JPH09314792A - 耐候性のあるオレフィン系化粧シート - Google Patents

耐候性のあるオレフィン系化粧シート

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JPH09314792A
JPH09314792A JP8152879A JP15287996A JPH09314792A JP H09314792 A JPH09314792 A JP H09314792A JP 8152879 A JP8152879 A JP 8152879A JP 15287996 A JP15287996 A JP 15287996A JP H09314792 A JPH09314792 A JP H09314792A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化ビニル樹脂製の化粧シートの代替品とし
てのオレフィン系樹脂製の化粧シートにおいて、耐候性
を向上させる。 【解決手段】 表側より順に透明オレフィン系樹脂層、
印刷絵柄層、着色隠蔽層よりなる化粧シートにおいて、
透明オレフィン系樹脂層にヒンダードアミン系光安定剤
を含有させ、且つ印刷絵柄層及び着色隠蔽層に塩素含有
樹脂を用い更に塩化ビニル樹脂用の安定剤を含有する構
成とする。また、表側より順に透明オレフィン系樹脂
層、印刷絵柄層、着色オレフィン系樹脂層よりなる化粧
シートにおいては、透明オレフィン系樹脂層にヒンダー
ドアミン系光安定剤を含有させ、且つ印刷絵柄層に塩素
含有樹脂を用い更に塩化ビニル樹脂用の安定剤を含有す
る構成とする。安定剤は有機スズ系安定剤等を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の外装及び内
装材、或いは家具、家電製品等の化粧材として用いられ
る化粧シートに関する。特に、塩化ビニル樹脂シートを
使用せず且つ耐候性に優れた化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅の外装用、内装用等の各種化
粧材として、塩化ビニル樹脂シートを用いた化粧シート
が多用されている。塩化ビニル樹脂製のシートは、Vカ
ットや熱エンボス加工等の加工適性、印刷やラミネート
に対する接着性、さらに耐候性にも優れる上に、コスト
的にも安価であり、全体としてバランス良く極めて優秀
な性能を有するからである。ところが、近年、地球環境
問題が重要視される様になり、化粧シート材としての塩
化ビニル樹脂の代替材料が希求されている。それは、家
屋、家具、家電製品等の廃材を焼却処分する際に、塩酸
ガスが発生するからである。そこで、塩化ビニル樹脂の
代替材料として、ポリオレフィン系樹脂を用いた化粧シ
ートが各種試みられている。例えば、特開平6−798
30号公報で提案された技術は、ポリオレフィン系樹脂
のエンボスの再現性向上を試みるものであり、特開平6
−79850号公報ではエンボスに更にワイピング加工
を試みた化粧シートが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐候性
の問題は、ポリオレフィン系樹脂単体では劣り、従来の
塩化ビニル樹脂製化粧シート並の性能を得ることはでき
ない。そこで、各種紫外線吸収剤等の耐候性を向上させ
る耐候性向上剤をポリオレフィン系樹脂に添加する事が
試みられているが、化粧シートとした場合の耐候性の点
で満足すべき充分な性能は未だ得られていない。特に印
刷絵柄層や着色隠蔽層に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、塩素化ポリプロピレン等をビヒクルの樹脂成分と
する、従来から塩化ビニル樹脂製化粧シートに多用され
ているインクを用いた場合には、ポリオレフィン系樹脂
の耐候性向上剤としてヒンダードアミン系光安定剤を添
加したものでも、充分な耐候性能は得られなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために、本発明の化粧シートでは、表側より順に透
明オレフィン系樹脂層、印刷絵柄層、着色隠蔽層よりな
る構成において、透明オレフィン系樹脂層にヒンダード
アミン系光安定剤等の光安定剤を含有させ、且つ印刷絵
柄層及び着色隠蔽層に、塩素含有樹脂を用い更に塩化ビ
ニル樹脂用安定剤を含有する構成とした。また、表側よ
り順に透明オレフィン系樹脂層、印刷絵柄層、着色オレ
フィン系樹脂層よりなる構成の化粧シートにおいても、
透明オレフィン系樹脂層にヒンダードアミン系光安定剤
等の光安定剤を含有させ、且つ印刷絵柄層に塩素含有樹
脂を用い更に塩化ビニル樹脂用安定剤を含有する構成と
した。この結果、印刷絵柄層や着色隠蔽層の成分樹脂と
して従来多用していた、塩素化ポリプロピレンや塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体等の塩素含有樹脂をそのまま
用いても、光安定剤へ悪影響することを無くした。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の透明オレフィン系
化粧シートを説明する。図1は本発明の透明オレフィン
系化粧シートの一形態として、オレフィン系樹脂層が単
層の場合を示す断面図である。また、図2は本発明の透
明オレフィン系化粧シートの他の形態として、オレフィ
ン系樹脂層が2層の場合を示す断面図である。図におい
て、1は、透明オレフィン系樹脂層、2は印刷絵柄層、
3は着色隠蔽層、4は着色オレフィン系樹脂層である。
図1の単層仕様の化粧シート10は、透明オレフィン系
樹脂層1として樹脂シートを用い、この裏面側に印刷絵
柄層2を印刷し、さらに着色隠蔽層3を印刷又は塗工形
成すれば得ることができる。また、図2の2層仕様の化
粧シート20は、例えば、着色オレフィン系樹脂層4上
に印刷絵柄層2を印刷後、この上から樹脂シートを熱ラ
ミネーション又はドライラミネーションにより積層する
か、樹脂をTダイにより溶融押出しと同時に積層して透
明オレフィン系樹脂層1として積層すれば得ることがで
きる。或いは、逆に、透明オレフィン系樹脂層の裏面に
印刷絵柄層を形成後に、熱ラミネーション又はドライラ
ミネーションにより着色したオレフィン系樹脂シートを
積層するか、着色したオレフィン系樹脂をTダイにより
溶融押出しと同時に積層しても得ることができる。
【0006】透明オレフィン系樹脂層 透明オレフィン系樹脂層1としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重
合体、ポリブテン−1、ブテン−1・プロピレン・エチ
レン三元共重合体、ブテン−1・ヘキセン−1・オクテ
ン−1三元共重合体、ポリメチルペンテン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重
合体、或いはポリエチレン−アクリル酸共重合体等によ
るエチレン系アイオノマー等の樹脂が使用できる。な
お、この透明オレフィン系樹脂層の樹脂としては、塩素
化ポリプロピレンの様に分子中に塩素原子を含有しない
オレフィン系樹脂を用いる。また、柔軟性、加工性を向
上させる目的で、上記樹脂にエラストマー成分を併用し
ても良い。エラストマー成分としては、ポリオレフィン
系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系熱可塑
性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー
等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。なお、この
内、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、単独で
も透明オレフィン系樹脂層として使用できる。
【0007】単層仕様の化粧シートにおいては、透明オ
レフィン系樹脂層は、Tダイ法、カレンダ法等により成
膜して樹脂シートの形態から得ることができる。この場
合、延伸或いは未延伸のいずれも樹脂シートでも用いる
ことができるが、Vカット加工適性等の成形適性の点で
は未延伸の樹脂シートの方が好ましい。なお、単層仕様
の場合、この上に印刷する印刷絵柄層の密着性向上のた
めに、コロナ処理又はプライマー処理を施しても良い。
ちなみに、図3に示す化粧シートは、プライマー層5を
透明オレフィン系樹脂層となる樹脂シートに施してから
印刷絵柄層2、着色隠蔽層3を形成した構成例を示すも
のである。また、透明オレフィン系樹脂層1は、図2の
2層仕様では、樹脂シートの積層による方法以外にも、
前記した如く、印刷絵柄層形成済みの着色オレフィン系
樹脂シートに、溶融押出しと同時に積層する方法等でも
形成することができる。
【0008】なお、透明オレフィン系樹脂層1の厚さ
は、単層仕様の場合には、印刷や塗工を施す樹脂シート
として取り扱うので、25〜500μm、望ましくは5
0〜150μmの範囲に通常は設定する。薄すぎると強
度が低下し印刷機や塗工機での搬送が困難となる。ま
た、2層仕様の場合の透明オレフィン系樹脂層1の厚さ
は、化粧シート製造において樹脂シートとして取り扱う
ならば、上記範囲とするが、着色オレフィン系樹脂層側
を樹脂シートとして取り扱い、溶融押出し法やカレンダ
ー法で透明オレフィン系樹脂層を積層と同時に成膜する
のであれば、上記下限値よりも薄くすることも可能であ
る。但し、表面側となる透明オレフィン系樹脂層には、
耐候性向上剤を含有させることから、薄くしすぎると耐
候性が低下するので、せいぜい10μm以上、好ましく
は20μm以上とする。
【0009】透明オレフィン系樹脂層には耐候性向上の
為に耐候性向上剤として光安定剤を含有させることが必
要である。光安定剤はヒンダードアミン系光安定剤が好
ましい。ヒンダードアミン系光安定剤は、テトラアルキ
ルピペリジンを母核に持ち、紫外線で発生するラジカル
を補足するラジカル補足作用がある他、ヒドロペルオキ
シド(ROOH)の不活性作用等の各種作用機構により
その効果が発揮されると推定されており、多機能の安定
剤として優れた性能が得られる。ヒンダードアミン系光
安定剤の具体例としては、例えば、ビス−(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス−(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)セバーケート、ビス−(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル−
トリデシル−1,2,3,4,−ブタンテトラカルボキ
シレート、テトラギス−(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラ
カルボキシレート等が挙げられ、その他、例えば特公平
4−82625号公報に開示されている化合物などのヒ
ンダードアミン系ラジカル捕捉剤が挙げられる。ヒンダ
ードアミン系光安定剤の含有量は、樹脂全量に対して
0.1〜3重量%の範囲が好ましい。これより少ない
と、耐候性向上効果が充分に得られず、又これより多い
と着色化し、多量に入れても効果的に変化がなく好まし
くない。
【0010】また、透明オレフィン系樹脂層には耐候性
向上の為に上記光安定剤を含有させる以外に、従来公知
の紫外線吸収剤を耐候性向上剤として併用することもで
きる。併用により耐候性はより向上する。紫外線吸収剤
としては、具体的には、例えば、有機系の化合物として
は、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−ter
t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル
−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−アミ
ル−5′−イソブチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−イソブチ
ル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−イソブチル−
5′−プロピルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール等の2′−ヒドロキシフェニル−5−クロロベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤類、2−(2′−ヒドロキ
シ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール等の2′−ヒドロキシ
フェニルベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤類、2,
2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾ
フェノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベン
ゾフェノン等の2,2′−ジヒドロキシベンゾフェノン
系紫外線吸収剤類、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の
2−ヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤類、サリ
チル酸フェニル、4−t−ブチル−フェニル−サリシレ
ート等のサリチル酸エステル系紫外線吸収剤類、2−エ
チル−ヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアク
リレート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルア
クリレート、オクチル−2−シアノ−3,3−ジフェニ
ルアクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤
類等が挙げられる。また、無機系の化合物としては粒径
1μm以下、可視光線透明度の点でより好ましくは0.
2μm以下の酸化亜鉛、酸化鉄、酸化チタン、酸化セリ
ウム等の無機酸化物の紫外線吸収剤類等が挙げられる。
【0011】また、透明オレフィン系樹脂層には、上記
した耐候性を向上させる成分を含有させる以外に、さら
に適宜、難燃性を付与する為に、水酸化アルミニウム、
水酸化マグシウム、三酸化アンチモン等の難燃剤、或い
は炭酸カルシウム等の無機充填剤を含有させても良い。
難燃剤の含有量は、目的とする難燃グレードにより適宜
調整するが、樹脂100重量部に対して10〜100重
量部程度である。また、透明オレフィン系樹脂層は、透
明であれば顔料、染料等の色材により着色されていても
良い。
【0012】印刷絵柄層 印刷絵柄層2としては、必須成分としてヒンダードアミ
ン系光安定剤等の光安定剤を含有する上記透明オレフィ
ン系樹脂層1に接する為に、塩素含有樹脂を用いるが、
塩化ビニル樹脂用の安定剤を含有させる。従って、従
来、塩化ビニル樹脂シートの化粧シートで用いられてい
た、分子中に塩素原子を含有する各種塩素含有樹脂をそ
のまま用いることができる。これら塩素含有樹脂等の化
合物はそのままでは、紫外線による脱塩酸反応で生じた
塩酸が透明オレフィン系樹脂層に達し、そこに存在する
ヒンダードアミン系の光安定剤を失活させ又その光安定
化作用を阻害するので、所望の満足すべき耐候性が得ら
れなくなる。このため、印刷絵柄層を構成する樹脂成分
に、さらに、脱塩酸反応による塩酸発生を抑える、塩化
ビニル樹脂用の安定剤を配合する。
【0013】また、本発明で使用できる塩素含有樹脂と
しては、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩素化ポリプロピレン、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル−ビニルアルコール共重合体等が挙げられる。なお、
これら塩素含有樹脂に、適宜、塩素非含有樹脂を混合使
用しても良い。また、本発明では塩素非含有樹脂の方が
塩素含有樹脂よりも多くても良い。本発明では、基本的
に塩素を含有する樹脂が用いる事ができる事にあり、そ
の量は問わない。塩素非含有樹脂としは、インクとして
従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の硬化性樹脂
がある。例えば、熱可塑性樹脂としては、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、酢酸ビニル樹脂、セルロース樹脂、ブチラール樹脂
等が挙げられる。また、塩素熱硬化性樹脂としては、ポ
リエステルポリオール、ポリアクリルポリオール、ポリ
エーテルポリオール等とイソシアネート化合物とを反応
させる2液硬化型インキとして用いるポリウレタン樹
脂、ポリアミドやポリアミン等で硬化させるエポキシ樹
脂、重合触媒で硬化させる不飽和ポリエステル樹脂、或
いは、酸で硬化させる、メラミン樹脂、尿素樹脂、アル
キド樹脂等が挙げられる。また、電離放射線硬化性樹脂
も塩素非含有樹脂として使用しても良い。電離放射線硬
化性樹脂としては、分子中にエチレン性不飽和結合を有
する、プレポリマー又はオリゴマー、及び希釈モノマー
等からなる樹脂組成物が使用できる。プレポリマー又は
オリゴマーとしては、不飽和ポリエステル、ポリエステ
ルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアク
リレート、ポリエーテルアクリレート等が挙げられる。
また希釈モノマーとしては単官能、多官能の、低粘度で
揮発性が少なく皮膚刺激性の少ないものが好ましくは用
いられる。なお、印刷絵柄層を構成する樹脂は、上記の
塩素含有樹脂の樹脂を2種類以上、或いは塩素含有樹脂
と、塩素非含有樹脂の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電
離放射線硬化性樹脂等のの樹脂を2種類以上を併用する
こともある。
【0014】印刷絵柄層に含有させる塩化ビニル樹脂用
の安定剤としては、従来公知の各種安定剤を用いること
ができる。例えば、ジブチルスズマレエート、ジブチル
スズジウラレート等の有機スズ系安定剤、Zn、Cd、
Ca、Mg、Ba等の金属による金属セッケン系安定
剤、鉛系安定剤、或いはエポキシ化合物、アミノ化合
物、ホスファイト、β−ジケトン、多価アルコール、含
窒素化合物、含硫黄化合物等の非金属安定剤等の単体又
は混合系で使用する。なかでも特に効果があるのは、ジ
ブチルスズマレエート系等の有機スズ系安定剤である。
また前述した紫外線吸収剤を併用しても良い。安定剤の
含有量は、印刷絵柄層に含有させる塩素含有樹脂100
重量部に対して1〜5重量部の範囲で含有させることが
好ましい。これ未満では、安定剤の効果が充分に得られ
ず、逆に多すぎてもブリードしたり、コストアップにな
る。
【0015】印刷絵柄層は、ビヒクルに上記塩素含有樹
脂に塩化ビニル樹脂用安定剤を配合した用いたインク
を、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、フレキ
ソ印刷、シルクスクリーン印刷等の公知の印刷法によっ
て形成することができる。インク中の着色剤としては、
従来公知の顔料、染料等の色材のいずれも使用できる
が、特に耐候性の点では、例えば、ベンガラ、二酸化チ
タン、朱、群青、緑青(塩基性炭酸銅)、カーボンブラ
ック等の無機質顔料や、アゾ顔料、フタロシアニン顔
料、キナクリドン系顔料やイソインドリノン系顔料等の
縮合多環状顔料等の有機質顔料等が、優れた特性を発揮
する。顔料としては光輝性顔料でも良く、また、必要に
応じて適宜、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ、硫酸
バリウム等の体質顔料等も使用できる。なお、印刷絵柄
層を形成するためのインクは、溶剤系、水系いずれでも
良く、またそれぞれの系において、溶解系、分散系のい
ずれでも良い。
【0016】着色隠蔽層 着色隠蔽層3は、化粧シートが適用される表面を隠蔽す
る為に全面に形成されるものであり、上記印刷絵柄層2
で挙げた樹脂と同様の樹脂、同様の塩化ビニル樹脂用の
安定剤、紫外線吸収剤等を使用することができる。ただ
し、着色隠蔽層は、化粧シート使用時に被着体に接着剤
に面する層てあり、その用途で用いられる接着剤に対す
る接着性を考慮した樹脂を選定する。また、着色剤等の
顔料も同様であるが、隠蔽顔料として更に、例えば酸化
チタン、酸化亜鉛等の隠蔽性に優れた顔料を樹脂100
重量部に対し50〜300重量部配合することが多い。
なお、着色隠蔽層は通常は不透明とするが、用途によっ
ては着色剤を用いて隠蔽顔料配合量は減らして隠蔽性を
減じ透明着色とすることもある。着色隠蔽層は印刷絵柄
層同様に印刷法で形成しても良いが、塗工法でも形成す
ることができる。塗工法としては、グラビアコート、ロ
ールコート、リバースコート、ドクターコート等の従来
公知の各種塗工手段が利用できる。塗布量は乾燥時で2
〜30g/m2 の範囲が望ましい。少な過ぎると隠蔽力
が低下する。また、多すぎても隠蔽力は飽和して意味が
ない。
【0017】着色オレフィン系樹脂層 着色オレフィン系樹脂層4に用いられ得る樹脂として
は、前記した透明オレフィン系樹脂層用の樹脂が挙げら
れる。ただ、着色オフレィン系樹脂層の場合は、上記着
色隠蔽層同様に下地の隠蔽性が要求されるので、酸化チ
タン、酸化亜鉛等の隠蔽顔料を含有させ、適宜着色剤と
併用する。なお、着色オレフィン系樹脂層は通常は不透
明とするが、用途によっては着色剤を用いて隠蔽顔料配
合量は減らし透明着色としても良い。また、透明オレフ
ィン系樹脂層同様に難燃剤等を含有させても良い。着色
オレフィン系樹脂層4は、着色樹脂シートとして成膜し
たものによるのが一般的であるが、前述した如く、透明
オレフィン系樹脂層に印刷絵柄層を形成後に、その上か
ら溶融押出しにより成膜と同時に積層することでも形成
できる。
【0018】プライマー層 図3及び図4にプライマー層5を設けた構成例の化粧シ
ートを例示する。プライマー層5は適宜、層間密着力向
上の為に設ける。例えば、単層仕様においては、印刷絵
柄層や着色隠蔽層が施される透明オレフィン系樹脂シー
トに施される。また、2層仕様においては、印刷絵柄層
が施される着色オレフィン系樹脂シート、或いは透明オ
レフィン系樹脂シート、或いはこれら樹脂シートのラミ
ネート用として、いずれか一方又は両方のシートに設け
る。本発明の化粧シートでは、印刷絵柄層や着色隠蔽層
の樹脂として塩素化ポリプロピレンを用いることがで
き、この樹脂を用いる場合には密着性が有るので、プラ
イマー層は必要ないが、密着性の劣る樹脂を用いる場合
には、プライマー層を設けることが好ましい。プライマ
ー層はコロナ処理面に施すことが好ましい。プライマー
層としては、例えば、ポリオール成分を持つ合成樹脂と
イソシアネートを使用した2液硬化型ウレタン系樹脂が
効果的である。また、塩素含有樹脂も用いることができ
る。なお、プライマー層の形成は従来公知の塗工法、印
刷法で行えば良いが、必要に応じて塗工適性、印刷適性
等を考慮して各種の充填剤、添加剤を適宜含有させる。
【0019】なお、本発明の化粧シートでは、透明オレ
フィン系樹脂層の表面に、エンボス加工、サンドブラス
ト加工、ヘアライン加工等により、凹凸形状からなる凹
凸模様を形成しても良い。エンボス加工は、熱プレス方
式の枚葉又は輪転式エンボス機を用いて、例えば印刷絵
柄層等を形成後の、単層シート又は2層仕様に積層され
たシートに対して、その表面にエンボス版を押圧して版
の凹凸形状を賦形することにより凹凸模様を形成する。
エンボス加工のにより形成する凹凸模様としては、木目
導管柄、木目木肌、石材表面凹凸、布帛の表面テクスチ
ュア、梨地、砂目、ヘアライン等でも良く、またこれら
の組み合わせでも良い。さらに、透明オレフィン系樹脂
層表面に形成した凹凸模様の凹部には、必要に応じて公
知の、ドクタブレード法、ロールコート法等によるワイ
ピング加工により着色インクを充填しても良い。着色イ
ンクとしては、印刷絵柄層同様に、ウレタン樹脂、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂等の塩素を含有しない樹脂
が好ましい。なかでもウレタン樹脂となる2液硬化型イ
ンクは密着性、耐溶剤性等が良好で好ましい。なお、塩
素含有樹脂でも、印刷絵柄層同様に塩化ビニル樹脂用の
安定剤を配合させて用いても良い。また、印刷絵柄層以
外にの絵柄層として、アルミニウム等の部分金属蒸着層
があってもよい。また、この部分金属蒸着層や絵柄印刷
層は転写印刷で形成しても良い。
【0020】なお、本発明の化粧シートの用途として
は、各種部材の表面に積層し表面化粧する用途がある。
被接着部としては、鉄、アルミニウム等の金属板、木材
単板、木材合板、木質繊維板等の木質板、ガラス、陶磁
器等のセラミックス、ALC等のセメント板等の板材、
ポリプロピレン、フェノール樹脂等の樹脂板の板材、或
いこれら各種材料からなる、樹脂成形等の立体形状物品
が挙げられる。また、これら各種部材への化粧シートの
積層方法としては、例えば、接着剤層を介して板状部
材に加圧ローラで加圧して積層する方法、特公昭50
−19132号公報等に記載の様に、化粧シートの表面
側となる面をキャビティ側に向く様にして、雌雄両金型
間に配置して樹脂を射出成形する、所謂、射出成形同時
ラミネート法、特公昭56−45768号公報、特公
昭60−58014号公報等に記載の様に、成形品等の
立体形状物品の表面に化粧シートを、間に接着剤層を介
して対向又は載置し、立体形状物品側から真空吸引によ
る圧力差により化粧シートを成形品表面に積層する、所
謂、真空プレス積層法、特公昭61−5895号公報
に記載の様に、円柱、多角柱等の柱状部材の長軸方向
に、化粧シートを間に接着剤層を介して供給しつつ、複
数の向きの異なるローラにより、柱状部材を構成する複
数の側面に順次化粧シートを加圧接着して積層してゆ
く、所謂、ラッピング加工法、実公大15−3112
2号公報、特開昭48−47972号公報等に記載の様
に、先ず化粧シートを板状部材に接着剤層を介して積層
し、次いで板状部材の化粧シートとは反対側の面に、化
粧シートと板状部材との界面に達する、断面がV字状又
はU字状の溝を切削し、次いで該溝内に接着剤を塗布
後、該溝で折り曲げて箱体又は柱状体を形成する、所
謂、Vカット又はUカット加工法、等がある。そして、
これらの方法により化粧シートを積層し表面化粧された
化粧部材は、壁面、天井等の建築内装用装飾材、窓枠、
扉、手摺等の建具類の表面装飾材、家具の表面装飾材、
弱電・OA機器のキャビネット、或いは自動車等の車両
内装材の表面装飾材として用いられ得る。
【0021】
【実施例】次に実施例及び比較例により本発明の化粧シ
ートを更に具体的に説明する。なお、文中にて「部」と
あるのは特に断りの無い限り重量基準である。
【0022】《実施例1》透明オレフィン系樹脂層とし
て、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)
(出光石油化学(株)製、E−2900)100部に対
し、光安定剤としてヒンダードアミン系光安定剤(旭電
化工業(株)製、LA−63)を0.5部配合したもの
をTダイから溶融押出しして、0.1mm厚の透明樹脂
シートを作製し、印刷面側をコロナ処理した。次いで、
コロナ処理面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体によ
るインク(大日本インキ化学工業(株)製、ディックシ
ール A−100Z)でプライマー層を形成し、その上
に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とアクリル樹脂と
を用いた柄インク(昭和インク工業(株)製、化X)で
印刷絵柄層を形成し、同じく、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体とアクリル樹脂とを用いた、隠蔽インク(昭和
インク工業(株)製、化X)及び隠蔽インク(昭和イン
ク工業(株)製、化XNo.7)で着色隠蔽層を順次、
グラビア印刷により形成して、本発明の化粧シートを得
た。なお、プライマ層用、印刷絵柄層用、隠蔽層用のそ
れぞれのインクは、インク固形分100部に対しジブチ
ルスズマレエート系安定剤(旭電化工業(株)製、アデ
カスタブ BT−53)を3部、紫外線吸収剤(旭電化
工業(株)製、LA−36)を1部添加したインクを用
いた。
【0023】《実施例2》実施例1において、各インク
に紫外線吸収剤は添加せず、安定剤のみを添加した他
は、実施例1と同様にして本発明の化粧シートを得た。
【0024】《実施例3》実施例2において、各インク
に添加した安定剤を添加量はそのままにして、Ba/Z
n系の金属セッケン系安定剤(旭電化工業(株)製、ア
デカスタブ FL−53)に代えた他は、実施例1と同
様にして本発明の化粧シートを得た。
【0025】《比較例1》実施例1において、各インク
に添加した安定剤及び紫外線吸収剤を添加せずに、各イ
ンクをそのまま用いた他は、実施例1と同様にして化粧
シートを得た。
【0026】単層仕様における性能比較 単層仕様の実施例1〜実施例3、及び比較例1の耐候性
試験の測定結果を表1に示す。表1の如く、プライマー
層、印刷絵柄層及び着色隠蔽層の全層に金属スズ系安定
剤及び紫外線吸収剤を含有させた実施例1では、ウェザ
オメータ1000時間でも耐候性に問題ない。しかし、
これら全層が安定剤のみ含有する比較例1では、500
時間までは耐候性が良好で、1000時間でも化粧シー
ト表面の一部分にクラックが若干発生する程度である。
また、これら全層に金属セッケンの安定剤のみを含有さ
せた実施例3では、1000時間では印刷絵柄層及び着
色隠蔽層の密着性の低下による脱落が発生するが、50
0時間では表面クラック発生する程度であった。しか
し、プライマー層、印刷絵柄層及び着色隠蔽層の全層に
安定剤及び紫外線吸収剤を含有させない比較例1では、
500時間でも印刷絵柄層及び着色隠蔽層の脱落が発生
してしまう。
【0027】
【表1】 △:表面クラック発生 ×:印刷絵柄層等の脱落
【0028】《実施例4》着色隠蔽オレフィン系樹脂層
として、厚み100μmのポリエチレン製シート、(タ
ノツ化学(株)製、タフパー)を用い、これに、実施例
1と同一インクでプライマー層、印刷絵柄層を形成し、
ベースシートとした。一方、透明オレフィン系樹脂層用
としては、実施例1と同一のポリオレフィン系熱可塑性
エラストマーシートにコロナ処理したものを用い、この
コロナ処理面に上記ベースシートと同一インクでプライ
マー層をグラビア印刷で形成してトップシートとした。
ちなみに、プライマー層用、印刷絵柄層用の各インク
は、ジブチルスズマレエート系安定剤と紫外線吸収剤を
含有している。次いで、前記ベースシートと上記トップ
シートとを、ダブリングエンボス機により、熱ラミネー
トすると同時にトップシート表面に熱エンボス加工をし
て、エンボスによる凹凸模様表面に有する、本発明の化
粧シートを得た。
【0029】《実施例5》実施例4において、各インク
に紫外線吸収剤は添加せず、安定剤のみを添加した他
は、実施例4と同様にして本発明の化粧シートを得た。
【0030】《実施例6》実施例4において、各インク
に添加した安定剤を添加量はそのままにして、Ba/Z
n系の金属セッケン系安定剤(旭電化工業(株)製、ア
デカスタブ FL−53)に代えた他は、実施例4と同
様にして本発明の化粧シートを得た。
【0031】《比較例2》実施例4において、各インク
に添加した安定剤及び紫外線吸収剤を添加せずに、各イ
ンクをそのまま用いた他は、実施例4と同様にして化粧
シートを得た。
【0032】2層仕様における性能比較 2層仕様の実施例4〜実施例6、及び比較例2の耐候性
試験の測定結果を表2に示す。表2の如く、各プライマ
ー層及び印刷絵柄層の全層に金属スズ系安定剤を含有さ
せた実施例実施例4及び5ではウェザオメータ500時
間で耐候性に問題はなく、紫外線吸収剤も全層に含有さ
せた実施例4は1000時間でもなんら問題なく、安定
剤のみの実施例5では1000時間では化粧シート表面
の一部分にクラックが若干発生する程度である。また、
各プライマー層及び印刷絵柄層の全層に金属セッケンの
安定剤のみを含有させた実施例6では、1000時間で
は印刷絵柄層の密着性の低下による脱落が発生するが、
500時間では表面クラック発生する程度であった。し
かし、各プライマー層及び印刷絵柄層の全層に安定剤及
び紫外線吸収剤を含有させない比較例2では、500時
間でもトップシートとベースシートとの密着力が低下
し、相互に剥がれてしまう現象(デラミネーション)が
発生する。
【0033】
【表2】 △:表面クラック発生 ×:デラミネーション
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、塩化ビニル樹脂製の化
粧シートの代替材料として、オレフィン系樹脂製の化粧
シートの耐候性について、従来の塩化ビニル樹脂製化粧
シート並の性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの一形態を示す断面図(単
層仕様)。
【図2】本発明の化粧シートの他の形態を示す断面図
(2層仕様)。
【図3】本発明の化粧シートの他の形態を示す断面図。
【図4】本発明の化粧シートの他の形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 透明オレフィン系樹脂層 2 印刷絵柄層 3 着色隠蔽層 4 着色オレフィン系樹脂層 5 プライマー層 10 化粧シート(単層仕様) 20 化粧シート(2層仕様)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/00 C08L 23/00 E04F 13/18 0231−2E E04F 13/18 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表側より順に透明オレフィン系樹脂層、
    印刷絵柄層、着色隠蔽層よりなる化粧シートにおいて、 透明オレフィン系樹脂層がヒンダードアミン系光安定剤
    を含有し、且つ印刷絵柄層及び着色隠蔽層が塩素含有樹
    脂及び塩化ビニル樹脂用安定剤を含有する、耐候性のあ
    るオレフィン系化粧シート。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル樹脂用安定剤が有機スズ系安
    定剤である、請求項1記載の、耐候性のあるオレフィン
    系化粧シート。
  3. 【請求項3】 表側より順に透明オレフィン系樹脂層、
    印刷絵柄層、着色オレフィン系樹脂層よりなる化粧シー
    トにおいて、 透明オレフィン系樹脂層がヒンダードアミン系光安定剤
    を含有し、且つ印刷絵柄層が塩素含有樹脂及び塩化ビニ
    ル樹脂用安定剤を含有する、耐候性のあるオレフィン系
    化粧シート。
  4. 【請求項4】 塩化ビニル樹脂用安定剤が有機スズ系安
    定剤である、請求項3記載の、耐候性のあるオレフィン
    系化粧シート。
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