JP3841999B2 - 縦型ポンプ式容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦型ポンプ式容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種容器として、容器体口頸部の外面に螺合させた装着筒頂壁を貫通させてステムを起立し、該ステム上端にノズル付きヘッドを装着させたものが周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種容器は、シャンプー、リンス等を収納させて一般家庭の浴場の他、ホテル、旅館等の浴場にサービスとして用意しておくことがあるが、このように多数の人が利用する場所に置くと、中身が入れ変えられる等の悪戯をされることがあり、このような不都合を回避するため、例えば、装着筒を容器体口頚部へ単純に取り外し不能に嵌合させると、収納液体を使い尽くした場合に詰め替え用の液体を充填できなくなるので不経済となる。
【0004】
本発明は、口頸部直ぐ下方の容器体部分に嵌合固着させたロック筒の上端内面から斜め下内方へ、装着筒下端に付設した外向きフランジ外径より小径の先端円を有する弾性突片を突出させることで、装着筒が悪戯目的等でみだりに螺脱されることを防止し、又弾性突片を弾性変形させて該弾性突片の先端円を小径化することで装着筒を螺脱可能とする、ロック解除用の治具を設け、該治具をホテル、旅館の従業員等が管理することとして、中身抜き取り等の悪戯を防止できるよう設けた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、容器体に対するヘッド押下げ式縦型ポンプ10の着脱を、該ポンプに付設されて容器体口頸部3外面へ螺合する装着筒11の螺合、螺脱で行うよう設けた縦型ポンプ容器において、
上記装着筒11の下端に外向きフランジ11bを付設し、口頸部3直ぐ下方の容器体部分を、口頸部3より大外径の筒状として、該筒状部分外面に下部を嵌合固着させて上部を装着筒11下半側外方に起立させたロック筒30の上端内面から斜め下内方へ、上記外向きフランジ11b外径よりも小径の先端円を有する複数の弾性係合突片32を突出させ、
又上記外向きフランジ11bと略同一の外径としかつ上記ノズル付きヘッド16およびステム14を挿通可能な内径とした内筒42を、フランジ状頂壁41内周から垂下させたロック解除筒40を設け、該ロック解除筒の内筒42を上記ロック筒30の上部内面へ着脱自在に嵌合させることで、上記弾性係合突片32の先端円を上記外向きフランジ11b外径と略同径ないし大径化することが可能に形成した。
【0006】
第2の手段として、第1の手段を有すると共に、
ロック解除筒40のフランジ状頂壁41外周から、ロック筒30の上部外面へ着脱自在に嵌合可能な摘み筒43を垂下した。
【0007】
【発明の実施の形態】
1は容器体であり、該容器体は、胴部上端から肩部、大径筒部、中径筒部2および内向きフランジ状壁を介して口頸部3を起立し、該口頸部外面には、後述装着筒12を螺合するための雄ねじを付設し、又上記中径筒部2の下部外面には凹溝2aを周設している。
【0008】
上記容器体には、縦型ポンプ10を、該ポンプが有する装着筒11を口頸部3外面へ螺合させることで着脱自在に装着させている。該ポンプは公知のものであるから、図に示す一例について簡単に説明すると、12は、上部外面に外向きフランジ13を付設したシリンダで、その外向きフランジ13をパッキングを介して容器体口頚部上端面上へ載置させて容器体内へ垂下している。該シリンダの下端からは吸い上げパイプを容器体内底部まで垂下している。又シリンダの外向きフランジ13は、その外周部上面を、装着筒11の上端に付設した内向きフランジ11aの下面へ当接させ、又外周面を装着筒11の上端部内面へ嵌合させている。更に、装着筒11の下端には外向きフランジ11bを付設している。
【0009】
上記シリンダ内からは、ステム14下端に筒状ピストンを付設しかつステム14上端にノズル15付きヘッド16を嵌着させた作動部材17を上方付勢させて起立し、該作動部材を下方へ押下げすると、シリンダ底部内に設けた吸い込み弁が閉じ、又ステム上端部内等に設けた吐出弁が開いてシリンダ内液体がステムおよびノズルを通って吐出され、又作動部材を解放すると、該作動部材が上昇し、このとき吸い込み弁が開き、又吐出弁が閉塞することでシリンダ内へ容器体内液体を吸い込むよう形成している。
【0010】
20は筒状ピストン抜出し防止用筒体で、既述シリンダ12の上端部内面へ、図示しない内周壁を嵌着させると共に、該内周壁の内面に、上記ステム14の上部を螺合させる雌ねじを付設し、又内周壁の上端から外向きフランジ状壁を介して垂下した外周壁21の下端を装着筒の内向きフランジ11a内周部上面へ当接させている。
【0011】
30はロック筒であり、該ロック筒は、下部内面を容器体中径筒部2の外面に嵌合させて、上部を上記装着筒11下半の外側方へ起立させ、かつ既述凹溝2a側外方の筒壁部分に複数付設した係合突条31を既述凹溝2a内へ係止させて抜け止めしている。又ロック筒の上端内面からは、装着筒の外向きフランジ11b外径よりも小径の先端円を有する複数の弾性係合突片32を斜め下内方へ突出させ、図1が示す状態から、装着筒11を螺脱させようとすると、外向きフランジ11bの上面が弾性係合突片32の下端へ係合して、装着筒11を緩め方向へ螺動することを阻止できるよう形成している。
【0012】
40は、装着筒を螺脱させる際に使用するロック解除筒であり、該ロック解除筒は、フランジ状頂壁41の内周から垂下した内筒42を有し、該内筒は、外径を装着筒の外向きフランジ11bと略同一とし、かつ内径を上記ノズル付きヘッド16およびステム14を挿通可能な大きさとしている。又フランジ状頂壁41の外周からは、上記ロック筒30の上部外面へ着脱自在に嵌合可能な内径とした摘み筒43を垂下するとよい。
【0013】
液体補充のために装着筒11を螺脱させる場合には、図2が想像線で示すように、ロック解除筒の内筒42をステムへ挿通させ、次いで、内筒42の外面をロック筒30の上部内面へ、かつ摘み筒43の内面をロック筒30の上部外面へ、それぞれ嵌合させる。すると、内筒42の下端部外面が弾性係合突片32の下端部内面へ圧接するため、該弾性係合突片が弾性変形してその先端円が装着筒の外向きフランジ11b外径とほぼ同径となり、よって、図3のように、装着筒11を緩め方向へ螺動させて螺脱させることができ、かつロック解除筒40は、内筒42下端が装着筒の外向きフランジ11bによって押し上げられてロック筒30上部から外れることとなる。
【0014】
補充液体を充填した後、図3が示す状態からロック解除筒40を取り外して、装着筒11を容器体口頸部の上部に浅く嵌合させて締め方向へ螺動させると、装着筒の外向きフランジ11b外周下面が弾性係合突片32の上面下端部へ圧接するため、弾性係合突片が弾性変形してその先端円が外向きフランジ11b外径とほぼ同径となり、よって、図1のように装着筒11を下限まで螺下降させることができ、かつ該状態では弾性係合突片32が弾性復元して装着筒11を緩め方向へ螺動させることを阻止する。
【0015】
上記各部材は合成樹脂材で成形する。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、請求項1記載の構造としたから、ロック解除筒の内筒42をロック筒30の上部内面へ嵌合させて、該ロック筒の弾性係合突片32先端円を装着筒の外向きフランジ11b外径と略同径ないし大径化させない限り、装着筒11を螺脱させることができないこととなり、よって、ロック解除筒40をホテル、旅館等の担当者が管理することで、悪戯目的で装着筒が螺脱されることを確実に防止でき、かつホテル、旅館等の担当者は、ロック解除筒の内筒42をロック筒30の上部内面へ嵌合させることで、装着筒11を必要に応じて簡単に螺脱させることができる。又本請求項では、ロック解除筒の内筒42を装着筒の外向きフランジ11bとほぼ同一の外径としたから、図2が示す状態から図3のように、装着筒11を螺脱させると、内筒42が外向きフランジ11bによって押し上げられて、ロック解除筒40がロック筒30上部から抜き出されることとなり、よって、ロック解除筒40を別途取り外すことを要せず便利である。
【0017】
請求項2記載の構成としたから、ロック解除筒の内筒42をロック筒30の上部内面へ容易に嵌合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の一実施形態を、一部を切り欠いて示す側面図である。
【図2】 装着筒を螺脱可能とした状態で示す同実施形態の一部切り欠き側面図である。
【図3】 装着筒を螺脱させた状態で示す同実施形態の一部切り欠き側面図である。
【符号の説明】
11…装着筒 30…ロック筒 31…弾性係合突片
40…ロック解除筒 42…内筒
Claims (2)
- 容器体に対するヘッド押下げ式縦型ポンプ10の着脱を、該ポンプに付設されて容器体口頸部3外面へ螺合する装着筒11の螺合、螺脱で行うよう設けた縦型ポンプ容器において、
上記装着筒11の下端に外向きフランジ11bを付設し、又口頸部3直ぐ下方の容器体部分を、口頸部3より大外径の筒状として、該筒状部分外面に下部を嵌合固着させて上部を装着筒11下半側外方に起立させたロック筒30の上端内面から斜め下内方へ、上記外向きフランジ11b外径よりも小径の先端円を有する複数の弾性係合突片32を突出させ、
更に、上記外向きフランジ11bと略同一の外径としかつ上記ノズル付きヘッド16およびステム14を挿通可能な内径とした内筒42を、フランジ状頂壁41内周から垂下させたロック解除筒40を設け、該ロック解除筒の内筒42を上記ロック筒30の上部内面へ着脱自在に嵌合させることで、上記弾性係合突片32の先端円を上記外向きフランジ11b外径と略同径ないし大径化することが可能に形成し
たことを特徴とする縦型ポンプ式容器。 - ロック解除筒40のフランジ状頂壁41外周から、ロック筒30の上部外面へ着脱自在に嵌合可能な摘み筒43を垂下した
ことを特徴とする請求項1記載の縦型ポンプ式容器。
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