JP2001253014A - 化粧板及びフラッシュパネル - Google Patents

化粧板及びフラッシュパネル

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JP2001253014A JP2000064606A JP2000064606A JP2001253014A JP 2001253014 A JP2001253014 A JP 2001253014A JP 2000064606 A JP2000064606 A JP 2000064606A JP 2000064606 A JP2000064606 A JP 2000064606A JP 2001253014 A JP2001253014 A JP 2001253014A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保管中或いは長期間の使用に際して、外気に
よる吸湿、放湿等による板反り現象を起こさず、また、
芯材、枠材との接着に高周波加熱法のような生産性の良
好な方法を用いることが出来る化粧板及びそれを用いて
作製されたフラッシュパネルを提供することにある。 【解決手段】 木質系基材の一方の面に化粧シートを積
層し、他方の面に2枚の紙層を熱可塑性合成樹脂の押出
しコート層を介して接着してなる防湿シートを貼着した
化粧板において、前記熱可塑性合成樹脂層が高密度ポリ
エチレン樹脂であることを特徴とする化粧板とするもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築内装部材とし
て用いられる、外気の湿度や温度の変化によって発生す
る反りを防止する機能を有する化粧板及びそれを用いて
作製したフラッシュパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、合板、MDF(中密度繊維板)、
ハードボード、パーチクルボード等の吸湿或いは吸水、
又は、放湿により含水率が変わり易い、所謂、木質系基
材の片面に、熱硬化性樹脂含浸紙、熱可塑性樹脂シート
等の化粧シートを積層、固着して化粧被覆層を形成せし
めてなる化粧板がよく用いられ、装飾用建築用板、家具
類の表面装飾板等種々の用途に利用されているが、化粧
シート貼着時の接着剤の乾燥の度合い、また、保管中或
いは長期間の使用に際して湿気の影響を受けて狂いを生
ずることがある。即ち、上記木質系基材の含水率が、そ
の外気条件下における木質系基材の平衡含水率より小さ
い場合には、該化粧板の化粧シートを積層、固着してい
ない面から吸湿或いは吸水して裏面側を膨張させる傾向
があり、また、反対に木質系基材の含水率が、その外気
条件下における木質系基材の平衡含水率より大きい場合
には、放湿して収縮させる傾向があるのに対し、表面側
には一般に化粧被覆層が施されているため表面側からの
吸放湿は殆どなされない。従って化粧板の表面側と裏面
側との膨張率、又は収縮率が異なり、木質系基材に反り
を生じるという問題があった。
【0003】このような木質系基材の反りを防止する方
法として、紙層と紙層の間に低密度ポリエチレン樹脂層
を挟んだ構成からなる防湿シートを木質系基材の裏面に
貼着する事が提案され、そうすることによって、悪条件
での使用環境や保管条件でも反りや歪みの発生のない木
質系化粧板が得られたが、後加工として、室内ドア、引
き戸、間仕切り等に加工するとき、化粧板と枠材や芯材
との接着の方法として、相対する接着面の両方或いは片
方に接着剤を塗付し、相対する接着面同志を合わせて圧
締し加熱するが、この際の加熱方法として、被着木材に
クランプを掛けて圧締した状態で加熱空気雰囲気中にお
くか、被着木材を金属製熱板の間に挟んで該熱板を形成
する金属と木材を接触させて加熱することにより、接着
剤の硬化を行い作製していた。しかし、これらの接着の
方法はいずれも加熱効率が低く、また木材自体の熱伝導
度が小さいため、木材内部までの加熱に長時間を要し、
且つ木材の表面部と内部に於いて加熱むらを生じるとい
う欠点があり、生産性および品質の面で問題があった。
【0004】上記の問題点を解決する方法として、高周
波加熱による接着方法が提案されている。この接着方法
を用いることによって加熱効率がよくなり、加熱時間も
短縮され、加熱むらを生じることもなくなり、生産性の
面では大幅に向上するが、加熱方式が熱伝導と異なり、
高周波による内部発熱であるため加熱が均一で、温度上
昇が敏速なため接着剤の硬化温度が高くなり、防湿シー
トの防湿層である熱可塑性樹脂に低密度ポリエチレン樹
脂を用いている場合は、低密度ポリエチレン樹脂の耐熱
性が弱く、高周波加熱されることで低密度ポリエチレン
樹脂層が一度溶融し、再度、冷却されることによつて元
の状態に復元する。しかし、そのことによって低密度ポ
リエチレン樹脂層の界面は劣化し接着力が低下し剥離の
可能性が生じるという問題が新たに発生した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、保管中或いは長期間の使用に際して、外気による吸
湿、放湿等による板反り現象を起こさず、また、芯材、
枠材との接着に高周波加熱法のような生産性の良好な方
法を用いることが出来る化粧板及びそれを用いて作製さ
れたフラッシュパネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、木質系基材の一方の面に化粧シートを積層し、他方
の面に2枚の紙層を熱可塑性合成樹脂の押出しコート層
を介して接着してなる防湿シートを貼着した化粧板にお
いて、前記熱可塑性合成樹脂の押出しコート層が高密度
ポリエチレン樹脂であることを特徴とする化粧板とする
ものである。この構成とすることにより、高密度ポリエ
チレン樹脂は透湿度が少ないため防湿樹脂層を薄くする
ことが可能であり、従って安価な化粧板とすることがで
き、また、防湿層の両面が紙層で覆われているので紙層
が接着剤を良く吸収し、木質系基材への貼着および扉の
枠材、芯材との接着が容易になる。さらに、高周波加熱
時の高温の影響による防湿シートの層間接着力の低下が
防止されるので、悪条件での使用環境や保管条件でも、
反りや歪みの発生がみられない化粧板であり、後加工の
手段として生産性の良好な高周波加熱法が利用できる。
【0007】木質系基材の一方の面に化粧シートを積層
し、他方の面に2枚の紙層を熱可塑性合成樹脂の押出し
コート層を介して接着し、該熱可塑性合成樹脂の押出し
コート層が高密度ポリエチレン樹脂である防湿シートを
貼着してなる化粧板を少なくとも木質系の枠材の表裏面
に、前記化粧板の防湿シート側を前記枠材側として接着
剤を介し、高周波加熱により接着してなることを特徴と
するフラッシュパネルとするものである。こうすること
によって、高周波加熱時の温度によって高密度ポリエチ
レン樹脂が溶融することが無いため、高密度ポリエチレ
ン樹脂が紙層に浸透した状態で冷却され、投錨効果によ
る接着力が維持され、化粧板の間の湿気・水分の移動及
び化粧板と外気の間の湿気・水分の移動が阻止される。
従って、フラッシュパネルの表裏両側の外気に温度差、
湿度差があっても反りを生じることが少ないフラッシュ
パネルであり、木質系の枠材、フラッシュパネル部材と
の貼着の手段として生産性の良好な高周波加熱法が利用
でき、品質に優れたフラッシュパネルを容易に、そして
安価に提供できる。また、木質基材側に位置する紙層に
化学繊維紙を用いることによって、高密度ポリエチレン
樹脂との界面、或いは紙層の層間の接着強度が高くな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の化粧板の積層構成を
示す断面図、図2は本発明の化粧板を用いて作製したフ
ラッシュパネルの一部欠截側面図、図3は本発明の環境
試験の状態を示す説明図であり、1は化粧板、2は化粧
シート、3は木質系基材、4は防湿シート、41、42
は紙層、43は高密度ポリエチレン樹脂層、5は接着剤
層、6はフラッシュパネル、7は枠材、8は芯材、9は
接着剤層をそれぞれ表している。
【0009】本発明の化粧板1の構成としては、図1に
示すように、木質系基材3の表面に接着剤層5を介して
化粧シート2が積層され、裏面には接着剤層5を介して
2枚の紙層41、42が高密度ポリエチレン樹脂の押出
しコート層43を介して接着された防湿シート4が積層
された構成からなる。本発明の化粧板1の特徴として
は、前記防湿シート4の防湿層を構成する熱可塑性樹脂
層が高密度ポリエチレン樹脂層43、特に押出しコート
からなることである。
【0010】化粧シート2は特定の材質や構成に限定さ
れるものではなく、任意の材質の単層、あるいは積層構
造のものを用途に応じて選択することができる。ここで
はインキの付着性のよさ、成形の容易さ、および防湿性
の高さを考慮して、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、
アクリル、ポリエステル等の熱可塑性樹脂フイルムの表
面にインキで絵柄を印刷したもの、或いは、裏面と同様
の構成のものを用いている。
【0011】木質系基材3としては、合板、MDF、ハ
ードボード、パーティクルボード等水分や湿気が浸透し
て反り等の狂いを生ずる可能性のあるものであれば、上
記と同様の構造にすることにより問題が解消するもので
あり、木質系基材3として、本発明の対象となりうるも
のである。
【0012】本発明の化粧板1の防湿層として作用する
防湿シート4は、高密度ポリエチレン樹脂の押出コート
層43の両面に紙層41、42を貼着した3層構造であ
る。ここで、高密度ポリエチレン樹脂とは密度0.94
1g/m3 以上のものを指し、低密度ポリエチレン樹脂
とは密度0.910〜0.925g/m3 のものを指す
ものである。防湿シート4に用いられる紙層41、42
としては、秤量20〜50g/m2 の建材用プリント用
紙、純白紙等にラテックスや合成樹脂を含浸したもの、
あるいは、合成樹脂を混抄させて層間強度を強化した薄
葉紙(いわゆる紙間強化紙)等が好ましく使用される。
20g/m2 以下の場合は柔軟すぎ、貼合せ加工時に皺
が起こりやすく、50g/m2 以上の場合、紙層からの
剥がれ及び湿気が浸透し易く不具合が生じる可能性があ
る。また、木質系基材3側の紙層41には、レーヨン不
織布等の化繊紙と一般に呼ばれる化学繊維紙を用いるこ
とにより、その層間、或いは高密度ポリエチレンとの界
面の強度を強くすることも可能である。
【0013】また、防湿性を有する高密度ポリエチレン
樹脂の押出コート層は、防湿性として、透湿度30g/
2 ・24hr以下、好ましくは透湿度15g/m2
24hr以下の防湿層を形成することが望ましく、その
厚みとしては、防湿シートとしての剛性、及び紙層との
貼着作業性、材料コストの点から15〜30μm程度が
好ましい。ここで、ポリエチレン樹脂を同一厚みで貼着
した場合に、高密度ポリエチレン樹脂(密度0.942
g/m3 )と低密度ポリエチレン樹脂(密度0.924
g/m3 )とを対比すると、その透湿度は、例えば、1
5μmの時、それぞれ20g/m2 ・24hr、35g
/m2 ・24hrであり、また30μmの時には10g
/m2 ・24hr、20g/m2 ・24hrであるの
で、高密度ポリエチレン樹脂の高防湿性能が発揮される
か、または低密度ポリエチレン樹脂と同等の防湿性能で
よい場合には、薄膜化できるので、安価な防湿シートが
作製可能となる。
【0014】さらに、後加工として、ドア、間仕切り等
のフラッシュパネルに加工するとき、化粧板と芯材、枠
材との接着に高周波加熱接着方法を用いる場合は、加熱
方法が熱伝導と異なり、高周波による内部発熱であるた
めに、加熱効率がよくなり、加熱ムラを生じることもな
く加熱時間も短縮され生産性は向上するが、加熱が均一
で温度上昇が敏速で接着剤の硬化温度が高くなるため、
用いられる熱可塑性合成樹脂層の耐熱性(融点、ビカッ
ト軟化温度)の高いものが好ましく、耐熱性の点からも
低密度ポリエチレン樹脂よりもビカット軟化温度で30
℃程度高い高密度ポリエチレン樹脂が好ましいものであ
る。
【0015】防湿シート4を作るには、紙層41、42
と高密度ポリエチレン樹脂43のフイルムを接着剤を使
うか、あるいは熱などで貼合せる方法、2枚の紙層4
1、42にエクストルージョンラミネート法により高密
度ポリエチレン樹脂43の層を溶融押出しと同時にラミ
ネートする方法等があるが、本発明のように、紙層4
1、高密度ポリエチレン樹脂43および紙層42の3つ
の層にするときには、エクストルージョンラミネート法
により一度に3つの層を貼合せると、工程が少なくて済
むので最適な方法である。
【0016】防湿シート4と木質系基材3の貼付けに用
いられる接着剤層5としては、一般的な接着剤、例え
ば、酢酸ビニル樹脂系、エチレン/ビニルアセテート樹
脂系、尿素樹脂系、ウレタン樹脂系等のエマルジョン型
接着剤が火気に対して安全で、臭気もなく価格的にも安
価なため好ましく用いられる。
【0017】本発明の化粧板1は、このような3層構造
のものを用いることにより、木質系基材3における裏面
層への水分の吸放出が芯層の高密度ポリエチレン樹脂層
43によって防止されると共に、高密度ポリエチレン樹
脂層43の表裏面に紙層41、42が存在することで木
質系基材3裏面への接着剤による接着強度が良好となる
ため、一般的なラミネータ装置により簡単に貼着するこ
とが出来る。
【0018】また、本発明の化粧板1を用いて作製した
フラッシュパネル6は、図2に示すように、木質系の枠
材7とハニカムコア等を芯材8としたフラッシュパネル
部材の両面に木質系基材3からなる化粧板1の防湿シー
ト4面を内側にして、酢酸ビニル、アクリル系、ゴム系
等のエマルジョン型接着剤9を用いて、高周波加熱に
て、短時間に圧着し、反り防止が施されたフラッシュパ
ネル6としたものである。
【0019】本発明において用いる高周波加熱による部
材の接着は、化粧板、枠材、芯材等加工材の接着面に高
周波電圧を加えると、加工材及び接着剤を構成する分子
に激しく回転、振動が生じ、これによる分子間の摩擦に
よって加工材と接着剤の内部から発熱が起こり、瞬時に
接着剤を硬化させ、強力な接着を行うもので、外部加熱
とは根本的に異なり、化粧板、枠材、芯材等加工材自体
が発熱するため、熱効率も良く、省力化と生産性向上に
大きく貢献するものであり、また加工材の熱伝導度や部
材の厚みに左右されず、木材内部まで均一に加熱できる
ので均一な接着がなし得る。
【0020】
【実施例】実施例1 秤量30g/m2 の紙間強化紙(三興製紙(株)製、F
IX−30)にTダイ押出機から20μmの厚さに密度
0.942g/cm3 の高密度ポリエチレン樹脂を押出
しコーティングし、同時にもう一枚の秤量30g/m2
の紙間強化紙(三興製紙(株)製、FIX−30)をラ
ミネートし、チルロールで冷却して紙層が2層構造とな
る防湿シートを作製した。次いで、3.0mm厚みのM
DFに厚み80μmの塩化ビニル化粧シートをエチレン
−ビニルアルコール系接着剤で貼合せたMDF化粧板を
用意した。次いで、前記MDF化粧板の裏面に上記で得
られた防湿シートをエマルジョン型酢酸ビニル系接着剤
を用いて貼合せることにより防湿層を有するMDF化粧
板を得た。
【0021】比較例1 上記実施例において高密度ポリエチレン樹脂の代わり
に、密度0.924g/cm3 からなる低密度ポリエチ
レン樹脂を用いた以外は実施例1と同様にしてMDF化
粧板を得た。
【0022】上記、実施例1及び比較例1で作製したM
DF化粧板を高周波瞬間フラッシュプレス(山本ビニタ
ー(株)製、YBF−255−W型)機を用いて、下記
の高周波加熱条件でフラッシュ扉用枠材、芯材の両側に
酢酸ビニル系接着剤で貼合せ、幅825×長さ2000
×厚み30mmのフラッシュ扉を作製した。 高周波加熱条件 電圧200V、電流40KVA、周波数13.56MH
Z の高周波を15秒間印加した。 密着試験 JAS平面引張試験方法にもとずいて、前記各試料につ
いて密着試験を行い、剥離時の状態を観察した結果、実
施例1はMDFの層間で剥離が起こり、比較例1の資料
は紙層とポリエチレン樹脂層の層間から剥離があった。
【0023】
【発明の効果】本発明の化粧板は、木質系基材の裏面に
2枚の紙層を高密度ポリエチレン樹脂層を介して接着し
てなる防湿シートを貼合せた構成としているので、化粧
板の裏面からの水分や湿気は高密度ポリエチレン樹脂層
によって遮断されるために、反りの発生が防止され、ま
た、化粧板の裏面に貼着される防湿シートは、高密度ポ
リエチレン樹脂層を芯層としてその表裏に紙層が積層一
体化されてなる3層構造よりなるため、芯層の高密度ポ
リエチレン樹脂層による防湿効果に加えて、表裏面にお
ける紙層が化粧板裏面および後加工施工面に対し、火気
に対して安全で、臭気がない、価格的にも安価なエマル
ジョン型接着剤を使用して良好な接着強度を発揮する。
【0024】また、フラッシュ構造のドア、引き戸、間
仕切り等の貼着作業も高周波加熱法によって高速で容易
に行われ、品質的にも安定した製品が得られるので、木
質板を基板とする化粧板の用途をさらに拡大出来るよう
になった。さらに木質系基材側の紙層をレーヨン不織布
等の化学繊維紙とすることにより、界面、層間の強度が
向上し、より性能の高い化粧板或いはフラッシュパネル
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧板の積層構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の化粧板を用いて作製したフラッシュパ
ネルの一部欠截側面図である。
【符号の説明】
1 化粧板 2 化粧シート 3 木質系基材 4 防湿シート 41、42 紙層 43 高密度ポリエチレン樹脂層 5 接着剤層 6 フラッシュパネル 7 枠材 8 芯材 9 接着剤層 0
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01C AK05 AK05D AK15 AK22G AK69G AP00A AP00E AP03 AT00B BA05 BA07 BA10B BA10E BA13 CB00 DG01C DG10 DG10C DG10E DG15 EJ46 EJ46E GB08 HB00B JB16D JD04 JD04C JD04D JD04E JK06 JL02 JL04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質系基材の一方の面に化粧シートを積
    層し、他方の面に2枚の紙層を熱可塑性合成樹脂層を介
    して接着してなる防湿シートを貼着した化粧板におい
    て、前記熱可塑性合成樹脂層が高密度ポリエチレン樹脂
    であることを特徴とする化粧板。
  2. 【請求項2】 木質系基材の一方の面に化粧シートを積
    層し、他方の面に2枚の紙層を熱可塑性合成樹脂層を介
    して接着し、該熱可塑性合成樹脂層が高密度ポリエチレ
    ン樹脂である防湿シートを貼着してなる化粧板を少なく
    とも木質系の枠材の表裏両面に、前記化粧板の防湿シー
    ト側を前記枠材側として接着剤を介し、高周波加熱によ
    り接着してなることを特徴とするフラッシュパネル。
  3. 【請求項3】 前記2枚の紙層のうち木質系基材側に位
    置する紙層が化学繊維紙からなることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の化粧板及びフラッシュパネ
    ル。
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