JP2004149195A - 付け替え用容器 - Google Patents

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JP2004149195A JP2002318993A JP2002318993A JP2004149195A JP 2004149195 A JP2004149195 A JP 2004149195A JP 2002318993 A JP2002318993 A JP 2002318993A JP 2002318993 A JP2002318993 A JP 2002318993A JP 2004149195 A JP2004149195 A JP 2004149195A
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Hirotsugu Kohara
裕嗣 古原
Takayuki Goto
孝之 後藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】使用時にポンプのシリンダー外周に内容液が付着しないようにするとともに、ポンプ、その他の液注出手段の付け替え時に、液注出手段の取付により容易に抜栓し、内容液が外気に触れないようにした付け替え用容器を提供すること。
【解決手段】容器の口部内周に中栓を嵌着した液注出手段の付け替え用容器であって、中栓が、口部内周に嵌挿される筒基体と、筒基体に連設された栓体保持筒を具備しており、栓体保持筒内に、抜栓可能とした栓部材を装着したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、付け替え用容器、とくにポンプ、スプレー、注出キャップ等の液注出手段を付け替え可能とした容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポンプを着脱可能とし、内容液を詰め替えて使用するようにしたポンプ付容器は従来より知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−11510号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、容器の口部に、下端に吸込みパイプを連設した筒状の固定部材(3)を装着筒(8)を用いて取付け、該固定部材(3)にポンプ(液体噴出部B)を嵌着固定するようにしており、内容液を使い切ったときには、装着筒を取外し、ポンプと固定部材を取り去り、他の詰め替え容器から内容液を入れ、再び装着筒を取付け、ポンプを嵌着するようにしていた。
【0005】
しかしながら、内容液が外気に触れて特殊成分の気化や変色等の変化を起こすものである場合には、内容液の詰め替え時に、取外したポンプに付着した内容液が外気に触れて変化し、これが詰め替えた新しい内容液にも影響を与えるという問題があった。
【0006】
また、容器の口部が大きいと、詰め替え時に内容液が外気と広い範囲で接触し、詰め替え時に、内容液が変化するという問題があった。
そうした場合に、内容液の変化がわずかなものであっても、効果の減少や外観の変化がもたらされ、商品価値が低下することになるという問題が派生した。
【0007】
本発明は、上記の問題を解決することを課題とし、使用時にポンプのシリンダー外周に内容液が付着しないようにするとともに、ポンプ、その他の液注出手段の付け替え時に、液注出手段の取付により容易に抜栓し、内容液が外気に触れないようにした付け替え用容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、付け替え用容器として、容器の口部内周に中栓を嵌着した液注出手段の付け替え用容器であって、中栓が、口部内周に嵌挿される筒基体と、筒基体に連設された栓体保持筒を具備しており、栓体保持筒内に、抜栓可能とした栓部材を装着したことを特徴とする構成を採用する。
【0009】
栓部材の実施態様として、栓部材が、栓体保持筒の内周面に薄肉部を介して連設され、液注出手段の取付時に、薄肉部が破断されるようにしたことを特徴とする構成、また、栓部材が、栓体保持筒の下端を閉塞する栓蓋と係合杆とを具えていることを特徴とする構成を採用する。
【0010】
中栓の別実施態様として、
容器の口部に中栓を嵌着した付け替え用容器であって、中栓が、容器の口部内周に嵌挿され、栓体保持筒を連設した筒基体と、栓部材とを具備しており、栓部材が、栓体保持筒に嵌挿される栓蓋と係合杆、および栓蓋を押上げ、栓体保持筒下端開口を閉塞する弁部材とを具備していることを特徴とする構成を採用し、弁部材として、弁部材が、弁支持筒と、複数の連結片、該連結片に連設され、栓体保持筒下端を閉塞する弁とを具備していることを特徴とする構成を付加する。
【0011】
液注出手段の実施態様として、液注出手段が、下端に吸込筒を具えたポンプまたはスプレーであって、吸込筒が、栓体保持筒に嵌挿されていることを特徴とする構成、または、液注出手段が、注出筒を立設した注出キャップであって、注出筒に連通し、栓体保持筒に嵌挿する連通筒が垂設されていること特徴とする構成を採用する。
【0012】
また、上記構成に付加して、栓体保持筒と、栓体保持筒に嵌挿される液注出手段の部材との間に、シール部材を配設したことを特徴とする構成を採用する。
【0013】
上記の栓体保持筒には、液注出手段がポンプまたはスプレーである場合には吸込パイプ、保持筒等が含まれ、液注出手段が注出キャップの場合には排出筒が含まれる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器、Bは容器口部に嵌着された中栓、Cは取付キャップ、Dはポンプ、Eはポンプに取着された吐出ノズルである。
【0015】
図1,2に示すように、容器Aは、口部1と肩部2、胴部3と底部4とからなり、口部1外周には、ねじ5が設けられている。
口部1の下端には、拡径段部6が設けられ、肩部2に続いている。
胴部3の横断面形状は、円形、楕円形または角形となっている。
【0016】
中栓Bは、口部1内周に嵌挿される筒基体10と、容器底部4近くに達する吸込みパイプ11とを具えており、筒基体10の上端には、口部1天面に係合するフランジ12が連設され、筒基体10自体は、一定の締め代をもって、容器口部1内周に嵌着されるようになっている。
筒基体10の下端は一定の傾斜をもった円錐筒13となっており、その下端に、前記吸込みパイプ11が連設されている。
吸込みパイプ11の上方部の所定の位置には、栓部材14が設けられている。
【0017】
図3に示すように、栓部材14は、板体15と、該板体15に突設された係合リブ16とを具えており、板体15の周縁部には、薄肉部17を残して上方から切断溝18が刻設され、板体15は、薄肉部17を介して吸込みパイプ11の内面と連設されている。
一方の端部に、突出部19が形成され、係合リブ16上面は、突出部19側を上端20とする傾斜面21となっている。
【0018】
図3(b)に示すように、栓部材14の抜栓時には、傾斜面21の上端側から押し下げて、下方の薄肉部17を順次切断していくことになり、下端側の薄肉部17aが残され、栓部材14が落ちないようになっている。
また、板体15周縁部に設けた薄肉部17は、前記実施形態のように、全周に設けてもよいし、間欠で設けてもよい。
【0019】
上記中栓Bは、容器Aの内周に嵌着されることによって、本発明の付け替え用容器が形成されることになる。
【0020】
図1に示すように、取付キャップCは、側周壁30と上壁31とを具えており、側周壁30の内周には、ねじ5に螺合するねじ32が螺設されている。
上壁31には、ポンプDのピストンを案内する案内筒(図示しない)と、吐出ノズルEの案内筒33が立設されている。
【0021】
ポンプDは、シリンダー40とシリンダー40に内蔵されたピストン部材(図示しない)からなり、ピストン部材のステム上端には、吐出ノズルEが装着されている。
シリンダー40の上端には、取付フランジ41が設けられ、パッキン42を介して、キャップCによって容器口部1に取付けられるようになっている。
シリンダー40の下端には吸込み筒43が連設され、該吸込み筒43の中間部には膨出環44が設けられている。
【0022】
吐出ノズルEは、ノズル45を設けた吐出ヘッド46を具えており、ポンプDは吐出ヘッド46の押圧操作に応じて容器A中の内容液を吸い上げ、ノズル45から吐出するようになっており、従来公知のものが使用されているので、ポンプの内部構造についての説明は省略する。
【0023】
次に、本実施形態ポンプ付け替え用容器の作用効果について説明する。
本発明のポンプ付け替え用容器は、容器Aに内容液を充填した後、容器口部1に中栓Bを嵌着し、その上から仮キャップを被蓋して形成される。
【0024】
液注出容器は、内容液を充填した容器Aに、ポンプDを取付キャップCによって容器口部1に取着することによって得られ、その際、ポンプの吸込み筒43が中栓B内に嵌挿されて抜栓する。
ポンプD付きの液注出容器とともに、内容液を充填したポンプ付け替え用容器が販売される。
【0025】
液注出容器の使用にあたって、吐出ノズルEの吐出ヘッド46を押圧操作することによってポンプDが作動され、内容液を吸込みパイプ11を通じて吸込み、ノズル45より吐出する。
その際、吸込みパイプ11と吸込み筒43との間は、膨出環44によって密封されるので、内容液は、シリンダー40と中栓Bの筒基体10との間に上昇することがないので、シリンダー40表面に付着しない。
【0026】
液注出容器を使用し、内容液を使い終わった時には、取付キャップCを取外し、ポンプDを引き上げ、新しい付け替え用容器に付け替える。
【0027】
ポンプDの付け替えにあたって、容器Aの仮キャップを取外し、ポンプDのシリンダー40を中栓Bの筒基体10内に嵌挿し、取付キャップCを締めていくと、吸込み筒43の下端が、栓部材14の係合リブ16に係合して、薄肉部17を上端21側から順次切断し、一部残して栓部材14を開栓する。
取付キャップCを締めきると、パッキン42によって中栓Bの筒基体10とシリンダー40との間が密封され、膨出環44による吸込みパイプ11内周の密封と相まって、中栓Bの筒基体10内に大気が入ることはない。
【0028】
ポンプDの取付け、取外しは、従来のものと同様に、取付キャップCの廻動操作によって簡単に行うことができる。
【0029】
次に、中栓に係る三つの別実施例について説明する。
第1実施例は、栓部材の構成を変更したものである。
中栓を除いて実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して図示し、説明を省略する。
【0030】
図4において、Baは中栓であり、実施形態のものと同様に、筒基体50と吸込みパイプ51とを具えており、筒基体50の上端には、取付フランジ52が連設されている。
筒基体50の下端は、円錐筒53となっており、その下端には、前記吸込みパイプ51が連設されている。
吸込みパイプ51には、栓部材54が嵌挿されている。
【0031】
図4,5に示すように、栓部材54は、下端にフランジ55を設けた栓蓋56と、該栓蓋56の上面に立設された十字形の係合杆57とからなっており、栓蓋56の外周面58は、吸込みパイプ51の下端部内周に嵌合されるようになっている。
【0032】
図6に示すように、中栓Baも第1実施形態の中栓B同様に、内容液を充填した容器Aに取着され、ポンプDの取付時には、ポンプDの吸込み筒43の下端により栓部材54の係合杆57が押下げられ、栓蓋56が下方に移動し、吸込みパイプ51と係合杆57との間に流路が形成される。
【0033】
該注出容器の使用時、およびポンプの付け替え時の作用効果は、第1実施形態のそれと同一である。
【0034】
次に、中栓の第2実施例について説明する。
図7において、Bbは中栓であり、筒基体60と吸引筒61と栓部材62とを具えている。
筒基体60は、上端にはフランジ63が設けられ、下端には、環状板64が設けられている。
該環状板64の内周縁には、ポンプDの吸込み筒43が嵌挿される保持筒65が連設されている。
【0035】
吸引筒61は、筒基体60と一体成形され、環状板64の周縁に沿って垂設されており、その上方部内周には、栓部材62の一部と係合して栓部材62を位置決め保持するための膨出環66が設けられている。
【0036】
栓部材62は、保持筒65に嵌挿される栓蓋67と、該栓蓋67の上面に立設された十字形の係合杆68、および栓蓋67と共働し、保持筒65下端開口を塞ぐ弁部材69とからなっている。
弁部材69は、吸引筒61の上方部内周に嵌着される弁支持筒70と、該弁支持筒70の下端から連設された複数本の伸縮性の連結片71と、連結片71に連設保持された弁72とからなっている。
弁72は、栓蓋67を押上げるとともに、保持筒65の下端面に圧接して保持筒65の下端開口を塞ぐように作用している。
【0037】
本実施例の中栓Bbは、第1実施形態の中栓Bと同様に、内容液を充填した容器Aに取着されて容器内部を密封し、ポンプDの取付時には、図8に示すように、ポンプDの吸込み筒43の下端部が、係合杆68に係合して下方に押下げ、栓蓋67が弁72を下方に押圧する。
弁72は、連結片71を引き伸ばし、弁支持筒70と弁72、または栓蓋67との間に流路が形成される。
【0038】
該注出容器の使用時、およびポンプの付け替え時の作用効果は、第1実施形態のそれと同一である。
【0039】
次に、中栓に係る第3実施例について説明する。
図9に示すように、中栓Bcは、筒基体80と吸引筒81と栓部材82とを具えている。
筒基体80は、上端にフランジ83が設けられ、下端部には、外周にねじ84を設けた縮径部85が形成されている。
縮径部85の下端には、環状板86が連設され、該環状板86の内周縁には、ポンプDの吸込み筒43の保持筒87が連設されている。
【0040】
吸引筒81は、上筒88と縮径された下筒89とからなり、上筒88の上端部は拡径部90となっており、その内周には、筒基体80の縮径部85に螺合するねじ91が螺設されている。
【0041】
栓部材82は、保持筒87に嵌挿される栓蓋92と、該栓蓋92の上面に立設された十字形の係合杆93および弁部材94とからなっている。
弁部材94は、吸引筒81の上筒88上方部内周に嵌着される弁支持筒95と、該弁支持筒95の下端に連設された複数本の伸縮性の連結片96と、連結片96に連設保持された弁97とからなっている。
【0042】
上筒88内周には、弁支持筒95の下端と上筒88の下端との間に、弁支持筒95を支え位置決めするスリーブ98が嵌挿されている。
弁97は、栓蓋92を押上げるとともに、保持筒87の下端面に圧接して保持筒87の下端開口を塞ぐように作用している。
【0043】
本実施例の中栓Bcは、第1実施形態の中栓Bと同様に、内容液を充填した容器Aに取着されて容器内部を密封し、ポンプDの取付時には、図10に示すように、ポンプDの吸込み筒43の下端部が係合杆93に係合して下方に押下げ、栓蓋92が弁97を下方に押圧する。
弁97は、連結片96を引き伸ばし、弁支持筒95と弁97、または栓蓋92との間に流路を形成する。
【0044】
該注出容器の使用時、およびポンプの付け替え時の作用効果は、第1実施形態のそれと同一である。
【0045】
本実施例では、筒基体80と吸引筒81を螺合により係合したが、アンダーカット等任意の方法で係合させることも可能である。
【0046】
前記第1実施形態では、ポンプに吐出ノズルを取着したが、吐出ノズルに変え噴霧ノズルを取着するようにしてもよい。
また、容器Aは、積層成形品でもデラミ容器であってもよい。
【0047】
また、前記第1実施形態において、吸込みパイプの下端は、容器底部近くまで達しているが、該下端位置は、容器底部に接するようにしてもよく、任意の長さとすることができる。
また、ポンプの吸込筒の周面に膨出環を設けて、吸込パイプまたは保持筒等の間をシールするようにしているが、吸込パイプまたは保持筒の側に膨出環を設けること、Oリングを配設すること等、吸込筒と吸込パイプまたは保持筒との間をシール手段は、吸込筒の膨出環に限定されない。
【0048】
次に、第2実施形態の付け替え用容器について説明する。
前記第1実施形態は、ポンプの付け替え用容器として使用されるものであるが、本実施形態は、注出キャップの付け替え用容器に関するものである。
図11、12において、Adは容器、Bdは中栓、Fは仮キャップ、Faは注出キャップとしてのヒンジキャップである。
【0049】
容器Adは、口部100と肩部101、胴部と底部とからなっており、口部100外周には、ねじ102が螺設され、下端には一対の位置決め突起103を具えた段部104が設けられ、肩部101に続いている。
【0050】
中栓Bdは、上端にフランジ105を具えた側周壁106と底壁107とからなり、底壁107の中央には、排出筒108が連設されている。
排出筒108内の中間位置には、栓部材109が設けられており、該栓部材109は、一方の側を突出部110として、傾斜する上面111を具えた板体112によって形成されている。
板体112の周縁部には、突出部110の反対側を残して、底部を薄肉部113とした切断溝114が刻設されている。
【0051】
図12に示すように、ヒンジキャップFaは、キャップ基体120と、該キャップ基体120に蝶番121を介して取着された開閉蓋122とからなっている。
キャップ基体120は、上壁123と、該上壁123に垂設された螺着筒124と外周壁125とからなっている。
【0052】
上壁123の中央部には、注出孔126が穿孔され、上面には、注出孔126を囲む注出筒127が立設されている。
上壁123の下面の中心には、注出孔126に連通する連通筒128が垂設され、その外周には膨出環が設けられており、中栓Bdの排出筒108内周に嵌挿されるようになっている。
螺着筒124の内周には、ねじ129が螺設されており、螺着筒124と外周壁125との間には、位置決め突起103に係合する位置決め板130が架設されている。
【0053】
外周壁125上端周縁の所定位置には、前記蝶番121が設けられて開閉蓋122が連設されており、反対側の外周壁125の周縁には、凹部131が設けられている。
開閉蓋122は、頂壁132と側周壁133とからなり、頂壁132には、注出孔126を塞ぐ栓体134が設けられ、蝶番121の反対側の側周壁133には、摘み135が設けられている。
【0054】
次に、本第2実施形態の付け替え用容器の作用効果について説明する。
図11に示すように、本実施形態の付け替え用容器は、容器Adに内容液を充填した後、容器口部100に中栓Bdを嵌着し、その上から仮キャップFを被蓋して形成される。
【0055】
図12に示すように、液注出容器は、内容液を充填した容器Adから、仮キャップFを取外し、ヒンジキャップFaを容器口部100に取着することによって得られる。
その際、キャップ基体120の連通筒128は、中栓Bdの排出筒108に嵌挿されて栓部材109を押下げ抜栓する。
【0056】
液注出容器の使用にあたっては、開閉蓋122を開き、容器Adを傾けると、内容液を注出することができる。
内容液を注出し終えたときには、容器AdからヒンジキャップFaを取外し、新しい付け替え用容器に取着する。
【0057】
本実施形態の付け替え用容器は、ヒンジキャップFaの取り替えだけであるから簡単にでき、容器口部100のみに一定の強度をもたせると、胴部は保形性だけあればよいから薄肉にすることができる。
【0058】
また、注出キャップとして、頂壁上面に注出筒を立設し、下面に中栓の注出筒に係合する連通筒を垂設したねじキャップで、注出筒の上部を被せ蓋で閉蓋するようにした注出キャップを用いることもできる。
また、ねじキャップに変えて、アンダーカットによる嵌合キャップを用いることができる。
【0059】
また、中栓として実施例に示した構成の他に、第1実施形態の第1〜第3実施例で説明した各種の中栓の形状を採用することができる。
その際、栓部材の配設位置、連通筒の長さ等を適宜に設定する。
【0060】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
液注出手段が、ポンプである場合には、抜栓可能な栓部材を設けた吸込みパイプを配設した中栓を容器に取着し、ポンプの吸込み筒を吸込みパイプに嵌挿して抜栓するようにしているので、ポンプを取付時まで充填された内容液が外気に触れないから、内容液が変化することはない。
また、ポンプ取付時に、吸込みパイプとポンプの吸込み筒との間、および中栓筒基体とポンプとの間を密封したから、シリンダーの周面に内容液が付着することはない。
【0061】
液注出手段が、注出キャップである場合には、中栓に抜栓可能な栓部材を設けた排出筒を配設し、キャップに設けられた連通筒によって、排出筒の栓部材を抜栓するようにしているので、注出キャップの取付時まで充填された内容液が外気に触れないから、内容液が変化することはない。
【0062】
液注出が終わったときには、ポンプ、注出キャップ等の液注出手段を新しい容器に付け替えるだけで、液の詰め替えをおこなわなくてもよいから、取扱いがきわめて簡単になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のポンプ付け替え用容器を用いた液注出容器の一部断面立面図である。
【図2】中栓を取着したポンプ付け替え用容器の説明図である。
【図3】ポンプ嵌挿時の栓部材の説明図で、(a)は嵌挿前、(b)は嵌挿中の図である。
【図4】第1実施例の中栓を取着した付け替え用容器の説明図である。
【図5】栓部材の斜視図である。
【図6】ポンプを装着した液注出容器の説明図である。
【図7】第2実施例の中栓を取着した付け替え用容器の説明図である。
【図8】ポンプを装着した液注出容器の説明図である。
【図9】第3実施例の中栓を取着した付け替え用容器の説明図である。
【図10】ポンプを装着した液注出容器の説明図である。
【図11】第2実施形態の付け替え用容器である。
【図12】注出キャップを装着した液注出容器の説明図である。
【符号の説明】
A、Ad 容器
B、Ba、Bb、Bc、Bd 中栓
C 取付キャップ
D ポンプ
E 吐出ノズル
F 仮キャップ
Fa ヒンジキャップ
1、100 口部
2、102 肩部
3 胴部
4 底部
5、32、84、91、102 ねじ
6 拡径段部
10、50、60、80 筒基体
11、51 吸込みパイプ
12、55、63、83、105 フランジ
13、53 円錐筒
14、54、62、82、109 栓部材
15、112 板体
16 係合リブ
17、113 薄肉部
18、114 切断溝
19、110 突出部
20 上端
21 傾斜面
30 側周壁
31 上壁
33 案内筒
40 シリンダー
41 取付フランジ
42 パッキン
43 吸込み筒
44 膨出環
45 ノズル
46 吐出ヘッド
52 取付フランジ
56、67、92 栓蓋
57、68、93 係合杆
58 外周面
61、81 吸引筒
64 環状板
65、87 保持筒
66 膨出環
69、94 弁部材
70、95 弁支持筒
71、96 連結片
72、97 弁
85 縮径部
86 環状板
88 上筒
89 下筒
90 拡径部
98 スリーブ
103 位置決め突起
104 段部
106 側周壁
107 底壁
108 排出筒
111 上面
120 キャップ基体
121 蝶番
122 開閉蓋
123 上壁
124 螺着筒
125 外周壁
127 注出筒
128 連通筒
129 ねじ
130 位置決め板
131 凹部
132 頂壁
133 側周壁
134 摘み

Claims (8)

  1. 容器の口部内周に中栓を嵌着した液注出手段の付け替え用容器であって、
    中栓が、口部内周に嵌挿される筒基体と、筒基体に連設された栓体保持筒を具備しており、
    栓体保持筒内に、抜栓可能とした栓部材を装着したことを特徴とする付け替え用容器。
  2. 栓部材が、栓体保持筒の内周面に薄肉部を介して連設され、液注出手段の取付時に、薄肉部が破断されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の付け替え用容器。
  3. 栓部材が、栓体保持筒の下端を閉塞する栓蓋と係合杆とを具えていることを特徴とする請求項1、2記載の付け替え用容器。
  4. 容器の口部に中栓を嵌着した付け替え用容器であって、
    中栓が、容器の口部内周に嵌挿され、栓体保持筒を連設した筒基体と、栓部材とを具備しており、
    栓部材が、栓体保持筒に嵌挿される栓蓋と係合杆、および栓蓋を押上げ、栓体保持筒下端開口を閉塞する弁部材とを具備していることを特徴とする付け替え用容器。
  5. 弁部材が、弁支持筒と、複数の連結片、該連結片に連設され、栓体保持筒下端を閉塞する弁とを具備していることを特徴とする請求項4記載の付け替え用容器。
  6. 液注出手段が、下端に吸込筒を具えたポンプまたはスプレーであって、
    吸込筒が、栓体保持筒に嵌挿されていることを特徴とする請求項1〜5記載の付け替え用容器。
  7. 液注出手段が、注出筒を立設した注出キャップであって、注出筒に連通し、栓体保持筒に嵌挿する連通筒が垂設されていること特徴とする請求項1〜5記載の付け替え用容器。
  8. 栓体保持筒と、栓体保持筒に嵌挿される液注出手段の部材との間に、シール部材を配設したことを特徴とする請求項1〜7記載の付け替え用容器。
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