JP2006123235A - 非ハロゲン系化粧シート及び非ハロゲン系化粧材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくともポリオレフィン系熱可塑性樹脂からなる化粧シート基材層5の表面に非塩化ビニル(非ハロゲン)系の熱可塑性樹脂からなる表面保護層7が積層形成された化粧シート10において、前記化粧シート基材層5がカレンダー成形によりシート成形されている非塩化ビニル系化粧シートであり、前記化粧シート基材層には、無機充填剤がポリオレフィン系熱可塑性樹脂100重量部に対して2〜60重量部含有している。
【選択図】図1
Description
難しいことや、特殊グレードとなることから原価低減が困難であることなどから、顕著な成果を見るに至っていない。そこで、従来の樹脂を使用しつつ、化粧シートの構成面からの改良も検討されている(特許文献1、2、3、4)。具体的には、化粧シートの総厚を薄くする方法や、熱可塑性樹脂に無機充填剤を添加する方法などが挙げられるが、前者は化粧シートの生産性や各種物性、耐候性、意匠性等との両立が困難であり、後者は強度の低下や表面シートには適用できないこと等の問題があり、決定的な解決策が見出されるには至っていない。
化粧シートにおいて、前記プライマー層には、無機充填剤が含有していることを特徴とする非ハロゲン系(非塩化ビニル系)化粧シートである。
シートを用いた化粧材を提供することができる。
較してT型剥離力が低下することが判っている。
果に乏しく、厚過ぎると可撓性が低下して割れ易くなるので、一般的には1〜20μm程度が好適であり、中でも3〜10μm程度が最も好適である。
レタン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリイミド系樹脂、硝化綿等、又は、それらの混合物等がよく使用されるが、勿論、これらに限定されるものではない。
イマー剤などが有効である。また、例えば、シリカや硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無機質粉末を添加すると、巻取保存時のブロッキングの防止や、投錨効果による接着力の向上などに有効である。
図1に示すように、まず、着色された熱可塑性樹脂層2として、カレンダー法にて、着色ポリエチレン系樹脂を100重量部に対して無機充填剤(RIVEST TPO リケンテクノス株式会社製)を15重量部添加して製造した厚さ80μmの着色ポリエチレン系樹脂シートの表面に、ウレタン系印刷インキにて絵柄層3を印刷した後、該絵柄層3上より、二液硬化型ポリエステルウレタン系接着剤(二液硬化型ポリエステル系接着剤、又は二液硬化型ウレタン系接着剤)として、例えば二液硬化型ポリエステルポリオール系接着剤(硬化剤はヘキサメチレンジイソシアネート)を、乾燥後の塗布量5g/m2 にて塗布して接着剤層4を形成した。
図1に示すように、まず、着色された熱可塑性樹脂層2として、カレンダー法にて、着色ポリプロピレン系樹脂を100重量部に対して無機充填剤(RIVEST TPO リケンテクノス株式会社製)を55重量部添加して製造した厚さ80μmの着色ポリプロピレン系樹脂シートの表面に、ウレタン系印刷インキにて絵柄層3を印刷した後、該絵柄層3上より、二液硬化型ポリエステルウレタン系接着剤(二液硬化型ポリエステル系接着剤、又は二液硬化型ウレタン系接着剤)として、例えば二液硬化型ポリエステルポリオール系接着剤(硬化剤はヘキサメチレンジイソシアネート)を、乾燥後の塗布量5g/m2 にて塗布して接着剤層4を形成した。
層シートの該熱可塑性樹脂層2の表面に、シリカ粉末を添加したウレタン系樹脂を、乾燥後の塗布量1g/m2 にて塗布してプライマー層1を形成して、実施例1による本発明の化粧シートを作製した。
図1に示すように、まず、着色された熱可塑性樹脂層2として、カレンダー法にて、着色ポリエチレン系樹脂を100重量部に対して無機充填剤(RIVEST TPO リケンテクノス株式会社製)を15重量部添加して製造した厚さ80μmの着色ポリエチレン系樹脂シートの表面に、ウレタン系印刷インキにて絵柄層3を印刷した後、該絵柄層3上より、二液硬化型ポリエステルウレタン系接着剤(二液硬化型ポリエステル系接着剤、又は二液硬化型ウレタン系接着剤)として、例えば二液硬化型ポリエステルポリオール系接着剤(硬化剤はヘキサメチレンジイソシアネート)を、乾燥後の塗布量5g/m2 にて塗布して接着剤層4を形成した。
上記実施例1において、着色された熱可塑性樹脂層2として、カレンダー法にて、着色ポリエチレン系樹脂を100重量部に対して無機充填剤(RIVEST TPO リケンテクノス株式会社製)を1重量部添加して厚さ80μmの着色ポリエチレン系樹脂シートを製造した以外は実施例1と同様にして比較例1の化粧シートを作製した。
上記実施例1において、着色された熱可塑性樹脂層2として、カレンダー法にて、着色ポリエチレン系樹脂を100重量部に対して無機充填剤(RIVEST TPO リケンテクノス株式会社製)を70重量部添加して厚さ80μmの着色ポリエチレン系樹脂シートを製造した以外は実施例1と同様にして比較例2の化粧シートを作製した。
上記実施例1において、着色された熱可塑性樹脂層2として、押出し成形法にて、着色ポリエチレン系樹脂を100重量部に対して無機充填剤(RIVEST TPO リケンテクノス株式会社製)を15重量部添加して厚さ80μmの着色ポリエチレン系樹脂シートを製造した以外は実施例1と同様にして比較例3の化粧シートを作製した。
上記実施例1〜3により得られた各々化粧シートと、比較例1〜3により得られた各々化粧シートを、それぞれ化粧材用基材として市販の厚さ12mmの合板の表面に、市販の変性酢酸ビニル系接着剤(塗布量80g/m2 wet)を介して貼り合わせて、化粧材を作製し、性能比較用の各々化粧材サンプルを得た。
実施例1…○
実施例2…○
実施例3…○
比較例1…×
比較例2…×
比較例3…×
切削性の評価 ○:切削良好
△:部分的切削不良(部分的にヒゲあり)
×:切削不良(著しいヒゲ、バリあり)
<評価結果>
上記実施例1〜3による化粧材は図2に示すように、C面部(切削面)にはヒゲ、バリの発生はなく切削良好であったが、上記比較例1〜3による化粧材は図3に示すように、C面部(切削面)には著しいヒゲ、バリ22の発生が観察され、切削不良となった。
2…着色された熱可塑性樹脂層
3…絵柄層
4…接着剤層
5…熱可塑性樹脂による化粧シート基材層
6…アンカー層
7…表面保護層
10…化粧シート
20…化粧材用基板
Claims (6)
- 少なくともポリオレフィン系熱可塑性樹脂からなる化粧シート基材層の表面に、非ハロゲン系熱可塑性樹脂からなる表面保護層が積層形成された化粧シートにおいて、前記化粧シート基材層が、カレンダー成形によりシート成形されていることを特徴とする非ハロゲン系化粧シート。
- 前記化粧シート基材層には、無機充填剤がポリオレフィン系熱可塑性樹脂100重量部に対して2〜60重量部含有していることを特徴とする請求項1記載の非ハロゲン系化粧シート。
- 請求項1又は2記載の化粧シートにおいて、前記表面保護層が電離放射線硬化型樹脂又は二液硬化型ウレタン樹脂により積層形成されていることを特徴とする非ハロゲン系化粧シート。
- 請求項1乃至3のいずれか1項記載の化粧シートにおいて、該化粧シートの裏面に、化粧材用基材に貼り合わせられるプライマー層が積層形成されていることを特徴とする非ハロゲン系化粧シート。
- 請求項4記載の化粧シートにおいて、前記プライマー層には、無機充填剤が含有していることを特徴とする非ハロゲン系化粧シート。
- 請求項1乃至5のいずれか1項記載の化粧シートが、木質材又は非ハロゲン系熱可塑性樹脂材からなる化粧材用基材の表面に最表層として積層形成されていることを特徴とする非ハロゲン系化粧材。
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