JP2001249450A - 高耐熱性感光性樹脂 - Google Patents
高耐熱性感光性樹脂Info
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Abstract
とカルボキシル基の反応を抑えることで乾燥管理幅が広
く、良好な現像性をもつ感光性樹脂組成物(e)の提
供。 【解決手段】 エポキシアクリレート(a)をシ
アン酸エステル化合物(b)で変性したもの(A)と多
塩基酸無水物(c)との反応物である感光性樹脂(B)
とエポキシ樹脂(d)とを含有することを特徴とする感
光性樹脂組成物(e)、及びその硬化物(f)。
Description
材料として使用される感光性樹脂組成物に関する。より
詳細には、本発明は作業性が良く、良好な解像性を有
し、高耐熱性であり、プリント配線板の材料となる感光
性樹脂組成物に関する。
対し、プリント配線基板もより小型高精細化、軽量薄型
化への対応が重要となっている。これまで、基板上に塗
布されるソルダーレジスト材料には紫外線硬化し希アル
カリ現像が可能で耐メッキ性、耐溶剤性の優れたものが
一般に使用されてきたが、最近、細かい配線を内部に含
有するビルトアップ基板などではソルダーレジスト/封
止樹脂界面でポップコーン現象を引き起こすなど、ソル
ダーレジストの耐熱性に問題が出てきた。さらに細密な
配線間部分でもソルダーレジストの絶縁信頼性の向上が
要求されている。電気絶縁性と耐熱性の向上のためにBT
樹脂などのシアン酸エステル化合物とエポキシアクリレ
ートを予め反応させることによって作成した樹脂で、電
気特性と現像性が同時に向上することがわかっている
(特願平11−61075、特願平11−225193
号公報)。しかし、レジスト特性が優れているものの、
樹脂中に含まれるアルカリ現像を可能にするためのカル
ボン酸と、レジスト性能向上のために添加されたカルボ
ン酸封鎖用多官能エポキシ樹脂が基板塗布後の溶剤乾燥
中に反応し現像性が低下することがわかった。そのため
乾燥時間、乾燥温度が限られ、塗布回数の制限が必要と
なり、残存する溶剤のためにタック性が残るなどの問題
を生じた。つまり作業性に問題が有ることがわかった。
これは、アクリル酸とエポキシ樹脂から合成されるエポ
キシアクリレートに残存する触媒の影響と考えられる。
しかし、エポキシアクリレート製造時に使用される触媒
を無くすことは事実上不可能である。通常樹脂作成後に
除去されているのが普通である。たとえば、触媒がアミ
ン化合物の場合、樹脂合成後に酸性水溶液等で洗浄しア
ミン化合物を除去しているが、乾燥工程が必要となりコ
ストの面で不利である。一方、特開平5−320312
号公報に記載の様に3価の有機リン化合物を触媒に使
い、樹脂作成後に酸化させる方法がある。しかしこの方
法では、酸化剤としてエポキシ化合物か又は過酸化物を
添加する必要があるので樹脂中に含まれる不飽和基同志
の反応やカルボニル基との反応が懸念され、製品の保存
安定性に疑問が生じる。
鑑み、塗布乾燥時の多官能エポキシ樹脂/カルボキシル
基の反応を抑えることで乾燥管理幅が広く、良好な現像
性をもつ感光性樹脂組成物(e)を提供することを目的
とするものである。
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、シアン酸エステル
化合物および多塩基酸無水物で変性したエポキシアクリ
レートをレジストの主樹脂として用い、カルボン酸封鎖
用のエポキシ樹脂として通常必要とされる多官能エポキ
シ樹脂とともに単官能エポキシ樹脂を併用するか又は単
官能エポキシ樹脂のみをカルボン酸封鎖用樹脂として使
用することにより、上記目的を達成することを見出し、
本発明を完成した。すなわち本発明は、エポキシ樹脂成
分として多官能エポキシ樹脂と単官能エポキシ樹脂、又
は単官能エポキシ樹脂を含む感光性樹脂組成物である。
(a)としては、エポキシ樹脂とアクリル酸との反応物
である。例えば、ビスフェノールA型エポキシアクリレ
ート、ビスフェノールZ型エポキシアクリレート、ビス
フェノールF型エポキシアクリレート、ビフェノール・
エポキシアクリレート、テトラメチルビフェノール・エ
ポキシアクリレート、ヘキサメチルビフェノール・エポ
キシアクリレート、キシレンノボラック・エポキシアク
リレートであり、これらを単独又は適宜2種類以上配合
してなる組成物、又は反応物などが挙げられる。中でも
入手容易なビスフェノールA型エポキシアクリレートが
適している。
物(b)は下記一般式(1)で示される。 一般式 : R−(O−CN)m…(1) (式中のmは2以上、通常5以下の整数であり、Rは芳
香族性の有機基であって、上記のシアネート基は該有機
基Rの芳香環に直接結合しているもの)
ネートベンゼン、1,3,5-トリシアネートベンゼン、1,3
-、1,4-、1,6-、1,8-、2,6-又は2,7-ジシアネートナフ
タレン、1,3、6-トリシアネートナフタレン、4,4'-ジシ
アネートビフェニル、ビス(4-シアネートフェニル)メ
タン、2,2-ビス(4-シアネートフェニル)プロパン、2,
2-ビス(3,5-ジブロモ-4-シアネートフェニル)プロパ
ン、ビス(4-シアネートフェニル)エーテル、ビス(4-
シアネートフェニル)チオエーテル、ビス(4-シアネー
トフェニル)スルホン、トリス(4-シアネートフェニ
ル)ホスファイト、トリス(4-シアネートフェニル)ホ
スフェート、およびノボラックとハロゲン化シアンとの
反応により得られるシアネート類である。
43−18468、同44−4791、同45−117
12、同46−1112、同47−26853、および
特開昭51−63149号公報などに記載の多官能性シ
アン酸エステル化合物類も用いられうる。これらは、単
独あるいは2種類以上組み合わせて使用される。これら
成分中には加水分解性Cl、Naなどの不純物が極めて少な
く、本発明の1成分として配合することによって全体の
不純物量が少なくなり、半導体周辺材料としては最適で
ある。
合物のシアネート基の三量化によって形成されるトリア
ジン環を有する分子量200〜6000のプレポリマー
が使用される。このプレポリマーは、上記の多官能性シ
アン酸エステル化合物モノマーを、例えば、鉱酸、ルイ
ス酸などの酸;ナトリウムアルコラート、第三級アミン
類などの塩基;炭酸ナトリウムなどの塩類などを触媒と
して重合させることにより得られる。このプレポリマー
中には一部モノマーが含まれており、モノマーとポリマ
ーとの混合物の形態をしており、このような原料は本発
明の用途に好適に使用される。
しては、1分子中に2つ以上のカルボン酸を有するもの
である。例えば、無水フタル酸、無水トリメリット酸、
無水ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8−テ
トラカルボン酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸無水物、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ
無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、
3−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、無水コハク酸、
ドデセニル無水コハク酸、エチレングリコールビス(ア
ンヒドロトリメリテート)、グリセリンビス(アンヒド
ロトリメテート)、3,3‘,4,4’−ジフェニルス
ルホンテトラカルボン酸二無水物、4,4‘−オキシジ
フタル酸無水物、その他無水酸を分子内に有しているも
の、これらを単独又は2種類以上配合してなる組成物が
挙げられる。
する。第一にエポキシアクリレート(a)をシアン酸エ
ステル化合物(b)で変性する場合、限定はされないが
一般的に、エポキシアクリレート(a)100重量部に
対してシアン酸エステル化合物(b)5〜40重量部を
変性させることができる。しかし、シアン酸エステル化
合物(b)の量が少ない場合、耐熱性、吸湿性およびプ
レッシャークッカー後の電気絶縁性が不十分であり、反
対に量が多い場合は樹脂合成時のゲル化など、製造時に
問題が生じる。従って好ましくは10〜30重量部であ
る。反応温度は50〜100℃、反応時間は5〜100
時間である。反応時の粘度調整などのために溶剤を用い
ることも可能で、特に制限はないが、感光性樹脂組成物
塗膜の乾燥時にほとんどが蒸発できるような範囲の沸点
を持つものが好ましい。たとえば、アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン類、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート、ジエチルエーテルモノメチ
ルエーテルアセテート等のエステル類、ソルベントナフ
サ、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭
化水素類などが単独又は2種類以上混合して用いられ
る。
ルボン酸変性を行う。変性量はエポキシアクリレート
(a)100重量部に対し10〜90重量部で、得られ
るのは樹脂酸価が40〜400mgKOH/gのものだが、現
像性の面から酸価が50〜100mgKOH/g程度が効果が
あるので酸価をその範囲にするような割合で多塩基酸無
水物を投入する必要がある。この場合にも粘度調整など
の目的で溶剤を使用することが可能であり、上述の溶剤
種を使用することができる。
(e)として使用される。感光性樹脂組成物(e)をレ
ジストインクとして使用する場合には、感光性樹脂
(B)のほかに密着性、耐熱性、耐メッキ性等の諸特性
を向上させるエポキシ樹脂(d)や、重合を開始させる
光重合開始剤が必要である。本発明で使用されるエポキ
シ樹脂としてはビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビス
フェノールF型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂、キシレンノボラック型エポ
キシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート、脂環式エ
ポキシ樹脂等が例示される。これらのエポキシ樹脂は単
独又は2種以上混合して用いられる。また本発明で必須
成分である単官能エポキシ樹脂としては、通常反応性希
釈剤とよばれるもので、分子内にグリシジル基を1つ有
するものなら制限はない。単官能エポキシ樹脂を次に例
示する。アルキルモノグリシジルエーテル(油化シェル
製、BGE、YED111、ヘロキシ7、ヘロキシ8、ヘロキシ
9、ヘロキシ116:ナガセ化成製、デナコールEX12
1、デナコールEX192)、o-sec-ブチルフェノールグリ
シジルエーテル(油化シェル、YED122)、第三級脂肪酸
モノグリシジルエステル(油化シェル、カ−ジュラE1
0:東都化成、ネオトートE)、フェニルグリシジルエー
テル(ナガセ化成、デナコールEX141)、p-tert-ブチル
フェノールグリシジルエーテル(ナガセ化成、デナコー
ルEX146)、o-クレゾールグリシジルエーテル(油化シ
ェル、ヘロキシ62)、p-sec-ブチルフェノールグリシジ
ルエーテル(東都化成、PP101)、アリルグリシジルエ
ーテル(ナガセ化成、デナコールEX111)、N-グリシジ
ルフタルイミド(ナガセ化成、デナコールEX731)、シ
クロヘキセンオキサイド(ダイセル化学、CHXO)、
脂環式エポキシを有するアクリル酸エステル(ダイセル
化学、サイクロマーA200)、ビニル基を有する脂環
式モノエポキシド(ダイセル化学、セロキサイド200
0)。あるいはこれらを単独又は2種類以上配合してな
る組成物があげられる。単官能エポキシ樹脂と多官能エ
ポキシ樹脂の和である全エポキシ樹脂の量は、感光性樹
脂に含まれるカルボン酸と当量以上である必要があり、
組成分中0〜50重量部が好ましく、特に好ましくは3
〜45重量部である。全体のエポキシ当量のうち25%
〜100%単官能エポキシ樹脂が占める場合に効果があ
る。
のもので、たとえばベンジル、ジアセチル等のα−ジケ
トン類、ベンゾイルエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル等のアシロインエーテル類、チオキサン
トン、2,4-ジエチルチオキサントンなどのチオキサント
ン類、ベンゾフェノン、4,4'-ビス(ジメチルアミノ)
ベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類、アセトフェノ
ン、2,2'-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン、β-
メトキシアセトフェノン等のアセトフェノン類、アント
ラキノン、1,4-ナフトキノンなどのキノン類、ジ-t-ブ
チルパーオキサイド等の過酸化物などが1種類あるいは
2種類以上組み合わせて使用される。使用量は、0.1
〜20重量%、好ましくは0.2〜10重量%である。
イザーなどの一般に公知の均一分散を行える方法で混錬
する。また、使途により感光性樹脂組成物(e)中に充
填剤、硬化促進剤、消泡剤、表面処理剤、難燃剤、顔
料、染料等の公知の添加剤を添加することが出来る。充
填剤としては、天然シリカ、溶融シリカ、アモルファス
シリカ等のシリカ類、ホワイトカーボン、チタンホワイ
ト、アエロジル、アルミナ、タルク、天然マイカ、合成
マイカ、カオリン、クレー、水酸化アルミニウム、硫酸
バリウム、E−ガラス、A−ガラス、C−ガラス、L−
ガラス、D−ガラス、S−ガラス、M−ガラスG20−
ガラス等を、硬化促進剤としては、2−メチルイミダゾ
ール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−ウン
デシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、
2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチル
イミダゾール等のイミダゾール類、ベンジルジメチルア
ミン等の第三アミン類、ホスフィン系やホスホニウム系
のリン化合物等を挙げることが出来る。
30〜90重量%になるように調製するのが好ましい。
樹脂量が30重量%未満では樹脂の均一膜厚を確保する
ことが難しく、品質が不安定になってプリント配線板の
用途としての使用に耐えない。樹脂量が90重量%を超
えると、塗布したプリント配線板上で剥離の原因になっ
たり、電気特性にばらつきが生じる恐れがある。
チングレジスト、及びソルダーレジスト、ビルトアップ
配線板用絶縁レジストのような永久レジストのレジスト
インクに有用であるほか、塗料、コーティング剤、接着
剤等として使用できる。本発明の感光性樹脂組成物は、
例えば次のようにして硬化され、硬化物を得ることがで
きる。すなわち、プリント配線板に、スクリーン印刷
法、スプレー法、ロールコート法、静電塗装法、カーテ
ンコート法などの方法により10〜160μmの膜厚で
本発明の感光性樹脂組成物を塗布し、塗膜を60〜11
0℃で乾燥させた後、ネガフィルムを介して紫外線を照
射し、未露光部分を希アルカリ水溶液で現像した後、さ
らに物性向上のために紫外線の照射、又は加熱によって
十分硬化させ、硬化被膜を得る。
せるための活性エネルギー線の照射光源としては、低圧
水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセ
ノンランプあるいはメタルハイドライドランプなどがあ
る。露光量は100〜2000mJ/cm2、好ましく
は、250〜1000mJ/cm2である。露光量が少な
いと照射した部分が硬化せず、現像時に溶解する。
の現像は、スプレーで噴霧するスプレー現像法、現像液
にプリント配線板を浸漬し、振動させるディップ現像法
など、公知の方法が使用できる。現像液の温度は5〜5
0℃、好ましくは25℃〜40℃である。温度が低いと
現像時間がかかる、現像性が悪いなどの問題を生じる。
温度が高いと光照射した硬化部分が溶解してしまう。現
像液としては、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムある
いはアンモニウムハイドロオキサイドの水溶液など公知
の希アルカリ水溶液が使用できる。水溶液中のアルカリ
剤の量は、0.1〜5.0重量%が好適である。
に加熱硬化を行う場合には、硬化温度は100〜250
℃、好ましくは120℃〜200℃である。温度が低い
と硬化に時間がかかり、温度が高いと変色、一部膨れ等
の問題が生じる。
て具体的に説明するが、本発明は以下の実施例により特
に限定されるものではない。以下の各例において、部及
び%は特に断りの無い限りそれぞれ重量部及び重量%を
示す。 合成例 ビスフェノールA型エポキシアクリレート(昭和高分子
製 SP1509)100部とビスフェノールA型シアン酸エ
ステル化合物(BT2070)5部、溶剤としてプロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート/ソルベントナ
フサ(50/50)を105部加え固形分含量50%に
なるようにした。70℃加熱下で機械攪拌を行い、赤外
線吸収スペクトルによりシアネートピーク(2300c
m−1付近)を追跡した。5.5時間後にシアネートピ
ークが消滅したので反応の終点とした。この反応液に無
水ピロメリット酸を22.5部(エポキシアクリレート
のモル数の50%に相当)および上記溶剤22.5部を
加え、反応温度70℃で機械攪拌を行い、赤外線吸収ス
ペクトルにより無水カルボン酸のピーク(1850cm
−1)を追跡し、6時間後に消滅したので反応の終点と
した。この樹脂(イ)のカルボン酸価は90.2mgKO
H/gであった。
三本ロールミル(アイメックス社製)により混錬し、ス
クリーン印刷機(ニューロング精密工業社製、LS15GX)
により、表面機械研磨を行った銅張り積層板に膜厚40
μmになるように塗布した。塗布した基板を70℃の乾
燥機中に30分置き、タック性がなくなったのを確認し
平行光露光機で露光パターンフィルムを載せて500m
Jの光量を露光した。露光後1%炭酸ナトリウム水溶液
で60秒間2.0kg/cm2のスプレー圧で現像を行
った。水洗を行った後160℃1時間熱風乾燥機に入れ
加熱硬化を行った。得られた硬化膜を有する試験片につ
いて、Tg測定を行った。表2に結果を示す。
ら剥離し、JIS C 6481の試験方法に従ってT
MA引っ張り試験により測定を行った。 (乾燥余裕度評価)合成した主樹脂(イ)を用いて表1
のような組成で混ぜ、三本ロールミル(アイメックス社
製)により混錬し、スクリーン印刷機(ニューロング精
密工業社製、LS15GX)により、表面機械研磨を行った銅
張り積層板に膜厚40μmになるように塗布した。70
℃又は80℃の熱風乾燥機中に所定時間(最低20分、
最高90分)置いた。その後平行光露光機で露光パター
ンフィルムを載せて500mJの光量を露光した。露光
後1%炭酸ナトリウム水溶液で60秒間2.0kg/c
m2のスプレー圧で現像を行った。この条件で現像がで
きる最長の時間(分)を乾燥余裕度とし、評価結果とし
た。結果を表2に示す。
(エポキシ当量 270g/eq) ナガセ化成製、ヘ
ロキシ62;単官能エポキシ樹脂(エポキシ当量181
g/eq)油化シェルエポキシ製、YED−111;単
官能エポキシ樹脂(エポキシ当量 290g/eq)油
化シェルエポキシ製、CYCOLOMER A−20
0;単官能脂環式エポキシ樹脂(エポキシ当量 191
g/eq)ダイセル化学製、セロキサイド2021P;
2官能脂環式エポキシ樹脂(エポキシ当量 141g/
eq)ダイセル化学製、BYK354、BYK057;
消泡剤、表面平滑剤ビッグケミー製、フタロシアニング
リーン、山陽色素製、イルガキュア651;光重合開始
剤、チバガイギー製
化合物変性で、なお且つ酸無水物による変性エポキシア
クリレートを含む感光性樹脂組成物であり、良好な現像
性を有し、高耐熱性で、作業性に優れているものであ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 エポキシアクリレート(a)をシアン酸
エステル化合物(b)で変性したもの(A)と多塩基酸
無水物(c)との反応物である感光性樹脂(B)とエポ
キシ樹脂(d)とを含有することを特徴とする感光性樹
脂組成物(e)。 - 【請求項2】 エポキシ樹脂(d)が、多官能エポキシ
樹脂と単官能エポキシ樹脂、又は単官能エポキシ樹脂で
あることを特徴とする請求項1記載の感光性樹脂組成物
(e) - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の組成物の硬化物
(f)。
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