JP2004091005A - ポンプ式液体塗布容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】頂壁32に穿設した注出孔33周縁からステム嵌合筒34を、かつ頂壁32外周から下端面開口の筒体35を垂下するカバー筒31内へ、シリンダ12内からステム20を上方付勢させて起立する縦形ポンプ11を容器体1上部内へ装着させて設けた縦形ポンプ付き容器体を、上記ステム嵌合筒34内へステム20上部を嵌着させて内装させ、上記頂壁32上面を塗布面36とした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はポンプ式の液体塗布容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来多数種数の液体塗布容器が知られており、例えば容器体口部へ吸水性の塗布材を装着させておき、容器体を倒し、上記塗布材へ給水させて、その塗布材により塗布するよう設けた塗布容器が広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の塗布容器をポンプ式として塗布面への液体供給が容易とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、シリンダ内から上方付勢させてステムを起立する縦形ポンプを、容器体上部内へ装着させておき、上記縦形ポンプ付きの容器体を嵌着させるカバー筒を設け、カバー筒は、頂壁と頂壁外周から下端面開口の筒体を垂下させて形成し、頂壁に穿設した注出孔周縁からステム嵌合筒を垂下し、ステムに対して容器体を押上げ可能に装着させ、上記頂壁上面を塗布面に形成した。
【0005】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に、上記容器体の底壁下面と、カバー筒の下端面とを容器正立時の接地面とすると共に、カバー筒の下端一部を容器体押上げ用の切欠き部とした。
【0006】
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に、頂板の外周から周壁を垂下するキャップを設けて、周壁をカバー筒の筒体の上部外面へ着脱自在に嵌合させた。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面について説明すると、1は胴部2上端から肩部3を介して口頸部4を起立する容器体である。その口頸部は通常容器体よりも長く、かつ上下同径に形成しており、その中間部よりも上方部分外面には雄ねじを付設している。
【0008】
上記容器体内へは公知の縦形ポンプ11を装着させている。該縦形ポンプを簡単に説明すると、12は下端部から吸上げパイプ13を垂下するシリンダで、該シリンダ上部に付設した外向きフランジ14を容器体口頸部の上端面へ載置させて容器体内へ垂下させている。
【0009】
15は装着筒で、容器体口頸部外面へ螺合させた筒部16上端から内向きフランジ17を介して内外二重筒18を起立させ、その内筒と外筒との間にシリンダ上端部を嵌着させている。又既述シリンダ内からはスプリング19で上方付勢させてステム20を起立する。該ステムは上記内外二重筒18の内筒を通って装着筒15上方へ起立させている。該縦形ポンプは、ステム20の下降でシリンダ内液体が吐出弁およびステム内を通って噴出され、又該ステムが上昇することで、シリンダ底部に設けた吸込み弁が閉じて容器体内液体が吸上げパイプ13を通ってシリンダ12内へ吸込みされるよう設けている。それ等吸込み弁と吐出弁とは公知のようにどのように形成してもよく、図示例ではシリンダの底部内面とシリンダ内へ設けたポペット21下端面とで吸込み弁を形成し、又ステム20の下部に穿設した吐出弁孔22と該ステム部分外面へ上下動可能に嵌合させた筒状ピストン23とで吐出弁を形成し、上記ポペット上部は小外径として、ステム20の下部内面へ一定ストロークだけ連動可能に嵌合させている。尚上記縦形ポンプ付き容器体、特に縦形ポンプ11は、従来使用されている縦形ポンプ式液体噴出器、例えば噴霧器のステム上端に嵌合させているノズル付き押下げヘッドを取外した構造と同じでよい。
【0010】
上記縦形ポンプ付きの容器体を、カバー筒31内へ装着させる。該カバー筒は、頂壁32中央部に注出孔33を有し、該注出孔を囲んでステム嵌合筒34を垂下する。又頂壁32外周からは下端面開口の筒体35を垂下する。カバー筒頂壁はその一半部を球面状の弯曲面として該弯曲面および頂壁上面の水平面部分を塗布面36としており、又カバー筒の筒体35上部下端に外向きフランジ37を周設し、該外向きフランジよりも上方筒部分の下部を後述キャップ螺合用雄ねじ筒部38とし、かつ外向きフランジ下方筒部分を容器体下端面と同じ位置まで垂下させている。
【0011】
上記カバー筒31内へ、既述縦形ポンプ付き容器体1を、ステム20上部をステム嵌合筒34内へ緊密に、好ましくは容易に抜出しすることがないよう嵌着させて内装させる。カバー筒31に対して縦形ポンプ付き容器体1は、ステム20を除いて上下動可能であり、その上昇により縦形ポンプが作動してシリンダ内液体がステム20を通って注出孔33から注出可能であり、又その下降によりシリンダ内へ容器体内液体が流入可能としておく。
【0012】
カバー筒31の下端面と容器体1の下端面、図示例にあっては底壁5の外周部下面とは同一平面上に位置するよう設けて、図示のように容器正立時にあっては共に接地面となるよう設けるが、カバー筒下端面の一部、図示例ではその一半部を切欠きして、容器体底面押下げ用の切欠き部39としている。
【0013】
41はキャップで、頂板43下面へ注出孔33の外周部上面へ圧接させてその注出孔33を閉塞するシール突条42を周設し、かつ頂板43外周からカバー筒31の上部外面へ嵌合させる周壁44を垂設する。該キャップはその周壁下部をやや大外径化させて、該大外径化部分をカバー筒の雄ねじ筒部38外面へ螺合させ、その下端面を外向きフランジ38上面へ近接させている。
【0014】
上記構成において、図示状態からまずキャップ41を外し、カバー筒31を介して容器体1を持ち上げ、例えば塗布面36と共に注出孔33上面を被塗布部に押付けたまま容器体底壁5を押し込むとシリンダ12内液体は注出孔33から流出するから、塗布面36を被塗布部分に沿い摺動させることで塗布することが出来る。塗布終了後はキャップ41を施蓋させておく。
【0015】
尚既述各部材の殆どは適宜合成樹脂材で成形している。カバー筒の下方筒部は、該下方筒部分を介して容器体胴部2を握持できるよう、弾性変形可能としてもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするもので、請求項1記載の縦形ポンプ付きの容器体は、従来知られている縦形ポンプ式噴霧容器等から、ノズル付きの押下げヘッドをステム上端から外したものとほぼ同じでよく、よって従来の噴霧容器等に使用されている縦形ポンプ付き容器体を本発明塗布容器の縦形ポンプ付き容器体として使用でき、又量産効果によりその縦形ポンプ付き容器体は廉価に生産できることとなり、又カバー筒31は簡易な構成であるため、塗布容器全体としても廉価とすることが出来、カバー筒31に対して容器体下面を押上げするだけで収納液体を注出できるから、その注出操作も容易である。
【0017】
請求項2記載のように、容器体底面とカバー筒下端面とを共に容器正立時の接地面とすることで、該容器正立時においてステム嵌合筒34内からステム20が抜け落ちするようなことがなく、又カバー筒下端一部を容器体押上げ用の切欠き部39とすることで、カバー筒31に対する容器体押上げが容易となる。又カバー筒が容器体底面位置まで形成され、且つ、切り欠き部39の形状にすることにより、持ち運び時および携帯時に誤ってポンプが押し上げられることを防ぐことができ、液が吐出したり、ステムが抜け落ちることが軽減され、且つ、注出操作が可能である。
【0018】
請求項3のようにすることで、注出孔33内への埃付着等を防止でき、又塗布面36を清潔に保つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠いて示す、本発明塗布容器の側面図である。
【符号の説明】
1…容器体 11…縦形ポンプ
31…カバー筒 41…キャップ
Claims (3)
- シリンダ内から上方付勢させてステムを起立する縦形ポンプを、容器体上部内へ装着させておき、上記縦形ポンプ付きの容器体を嵌着させるカバー筒を設け、カバー筒は、頂壁と頂壁外周から下端面開口の筒体を垂下させて形成し、頂壁に穿設した注出孔周縁からステム嵌合筒を垂下し、ステムに対して容器体を押上げ可能に装着させ、上記頂壁上面を塗布面に形成した
ことを特徴とする、ポンプ式液体塗布容器。 - 上記容器体の底壁下面と、上記カバー筒の下端面とを容器正立時の接地面とすると共に、カバー筒の下端一部を容器体押上げ用の切欠き部とした
ことを特徴とする、請求項1記載のポンプ式液体塗布容器。 - 頂板の外周から周壁を垂下するキャップを設けて、周壁をカバー筒の筒体の上部外面へ着脱自在に嵌合させた
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のポンプ式液体塗布容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002255985A JP2004091005A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | ポンプ式液体塗布容器 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004091005A true JP2004091005A (ja) | 2004-03-25 |
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JP (1) | JP2004091005A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015085983A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 株式会社吉野工業所 | 塗布容器 |
CN108273182A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-07-13 | 惠安县泰达商贸有限责任公司 | 一种可滚动涂抹的涂抹瓶 |
CN108423295A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-08-21 | 广东知识城运营服务有限公司 | 一种乳液泵 |
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2002
- 2002-08-30 JP JP2002255985A patent/JP2004091005A/ja active Pending
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JP2015085983A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 株式会社吉野工業所 | 塗布容器 |
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CN108273182B (zh) * | 2017-12-13 | 2020-09-01 | 乐比(广州)健康产业有限公司 | 一种可滚动涂抹的涂抹瓶 |
CN108423295A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-08-21 | 广东知识城运营服务有限公司 | 一种乳液泵 |
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