JP2001214085A - ジケトピロロピロール化合物を主成分とする顔料分散剤及び顔料配合物 - Google Patents

ジケトピロロピロール化合物を主成分とする顔料分散剤及び顔料配合物

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JP2001214085A
JP2001214085A JP2000362974A JP2000362974A JP2001214085A JP 2001214085 A JP2001214085 A JP 2001214085A JP 2000362974 A JP2000362974 A JP 2000362974A JP 2000362974 A JP2000362974 A JP 2000362974A JP 2001214085 A JP2001214085 A JP 2001214085A
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Joachim Dr Weber
ヨアヒム・ウエーバー
Felix Wendelin Grimm
フエリツクス・ベンデリン・グリム
Erwin Dietz
エルビン・デイーツ
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0034Mixtures of two or more pigments or dyes of the same type
    • C09B67/0039Mixtures of diketopyrrolopyrroles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B67/006Preparation of organic pigments
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B57/00Other synthetic dyes of known constitution
    • C09B57/004Diketopyrrolopyrrole dyes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、改良された着色及びレオロジー特
性を有する新規な顔料分散剤及び顔料配合物、その製造
方法及び高分子量材料を着色するためのその使用を提供
する. 【解決手段】 本発明は、式(I): 【化1】 (式中、Qは式(Ia): 【化2】 を有する基であり、sは0.1〜4.0の数であり、n
は0〜2.0の数である)を有する新規な顔料分散剤、
並びに有機ベース顔料及び式(I)を有する顔料分散剤
を含む顔料配合物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、改良された着色及びレオロジー
特性を有する新規な顔料分散剤及び顔料配合物、その製
造方法及び高分子量材料を着色するためのその使用に関
する。
【0002】顔料配合物は、顔料及び該顔料と構造的に
類似であり、特別の活性を有する基で置換されている顔
料分散剤の組合せである。前記分散剤は、適用媒体、特
にワニスへの分散を容易にし、顔料のレオロジー及び着
色特性を改良するために顔料に添加される。高度に着色
された塗料濃厚物(練り顔料)の粘度は低く、顔料粒子
の凝集は少ない。これにより、例えば透明性及び光沢度
が改善され得る。前記改善は、金属顔料の場合に特に望
ましい。
【0003】顔料分散剤を添加することにより有機顔料
のレオロジー及び着色特性を改善する方法は多数提案さ
れているが、必ずしも所望通りの結果が得られていな
い。
【0004】例えば、欧州特許出願公開第0,321,
919号明細書には、ベース顔料をメチレンイミダゾリ
ル基を含む顔料誘導体と混合することによる顔料配合物
の製造が記載されている。欧州特許出願公開第0,87
7,058号明細書には、カルボキサミド含有顔料分散
剤の製造及び該顔料分散剤を含む顔料配合物が記載され
ている。
【0005】独国特許出願公開第3,106,906号
明細書には、スルホンアミド含有顔料分散剤の製造が記
載されているが、ジケトピロロピロール化合物をベース
とする顔料分散剤は記載されていない。
【0006】特開平3−26767号公報には、ジケト
ピロロピロール化合物をベースとするスルホンアミド含
有顔料分散剤が記載されている。しかしながら、この顔
料分散剤を用いて製造される顔料配合物は、性能に関し
て顔料配合物に対して求められる要件のすべてを満たし
ていない。例えば、溶媒堅牢度及びトップコートに対す
る堅牢度が不十分であり、その一般的用途がかなり制限
されている。
【0007】改良の余地があった。従って、本発明の目
的は従来技術の上記した欠点を解消する顔料配合物を提
供することであった。
【0008】驚くことに、本発明の目的が特定のジケト
ピロロピロール化合物をベースとする顔料分散剤により
達成されることが知見された。
【0009】本発明は、式(I):
【0010】
【化8】 [式中、Qは式(Ia):
【0011】
【化9】 のジケトピロロピロール化合物の基であり;sは0.1
〜4.0の数であり;nは0〜2の数であり;EはH
、または周期表の主族1〜5及び遷移族1,2,4〜
8の金属カチオンMm+(ここで、mは1、2または3
である)(例えば、Li1+、Na 、K1+、Mg
2+、Ca2+、Sr2+、Ba2+、Mn2+、Cu
2+、Ni2+、Co2+、Zn2+、Fe2+、Al
3+、Cr3+またはFe3+)の等価Mm+/m、ま
たはアンモニウムイオンN1011
12{式中、置換基R、R10、R11及びR12
相互に独立して、それぞれ水素原子、C−C30アル
キル、C−C30アルケニル、C−C30シクロア
ルキル、フェニル、(C−C)アルキルフェニル、
(C−C)アルキレンフェニル(例えば、ベンジ
ル)、または式−[CH(R80)−CH(R80)−
O]−H(ここで、kは1〜30の数であり、2つの
基R80は相互に独立して水素、C−Cアルキル、
またはk>1ならばその組合せである)の(ポリ)アル
キレンオキシ基であり、R、R10、R11及び/ま
たはR12のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、
フェニルまたはアルキルフェニルはアミノ、ヒドロキシ
ル及び/またはカルボキシルで置換されていてもよく、
置換基R及びR10は4級窒素原子と一緒になって、
所望によりO、S及びNからなる群から選択される追加
ヘテロ原子を含む5〜7員飽和環系(例えば、ピロリド
ン、イミダゾリジン、ヘキサメチレンイミン、ピペリジ
ン、ピペラジンまたはモルホリン系)を形成し得、また
は置換基R、R10及びR11は4級窒素原子と一緒
になって、所望によりO、S及びNからなる群から選択
される追加ヘテロ原子を含み、所望により別の環が融合
していてもよい5〜7員飽和環系(例えば、ピロール、
イミダゾール、ピリジン、ピコリン、ピラジン、キノリ
ンまたはイソキノリン系)を形成し得る}であり;或い
はEは式(Ic):
【0012】
【化10】 {式中、R15、R16、R17及びR18は相互に独
立して、水素または式−[CH(R80)−CH(R
80)O]−H(式中、kは1〜30の数であり、2
つの基R80は相互に独立して水素、C−Cアルキ
ル、またはk>1の場合にはその組合せである)であ
り、qは1〜10の数、好ましくは1〜5であり、pは
≦q+1の条件で1〜5の数であり、Tは直鎖または分
枝鎖C−Cアルキレン基であるか、q>1の場合に
は直鎖または分枝鎖C−Cアルキレン基の組合せで
あり得る}のアンモニウムイオンを規定し;2つの基Z
は同一でも異なっていてもよく、Zは定義ZまたはZ
を有し、Zは式(Ib): −[X−Y] (Ib) (式中、XはC−Cアルキレン基、C−Cシク
ロアルキレン基またはその組合せであり、これらの基は
1〜4個のC−Cアルキル基、ヒドロキシル基、
(C−C)ヒドロキシアルキル基及び/または1〜
2個の別のC−Cシクロアルキル基で置換され得、
qが>1のときには前記定義の組合せであってもよく、
Yは−O−、
【0013】
【化11】 または−NR−基であり、qが>1のときには前記定
義の組合せであってもよく、qは1〜10の数、好まし
くは1〜5であり、R及びRは相互に独立して、水
素原子、置換もしくは未置換であって部分フッ素化もし
くは過フッ素化の直鎖または分枝鎖(C−C20)ア
ルキル基、置換もしくは未置換のC−Cシクロアル
キル基、または置換もしくは未置換であって部分フッ素
化もしくは過フッ素化の(C−C20)アルケニル基
であり、前記置換基はヒドロキシル、フェニル、シア
ノ、クロロ、ブロモ、アミノ、C−Cアシルまたは
−Cアルコキシであり、置換基の数は好ましくは
1〜4であり、またはR及びRは窒素原子と一緒に
なって、所望により環内に1〜2個の別の窒素、酸素ま
たは硫黄原子またはカルボニル基を含む飽和、不飽和ま
たは芳香族のヘテロ環式5〜7員環を形成し、前記環は
所望により1〜3個のOH、フェニル、CN、Cl、B
r、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C
−Cアシル及びカルバモイル基で置換され、所望によ
り1〜2個のベンゾ融合した飽和、不飽和または芳香族
の炭素環またはヘテロ環を有している)の基であり;Z
は水素、ヒドロキシル、アミノ、フェニル、(C
)アルキレンフェニル、C−Cシクロアルキル
またはC−C20アルキルであり、前記フェニル環、
前記(C−C)アルキレンフェニル基及び前記アル
キル基はCl、Br、CN、NH、OH、C
モノ−,ジ−もしくはトリ−C−C アルコキシ置換
、カルバモイル、C−Cアシル及びC
アルコキシ(例えば、メトキシまたはエトキシ)か
らなる群から選択される1個以上、例えば1〜4個の置
換基で置換されていてもよく、また前記フェニル環及び
前記(C−C)アルキレンフェニル基はNR
(式中、R及びRは前記と同義である)で置換され
ていてもよく、前記アルキル基は過フッ素化または部分
フッ素化されている]を有する顔料分散剤を提供する。
【0014】式(I)(式中、s=0.2〜3.0、n
=0〜0.5)の顔料分散剤が興味深い。特に、式
(I)(式中、s=0.5〜2.5、n=0〜0.2)
を有する顔料分散剤が興味深い。
【0015】更には、式(I)(式中、R及びR
相互に独立して、水素原子、C−Cアルキル基、ま
たはヒドロキシル、アセチル、メトキシ、エトキシ、ク
ロロ及びブロモからなる群から選択される1〜2個の置
換基で置換されたC−Cアルキル基であるか、また
はR及びRは隣接する窒素原子と一緒になって、イ
ミダゾリル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペコリニ
ル、ピロリル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピロリジノ
ニル、インドリルまたはピペラジニル環を形成する)を
有する顔料分散剤が興味深い。
【0016】更には、式(I)(式中、XはC−C
アルキレン基またはシクロヘキシレンである)を有する
顔料分散剤が興味深い。
【0017】特に、式(I)(式中、Zが定義:
【0018】
【化12】 を有する)を有する顔料分散剤が興味深い。
【0019】更には、式(I)(式中、Zが水素、ア
ミノ、フェニル、ベンジル、NR置換フェニルも
しくはベンジル、C−Cアルキル、またはヒドロキ
シル、アセチル、メトキシ及びエトキシからなる群から
選択される1〜2個の置換基で置換されたC−C
ルキル、フェニルもしくはベンジル、特に好ましくは水
素、
【0020】
【化13】 、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ベンジル、ヒド
ロキシエチル、ヒドロキシプロピルまたはメトキシプロ
ピルである)を有する顔料分散剤が興味深い。
【0021】本発明の顔料分散剤は、式(Ia):
【0022】
【化14】 のジケトピロロピロール化合物をクロロスルホン化し、
得られたスルホクロリドを式(V):
【0023】
【化15】 (式中、Zは前記と同義である)のアミンと反応させる
ことにより製造され得る。
【0024】使用可能な式(V)を有するアミンの例
は、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、n−プ
ロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、sec−ブチルアミン、イソペンチルアミン、n−
ヘキシルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ
ブチルアミン、n−エチルブチルアミン、β−ヒドロキ
シエチルアミン、β−またはγ−ヒドロキシプロピルア
ミン、n−メチルエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−1−プロパ
ノール、N−(2−ヒドロキシエチル)アニリン、ヒド
ロキシルアミン、ヒドラジン、N,N−ジメチル−p−
フェニレンジアミン、ジメチルアミノメチルアミン、ジ
エチルアミノエチルアミン、2−エチルヘキシルアミノ
エチルアミン、ステアリルアミノエチルアミン、オレイ
ルアミノエチルアミン、ジメチルアミノプロピルアミ
ン、ジエチルアミノプロピルアミン、ジブチルアミノプ
ロピルアミン、ジエチルアミノブチルアミン、ジメチル
アミノアミルアミン、ジエチルアミノヘキシルアミン、
1−ジエチルアミノ−4−アミノペンタンピペリジノメ
チルアミン、ピペリジノエチルアミン、ピペリジノプロ
ピルアミン、ピペコリノエチルアミン、ピペコリノプロ
ピルアミン、イミダゾロプロピルアミン、モルホリノエ
チルアミン、モルホリノプロピルアミン、ピペラジノエ
チルアミン、2−メトキシエチルアミン、3−エトキシ
プロピルアミン、ジ−(2−メトキシエチル)アミン、
シクロヘキシルアミン、N−エチルシクロヘキシルアミ
ン、ジシクロヘキシルアミン、ジベンジルアミン、2−
フェニルエチルアミン、4−メトキシフェニルエチルア
ミン、1−メチル−3−フェニルプロピルアミン、2−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチルアミン、アニリ
ン、o−トルイジン、p−トルイジン、N−エチルアニ
リン、3−(シクロヘキシルアミノ)プロピルアミン、
2−(2−アミノエトキシ)エタノール、2−(2−
(3−アミノプロポキシ)エトキシ)エタノール、3,
3’−オキシ−ビス(エチレンオキシ)ビス(プロピル
アミン)、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミ
ン、1,3−プロパンジアミン、2,2−ジメチル−
1,3−プロパンジアミン、イソホロンジアミン、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエ
チレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ジプロ
ピレントリアミン、N,N−ビス(3−アミノプロピ
ル)メチルアミン、トリプロピレンテトラミン、3−
(2−アミノエチル)アミノプロピルアミン、N,N’
−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン、ビス
(3−ジメチルアミノプロピル)アミン、4,7−ジオ
キサデカン−1,10−ジアミン、4,9−ジオキサド
デカン−1,12−ジアミン、5−アミノ−1,3,3
−トリメチルシクロヘキサンメタンアミンまたは1,4
−ビス(3−アミノプロポキシ)ブタンである。
【0025】クロロスルホン化は、有利には、ジケトピ
ロロピロールに基づいて重量で4〜25倍過剰のクロロ
スルホン酸を用い、好ましくは更にジケトピロロピロー
ルに基づいてモル量で1〜10倍の塩化チオニルを添加
して実施する。クロロスルホン化を大気圧または過圧下
−10〜+150℃、特に0〜100℃の温度で実施す
ることが好ましい。ジケトピロロピロールスルホクロリ
ドを有利には水中に沈殿させ、単離する。
【0026】スルホクロリドとアミンの反応を0〜10
0℃、特に0〜70℃の温度で実施することが好まし
い。アミン:スルホクロリドのモル量は有利には0.5
〜10:1、特に1〜4:1である。
【0027】本発明は更に、a)少なくとも1つの有機
ベース顔料及びb)少なくとも1つの式(I)を有する
顔料分散剤を含む顔料配合物を提供する。
【0028】ベース顔料は、通常の顔料配合物の形態で
も存在し得る有機顔料または有機顔料の混合物を指す。
本発明の顔料配合物を製造するために好適なベース顔料
の例は、ペリレン、ペリノン、キナクリドン、キナクリ
ドンキノン、アントラキノン、アンタントロン、ベンゾ
イミダゾロン、ジスアゾ縮合物、アゾ、インダントロ
ン、フタロシアニン、トリアリールカルボニウム、ジオ
キサジン、アミノアントラキノン、ジケトピロロピロー
ル、チオインジゴ、イソインドリン、イソインドリノ
ン、ピラントロン、イソビオラントロン及びカーボンブ
ラック、またはその混合物である。
【0029】本発明の目的のために好ましいベース顔料
の例は、C.I.ピグメントレッド123(C.I.N
o.71145)、C.I.ピグメントレッド149
(C.I.No.71137)、C.I.ピグメントレ
ッド178(C.I.No.71155)、C.I.ピ
グメントレッド179(C.I.No.71130)、
C.I.ピグメントレッド190(C.I.No.71
140)、C.I.ピグメントレッド224(C.I.
No.71127)、C.I.ピグメントバイオレット
29(C.I.No.71129)、C.I.ピグメン
トオレンジ43(C.I.No.71105)、C.
I.ピグメントレッド194(C.I.No.7110
0)、C.I.ピグメントバイオレット19(C.I.
No.73900)、C.I.ピグメントレッド122
(C.I.No.73915)、C.I.ピグメントレ
ッド192、C.I.ピグメントレッド202(C.
I.No.73907)、C.I.ピグメントレッド2
07、C.I.ピグメントレッド209(C.I.N
o.73905)、C.I.ピグメントレッド206
(C.I.No.73900/73920)、C.I.
ピグメントオレンジ48(C.I.No.73900/
73920)、C.I.ピグメントオレンジ49(C.
I.No.73900/73920)、C.I.ピグメ
ントオレンジ42、C.I.ピグメントイエロー14
7、C.I.ピグメントレッド168(C.I.No.
59300)、C.I.ピグメントイエロー120
(C.I.No.11783)、C.I.ピグメントイ
エロー151(C.I.No.13980)、C.I.
ピグメントブラウン25(C.I.No.1251
0)、C.I.ピグメントバイオレット32(C.I.
No.12517)、C.I.ピグメントオレンジ6
4;C.I.ピグメントブラウン23(C.I.No.
20600)、C.I.ピグメントレッド166(C.
I.No.20730)、C.I.ピグメントレッド1
70(C.I.No.12475)、C.I.ピグメン
トオレンジ38(C.I.No.12367)、C.
I.ピグメントレッド188(C.I.No.1246
7)、C.I.ピグメントレッド187(C.I.N
o.12486)、C.I.ピグメントオレンジ34
(C.I.No.21115)、C.I.ピグメントオ
レンジ13(C.I.No.21110)、C.I.ピ
グメントレッド9(C.I.No.12460)、C.
I.ピグメントレッド2(C.I.No.1231
0)、C.I.ピグメントレッド112(C.I.N
o.12340)、C.I.ピグメントレッド7(C.
I.No.12420)、C.I.ピグメントレッド2
10(C.I.No.12477)、C.I.ピグメン
トレッド12(C.I.No.12385)、C.I.
ピグメントブルー60(C.I.No.69800)、
C.I.ピグメントグリーン7(C.I.No.742
60)、C.I.ピグメントグリーン36(C.I.N
o.74265)、C.I.ピグメントブルー15:
1,15:2,15:3,15:4,15:6及び15
(C.I.No.74160)、C.I.ピグメントブ
ルー56(C.I.No.42800)、C.I.ピグ
メントブルー61(C.I.No.42765:1)、
C.I.ピグメントバイオレット23(C.I.No.
51319)、C.I.ピグメントバイオレット37
(C.I.No.51345)C.I.ピグメントレッ
ド177(C.I.No.65300)、C.I.ピグ
メントレッド254(C.I.No.56100)、
C.I.ピグメントレッド255(C.I.No.56
1050)、C.I.ピグメントレッド264、C.
I.ピグメントレッド270、C.I.ピグメントレッ
ド272(C.I.No.561150)、C.I.ピ
グメントレッド71、C.I.ピグメントオレンジ7
3、C.I.ピグメントレッド88(C.I.No.7
3312)である。
【0030】本発明の顔料配合物は、ベース顔料a)及
び顔料分散剤b)に加えて、更に慣用添加剤、例えば充
填剤、標定剤(standardizer)、界面活性剤、樹脂、脱泡
剤、ダスト防止剤、増量剤、遮光着色剤、保存剤、乾燥
遅延剤及びレオロジー調整剤を含み得る。
【0031】本発明の目的のために好ましい顔料配合物
は、配合物の全量(100重量%)に基づいて、a)5
0〜99.5重量%、好ましくは60〜98.8重量%
の少なくとも1つのベース顔料a)、b)0.5〜20
重量%、好ましくは1〜15重量%の少なくとも1つ
(好ましくは、1または2つ)の式(I)を有する顔料
分散剤b)、c)0〜20重量%、好ましくは0.1〜
15重量%の界面活性剤、及びd)0〜20重量%、好
ましくは0.1〜10重量%の他の慣用添加剤から本質
的に構成される。
【0032】好適な界面活性剤c)には、アニオン性も
しくはアニオン活性、カチオン性もしくはカチオン活性
またはノニオン性物質、またはその混合物が含まれる。
好適なアニオン性物質の例は、脂肪酸タウリド、脂肪酸
N−メチルタウリド、脂肪酸イセチオネート、アルキル
フェニルスルホネート、アルキルナフタレンスルホネー
ト、アルキルフェノールポリグリコールエーテルスルフ
ェート、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフ
ェート、脂肪酸(例えば、パルミチン酸、ステアリン酸
及びオレイン酸)、脂肪酸アミドポリグリコールエーテ
ルスルフェート、アルキルスルホスクシナメート、アル
ケニルコハク酸モノエステル、脂肪アルコールポリグリ
コールエーテルスルホスクシネート、アルカンスルホネ
ート、脂肪酸グルタメート、アルキルスルホスクシネー
ト、脂肪酸サルコシド、石鹸(例えば、脂肪酸、ナフテ
ン酸、樹脂酸(例えば、アビエチン酸)のアルカリ金属
塩)、アルカリ可溶性樹脂(例えば、ロジン変性マレエ
ート樹脂)及び塩化シアヌルをベースとする縮合生成
物、タウレン、N,N−ジアルキルアミノアルキルアミ
ン(例えば、N,N−ジエチルアミノプロピルアミン)
及びp−フェニレンジアミンである。好ましくは、樹脂
石鹸、すなわち樹脂酸のアルカリ金属塩である。好適な
カチオン性物質の例は、第4級アンモニウム塩、脂肪ア
ミンオキシアルキレート、オキシアルキル化ポリアミ
ン、、脂肪アミンポリグリコールエーテル、脂肪アミ
ン、脂肪アミンまたは脂肪アルコールから誘導されるジ
アミン及びポリアミン及びこれらのアミンのオキシアル
キレート、脂肪酸から誘導されるイミダゾリン、並びに
前記カチオン性物質の塩である。好適なノニオン性物質
の例は、アミンオキシド、脂肪アルコールポリグリコー
ルエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、ベタイン
(例えば、脂肪酸アミドN−プロピルベタイン)、脂肪
アルコールまたは脂肪アルコールポリグリコールエーテ
ルのリン酸エステル、脂肪酸アミドエトキシレート、脂
肪アルコール−アルキレンオキシド付加物、及びアルキ
ルフェノールポリグリコールエーテルである。
【0033】本発明の顔料配合物は、通常自由流動性粉
末コンシステンシーの固体系または顆粒である。
【0034】本発明により達成され得る分散効果は、ベ
ース顔料の表面構造を顔料分散剤b)を用いて改変する
ことにより得られると推定される。従って、多くの場
合、顔料分散剤b)の効果及び該分散剤を用いて製造さ
れる顔料配合物の品質は、ベース顔料の製造過程で顔料
分散剤b)を添加する時点に依存する。2つ以上の顔料
分散剤b)を使用する場合にはこれらの分散剤を同時に
または別々に添加してもよく、または複数の分散剤を混
合後添加することもできる。
【0035】また、顔料分散剤b)の効果は、その粒径
及び粒子形態並びに有効顔料表面の程度に依存し得る。
予定される適用媒体中で顔料分散剤b)をベース顔料に
添加することが有利であり得る。いずれの場合にも、顔
料分散剤b)の最適濃度は、予備指針実験により決定し
なければならない。なぜならば、ベース顔料の特性が顔
料分散剤の量に直線的に比例して必ずしも向上しないか
らである。
【0036】本発明の顔料配合物は、1つ以上(好まし
くは、1または2つ)のベース顔料と1つ以上(好まし
くは、1または2つ)の顔料分散剤b)との混合物であ
り得る。
【0037】本発明は、本発明の顔料配合物の製造方法
をも提供し、その方法は1つ以上の顔料分散剤b)及び
1つ以上のベース顔料を相互に混合するか、または製造
過程の所望の時点で両者を相互に作用させることを含
む。
【0038】有機顔料の製造方法は、例えば仕上げであ
る粉砕または再沈殿によるその合成(多分、微分割)及
びプレスケーキとしてまたは乾燥顆粒または粉末の形態
でのその単離を含む。例えば、顔料分散剤b)は、顔料
合成の前またはその間に、微分割またはその後の仕上げ
の直前またはその間に添加され得る。これらの過程の温
度は、例えば0〜200℃である。勿論、顔料分散剤
b)を別々の時に少しずつ添加することもできる。
【0039】微分割過程での顔料分散剤b)の添加は、
例えばロールミルまたは振動ミルにて粗な顔料を任意に
追加粉砕助剤と共に乾式粉砕する前またはその間に、ま
たはビードミルにて粗な顔料を水性、水性−有機または
有機粉砕媒体中で湿式粉砕する前またはその間に実施さ
れる。
【0040】ベース顔料を水性、水性アルカリ性、水性
−有機または有機媒体中で仕上げる前またはその後に顔
料分散剤b)を添加することも好適であることが判明し
た。顔料分散剤b)を乾燥前の含水顔料プレスケーキに
添加及び配合することもでき、この場合顔料分散剤b)
それ自体をプレスケーキとして存在させてもよい。ま
た、粉末または顆粒状顔料分散剤b)及び1つ以上の粉
末または顆粒状ベース顔料のドライミックスを作成する
ことも、または成分a)及びb)を粉砕することにより
混合することも可能である。
【0041】本発明の顔料配合物は、顕著な着色及びレ
オロジー特性、特に顕著なレオロジー、高い凝集安定
性、高い透明性、易分散性、優れた光沢挙動、高い色濃
度、優れたトップコート及び溶剤に対する堅牢度及び非
常に良好な天候堅牢度を有する。前記顔料配合物は溶媒
系及び水性系で使用するのに適している。
【0042】本発明に従って製造される顔料配合物は、
天然または合成起源の高分子量有機材料、例えばプラス
チック、樹脂、ワニス、ペイント、電子写真用トナー及
び現像剤を、並びに筆記用、製図用及び印刷用インクを
着色するために使用することができる。
【0043】前記顔料配合物を用いて着色され得る高分
子量有機材料の例は、セルロースエーテル及びセルロー
スエステル(例えば、エチルセルロース、ニトロセルロ
ース、酢酸セルロース及び酪酸セルロース)、天然樹脂
または合成樹脂、例えば付加重合樹脂または縮合樹脂
(例えば、アミノ樹脂、特に尿素−ホルムアルデヒド及
びメラミン−ホルムアルデヒド樹脂)、アルキド樹脂、
アクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート、ポ
リオレフィン(例えば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリロニト
リル、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリウレタンま
たはポリエステル)、ゴム、カゼイン、シリコーン及び
ケイ素樹脂、またはその混合物である。
【0044】前記した高分子量有機化合物がプラスチッ
クマス、メルト、紡糸液、ワニス、ペイントまたは印刷
用インクの形態で存在するかは重要でない。所期の用途
に応じて、本発明に従って顔料配合物をブレンドまたは
配合組成物または分散液の形態で使用することが有利で
ある。本発明の顔料配合物は、着色する高分子量有機材
料に基づいて0.05〜30重量%、好ましくは0.1
〜15重量%の量で使用される。
【0045】本発明の顔料配合物は、電子写真用トナー
または現像剤、例えば1成分または2成分粉末トナー
(1成分または2成分現像剤とも呼ばれる)、磁気トナ
ー、液体トナー、重合トナー及び特殊トナー(L.B.
Schein,“Electrophotograph
y and Developmemt Physic
s”,Springer Series in Ele
ctrophysics14,Springer Ve
rlag,第2版(1992))中の着色剤としての使
用も好適である。
【0046】典型的なトナー結合剤は、付加重合樹脂、
重付加樹脂及び重縮合樹脂、例えばスチレン、スチレン
−アクリレート、スチレン−ブタジエン、アクリレー
ト、ポリエステル、フェノール−エポキシ樹脂、ポリス
ルホン、ポリウレタンまたはその混合物、並びにポリエ
チレン及びポリプロピレンであり、これらの樹脂は電荷
調整剤、ワックスまたは流動助剤のような別の成分をも
含み得、または樹脂をその後にこれらの添加剤で改質し
てもよい。
【0047】更に、本発明の顔料配合物は、例えば金
属、木材、プラスチック、ガラス、セラミック、コンク
リート、繊維材料、紙またはゴムからなる物品の表面を
被覆するために使用される粉末及び粉末塗料、特に摩擦
電気的にもしくは界面動電的に噴霧可能な粉末塗料中の
着色剤としての使用も好適である(J.F.Hughe
s,“静電粉末塗料(Electrostatic Powder Coatin
g)”,Research Studies,John
Wiley & Sons(1984)発行)。
【0048】慣用の硬化剤と共に使用される典型的な粉
末塗料樹脂は、エポキシ樹脂、カルボキシ−及びヒドロ
キシ−含有ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及びア
クリル樹脂である。樹脂の混合物も使用される。例え
ば、エポキシ樹脂はしばしばカルボキシ−及びヒドロキ
シ−含有ポリエステル樹脂と組合せて使用される。典型
的な硬化剤成分(樹脂系に依存して)は、例えば酸無水
物、イミダゾール、ジシアノジアミド及びその誘導体、
ブロックドイソシアネート、ビスアシルウレタン、フェ
ノール樹脂、メラミン樹脂、トリグリシジルイソシアヌ
レート、オキサゾリン及びジカルボン酸である。
【0049】更に、本発明の顔料配合物は、水性または
非水性ベースのインクジェット及びホットメルト法に従
って操作するインクジェット用インク中の着色剤として
の使用に適している。
【0050】更に、本発明の顔料配合物は、加法及び減
法発色用カラーフィルターのための着色剤としても好適
である。
【0051】適用媒体中で顔料分散剤b)をベース顔料
に添加してもよく、またはその逆でもよい。従って、本
発明は、本質的に1つ以上の有機ベース顔料、1つ以上
の顔料分散剤b)、高分子量有機材料(特に、ワニス)
及び所望により、界面活性剤及び/または他の慣用添加
剤から構成される配合顔料組成物を提供する。ベース顔
料及び顔料分散剤b)の総量は、配合顔料組成物の全重
量に基づいて、例えば0.05〜30重量%、好ましく
は0.1〜15重量%である。
【0052】顔料配合物のコーティング区域における特
性を評価するために、多数の公知のワニスの中から、中
油アルキド樹脂とブタノール−エーテル化メラミン樹脂
をベースとする芳香族成分含有アルキド−メラミン樹脂
ワニス(AM)、セルロースアセトブチレートとメラミ
ン樹脂をベースとするポリエステルワニス(PE)、非
水性分散液をベースとするハイソリッドアクリル樹脂焼
付ワニス(HS)、及びポリウレタンをベースとする水
性ワニス(PU)を選択した。
【0053】色濃度及び明度は、DIN 55986に
従って測定した。分散後の練り顔料のレオロジー(練り
顔料レオロジー)は、5段階スケール、すなわち5…非
常に流動性、4…液体、3…粘性、2…僅かに硬化、1
…硬化、に基づいて目視で評価した。
【0054】練り顔料を最終顔料濃度に希釈後、粘度を
Erichsen製Rossmannビスコパチュラ
(301型)を用いて評価した。光沢度は、キャストフ
ィルムに対して20゜の角度でByk−Mallinc
krodt製“マルチグロス”光沢度測定計を用いてD
IN 67530(ASTM D 523)に従って測
定した。溶剤堅牢度は、DIN 55976に従って測
定した。トップコート堅牢度は、DIN 53221に
従って測定した。
【0055】以下の例において、部及び%は各例におい
て重量基準である。
【0056】例1a
【0057】
【化16】 4首フラスコに、クロロスルホン酸(250部)及び
1,4−ジケト−3,6−ジ(4−ビフェニル)ピロロ
[3.4−c]ピロール(25部)を導入し、温度が2
5℃を越えない速度で溶解させる。その後、塩化チオニ
ル(19.64部)を15分間かけて滴下し、混合物を
15分間撹拌する。15分間かけて、溶液を氷(333
部)及び水(667部)から調製した氷水(1000
部)に滴下する。沈殿したスルホクロリドに濾過し、冷
水(750部)で洗浄する。別の4首フラスコに氷(7
0部)、水(70部)及び3−ジメチルアミノ−1−プ
ロピルアミン(15.3部)を導入し、スルホクロリド
プレスケーキを0〜5℃で導入する。次いで、混合物を
0〜5℃で1時間撹拌し、30分間で25℃に加熱し、
25℃で30分間撹拌し、30分間で50℃に加熱し、
50℃で30分間撹拌し、30分間で70℃に加熱し、
70℃で30分間撹拌する。生成物を濾過し、水で洗浄
し、強制通風炉において80℃で撹拌する。こうして、
39.9部の顔料分散剤を得る。H−NMR信号の強
度から、置換度sは約1.6と算出される。
【0058】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、5.9、3.1、2.7、2.5、1.8
ppm。
【0059】例1b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例1aに従って製造した式Xの顔料分散剤
(3部)と機械的に混合する。得られた顔料配合物はH
Sワニス中で透明で濃い色の塗膜を与える。光沢度の測
定値は65である。メタリック塗膜は濃い色で輝いてい
る。
【0060】例2a
【0061】
【化17】 アミンとしてN−(3−アミノプロピル)モルホリン
(21.63部)を使用する以外、例1aの手順を繰り
返す。こうして、42.1部の顔料分散剤を得る。
【0062】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、3.9、3.6、3.1、2.8、1.8
ppm。信号の強度から、置換度sは約1.7と算出さ
れる。
【0063】例2b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例2aに従って製造した式XIの顔料分散
剤(3部)と機械的に混合する。得られた顔料配合物は
HSワニス中で透明で濃い色の塗膜を与える。粘度は
2.6sである。光沢度の測定値は75である。メタリ
ック塗膜は濃い色で輝いている。
【0064】例3a
【0065】
【化18】 アミンとしてN−(2−アミノエチル)ピペラジン(1
9.38部)を使用する以外、例1aの手順を繰り返
す。こうして、39.3部の顔料分散剤を得る。
【0066】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、3.6、3.1ppm。信号の強度から、
置換度sは約1.0と算出される。
【0067】例3b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例3aに従って製造した式XIIの顔料分
散剤(3部)と機械的に混合する。得られた顔料配合物
はHSワニス中で透明で濃い色の塗膜を与える。
【0068】例4a
【0069】
【化19】 アミンとして3−(メチルアミノ)プロピルアミン(1
3.22部)を使用する以外、例1aの手順を繰り返
す。こうして、36.1部の顔料分散剤を得る。
【0070】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、3.2、2.8、2.6、2.4、1.
9、1.8ppm。信号の強度から、置換度sは約1.
2と算出される。
【0071】例4b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例4aに従って製造した式XIIIの顔料
分散剤(3部)と機械的に混合する。得られた顔料配合
物はHSワニス中で透明で濃い色の塗膜を与える。
【0072】例5a
【0073】
【化20】 アミンとしてN−(2−アミノエチル)エタノールアミ
ン(15.62部)を使用する以外、例1aの手順を繰
り返す。こうして、37.5部の顔料分散剤を得る。
【0074】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、4.2、4.1、3.2、3.1ppm。
信号の強度から、置換度sは約1.2と算出される。
【0075】例5b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例5aに従って製造した式XIVの顔料分
散剤(3部)と機械的に混合する。得られた顔料配合物
はHSワニス中で透明で濃い色の塗膜を与える。
【0076】例6a
【0077】
【化21】 アミンとして純度98%の3−(ジブチルアミノ)−1
−プロピルアミン(28.5部)を使用する以外、例1
aの手順を繰り返す。こうして、47.4部の顔料分散
剤を得る。
【0078】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、3.1、2.7、2.6、1.7、1.
2、0.9、0.5ppm。信号の強度から、置換度s
は約1.9と算出される。
【0079】例6b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例6aに従って製造した式XVの顔料分散
剤(3部)と機械的に混合する。
【0080】得られた顔料配合物はHSワニス中で透明
で濃い色の塗膜を与える。レオロジーは4〜5と評価さ
れ、粘度は1.1sである。光沢度の測定値は81であ
る。メタリック塗膜は濃い色で輝いている。
【0081】顔料分散剤を添加しない場合には、HS塗
膜の色はより薄く、実質的により隠蔽性である。レオロ
ジーは3と評価され、粘度は16.5sである。光沢度
の測定値は52である。メタリック塗膜は非常に薄い色
で余り輝いていない。
【0082】PEワニス中の塗膜は透明で濃い色であ
る。光沢度の測定値は82である。メタリック塗膜は濃
い色で輝いている。顔料分散剤を添加しない場合には、
PE塗膜の色はより薄く、かなり隠蔽性である。光沢が
殆どないので、光沢度を測定できない。メタリック塗膜
は非常に薄い色で余り輝いていない。
【0083】例7a
【0084】
【化22】 アミンとして2−(2−アミノエトキシ)エタノール
(15.77部)を使用する以外、例1aの手順を繰り
返す。こうして、40.5部の顔料分散剤を得る。
【0085】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、4.1、3.5、3.3、2.9ppm。
信号の強度から、置換度sは約1.6と算出される。
【0086】例7b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例7aに従って製造した式XVIの顔料分
散剤(3部)と機械的に混合する。得られた顔料配合物
はHSワニス中で透明で濃い色の塗膜を与える。
【0087】例8a
【0088】
【化23】 アミンとして2−アミノ−1−ブタノール(13.78
部)を使用する以外、例1aの手順を繰り返す。こうし
て、36.6部の顔料分散剤を得る。
【0089】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、4.3、4.1、3.7、1.5、0.6
ppm。信号の強度から、置換度sは約1.4と算出さ
れる。
【0090】例8b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例8aに従って製造した式XVIIの顔料
分散剤(3部)と機械的に混合する。得られた顔料配合
物はHSワニス中で透明で濃い色の塗膜を与える。
【0091】例9a
【0092】
【化24】 アミンとして1−(3−アミノプロピル)−2−ピロリ
ジノン(21.33部)を使用する以外、例1aの手順
を繰り返す。こうして、42.2部の顔料分散剤を得
る。
【0093】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、3.4、3.2、2.9、2.7、1.
8、1.7ppm。信号の強度から、置換度sは約1.
6と算出される。
【0094】例9b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例9aに従って製造した式XVIIIの顔
料分散剤(3部)と機械的に混合する。得られた顔料配
合物はHSワニス中で透明で濃い色の塗膜を与える。
【0095】例10a
【0096】
【化25】 アミンとしてジエチルアミノプロピルアミン(19.5
4部)を使用する以外、例1aの手順を繰り返す。こう
して、41.3部の顔料分散剤を得る。
【0097】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、3.1、2.7、1.7、0.8ppm。
【0098】信号の強度から、置換度sは約1.7と算
出される。分散剤の溶媒堅牢度は非常に良好である。
【0099】例10b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(30部)を例10aに従って製造した式XIXの顔料
分散剤(3部)と機械的に混合する。
【0100】得られた顔料配合物は非常に良好な溶媒堅
牢度を有し、HSワニス中で透明で濃い色の塗膜を与え
る。レオロジーは4〜5と評価され、粘度は1.8sで
ある。光沢度の測定値は71である。メタリック塗膜は
濃い色で輝いている。
【0101】顔料分散剤を添加しない場合には、HS塗
膜の色はより薄く、実質的により隠蔽性である。レオロ
ジーは3と評価され、粘度は非常に高くてビスコスパチ
ュラを用いて測定できない。強く凝集しているため、光
沢度も測定できない。メタリック塗膜は非常に薄い色で
余り輝いていない。
【0102】PEワニス中の塗膜は透明で濃い色であ
る。光沢度の測定値は33である。メタリック塗膜は濃
い色で輝いている。顔料分散剤を添加しない場合には、
PE塗膜の色はより薄く、非常により隠蔽性である。光
沢が殆どないので、光沢度を測定できない。メタリック
塗膜は非常に薄い色で余り輝いていない。
【0103】AMワニス中の塗膜は透明で濃い色であ
る。光沢度の測定値は89である。,粘度は5.4sで
ある。顔料分散剤を添加しない場合には、AM塗膜の色
はより薄く、実質的により隠蔽性である。光沢が殆どな
いので、光沢度を測定できない。粘度は非常に高くてビ
スコスパチュラを用いて測定できない。
【0104】例10C 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(28.5部)を例10aに従って製造した式XIXの
顔料分散剤(1.5部)と機械的に混合する。顔料配合
物の溶媒堅牢度は非常に良好である。
【0105】例11a (比較例A:特開平3−26767号公報の実施例1に
記載されている式XXの顔料分散剤)
【0106】
【化26】 式XXの顔料分散剤を特開平3−26767号公報の実
施例1に記載されているように製造する。
【0107】H−NMR(DSO):δ 8.
0、7.9、7.8、7.7、3.1、2.7、1.
7、0.8ppm。信号の強度から、置換度sは約1.
2と算出される。
【0108】顔料配合物の溶媒堅牢度は不十分である。
例10aに従って製造した式XIXの顔料配合物の溶媒
堅牢度と比較すると、非常に弱く、明らかに劣ってい
る。
【0109】例11b (比較例B:特開平3−26767号公報の実施例1に
記載されている顔料分散剤を含む顔料配合物)一般的な
市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)(28.
5部)を例11aに従って製造した式XXの顔料分散剤
(1.5部)と機械的に混合する。
【0110】顔料配合物の溶媒堅牢度は不十分である。
例10cに従って製造した顔料配合物の溶媒堅牢度と比
較すると、非常に弱く、明らかに劣っている。
【0111】例12a(PEワニス) 塗膜を例10cに記載されているように製造した顔料配
合物を用いてPEワニス中で作成する。トップコートに
対する堅牢度は優れており、ブリードの兆候はない。
【0112】塗膜を例11bに記載されているように製
造した顔料配合物を用いてPEワニス中で作成する。ト
ップコートに対する堅牢度は乏しく、顕著なブリードが
見られる。
【0113】例12b(PURワニス) 塗膜を例10cに記載されているように製造した顔料配
合物を用いてPURワニス中で作成する。トップコート
に対する堅牢度は優れており、ブリードの兆候はない。
【0114】塗膜を例11bに記載されているように製
造した顔料配合物を用いてPURワニス中で作成する。
トップコートに対する堅牢度は許容できない程度であ
り、非常に顕著なブリードが見られる。
【0115】例13a (比較例C:例10aの式XXの顔料分散剤)式XXの
顔料分散剤を例10aに記載されているように製造す
る。ただし、1,4−ジケト−3,6−ジ(4−ビフェ
ニル)ピロロ[3.4−c]ピロール(25部)の代わ
りに1.4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ[3.
4−c]ピロール(16.4部)を使用する。こうし
て、17.2部の顔料分散剤を得る。
【0116】H−NMR(DSO):δ 8.
0、7.9、7.8、7.7、3.1、2.7、1.
7、0.8ppm。
【0117】信号の強度から、置換度sは約0.12と
算出される。顔料配合物の溶媒堅牢度は不十分である。
例10aに従って製造した式XIXの顔料配合物の溶媒
堅牢度と比較すると、非常に弱く、明らかに劣ってい
る。
【0118】例13b (比較例D:例13aの式XXの顔料分散剤を含む顔料
配合物)一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド
264)(30部)を例13aに従って製造した式XX
の顔料分散剤(3部)と機械的に混合する。
【0119】顔料配合物の溶媒堅牢度は不十分である。
例10cに従って製造した顔料配合物の溶媒堅牢度と比
較すると、非常に弱く、明らかに劣っている。
【0120】例14a(PEワニス) 塗膜を例10bに記載されているように製造した顔料配
合物を用いてPEワニス中で作成する。塗膜は透明で濃
い色であり、光沢度の測定値は33である。メタリック
塗膜は濃い色で輝いている。トップコートに対する堅牢
度は優れており、ブリードの兆候はない。
【0121】塗膜を例13bに記載されているように製
造した顔料配合物を用いてPEワニス中で作成する。上
記塗膜に比して、非常により隠蔽性であり、色は実質的
により薄い。強く凝集しているため光沢度は測定できな
い。メタリック塗膜の色は実質的により薄くてより淡
い。トップコートに対する堅牢度は乏しく、顕著なブリ
ードが見られる。
【0122】例14b(PURワニス) 塗膜を例10bに記載されているように製造した顔料配
合物を用いてPURワニス中で作成する。トップコート
に対する堅牢度は優れており、ブリードの兆候はない。
【0123】塗膜を例13bに記載されているように製
造した顔料配合物を用いてPURワニス中で作成する。
トップコートに対する堅牢度は許容できない程度であ
り、非常に顕著なブリードが見られる。
【0124】例14c(HSワニス) 塗膜を例10bに記載されているように製造した顔料配
合物を用いてHSワニス中で作成する。この塗膜は透明
で濃い色である。レオロジーは4から5と評価され、粘
度は1.8sである。光沢度の測定値は71である。メ
タリック塗膜は濃い色で輝いている。トップコートに対
する堅牢度は優れている。
【0125】塗膜を例13bに記載されているように製
造した顔料配合物を用いてPURワニス中で作成する。
上記塗膜と比較して、色は非常に薄い。レオロジーはた
った3と評価され、粘度は3.0sに上昇している。光
沢度の測定値は43にすぎない。メタリック塗膜の色は
実質的により薄くてより淡い。トップコートに対する堅
牢度の試験は著しいブリードを示す。
【0126】例15 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド177)
(20部)を例6aに従って製造した式XVの顔料分散
剤(1部)と機械的に混合する。
【0127】得られた顔料配合物はHSワニス中で、未
処理の一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド1
77)の塗膜に比してより透明で、より輝いており、明
らかにより濃い色の塗膜を与える。未処理の一般的な市
販顔料(C.I.ピグメントレッド177)の上色塗膜
は曇っている。配合顔料組成物のメタリック塗膜は未処
理の一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド17
7)のメタリック塗膜に比して明らかにきれいでより輝
いている。
【0128】PEワニス中で、顔料配合物の塗膜はより
透明で、実質的により濃い色でより輝いている。メタリ
ック塗膜は未処理の一般的な市販顔料(C.I.ピグメ
ントレッド177)の対応塗膜に比して実質的により濃
い色で、より輝いている。
【0129】例16 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントブラウン25)
(20部)を例6aに従って製造した式XVの顔料分散
剤(1部)と機械的に混合する。
【0130】得られた顔料配合物はHSワニス中で、未
処理の一般的な市販顔料(C.I.ピグメントブラウン
25)の塗膜に比してより濃い色の塗膜を与える。配合
顔料組成物のメタリック塗膜は色がより濃く、より輝い
ている。。
【0131】例17 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントバイオレット2
3)(20部)を例6aに従って製造した式XVの顔料
分散剤(1部)と機械的に混合する。
【0132】得られた顔料配合物はHSワニス中で、未
処理の一般的な市販顔料(C.I.ピグメントバイオレ
ット23)の塗膜に比してより透明で、より濃い色で、
実質的により赤い塗膜を与える。配合顔料組成物のメタ
リック塗膜は、未処理の一般的な市販顔料(C.I.ピ
グメントバイオレット23)のメタリック塗膜に比して
より濃い色で、より輝いており、実質的により赤い。
【0133】PEワニス中で、顔料配合物の塗膜はより
透明で、より濃い色で非常に赤い。メタリック塗膜は、
未処理の一般的な市販顔料(C.I.ピグメントバイオ
レット23)の対応塗膜に比してより濃い色で、より赤
い。
【0134】例18 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントバイオレット1
9,β−フェーズ)(20部)を例6aに従って製造し
た式XVの顔料分散剤(1部)と機械的に混合する。
【0135】得られた顔料配合物はPEワニス中で、未
処理の一般的な市販顔料(C.I.ピグメントバイオレ
ット19,β−フェーズ)の塗膜に比してより透明で、
より濃い色でよりきれいな塗膜を与える。配合顔料組成
物のメタリック塗膜は、未処理の一般的な市販顔料
(C.I.ピグメンバイオレット19,β−フェーズ)
のメタリック塗膜に比して非常に濃い色で、より輝いて
いる。
【0136】例19 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントブルー15:
1)(20部)を例6aに従って製造した式XVの顔料
分散剤(1部)と機械的に混合する。
【0137】得られた顔料配合物はHSワニス中で、未
処理の一般的な市販顔料(C.I.ピグメントブルー1
5:1)の塗膜に比してより透明で、より輝いており、
かなり濃い色の塗膜を与える。配合顔料組成物のメタリ
ック塗膜は、未処理の一般的な市販顔料(C.I.ピグ
メントブルー15:1)のメタリック塗膜に比して濃い
色で、より輝いている。
【0138】PEワニス中で、顔料配合物の塗膜はより
透明で、メタリック塗膜は、未処理の一般的な市販顔料
(C.I.ピグメントブルー15:1)の対応塗膜に比
して実質的により濃い色で、より輝いている。
【0139】例20 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントブルー60)
(20部)を例6aに従って製造した式XVの顔料分散
剤(1部)と機械的に混合する。
【0140】得られた顔料配合物はHSワニス中で濃い
色で透明な塗膜を与える。メタリック塗膜は濃い色で輝
いている。
【0141】例21 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド179)
(20部)を例6aに従って製造した式XVの顔料分散
剤(1部)と機械的に混合する。
【0142】得られた顔料配合物はHSワニス中で、未
処理の一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド1
79)の塗膜に比してより透明で、より濃い色で、より
輝いている塗膜を与える。配合顔料組成物のメタリック
塗膜はより濃い色で、より輝いている。
【0143】例22 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド202)
(20部)を例6aに従って製造した式XVの顔料分散
剤(1部)と機械的に混合する。
【0144】得られた顔料配合物はHSワニス中で透明
で濃い色の塗膜を与える。メタリック塗膜は濃い色で輝
いている。
【0145】例23 容器にtert−アミルアルコール(298.7g)を
装入し、ナトリウム(20.0g)を添加する。次い
で、混合物を沸騰するまで加熱し、ナトリウムがすべて
反応するまで撹拌する。バッチを80℃に冷却した後、
p−クロロベンゾニトリル(57.8g)を導入する。
混合物を98〜100℃に加熱し、コハク酸ジイソプロ
ピル(62.7g)を2時間かけて滴下する。次いで、
混合物を沸点で3時間45分間撹拌する。混合物を95
℃に冷却した後、例6aに従って製造した式XVの顔料
分散剤(3g)を添加し、混合物を沸点まで戻し、15
分間沸点で撹拌する。反応懸濁液を80℃に冷却し、予
め80℃に加熱した水(450g)に撹拌しながら注入
する。混合物を沸点まで加熱し、沸点で4時間45分間
撹拌する。次いで、蒸気蒸留によりアルコールを除去す
る。顔料懸濁液を濾過し、固体生成物を熱水で洗浄して
塩を除去し、減圧下80℃で乾燥する。こうして、7
2.2gの顔料配合物を得る。顔料配合物はHSワニス
中で透明で濃い色の塗膜を与える。レオロジーは5と評
価され、光沢度の測定値は67である。
【0146】例24a
【0147】
【化27】 4首フラスコに、クロロスルホン酸(250部)及び
1,4−ジケト−3,6−ジ(4−ビフェニル)ピロロ
[3.4−c]ピロール(25部)を導入し、温度が2
5℃を越えない速度で溶解させる。その後、塩化チオニ
ル(19.64部)を15分間かけて滴下し、混合物を
15分間撹拌する。15分間かけて、溶液を氷(333
部)及び水(667部)から調製した氷水(1000
部)に滴下する。沈殿したスルホクロリドを濾過し、冷
水(750部)で洗浄する。別の4首フラスコに氷(7
0部)、水(70部)及びN−シクロヘキシル−1,3
−プロパンジアミン(23.4部)を導入し、スルホク
ロリドプレスケーキを0〜5℃で導入する。次いで、混
合物を0〜5℃で1時間撹拌し、30分間で25℃に加
熱し、25℃で30分間撹拌し、30分間で50℃に加
熱し、50℃で30分間撹拌し、30分間で70℃に加
熱し、70℃で30分間撹拌する。生成物を濾過し、水
で洗浄する。プレスケーキを水(782部)に懸濁し、
懸濁液のpHを少量の水酸化ナトリウム水溶液を用いて
8.6に調整する。蒸気を懸濁液に通し、約860部の
留出物が得られるまで凝縮する。生成物を濾過し、水で
洗浄し、強制通風炉において80℃で乾燥する。こうし
て、43.7部の顔料分散剤を得る。
【0148】信号の強度から、置換度sは約1.5と算
出される。 H−NMR(DSO):δ 7.8、7.6、
5.5、3.1、2.7、1.7、1.6、1.4、
1.2、0.9、0.7ppm。
【0149】例24b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(20部)を例24aに従って製造した式XXIの顔料
分散剤(2部)と機械的に混合する。
【0150】得られた顔料配合物はHSワニス中で透明
で濃い色の塗膜を与える。粘度は2.5sである。光沢
度の測定値は78である。メタリック塗膜は濃い色で輝
いている。
【0151】例25a
【0152】
【化28】 アミンとして2−(ジイソプロピルアミノ)エチルアミ
ン(22.3部)を使用する以外、例24aの手順を繰
り返す。こうして、40.2部の顔料分散剤を得る。
【0153】信号の強度から、置換度sは約1.5と算
出される。 H−NMR(DSO):δ 7.8、7.7、
7.6、5.5、3.3、3.0、0.9ppm。
【0154】例25b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(20部)を例25aに従って製造した式XXIIの顔
料分散剤(2部)と機械的に混合する。
【0155】得られた顔料配合物はHSワニス中で透明
で濃い色の塗膜を与える。粘度は1.5sである。光沢
度の測定値は80である。メタリック塗膜は濃い色で輝
いている。
【0156】例26a
【0157】
【化29】 アミンとして2−アミノ−5−ジエチルアミノペンタン
(24.5部)を使用する以外、例24aの手順を繰り
返す。プレスケーキを水(796部)に懸濁し、懸濁液
のpHを少量の水酸化ナトリウム水溶液を用いて8.7
に調整する。蒸気を懸濁液に通し、約870部の留出物
が得られるまで凝縮する。生成物を濾過し、水で洗浄
し、強制通風炉において80℃で乾燥する。こうして、
41.6部の顔料分散剤を得る。
【0158】信号の強度から、置換度sは約1.7と算
出される。 H−NMR(DSO):δ 7.8、7.6、
5.4、3.7、2.7、2.6、1.5、1.3、
1.0、0.8ppm。
【0159】例26b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(20部)を例26aに従って製造した式XXIIIの
顔料分散剤(2部)と機械的に混合する。
【0160】得られた顔料配合物はHSワニス中で透明
で濃い色の塗膜を与える。粘度は1.5sである。光沢
度の測定値は78である。メタリック塗膜は濃い色で輝
いている。
【0161】例27a
【0162】
【化30】 ジエチルアミノプロピルアミンの使用量を19.54部
から7.16部に減らす以外、例10aの手順を繰り返
す。こうして、36.7gの顔料分散剤を得る。
【0163】H−NMR(DSO):δ 7.
8、7.6、3.1、2.7、1.7、0.8ppm。
信号の強度から、置換度sは約0.8と算出される。こ
れは約0.8の置換度nを示す。
【0164】例27b 一般的な市販顔料(C.I.ピグメントレッド264)
(40部)を例27aに従って製造した式XIVの顔料
分散剤(4部)と機械的に混合する。顔料配合物の溶媒
堅牢度は非常に良好である。得られた顔料配合物はPU
Rワニス中で透明で濃い色の塗膜を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 17/32 B01F 17/32 C09D 7/12 C09D 7/12 11/00 11/00 17/00 17/00 201/00 201/00 (72)発明者 エルビン・デイーツ ドイツ国、61462・ケーニヒシユタイン、 アム・エーアトベルシユタイン・64

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、 Qは式(Ia): 【化2】 のジケトピロロピロール化合物の基であり;sは0.1
    〜4.0の数であり;nは0〜2の数であり;EはH
    、または周期表の主族1〜5及び遷移族1,2,4〜
    8の金属カチオンMm+(ここで、mは1、2または3
    である)の等価Mm+/m、またはアンモニウムイオン
    101112{式中、置換基R、R
    10、R 11及びR12は相互に独立して、それぞれ水
    素原子、C−C30アルキル、C−C30アルケニ
    ル、C−C30シクロアルキル、フェニル、(C
    )アルキルフェニル、(C−C)アルキレンフ
    ェニル、または式−[CH(R80)−CH(R80
    −O]−H(ここで、kは1〜30の数であり、2つ
    の基R80は相互に独立して水素、C−Cアルキ
    ル、またはk>1ならばその組合せである)の(ポリ)
    アルキレンオキシ基であり、R、R10、R 11及び
    /またはR12のアルキル、アルケニル、シクロアルキ
    ル、フェニルまたはアルキルフェニルはアミノ、ヒドロ
    キシル及び/またはカルボキシルで置換されていてもよ
    く、置換基R及びR10は4級窒素原子と一緒になっ
    て、所望によりO、S及びNからなる群から選択される
    追加ヘテロ原子を含む5〜7員飽和環系を形成し得、ま
    たは置換基R、R10及びR11は4級窒素原子と一
    緒になって、所望によりO、S及びNからなる群から選
    択される追加ヘテロ原子を含み、所望により別の環が融
    合していてもよい5〜7員飽和環系を形成し得る}であ
    り;或いはEは式(Ic): 【化3】 {式中、 R15、R16、R17及びR18は相互に独立して、
    水素または式−[CH(R80)−CH(R80)O]
    −H(式中、kは1〜30の数であり、2つの基R
    80は相互に独立して水素、C−Cアルキル、また
    はk>1の場合にはその組合せである)の(ポリ)アル
    キレンオキシ基であり、 qは1〜10の数であり、 pは≦q+1の条件で1〜5の数であり、 Tは直鎖または分枝鎖C−Cアルキレン基である
    か、q>1の場合には直鎖または分枝鎖C−Cアル
    キレン基の組合せであり得る}のアンモニウムイオンを
    規定し;2つの基Zは同一でも異なっていてもよく、Z
    は定義ZまたはZを有し、Zは式(Ib): −[X−Y] (Ib) (式中、 XはC−Cアルキレン基、C−Cシクロアルキ
    レン基またはその組合せであり、これらの基は1〜4個
    のC−Cアルキル基、ヒドロキシル基、(C−C
    )ヒドロキシアルキル基及び/または1〜2個の別の
    −Cシクロアルキル基で置換され得、qが>1の
    ときには前記定義の組合せであってもよく、 Yは−O−、 【化4】 または−NR−基であり、qが>1のときには前記定
    義の組合せであってもよく、 qは1〜10の数であり、 R及びRは相互に独立して、水素原子、置換もしく
    は未置換であって部分フッ素化もしくは過フッ素化の直
    鎖または分枝鎖(C−C20)アルキル基、置換もし
    くは未置換のC−Cシクロアルキル基、または置換
    もしくは未置換であって部分フッ素化もしくは過フッ素
    化の(C−C20)アルケニル基であり、前記置換基
    はヒドロキシル、フェニル、シアノ、クロロ、ブロモ、
    アミノ、C−CアシルまたはC−Cアルコキシ
    であり、またはR及びRは窒素原子と一緒になっ
    て、所望により環内に1〜2個の追加窒素、酸素または
    硫黄原子またはカルボニル基を含む飽和、不飽和または
    芳香族のヘテロ環式5〜7員環を形成し、前記環は所望
    により1〜3個のOH、フェニル、CN、Cl、Br、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−C
    アシル及びカルバモイル基で置換され、所望により1
    〜2個のベンゾ融合した飽和、不飽和または芳香族の炭
    素環またはヘテロ環を有している)の基であり;Z
    水素、ヒドロキシル、アミノ、フェニル、(C
    )アルキレンフェニル、C−Cシクロアルキル
    またはC−C20アルキルであり、前記フェニル環、
    前記(C−C)アルキレンフェニル基及び前記アル
    キル基はCl、Br、CN、NH、OH、C
    モノ−,ジ−もしくはトリ−C−C アルコキシ置換
    、カルバモイル、C−Cアシル及びC
    アルコキシからなる群から選択される1個以上の置
    換基で置換されていてもよく、また前記フェニル環及び
    前記(C−C)アルキレンフェニル基はNR
    で置換されていてもよく、または前記アルキル基は過フ
    ッ素化または部分フッ素化されている]を有する顔料分
    散剤。
  2. 【請求項2】 sは0.2〜3.0、好ましくは0.5
    〜2.5の数であり、nは0〜0.5、好ましくは0〜
    0.2の数である請求項1に記載の顔料分散剤。
  3. 【請求項3】 R及びRは相互に独立して、水素原
    子、C−Cアルキル基、またはヒドロキシル、アセ
    チル、メトキシ、エトキシ、クロロ及びブロモからなる
    群から選択される1〜2個の置換基で置換されたC
    アルキル基であるか、またはR及びRは隣接す
    る窒素原子と一緒になって、イミダゾリル、ピペリジニ
    ル、モルホリニル、ピペコリニル、ピロリル、ピロリジ
    ニル、ピラゾリル、ピロリジノニル、インドリルまたは
    ピペラジニル環を形成する請求項1または2に記載の顔
    料分散剤。
  4. 【請求項4】 Zが定義: 【化5】 を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の顔料分散
    剤。
  5. 【請求項5】 Zが水素、アミノ、フェニル、ベンジ
    ル、NR置換フェニルもしくはベンジル、C
    アルキル、またはヒドロキシ、アセチル、メトキシ
    及びエトキシからなる群から選択される1〜2個の置換
    基で置換されたC−Cアルキル、フェニルもしくは
    ベンジルの定義を有する請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の顔料分散剤。
  6. 【請求項6】 XがC−Cアルキレン基またはシク
    ロヘキシレンである請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の顔料分散剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の顔
    料分散剤の製造方法であって、式(Ia): 【化6】 のジケトピロロピロール化合物をクロロスルホン化し、
    得られたスルホクロリドを式(V): 【化7】 のアミンと反応させることからなる前記方法。
  8. 【請求項8】 a)少なくとも1つの有機ベース顔料及
    びb)少なくとも1つの請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の式(I)を有する顔料分散剤を含む顔料配合物。
  9. 【請求項9】 有機ベース顔料a)はペリレン、ペリノ
    ン、キナクリドン、キナクリドンキノン、アントラキノ
    ン、アンタントロン、ベンゾイミダゾロン、ジスアゾ縮
    合物、アゾ、インダントロン、フタロシアニン、トリア
    リールカルボニウム、ジオキサジン、アミノアントラキ
    ノン、ジケトピロロピロール、チオインジゴ、イソイン
    ドリン、イソインドリノン、ピラントロン、イソビオラ
    ントロン、カーボンブラック顔料、またはその混合物で
    ある請求項8に記載の顔料配合物。
  10. 【請求項10】 本質的に、配合物の全重量(100重
    量%)に基づいて、 a)50〜99.5重量%、好ましくは60〜98.8
    重量%の少なくとも1つのベース顔料a)、b)0.5
    〜20重量%、好ましくは1〜15重量%の少なくとも
    1つ、好ましくは1または2つの式(I)を有する顔料
    分散剤b)、c)0〜20重量%、好ましくは0.1〜
    15重量%の界面活性剤、及びd)0〜20重量%、好
    ましくは0.1〜10重量%の別の慣用添加剤からなる
    請求項8または9に記載の顔料配合物。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれか1項に記載
    の顔料配合物の製造方法であって、1つ以上の顔料分散
    剤b)と1つ以上のベース顔料を相互に混合するか、ま
    たは製造過程の所望の時点で相互に作用させることから
    なる前記方法。
  12. 【請求項12】 請求項8〜10のいずれか1項に記載
    の顔料配合物の高分子量有機材料、好ましくはプラスチ
    ック、樹脂、ワニス、ペイント、電子写真用トナー及び
    現像剤、並びに筆記用、製図用及び印刷用インキを着色
    するための使用。
  13. 【請求項13】 本質的にa)1つ以上の有機ベース顔
    料、b)1つ以上の請求項1〜6のいずれ1項に記載の
    式(I)を有する顔料分散剤、及びc)高分子量有機材
    料から構成される配合顔料組成物。
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