JP2001221443A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2001221443A JP2000027438A JP2000027438A JP2001221443A JP 2001221443 A JP2001221443 A JP 2001221443A JP 2000027438 A JP2000027438 A JP 2000027438A JP 2000027438 A JP2000027438 A JP 2000027438A JP 2001221443 A JP2001221443 A JP 2001221443A
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Yuji Fujii
裕二 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源スイッチオフ後においても加熱手段付近
が高温である旨の表示を安定しておこなうことの可能な
加熱調理器の提供を目的とする。 【解決手段】 加熱制御手段31によりヒータ22と加
熱コイル26の通電を停止すると、待機時間設定手段3
2の設定する待機時間だけ、待機タイマー36が計時を
行い、その間高温表示手段35が高温表示動作をし、待
機タイマー36がタイムアップ信号を出力した後は、高
温表示手段35は温度検知手段34の温度検知結果に基
づき高温表示動作をさせることにより、温度検知手段3
4が故障しても待機時間だけは最低限動作させ、火傷等
を防止可能な加熱調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火傷を防止すべく
加熱手段あるいは加熱手段近傍が高温の場合に表示をお
こなう高温表示手段を有する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通電停止後、あるいは電源スイッ
チオフ後においても、抵抗発熱体が発熱して被加熱物を
加熱するヒータ、あるいは高周波磁界を発生して被加熱
物にジュール熱を発生して加熱する誘導加熱コイルなど
の加熱手段、もしくはその近傍の天板温度をモニターし
て、それらが高温である旨の表示をして、使用者が不用
意に触れて火傷をしないようにする高温表示機能を有す
る加熱調理器である。
【0003】以下に従来の加熱調理器について説明す
る。図5は抵抗発熱体で構成されるヒータ5と誘導加熱
コイル10を有し、その上部をセラミックプレート(図
示せず)で覆った多口調理器の加熱調理器の内部の回路
ブロック図である。商用電源1に電源スイッチ2を介し
て、ヒータ5とリレー7のリレー接点7の直列回路と、
整流器8の入力端子が接続され、整流器8の出力端子に
は加熱コイル10を含むインバータ9が接続されてい
る。ヒータ5の近傍にはサーモスタット6が設けられ、
そのオンオフ信号が、制御回路3に入力される。また商
用電源1には、ファンモータ12とリレー13の直列回
路が接続されている。インバータ9のスイッチング素子
(図示せず)とリレー7とリレー13のオンオフを制御
回路3が制御する。また、制御回路3は入力装置4か
ら、制御命令を入力し、誘導加熱コイル近傍のセラミッ
クプレートの裏面温度を検知するサーミスタ14から温
度情報を入力し、高温表示手段11に表示命令を出力す
る。
【0004】図5において、電源スイッチ2を投入して
入力装置4から、ヒータ5の加熱命令を入力するとリレ
ー7がオンして、ヒータ5が発熱する。また、入力装置
4から、誘導加熱コイルの加熱命令を入力するとインバ
ータ9が発振して、加熱コイル10に高周波電流を発生
して、加熱コイル10の近傍に置かれた負荷鍋の鍋底に
誘導電流を誘起して鍋を加熱する。ヒータ5の温度が約
90℃に上昇するとサーモスタット6がオフからオンに
なり、制御回路3がこれを検知して、高温表示手段11
に点灯命令を出力し、高温表示手段11はLED(図示
せず)を点灯する。同様に、加熱コイル10により負荷
鍋が加熱され、トッププレートの温度が約90℃になる
と、サーミスタ14および制御回路3がこれを検知し
て、高温表示手段11のLEDを点灯する。電源スイッ
チ2を遮断すると、制御回路3は、サーモスタット6あ
るいはサーミスタ14が高温を検知している間は、高温
表示手段11のLEDを点灯から点滅に変更し、サーモ
スタット6あるいはサーミスタ14が高温を検知しなく
なった時点で制御回路3は前記LEDを消灯する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の加熱調理器にお
いて、サーモスタットあるいはサーミスタを含む温度検
知機能が故障した場合には、使用者に電源スイッチ切断
後の高温注意のための報知が全くできない、あるいは、
触れれば瞬時に火傷をしてしまうようなかなりの高温で
あるのに報知をやめてしまうということが起こらないよ
うにして、安全性を高めること、あるいは通電停止後の
高温表示動作を精度よく行い、できるだけ表示期間を短
縮することが要求されている。
【0006】本発明は、通電停止後において、温度セン
サーが故障をしても、使用者が重大な火傷をしないよう
にする、あるいは通電停止後の高温表示動作を精度よく
し、できるだけ表示期間を短縮することのできる加熱調
理器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】加熱手段への通電が停止
された場合に、高温表示手段は加熱手段への通電停止後
所定の初期待機時間、高温表示動作を行うとともに、前
記初期待機時間が経過以降は、前記温度検知手段の検知
結果に基づき高温表示動作を停止するように構成したも
のである。
【0008】これにより、加熱手段への通電が停止され
た場合に、初期待機時間を設定しその間高温表示動作を
行うようにしているので、温度検知手段の検知結果に無
関係に前記待機時間を設定するようにすれば、温度検知
手段の応答性が遅い場合や温度検知手段が故障した場合
でも、加熱手段あるいは加熱手段近傍が高温である恐れ
のある場合に、その旨を使用者に知らせることができ
る。また、温度検知手段の結果に基づき初期待機時間の
変更をするようにした場合には、温度検知手段の検知結
果から火傷を起こす可能性がないと推定される範囲内で
初期待機時間を短縮して、加熱停止後も表示動作を継続
するという煩わしさを感じさせる度合を軽減することの
可能な加熱調理器が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
加熱手段と、前記加熱手段の出力を制御する加熱制御手
段と、前記加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度を検知
する温度検知手段と、加熱手段あるいは加熱手段近傍の
温度が高温であることを表示する高温表示手段を備え、
加熱手段への通電が停止された場合に、高温表示手段は
加熱手段への通電停止後所定の初期待機時間、高温表示
動作を行うとともに、前記初期待機時間が経過以降は、
前記温度検知手段の検知結果に基づき高温表示動作を停
止するようにした加熱調理器としたものであり、加熱手
段への通電が停止された場合に、高温表示手段が、所定
の初期待機時間、高温表示動作を行うので、使用後にお
いても加熱手段あるいは加熱部近傍が高温である恐れの
ある場合にその旨の表示を行い、使用者に火傷の注意を
喚起することができる。
【0010】また、前記初期待機時間が経過して以降
は、温度検知手段からの検知結果に基づき高温表示動作
を停止するので、加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度
が高温であると判断できる間だけ、高温表示動作を継続
することができる。
【0011】さらに、加熱手段への通電が停止された場
合に、初期待機時間を設定しその間高温表示動作を行う
ようにしているので、温度検知手段の応答性が遅い場合
や温度検知手段が故障した場合でも、検知精度は良くな
いが、加熱手段あるいは加熱手段近傍が少なくとも瞬時
に火傷をするような極度の高温から、高温であっても熱
いと感じてから手を離せばひどい火傷を負わないように
なるまで、その旨を使用者に知らせることができるとい
う作用を有する。
【0012】本発明の請求項2記載の発明は、加熱手段
と、前記加熱手段の出力を制御する加熱制御手段と、前
記加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度を検知する温度
検知手段と、加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度が高
温であることを表示する高温表示手段を備え、加熱手段
への通電が停止された場合に、高温表示手段は加熱手段
への通電停止後所定の初期待機時間、高温表示動作を行
うとともに、前記初期待機時間が経過した時、温度検知
手段の検知結果に基づき、待機時間の再設定に関する決
定を行い、待機時間を再設定した場合には再設定した待
機時間が経過するまで、高温表示動作を継続し、この待
機時間が経過する毎に温度検知手段の検知結果に基づき
待機時間の再設定をするか、あるいは最後の待機時間を
設定するかを決め、最後の待機時間を設定した時は、そ
の経過後には高温表示手段は高温表示動作の停止をおこ
なうようにした加熱調理器としたものであり、加熱手段
への通電が停止された場合に、加熱手段あるいは加熱手
段近傍の温度が火傷の恐れのないレベルまで低下するま
で、高温であることを表示することができる。
【0013】また、加熱手段への通電が停止された場合
に、高温表示手段は加熱手段への通電停止後、初期待機
時間において温度検知手段の検知結果に依存せず高温表
示動作を行うようにすることができ、仮に温度検知手段
が故障していても少なくとも初期待機時間は高温表示動
作をおこなわせることにより、通電停止直後に高温部に
触れて程度のひどい火傷を負う危険を低減することがで
きる。
【0014】また、加熱手段あるいは加熱手段近傍の温
度を検知する温度検知手段の検知結果に基づき、最後の
待機時間を設定した時は、その経過後、高温表示手段が
高温表示動作の停止をおこなうようにしたので、少なく
とも最後の待機時間に低下する温度だけ、温度検知手段
の設定温度を等価的に変更することができる。
【0015】したがって、自由に温度設定を変更できな
い温度検知装置付きヒータなどを、他機種と共用して使
用することができ、安価な加熱調理器を提供することが
できる。すなわち、一般的にヒータを使用する機種によ
りヒータと温度検知装置のセンサー部に、当たる冷却風
の有無やその強弱、あるいは負荷からの熱影響の受け方
の差、加熱時と加熱停止時の温度分布の差、機器の動作
条件等の差で、加熱手段やその近傍と温度検知手段の検
知温度間に差が生じるのを上記の最後の待機時間で補正
して、加熱手段やその近傍の温度に応じたより適正な高
温表示動作をしたり、温度検知手段を他の機器と共用す
ることができるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2記載の構成とするとともに、加熱手段へ
の通電情報に基づき前記初期待機時間あるいは前記待機
時間の設定あるいは変更をおこなうようにした加熱調理
器としたものであり、温度検知手段の検知結果に関係な
く、加熱手段への通電情報(加熱時間、加熱出力、前回
加熱停止からの時間など)に基づき、加熱手段あるいは
加熱手段近傍の加熱手段停止時の温度の高低を推定し
て、前記初期待機時間や待機時間を適正なものに補正が
でき、加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度が低いのに
高温表示動作が長く継続したり、逆にまだ温度が高いの
に高温表示動作を停止したりするのを防止することがで
きる。また、加熱手段への通電情報と高温表示手段の検
知結果の両方に基づき前記初期待機時間あるいは前記待
機時間の設定あるいは変更をおこなうようにすれば、加
熱手段あるいは加熱手段の近傍の温度をより精度良く推
定できるので、より安全な、もしくは火傷を起こす恐れ
がないという前提において、高温表示動作の時間をより
短くすることができる加熱調理器を提供することができ
るという作用を有する。
【0017】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
〜3記載のいずれかの構成とするとともに、前記温度検
知手段の検知結果に基づき、前記初期待機時間あるいは
前記待機時間の設定あるいは変更をおこなう加熱調理器
としたものであり、加熱手段や加熱手段近傍の温度、温
度変化の傾き、オーバーシュートの有無、所定の温度を
超えている時間などに応じて、初期待機時間や再設定さ
れる待機時間の補正して、安全性を低下させることなく
高温表示動作の時間を短縮することができるという作用
を有する。
【0018】本発明の請求項5記載の発明は、請求項2
または3記載のいずれかの構成とするとともに、前記待
機時間の再設定回数あるいは前記待機時間の累積時間が
所定の値に到達した場合には高温表示動作を停止する加
熱調理器としたものであり、温度検知手段の検知結果に
関係なく、加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度に応じ
た高温表示動作の開始と停止を行うことができる。した
がって、温度検知手段が故障しても、初期待機時間は必
ず高温表示動作を行い、加熱部あるいは加熱部近傍の天
板などに、非常に温度の高い状態で触れて瞬時にひどい
火傷をするようなことのないよう使用者に報知すること
ができ、また逆に高温表示手段が何時までも消えないと
いう不都合も無くすることができるという作用を有す
る。
【0019】本発明の請求項6記載の発明は、請求項3
記載の構成とするとともに、前記加熱手段の加熱動作に
関連して動作する第1のタイマーを備え、第1のタイマ
ーのカウント時間に基づき、前記初期待機時間あるいは
前記待機時間を設定あるいは変更する加熱調理器とした
ものであり、温度検知手段なしで、加熱手段あるいは加
熱手段近傍の温度がどの程度高温になっているか否かを
推定することができる。すなわち、加熱時間が長ければ
高温で、加熱時間が短ければ低温で、加熱時間がある程
度以上ある場合は温度上昇は飽和する。このように推定
した温度情報で初期待機時間あるいは再設定する待機時
間を設定あるいは変更するので、温度検知手段が故障し
て高温が検知できない場合でも、加熱手段への通電を停
止した場合に、加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度に
応じて報知時間を変えて高温表示動作時間を最適化させ
ることができる。また、通電停止以前の一定期間内にお
ける第1のタイマーのカウント時間の累積時間により加
熱手段あるいは加熱手段近傍の温度を推定することもで
きるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項7記載の発明は、請求項4
記載の構成とするとともに、温度検知手段の検知結果に
関連して動作する第2のタイマーを備え、第2のタイマ
ーのカウント時間に基づき、前記初期待機時間あるいは
前記待機時間を設定あるいは変更する加熱調理器とする
ものであり、サーモスタットのような1点温度検知素子
を使用した場合においても、加熱手段あるいは被加熱物
の発熱により、検知温度を超えてからの時間が長ければ
非常に高い高温となっており、短ければ検知温度に近い
低い温度だと判断できることから、単純な構成の温度検
知素子を使用して、加熱手段あるいはその近傍の温度を
より精度良く推定して、火傷をする恐れの少ない、もし
くは必要かつ最小限の時間高温表示動作をさせることの
可能な安価な加熱調理器を提供することができるという
作用を有する。
【0021】本発明の請求項8記載の発明は、加熱手段
と、前記加熱手段の出力を制御する加熱制御手段と、前
記加熱手段あるいは前記加熱制御手段あるいは同一筐体
内に設けられた他の加熱手段あるいはその加熱制御手段
を冷却する冷却ファンと、前記加熱手段あるいは加熱手
段近傍が高温であることを表示する高温表示手段を備
え、前記高温表示手段の高温表示動作の終了を前記冷却
ファンの動作の停止と略等しくするか、冷却ファンの動
作の停止から所定の待機時間を設けて前記高温表示手段
の高温表示動作の終了をおこなうようにした加熱調理器
とするものであり、内部に魚焼き器のような発熱部を内
蔵し、通電停止後もそれを冷却する必要のある場合、加
熱停止後冷却ファンの動作音が発生するが、高温表示動
作を伴わせることで、加熱停止中あるいは電源スイッチ
を遮断している時に、報知がなく冷却ファンのみが回っ
ているというような、不安感や違和感を使用者に与える
状況を緩和させることができる。また、冷却ファンが温
度検知手段を冷却して、冷却ファンの停止後、加熱手段
あるいは加熱手段近傍の余熱で再度温度検知手段の温度
が上昇し再度高温表示動作をする可能性があるが、高温
表示手段による高温表示動作の終了を冷却ファンの動作
停止より必要なだけ遅延させることによりこの様な不自
然な表示動作を回避できるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項9記載の発明は、加熱手段
と、前記加熱手段の出力を制御する加熱制御手段と、前
記加熱手段あるいは前記加熱制御手段あるいは同一筐体
内に設けられた他の加熱手段あるいはその加熱制御手段
を冷却する冷却ファンと、加熱手段あるいは加熱手段近
傍の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段
の検知結果に基づき前記加熱手段あるいは加熱手段近傍
が高温であることを表示する高温表示手段を備え、前記
加熱手段への通電が停止された後、前記温度検知手段の
検知温度が高温から所定の温度に下降したタイミング、
あるいは前記高温表示手段が高温である旨の表示を停止
するタイミングに対して、略同期してあるいは所定の待
機時間後冷却ファンの動作を停止するようにした加熱調
理器とするものであり、通電停止後、高温表示動作が終
了するまで冷却ファンが必ず動作することから、加熱手
段あるいは加熱手段近傍の天板などの温度の低下を早め
ることができ、火傷の危険性を少なくするとともに、高
温表示動作期間を短縮して使用者の煩わしさを低減する
ことができる。また、温度検知手段の検知温度が高温か
ら所定の温度に下降したタイミング、あるいは前記高温
表示手段が高温である旨の表示を停止したタイミングか
ら所定の待機時間後冷却ファンの動作を停止するように
した場合は、待機時間において、さらに冷却ファンによ
り加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度を早く低下させ
ることができる。また、冷却ファンの停止と、温度検知
手段が所定の温度に低下して高温表示動作を停止するの
と略同時にすると、冷却ファンの停止後、加熱手段ある
いは加熱手段近傍の余熱で再度温度検知手段の温度が上
昇し再度高温表示動作をする可能性があるが、温度検知
手段の検知温度が高温から所定の温度に下降したタイミ
ング、あるいは前記高温表示手段が高温である旨の表示
を停止したタイミングから所定の待機時間後冷却ファン
の動作を停止するようにすれば、冷却ファンの停止まで
に加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度を十分低下させ
られるので、この様な不自然な表示動作を回避できると
いう作用を有する。
【0023】本発明の請求項10記載の発明は、加熱手
段と、前記加熱手段の出力を制御する加熱制御手段と、
加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度を検知する温度検
知手段と、前記加熱手段あるいは加熱手段近傍が高温で
あることを表示する高温表示手段を備え、高温表示手段
は加熱手段への通電が停止されて以降、加熱手段あるい
は加熱手段近傍の温度が所定の温度に低下したのを温度
検知手段の検知結果をもとに判別し、その後さらに所定
の待機時間が経過するまで高温である旨の表示を行う加
熱調理器とするもので、加熱手段への通電が停止された
後、温度検知手段の検知温度が設定温度以下となってか
ら、所定の待機時間後、高温表示動作を停止するように
したので、温度検知手段による検知結果を待機時間で補
正できる。したがって、冷却条件など使用条件の異なる
他の機種で使用のものと、設定温度や形状などを同一に
して部品として標準化し、低コスト化したサーモスタッ
トなどの温度検知手段、あるいは同様の温度検知手段を
加熱手段に組み込んでユニット化した加熱ユニットなど
を使用して、通電停止後、加熱手段あるいは加熱手段近
傍の温度が望ましい温度で、高温表示動作が停止するよ
うにする、低価格で火傷の恐れの少ない加熱調理器を提
供することができるという作用を有する。
【0024】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1に高周波磁界で
加熱するための誘導加熱コイルを1個と、ヒータ自身の
抵抗の発熱で加熱する発熱体ヒータ(ラジエントヒータ
等)を1個有する多口加熱調理器を示す。商用電源20
に電源スイッチ21を介して発熱体ヒータ(以下単にヒ
ータと呼ぶ)22とリレー23の接点との直列回路と、
全波整流器(以下単に整流器と呼ぶ)24が並列に接続
され、整流器24の出力端子には、インバータ回路を構
成する加熱コイル26とスイッチング素子(IGBT
等、以下IGBTと呼ぶ)27と回路ブロック25が接
続されている。回路ブロック25には共振コンデンサや
フィルタコンデンサなどが含まれる。商用電源20には
また、冷却用のファンモータ28とリレー29の接点の
直列回路が接続されている。
【0025】加熱制御手段31をはじめとして、図示は
していないが、すべての制御回路ブロックは制御電源を
電源スイッチ21の商用電源側一次巻線を接続した電源
トランス40から得ている。加熱制御手段31は入力装
置30と、電源スイッチオン検知手段(以下電源SW検
知手段と呼ぶ)33から、制御命令を入力し、リレー2
3の駆動コイルと、IGBT27の駆動端子に駆動信号
を出力し、待機タイマー36と、高温表示手段35に制
御情報を出力する。待機時間設定手段32は待機タイマ
ー36に設定時間を出力する。待機タイマー36は高温
表示手段35にタイムアップ信号を出力し、高温表示手
段35は待機タイマー36と加熱制御手段31の出力信
号に基づきLED35aを駆動する。
【0026】サーモスタット37はヒータ22の近傍に
設けられ、温度検知手段38に接続される。サーミスタ
39は加熱コイル26の上部に配設されたトッププレー
トの裏面温度をモニターするように設けられ、温度検知
手段34に接続される。温度検知手段38,34の出力
はともに、待機時間設定手段32と高温表示手段35に
出力される。
【0027】以上のように構成された加熱調理器につい
てその動作を説明する。電源スイッチ21をオンにし
て、入力装置30からヒータ22の加熱命令を入力する
と、加熱制御手段31はリレー23に駆動信号を、高温
表示手段35に駆動情報を出力するので、リレー23が
オンしてヒータ22が発熱し、高温表示手段35がLE
D35aを駆動して点灯させる。ヒータ22の近傍に設
置されたサーモスタット37の温度が約90℃になると
サーモスタット37がオンし、温度検知手段38がこれ
を認識して、待機時間設定手段32にサーモスタット3
7がオンしていることを伝達する。待機時間設定手段3
2はサーモスタット37のオン情報を入力すると、初期
待機時間T1を設定して、待機タイマー36にこの初期
待機時間T1を出力する。
【0028】ヒータ22が通電中に、加熱制御手段31
が入力装置30からヒータ22のオフ命令を入力する
と、加熱制御手段31はリレー23の駆動を停止し、ヒ
ータ22の加熱を停止するとともに、待機タイマー36
に時間計測のスタート命令を出力し、高温表示手段35
にヒータ22と加熱コイル26の両者が通電停止状態に
あることを示す全停止認識信号を出力する。高温表示手
段35は全停止認識信号を入力すると、LED35aの
点灯モードを点灯から点滅に変更する。
【0029】待機タイマー36は、スタート命令を入力
してから前記の初期待機時間T1が経過するとタイムア
ップ信号を高温表示手段35に出力する。高温表示手段
35はタイムアップ信号を入力すると、温度検知手段3
8から、サーモスタット37がオンしている場合には、
サーモスタット37近傍の温度が約80℃以下となり、
オフするまで継続してLED35aを点滅し、サーモス
タット37がオフしている場合にはLED35aを消灯
する。
【0030】加熱コイル26,サーミスタ39および温
度検知手段34についても、ヒータ22,サーモスタッ
ト23および温度検知手段38の場合とほぼ同様の動作
を行うので説明を省略するが、サーミスタ39の温度が
約90℃以上になったとき、待機時間設定手段32は、
前記初期待機時間T1より短い初期待機時間T2を設定
することが、ヒータ22の場合と異なっている。
【0031】次に、ヒータ22の通電中に電源スイッチ
21がオフされた場合について説明する。電源スイッチ
21がオフされても、すべての制御回路ブロックはトラ
ンス40により制御電源が供給され、動作可能であり、
加熱制御手段31電源SW検知手段33がこれを検知し
て、加熱制御手段31に電源オフ信号を出力する。加熱
制御手段31は電源オフ信号を入力するとリレー23に
オフ信号を出力するとともに、高温表示手段35に全停
止認識信号を出力する。この結果前記の通電が停止され
た場合と同様に、高温表示手段35がLED35aを点
滅後消灯させる。
【0032】以上のように本実施例によれば、ヒータ2
2あるいは加熱コイル26等の加熱手段への通電が停止
された場合に、高温表示手段35が、初期待機時間T1
あるいはT2だけ高温表示動作を行うので、入力装置3
0による通電停止あるいは、電源スイッチ21による電
源遮断により、加熱調理を終了した後においても加熱手
段あるいは加熱部近傍が高温である恐れのある場合にそ
の旨の表示を行い、使用者に火傷の注意を喚起すること
ができる。
【0033】また、前記待機時間が経過して以降は、温
度検知手段からの検知結果に基づき高温表示動作を停止
するので、加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度が高温
であると判断できる間だけ、高温表示動作を継続するこ
とができる。
【0034】さらに、加熱手段への通電が停止された場
合に、初期待機時間T1あるいはT2を設定しその間高
温表示動作を行うようにしているので、温度検知手段3
8,34の検知結果に無関係に前記初期待機時間を設定
するようにすれば、温度検知手段38,34の応答性が
遅い場合や温度検知手段38,34が故障した場合で
も、加熱手段あるいは加熱手段近傍が高温である恐れの
ある場合に、その旨を使用者に知らせることができる。
【0035】また、温度検知手段38,34の検知結果
に基づき初期待機時間T1あるいはT2の変更をするよ
うにした場合には、温度検知手段38,34の検知結果
から火傷を起こす可能性がないと推定される範囲内で初
期待機時間を短縮して、使用者に、加熱停止後に高温表
示動作が継続するという煩わしさを感じさせる度合を軽
減することができる。
【0036】(実施例2)図2に実施例2の回路ブロッ
クを示す。この図において、図1と同様の構成となる部
分、すなわち、図1の電源スイッチ21,ヒータ22,
リレー23,冷却ファンモータ28,リレー29,トラ
ンス40に相当するものは省略している。ヒータ温度検
知手段57は、図1のサーモスタット37と温度検知手
段38に対応するものであり、コイル温度検知手段58
は、図1のサーミスタ39と温度検知手段34に対応す
るものである。以下の説明で図2に記載のない部品ある
いは回路ブロックは図1に記載されている。また、図2
のA,B,C,Dは図1の同一符合を付した点に接続さ
れる。以下、図1と図2により本実施例の説明を行う。
【0037】図2において、図1と異なるのは、まず、
第1のタイマー53が設けられていることである。第1
のタイマー53は、加熱制御手段52からの信号により
計時動作を開始し、計時内容により、待機時間設定手段
54は、初期待機時間の設定の有無あるいは、設定値を
変更する。次に図1と異なるのは、待機タイマー55か
らタイムアップ信号が待機時間設定手段54に与えら
れ、ヒータ温度検知手段57とコイル温度検知手段58
の検知結果に基づき待機時間設定手段54が待機時間を
再設定し、待機タイマー55に出力する構成である。次
に、図1と異なるのは、積算時間判別手段59を追加
し、加熱停止後の待機時間を積算し、それが所定時間以
上になれば高温表示手段56に高温表示動作の停止信号
を出力するようにしている。さらに、図1と異なるの
は、冷却ファン28(図1)の駆動命令を加熱制御手段
31が出力しているときには、加熱制御手段31はこの
駆動情報を高温表示手段56に出力し、高温表示手段5
6は待機タイマー55からタイムアップ信号を入力して
も、これを無効とし、冷却ファン28の駆動が停止され
たという情報を入力してから、あるいは所定の待機時間
を設けてから有効とする点である。
【0038】上記の動作を以下に説明する。ヒータ22
(図1)が加熱状態から加熱停止状態になると、実施例
1と同様に、待機時間設定手段54の設定する初期待機
時間と、加熱制御手段52の出力する計時開始命令によ
り動作する待機タイマー55がタイムアップ信号を出力
するまで、すなわち初期待機時間が経過するまで、高温
表示手段56がLED(図示せず)を点滅させ、初期待
機時間が経過すると、ヒータ温度検知手段57の検知温
度が高い場合には、待機時間を再設定し、ヒータ温度検
知手段57の検知温度が低い場合には待機時間の再設定
を停止する。したがって、加熱手段や加熱手段近傍の高
温による火傷の恐れがなくなるまで待機時間の設定を繰
り返し、高温表示動作を継続することができる。また、
ヒータ温度検知手段57の温度検知結果による高温表示
動作の停止の命令が出てから、実際に高温表示動作が停
止するのを少なくとも上記の待機時間をn回以上遅延さ
せて、高温表示動作の時間を補正することもできる。冷
却風や熱容量の差や、加熱時と加熱停止時の温度分布の
差、あるいは冷却風の有無の差など、機器の動作条件の
差で、加熱手段やその近傍と温度検知手段の検知温度に
差が生じ、ヒータ温度検知手段57の検知結果だけで
は、正確に加熱手段やその近傍の温度を推定できない恐
れがあるが、上記のように、ヒータ温度検知手段57の
温度検知結果による高温表示動作の停止の命令が出てか
ら、実際に高温表示動作が停止するまでに時間的な補正
をすることができるので、加熱手段やその近傍の温度に
応じたより適正な高温表示動作をすることができる。
【0039】また、ヒータ22の加熱動作の開始ととも
に計時動作を開始して停止するまでの時間を測定する第
1のタイマーを備えており、ヒータ温度検知手段57か
らの温度情報に関係なく、加熱手段あるいは加熱手段近
傍の温度がどの程度高温になっているか否かを推定する
ことができる。この推定した温度情報で待機時間設定手
段54は初期待機時間を設定するので、ヒータ温度検知
手段57が故障して高温が検知できない場合でも、ヒー
タ22への通電を停止した場合に、ヒータ22あるいは
その温度に応じて時間を変えて高温表示動作をさせるこ
とができる。
【0040】また、積算時間判別手段59を設けて、待
機時間の累積時間が所定以上の場合には、高温表示動作
を停止するので、ヒータ温度検知手段57の検知結果に
関係なく、加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度に応じ
た高温表示動作の開始と停止を行うことができ、ヒータ
温度検知手段57が故障しても、火傷をしないように使
用者に注意することができ、また逆に高温表示手段が何
時までも消えないという不都合も無くする事ができる。
【0041】また、例えば機器内部に魚焼き器(ロース
タ)などの発熱源があり、その冷却のために通電停止後
も冷却ファン28が動作させる場合があり、加熱停止中
あるいは電源スイッチを遮断している時に、冷却ファン
28が回っているということで、使用者に不安感や違和
感を与える恐れがあるが、ヒータ22への通電が停止さ
れた場合に、高温表示手段56による高温表示動作の終
了を、冷却ファン28の動作の停止と略等しくするか、
それより遅延させるようにしているので、冷却ファン2
8を駆動している場合には、必ず高温表示動作を継続さ
せることができ、使用者に与える不安感や違和感を低減
することができる。
【0042】また、冷却ファン28が高温検知手段56
を冷却して、冷却ファン28の停止後、ヒータ22ある
いはヒータ22近傍の余熱で再度高温検知手段56の温
度が上昇し再度高温表示動作をする可能性があるが、高
温表示手段56による高温表示動作の終了を冷却ファン
28の動作停止より遅延させることによりこの様な不自
然な表示動作を回避できる。
【0043】(実施例3)図1,図3により本実施例を
説明する。図3において図1,図2と異なるのは、ヒー
タ22が駆動され、ヒータ温度検知手段67の検知温度
が所定温度以下の温度から所定温度を越えると計時動作
を開始し、通電停止までの時間をカウントする第2のタ
イマー64を設け、加熱制御手段62から、ヒータ22
(図1)が停止されたという制御情報を入力した時点
で、第2のタイマー64の計時値に応じて待機時間設定
手段63は、初期待機時間あるいは待機時間の再設定値
を変更するようにしている点と、ヒータ温度検知手段6
7が検知結果を加熱制御手段62に出力する点である。
【0044】図3において、加熱制御手段62から、ヒ
ータ22が入力装置60あるいは電源スイッチ21(図
1)により停止されたという制御情報を入力した時点
で、第2のタイマー64の計時値がT3より小さい場合
は待機時間設定手段63は、ヒータ22の近傍の天板温
度がヒータ温度検知手段67の検知温度に近いと判断し
て、待機時間設定手段67の設定する初期待機時間を最
も短い設定時間T31に設定する。第2のタイマー64
の計時値がT3以上でT4より小さい場合は、初期待機
時間を中間の長さであるT32に設定し、第2のタイマ
ー64の計時値がT4以上であれば最も長い設定時間T
33に設定する。また、初期待機時間が経過した時点
で、ヒータ温度検知手段67がまだ高温という認識信号
を出力している場合に再設定する待機時間も、上記の初
期待機時間と同様に、第2のタイマーの出力により設定
時間を変更する。また、ヒータ22が駆動された時点
で、ヒータ温度検知手段67の検知温度が既に所定温度
を越えている場合には、待機時間設定手段63は最も長
い初期設置時間T33と再設定時の待機時間を設定す
る。
【0045】また、加熱制御手段62は、通電停止時に
ヒータ温度検知手段67から高温認識信号を入力してい
る場合には、冷却ファン駆動手段69に対して、駆動信
号の出力を継続する。ヒータ温度検知手段67が高温認
識信号を加熱制御手段62と待機時間設定手段63に出
力しなくなると、加熱制御手段62は冷却ファン69の
駆動を停止し、待機時間設定手段63は、待機タイマー
65からのタイムアップ信号を待って、待機タイマー6
5をリセットするとともに、待機タイマー65に最後の
待機時間を出力する。待機タイマー65が最後の待機時
間を入力してカウントを終了するとタイムアップ信号を
高温表示手段66に出力して、高温表示手段66は高温
表示動作を停止する。
【0046】上記のように、ヒータ温度検知手段67の
低温から所定の高温になったという情報により計測開始
し、ヒータ22が通電停止されたという情報を入力する
までの時間を測定する第2のタイマー64を備え、第2
のタイマー64のカウント時間に基づき、通電停止後の
初期待機時間あるいは再設定する待機時間の設定の有無
を決めたりあるいは設定値を変更するので、ヒータ温度
検知手段67が単なるオンオフセンサーを使用して構成
されていても、ヒータ22の発熱によりその検知温度を
越えてからの時間が長ければ非常に高い高温となってお
り、短ければ検知温度に近い低い温度だと判断できるこ
とから、温度のレベルをさらに細かく推測できるので、
単純な構成の温度検知素子を使用して、ヒータ22の上
部の天板の温度などをより精度良く推定して、安価な、
また、火傷をする恐れの少ない、もしくは必要かつ最小
限の時間高温表示動作をさせるようにした加熱調理器を
提供することができる。
【0047】また、ヒータ22(図1)への通電が停止
された場合に、ヒータ温度検知手段67が高温認識信号
を出力しなくなくなるタイミングと、冷却ファンモータ
28の停止を略同一にしたので、ヒータ22あるいはそ
の近傍の温度を低下させる速度を速め、火傷の恐れを少
なくするとともに、高温表示の動作する期間を短縮して
使用者に与える煩わしさを緩和することができる。
【0048】また、高温表示手段66による高温表示動
作の終了を、冷却ファン駆動手段69による冷却ファン
の動作の停止より、最低限最後の待機時間だけ、遅延さ
せるようにしているので、加熱停止後において、冷却フ
ァン28の動作音がしている場合は必ず、高温表示動作
を行っており、加熱停止中あるいは電源スイッチを遮断
している時に、報知動作がなにもなく冷却ファン28が
回っているということで、使用者が不安感や違和感を抱
くのを低減することができる。また、冷却ファン28が
ヒータ温度検知手段67を冷却して、冷却ファン28の
停止後、ヒータ22あるいはヒータ22近傍の余熱で再
度ヒータ温度検知手段67の温度が上昇し再度高温表示
動作をする可能性があるが、高温表示手段66による高
温表示動作の終了を冷却ファン28の動作停止から、オ
ーバーシュート動作時間以上遅延させることによりこの
様な不自然な表示動作を回避できる。
【0049】(実施例4)図4において、上記実施例1
〜3と異なるのは、ヒータ温度検知手段73は、サーモ
スタット77による温度検知結果を直接、高温表示手段
75に出力するとともに、待機タイマー74を介して、
高温表示手段75に出力する構成とした点、および高温
表示手段75が高温表示動作を停止すると同時に、待機
タイマー78の計時開始命令を出力し、待機タイマー7
8はタイムアップ信号を加熱制御手段72に出力する点
である。なお、図1と同様の構成となる部分、すなわ
ち、図1の電源スイッチ21,ヒータ22,リレー2
3,冷却ファンモータ28,リレー29,トランス4
0,サーミスタ39,温度検知手段34に相当するもの
は省略している。ヒータ温度検知手段73は、図1の温
度検知手段38に対応するものである。以下の説明で図
4に記載のない部品あるいは回路ブロックは図1に記載
されている。また、図4のA,B,C,Dは図1の同一
符合を付した点に接続される。また、サーモスタット7
7は、オフ温度が約85℃であり、ヒータ22および、
ヒータ22の主電流を遮断する他のサーモスタット(図
示せず)と一体になってヒータユニットとして構成され
ている。以下、図1と図4により本実施例の説明を行
う。
【0050】上記構成において、入力装置71に入力さ
れたヒータ22(図1)の加熱命令により加熱制御手段
72はヒータ22を駆動し、高温表示手段75にヒータ
駆動認識信号を出力し、さらに冷却ファンモータ28
(図1)を駆動する。高温表示手段75はこれによりL
ED(図示せず)を点灯する。ヒータ22の発熱によ
り、サーモスタット77の温度が約70℃を越えるとオ
ンし、ヒータ温度検知手段73がこれを検知して、高温
表示手段75に高温認識信号を出力する。この状態で、
入力装置71により通電を停止するか、あるいは電源ス
イッチ21(図1)がオフされ、電源SW検知手段76
がこれを検知して加熱制御手段72に検知信号を出力す
ると、加熱制御手段72はヒータ22の駆動を停止する
とともに、高温表示手段75に全停止認識信号を出力す
るが、ヒータ温度検知手段73から高温認識信号を入力
しているので、冷却ファンモータ28の駆動は継続す
る。
【0051】高温表示手段75が加熱制御手段72から
全停止認識信号を入力し、ヒータ温度検知手段73から
高温認識信号を入力すると、LEDを点灯から点滅へと
表示モードを変更する。また、温度が低下してサーモス
タット77がオンからオフに変わると、ヒータ温度検知
手段73は高温表示手段75への高温認識信号の出力を
停止するとともに、待機タイマー74に計時スタート命
令を出力する。待機タイマー74による計測時間が所定
の設定時間約10分に到達すると、待機タイマー74は
タイムアップ信号を高温表示手段75に出力する。高温
表示手段75は待機タイマー74からタイムアップ信号
を入力すると、LEDの点滅表示を消灯モードに変更す
るとともに、待機タイマー78に計時開始命令を出力す
る。待機タイマー78はカウント時間が所定の時間約5
分に達するとタイムアップ信号を加熱制御手段72に出
力するので、加熱制御手段72は冷却ファンモータ28
(図1)の駆動を停止する。
【0052】以上のように、ヒータ22への通電が停止
された後、ヒータ温度検知手段73の検知温度が高温か
ら所定の温度に下降して、高温表示手段75が高温であ
る旨の表示を停止したタイミングに対して、約5分の待
機時間後、冷却ファンモータ28の動作を停止するよう
にしたので、通電停止後、高温表示動作が終了するまで
冷却ファンモータ28が必ず動作することから、ヒータ
22あるいはヒータ22近傍の天板温度を冷却風により
冷却する作用により、ヒータ22あるいはヒータ22近
傍の天板などの温度降下を早めることができ、火傷の危
険性を少なくするとともに、高温表示手段75による高
温表示動作期間を短縮して使用者の煩わしさを低減する
ことができる。また、この場合、高温表示手段75の高
温表示動作が終了してから、さらに約5分の待機時間に
おいて、冷却ファンモータ28が動作するので、ヒータ
22あるいはヒータ22近傍の温度をさらに速く低下さ
せることができる。
【0053】また、冷却ファンモータ28の停止と、ヒ
ータ温度検知手段73が所定の温度に低下して高温表示
動作を停止するのと略同時にすると、冷却ファンモータ
28の停止後、ヒータ22あるいはヒータ22近傍の天
板などの余熱でサーモスタット77の温度が上昇し再度
高温表示動作をする可能性があるが、サーモスタット7
7の測定温度が降下し、オンからオフになり、高温表示
手段75が高温である旨の表示を停止したタイミングか
ら(ヒータ温度検知手段73の検知温度が高温から所定
の温度に下降したと判定するタイミングからでも同様の
効果が得られる)約5分の待機時間後冷却ファンモータ
28の動作を停止するようにしているので、冷却ファン
モータ28の停止までにヒータ22あるいはヒータ22
近傍の天板温度を十分低下させられるので、この様な不
自然な表示動作を回避できる。
【0054】また、ヒータ22への通電が停止された
後、ヒータ温度検知手段73の検知温度が所定以下とな
ってから、所定の待機時間後(約7分)、高温表示動作
を停止するようにしたので、ヒータ温度検知手段73に
よる検知温度(約85℃)を待機タイマー74による待
機時間で低温度(約70℃)に補正することにより、ヒ
ータ近傍の温度が約70℃で、高温表示動作が停止する
様にすることができる。
【0055】特に、冷却ファン28(図1)からの冷却
風が、ヒータ22やサーモスタット77にあたっている
場合には、サーモスタット77が冷却されるので、ヒー
タ22あるいはヒータ22近傍の天板(図示せず)温度
との温度差が大きくなり、その結果、高温表示動作が停
止する場合の、ヒータ22あるいはヒータ22近傍の温
度が、冷却ファン28を使用していない場合より高くな
る可能性があるが、上記のようにヒータ温度検知手段7
3の検知温度への到達検知後の約7分という待機時間
で、高温表示動作が停止する時のヒータ22やその近傍
の温度を、補正する(低下させる)ことができるので、
ヒータ22にサーモスタット77が付属して、容易にサ
ーモスタットの動作温度を変更できない場合などでも、
ヒータユニットを冷却条件や使用条件の異なる他の機種
の温度検知手段の構成と共用化して安価なものとするこ
とができる。
【0056】なお、上記の実施例においては、抵抗発熱
体のヒータ22に関して述べてきたが、誘導加熱調理器
の加熱コイルおよび被加熱体、ランプヒータ、あるいは
それらを組み合わせた加熱調理器についても、同様に適
用できる。
【0057】また、高温表示装置については、LEDに
限らず、音声で報知するものでもよい。複数の加熱手段
を有するものについては、高温表示装置を個々に設けて
もよいし、いずれか一つの加熱手段あるいはその近傍が
高温になれば、高温表示動作を行うようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、加熱手段への通電が停
止された場合に、初期待機時間を設定しその間高温表示
動作を行うようにしているので、温度検知手段の検知結
果に無関係に前記待機時間を設定するようにすれば、温
度検知手段の応答性が遅い場合や温度検知手段が故障し
た場合でも、加熱手段あるいは加熱手段近傍が高温であ
る恐れのある場合に、その旨を使用者に知らせることが
できる。また、温度検知手段の結果に基づき初期待機時
間の変更をするようにした場合には、温度検知手段の検
知結果から火傷を起こす可能性がないと推定される範囲
内で初期待機時間を短縮して、加熱停止後も表示動作を
継続するという煩わしさを感じさせる度合を軽減するこ
との可能な加熱調理器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の加熱調理器の回路ブロ
ック図
【図2】本発明の第2の実施例の加熱調理器の回路ブロ
ック図
【図3】本発明の第3の実施例の加熱調理器の回路ブロ
ック図
【図4】本発明の第4の実施例の加熱調理器の回路ブロ
ック図
【図5】従来の加熱調理器の回路ブロック図
【符号の説明】
22 ヒータ(加熱手段) 26 加熱コイル(加熱手段) 28 冷却ファンモータ 31 加熱制御手段 32 待機時間設定手段 34 温度検知手段 35 高温表示手段 36 待機タイマー 52 加熱制御手段 53 第1のタイマー 54 待機時間設定手段 55 待機タイマー 56 高温表示手段 57 ヒータ温度検知手段(温度検知手段) 59 積算時間判別手段 62 加熱制御手段 63 待機時間設定手段 64 第2のタイマー 65 待機タイマー 66 高温表示手段 67 ヒータ温度検知手段(温度検知手段) 69 冷却ファン駆動手段 72 加熱制御手段 73 ヒータ温度検知手段(温度検知手段) 74 待機タイマー 75 高温表示手段 77 サーモスタット(温度検知手段) 78 待機タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 大象 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AA08 AB14 AC33 AD10 3L087 AA01 BB08 BC09 BC16 CA02 CA12 DA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段と、前記加熱手段の出力を制御
    する加熱制御手段と、前記加熱手段あるいは加熱手段近
    傍の温度を検知する温度検知手段と、加熱手段あるいは
    加熱手段近傍の温度が高温であることを表示する高温表
    示手段を備え、加熱手段への通電が停止された場合に、
    高温表示手段は加熱手段への通電停止後の所定の初期待
    機時間は高温表示動作を行うとともに、前記初期待機時
    間の経過以降は前記温度検知手段の検知結果に基づき高
    温表示動作を停止するようにした加熱調理器。
  2. 【請求項2】 加熱手段と、前記加熱手段の出力を制御
    する加熱制御手段と、前記加熱手段あるいは加熱手段近
    傍の温度を検知する温度検知手段と、加熱手段あるいは
    加熱手段近傍の温度が高温であることを表示する高温表
    示手段を備え、加熱手段への通電が停止された場合に、
    高温表示手段は加熱手段への通電停止後の所定の初期待
    機時間は高温表示動作を行うとともに、前記初期待機時
    間が経過した時、温度検知手段の検知結果に基づき待機
    時間の再設定に関する決定を行い、待機時間を再設定し
    た場合には再設定した待機時間が経過するまで、高温表
    示動作を継続し、この待機時間が経過する毎に温度検知
    手段の検知結果に基づき待機時間の再設定をするか、あ
    るいは最後の待機時間を設定するかを決め、最後の待機
    時間を設定した時は、その経過後には高温表示手段は高
    温表示動作の停止をおこなうようにした加熱調理器。
  3. 【請求項3】 加熱手段への通電情報に基づき、初期待
    機時間あるいは待機時間の設定あるいは変更をおこなう
    ようにした請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 温度検知手段の検知結果に基づき、初期
    待機時間あるいは待機時間の設定あるいは変更をおこな
    うようにした請求項1〜3記載のいずれか1項記載の加
    熱調理器。
  5. 【請求項5】 待機時間の再設定回数あるいは待機時間
    の累積時間が所定の値に到達した場合には高温表示動作
    を停止する請求項2または3記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 加熱手段の加熱動作に関連して動作する
    第1のタイマーを備え、第1のタイマーのカウント時間
    に基づき、初期待機時間あるいは待機時間を設定あるい
    は変更する請求項3記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 温度検知手段の検知結果に関連して動作
    する第2のタイマーを備え、第2のタイマーのカウント
    時間に基づき、初期待機時間あるいは待機時間を設定あ
    るいは変更する請求項4記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 加熱手段と、前記加熱手段の出力を制御
    する加熱制御手段と、前記加熱手段あるいは前記加熱制
    御手段あるいは同一筐体内に設けられた他の加熱手段あ
    るいはその加熱制御手段を冷却する冷却ファンと、前記
    加熱手段あるいは加熱手段近傍が高温であることを表示
    する高温表示手段を備え、前記高温表示手段の高温表示
    動作の終了を前記冷却ファンの動作の停止と略等しくす
    るか、冷却ファンの動作の停止から所定の待機時間を設
    けて前記高温表示手段の高温表示動作の終了をおこなう
    ようにした加熱調理器。
  9. 【請求項9】 加熱手段と、前記加熱手段の出力を制御
    する加熱制御手段と、前記加熱手段あるいは前記加熱制
    御手段あるいは同一筐体内に設けられた他の加熱手段あ
    るいはその加熱制御手段を冷却する冷却ファンと、加熱
    手段あるいは加熱手段近傍の温度を検知する温度検知手
    段と、前記温度検知手段の検知結果に基づき前記加熱手
    段あるいは加熱手段近傍が高温であることを表示する高
    温表示手段を備え、前記加熱手段への通電が停止された
    後、前記温度検知手段の検知温度が高温から所定の温度
    に下降したタイミング、あるいは前記高温表示手段が高
    温である旨の表示を停止するタイミングに対して、略同
    期してあるいは所定の待機時間後、冷却ファンの動作を
    停止するようにした加熱調理器。
  10. 【請求項10】 加熱手段と、前記加熱手段の出力を制
    御する加熱制御手段と、加熱手段あるいは加熱手段近傍
    の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱手段あるい
    は加熱手段近傍が高温であることを表示する高温表示手
    段を備え、高温表示手段は加熱手段への通電が停止され
    て以降、加熱手段あるいは加熱手段近傍の温度が所定の
    温度に低下したのを温度検知手段の検知結果をもとに判
    別し、その後さらに所定の待機時間が経過するまで高温
    である旨の表示を行う加熱調理器。
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