JP2001239192A - 縦型ポンプ式容器と、該容器が有する摺動筒上下動用治具 - Google Patents

縦型ポンプ式容器と、該容器が有する摺動筒上下動用治具

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JP2001239192A
JP2001239192A JP2000053804A JP2000053804A JP2001239192A JP 2001239192 A JP2001239192 A JP 2001239192A JP 2000053804 A JP2000053804 A JP 2000053804A JP 2000053804 A JP2000053804 A JP 2000053804A JP 2001239192 A JP2001239192 A JP 2001239192A
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Japan
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cylinder
neck
mouth
sliding
mounting cylinder
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JP2000053804A
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English (en)
Inventor
Shigeo Iizuka
茂雄 飯塚
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器体に対する縦型ポンプの着脱を、該ポン
プに付設されて容器体口頸部外面へ螺合する装着筒の螺
合、螺脱で行うよう設けた縦型ポンプ式容器において、
悪戯による収納液体の抜き取り、入替えを防止できるよ
う設けた。 【解決手段】 容器体口頸部3下部外面へ上下動可能に
嵌合させた内筒31下端から外向きフランジ34を介して外
筒35を起立した摺動部材30を設け、口頸部3下部外面
と、内筒31内面と、内筒31外面と、装着筒11の下部内面
とには、上限まで摺動部材30が上昇したとき互いに噛み
合って装着筒11の回動を阻止し、かつ下限にあっては噛
み合いが外れて回動を可能とする噛合突条4,32,33,14
をそれぞれ付設し、又摺動部材30が上限に位置する状態
にあっては、装着筒11と摺動部材30との一部に設けた、
摺動部材30の下降を制限する係合手段を係合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型ポンプ式容器
と、該容器が有する摺動筒上下動用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種容器として、例えば、特公平11-4
7649号のように、シリンダおよび吸い上げパイプを容器
体内へ挿入させて、該ポンプが有する装着筒を容器体口
頸部外面ヘ螺合させ、シリンダ内から容器体上方へ付勢
されて起立する作動部材上端のノズル付き押下げヘッド
を付勢に抗して押下げ又付勢により上昇させることで、
容器体内液体をシリンダ内へ吸い上げかつ該シリンダ内
液体を上記ノズルから噴出させるよう形成したものが周
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来縦型ポンプ式
容器は、装着筒螺脱により容器体からポンプを外すこと
が可能に形成しているから、容器体内液体が無くなった
場合には、上記のようにポンプを外して容器体内へ液体
を補充し、かつポンプを再装着することで使用を継続す
ることができる。
【0004】上記容器は、シャンプー、リンス、洗浄液
等を収容させて一般家庭のみならず、ホテル、旅館の浴
場等で使用されているが、このように多数の人が利用す
る場所に置くと、上記のようにポンプを外して、容器体
内液体を入替え或いは抜き取りされる等の悪戯をされる
ことがあった。
【0005】本発明は、装着筒の内面へ、口頸部に対す
る装着筒の回動を阻止するロック筒を、適宜治具を使用
しない限りほぼ抜け出し不能に嵌合させることで、悪戯
目的等でみだりにポンプが取り外されることを防止でき
るよう設けた。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、容器
体1に対する縦型ポンプ10の着脱を、該ポンプに付設さ
れて容器体口頸部外面へ螺合する装着筒11の螺合、螺脱
で行うよう設けた縦型ポンプ式容器において、上記容器
体を胴部上端から肩部2を介して口頸部3を起立させ
て、肩部2上面から装着筒11下端までの間に相当間隙を
設け、かつ装着筒11の下部を下向き段部11bを介して大
内径部11dとなし、又上記大内径部11d内方の口頸部部
分外面へ嵌合させた内筒31下端から外向きフランジ34を
介して装着筒11の下部外面へ嵌合する外筒35を起立する
摺動部材30を設けて、上記肩部2と下向き段部11bとの
間で内筒31が上下動可能に設け、更に、上記大内径部内
方の口頸部3部分外面と、内筒31内面と、内筒31外面
と、大内径部11d内面とには、上限まで摺動部材30が上
昇したとき互いに噛み合って口頸部に対する装着筒11の
回動を阻止し、かつ下限にあっては噛み合いが外れて回
動を可能とする第1,第2,第3,第4噛合突条4,32,
33,14 をそれぞれ縦設し、上記摺動部材30下限位置で
は、外筒35上端と装着筒11上端との間に装着筒握持代11
eが形成されると共に、上限位置では、外筒35上端と装
着筒11上端とがほぼ同一高さに位置して上記握持代11e
が解消可能に形成し、更に、摺動部材30が上限に位置す
る状態では、装着筒11と摺動部材30との一部ないし内筒
31と口頸部外面とに設けた、摺動部材30の下降を制限す
る係合手段を係合させた。
【0007】第2の手段として、容器体1に対する縦型
ポンプ10の着脱を、該ポンプに付設されて容器体口頸部
外面へ螺合する装着筒11の螺合、螺脱で行うよう設けた
縦型ポンプ式容器において、上記容器体を胴部上端から
肩部2を介して口頸部3を起立させて、肩部2上面から
装着筒11下端までの間に相当間隙を設け、かつ装着筒11
の下部を下向き段部11bを介して大内径部11dとなし、
又上記大内径部11d内方の口頸部部分外面へ嵌合させた
内筒31下端から外向きフランジ34を介して装着筒11の下
部外面へ嵌合する外筒35を起立する摺動部材30を設け
て、上記肩部2と下向き段部11bとの間で内筒31が上下
動可能に設け、更に、上記大内径部11d内方の口頸部部
分外面と、内筒31内面と、大内径部11d外面と、外筒35
内面とには、上限まで摺動部材30が上昇したとき互いに
噛み合って口頸部に対する装着筒11の回動を阻止し、か
つ下限にあっては噛み合いが外れて回動を可能とする第
1,第2,第4,第3噛合突条4,32,14,33 をそれぞれ
縦設し、上記摺動部材30下限位置では、外筒35上端と装
着筒11上端との間に装着筒握持代11eが形成されると共
に、上限位置では、外筒35上端と装着筒11上端とがほぼ
同一高さに位置して上記握持代11eが解消可能に形成
し、更に、摺動部材30が上限に位置する状態では、装着
筒11と摺動部材30との一部ないし内筒31と口頸部外面と
に設けた、摺動部材30の下降を制限する係合手段を係合
させた。
【0008】第3の手段として、容器体1に対する縦型
ポンプ10の着脱を、該ポンプに付設されて容器体口頸部
外面へ螺合する装着筒11の螺合、螺脱で行うよう設けた
縦型ポンプ式容器において、上記容器体を胴部上端から
肩部2を介して口頸部3を起立させて、肩部2上面から
装着筒11下端までの間に相当間隙を設け、かつ装着筒11
の下部を下向き段部11bを介して大内径部11dとなし、
又上記大内径部11d内方の口頚部部分外面へ摺動筒40
を、上記肩部2と下向き段部11bとの間を上下動可能に
嵌合させると共に、摺動筒40が上限に位置する状態で該
筒下部が大内径部11d下方へ短く垂下するよう設けて、
該垂下部分外面に治具嵌合用凹溝40aを周設し、更に、
上記大内径部11d内方の口頸部部分外面と、摺動筒40内
面と、摺動筒外面と、大内径部11d内面とには、上限ま
で摺動筒40が上昇したとき互いに噛み合って口頸部に対
する装着筒11の回動を阻止し、かつ下限にあっては噛み
合いが外れて回動を可能とする第1,第2,第3,第4
噛合突条4,32,33,14 をそれぞれ縦設し、更に、摺動筒
40が上限に位置する状態にあっては、摺動筒40と口頸部
外面ないし装着筒11と摺動筒との一部とに設けた係合手
段が係合することで、適宜治具を使用しない限り摺動筒
40の下降をほぼ不能に形成した。
【0009】第4の手段として、第3の手段を有すると
共に、半筒状に形成した半縦筒部61の下部から該半縦筒
部内方へ、上記装着筒の大内径部分肉厚と治具嵌合用凹
溝40aの深さとを加えた長さより長く張出し板62を突出
し、該張出し板の内端部全面を上記治具嵌合用凹溝40a
の半周部内へ嵌合可能に形成すると共に、上記半縦筒部
61両端間の中間部外面から把手63を外方へ突出した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図1, 図2が示す第1実施形
態について説明すると、1は容器体であり、該容器体
は、胴部上端から肩部2を介して口頸部3を起立し、該
口頸部の上部に後述装着筒螺合用の雄ねじを付設し、か
つ該雄ねじ下方の口頸部3部分外面に縦板状の第1噛合
突条4を多数縦設している。
【0011】上記容器体には、縦型ポンプ10が有する装
着筒11を容器体口頸部3の上部外面へ螺合させることで
着脱自在に装着させている。該ポンプは公知のものであ
るから、図に示す一例について簡単に説明すると、12
は、上部外面に外向きフランジ13を付設したシリンダ
で、その外向きフランジ13をパッキングを介して容器体
口頸部の上端面上へ載置させて容器体内へ垂下させ、か
つ該シリンダの下端から吸い上げパイプを容器体内底部
まで垂下している。又シリンダの外向きフランジ13は、
その外周部上面を、装着筒11上端に付設した内向きフラ
ンジ11aの下面へ当接させ、かつ外周面を装着筒11の上
端部内面へ嵌合させている。
【0012】上記シリンダ内からは、ステム15下端に筒
状ピストンを付設しかつステム15上端にノズル16付き押
下げヘッド17を嵌着させた作動部材18を上方付勢させて
起立し、該作動部材を押下げると、シリンダ底部内に設
けた吸い込み弁が閉じ、又ステム上端部内等に設けた吐
出弁が開いてシリンダ内液体がステムおよびノズルを通
って吐出され、又作動部材18を解放すると、該作動部材
が上昇し、このとき吸い込み弁が開き、又吐出弁が閉塞
することでシリンダ内へ容器体内液体を吸い込むよう形
成している。
【0013】20は筒状ピストン抜出し防止用の筒体で、
上記シリンダ13の上端部内面へ内周壁(図示せず)を嵌
着させると共に、該内周壁上端に付設した外向きフラン
ジ状頂壁外周から図2のように雄ねじ筒21を垂下し、上
記作動部材18を押下げて押下げヘッド17の周壁を雄ねじ
筒21外面へ螺合させて、図1が示すように、作動部材の
押下げ状態を保持できるよう形成している。又上記雄ね
じ筒21下端からは、外向きフランジ状張出壁を介して外
周壁22を垂下し、該外周壁の下端を装着筒の内向きフラ
ンジ11a上面ヘ当接させている。
【0014】以上構成において、本発明では、装着筒11
下端から容器体肩部2上面までの間には相当間隔を設
け、かつ装着筒11の中間やや下方に、下面を下向き段部
11bとした外向きフランジ状壁11cを設けて、その下向
き段部11b下方の装着筒部分を大内径部11dとし、かつ
図2のように、該大内径部の上部内面に縦板状の第4噛
合突条14を多数縦設している。
【0015】30は摺動部材であり、該摺動部材は、上記
大内径部11d内方の口頸部部分外面に内筒31を、容器体
肩部と上記装着筒11の下向き段部11bとの間を上下動可
能に嵌合させると共に、内筒31の内面に多数縦設した第
2噛合突条32を口頸部の第1噛合突条4に噛合わせて、
口頸部に対する内筒31の回動を阻止するよう形成してい
る。又内筒31の上部内面には第3噛合突条33を多数縦設
して、図1が示すように、内筒31が上限に位置する状態
では、その第3噛合突条33と大内径部の第4噛合突条14
とが相互に噛合って、装着筒11が口頸部に対して回動す
ることを阻止し、かつ図2のように内筒31を下限に位置
させると、その噛合わせが外れて、装着筒11が口頸部に
対して回動可能となるよう形成している。更に、内筒31
の下端からは、外向きフランジ34を介して外筒35を起立
し、該外筒の下部内面を大内径部11dの外面へ嵌合させ
ている。該外筒は、上記装着筒11とほぼ同一高さに起立
し、図2のように摺動部材下限位置では、外筒35上端と
装着筒11上端との間に装着筒握持代11eが形成され、か
つ図1のように摺動部材上限位置では、外筒35上端と装
着筒11上端とがほぼ同一高さに位置して上記握持代11e
が解消され、装着筒11を回動させるための手掛かりが無
くなるよう形成している。更に、上記外筒35は、中間内
面に係合突条36を有し、摺動部材30を上限に位置させた
状態で、その係合突条36下面を上記外向きフランジ状壁
11cの外周上面へ係合させることで摺動部材30の下降を
制限している。その係合突条36は、ドライバーの柄、プ
ラスチックハンマー等の適宜治具を使用しない限り摺動
部材をほぼ下降させることができないように、外向きフ
ランジ状壁11cの外周上面へ係合させてもよい。
【0016】上記第3, 第4噛合突条33, 14は、図3,
図4が示す例のように、外筒35の下部内面と装着筒の大
内径部11d外面とに設けてもよく、図3のように上限ま
で摺動部材30を引上げたときに、それ等第3, 第4噛合
突条33, 14が互いに噛み合って口頸部に対する装着筒11
の回動を阻止し、かつ図4ように下限まで摺動部材30を
押下げたときにその噛み合わせが外れて、口頸部に対し
て装着筒11が回動可能となるよう形成する。
【0017】又上記係合突条36は、図3, 図4が示す例
のように容器体口頸部の下部外面に横設し、かつ該係合
突条の上面に摺動部材の内筒31下端を係合させること
で、摺動部材30の下降を制限するよう形成してもよい。
【0018】容器体1から縦型ポンプ10を取り外す場合
には、図1が示す状態から、プラスチックハンマー或い
はドライバーの柄等の治具を用いる等して、摺動部材30
を下限まで押下げる。すると図2のように第3, 第4噛
合突条33, 14相互の係合が外れるため、装着筒11が容器
体口頸部に対して回動可能となり、よって、装着筒11を
緩め方向へ回動させて口頸部から螺脱させ、縦型ポンプ
を容器体から取り外す。
【0019】装着筒11を口頸部へ再装着させる場合に
は、口頸部に対して摺動部材30を下限に位置させた状態
で装着筒11を螺合させ、次いで摺動部材30を装着筒11に
対して押上げて、摺動部材の係合突条36下面を装着筒の
外向きフランジ状壁11cの外周上面へ係合させる。
【0020】又図1, 図2が破線で示すように、摺動部
材30の外筒35上端内面に抜出し防止突部37を周設し、装
着筒11に対して摺動部材30を上限まで押上げたときに、
その抜出し防止突部37の下面が装着筒11の外向きフラン
ジ状壁11c上面外周に係合するよう形成してもよく、こ
の場合には、内筒31内面の第2噛合突条32の先端円を、
口頸部3上部に付設した装着筒螺合用雄ねじの先端円と
ほぼ同径ないしやや大内径とする。該例では、図2のよ
うに摺動部材30を下限に位置させた状態で装着筒11を緩
め方向へ螺動させると、摺動部材30が、装着筒11に引き
上げられて該装着筒と共に容器体口頸部から取り外され
ることとなる。又装着筒11を口頸部へ再装着させる場合
には、装着筒に対して摺動部材30を下限に位置させた状
態で装着筒を口頸部へ螺合させて、図2のように装着筒
を締め付けた後、摺動部材30を装着筒に対して押上げ
て、摺動部材の係合突条36下面を装着筒の外向きフラン
ジ状壁11cの外周上面へ係合させる。
【0021】図5, 図6は、本発明容器の第2実施形態
であり、本実施形態についは、第1実施形態と相違する
構造についてのみ説明し、構造が同一の部分については
同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】40は摺動筒であり、該摺動筒は、装着筒の
大内径部11d内方の口頸部3部分外面に、容器体肩部2
上面と装着筒の下向き段部11bとの間で上下動可能に嵌
合され、かつ図5のように摺動筒40が上限に位置する状
態で該筒の下部が装着筒の大内径部11d下方へ短く垂下
するよう設け、かつ該垂下部分外面に治具嵌合用凹溝40
aを周設している。更に、摺動筒40の内面と外面とに
は、第2噛合突条32と第3噛合突条33をそれぞれ付設し
て、図5のように上限まで摺動筒40を押上げたとき、第
2噛合突条32が口頸部の第1噛合突条4に、かつ第3噛
合突条33が装着筒11の第4噛合突条14に、それぞれ噛み
合って口頸部に対する装着筒11の回動を阻止し、かつ図
6のように、摺動筒40下限位置では第3噛合突条33と第
4噛合突条14の噛み合せが外れて、装着筒11が回動可能
となるよう形成している。
【0023】又上記摺動筒40と口頸部3外面との一部に
は、摺動筒40が上限に位置する状態で係合する係合手段
を設けて、適宜治具を使用しない限り摺動筒40をほぼ下
降できないよう形成している。図示例では、図5のよう
に口頸部3の下部外面に係合突条36を横設し、かつ該係
合突条上面に、上限に位置させた摺動筒40の下端を係合
させて、適宜治具を使用しない限り摺動筒40をほぼ下降
できないよう形成したが、摺動筒40の外面と大内径部11
d内面との一部に、摺動筒40の下降を制限するための係
合手段を設けてもよい。
【0024】60は、摺動筒上下動用治具であり、該治具
は、図7のように、半筒状に形成した半縦筒部61を有
し、該半縦筒部の下部から半縦筒部内方へ、装着筒11の
大内径部分肉厚と上記治具嵌合用凹溝40aの深さとを加
えた長さより長く張出し板62を突出すると共に、該張出
し板の内端部全面を上記治具嵌合用凹溝40aの半周部内
へ嵌合可能に形成し、かつ上記半縦筒部61両端間の中間
部外面から把手63を外方へ長く突出している。
【0025】容器体から縦型ポンプを取り外す場合は、
図5のように、治具の張出し板62内端部を摺動筒の治具
嵌合用凹溝40a半周部内へ嵌合させて摺動筒40を押下げ
ることで、第3, 第4噛合突条33, 14の噛み合わせを外
し、次いで装着筒11を螺脱させて縦型ポンプを容器体か
ら取り外す。
【0026】装着筒11を再装着させる場合には、摺動筒
40を下限に位置させた状態で装着筒11を螺合させ、次い
で、治具の張出し板62の内端部を治具嵌合用凹溝40aの
半周部内へ嵌合させて摺動筒40を押上げることで、第
3, 第4噛合突条33, 14を相互に噛み合わせて、口頸部
に対する装着筒11の回動を阻止する。又張出し板62によ
る摺動筒40の押上げは、図6が示すように、張出し板62
内端部上面を摺動筒40の下端面へ押し当てて行ってもよ
く、治具の張出し板62内端部上面を摺動筒40の下端面へ
押し当て易くするため、肩部2内周部を平坦水平面と
し、かつ平坦水平面部分外方の肩部部分上面を上方小径
のテーパ面として、図6のように摺動筒40の下端外周部
が肩部テーパ面上へ突出するよう形成するとよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は、既述構成とするものであり、
請求項1記載の構成とすることで、図1のように摺動部
材30を上限に位置させた状態では、装着筒11を回動する
ための手掛かりがほとんど無いことに加えて、口頸部に
対して装着筒11が回動不能であることから、悪戯目的で
装着筒11が螺脱されることを阻止でき、かつ摺動部材30
を押下げることで、装着筒11を必要に応じて簡単に螺脱
させることができる。
【0028】又請求項2記載の構成とし場合も、請求項
1と同様の効果を有する。
【0029】更に、請求項3記載の構成とすることで、
図5のように摺動筒40を上限に位置させた状態では、口
頸部に対する装着筒11の回動が不能となり、又摺動筒40
には装着筒の大内径部11dから抜出すための手が掛かり
がほとんど無いこと加えて、適宜治具を使用しない限り
摺動筒40をほぼ押下げ不能であることから、悪戯目的で
装着筒11が螺脱されることを確実に阻止できる。
【0030】請求項4記載の構成とすることで、治具の
張出し板62内端部全面を摺動筒の治具嵌合用凹溝40a半
周部内へ嵌合させて、摺動筒40を押下げ或いは押上げる
ことで摺動筒を簡単に上下動させることができ、かつ治
具60を使用しない限り、摺動筒40をほぼ押下げ不能であ
るから、ホテル, 旅館等の浴場担当者が治具60を管理す
ることで、悪戯目的で装着筒が螺脱されることを一層確
実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の一実施形態を示す一部切り欠き
側面図である。
【図2】 同実施形態を、摺動部材を下限に位置させた
状態で示す一部切り欠き側面図である。
【図3】 同実施形態の変形例を示す一部切り欠き側面
図である。
【図4】 同変形例を、摺動部材を下限に位置させた状
態で示す要部拡大縦断面図である。
【図5】 本発明容器の他の実施形態を示す一部切り欠
き側面図である。
【図6】 同実施形態を、摺動筒を下限に位置させた状
態で示す一部切り欠き側面図である。
【図7】 同実施形態の治具の斜視図である。
【符号の説明】
30…摺動部材 31…内筒 35…外筒 40…摺動筒 60…治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体1に対する縦型ポンプ10の着脱
    を、該ポンプに付設されて容器体口頸部外面へ螺合する
    装着筒11の螺合、螺脱で行うよう設けた縦型ポンプ式容
    器において、 上記容器体を胴部上端から肩部2を介して口頸部3を起
    立させて、肩部2上面から装着筒11下端までの間に相当
    間隙を設け、かつ装着筒11の下部を下向き段部11bを介
    して大内径部11dとなし、 又上記大内径部11d内方の口頸部部分外面へ嵌合させた
    内筒31下端から外向きフランジ34を介して装着筒11の下
    部外面へ嵌合する外筒35を起立する摺動部材30を設け
    て、上記肩部2と下向き段部11bとの間で内筒31が上下
    動可能に設け、 更に、上記大内径部内方の口頸部3部分外面と、内筒31
    内面と、内筒31外面と、大内径部11d内面とには、上限
    まで摺動部材30が上昇したとき互いに噛み合って口頸部
    に対する装着筒11の回動を阻止し、かつ下限にあっては
    噛み合いが外れて回動を可能とする第1,第2,第3,
    第4噛合突条4,32,33,14 をそれぞれ縦設し、 上記摺動部材30下限位置では、外筒35上端と装着筒11上
    端との間に装着筒握持代11eが形成されると共に、上限
    位置では、外筒35上端と装着筒11上端とがほぼ同一高さ
    に位置して上記握持代11eが解消可能に形成し、 更に、摺動部材30が上限に位置する状態では、装着筒11
    と摺動部材30との一部ないし内筒31と口頸部外面とに設
    けた、摺動部材30の下降を制限する係合手段を係合させ
    たことを特徴とする縦型ポンプ式容器。
  2. 【請求項2】 容器体1に対する縦型ポンプ10の着脱
    を、該ポンプに付設されて容器体口頸部外面へ螺合する
    装着筒11の螺合、螺脱で行うよう設けた縦型ポンプ式容
    器において、 上記容器体を胴部上端から肩部2を介して口頸部3を起
    立させて、肩部2上面から装着筒11下端までの間に相当
    間隙を設け、かつ装着筒11の下部を下向き段部11bを介
    して大内径部11dとなし、 又上記大内径部11d内方の口頸部部分外面へ嵌合させた
    内筒31下端から外向きフランジ34を介して装着筒11の下
    部外面へ嵌合する外筒35を起立する摺動部材30を設け
    て、上記肩部2と下向き段部11bとの間で内筒31が上下
    動可能に設け、 更に、上記大内径部11d内方の口頸部部分外面と、内筒
    31内面と、大内径部11d外面と、外筒35内面とには、上
    限まで摺動部材30が上昇したとき互いに噛み合って口頸
    部に対する装着筒11の回動を阻止し、かつ下限にあって
    は噛み合いが外れて回動を可能とする第1,第2,第
    4,第3噛合突条4,32,14,33 をそれぞれ縦設し、 上記摺動部材30下限位置では、外筒35上端と装着筒11上
    端との間に装着筒握持代11eが形成されると共に、上限
    位置では、外筒35上端と装着筒11上端とがほぼ同一高さ
    に位置して上記握持代11eが解消可能に形成し、 更に、摺動部材30が上限に位置する状態では、装着筒11
    と摺動部材30との一部ないし内筒31と口頸部外面とに設
    けた、摺動部材30の下降を制限する係合手段を係合させ
    たことを特徴とする縦型ポンプ式容器。
  3. 【請求項3】 容器体1に対する縦型ポンプ10の着脱
    を、該ポンプに付設されて容器体口頸部外面へ螺合する
    装着筒11の螺合、螺脱で行うよう設けた縦型ポンプ式容
    器において、 上記容器体を胴部上端から肩部2を介して口頸部3を起
    立させて、肩部2上面から装着筒11下端までの間に相当
    間隙を設け、かつ装着筒11の下部を下向き段部11bを介
    して大内径部11dとなし、 又上記大内径部11d内方の口頚部部分外面へ摺動筒40
    を、上記肩部2と下向き段部11bとの間を上下動可能に
    嵌合させると共に、摺動筒40が上限に位置する状態で該
    筒下部が大内径部11d下方へ短く垂下するよう設けて、
    該垂下部分外面に治具嵌合用凹溝40aを周設し、 更に、上記大内径部11d内方の口頸部部分外面と、摺動
    筒40内面と、摺動筒外面と、大内径部11d内面とには、
    上限まで摺動筒40が上昇したとき互いに噛み合って口頸
    部に対する装着筒11の回動を阻止し、かつ下限にあって
    は噛み合いが外れて回動を可能とする第1,第2,第
    3,第4噛合突条4,32,33,14 をそれぞれ縦設し、 更に、摺動筒40が上限に位置する状態にあっては、摺動
    筒40と口頸部外面ないし装着筒11と摺動筒との一部とに
    設けた係合手段が係合することで、適宜治具を使用しな
    い限り摺動筒40の下降をほぼ不能に形成したことを特徴
    とする縦型ポンプ式容器。
  4. 【請求項4】 半筒状に形成した半縦筒部61の下部から
    該半縦筒部内方へ、上記装着筒の大内径部分肉厚と治具
    嵌合用凹溝40aの深さとを加えた長さより長く張出し板
    62を突出し、該張出し板の内端部全面を上記治具嵌合用
    凹溝40aの半周部内へ嵌合可能に形成すると共に、上記
    半縦筒部61両端間の中間部外面から把手63を外方へ突出
    したことを特徴とする請求項3記載の縦型ポンプ容器が
    有する摺動筒上下動用治具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013227057A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器用吐出器
JP2013227056A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器用吐出器
JP2014008992A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器用吐出器およびその工具
JP2014008982A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出器用着脱工具
JP2014091534A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器用液体噴出器及び、その着脱に用いられる工具

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