JP2010006042A - 内装化粧材 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐衝撃性に優れ、かつ高温多湿の状況下でも反りの発生が抑えられ、特に腰壁に好適に用いられる内装化粧材を提供すること。
【解決手段】密度が0.40g/cm2未満の範囲である低密度木質系繊維板の上に、密度が0.70g/cm2以上の範囲である高密度木質系繊維板を積層してなる内装化粧材である。
【選択図】図1

Description

本発明は内装化粧材に関する。
従来、住宅や商業施設、病院、介護施設等の壁面には、石膏ボード等の不燃性を有するボードの上に、壁紙、ポリエステル化粧板、木粉配合塩ビ、あるいは合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)等の木質系基材に化粧シートを貼着した化粧材を施工したものが用いられている。近年、消費者の要求がより厳しくなり、かつ多様化している中、施工性、耐擦傷性等の従来要求されていた特性に加えて、耐衝撃性が求められている。例えば自宅介護をする住宅、病院や介護施設では、車椅子、患者搬送のためのストレッチャーや、食事配膳用のキャリアー等が用いられるが、これらが壁面に衝突することによる壁面表面の化粧材及びその下層にある石膏ボード等の下地材の破損が問題となっていた。施工性、耐擦傷性等に優れた化粧材はこれまで多く開発されてきているが(例えば、特許文献1参照)、耐衝撃性にも優れた壁面等の内装に用いられる化粧材は開発が十分になされていないのが現状であり、耐衝撃性に優れた内装化粧材の開発が望まれている。
ところで、上記したような用途における需要が増加するに伴い、その使用条件が多様化することで、これまで以上に厳しい環境化での使用が見込まれている。特に高温多湿の環境下においては、内装化粧材の反りが生じやすく、この反りによる下地材と内装化粧材との剥離、剥離による見栄えの悪さが問題となることがある。
特開2001−260109号公報
本発明は、このような状況の下で、耐衝撃性に優れ、かつ高温多湿の状況下でも反りの発生が抑えられる内装化粧材を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、密度の異なる木質繊維板を積層することで、耐衝撃性に優れ、かつ高温多湿の状況下でも反りの発生が抑えられる内装化粧材を得ることができた。
すなわち、本発明は、
(1)密度が0.40g/cm2未満の範囲である低密度木質系繊維板の上に、密度が0.70g/cm2以上の範囲である高密度木質系繊維板を積層してなる内装化粧材、
(2)前記低密度木質系繊維板の前記高密度木質系繊維板を設けた裏面に、さらに高密度木質系繊維板を積層してなる前記(1)に記載の内装化粧材、
(3)前記高密度木質系繊維板に、化粧シートを積層してなる前記(1)又は(2)に記載の内装化粧材、
(4)前記高密度木質系繊維板が、MDF(中密度繊維板)である前記(1)又は(3)に記載の内装化粧材、
(5)前記高密度木質系繊維板の少なくとも一方が、MDF(中密度繊維板)である前記(2)又は(3)に記載の内装化粧材、
(6)前記低密度木質系繊維板が、インシュレーションボードである前記(1)〜(5)のいずれかに記載の内装化粧材、及び
(7)腰壁に用いられる前記(1)〜(6)のいずれかに記載の内装化粧材、
を提供するものである。
本発明によれば、耐衝撃性に優れ、かつ高温多湿の状況下でも反りの発生が抑えられ、特に腰壁に好適に用いられる内装化粧材を提供することができる。
本発明の内装化粧材の典型的な構造の一例を、図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の内装化粧材1の好ましい一例の断面を示す模式図である。図1に示す例では、本発明の内装化粧材1は、低密度木質系繊維板4と高密度木質系繊維板2と化粧シート5とが接着剤層を介して順次積層されたものである。また、本発明の内装化粧材1の好ましい一例の断面を示す模式図である図2に示される例では、本発明の内装化粧材1は、高密度木質系繊維板21と低密度木質系繊維板4と高密度木質系繊維板22と化粧シート5とが接着剤層を介して順次積層されたものである。また、図3は本発明の内装化粧材1の使用例の断面を示す模式図であり、本発明の内装化粧材1は、下地材6となる石膏ボード等に貼着して用いられる。
[高密度木質系繊維板]
本発明にかかる高密度木質系繊維板は、JIS A5905−2003に規定される繊維板のうち、密度0.70g/m2以上の木質系繊維板のことをいう。前記JISで規定される木質系繊維板は、主に木材等の植物繊維を成型したボードであり、一般に表面の硬度が高く、適切な密度のものを選択すれば、物体が衝突した際の凹みに対して強い、有用な材料である。また、材料のコストも、プラスチックと比較して安価に入手可能である。
このような高密度木質系繊維板としては、MDF(中密度繊維板)、ハードボードなどが好ましく挙げられる。これらの高密度木質系繊維板は、比較的安価で表面性が良好であり、化粧シートを平滑にラミネートすることができ、定寸に切断して施工を行う際の切削性も良好であることから、好ましい。複数の高密度木質系繊維板を用いる場合には、これらの高密度木質系繊維板は同じであっても、異なっていてもよいが、反りを低減させる観点から同じであることが好ましい。
高密度木質系繊維板の厚さは、特に制限はないが、木質系繊維板の製造上の制限、及び重量の観点から、1〜5mmが好ましく、1.5〜5mmがより好ましく、1.5〜3mmがさらに好ましい。内装化粧材として、高密度木質系繊維板のみを用いた場合、十分な耐衝撃性を得るには10mm以上の厚みを要するため、重量物となり、材料のコストも高価となってしまう。しかし、高密度木質系繊維板に、低密度木質系繊維板を組み合わせることにより、高密度木質系繊維板が上記の厚みであっても、十分な耐衝撃性を確保することができ、材料のコストも抑えることが可能となる。本発明の内装化粧材に2枚の高密度木質系繊維板を用いる場合、2枚の高密度木質系繊維板の厚さは同じでも異なっていてもよいが、反りを低減させる観点から同じであることが好ましい。
[低密度木質系繊維板]
本発明にかかる低密度木質系繊維板は、JIS A5905−2003に規定される繊維板のうち、密度0.40g/m2未満の木質系繊維板のことをいう。このような低密度木質系繊維板としては、インシュレーションボード、タタミボード、シージングボードなどが挙げられ、反りを低減させる観点からインシュレーションボードが好ましい。
低密度木質系繊維板の厚さは、特に制限はないが、木質系繊維板の製造上の制限、及び重量の観点から、1〜5mmが好ましく、2〜5mmがより好ましく、3〜5mmがさらに好ましい。
[接着剤層]
本発明の内装化粧材において、高密度木質系繊維板と低密度木質系繊維板との間、及び高密度木質系繊維板と化粧シートとの間には、各々接着剤層が設けられる。
接着剤層に用いられる接着剤としては、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル−オレフィン系共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合体樹脂、アイオノマー系樹脂、オレフィン−αオレフィン系共重合体樹脂等の易接着樹脂単体等が挙げられ、これらを単独で又は複数を組み合わせて用いることができる。なかでも、初期及び長期の密着性が良好であることから、ポリウレタン系樹脂が好ましい。ここで、「(メタ)アクリレート」とは、「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。
接着剤層の厚みは要求物性等に応じて適当な厚さとすればよいが、通常1〜100μm程度である。また、接着剤層の形成方法は特に限定は無いが、通常は、上記樹脂を希釈溶剤で希釈した樹脂液からなるインキ又は塗液として、グラビア印刷、ロールコート等の公知の印刷又は塗工手段により形成する。また、接着剤層中には、更に、インキ(又は塗工液)の印刷(又は塗工)適性等の諸物性を調整、向上させる目的で、必要に応じて、その他の副材料、例えば、体質顔料等の各種添加剤を添加してもよい。
本発明の内装化粧材において、層間接着力を向上させるために、プライマー層を施すことができる。プライマー層は、通常1〜10μmの厚みを有し、これをなす樹脂としては、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ウレタン−アクリル系樹脂などを好ましく挙げることができる。
[化粧シート]
本発明の内装化粧材は、意匠性を付与する目的で、高密度木質系繊維板に、該高密度木質系繊維板が2枚ある場合には、その少なくとも一方に、化粧シートをさらに積層することができる。化粧シートとしては、意匠性を付与できれば特に制限なく使用することができるが、本発明の内装化粧材にさらに耐摩耗性、耐傷付性や耐汚染性等を付与するために、オーバーコート層を有する化粧シートを用いることが好ましい。このような化粧シートとしては、例えばウレタン系樹脂やアクリル系樹脂等によるコート紙や、電離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化してなる表面保護層を設けた化粧シート等を好ましく挙げることができるが、なかでも電離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化してなる表面保護層を有する化粧シートが特に好ましい。このような電離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化してなる表面保護層を有する化粧シートとしては、例えば「WSサフマーレ」(商品名、大日本印刷株式会社製)を挙げることができる。
化粧シートは、内装化粧材の側面の美観を得て、湿度による反りを防止する目的から、化粧シートを高密度木質系繊維板及び低密度木質系繊維板からなる積層基材の側面及び裏面に巻き込んで貼着することが好ましい。例えば、内装化粧材が高密度木質系繊維板と低密度木質系繊維板と高密度木質系繊維板とが積層する3層構造の積層基材を有する場合、化粧シートは、いずれかの高密度木質系繊維板のみの側面及び裏面を巻き込んで貼着してもよいし、高密度木質系繊維板及び低密度木質系繊維板の側面及び裏面を巻き込んで貼着してもよいし、高密度木質系繊維板、低密度木質系繊維板及びもう一方の高密度木質系繊維板の側面及び裏面を巻き込んで貼着してもよい。また、本発明の内装化粧材がその裏面に防湿シートを設ける場合、化粧シートは、特に制限はないが積層基材に該防湿シートを設けたうえで、貼着すればよい。上記のように、化粧シートを積層基材の側面及び裏面に巻き込んで貼着するには、二方巻きや四方巻きなどの方法から用途に応じて適宜選択すればよい。
また、化粧シートを貼着させる積層基材の表面には、密着性を向上させる目的で、プライマー層を設けることができる。該プライマー層は、通常1〜15μmの厚みを有し、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ウレタン−アクリル系樹脂などの樹脂により形成することが好ましい。
[防湿シート]
本発明の内装化粧材は、積層基材への水分の浸入による内装化粧材の反りを防止する目的で、高密度木質系繊維板に、該高密度木質系繊維板が2枚ある場合には、その少なくとも一方に、防湿シートを好ましく設けることができる。また、化粧シートが設けられる場合には、化粧シートとは反対の面に設けることができる。
防湿シートとしては、高密度ポリエチレン樹脂の押出コート層の両面に紙層を貼着した3層構造のものが好ましく挙げられる(以下、防湿シートAという。)。ここで、高密度ポリエチレン樹脂とは密度0.941g/m3以上のポリエチレン樹脂のことをいい、低密度ポリエチレン樹脂とは密度0.910〜0.925g/m3のポリエチレン樹脂のことをいう。防湿シートAに用いられる紙層としては、秤量20〜50g/m2の建材用プリント用紙、純白紙などにラテックスや合成樹脂を含浸したもの、あるいは、合成樹脂を混抄させて層間強度を強化した薄葉紙(いわゆる紙間強化紙)などが好ましく使用される。秤量が20〜50g/m2であれば、柔軟すぎないので、貼合せ加工時に皺が起こりにくく、紙層からの剥がれ及び湿気が浸透しにくいので不具合が生じにくくなる。また、難燃性基材2側の紙層には、レーヨン不織布などの化繊紙と一般に呼ばれる化学繊維紙を用いることにより、その層間、あるいは高密度ポリエチレンとの界面の強度を強くすることも可能である。
また、防湿性を有する高密度ポリエチレン樹脂の押出コート層は、防湿性として、透湿度30g/m2・24hr以下、好ましくは透湿度15g/m2・24hr以下の性能を有することが望ましく、その厚みとしては、防湿シートとしての剛性、及び紙層との貼着作業性、材料コストの点から15〜30μm程度が好ましい。ここで、ポリエチレン樹脂を同一厚みで貼着した場合に、高密度ポリエチレン樹脂(密度0.942g/m3)と低密度ポリエチレン樹脂(密度0.924g/m3)とを対比すると、その透湿度は、例えば、15μmの時、それぞれ20g/m2・24hr、35g/m2・24hrであり、また30μmの時には10g/m2・24hr、20g/m2・24hrである。すなわち、高密度ポリエチレン樹脂の高防湿性能が発揮されるか、または低密度ポリエチレン樹脂と同等の防湿性能でよい場合には、薄膜化できるので、安価な防湿シートが作製可能となる。
防湿シートAの作製方法としては、紙層と高密度ポリエチレン樹脂のフイルムとを接着剤を使うか、あるいは熱などで貼合せる方法、2枚の紙層にエクストルージョンラミネート法により高密度ポリエチレン樹脂の層を溶融押出しと同時にラミネートする方法などが挙げられるが、紙層/高密度ポリエチレン樹脂/紙層といった3層構造にするときには、エクストルージョンラミネート法により一度に3つの層を貼合せる方法が、工程が少なくて済むので最適な方法である。
また、防湿シートとしては、合成樹脂製基材と蒸着層とからなるもの(以下、防湿シートBという。)も好ましく用いられる。防湿シートBに用いられる合成樹脂製基材としては、上記した化粧シート5の樹脂シートを形成する樹脂が用いられるシートなどが挙げられる。当該シートの厚さは、5〜50μmが好ましく、9〜30μmがより好ましく、9〜25μmがさらに好ましい。
蒸着層としては、アルミニウムに代表される金属薄膜からなる無機物の蒸着層、あるいは酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムに代表される無機酸化物の薄膜からなる無機酸化物蒸着層が好ましく挙げられる。この蒸着層は、真空蒸着法、プラズマ活性化化学反応蒸着法などの周知の蒸着法で、上記した合成樹脂製基材層の少なくとも一方の面に薄膜形成される。また、蒸着層の上には、防湿シートの防湿性を向上させる目的で、ポリビニルアルコールあるいはポリビニルアルコールに酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムに代表される無機酸化物を添加した組成物をロールコート法、グラビアコート法などの周知の塗布方法でポリビニルアルコール層あるいは当該組成物層を塗布形成することができる。
防湿シートBは、積層基材との接着性を向上させる目的で、接着用プライマー層を有することができる。プライマー層を形成する樹脂としては、エステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール系樹脂、ニトロセルロース系樹脂などが挙げられ、これらの樹脂は単独で又は複数を混合して用いることができる。接着用プライマー層は、上記した樹脂をロールコート法やグラビア印刷法などの塗布方法により塗布することで、形成される。
上記した以外の接着用プライマー層に用いられる樹脂としては、アクリル樹脂とウレタン樹脂との共重合体(I)と、イソシアネート(II)とからなる樹脂が特に好ましく挙げられる。上記共重合体(I)のアクリル樹脂とウレタン樹脂との共重合体は、末端に水酸基を有するアクリル重合体成分(A)、両末端に水酸基を有するポリエステルポリオール成分(B)、及びジイソシアネート成分(C)を配合して反応させてプレポリマーとし、該プレポリマーにジアミンなどの鎖延長剤(D)を添加して鎖延長することにより得られる。この反応により、得られるアクリル樹脂とウレタン樹脂との共重合体(I)は、ポリエステルウレタンが形成されるとともに、アクリル重合体成分が分子中に導入されて、末端に水酸基を有するアクリル−ポリエステルウレタン共重合体である。このようにして得られるアクリル樹脂とウレタン樹脂との共重合体(I)の末端の水酸基が、イソシアネート(II)と反応して硬化することで、接着用プライマー層が形成する。
本発明の内装化粧材は、特に制限は無いが、その特徴をいかせる点で、耐衝撃性が要求される用途に用いられることが好ましい。好ましい用途としては、例えば、扉、壁板、床板、腰壁、回縁、棚、戸袋等の内装建材用途、机、箪笥等の家具用途等が挙げられる。なかでも、本発明の内装化粧材は、住宅や商業施設、病院、介護施設等の壁面に用いられる腰壁用途として有用である。腰壁用途の内装化粧材の厚みとしては、壁面からのドア枠の突き出し幅以下であることが好ましい。突き出し幅以下であると、耐衝撃性や反りの発生が生じにくいことの他に内装化粧材の壁面の収まりがよく、綺麗な壁面に仕上げることができる。一般に壁面からのドア枠の突き出し幅としては、10mm程度であることから、具体的な腰壁用途の内装化粧材の厚みとしては、10mm以下が好ましく、より好ましくは7mm以下である。また、本発明の内装化粧材は、通常の環境下ではもちろんのこと、高温多湿な厳しい環境下においても、反りの発生が生じにくいため、高温多湿な環境においても反りの発生を気にすることなく用いることができる。
腰壁として用いられる場合、本発明の内装化粧材は、図3に示されるように、石膏板、石膏スラグ板等の石膏系板、珪酸カルシウム板、石綿スレート板、軽量発泡コンクリート板、中空押出セメント板等のセメント板、パルプセメント板、石綿セメント板、木片セメント板等の繊維セメント板等の下地材の上に接着剤層を介して貼着して用いられる。接着剤層に用いられる接着剤は、通常用いられるものを制限なく使用することができる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、この例によってなんら限定されるものではない。
(評価及び測定方法)
各実施例で得られた化粧内装材、及び各実施例で用いた材料について、以下の方法で評価及び測定した。
(1)破断伸び特性の測定
各実施例で用いた熱可塑性樹脂発泡板の破断伸び特性を、JIS K7127−1999に準じて測定した。
(2)反りの評価
各実施例及び比較例で製造した内装化粧材を30cm×90cmにカットして、60℃10%の環境下で1週間放置し、次いで50℃90%の環境下で1週間放置した。この内装化粧材の90cmの辺の反りを計測した。
◎ 0以上2mm未満
○ 2mm以上4mm未満
△ 4mm以上10mm未満
× 10mm以上
(3)耐衝撃性の評価(内装化粧材表面)
各実施例及び比較例で製造した内装化粧材を下地材の石膏ボードに貼着して得られた試験片を、JIS K7211−1976に準じて落錘衝撃試験を行った。なす型重錘(なす1型)を、高さ75cm及び1m上から内装化粧材に落下させ、該内装化粧材の表面の様子を目視し、下記の基準で評価した。
○ 表面の変化は全くなかった
△ 表面に若干の凹みが生じたが、実用上問題ない
× 表面に著しい凹みが生じた
(4)耐衝撃性の評価(下地材)
上記の落錘衝撃試験を行い、内装化粧材の下地材である石膏ボードの様子を目視し、下記の基準で評価した。
○ 割れは全くなかった
△ 割れが若干生じたが、実用上問題ない
× 割れが著しく生じた
実施例1
低密度木質系繊維板として、インシュレーションボード(大建工業(株)製、厚み:4.0mm,密度:0.27g/cm2)を、高密度木質系繊維板として、中密度繊維板(商品名:NPウッド、住友林業(株)製、厚み:2.5mm,密度:0.76g/cm2、以下、MDFと称する。)を、化粧シート5としてオレフィンシート(商品名:WSサフマーレ、大日本印刷株式会社製、厚み:0.14mm)を用意した。まず、MDFにポリウレタン系樹脂を主成分とする接着剤を厚さ10μm/dryで塗布し、オレフィンシートを貼着させた。次いで、低密度木質系繊維板に、上記と同様の接着剤を厚さ10μm/dryで塗布し、MDFを貼着して、本発明の内装化粧材を得た。得られた内装化粧材を、石膏ボード(商品名:タイガーボード、吉野石膏株式会社、厚み:12.5mm)に貼着して試験片を得た。
実施例2
低密度木質系繊維板として、インシュレーションボード(大建工業(株)製、厚み:4.0mm,密度:0.27g/cm2)を、高密度木質系繊維板として、ハードボード(大建工業(株)製、厚み:2mm,密度:1.01g/cm2)2枚を、化粧シート5としてオレフィンシート(商品名:WSサフマーレ、大日本印刷株式会社製、厚み:0.14mm)を用意した。まず、1枚のハードボードにポリウレタン系樹脂を主成分とする接着剤を厚さ10μm/dryで塗布し、オレフィンシートを貼着させた。次いで、低密度木質系繊維板に、上記と同様の接着剤を厚さ10μm/dryで塗布し、オレフィンシートを貼着させたハードボードのオレフィンシートが最外面となるように貼着して、さらに、もう1枚のハードボードに上記と同様の接着剤を厚さ10μm/dryで塗布し、低密度木質系繊維板を貼着させて、本発明の内装化粧材を得た。得られた内装化粧材を、石膏ボード(商品名:タイガーボード、吉野石膏株式会社、厚み:12.5mm)に貼着して試験片を得た。
製造例1(防湿シートAの作製)
秤量20g/m2の紙間強化紙(「FIX−30(商品名)」:三興製紙(株)製)にTダイ押出機から40μmの厚さに密度0.94g/cm3の高密度ポリエチレン樹脂を押出コーティングし、同時にもう一枚の秤量20g/m2の紙間強化紙(三興製紙(株)製、FIX−30)をラミネートして、チルロールで冷却して紙層が2層構造となる防湿シートAを作製した。
製造例2(防湿シートB1の作製)
一方の面にシリカ蒸着層を設けた二軸延伸PETフィルム(「ルミラー(商品名)」:東レ株式会社製,厚さ:12μm)の蒸着層面に、2液硬化型ウレタン系接着剤を3g/m2(固形分基準)で塗布・乾燥し、該塗布面にTダイ押出機でポリエチレンを15μm厚さに加熱溶融押出しして積層体(PET/蒸着層/ポリエチレン)を作製した。この積層体の両表出面にコロナ放電処理を施した後、主剤としてウレタン樹脂/硝化綿系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加した2液硬化型樹脂をグラビア印刷で、各々5g/m2(固形物基準)で塗布して、接着用プライマー層を両面に形成した防湿シートB1を作製した。
製造例3(防湿シートB2の作製)
一方の面にシリカ蒸着層を設けた二軸延伸PETフィルム(「ルミラー(商品名)」:東レ株式会社製,厚さ:12μm)の蒸着層面に、ポリビニルアルコール溶液を乾燥後に0.2g/m2となるようにグラビア印刷で塗布した後、他方の面にコロナ放電処理を施して、ポリビニルアルコール溶液の塗布面とコロナ放電処理面とに、主剤としてウレタン樹脂//硝化綿系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加した2液硬化型樹脂をグラビア印刷で、各々2g/m2(固形物基準)で塗布して、接着用プライマー層を両面に形成した防湿シートB2を作製した。
実施例3
低密度木質系繊維板として、インシュレーションボード(大建工業(株)製、厚み:4.0mm,密度:0.27g/cm2)を、高密度木質系繊維板として、ハードボード(大建工業(株)製、厚み:2mm,密度:1.01g/cm2)2枚を、化粧シート5としてオレフィンシート(商品名:WSサフマーレ、大日本印刷株式会社製、厚み:0.14mm)を用意した。まず、低密度木質系繊維板に、ポリウレタン系樹脂を主成分とする接着剤を厚さ10μm/dryで塗布し、オレフィンシートを貼着させたハードボードのオレフィンシートが最外面となるように貼着して、さらに、もう1枚のハードボードに上記と同様の接着剤を厚さ10μm/dryで塗布し、低密度木質系繊維板を貼着させて、3層の積層基材を得た。次いで、得られた積層基材の一方の高密度木質系繊維板の表面に、ポリウレタン系樹脂を主成分とする接着剤を厚さ10μm/dryで塗布して、製造例1で得られた防湿シートAを貼着し、もう一方の高密度木質系繊維板の表面に、樹脂組成物(ウレタン系樹脂(EX−9)とアクリル系樹脂(SA−95)との混合物で、その質量比は100:10である。EX−9及びSA−95は、いずれも中央理化工業株式会社製である。)を11μmの厚さとなるように塗布し、乾燥させた後、オレフィンシートにウレタン系樹脂を主成分とする接着剤を厚さ10μm/dryで塗布して、積層基材に貼着して、本発明の内装化粧材を得た。得られた内装化粧材を、石膏ボード(商品名:タイガーボード、吉野石膏株式会社、厚み:12.5mm)に貼着して試験片を得た。
実施例4
実施例3において、オレフィンシートを積層基材の対向する二辺の裏面まで巻き込む二方巻きで貼着した以外は、実施例3と同様にして内装化粧材と試験片を得た。
実施例5及び6
実施例3において、防湿シートAを各々製造例2で得られた防湿シートB1及び製造例3で得られた防湿シートB2にした以外は、実施例3と同様にして、実施例5及び実施例6の内装化粧材と試験片を得た。
比較例1
実施例1において、インシュレーションボードを使用せず、MDFの厚みを9mmとした以外は実施例1と同様にして内装化粧材及び試験片を得た。
比較例2
壁紙(東リ株式会社製、厚み:1mm)を石膏ボード(商品名:タイガーボード、吉野石膏株式会社、厚み:12.5mm)に貼着して試験片を得た。なお、反りの評価は壁紙で行った。
比較例3
ポリエステル化粧板(アイカ工業株式会社製、厚み:2.5mm)を石膏ボード(商品名:タイガーボード、吉野石膏株式会社、厚み:12.5mm)に貼着して試験片を得た。なお、反りの評価はポリエステル化粧板で行った。
比較例4
木粉配合塩ビシート(厚み:2.5mm)を石膏ボード(商品名:タイガーボード、吉野石膏株式会社、厚み:12.5mm)に貼着して試験片を得た。なお、反りの評価は木粉配合塩ビシートで行った。
参考例1
実施例1において、インシュレーションボードを使用せず、MDFの厚みを12mmとした以外は実施例1と同様にして内装化粧材及び試験片を得た。
実施例1〜6、比較例1〜4、ならびに参考例1について上記評価を行った結果を第1表に示す。
実施例1で得られた内装化粧材は、全ての点で高い性能が示され、実施例2で得られた内装化粧材は、実施例1と比べて反りの評価がさらに向上した。防湿シートを設けた実施例3、5及び6で得られた内装化粧材は、さらに反りの評価が優れたものとなり、化粧シートを二方巻きで貼着した実施例4で得られた内装化粧材は、反りの評価に加えて側面の美観に優れた化粧材が得られた。また、比較例1〜4では、反りの評価は良好であったが、表面の凹み、石膏ボードの割れの点で不十分であった。また、参考例1は、熱可塑性樹脂発泡板を用いず、木質系繊維板を厚くして、耐衝撃性の評価が十分となる例であるが、木質系繊維板の厚みとして12mmが必要であり、重量物となり実用とするには十分ではなかった。
Figure 2010006042
本発明によれば、耐衝撃性に優れ、かつ高温多湿の状況下でも反りの発生が抑えられ、特に腰壁に好適に用いられる内装化粧材を得ることができる。
本発明の内装化粧材の断面を示す模式図である。 本発明の内装化粧材の断面を示す模式図である。 本発明の内装化粧材の使用例の断面を示す模式図である。
符号の説明
1.内装化粧材
2.高密度木質系繊維板
21.高密度木質系繊維板
22.高密度木質系繊維板
31.接着剤層
32.接着剤層
33.接着剤層
34.接着剤層
4.低密度木質系繊維板
5.化粧シート
6.下地材

Claims (7)

  1. 密度が0.40g/cm2未満の範囲である低密度木質系繊維板の上に、密度が0.70g/cm2以上の範囲である高密度木質系繊維板を積層してなる内装化粧材。
  2. 前記低密度木質系繊維板の前記高密度木質系繊維板を設けた裏面に、さらに高密度木質系繊維板を積層してなる請求項1に記載の内装化粧材。
  3. 前記高密度木質系繊維板に、化粧シートを積層してなる請求項1又は2に記載の内装化粧材。
  4. 前記高密度木質系繊維板が、MDF(中密度繊維板)である請求項1又は3に記載の内装化粧材。
  5. 前記高密度木質系繊維板の少なくとも一方が、MDF(中密度繊維板)である請求項2又は3に記載の内装化粧材。
  6. 前記低密度木質系繊維板が、インシュレーションボードである請求項1〜5のいずれかに記載の内装化粧材。
  7. 腰壁に用いられる請求項1〜6のいずれかに記載の内装化粧材。
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