JP2013231948A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、一次転写部材と二次転写部材をそれぞれ最適な電位にすることが難しい。
【解決手段】 二次転写対向ローラ13と一次転写部材14に接続され、二次転写対向ローラ13と一次転写部材14を所定電位以上に維持する電圧維持素子15と、を有することで、二次転写ローラ20と一次転写部材14をそれぞれ最適な電位にすることが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来から、電子写真方式の画像形成装置として、像担持体と中間転写体を備える画像形成装置が知られている。従来の画像形成装置は、中間転写体を介して像担持体の対向部に配置された一次転写部材に電圧電源(電源回路)より電圧を印加することで、中間転写体と像担持体と接触する一次転写部において一次転写電位を発生させている。そして、像担持体と中間転写体の間に形成された電位差によって、像担持体表面に形成されたトナー像を中間転写体上に一次転写する(一次転写工程)。その後、この一次転写工程を、各色のトナーに関して繰り返し実行することにより、中間転写体表面に複数色のトナー像を形成する。続けて、二次転写工程として、中間転写体表面に形成された複数色のトナー像を、二次転写部材へ二次転写電圧を印加することで、紙などの記録材表面に一括して二次転写する。一括転写されたトナー像は、その後、定着手段により記録材に定着される。
特開2001−175092号公報には、中間転写体としてベルトを使用し(以下、中間転写ベルトという)、中間転写ベルトの内周面を張架する張架部材又は一次転写部材に一次転写専用の転写電源を接続し、中間転写ベルトの周方向に電流を流すことで、複数の一次転写部材に一つの転写電源で電圧を印加する構成が開示されている。
特開2001−175092号公報
しかしながら、特許文献1では、一次転写部材、二次転写部材をそれぞれ最適な電位にするために一次転写用の電源と二次転写用の電源をそれぞれ独立して必要としていた。
本発明の目的は、簡単な構成で、一次転写部材、二次転写部材をそれぞれ最適な電位に維持することである。
前述の課題を解決するために、本願発明は以下の構成を備える。トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像が一次転写される移動可能な導電性の中間転写ベルトと、前記像担持体から前記中間転写ベルトにトナー像を一次転写するための一次転写部材と、前記中間転写ベルトに接触し前記中間転写ベルトと二次転写部を形成する二次転写部材と、前記二次転写部において前記中間転写ベルトを介して前記二次転写部材に対向する二次転写対向部材と、を有し、前記中間転写ベルト上のトナー像を記録材に二次転写する画像形成装置において、前記一次転写部材と前記二次転写対向部材に接続される電圧維持素子を有し、前記電圧維持素子が接続された前記二次転写対向部材と前記一次転写部材は、前記二次転写部材から前記中間転写ベルトを介して前記二次転写対向部材に流れる電流によって所定電位以上を維持することを特徴とする。
本発明によれば、二次転写対向部材と一次転写部材に電圧維持素子を接続することで、一次転写部材、二次転写部材をそれぞれ最適な電位にすることが可能になる。
実施形態1の画像形成装置を説明する概略図 画像形成装置の各制御部を説明するブロック図 実施形態1における一次転写部の構成を説明する図 周方向の中間転写ベルト抵抗の測定系を表す図 実施形態1の画像形成装置における電流経路を説明する概略図 実施形態1における一次転写電位と転写効率の関係を表す図 実施形態1における二次転写電位と転写効率の関係を表す図 二次転写部に記録材を突入させた前後における第1の画像形成ステーションの一次転写部の中間転写ベルト電位の電位変化を説明する図 露光制御部と露光手段を説明する図 実施形態1における他の実施構成を説明する図 実施形態1における他の実施構成を説明する図 実施形態1における他の実施構成を説明する図 実施形態2の画像形成装置を説明する概略図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施形態1)
図1は、カラー画像形成装置の一例を示す概略図であり、図1を用いての本実施形態の画像形成装置の構成及び動作を説明する。尚、本実施形態の画像形成装置は、a〜dの画像形成ステーションを設けているいわゆるタンデムタイプのプリンタである。第1の画像形成ステーションaはイエロー(Y)、第2の画像形成ステーションbはマゼンタ(M)、第3の画像形成ステーションcはシアン(C)、第4の画像形成ステーションdはブラック(Bk)の各色の画像を形成する。各画像形成ステーションの構成は、収容するトナーの色以外では同じであり、以下、第1の画像形成ステーションaを用いて説明する。
第1の画像形成ステーションaは、ドラム状の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)1aと、帯電部材である帯電ローラ2aと、現像器4aと、クリーニング手段5aと、を備える。感光ドラム1aは矢印の方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動しトナー像を担持する像担持体である。
さらに、現像器4aは、イエローのトナーを収容し感光ドラム1aにイエロートナーを現像するための装置である。クリーニング装置5aは、感光ドラム1aに付着したトナーを回収するための部材であり、本実施形態では、感光ドラム1aに当接するクリーニング部材であるクリーニングブレードと、クリーニングブレードが回収したトナーを収容する廃トナーボックスを備える。
コントローラ100が画像信号を受信することによって画像形成動作が開始され、感光ドラム1aは回転駆動される。感光ドラム1aは回転過程で、帯電ローラ2aにより所定の極性(本実施形態では負極性)で所定の電位に一様に帯電処理され、露光手段3aにより画像信号に応じた露光を受ける。これにより、目的のカラー画像のイエロー色成分像に対応した静電潜像が形成される。次いで、その静電潜像は現像位置において現像器(イエロー現像器)4aにより現像され、イエロートナー像として可視化される。ここで、現像器に収容されたトナーの正規の帯電極性は、負極性である。この実施形態では帯電部材による感光ドラムの帯電極性と同極性に帯電したトナーにより静電潜像を反転現像しているが、本発明は、感光ドラムの帯電極性とは逆極性に帯電したトナーにより静電潜像を正現像するようにした電子写真装置にも適用できる。
中間転写ベルト10は、複数の張架部材11、12、13とで張架され、感光ドラム1aと当接した対向部で同方向に移動する向きに、感光ドラム1aと略同一の周速度で移動可能である。感光ドラム1a上に形成されたイエロートナー像は、感光ドラム1aと中間転写ベルト10との当接部(以下、一次転写部と称す)を通過する過程で、感光ドラム1aと中間転写ベルト10に形成される電位差により中間転写ベルト10の上に転写される(一次転写)。一次転写部に形成される中間転写ベルト10の電位を以下では、一次転写電位とする。本実施形態の一次転写電位の形成方法については後述する。
感光ドラム1a表面に残留した一次転写残トナーは、クリーニング手段5aにより清掃、除去される。その後、清掃された感光ドラム1aは、次の帯電以下の画像形成プロセスに供せられる。
以下、同様にして、第2,3,4の画像形成ステーションb、c、dによって第2色のマゼンタトナー像、第3色のシアントナー像、第4色のブラックトナー像が形成され、それぞれの一次転写部で中間転写ベルト10上に順次重ねて転写される。以上の工程によって、目的のカラー画像に対応したフルカラー画像が得られる。
中間転写ベルト10上の4色のトナー像は、中間転写ベルト10と二次転写ローラ20が形成する二次転写部を通過する過程で、給紙手段50により給紙された記録材Pの表面に一括転写される(二次転写)。二次転写部材としての二次転写ローラ20は外径8mmのニッケルメッキ鋼棒に、体積抵抗10Ω・cm、厚み5mmに調整したNBRとエピクロルヒドリンゴムを主成分とする発泡スポンジ体で覆った外径18mmのものを用いている。また、二次転写ローラ20は、中間転写ベルト10の外周面に対して、50Nの加圧力で接触し、二次転写部を形成している。二次転写ローラ20は中間転写ベルト10に対して従動回転し、また、中間転写ベルト10上のトナーを紙等の記録材Pに二次転写している時には、転写電源21から二次転写電圧として1600[V]の電圧が印加されている。
転写電源21は、電圧を発生するトランスを有し、二次転写ローラ20に二次転写電圧を供給する構成となっている。二次転写電圧は、トランスから出力される電圧をコントローラ等の制御部(不図示)によって、略一定に制御している。また、転写電源21は、100[V]から4000[V]の範囲の電圧を印加可能である。
その後、4色のトナー像を担持した記録材Pは定着器30に導入され、そこで加熱および加圧されることにより4色のトナーが溶融混色して記録材Pに固定される。二次転写後に中間転写ベルト10上に残ったトナーは、クリーニング装置16により清掃、除去される。以上の動作により、フルカラーのプリント画像が形成される。
本画像形成装置全体の制御を行うコントローラ100の構成について図2を参照して説明する。コントローラ100は、図2に示すように、CPU回路部150を有する。CPU回路部150は、ROM151およびRAM152を内蔵する。CPU回路部150は、ROM151に格納されている制御プログラムに応じて、転写制御部201,現像制御部202,露光制御部203,帯電制御部204を統括的に制御する。環境テーブルや紙厚さ対応テーブルはROM151に格納されておりCPUが呼び出して反映される。RAM152は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。転写制御部201は、転写電源21を制御し、不図示の電流検出回路が検出する電流値に基づいて転写電源21から出力する電圧を制御している。コントローラ100は、ホストコンピュータ(不図示)から画像情報と印字命令を受信すると、各制御部(現像制御部202,露光制御部203,帯電制御部204)を制御して印字動作に必要な画像形成動作を実行する。
次に、中間転写ベルト10と、張架部材11、12、13と、接触部材14について詳細に説明する。
各画像形成ステーションa〜dと対向する位置には、中間転写体として中間転写ベルト10が配置されている。中間転写ベルト10は、樹脂材料に導電剤を添加して導電性を付与した無端状ベルトであり、張架部材である駆動ローラ11、テンションローラ12、二次転写対向ローラ13(二次転写対向部材)の3軸で張架され、テンションローラ12により総圧60Nの張力で張架されている。中間転写ベルト10は、感光ドラム1a、1b、1c、1dと当接した対向部で同方向に移動する向きに、駆動源(不図示)によって回転する駆動ローラ11によって感光ドラム1a、1b、1c、1dと略同一の周速度で回転駆動される。以下、中間転写ベルト10において、二つの張架部材(二次転写対向ローラ13と駆動ローラ11)の間であって、各感光ドラム1a、1b、1c、1dからトナー像が一次転写される面を一次転写面Mとする。
各感光ドラム1a、1b、1c、1dに対応して配置され、中間転写ベルト10に接触する複数の接触部材を備えている。ここでは、各感光ドラム1から中間転写ベルト10にトナー像を転写させる為の一次転写部材(金属ローラ14a、14b、14c、14d)を接触部材として採用している。金属ローラ14a、14b、14c、14dは、それぞれが対応する感光ドラムと中間転写ベルトが形成する一次転写部より下流側にずらした位置に配置している。
金属ローラ14a、14b、14c、14dの構成について、図3を用いて詳細を説明する。図3は図1の中で、第1画像形成ステーションaの構成を拡大したものである。図3において、金属ローラ14aは、感光ドラム1aの中心位置に対して、中間転写ベルト10の移動方向下流側に8mmずれた位置に配置されている。また、感光ドラム1aへの中間転写ベルト10の巻きつき量を確保できるように、感光ドラム1aと中間転写ベルト10で形成される水平面に対して、金属ローラ14aの長手方向の軸端部を1mm持ち上げた位置に配置される。
金属ローラ14aを一次転写部からずらして配置するのは、感光ドラム1aと金属ローラ14aが(中間転写ベルト10を介して)接触する構成では剛体である金属ローラ14aによって感光ドラムが傷つき耐久性が低下するからである。また、一次転写部の上流側で転写電界が発生すると感光ドラム上のトナー像が本来の転写位置と異なる位置に移動してしまう飛び散り現象が発生するため、金属ローラ14aは一次転写部の下流側にずらして配置している。
第1画像形成ステーションaの感光体ドラム1aと第2画像形成ステーションbの感光体ドラム1bとの間の距離をW、金属ローラ14aの一次転写部からのずれ量をK、中間転写ベルト10に対する金属ローラ14aの持ち上げ高さをHと定義する。本実施形態では、W=60mm、K=8mm、H=1mmとなる。なお、金属ローラ14aは、外径6mmのストレート形状のニッケルメッキSUS丸棒で構成され、中間転写ベルト10の回転に伴い、従動して回転する。金属ローラ14aは、中間転写ベルト10の内周面側に配置され、中間転写ベルト10の移動方向と直交する長手方向の所定領域に亘って接触している。
第2画像形成ステーションbに対応して配置される金属ローラ14b、第3画像形成ステーションcに対応して配置される金属ローラ14c、第4画像形成ステーションdに対応して配置される金属ローラ14d、についても金属ローラ14aと同様の構成となる。
本実施形態で使用した中間転写ベルト10は、周長700mm、厚さ90μmで、導電剤としてカーボンを混合した無端状のポリイミド樹脂を用いている。電気的特性としては、電子導電性の特性を示し、雰囲気中の温湿度に対する抵抗値変動が小さいのが特徴である。また、本実施形態では、中間転写ベルト10の材料としてポリイミド樹脂を使用したものの、熱可塑性樹脂であれば、他の材料でもよい。例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、アクリロ二トリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等の材料及びこれらの混合樹脂を使用しても良い。また、導電剤としてはカーボン以外に、導電性の金属酸化物微粒子を使用することが可能である。
本実施形態の中間転写ベルト10は、体積抵抗率で1×10Ω・cmである。体積抵抗率の測定は、三菱化学株式会社のHiresta−UP(MCP−HT450)にリングプローブのタイプUR(型式MCP−HTP12)を使用して測定する。測定条件は、室内温度は23℃、室内湿度は50%に設定し、印加電圧100[V]、測定時間10secの条件である。本実施形態では、中間転写ベルト10の体積抵抗率は、1×10〜3×1011Ω・cmの範囲のものが使用可能である。本実施形態のように、一次転写部から離れた位置に一次転写部材となる金属ローラ14を配置する構成では、中間転写ベルト10としては、金属ローラ14と中間転写ベルト10が接触する接触部から一次転写部に所望の電流が流れ易いベルトが望まれる。ここで体積抵抗率は、中間転写ベルトの材料としての導電性の尺度であり、実際に周方向に電流を流して所望な一次転写電位を形成することが可能なベルト(以下、導電性ベルト)であるか否かは、周方向の抵抗の大きさが重要である。
そこで、本実施形態では、中間転写ベルト10の周方向の抵抗については、図4(a)に示す周方向抵抗測定治具を使用して測定した。まず、装置の構成を説明する。測定する中間転写ベルト10は内面ローラ101と駆動ローラ102でたるみが無いように張架される。金属でできた内面ローラ101は高圧電源(TREK社製高圧電源:Model_610E)103に接続され、駆動ローラ102は接地されている。駆動ローラ102の表面は、中間転写ベルト10に対して十分に抵抗の低い導電ゴムで被覆されており、中間転写ベルト10が100mm/secとなるように回転する。
次に、測定方法について説明する。駆動ローラ102によって中間転写ベルト10を100mm/secで回転させた状態で内面ローラ101に一定電流ILを印加し、内面ローラ101に繋いだ高圧電源103で電圧VLをモニターする。図4(a)に示す測定系は図4(b)に示す等価回路であるとみなすと、内面ローラ101と駆動ローラ102までの距離L(本実施形態では300mm)の長さにおける中間転写ベルト10の周方向の抵抗RLはRL=2VL/ILによって算出することが出来る。このRLを中間転写ベルト10の100mm相当の中間転写ベルト周長に換算することで周方向の抵抗を求める。本実施形態の金属ローラを一次転写部に対して下流側にずらして配置する構成では、周方向の抵抗が1×10Ω以下の導電性ベルトであるとこが望ましい。
一般的に、二次転写をする為に二次転写用の電源が出力する電圧(二次転写電圧)は、一次転写をする為に必要な一次転写用の電源が出力する電圧(一次転写電圧)に対して、5倍から10倍程度大きい。複数枚の記録材に対して連続して画像形成する場合は、先行する記録材に対して二次転写を行う最中に後続の記録材に対する一次転写を行う必要があり、一つの転写電源によって、一次転写部材と二次転写部材をそれぞれ最適な電位にすることが難しい。そこで、一つの転写電源から、一次転写部材と二次転写部材をそれぞれ最適な電位にするための構成について説明する。
本実施形態の構成では、二次転写ローラ20に電圧を印加する転写電源21が、金属ローラ14a、14b、14c、14dに電位を維持させる電源として使用される。すなわち転写電源21は、一次転写と二次転写の共通の転写電源である。転写電源21から電圧が印加される二次転写部材(二次転写ローラ20)に中間転写ベルトを介して対向する二次転写対向ローラ13(二次転写対向部材)は電圧維持素子15を介して接地されている。そして、金属ローラ14a、14b、14c、14dも、電圧維持素子15に接続されている。電圧維持素子15が接続された被接続部材(二次転写対向ローラ13、金属ローラ14a、14b、14c、14d等)は、電流供給部材である二次転写ローラ20から中間転写ベルト10を介して電圧維持素子15に電流が流れることで、所定電位以上に維持される。
ここで、所定電位は、所望の転写効率を得ることができる一次転写電位を各一次転写部で維持できるように設定された電位である。本実施形態では、電圧維持素子15として定電圧素子であるツェナーダイオード15を用いている。以下、ツェナーダイオード15に逆方向の電圧を印加した際にアノードとカソード間にかかる電圧をツェナー電圧と定義する。複数のツェナーダイオードを直列に接続する場合は、最も被接続側のツェナーダイオードのカソード側が維持する電圧をツェナー電圧とする。
図5は、図1の画像形成装置における転写電源21から各金属ローラ14a、14b、14c、14dに流れる電流経路を説明する概略図である。2次転写ローラ20を抵抗20a、二次転写ローラ20と二次転写対向ローラ13とで挟まれ部分における中間転写ベルト10の体積方向の抵抗を抵抗10eとする。また、金属ローラ14a、14b、14c、14dと感光ドラム1a、1b、1c、1dとに挟まれた中間転写ベルト10の周方向の抵抗をそれぞれ抵抗10a、10b、10c、10dとみなす。ここで、転写電源21が二次転写ローラ20に印加する電圧は、二次転写部で二次転写を行うのに最適な電圧値であり、本実施形態では二次転写電圧として、1600[V]を印加している。
転写電源21から二次転写ローラ20に印加された二次転写電圧は、二次転写ローラ抵抗20aと中間転写ベルト10の体積方向の抵抗10eによって分圧される。この時、転写電源21から二次転写ローラ20に印加された二次転写電圧によって発生した電流は、二次転写ローラ抵抗20aと中間転写ベルト10の体積方向の抵抗10eを介し、一部がツェナーダイオード15側に流れる。このとき、ツェナーダイオード15は、カソード側からアノード側に電流を流すので、逆方向に電圧を印加された状態になる。ツェナーダイオード15のアノード側は接地されているので、ツェナーダイオード15のカソード側はツェナー電圧に維持される。したがって、ツェナーダイオード15がツェナー電圧(ここでは、300[V])を維持する状態になると、ツェナーダイオード15に接続された金属ローラ14a、14b、14c、14dもツェナー電圧に維持されることになる。その結果、各一次転写部で所望の転写効率を得ることができる一次転写電位(ここでは、200[V])を形成することが可能である。
図6は、一次転写電位と一次転写部での転写効率を示した結果となっている。縦軸の転写効率の値は、一次転写残濃度をマクベス濃度計(メーカー:グレタグマクベス社)で測定した結果を示しており、値が大きいほど一次転写残濃度が高くなるため、転写効率が低下することとなる。本実施形態の構成では、図6のグラフに示されるように一次転写効率が良好となる領域(95%以上の転写効率を達成する領域)は、100[V]〜400[V]の一次転写電位が必要である。それに対して、図6は、二次転写電圧と二次転写部での転写効率を示した結果となっている。図7に示すように、二次転写効率がOKとなる領域(95%以上の転写効率を達成する領域)は、1100[V]〜1600[V]の二次転写電圧が必要である。
このように、本実施形態では、転写電源21から二次転写部材20に二次転写性を満足する二次転写電圧(1600V)を印加しつつ、電圧維持素子15によって、各一次転写部で、一次転写性を満足する一次転写電位(200V)を形成することが可能である。
転写電源21は、定電圧制御ではなく、二次転写ローラ20に流れる電流が一定電流になるように制御してもよい。定電流制御を行うと、記録材の抵抗が変動しても、記録材表面とベルト表面との電位差を維持することができ、適正な二次転写電位差で二次転写をすることが可能である。
また、二次転写対向ローラ13にツェナーダイオード15を接続することで、記録材Pの突入時の中間転写ベルト10の電位の変動を抑制可能である。図8に、二次転写部に記録材Pを突入させた前後における第1の画像形成ステーションの一次転写部の電位変化を測定結果である。図8の縦軸は、第1の画像形成ステーションの一次転写部の電位、横軸は時間経過を表している。本実施例の構成での二次転写プロセス中に、中間転写ベルト10に印加される電圧を測定した。TREK社製表面電位測定装置(Model370)及び専用プローブ(Model 3800S−2)を使用し、電圧測定を行っている。二次転写対向ローラ13にツェナーダイオード15を接続し、二次転写対向ローラ13から中間転写ベルト10を介した位置に配置された不図示の金属ローラの電位をモニタリングする事により、中間転写ベルト10の表面電位を測定している。
図8の点線は、ツェナーダイオード15を接続していない時であり、図8の実線は、ツェナーダイオード15を接続している時を表している。記録材Pが二次転写部に突入した際に、定電流制御を行っていると、瞬間的に二次転写ローラ20から供給される電流量が増加する。この時、二次転写ローラ20から印加された電流のうち過剰な電流を、中間転写ベルト10、二次転写対向ローラ13を介してツェナーダイオード15に流す事が出来るため、中間転写ベルト10の表面電位を所望の200[V]に安定させる事が出来ている。しかしながら、ツェナーダイオード15を接続しない場合では、上述の効果が得られないために、記録材が二次転写部に突入するタイミングから、第1の画像形成ステーションの一次転写部の中間転写ベルト電位が変動している。
このように、二次転写対向ローラ13にツェナーダイオード15を接続することで、記録材が二次転写部に到達した際に二次転写電流が変化しても、第1の画像形成ステーションの一次転写部の中間転写ベルト電位を一定に保つことが可能である。
さらに、本実施構成では、金属ローラ14a、14b、14c、14dによって感光ドラム1a、1b、1c、1dに近い距離から給電できるため、中間転写ベルト10の抵抗が高い領域も使用することが可能である。
また、感光ドラム1a、1b、1c、1dの使用が進むと、感光ドラム表面は帯電ローラ2の放電により劣化し、また感光ドラム表面はクリーニング手段5と摺擦することにより削れ、その膜厚が薄くなる。このとき、使用状況(例えば累積回転数)の異なる感光ドラムが混在すると、各感光ドラムの膜厚はばらつきが生じる。この状態で複数の感光ドラムに一定の帯電電圧Vcdcを印加すると、一般的には、帯電ローラ2と感光ドラム1間のエアギャップに生じる電位差が異なり、感光ドラム表面の帯電電位Vdがばらついてしまう。各感光ドラム表面の帯電電位Vdがばらつくと、転写コントラスト(一次転写部における感光ドラム1と中間転写ベルト10の電位差)が変動してしまう。帯電電位Vdのばらつきに応じて、各一次転写部の電位を変更する方法が考えられるが、本実施形態の構成では、一次転写部の電位を各画像形成ステーションで任意に設定することができない。
そこで、使用環境や使用状態に応じてコントローラ100によって帯電ローラ2a、2b、2c、2dの帯電電圧をそれぞれ変更することで、感光ドラム表面の帯電電位Vdを均一にする方法が考えられる。これにより、各一次転写部で適正な一次転写コントラストを保つことができるようになる。
また、コストダウンのために各帯電ローラに電圧を出力する帯電電源を共通化した場合は、コントローラ100によって各露光手段3a、3b、3c、3dを制御する方法が考えられる。露光手段3a、3b、3c、3dにより画像信号に応じた静電潜像を形成する際に、弱露光によって、感光ドラム1a、1b、1c、1d面の非画像部領域を一様に露光することで、感光ドラム電位を安定化させることが可能である。
ここで、非画像部領域の弱露光について、第1の画像形成ステーションaの露光手段3aを例にとって、図9を用いて説明する。図9において、コントローラ100から送られて来る画像信号は、8ビット=256階調の深さ方向を持つ多値信号(0〜255)であり、この信号が0のときレーザー光はオフ、255のとき完全オン、1〜254の間では両者の中間の値を暫時持つものとする。ここで、非画像部露光レベルは、上記多値信号のレベルにより任意に設定することが可能である。以下の説明においては、この多値信号のレベルとして32を用いて、非画像部露光を行うものとする。コントローラ100から送られて来る画像信号が0の非画像部は、露光制御部203内の画像信号変換回路68aにより32に変換され、画像信号が1から255の値のもの関しては、33から255に圧縮変換している。その後、周波数変調回路61aにより、シリアルな時間軸方向の信号に変換され、本例では解像度が600ドット/インチの各ドットパルスのパルス幅変調に用いられる。
この信号により、レーザードライバー62aが駆動されてレーザーダイオード63aが発光し、レーザー光6aが出射する。このレーザー光6aは、ポリゴンミラー64a、レンズ65a、折り返しミラー66aを含んだ補正光学系67aを経て、走査光として感光ドラム1aに照射される。なお、周波数変調回路61aは、レーザードライバー62aとは離して、コントローラ側に設けても良い。
このように、非画像部を露光することで感光ドラム電位を安定化し、各感光ドラムの膜厚が変化しても良好な一次転写を行うことが可能である。
図10のように、複数の張架部材のうち、転写電源21から電圧が印加される二次転写ローラ20に中間転写ベルト10を介して対向する二次転写ローラ13に電圧維持素子を接続する構成であれば、同様の効果がある。
本実施形態では、金属ローラ14の材質としてニッケルメッキされたSUSを使用したものの、これに限られることはなく、アルミニウム、鉄等の他の金属、または、導電ローラである導電性の樹脂ローラであっても良い。更には、金属ローラ上に弾性層を被覆したような部材であっても、同様の効果を得ることができる。
図11は、一次転写部材として導電性を備える弾性ローラ22a、22b、22c、22dを採用した画像形成装置を説明する図である。なお、弾性ローラ22a、22b、22c、22dは、外径6mmのニッケルメッキ鋼棒に、体積抵抗率10Ω・cm、厚み3mmに調整したNBR(ニトリルブタジエンゴム)とエピクロルヒドリンゴムを主成分とする発泡スポンジ体で覆った外径12mmのローラ部材で構成される。中間転写ベルト10を介して感光ドラム1a、1b、1c、1dに対し、9.8Nの加圧力で当接させ、中間転写ベルト10の回転に伴い、従動して回転する。図11のように、導電性ローラを採用する場合は、一次転写部の直下に一次転写部材を配置することが可能である。このような構成によって、金属ローラ14を一次転写部の下流に配置する場合よりも、抵抗の高い中間転写ベルトを使用することが可能である。
本実施形態では、中間転写ベルト電位を安定化させるため、電圧維持素子として定電圧素子であるツェナーダイオード15を使用したものの、同様の効果を得られる素子であれば、別の定電圧素子(例えば、バリスタなどの素子)を用いてもよい。また、定電圧素子と違い抵抗素子に流れる電流量に応じて電位が変動するため定電圧素子より電位の管理が難しくなるが、電圧維持素子としては被接続部材の電位を所定以上に維持できれば抵抗素子、例えば、100MΩの抵抗素子を用いても良い。
また、任意の被接続部材と電圧維持素子15の間に抵抗素子を設けることで、抵抗素子が設けられた被接続部材と、抵抗素子が設けられていない被接続部材との間で電位差を形成してもよい。
また、転写電源21から負極性(トナーの正規の帯電極性と同極性)の電圧を二次転写部材に印加することが可能にしてもよい。そのような場合に、図12で示す画像形成装置では、転写電源21から負極性の電圧を印加すると、一次転写ローラ14に負極性の電位を持たせることが可能である。図12で示す画像形成装置は、電圧維持素子として二つのツェナーダイオード15f、15eが直列に接続される構成である。具体的には、電圧維持素子15としてツェナー電圧200[V]のツェナーダイオード15eのアノード側を接地している。そしてツェナーダイオード15eのカソード側とツェナーダイオード15fのアノード側を接続し、ツェナーダイオード15fのカソード側を二次転写対向ローラ13と各金属ローラ14に接続している。ツェナーダイオード15fは、ツェナー電圧200[V]を有する。ツェナーダイオード15eを第1のツェナーダイオードとすると、ツェナーダイオード15fは第2のツェナーダイオードであり、逆向きに接続されている。
正極性の電圧を印加した場合と同様に、負極性の電圧を印加すると、ツェナーダイオード15fに所定以上の電流が流れるとツェナーダイオード15fが200[V]を維持する。これによって二次転写部材に負極性の電圧を印加しつつ、一次転写部の電位を負極性に維持することが可能になる。
(実施形態2)
実施形態1では、一次転写部材である14a、14b、14c、14dが、一つの電圧維持素子に接続された構成について開示した。これに対し、本実施形態では、一次転写部材である14a、14b、14c、14dのうち少なくとも一つの一次転写部材が、直列に接続された複数の電圧維持素子の途中に接続されることを特徴とする。なお、その他の構成については実施例1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
図13は、本実施形態の画像形成装置を説明する概略図である。本実施形態では、電圧維持素子として定電圧素子であるツェナーダイオード15a、ツェナーダイオード15bを、二つ直列に接続している。具体的には、ツェナーダイオード15bのアノード側を接地し、ツェナーダイオード15bのカソード側とツェナーダイオード15aのアノード側を接続する。ツェナーダイオード15aのアノード側は、一次転写部材14aにも接続されている。そして、ツェナーダイオード15bのカソード側に二次転写対向ローラ13、一次転写部材14b、c、dが接続されている。
定電圧素子は夫々、ツェナーダイオード15bとしてツェナー電圧200[V]のツェナーダイオード、ツェナーダイオード15aとしてツェナー電圧50[V]のツェナーダイオードである。
転写電源21から二次転写ローラ20に正極性の電圧を印加し、二次転写ローラ20から中間転写ベルト10と二次転写対向ローラ13を介してツェナーダイオード15b、ツェナーダイオード15aに一定の電流が流れると、それぞれのツェナー電圧が維持される。ここで、ツェナーダイオード15bのカソード側に接続されている一次転写部材である金属ローラ14aは200[V]を維持する。その他の一次転写部材である一次転写ローラ14b、c、dは、ツェナーダイオード15bのカソード側に接続されているので、ふたつのツェナー電位を足し合わせた電圧250[V]を維持することが可能である。
このような構成にすることで、各一次転写部材が維持する電圧を各一次転写部で適宜変更することが可能である。例えば、最上流の画像形成ステーションaよりも下流側に配置される画像形成ステーションb、c、dの転写コントラストを小さくしてもよいし、下流側の画像形成ステーションの転写コントラストが順次大きくなる構成であってもよい

Claims (15)

  1. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像が一次転写される移動可能な導電性の中間転写ベルトと、前記像担持体から前記中間転写ベルトにトナー像を一次転写するための一次転写部材と、前記中間転写ベルトに接触し前記中間転写ベルトと二次転写部を形成する二次転写部材と、前記二次転写部において前記中間転写ベルトを介して前記二次転写部材に対向する二次転写対向部材と、を有し、前記中間転写ベルト上のトナー像を記録材に二次転写する画像形成装置において、
    前記一次転写部材と前記二次転写対向部材に接続される電圧維持素子を有し、前記電圧維持素子が接続された前記二次転写対向部材と前記一次転写部材は、前記二次転写部材から前記中間転写ベルトを介して前記二次転写対向部材に流れる電流によって所定電位以上を維持することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電圧維持素子が接続された前記一次転写部材と前記二次転写部材は、前記電圧維持素子によって同電位に維持されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電圧維持素子が接続された前記一次転写部材と前記二次転写部材は、一つの前記電圧維持素子にそれぞれが接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定電位以上に維持された前記一次転写部材によって前記像担持体から前記中間転写ベルトにトナー像を一次転写しつつ、前記二次転写部材によって前記中間転写ベルトから記録材にトナー像を二次転写することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記二次転写部材に電圧を印加する転写電源を有し、前記電圧維持素子は、前記二次転写部材と前記中間転写ベルトと前記二次転写対向部材を介して前記転写電源から電流が流れることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記中間転写ベルトを張架する複数の張架部材を有し、記複数の張架部材のうちの一つが前記二次転写対向部材であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体は、それぞれ異なる色のトナーを担持する複数の像担持体であり、前記一次転写部材は、前記複数の像担持体にそれぞれが対応して配置される複数の一次転写部材であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の一次転写部材は、前記中間転写ベルトの移動方向において、対応する前記像担持体と前記中間転写ベルトが形成する一次転写部よりも下流側に配置されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記転写電源が、前記二次転写部材に流れる電流が定電流になるように前記二次転写部材に電圧を印加することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  10. 前記電圧維持素子は、定電圧素子であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記電圧維持素子は、ツェナーダイオードであることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記複数の一次転写部材は、複数の金属ローラであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  13. 前記中間転写ベルトは無端状であり、前記複数の金属ローラは、前記中間転写ベルトの内周面側に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記複数の像担持体それぞれに露光する露光手段を有し、前記露光手段が前記像担持体に露光して静電潜像を形成する場合において、前記露光手段は、それぞれの前記像担持体の画像部を露光しつつ非画像部にも露光することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  15. 前記電圧維持素子は複数のツェナーダイオードであって、前記複数のツェナーダイオードのうちの少なくとも二つの前記ツェナーダイオードは、同方向且つ直列に接続されており、前記複数の一次転写部材の一部は、前記直列に接続される二つの前記ツェナーダイオードの間に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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