧回路を介して2
    以上の転写電荷付与手段に分配するようにしたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記分圧回路は、少なくとも前記一の転
    写電源装置に接続される転写電荷付与手段の数よりも1
    つ少ない数の電圧降下素子を直列に接続し、当該転写電
    源装置を共有する各転写電荷付与手段に、対応する電圧
    が発生する電圧降下素子の一端が接続されてなることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧降下素子は、抵抗もしくは定電
    圧素子であることを特徴とする請求項2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧降下素子の一端から対応する転
    写電荷付与手段の接続経路のうち少なくとも1つの接続
    経路途中に設けられた経路切断手段と、 当該転写電荷付与手段が配された転写位置における転写
    が実行されないときに、当該接続経路を切断するように
    前記経路接続手段を制御する接続制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記一の転写電源装置は、電流供給装置
    と、電流検出手段と、当該電流検出手段で検出された電
    流値に基づき、一定量の電流が供給されるように前記電
    流供給装置を制御する電流制御手段とを含み、 前記作像手段を介して流れる電流のみを前記電流検出手
    段を介して電流供給装置に帰還させ、それ以外の電流を
    前記電流検出手段を介さないで直接、電流供給装置に帰
    還させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧降下素子の一端から対応する転
    写電荷付与手段の接続経路のうち少なくとも1つの接続
    経路途中に設けられた経路接続手段と、当該転写電荷付
    与手段が配された転写位置における転写が実行されない
    ときに、前記接続経路を電気的に切断するように前記経
    路切断手段を制御する接続制御手段とを備えることを特
    徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記電流制御手段は、前記経路切断手段
    による切断状態に応じ、前記電流検出手段で検出される
    電流値が、切断されていない経路に通じるべき転写電流
    の総和となるように前記電流供給手段を制御することを
    特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写電荷付与手段から作像手段を介
    して接地に至るまでの第1の経路とほぼ等価な抵抗値を
    有する第2の経路と、 第1の経路と第2の経路を切り換えて前記電圧降下素子
    の一端とを接続する切換手段とを備え、 前記切換手段は、対応する転写電荷付与手段により転写
    する際にのみ、第1の経路に切り換え、それ以外は第2
    の経路に接続することを特徴とする請求項5記載の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 転写動作に先立って、転写電源装置から
    転写電荷付与手段を経由して作像手段に至る転写電流経
    路における抵抗値を予め検出する抵抗検出手段と、 前記抵抗検出手段による検出結果に応じて、転写時に前
    記転写電源装置により発生させる電圧を変更するように
    制御する電圧制御手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記抵抗検出手段は、前記分圧回路に
    一定の電流を供給する定電流装置と、通電時に当該定電
    流装置で発生する電圧値を検出する電圧検出器とを含
    み、当該電圧検出器による検出結果と、供給する一定の
    電流値に基づき、転写電流経路における抵抗値を求める
    ことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 特定の一の転写電流経路における抵抗
    値を求める場合に他の転写電流経路を電気的に遮断する
    経路切断手段を備えることを特徴とする請求項10記載
    の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の作像手段は、それぞれ像担
    持体を有すると共に、前記転写電荷付与手段が対応する
    像担持体に電気的に接触した状態で配設されており、 前記遮断手段は、特定の一の転写電流経路における抵抗
    値を求める場合に、他の転写電流経路における像担持体
    および転写電荷付与手段を相対的に離間させる離間手段
    であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 一定速度で走行する転写ベルトを備
    え、前記複数の作像手段が、前記転写ベルトの走行方向
    に沿って配設されていることを特徴とする請求項1から
    12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 複数の作像手段により形成された像
    を、複数の転写電荷付与手段に所定の転写電圧を印加し
    て被転写体に順次転写して画像を形成する画像形成装置
    における転写電圧の印加方法であって、 各転写電荷付与手段へ電圧を印加する転写電源装置の数
    を、当該転写電荷付与手段の数よりも少なくすると共
    に、一の転写電源装置により発生する電圧を分圧回路に
    より分圧し、当該分圧により生じた異なる電圧を2以上
    の各転写電荷付与手段に印加するようにしたことを特徴
    とする画像形成装置における転写電圧印加方法。
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