JP2011031944A - レフィール容器及び吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器体の口部からキャップを取り外した後、レフィール容器を吐出容器に装填する前や装填する時に容器体を倒したり落としたりしても、容器体内からこぼれ出る内容物を少量に抑えること。
【解決手段】このレフィール容器1は、内容物を収容する容器体2と、該容器体2の口部20に脱着可能に装着されるキャップ4と、口部20の内側に装着された中栓3と、が備えられており、中栓3には、口部20内に離脱自在に装着される装着部30と、下方に向かうに従い漸次縮径された縮径部31と、が備えられ、縮径部31の下端部には、ポンプのシリンダの下端に連結されたチューブが挿入可能な挿入筒部32が連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプを有する吐出容器に対して交換可能なレフィール容器、およびそのレフィール容器が装填された吐出容器に関する。
この種のレフィール容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、吐出容器の内側に収納されるカートリッジ状の詰め替え容器が知られている。このレフィール容器は、内容物を収容した容器体の口部にキャップが装着された構成からなる。一方、上記した吐出容器は、上記したレフィール容器が収納される有底筒状の外装体と、その外装体の上端開口部に装着された蓋体と、その蓋体に装着されたポンプと、を備えている。
上記した吐出容器においてレフィール容器の交換作業を行う際には、まず、ポンプ付きの蓋体を外装体から取り外し、外装体の上端部を開放させ、外装体内から既存のレフィール容器を取り出す。次に、外装体の内側に新たなレフィール容器を収納させると共にそのレフィール容器のキャップを口部から取り外す。次に、ポンプ付きの蓋体を外装体に再装着させる。このとき、ポンプのシリンダをレフィール容器の口部からレフィール容器の内側に挿入させ、シリンダの下端に連結されたチューブをレフィール容器の内側に配置させる。
特開2002−128108号公報
しかしながら、上記した従来のレフィール容器では、レフィール容器のキャップを外した後、ポンプ付きの蓋体を再装着する前に、開封後のレフィール容器を誤って倒したり落としたりすると、レフィール容器(容器体)内の内容物が容器体の口部からこぼれ出るという問題が存在する。特に、ポンプ付きの吐出容器に用いるレフィール容器では、ポンプのシリンダを挿入させるために口部が大口径になっているので、容器体を倒したり落としたりしたときに容器体内の内容物の大部分がこぼれ出るという問題がある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、容器体の口部からキャップを取り外した後、レフィール容器を吐出容器に装填する前や装填する時に容器体を倒したり落としたりしても、容器体内からこぼれ出る内容物を少量に抑えられるレフィール容器及び吐出容器を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るレフィール容器は、ポンプを有する吐出容器に対して交換可能なレフィール容器であって、内容物を収容する容器体と、該容器体の口部に脱着可能に装着されるキャップと、前記口部の内側に装着された中栓と、が備えられており、前記中栓には、前記口部内に離脱自在に装着される装着部と、下方に向かうに従い漸次縮径された縮径部と、が備えられ、該縮径部の下端部には、前記ポンプのシリンダの下端に連結されたチューブが挿入可能な挿入筒部が連結されていることを特徴とする。
このような特徴により、上記した吐出容器においてレフィール容器の交換を行う際には、まず、吐出容器から既存のレフィール容器を取り外す。
一方、内容物が収容された新たなレフィール容器の口部からキャップを取り外す。仮に、キャップを取り外した後、レフィール容器(容器体)を誤って倒したり落としたりしても、容器体の口部には中栓が装着されているので、容器体内からこぼれ出る内容物を少量に抑えられる。すなわち、挿入筒部は口部に比べて小口径であるので、挿入筒部からこぼれ出る内容物は中栓が無い場合に比べて少量となる。
次に、レフィール容器が取り外された上記した吐出容器に、キャップを外した新たなレフィール容器を装填する。このとき、まず、吐出容器のチューブが中栓の挿入筒部内に挿入される。
その後、例えばチューブが中栓の挿入筒部内に進入して、ポンプのシリンダが中栓の縮径部の内側に挿入された場合には、例えば縮径部の内周面にシリンダの下端部が当接し押圧する等して当該シリンダによって中栓が下方に向けて押し込まれ、装着部が容器体の口部から外れる。この場合、中栓は、内側にチューブが遊嵌された状態で容器体内を落下する。
一方、例えばチューブが中栓の挿入筒部に嵌合された場合には、チューブにより中栓が容器体に対して押し込まれて装着部が口部から外れる。この場合、中栓は、チューブに固定された状態でチューブとともに容器体内に進入する。
また、前記挿入筒部の内周面には、前記チューブの下端縁が支持される段部が径方向の内側に向けて突設されていても良い。
この場合、チューブが挿入筒部に嵌合される場合に、チューブから中栓の装着部に段部を介して下方に向けた力が効率的に伝えられることとなり、装着部を容器体の口部から容易かつ確実に外すことができる。
また、本発明に係る吐出容器は、内容物を収容する容器体と、該容器体の口部の内側に装着された中栓と、前記容器体内の内容物を吐出させるためのポンプを有する吐出器と、が備えられており、前記中栓には、前記口部内に離脱自在に装着される装着部と、下方に向かうに従い漸次縮径された縮径部と、が備えられ、前記ポンプの下端には、チューブが連結され、前記縮径部の下端部には、前記チューブが挿入された挿入筒部が連結されていることを特徴とする。
このような特徴により、口部に中栓を装着させた状態で容器体を吐出器から取り外し、その後、口部に中栓が装着された新たな容器体を吐出器に装填することにより、内容物の詰め替えを行うことができる。
また、前記口部に脱着可能に装着されて前記容器体の外周面を被覆する外装体が備えられ、該外装体に前記吐出器が取り付けられていても良い。
これにより、外装体の内側に容器体が収納され、容器体が外装体に覆われた状態となるので、容器体の装飾を省略したり容器体を安価な材料で形成したり容器体の厚みを薄くしたりすることができる。また、外装体が容器体の口部に脱着可能に装着され、その外装体に吐出器が取り付けられているので、吐出器を口部に装着させるための装着キャップと容器体を覆うための外容器とを別々に設ける必要がなく、部品数が低減される。また、外装体を容器体の口部に装着させることで、吐出器が容器体の口部に取り付けられるので、吐出器と外装体とを別々に脱着する必要がなく、レフィール容器の交換作業が簡略化される。
本発明に係るレフィール容器によれば、容器体の口部に中栓が装着されているので、口部からキャップを取り外した後に容器体を倒したり落としたりした場合であっても、容器体内からこぼれ出る内容物を少量に抑えることができる。
また、本発明に係る吐出容器によれば、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができると共に、容器体内からこぼれ出る内容物を少量に抑えることができる。
本発明に係るレフィール容器の第1の実施形態を説明するためのレフィール容器の破断図である。 本発明に係るレフィール容器の第1の実施の形態を説明するためのレフィール容器が装填された吐出容器の断面図である。 本発明に係るレフィール容器の第1の実施の形態を説明するためのポンプのシリンダの差し込み状況を表した断面図である。 本発明に係るレフィール容器の第2の実施の形態を説明するためのレフィール容器の破断図である。 本発明に係るレフィール容器の第2の実施の形態を説明するためのレフィール容器が装填された吐出容器の断面図である。 本発明に係るレフィール容器の第2の実施の形態を説明するためのポンプのシリンダの差し込み状況を表した断面図である。 本発明に係るレフィール容器の第2の実施の形態の変形例を説明するためのレフィール容器の破断図である。 本発明に係るレフィール容器の第2の実施の形態の変形例を説明するためのレフィール容器が装填された吐出容器の断面図である。
[第1の実施の形態]
まず、本発明に係るレフィール容器および吐出容器の第1の実施の形態について、図1〜図3に基いて説明する。
図1に示す鎖線Oはレフィール容器1の中心軸線を示しており、以下「軸線O」と記す。また、本発明では、この軸線Oに沿った方向を「軸方向」とし、軸線Oに直交する方向を「径方向」とし、軸線O回りの方向を「周方向」とする。また、本実施の形態では、軸方向の口部20側(図1における上側)を「上方」とし、その反対側、つまり軸方向の底部22側(図1における下側)を「下方」とする。
まず、本実施の形態におけるレフィール容器1の構成について説明する。
図1に示すように、レフィール容器1は、図2に示す吐出容器100に対して交換可能なカートリッジ状のボトル容器であり、その概略構成としては、内容物を収容する容器体2と、容器体2の口部20に装着された筒状の中栓3と、口部20に脱着可能に被着されたキャップ4と、を備えている。
容器体2は、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂からなる樹脂製部材であり、例えば射出成形によって形成された図示せぬプリフォームをブロー成形することや、押出ブロー成形することで形成されたボトルである。この容器体2の概略構成としては、軸線Oに沿って延びる略円筒形状の胴部21と、その胴部21の下端に連設された底部22と、前記胴部21の上端に連設された肩部23と、肩部23の上端に立設された口部20と、を備えている。これら胴部21、底部22、肩部23及び口部20は、互いに連通されていると共に一体に形成されている。
底部22は、下方に向かうに従い漸次拡径された有底筒状の筒部である。この底部22の上端は、胴部21の下端よりも大径であり、底部22の上端と胴部21の下端との間には段差24が形成されている。肩部23は、胴部21の上端から上方に向かうに従い漸次縮径されたテーパー状の壁部である。口部20は、軸線Oを中心軸線にして軸方向上側に突出された略円筒形状の筒部である。また、口部20の外周面には、キャップ4を螺合させるための雄ねじ25が形成されている。
図1に示すように、中栓3は、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂からなる樹脂製部材であり、射出成形によって形成された筒状部材である。この中栓3の概略構成としては、容器体2の口部20内に離脱自在に装着される装着部30と、下方に向かうに従い漸次縮径された縮径部31と、が備えられている。
装着部30は、口部20の内側に嵌合された筒状部材であり、装着部30の外周面は口部20の内周面に密接されている。また、装着部30は、軸線Oと同軸に配設されているとともに、上端面が口部20の上端面とほぼ面一になっている。
縮径部31は、上記した装着部30の下端に連設されるとともに軸方向に開口する中空の逆円錐台形状に形成されている。この縮径部31の上端の内径及び上記した装着部30の内径は、後述する図2に示す吐出容器100のシリンダ14の最大の外径(上筒部17の外径)よりも大径となっている。また、縮径部31の下端の内径は、後述する図2に示す吐出容器100のチューブ13の外径よりも大径で、かつ該吐出容器100のシリンダ14の下端部の外径(下段差19aの外径)よりも小径となっている。
この縮径部31の下端部には、後述する図2に示す吐出容器100のチューブ13が挿入可能な挿入筒部32が連結されている。挿入筒部32は、縮径部31の下端から軸方向に沿って垂下されており、軸線Oを共通軸にして口部20と同軸上に配設されている。挿入筒部32の内径は、チューブ13の外径よりも大径になっている。
図1に示すように、キャップ4は、容器体2の口部20に螺着された蓋体であり、その概略構成としては、軸線Oに対して垂直に配設された円盤状の天壁部40と、天壁部40の外縁から垂下された周壁部41と、天壁部40の中央部分から垂下された円筒形状のシール筒42と、天壁部40の下面に配設されたパッキン43と、を備えている。
天壁部40は、口部20の外径よりも大径の平面視円形の板部であり、口部20および中栓3それぞれの上端面の上方に配置されている。周壁部41は、口部20の外側に周設された円筒形状の筒部であり、軸線Oを共通軸にして口部20と同軸上に配設されている。この周壁部41の内周面には、口部20の雄ねじ25に螺合された雌ねじ44が形成されている。シール筒42は、周壁部41の内側に配設された円筒形状の筒部であり、軸線Oを共通軸にして周壁部41と同軸上に配設されている。シール筒42の下端部は、上記した中栓3の挿入筒部32の内側に嵌入されており、このシール筒42によって挿入筒部32の内部が液密に閉塞されている。パッキン43は、周壁部41の内側に配設されていると共にシール筒42の外周に周設された円環板状の緩衝部材であり、キャップ4の天壁部40と口部20および中栓3それぞれの上端面との間に介在されている。
次に、上記したレフィール容器1が装填される吐出容器100の構成について説明する。
図2に示すように、吐出容器100は、キャップ4が取り外されたレフィール容器1´が吐出容器本体5に装填され、レフィール容器1´の容器体2内に収容された内容物を吐出させる容器である。吐出容器本体5の概略構成としては、容器体2内の内容物を吐出させるための吐出器6と、容器体2の外周面を被覆する外装体7と、吐出器6の押下ヘッド11を覆う蓋体8と、を備えている。
吐出器6は、ポンプ10と、押下ヘッド11と、ノズル12と、チューブ13と、が備えられている。
ポンプ10は、容器体2内の内容物を送り出す送出器であり、多段状のシリンダ14と、シリンダ14の上端から上側に向けて突出されたステム15と、シリンダ14の上端部から径方向外側に向けて突出したフランジ部16と、を備えている。
シリンダ14は、軸線Oを中心軸線にして軸方向に沿って延設された円筒形状の筒部であり、下方にいくに従い段状に縮径されている。このシリンダ14の概略構成としては、口部20の内側に配設された上筒部17と、上筒部17の下端に連結されていると共に上筒部17よりも小径の中筒部18と、中筒部18の下端に連結されていると共に中筒部18よりも小径の下筒部19と、が備えられており、上筒部17の下端と中筒部18の上端との間、及び、中筒部18の下端と下筒部19の上端との間には、それぞれ上段差17aおよび下段差19aが形成されている。
ステム15は、上記した上筒部17の上端から上方に向けて突出された筒部であり、軸線Oを中心軸線にして軸方向に沿って延設されている。このステム15は、図示せぬスプリング等によって上方付勢状態で立設されており、このステム15が押し下げられることでポンプ10が作動する。
フランジ部16は、上記した上筒部17の外周面に沿って全周に亘って形成された円環状の板部である。このフランジ部16は、後述するパッキン9とガイド筒部73の底部76との間に挟み込まれている。
押下ヘッド11は、上記したステム15の上端部に装着された操作部であり、押下ヘッド11の上端面には、使用者が指等で押下する押下面11aが形成されている。また、押下ヘッド11には、ステム15に連通される図示せぬ連通路が形成されている。
ノズル12は、内容物を吐出させる吐出口であり、上記した押下ヘッド11に突設されている。このノズル12は、上記した押下ヘッド11内の図示せぬ連通路を介してステム15に連通されており、ポンプ10によってステム15の先端から送り出された内容物は上記した連通路を通ってノズル12から吐出される。
チューブ13は、容器体2内の内容物をポンプ10(シリンダ14)内に供給するための供給管であり、容器体2内に収容されて容器体2内の内容物の中に配置されている。このチューブ13は、上端がシリンダ14の下筒部19の下端に連結され、下端が容器体2の底部22の底壁22aに近接した状態で容器体2内に開放されている。
外装体7は、レフィール容器1´の口部20に装着されてレフィール容器1´を覆うカバーであり、その概略構成としては、円環板状の天壁部70と、天壁部70の外縁から垂下された周壁部71と、天壁部70の内縁から垂下された装着筒部72と、天壁部70の内側に配設された有底筒状のガイド筒部73と、を備えている。
天壁部70は、外装体7の肩部であり、容器体2の肩部23の上方に配設されている。
また、天壁部70は、径方向内側から外側に向けて下向きに傾斜されている。
周壁部71は、容器体2の胴部21の外側に周設された略円筒形状の筒部であり、軸線Oを共通軸にして容器体2の胴部21と同軸上に配設されている。この周壁部71は、天壁部70の外縁から容器体2の胴部21の下端(段差24)まで延設されており、この周壁部71の下方に容器体2の底部22が配設されている。つまり、容器体2の底部22は外装体7から露出されている。
装着筒部72は、容器体2の口部20に装着される筒部であり、周壁部71の上部の内側に配設されている。詳しく説明すると、装着筒部72は、口部20に螺着される筒部であり、軸線Oを共通軸にして口部20及び上記した周壁部71と同軸上に配設されていると共に口部20の外側に周設されている。この装着筒部72の内周面には、口部20の雄ねじ25に螺合される雌ねじ78が形成されている。また、装着筒部72の上端部の内周面には、径方向内側に突出した段差部79が全周に亘って形成されており、この段差部79は、装着筒部72内に配設された円環板状のパッキン9を介して、口部20の上端面に載置されて支持されている。
ガイド筒部73は、押下ヘッド11の押下動作を案内するガイドであり、軸線Oを中心軸線にして軸方向に沿って延設されている。このガイド筒部73は、装着筒部72の内側に配置されているとともに装着筒部72(天壁部70)の上方に向けて突出された円筒形状の筒部75と、筒部75の下端に設けられた底部76と、を備えており、上記した筒部75の軸方向中間部が、段差部74を介して天壁部70の内縁に連結されている。また、底部76の中央部分には、ポンプ10(シリンダ14)の上端部を挿通するための挿通孔77が形成されている。
蓋体8は、軸線Oに対して垂直に配設された円盤状の天壁部80と、天壁部80の外縁から垂下された筒状の周壁部81と、を備えている。天壁部80は、押下ヘッド11の上端面の上方に配設されている。周壁部81は、天壁部80の外縁から下方にいくに従い漸次縮径されたすり鉢状の筒部であり、その下端部がガイド筒部73の外周に脱着可能にアンダーカット嵌合されている。また、周壁部81には、上記したノズル12を通すためのノズル開口82が形成されている。このノズル開口82は、縦方向に延在するスリット状の開口であり、周壁部81の全長に亘って延設されている。つまり、周壁部81は、横断面視においてC字形状を成している。
ここで、図2に示すように、前記容器体2内には、上記したレフィール容器1´の中栓3が配置されている。この中栓3の挿入筒部32内には、チューブ13の下端部が挿入されており、中栓3の内側には、チューブ13が遊嵌されている。これにより、中栓3が容器体2内で暴れるのが抑制され、つまり中栓3の容器体2内における妄動が抑制されている。
次に、上記した構成からなる吐出容器100におけるレフィール容器1´の交換方法の一例について説明する。
まず、吐出容器100に装着された既存のレフィール容器1´を取り外す。具体的に説明すると、外装体7の下方に露出された容器体2の底部22と吐出容器本体5とをそれぞれ把持し、吐出容器本体5をレフィール容器1´に対して相対的に軸線O回りに軸回転させる。これにより、外装体7の装着筒部72が容器体2の口部20から外され、吐出容器本体5とレフィール容器1´とが分離される。このとき、吐出容器本体5とレフィール容器1´とを軸方向に沿って引き離すことで、ポンプ10のシリンダ14とチューブ13とが容器体2の口部20から引き抜かれる。
一方、図1に示すように、内容物が収容された新たなレフィール容器1を用意する。このとき、中栓3の挿入筒部32の内側にシール筒42が嵌入されており、このシール筒42によって挿入筒部32の内部がシールされているので、レフィール容器1が倒れたり落下したりしても容器体2内の内容物が漏出しない。
続いて、上記した新たなレフィール容器1の口部20からキャップ4を取り外す。具体的に説明すると、容器体2とキャップ4とを軸線O回りに相対的に軸回転させ、口部20に螺合されたキャップ4を取り外す。このとき、容器体2の口部20の内側には、中栓3が装着されている。したがって、仮に、キャップ4を取り外した後、レフィール容器1´を誤って倒したり落としたりしても、挿入筒部32は口部20に比べて小口径であるので、こぼれ出る内容物は少量に抑えられる。
次に、上記したキャップ4を外した新たなレフィール容器1´を、既存のレフィール容器1´が取り外された上記した吐出容器本体5に装填する。詳しく説明すると、まず、吐出容器本体5のチューブ13をレフィール容器1´の中栓3の挿入筒部32内に挿入させる。続いて、そのまま吐出容器本体5をレフィール容器1´に対して相対的に下降させ、外装体7の周壁部71の内側に容器体2の胴部21を挿入させると共に、吐出容器本体5のシリンダ14の下端部を中栓3内に挿入させる。そして、図3に示すように、シリンダ14の下段差19aの外面を中栓3の縮径部31の内周面に当接させて縮径部31の内周面を押圧する。これにより、容器体2の口部20と装着部30との嵌合が解除され、装着部30が口部20から外れる。この際、中栓3は、内側にチューブ13が遊嵌された状態で容器体2内を落下する。
なお、シリンダ14の下段差19aの外面が中栓3の縮径部31の内周面に当接するときに、シリンダ14の下端縁(下筒部19の下端縁)や上段差17aも併せて中栓3の内周面に当接するように中栓3を形成してもよい。また、シリンダ14の下段差19aの外面が中栓3の縮径部31の内周面に当接することに代えて、シリンダ14の下端縁や上段差17aが中栓3の内周面に当接するように中栓3を形成してもよい。これらの場合例えば、中栓3の内周面に、シリンダ14の下端縁が当接可能な段部や、上段差17aが当接可能なテーパー面などを形成すれば良い。
その後、図2に示すように、レフィール容器1´を外装体7内にさらに押し込んだ後、レフィール容器1´と吐出容器本体5とを軸線O回りに相対的に軸回転させ、容器体2の口部20に外装体7の装着筒部72を螺合させる。
以上により、吐出容器本体5に新たなレフィール容器1´が装着され、吐出容器100におけるレフィール容器1´の交換作業が完了する。
上記したレフィール容器1によれば、容器体2の口部20に中栓3が装着されているので、口部20からキャップ4を取り外した後、そのレフィール容器1´に吐出容器本体5を装着する前や装着途中に容器体2を倒したり落としたりした場合であっても、容器体2内からこぼれ出る内容物を少量に抑えることができる。
また、上記したレフィール容器1では、キャップ4の天壁部40にシール筒42が垂設されており、このシール筒42によって中栓3の挿入筒部32の内部がシールされているので、レフィール容器1が未開封の状態のときに、レフィール容器1を倒したり落としたりしても、容器体2内の内容物がこぼれ出ることを確実に抑制することができる。
また、上記した吐出容器100では、レフィール容器1の口部20に装着される外装体7の周壁部71の内側に容器体2の胴部21及び肩部23が収納されており、レフィール容器1´が吐出容器本体5に装填された状態では、容器体2の胴部21が外装体7の周壁部71に覆われた状態となっているので、容器体2の胴部21の装飾を省略したり容器体2を安価な材料で形成したり容器体2の胴部21の厚みを薄くしたりすることができ、コストダウンを図ることができる。また、外装体7には、容器体2を覆う天壁部70や周壁部71の他に、口部20に装着される装着筒部72が備えられ、さらに、外装体7には、吐出器6が取り付けられているので、レフィール容器1の交換作業を簡略化することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係るレフィール容器および吐出容器の第2の実施の形態について、図4〜図6に基いて説明する。
なお、本実施の形態の説明では、上述した第1の実施の形態と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
図4および図5に示すように、本実施形態のレフィール容器200において、中栓203の挿入筒部232の内部は、チューブ13の下端部が嵌合可能とされている。
また、挿入筒部232の下端には、下方に向けて延びる延在筒部236が、段部235を介して連結されている。延在筒部236は、軸線Oと同軸に配置されるとともに、内径がチューブ13の外径よりも小さくなっており、さらに段部235および延在筒部236の内周面は滑らかに連なっている。
そして図4に示すように、この延在筒部236の下端部における外周面には、径方向および下方に向けて開口する貫通孔237が形成されている。貫通孔237は、径方向から見た側面視形状が半円形状とされるとともに、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
次に、図5に示すように、上記したレフィール容器200が装填される吐出容器300の構成について説明する。吐出容器300の吐出容器本体5には、キャップ4が取り外されたレフィール容器200´が装填される。
この吐出容器300では、チューブ13の下端部は、中栓203の挿入筒部232内に嵌合されているとともに、チューブ13の下端縁は、段部235によって支持されている。そして、延在筒部236の下端縁は、容器体2の底部22の底壁22aに近接もしくは当接している。
次に、上記した構成からなるレフィール容器200の作用について説明する。
図6に示すように、上記した構成からなる吐出容器300において、レフィール容器200´の交換に際し、新たなレフィール容器200´の中栓203内に、吐出容器本体5のチューブ13を挿入するときには、チューブ13を中栓203の挿入筒部232内に嵌合させて、チューブ13により中栓203を容器体2に対して押し込む。これにより、口部20と装着部30との嵌合が解除されて、装着部30が口部20から外れる。その後、チューブ13の容器体2内への進入に伴って、中栓203は、チューブ13に固定された状態でチューブ13とともに容器体2内に進入する。
上記したレフィール容器200によれば、挿入筒部232に段部235が設けられているので、チューブ13が挿入筒部232に嵌合されるときに、チューブ13から中栓203の装着部30に段部235を介して下方に向けた力が効率的に伝えられることとなり、装着部30を容器体2の口部20から容易かつ確実に外すことができる。
また、上記した吐出容器300によれば、挿入筒部232内にチューブ13が嵌合されているとともに、延在筒部236の下端縁が、容器体2の底部22の底壁22aに近接もしくは当接しているので、容器体2内で中栓203の姿勢を安定して維持することができる。
しかも、延在筒部236の下端部における外周面に貫通孔237が形成されているので、容器体2内の内容物をチューブ13内へ流入させる際に貫通孔237を通過させることで、この流入を円滑なものとすることができる。
なお、例えば図7および図8に示すレフィール容器400および吐出容器500のように、中栓403の延在筒部236の下端縁には、径方向の外側に向けてフランジ部438が突設されていても良い。この場合、キャップ4が外されたレフィール容器400´を吐出容器500に装填したときに、延在筒部236の下端縁が容器体2の底部22の底壁22aに近接もしくは当接した状態を安定させることが可能になり、容器体2内で中栓403の姿勢をより一層安定して維持することができる。
また、図7に示すレフィール容器400のように、中栓403の装着部30の外周面における上端に、径方向の外側に向けて環状の係止凸部439が突設されるとともに、口部20の内周面における上端に、上側および径方向の内側にそれぞれ開口し、係止凸部439が係止される環状の係止凹溝20aが形成されていても良い。なお、前記係止凸部439および前記係止凹溝20aは、周方向に間隔をあけて複数形成されていても良い。さらに、前記係止凸部439は、口部20の上端縁に載置される構成としても良い。さらにまた、前記係止凸部439および前記係止凹溝20aはそれぞれ、装着部30の外周面における容器軸O方向の中間部、および口部20の内周面における容器軸O方向の中間部に形成されていてもよい。
また、段部235は、本実施の形態に示したものに限られるものではなく、挿入筒部232の内周面に径方向の内側に向けて、チューブ13の下端縁を支持可能に突設されていれば良い。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記した実施の形態では、外装体7として、天壁部70と、周壁部71と、装着筒部72と、ガイド筒部73と、を備える構成を採用したが、例えば、天壁部70および周壁部71を備えていない構成などを採用することもできる。
また、上記した実施の形態では、キャップ4には、シール筒42およびパッキン43が備えられているものとしたが、シール筒42およびパッキン43はなくても良い。また、上記した実施の形態では、吐出容器100、300、500には、蓋体8が備えられているものとしたが、蓋体8はなくても良い。
また、上記した実施の形態では、中栓3、203、403は、挿入筒部32、232および延在筒部236を備えるものとしたが、これらを備えていなくても良い。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、200、400 レフィール容器
2 容器体
3、203、403 中栓
4 キャップ
6 吐出器
7 外装体
10 ポンプ
14 シリンダ
20 口部
30 装着部
31 縮径部
32、232 挿入筒部
100、300、500 吐出容器
235 段部

Claims (4)

  1. ポンプを有する吐出容器に対して交換可能なレフィール容器であって、
    内容物を収容する容器体と、該容器体の口部に脱着可能に装着されるキャップと、前記口部の内側に装着された中栓と、が備えられており、
    前記中栓には、前記口部内に離脱自在に装着される装着部と、下方に向かうに従い漸次縮径された縮径部と、が備えられ、
    該縮径部の下端部には、前記ポンプのシリンダの下端に連結されたチューブが挿入可能な挿入筒部が連結されていることを特徴とするレフィール容器。
  2. 請求項1記載のレフィール容器であって、
    前記挿入筒部の内周面には、前記チューブの下端縁が支持される段部が径方向の内側に向けて突設されていることを特徴とするレフィール容器。
  3. 内容物を収容する容器体と、該容器体の口部の内側に装着された中栓と、前記容器体内の内容物を吐出させるためのポンプを有する吐出器と、が備えられており、
    前記中栓には、前記口部内に離脱自在に装着される装着部と、下方に向かうに従い漸次縮径された縮径部と、が備えられ、
    前記ポンプの下端には、チューブが連結され、
    前記縮径部の下端部には、前記チューブが挿入された挿入筒部が連結されていることを特徴とする吐出容器。
  4. 請求項3に記載の吐出容器において、
    前記口部に脱着可能に装着されて前記容器体の外周面を被覆する外装体が備えられ、
    該外装体に前記吐出器が取り付けられていることを特徴とする吐出容器。
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