JP2006272778A - 模様を有する木質板の製造方法 - Google Patents

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Katsutoshi Tabata
勝利 田畑
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Abstract

【課題】模様を有する木質板を製造する方法を提供する。
【解決手段】複数の木質繊維板が積層してなる積層体の少なくとも2つの層の断面が外部から視認できるように前記積層体を切断することによって、前記断面の模様を外部から視認できる模様層として有する木質板を製造する方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、模様を有する木質板の製造方法に関する。
木質繊維板は、木質系廃棄物を利用して再生できるため、従来から多用されており、その用途は、建築材、家具、机、楽器、玩具等など多岐に及ぶ。
その製造方法としては、新規な木材片を粉砕または切削して調整した新規原料と既存の木質繊維板を粉砕して調整した再生原料とを用い、それらを接着剤により一体に熱圧成形して製造することを特徴とする製造方法が提供されている(特許文献1)。
特開2003−311718号公報
本発明は、模様を有する木質板の製造方法を提供することを主目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、特定の製造方法によれば、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記の製造方法に係る。
1.複数の木質繊維板が積層してなる積層体の少なくとも2つの層の断面が外部から視認できるように前記積層体を切断することによって、前記断面の模様を外部から視認できる模様層として有する木質板を製造する方法。
2.積層体のすべての層の断面が外部から視認できるように前記積層体を切断する、上記項1に記載の製造方法。
3.積層体の平面方向に対して垂直に切断する、上記項1又は2に記載の製造方法。
4.複数の木質繊維板のうち1つ以上が異なる材質の木質繊維板である、上記項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
5.上記項1〜4のいずれかに記載の製造方法により得られる、前記断面の模様を外部から視認できる模様層として有する木質板。
本発明の製造方法によれば、複数の木質繊維板が積層してなる積層体を切断するため、積層体の断面の模様を外部から視認できる模様層として有する木質板を提供することができる。
積層体断面の模様を外部から視認できる模様層として有する木質板の本願製造方法は、複数の木質繊維板が積層してなる積層体を当該積層体の少なくとも2つの層の断面が外部から視認できるように切断することを特徴とする。以下、これについて説明する。
本発明で用いる木質繊維板は、特に制限されず、市販のものが使用できる。一般に木質繊維板は、植物繊維等を主原料として結合剤等を添加し、圧縮成型されるものである。例えば、0.35g/cm3程度以下の低密度繊維板(LDF)、0.35〜0.8g/cm3程度の中密度繊維板(MDF)、0.8g/cm3程度以上の高密度繊維板(HDF)のほか、パーティクルボード等が挙げられる。これらの中でも、MDFが好ましい。
上記木質繊維板の主原料としては、例えば、杉、松、檜、カラ松、赤松、トド松等の針葉樹、ラワン、カポール、ポプラ、ヤナギ、欅等の広葉樹などが挙げられる。また、これらは、これらはチップ状で圧縮成型されたものであってもよく、繊維状で圧縮成型されたものであってもよい。
結合剤も限定的でなく、例えば、尿素−ホルムアルデヒド樹脂接着剤、パラフィンエマルジョン等が挙げられる。
本願発明で用いる積層体は、上記木質繊維板が積層されてなるものである。積層される複数の木質繊維板のうち1つ以上が異なる材質の木質繊維板であることが好ましい。例えば、用いる木質繊維板の材質は、全て異なる種類であってもよいし、同一種類の繊維板を2層以上に使用してもよい。また、2種類の木質繊維板を交互に積層したものであってもよい。
なお、本発明における「異なる材質の木質繊維板」とは、両者を肉眼観察した場合に異なる質感を有すると認識されるものを意味する。例えば、色彩(明度等)、模様又はこれらの両者が異なる木質繊維板どうしは、異なる材質の木質繊維板となる。
積層する層の数は、特に限定されず、最終的に得られる製品の模様等に応じて適宜設定できるが、通常200〜400程度、好ましくは250〜300程度である。
積層される木質繊維板の各層の厚さも特に限定的でなく、得られる木質板の模様等に応じて適宜設定できるが、通常それぞれ3〜10mm程度、好ましくはそれぞれ3〜5mm程度とすればよい。
木質繊維板が積層した積層体全体の厚さも特に限定的でなく、通常は900〜1400mm、好ましくは1100〜1200程度である。
本願発明の積層体は、木質繊維板が接着剤を介して積層されているものであってもよい。木質繊維板同士を接着させる接着剤も特に限定されず、積層する木質繊維板の材質等によって適宜設定できる。例えば、エマルジョン接着剤、ユリア系接着剤、メラミン系接着剤などが使用できる。
接着剤の秤量は、通常5〜20g/cm2程度、好ましくは10〜15g/cm2程度である。
本発明は上記積層体を、積層体の少なくとも2つの層の断面が外部から視認できるように切断(スライス)する。
切断は、積層体の少なくとも2つの層の断面が外部から視認できるように切断する限り限定されないが、積層体のすべての層の断面が外部から視認できるように切断することが好ましい。
具体的には、積層体の平面方向に対して垂直に切断するほか、積層体の平面方向に対して所望の角度で(斜めに)切断すればよい。これにより、上記積層体の断面の模様が、本発明の木質板の表面に現れる模様となる。現れる模様は、通常は縞状、筋状等である。
層平面となす切断角度は特に制限されず、最終製品の目的に応じて適宜設定できるが、通常は60〜90度程度、好ましくは90度程度である。
切断(スライス)する間隔も特に制限されず、最終製品の目的に応じて適宜設定できるが、通常は2.5〜30mm程度である。通常、この切断間隔が得られる木質板の厚みに対応する。
切断する方法は限定的でなく、常法に従えばよい。例えば、おびのこ等が挙げられる。
必要に応じて、得られる木質板の表面(積層体断面を模様とする表面)に着色等を行うことにより、さらに模様を付してもよい。これにより、さらに意匠性が向上することとなる。例えば、当該木質板表面の模様(縞状、筋状の模様等)と同調するように、木目導管模様を付すると、より天然木の質感を得られるようになる。
模様は特に制限されず、上記木目導管模様のほか、石目模様、砂目模様、布目模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模様、文字、記号、幾何学模様又はこれら2種以上の組み合わせ等を採用できる。本発明では、特に木目導管模様が好ましい。
模様を付す方法としては、特に限定されず、従来公知の方法を用いることができる。例えば、インキ転写シートを接触する方法の他、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等の印刷方法が挙げられる。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
木質繊維板として、中密度繊維体(「Mタイプ」、セイホク(株)製)(縦2400mm×横1200×厚さ6mm)を用いた。
接着剤として、木工用ボンド(コニシ(株)製、「ボンド CH18」)を用いた。
上記木質繊維板の各接触面に接着剤を塗布し、上記の順に積層した。
これを、8mm間隔で、おびのこを用いて鉛直にスライスして、縦2400mm×横1200mm×厚さ6mmの木質板を得た。図1に木質繊維板の積層体及び当該積層体を切断した木質板の概略図を示す。得られた木質板の表面には、積層体の断面の模様が視認できた。
図1は、材質の異なる複数の木質繊維板からなる積層体及び当該積層体を切断した木質板を示す図である。

Claims (5)

  1. 複数の木質繊維板が積層してなる積層体の少なくとも2つの層の断面が外部から視認できるように前記積層体を切断することによって、前記断面の模様を外部から視認できる模様層として有する木質板を製造する方法。
  2. 積層体のすべての層の断面が外部から視認できるように前記積層体を切断する、請求項1に記載の製造方法。
  3. 積層体の平面方向に対して垂直に切断する、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 複数の木質繊維板のうち1つ以上が異なる材質の木質繊維板である、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法により得られる、前記断面の模様を外部から視認できる模様層として有する木質板。


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