JP2001197814A - 野菜収穫機と、これに使用される茎葉誘導案内体 - Google Patents

野菜収穫機と、これに使用される茎葉誘導案内体

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JP2001197814A JP2000007590A JP2000007590A JP2001197814A JP 2001197814 A JP2001197814 A JP 2001197814A JP 2000007590 A JP2000007590 A JP 2000007590A JP 2000007590 A JP2000007590 A JP 2000007590A JP 2001197814 A JP2001197814 A JP 2001197814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチ栽培された野菜wの抜き上げや茎葉切
断処理を機械的に行えるようにする。またカッタ20に
よる茎葉部w1の切断処理の円滑性や精度を向上させ
る。 【解決手段】 左右の野菜条列R1、R2の茎葉部w
1、w1を一緒に挟持して斜め後上方へ搬送すると共に
この搬送中に左右の野菜条列の根部w2、w2を地中か
ら同時に引き抜くものとした挟持搬送装置3と、このよ
うに引き抜かれた後の2条分の野菜の茎葉部の下部を前
記挟持搬送装置3による搬送中に上下に切り離すものと
した茎葉切断装置4とを備えた野菜収穫機であって、前
記茎葉切断装置4は各条列の野菜の茎葉部を各条列に分
別した状態で特定傾斜方向へ案内する左右一対の誘導案
内路19b、19bと、これら誘導案内路で案内される
2条分の茎葉部を切断するカッタ20とで形成し、この
際、前記左右一対の誘導案内路は後方へ向かうに伴って
漸次に離反させるように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチ栽培された
玉葱や蕪等の根菜類でも収穫し得るものとした野菜収穫
機とこれに使用される茎葉誘導案内体に関する。
【0002】
【従来の技術】隣接した左右の野菜条列の茎葉部を一緒
に挟持して斜め後上方へ搬送すると共にこの搬送中に左
右の野菜条列の根部を地中から同時に引き抜くものとし
た挟持搬送装置と、このように引き抜かれた後の2条分
の野菜の茎葉部の下部を前記挟持搬送装置による搬送中
に上下に切り離すものとした茎葉切断装置とを備えた野
菜収穫機で、マルチフィルムで被われてない畝で栽培さ
れた、所謂、無マルチ栽培の玉葱等を収穫するものは存
在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の収穫機では、マ
ルチフィルムで被われた畝で栽培された、所謂、マルチ
栽培の玉葱等を収穫することは予定していないのであ
り、この収穫機を使用してマルチ栽培された玉葱を収穫
すると、玉葱の根部を被ったマルチフィルムが茎葉部の
切断機構周辺等に絡み付いて直ちに収穫不能となってし
まうのである。
【0004】本発明はこのような問題点を解消せんとす
るもので、即ち、マルチ栽培された玉葱等を抜き上げて
茎葉部を切断分離させる処理を機械的且つ円滑に行うも
のとした野菜収穫機を提供すると共に、この収穫機に使
用される茎葉誘導案内体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明では、隣接した左右の野菜
条列の茎葉部を一緒に挟持して斜め後上方へ搬送すると
共にこの搬送中に左右の野菜条列の根部を地中から同時
に引き抜くものとした挟持搬送装置と、このように引き
抜かれた後の2条分の野菜の茎葉部の下部を前記挟持搬
送装置による搬送中に上下に切り離すものとした茎葉切
断装置とを備えた野菜収穫機であって、前記茎葉切断装
置は各条列の野菜の茎葉部を各条列に分別した状態で後
向き特定傾斜方向へ案内する左右一対の誘導案内路と、
これら誘導案内路で案内される2条分の茎葉部を切断す
るカッタとで形成し、この際、前記左右一対の誘導案内
路は後方へ向かうに伴って漸次に離反させるように配置
する。
【0006】この発明によれば、カッタと地面との間に
は誘導案内路が存在するのみとなってカッタは地面に近
接されるものとなり、従って玉葱等はその収穫時に高い
位置まで上昇させないで済み、このことがマルチフィル
ムで被われた玉葱等の抜き上げや茎葉切断処理を可能と
なす。そして、各誘導案内路がその対応する一つの条列
の茎葉部を特定方向へ案内するため、茎葉部は挟持搬送
装置の搬送作用との関係で緊張状態となされてその姿勢
を正確に画一化され予定高さ位置をカッタにより正確に
切断される。そして左右一対の誘導案内路は後方へ向か
う程、離反しているため、誘導案内路の前端では挟持搬
送装置で同時に挟持された2条分の茎葉部が誘導案内路
周辺部材と無駄な衝突を起こすことなくその対応する誘
導案内路内に送り込まれ、一方、誘導案内路の後端寄り
位置では2条分の茎葉部が左右の誘導案内路の案内作用
により各条列毎に左右に大きく2分されて左右の各条列
間の根部の衝突や接触を阻止する。この際の衝突や接触
の阻止は根部の損傷防止や、カッタによる茎葉部の切断
処理の精度を向上させる上で寄与する。
【0007】請求項2に記載した発明では、隣接した左
右の野菜条列の茎葉部を一緒に挟持して斜め後上方へ搬
送すると共にこの搬送中に左右の野菜条列の根部を地中
から同時に引き抜くものとした挟持搬送装置と、このよ
うに引き抜かれた後の2条分の野菜の茎葉部の下部を前
記挟持搬送装置による搬送中に上下に切り離すものとし
た茎葉切断装置とを備えた野菜収穫機であって、前記茎
葉切断装置は各条列の野菜の茎葉部を各条列に分別した
状態で後向き特定傾斜方向へ案内する左右一対の誘導案
内路と、これら誘導案内路内を移動されている2条分の
茎葉部を切断するカッタとで形成すると共に、前記左右
一対の誘導案内路を後方へ向かうに伴って漸次に離反さ
せるように配置したものとなし、さらにカッタの上側近
傍箇所に前記左右の誘導案内路内を移動される茎葉部の
下部に後向き送り力を付与するものとした茎葉下部補助
送り装置を設ける。
【0008】この発明によれば、各誘導案内路に茎葉部
を案内されて後方へ移動する玉葱等が誘導案内路との間
の抵抗で後方移動を妨げられる傾向となっても、茎葉下
部補助送り装置がその茎葉部に送り力を付与してその後
方への移動を適当速度で確実に行わせ、茎葉切断処理の
精度を向上させる。
【0009】請求項3に記載した発明では、隣接した左
右の野菜条列の茎葉部を一緒に挟持して斜め後上方へ搬
送すると共にこの搬送中に左右の野菜条列の根部を地中
から同時に引き抜くものとした挟持搬送装置と、この挟
持搬送装置の前側に2条分の各野菜条列の茎葉部を分草
して挟持搬送装置へ向け送り出すものとした分草装置
と、前記挟持搬送装置により引き抜かれた後の2条分の
野菜の茎葉部の下部を前記挟持搬送装置による搬送中に
上下に切り離すものとした茎葉切断装置とを備えた野菜
収穫機であって、前記茎葉切断装置は各条列の野菜の茎
葉部を各条列毎に分別した状態で後向き特定傾斜方向へ
案内する左右一対の誘導案内路と、これら誘導案内路内
を移動されている2条分の茎葉部を切断するカッタとで
形成し、この際、前記左右一対の誘導案内路を後方へ向
かうに伴って漸次に離反させるように配置し、また分草
装置の巾中央箇所と左右一対の誘導案内路の前端間中央
箇所とを前部が地面に近接し後部が後上がり状となされ
た茎葉下部分草部材で結合した構成となす。
【0010】この発明によれば、分草装置が左右で隣接
した2条分の野菜条列の茎葉部を起立状態となして挟持
搬送装置に挟持させ、その後の野菜処理の精度を向上さ
せる。そして、抜き上げられた各条列の玉葱等が誘導案
内路に達するまで、茎葉下部分草部材がそれら玉葱等を
各条列単位の左右に分別した状態を確実に保持し、また
茎葉下部分草部材の前端部が分草装置に固定されるた
め、茎葉下部分草部材の装着構造が簡易で剛性の大きい
ものとなる。
【0011】上記した各発明は次のように具体化する即
ち、請求項5に記載したように、左右一対の各誘導案内
路の左右の前後向き側縁のうち他方の誘導案内路と対向
した側の前後向き側縁間の距離がこれら誘導案内路の前
端で80mm以下となされた構成とする。これによれ
ば、挟持搬送装置で同時に挟持された2条分の茎葉部
が、誘導案内路の前端箇所で誘導案内路の相互間部位等
と無駄な衝突を起こす現象が生じ難くなる。
【0012】また請求項6に記載したように、左右一対
の各誘導案内路の巾中心間距離がカッタの切断位置で凡
そ100mm〜130mm程度になされた構成となす。
これによれば、誘導案内路の後端寄り位置において、2
条分の茎葉部が凡そ100mm〜130mm程度に離
れ、左右の各条列間の根部の衝突や接触が有効に阻止さ
れる。これにより根部が整然と並ぶものとなり、このこ
とがカッタによる茎葉切断精度を優れたものとなす。
【0013】また請求項7に記載したように、各誘導案
内路の巾が凡そ25mm〜40mm程度となされた構成
となす。これによれば、茎葉部が後方移動に対する大き
な抵抗を受けずカッタの正確な位置に案内されるように
なる。また請求項8に記載したように、カッタが特定方
向へ回転駆動される円盤体であると共に、平面視で一つ
の誘導案内路の巾内に位置するカッタの外周縁の回転方
向が斜め後方へ向かうものとなるその誘導案内路の上側
箇所でカッタの近傍となる箇所に、この案内路に案内さ
れた茎葉部をその切断時に受け止めるための茎葉受け部
材を設けた構成となす。これによれば、誘導案内路内の
茎葉部がカッタによる切断時にその回転方向へ逃げるの
を、茎葉受け部材が受け止めてその茎葉部の切断の性能
及び精度を向上させる。
【0014】また請求項9に記載したように、一枚の板
部材に左右一対の誘導案内路を形成された茎葉誘導案内
体を備えている構成となす。これによれば、誘導案内路
が上下寸法の小さいものとなり、また構造簡易でしかも
水平方向の剛性の大きいものとなる。
【0015】さらに上記茎葉誘導案内体は、請求項10
に記載したように、一枚の板部材に左右一対の切欠溝を
平面視後拡がりのハ字状配置に形成し、これら切欠溝の
左右側縁近傍の板部材下面箇所に合成樹脂材又はその相
当品からなる摺らし板を付設した構成となす。これによ
れば、茎葉部が誘導案内路を後方移動する際、合成樹脂
等からなる摺らし板がその軟らかさや、摩擦係数の低さ
により、玉葱等の品質を損ねることなく玉葱等の根部の
上面に当接し、その後方移動を円滑となす。また合成樹
脂が摩耗したとき、その交換が容易に行えるものとな
り、また根部の接する範囲の摺らし板のエッジは、その
材質が合成樹脂であるが故に容易に円弧状に加工される
のであり、また合成樹脂の摺らし板は軽量化に寄与する
ものである。
【0016】また請求項4に記載した発明では、請求項
1〜3の何れかに記載した野菜収穫機を左右方向へ複数
並設し、多数条の野菜の収穫が可能となされた構成とな
す。これによれば、多数条の同時収穫が行える収穫機に
おいて上記した効用が得られるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明に係る野菜収穫機の側面図、図2は前
記収穫機の平面図、図3は前記収穫機の正面図、図4は
前記収穫機の動力系統図、図5は前記収穫機の縦向き引
起こし装置の下部を示す側面視作用説明図、図6は前記
縦向き引起こし装置のタイン関連部に係り、Aは図5の
x−x部を示す図で、BはAの側面図、図7は前記収穫
機の側面視説明図、図8は前記収穫機の茎葉切断装置周
辺を示す平面図、図9は前記収穫機の左右端側のフィル
ム案内押さえ棒周辺を示す側面図、図10は前記収穫機
の中央のフィルム案内押さえ棒周辺を示す側面図、図1
1は前記収穫機の茎葉誘導案内体の周辺を示す平面図、
図12は前記収穫機のフィルム案内押さえ棒の作用状況
を示す正面図、図13は前記収穫機によるマルチフィル
ムの処理状況を示す平面図である。
【0018】図1〜図3に示すように、本発明に係る野
菜収穫機は分草装置1、掻込み装置2、挟持搬送装置3
及び茎葉切断装置4を具備した野菜処理部Aと、この野
菜処理部Aの各部を支持した走行車両部Bからなってい
る。
【0019】先ず、分草装置1について図1〜図6を参
照して説明すると、次のとおりである。即ち、3つの縦
向き引起こし装置5が機体左右方向の一定間隔配置で設
けてある。各縦向き引起こし装置5は特定縦面上に沿わ
せた楕円軌道上を周回移動される無端状のチェーン6を
備え、このチェーン6の一定間隔箇所のそれぞれに樹脂
一体成形品となされたタイン7を結合リンク8及び支点
軸9を介して起伏変位自在に装着したものとなされてい
る。このチェーン6の上下部は装置フレーム5aに軸着
されたスプロケット10a、10bに掛け回されてい
る。
【0020】各タイン7は装置フレーム5aの後縁aを
チェーン6と共に下降する期間中、倒伏姿勢となり、最
下位置p近傍に達したとき、図示しないガイド部の案内
作用で起立変位を開始し、最下位置pでは完全な起立姿
勢となってスプロケット10b回りの円弧bを描いて前
上方へ向けて移動され、続いてガイド部11の案内作用
で起立姿勢を保持されつつ装置フレーム5aの前縁cに
沿って斜め後上方へ移動され、最上位置近傍に達したと
き、倒伏変位を開始し、スプロケット10a回りを移動
しつつ完全な倒伏姿勢となった後、再び装置フレーム5
aの後縁aに沿って下降するものとなされている。
【0021】各タイン7には弾性変形可能なようにゴム
材若しくはゴム相当材で形成されたタインキャップ体1
2が延長状且つ外嵌状に係着してある。この際、タイン
キャップ体12の内面には2つの突起12a、12bが
設けてあり、タインキャップ体12の係着状態では前記
突起12a、12bがタイン7のリブ7a、7bに係止
される。
【0022】本例では全てのタイン7にタインキャップ
体12を係着し、しかも何れのタインキャップ体12も
同一大きさとなされているが、これに限定するものでは
なく、例えば、多数のタイン7の一個置き若しくは複数
個置きにタインキャップ体12を係着したり、また多数
のタインキャップ体12を長短に変化させて配置した
り、また多数のタインキャップ体12を比較的硬いもの
と比較的軟らかいものとの複数種類となして配列するこ
とも差し支えない。
【0023】図2に示すように、掻込み装置2は左右一
対の横向き掻込み要部13、13からなるもので、各掻
込み要部13の係止突起13aを掻込み装置2の先端部
外方からこの装置2の中央箇所へ向けて周回移動させ、
続いて斜め上方へ移動させることにより、縦向き引起こ
し装置5の引き起こした茎葉部w1をこの装置2の下部
中央へ掻き込んで斜め上方へ押し上げる構成となしてあ
る。
【0024】挟持搬送装置3は左右一対の横向き挟持搬
送要部14、14を備えており、各引抜き搬送要部14
は前後配置された一対のプーリに搬送ベルト15を掛け
回して形成したものであり、この際、これら要部13、
13の搬送ベルト15、15を対向状に配置して搬送ベ
ルト15、15間を分草装置1の巾中央に合致させ、こ
れを挟持搬送経路kとなすと共に、この搬送経路kで搬
送ベルト15、15が後方へ移動するものとなす。
【0025】この挟持搬送装置3は、掻込み装置2の掻
き込んだ茎葉部w1の比較的上部を挟持搬送経路kの搬
送始端に受け取り、続いて搬送ベルト15で挟持して斜
め後上方へ搬送し、この搬送過程で、図7等に示す掘起
こし刃16がこの搬送に先行して膨軟とした畝U上の根
部w2を土中から引き抜く構成となしてある。挟持搬送
装置3の後部にはこの搬送装置3の搬送した茎葉部w1
を受け継いで畝間溝n内へ落下させるものとした茎葉放
出装置3aが設けてあり、また機体特定位置にはこの茎
葉放出装置3aから放出された茎葉部w1を地面に導く
ためのゴム板等からなる茎葉放出ガイド3bが吊設され
ている。
【0026】搬送ベルト15、15の下方には図7及び
図8に示すように茎葉下部補助送り装置17が設けてあ
る。この下部補助送り装置17は左右一対の下部送り要
部17a、17aからなり、これの送り方向の上り傾斜
は挟持搬送装置3のそれよりも緩やかになすと共に、前
後一対の端部プーリに多数の突起18aの列設された無
端状の下部送りベルト18を掛け回して形成する。この
際、一対の下部送りベルト18、18は対向させ、これ
らベルト18、18間を茎葉下部の送り経路k1となす
と共に、この送り経路kでこれらベルト18、18が後
方へ移動するものとなす。
【0027】図3、図7、図8及び、図9〜図12等に
示すように、茎葉切断装置4は挟持搬送装置3の前部下
方で茎葉下部補助送り装置17の下側近傍に設けてあっ
て、茎葉下部補助送り装置17に概ね沿わせた茎葉誘導
案内体19と、この茎葉誘導案内体19の後部上側に水
平向きに装着したカッタ20とを備えてなる。
【0028】この際、茎葉誘導案内体19は隣接した左
右の野菜条列R1、R2の茎葉部w1、w1が上下方向
へ通過するようになされ且つその根部w2、w2が上方
へ通り抜けることのできない程度の巾を有する二つの誘
導案内路19b、19bを形成したものとなすのであっ
て、さらに具体的には一枚の板部材に左右一対の切欠溝
km、kmを平面視後拡がりのハ字状配置に形成し、こ
れら切欠溝km、kmの左右側縁近傍の板部材下面箇所
に合成樹脂材又はその相当品からなる摺らし板19a、
19a、19a(図11中に仮想線で示す)を付設した
構成となす。
【0029】この際、各誘導案内路19bの巾b2は凡
そ25mm〜40mm程度となす。この巾b2が小さす
ぎると、茎葉部w1の後方への円滑な案内作用が得られ
ず、逆に広すぎると、正確な案内作用が得られないほ
か、根部の過度な持ち上がりが生じるのである。
【0030】また左右一対の各誘導案内路19b、19
bの左右の前後向き側縁のうち他方の誘導案内路19b
の存在する側である前後向き側縁b2、b2間の誘導案
内路19b、19b前端位置での距離L3は実際上30
mm〜40mm程度となされる。しかし、これに限定す
るものではなく、この距離L3の上限は80mm程度と
なすのがよく、これよりも大きくすると、挟持搬送装置
3が左右の条列R1、R2の茎葉部w1、w1を茎葉挟
持開始位置で挟持するとき、左右の条列R1、R2の茎
葉部w1、w1はその挟持作用により近接されるが、こ
のとき左右の条列R1、R2の玉葱w、w等が左右一対
の誘導案内路19b、19bの相互間部位p1と無駄な
衝突を繰り返すものとなる。そして、この距離L3の下
限は特に存在しないのであって、左右の誘導案内路19
b、19bが区分され適当の強度が得られれば殆どゼロ
であっても差し支えないものである。
【0031】一方、左右一対の各誘導案内路19b、1
9bのカッタ20の切断位置での巾中心間距離L2は凡
そ100mm〜130mm程度となされる。ここで、こ
の距離L2が130mmよりも大きいと、装置の大型化
を招いたり茎葉部w1の切断時の垂直線に対するその横
傾斜が過度に大きくなってその切断精度が損なわれるよ
うになり、一方この距離L2が100mmよりも小さく
なると、左右条列R1、R2の根部W2、w2の衝突や
接触が生じ易くなり、それぞれの玉葱w、w等の姿勢が
まちまちとなってその切断精度が損なわれ、根部の損傷
が生じるようになる。
【0032】カッタ20は図示例では外周縁に鋸刃を形
成された円盤刃となすと共に、縦軸20a回りの矢印方
向sへ回転駆動され、前記誘導案内路19b、19bの
最後部へ向かう茎葉部w1をその下部で根部w2から切
り離すものとなす。
【0033】このカッタ20はこれの支持位置を斜め後
上方へ位置変更操作し得るものとした図示しない支持手
段を介して固定され、この支持手段の位置変更によりそ
の高さを変化させて茎葉部w1の切断位置を調整するも
のとなされている。このカッタ20の高さは例えば、玉
葱wが早生種の場合は根部w2側に2.5cm〜3.5
cm程度の長さの茎葉部w1が残るように決定され、ま
た玉葱wを掛け吊り貯蔵するときは20cm程度の茎葉
部w1が根部w2側に残るように決定され、またコンテ
ナ貯蔵するときは8cm〜10cm程度の茎葉部w1が
根部w2側に残るように決定される。
【0034】さらに、平面視で一つの誘導案内路19b
の巾内に位置するカッタ20の外周縁の回転方向が斜め
後方へ向かうものとなるその誘導案内路19bの上側箇
所でカッタ20の近傍となる箇所には、この案内路19
bに案内された茎葉部w1をその切断時に受け止めるた
めの茎葉受け部材ksを設ける。図示例ではこの茎葉受
け部材ksは支持部ks1を介して茎葉誘導案内体19
と同体状にボルト固定されている。上記カッタ20の形
式は適宜に変更して差し支えないもので、例えば、円盤
刃を縦軸20a回りの左右へ繰り返し揺動させるものと
か、バリカン刃等となすこともできる。
【0035】前記掘起こし刃16は土中を進むものとし
た水平状の刃部16aとこの刃部16aを支持する縦向
きアーム部16bとを備えたもので、挟持搬送装置3の
搬送始端下方にその刃部16aが位置するように配置さ
れ、縦向きアーム部16bの長さ途中を横向き軸21を
介して機体固定部(車両フレーム22)に支持させてあ
る。この掘起こし刃16は動力により横向き軸21回り
へ揺動される構成となし、また縦向きアーム部16bは
収穫中の野菜wの条列R1、R2とこれらの条列に隣接
した未収穫野菜wの条列R3との間に位置させると共
に、刃部16aは収穫中の2条分の野菜wの条列R1、
R2の下方の土を同時に膨軟化させるものとなす。
【0036】上記縦向きアーム部16bの一部で前記横
向き軸21よりも下方箇所には図示しない支持手段を形
成し、この支持手段を介して円盤状の切刃体23が側面
を前後方向の縦向きとなされ回転自在に装着されてい
る。この切刃体23は外周囲を先鋭状の鋸刃となされ
る。
【0037】図1〜図3、図8、図9、図10及び図1
3に示すように上記分草装置1の各縦向き引起こし装置
5の下端部近傍には畝Uを被ったマルチフィルムmを案
内し押さえるためのフィルム案内押さえ棒24a、24
b、24cが設けてある。これらフィルム案内押さえ棒
24a、24b、24cは収穫している野菜条列R1、
R2の左右両側部の畝Uを被っているマルチフィルムm
部分を各縦向き引起こし装置5の下端部から挟持搬送装
置3の茎葉挟持開始位置までの間でのみ地面に近接させ
るように押圧するものとなしてある。
【0038】左右端側のフィルム案内押さえ棒24a、
24bは左右対称構造になしてあって、最右端側のもの
について説明すると、図9に示すように縦向き引起こし
装置5の装置フレーム5aに縦向き支持板eを長孔と固
定ボルトにより高さ変更調整自在に固定し、この支持板
eの下端部からフィルム案内押さえ棒24aを後方へ向
けて延出させている。図9中、仮想線kaは縦向き支持
板eの位置をその長孔の範囲内で下方へ移動させてフィ
ルム案内押さえ棒24aの高さを下げた状態を示す。
【0039】フィルム案内押さえ棒24a、24bは機
体進行中にマルチフィルムmを円滑にこれの後部下面側
へ案内させるため前部を前上がりの円弧状部g1とな
し、且つ、タイン7及びタインキャップ12による茎葉
部w1の掬い上げを安定的となすため、この円弧状部g
1を、タインキャップ12の先部がマルチフィルムmを
下方へ押圧する範囲近傍に位置させると共に、最下部g
2をなす直状部を、タインキャップ12の先部がマルチ
フィルムmの押圧を開始する箇所に位置させている。そ
して、左右何れのフィルム案内押さえ棒24a、24b
の後端部g3もマルチフィルムmとの局部的な接触を避
けるため後方へ向け反り上げるようになされている。こ
の際、フィルム案内押さえ棒24aの後端は挟持搬送装
置3の茎葉挟持開始位置よりも前方でしかも切刃体23
の前縁の側方近傍に位置させて切刃体23によるマルチ
フィルムmの分断を的確に行えるようになし、またフィ
ルム案内押さえ棒24bの後端は挟持搬送装置3の茎葉
挟持開始位置よりも前方であればよいのであるが、構造
の対称性を確保するためフィルム案内押さえ棒24aの
後端と同一の前後位置となす。
【0040】中央のフィルム案内押さえ棒24cは茎葉
下部分草部材と兼用するもので、図10に示すように縦
向き引起こし装置5の装置フレーム5aに縦向き支持板
e1をボルトにより固定し、この支持板e1の下端部か
ら後方へ向けて延出させ、その後端を茎葉誘導案内体1
9の左右の誘導案内路19b、19bの前端の相互間部
位p1にボルト固定している。このフィルム案内押さえ
棒24cは前記フィルム案内押さえ棒24aの場合に準
じてマルチフィルムmを地面に近接させるように押さえ
る最下部gk2と、この最下部gk2の前方に連続して
形成された前上がり状の円弧状部gk1とを有し、最下
部gk2の後方に連続して最下部gk2と概略同一高さ
で後方へ向かわせた最下部延長部g4とを備えるほか、
最下部gk2又は最下部延長部g4から斜め後上方へ向
かうものとした傾斜部gk3を有するものとなされる。
そして、主要棒部材hの長さ途中からは横側分岐棒g5
を斜め後下方且つ横方へ向かわせ続いて最下部gk2と
概略同一高さで後方へ向かわせている。この際、円弧状
部gk1、最下部gk2、最下部延長部g4及び横側分
岐棒g5が主にフィルム案内押さえ機能を発揮し、また
傾斜部gk3が主に茎葉下部分草機能を発揮する。
【0041】上記フィルム案内押さえ棒24a、24
b、24cのそれぞれの縦向き支持板e、e1にはその
対応する円弧状部g1、gk1に関連させて図9、図1
0に示すような円形フィルム案内体241を横向き軸2
42回りの回転自在に設け、この円形フィルム案内体2
41が機体の進行中に円弧状部g1、gk1に先んじて
マルチフィルムmに接して回転しつつこれを下方へ押さ
え込むようになしてある。この円形フィルム案内体24
1は必ず設けなければならないものではなく省略しても
差し支えないものである。
【0042】図7、図8及び図13に示すように、茎葉
切断装置4の後方にはマルチ集束機構が形成してある。
このマルチ集束機構は走行車両部Bの左側部分に装着さ
れた三角枠状の集束ロッド25と、このロッド25より
後方で茎葉切断装置4の真後ろの特定位置に設けられた
集束ローラ26とを備えている。
【0043】集束ロッド25は機体の進行中、これの対
応する畝肩部を被覆したマルチフィルムmと畝肩部をな
す土面との間に進入してマルチフィルムmを連続的に畝
肩部から剥がすものであり、また集束ローラ26は集束
ロッド25で剥がされ切刃体23で巾方向を二分された
マルチフィルムmをその巾が漸次狭まるように支持し機
体の進行に伴って後方へ狭巾状となして送り出し、収穫
跡の畝U上に降下させるものである。
【0044】図1〜図3に示すように、走行車両部Bは
左右一対の走行車輪27、27、これに支持される車両
フレーム22、この車両フレーム22の前部を支持する
ためのゲージ輪28、車両フレーム22の後部に固定さ
れたエンジン29、及び、エンジン29の後方へ張り出
させた操縦ハンドル30を備えている。
【0045】エンジン29の下部寄り側部にミッション
31が設けられ、このミッション31及びエンジン29
の下側に左右向きの伝動ケース32が設けられている。
この際、伝動ケース32のゲージ輪28側でない側の一
部箇所を左右方向の伸縮可能部33となし、この伸縮可
能部33を伸縮させるための操作機構34を設ける。そ
して、伝動ケース32の両端部にはファイナルケース3
5、35が設けてあり、このファイナルケース35の先
端部に走行車輪27、27が装着されている。
【0046】ゲージ輪28は車両フレーム22と同体に
固定された傾斜状支持筒部36の下端に回転自在に軸着
されており、傾斜状支持筒部36の上部と操縦ハンドル
30との間に回転操作ハンドル37が架設されている。
このハンドル37の回転操作により傾斜状支持筒部36
の長さが変化して、車両フレーム22に対するゲージ輪
28の高さが変化されるものとなされている。
【0047】エンジン29の動力伝達系統は次のように
なされている。即ち、図4に示すように、エンジン29
の回転をミッション31に伝達させ、次にミッション3
1から左右向きの伝動ケース32、ファイナルケース3
5、35及び操向クラッチ38、38を経て走行車輪2
7、27に伝達させる。
【0048】ミッション31内の前部では前後向きの作
業出力軸39とエンジン29動力の伝動系統とを結合さ
せる。そして作業出力軸39にはベベルギヤ40を介し
て横向き駆動軸41を連動連結させる。
【0049】上記横向き駆動軸41の右端部にはクラン
ク42を形成する。また横向き駆動軸41の中央にはウ
オーム43を設け、これに噛み合わさせたウオームホイ
ール44を介して、横向き駆動軸41と挟持搬送装置3
用の駆動軸45とを連動連結させる。
【0050】この駆動軸45は各挟持搬送要部14の後
側のプーリの中心軸46、46にチェーン伝動機構等を
介して結合させ、また中心軸46の回転が搬送ベルト1
5を介して伝達される前側のプーリの中心軸47を、掻
込み装置2と茎葉下部補助送り装置17のそれぞれにお
ける後側のプーリの中心軸48、48に連動連結させ
る。
【0051】横向き駆動軸41の右端部からは前後向き
伝動筒ケース49を延出させ、この伝動筒ケース49内
の前後向き駆動軸50の後端と前記横向き駆動軸41を
ベベルギヤ51を介して結合させ、また前後向き駆動軸
41の前端と、縦向き引起こし装置5のタイン7を作動
させるための上部スプロケット軸52とをベベルギヤ5
3を介して結合させる。
【0052】また横向き駆動軸41のクランク42に前
後向き連結ロッド54の一端を結合させると共に、この
ロッド54の他端を掘起こし刃16の縦向き支持アーム
部16bの上端に結合させ、クランク42による連結ロ
ッド54の前後変位が掘起こし刃16に伝達されるよう
になす。
【0053】さらに横向き駆動軸41の適当箇所にベベ
ルギヤ55を設け、このベベルギヤ55からスプライン
結合による伸縮可能な前後向き回転軸56を延出させ、
この回転軸56をユニバーサルジョイントによる折れ曲
がり変位可能でスプライン結合による伸縮可能な伝動軸
57や、特定位置に固定された伝動ケース58を介して
円盤カッタ20の回転中心軸に連動連結させる。ここ
に、前後向き回転軸56は機体の左右何れの側に配置し
ても差し支えないものである。
【0054】次に、上記のように構成した収穫機を使用
して、マルチフィルムmで被われた畝U上に植生した野
菜wの一種である玉葱を収穫する際の作動について説明
する。図1〜図3に示すように機体を畝Uの長手方向に
沿わせ、左右の走行車輪27、27を一つの畝Uの左右
の畝間溝nに位置させ、機体が畝Uを跨いだ状態とす
る。次に必要に応じて回転操作ハンドル37を回転操作
してゲージ輪28を機体に対し上方へ変位させ、分草装
置1、掻込み装置2、掘起こし刃16、切刃体23、円
盤カッタ20及び挟持搬送装置3を玉葱wの収穫処理に
最適な高さとする。これにより、フィルム案内押さえ棒
24a、24b、24cは収穫すべき2条分の野菜条列
R1、R2の左右両側に位置し、縦向き引起こし装置5
の下端部から挟持搬送装置3の茎葉挟持開始位置までの
間で畝Uを被ったマルチフィルムmをその最下部g2、
gk2で地面に近接させるように押さえ付けた状態とな
る。また各縦向き引起こし装置5のタイン7及びタイン
キャップ体12はその移動軌跡の最下位置で畝Uを被っ
たマルチフィルムm上面に接し地面を押圧する状態とな
る。
【0055】この後、各部を作動状態として機体を走行
させる。機体の前進時、フィルム案内押さえ棒24a、
24b、24cはマルチフィルムm上を前進するのであ
って、この進行中、円形フィルム案内体241や円弧状
部g1、gk1の存在によりフィルム案内押さえ棒24
a、24b、24cがマルチフィルムmに引っ掛かった
りそれを突き破ったりすることは生じず、各縦向き引起
こし装置5の下端部から挟持搬送装置3の茎葉挟持開始
位置までの間で畝Uを被ったマルチフィルムm部分を常
に安定的に地面に近接させる。この一方では各縦向き引
起こし装置5のタイン7及びタインキャップ体12がそ
の移動軌跡の最下位置近傍に達し次々と起立姿勢となっ
てフィルム案内押さえ棒24a、24b、24cの最下
部g1、gk1で地面に近接された状態のマルチフィル
ムm部分を押圧しつつ前上方へ回行移動する。この際、
タインキャップ体12は地面からの反力で図5等に示す
ように後方へ折れ曲がり、マルチフィルムm上面を滑り
移動し、この移動中にマルチフィルムm上に倒伏してい
る2条分の野菜条列R1、R2の茎葉部w1を確実に掬
い上げる。この後はタイン7及びタインキャップ体12
が掬い上げた茎葉部w1を斜め後上方へ引き上げるよう
に作用し、これにより各野菜条列R1、R2の茎葉部w
1は隣接する玉葱w条列の茎葉部w1との絡みを分離さ
れつつ引き起こされる。
【0056】このように処理された茎葉部w1は機体の
進行により掻込み装置2に到達するのであり、掻込み装
置2は2条分の野菜条列R1、R2の茎葉部w1を挟持
搬送装置3の茎葉挟持開始位置に送り込む。挟持搬送装
置3はその送り込まれた2条分の茎葉部w1を茎葉挟持
開始位置で同時に挟持し、続いて斜め後上方へ挟持搬送
するものとなる。挟持搬送装置3により左右2条分の茎
葉部w1が茎葉挟持開始位置に挟持されるときは、これ
ら左右の条列の茎葉部w1、w1は近接された状態とな
り、続いて後方へ移動されるが、このように移動される
各条列R1、R2の茎葉部w1、w1は左右の誘導案内
路19b、19bの位置に適合してそれぞれの条列R
1、R2に対応した誘導案内路19b、19b内にその
周囲構成物(左右の誘導案内路の相互間部位p1等)と
無駄な衝突を起こすことなく進入する。
【0057】一方では、切刃体23が掘起こし刃16の
揺動に連動して前後及び上下揺動されて前方へ移動さ
れ、土との摩擦で回転し、マルチフィルムmの巾中央を
切り離し図13に示すようにそれを左右に二分する。
【0058】掘起こし刃16は切刃体23で切り離され
たマルチフィルムm部分に形成された開口から土中に進
入した状態となり、その刃部16aが収穫中の2条列R
1、R2分の玉葱wの根部w2の下方を前後及び上下へ
揺動されつつ前進され2条分の根部w2周辺の土を膨軟
となす。この際、掘起こし刃16の縦向きアーム部16
bは先に切刃体23で形成されたマルチフィルムmの開
口内に位置しているためマルチフィルムmと強く接触す
ることなく、マルチフィルムmの後処理を困難になすよ
うなマルチフィルムmの変形を生じさせるものとならな
い。
【0059】挟持搬送装置3による茎葉部w1の挟持搬
送が進行するに伴って、茎葉部w1は漸次上昇され、そ
の根部w2に上方への引張力が作用し、根部w2は土中
から徐々に上昇される。この際、マルチフィルムmは根
部w2と共に地上に引き上げられるのであり、この根部
w2の引上げ初期ではマルチフィルムmは図13に示す
ようにフィルム案内押さえ棒24a、24b、24cで
三カ所を地面に近接された状態に保持され、また根部w
2の引上げ後期ではこの根部w2の左右のマルチフィル
ムm部分はもはや左右端側や中央のフィルム案内押さえ
棒24a、24b、24cと接触していないため、これ
ら押さえ棒24a、24b、24cによる過度な拘束は
受けず、根部w2は円滑に引き上げられて地中から抜き
上げられる。この抜き上げ中、中央のフィルム案内押さ
え棒24cの傾斜部gk3は茎葉下部分草部材として重
要な機能を奏するのであって、即ち、収穫中の2条列R
1、R2の玉葱wを各条列R1、R2に分別した左右配
置に保持する。
【0060】この後、さらに挟持搬送装置3による茎葉
部w2の挟持搬送が進行すると、収穫中の各条列R1、
R2の根部w2は茎葉誘導案内体19の下面に各条列R
1、R2に分別された状態で到達し、茎葉下部補助送り
装置17から茎葉部w1下部に付与される後方送り力で
後方移動を補助されつつ、その対応する各誘導案内路1
9bを通じて円盤カッタ20へ向け移動される。
【0061】各条列R1、R2の根部w2が茎葉誘導案
内体19に達した後にもその茎葉部w1は挟持搬送装置
3により斜め後上方へ搬送されるようになり、この際、
各条列R1、R2の根部w2は茎葉誘導案内体19より
も上方へ移動するのをこの茎葉誘導案内体19のそれら
根部w2に対応した誘導案内路19bで規制されるた
め、各条列R1、R2の茎葉部w1は緊張状態となって
円盤カッタ20に達する。このような誘導案内路19
b、19b内での玉葱wの移動中、玉葱wの根部w2の
上面は摺らし板19aに圧接されるが摺らし板19aの
低摩擦性や良撓み性により玉葱wが損傷することは抑制
されるのであり、また左右の誘導案内路19b、19b
が後方へ向かうに伴って漸次左右へ離反するため茎葉部
w1、w1の後方移動に幾分大きな抵抗が作用するが、
茎葉下部補助送り装置17がその茎葉部w1、w1に後
方送り力を付与するため茎葉部w1、w1は確実に且つ
適正な速度で後方移動される。
【0062】誘導案内路19b、19b内を移動される
茎葉部w1、w1がカッタ20に達した後は、その茎葉
部w1、w1はカッタ20の外周縁の鋸刃で茎葉部w1
下部を切断され根部w2から分離される。この際、機体
左側の誘導案内路19b内の茎葉部w1はカッタ20の
回転方向との関連からカッタ20による切断の際に茎葉
下部補助送り装置17の送り方向へ逃げるようになって
切断され難い状態になろうとするが、茎葉受け部材ks
がこの茎葉部w1の逃げを阻止するように受け止めるた
め、効率的に切断されるものとなる。
【0063】上記した茎葉切断装置4による根部w2の
処理中、畝Uを被ったマルチフィルムmは根部w2の上
側に存在し、根部w2が機体後方へ搬送される程、根部
w2と一緒に漸次高く持ち上げられるようになる。この
ように持ち上げられたマルチフィルムm部分はこれより
も前方でフィルム案内押さえ棒24a、24b、24c
が適当に地面上に押さえ付けるため、挟持搬送装置3や
茎葉誘導案内体19や茎葉下部補助送り装置17等に絡
み付くものとならなない。
【0064】特に下側分岐棒g4や横側分岐棒g5を設
けたことはマルチフィルムmの押さえ込み作用を増大さ
せてマルチフィルムmの弛みを除去したり或いはマルチ
フィルムmの押さえ込み位置や範囲を変更してその押さ
え込み作用のバランスを向上させる上で寄与する。
【0065】円盤カッタ20で茎葉部w1を切り離され
自由状態となった根部w2は直ちに畝U上に落下するの
であり、一方、根部w2から分離されたマルチフィルム
mは図13に示すように集束ロッド25で畝肩部や畝間
溝nから剥ぎ取られ集束ローラ26に案内されつつ収穫
跡の畝U上に放置される。なお、集束ロッド25は収穫
作業開始時に手作業により畝肩部とこれを被ったマルチ
フィルムmとの間に位置させるようになされる。
【0066】畝U上の2条分の条列R1、R2の玉葱w
が上記のように収穫処理された後は、機体を180度転
向させて前とは反対向きに進行させて畝U上の残りの2
条分の条列R3、R4の玉葱wを同様に収穫処理する。
こうして収穫処理が終了した後、作業者は手作業により
マルチフィルムmを除去し根部W2を拾い集める。
【0067】上記使用中において、切刃体23によるマ
ルチフィルムmの分断処理、挟持搬送装置3による根部
w2の引抜き処理、円盤カッタ20による茎葉部w1の
切断処理、マルチフィルムmの集束処理等が、フィルム
案内押さえ棒24a、24b、24cによるマルチフィ
ルムmの拘束作用のアンバランス等により不安定となっ
たり不適正となったりするときは、左右端側のフィルム
案内押さえ棒24a、24bの高さを変更してそのアン
バランスを修正するようにする。
【0068】なお上記実施例では、タイン7にタインキ
ャップ体12を係着してタイン7の先部延長箇所を弾性
変形可能となしたが、これに代えて、タイン7を長めと
なしてその先部のみを弾性変形可能となすことも差し支
えない。
【0069】またマルチ栽培された玉葱Wを収穫する場
合についての使用例を説明したが、これに限定するもの
ではなく、無マルチ栽培された玉葱w等であっても収穫
することができる。この際、必要に応じてタインキャッ
プ体12をタイン7から外したり、各縦向き引起こし装
置5の下部から従来同様に斜め前下方へ向け棒条のデバ
イダを延出させ、このデバイダにより、倒伏した茎葉部
w1を掬い上げて縦向き引き起こし装置5の引起こし作
用部へ送り込ませるようにする。
【0070】
【発明の効果】上記した本発明によれば、次のような効
果が得られる。即ち、請求項1に記載したものによれ
ば、玉葱等はその収穫時に高い位置まで上昇させないで
済むようになるため、マルチ栽培された玉葱等であって
もその抜き上げや茎葉切断処理を機械的に行うことがで
きるようになる。そして、各誘導案内路がその対応する
一つの条列の茎葉部を特定方向へ案内するため、茎葉部
の姿勢を正確な一定姿勢として茎葉部の予定高さ位置を
カッタにより正確に切断することができる。さらに左右
一対の誘導案内路が後方へ向かう程、離反しているた
め、左右の誘導案内路の前端ではそれら誘導案内路間の
距離を小さくできて挟持搬送装置により同時に挟持され
た2条分の茎葉部が誘導案内路の前端の相互間部位p1
と無駄な衝突を起こすのを防止することができ、また誘
導案内路の後端寄り位置では2条分の茎葉部を各条列に
分別した左右配置として左右に大きく離反させることに
より左右の条列間の根部の衝突や接触を確実に阻止する
ことができる。これにより、カッタによる茎葉部の切断
処理の精度が向上するのである。
【0071】請求項2に記載した発明によれば、茎葉下
部補助送り装置で誘導案内路内を移動する茎葉部に後方
送り力を付与してその後方への移動を適当速度で確実に
行わせ、茎葉切断処理の精度を向上させることができ
る。
【0072】請求項3に記載した発明によれば、隣接し
た2条分の野菜条列の茎葉部を起立させた状態で挟持搬
送装置に挟持させ、野菜処理の精度を向上させることが
できる。そして、抜き上げられた各条列の玉葱等を誘導
案内路に達するまで、茎葉下部分草部材24cによりそ
れら玉葱等を各条列に分別した状態を確実に保持させる
ことができる。また茎葉下部分草部材24cの前端部が
分草装置に固定されるため、茎葉下部分草部材24cの
装着構造を簡易で剛性の大きいものとなすことができ
る。
【0073】請求項4に記載した発明では、3条以上の
多数条の同時収穫において上記した各発明と同様な効果
を得ることができる。
【0074】請求項5に記載した発明によれば、挟持搬
送装置で同時に挟持された2条分の茎葉部が誘導案内路
の前端箇所で誘導案内路の前端の相互間部位p1と無駄
な衝突を起こす現象を部分的に抑制することができる。
【0075】請求項6に記載した発明によれば、誘導案
内路の後端寄り位置において、左右の条列間の根部の衝
突や接触を効果的に阻止することができる。
【0076】請求項7に記載した発明によれば、茎葉部
をこれの後方移動に対する大きな抵抗を生じさせずにカ
ッタの正確な位置に案内させることができる。
【0077】請求項8に記載した発明によれば、誘導案
内路内の茎葉部がカッタによる切断時にその回転方向へ
逃げるのを、茎葉受け部材に受け止めさせて、茎葉切断
装置の切断性能及び精度を向上させることができる。
【0078】請求項9に記載した発明によれば、誘導案
内路を小さな上下寸法となし、しかも構造簡易で水平方
向の剛性の大きいものとなすことができる。
【0079】請求項10に記載した発明によれば、誘導
案内路を小さな上下寸法となし、しかも構造簡易で水平
方向の剛性の大きいものとなすことができるほか、茎葉
部を誘導案内路内でその品質を損ねることなく円滑に後
方移動させることができ、また摺らし板を軽量となして
全体の軽量化に寄与でき、しかも摺らし板の交換を容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る野菜収穫機の側面図である。
【図2】前記収穫機の平面図である。
【図3】前記収穫機の正面図である。
【図4】前記収穫機の動力系統図である。
【図5】前記収穫機の縦向き引起こし装置の下部を示す
側面視作用説明図である。
【図6】前記縦向き引起こし装置のタイン関連部に係
り、Aは図5のxーx部を示す図で、BはAの側面図で
ある。
【図7】前記収穫機の側面視説明図である。
【図8】前記収穫機の茎葉切断装置周辺を示す平面図で
ある。
【図9】前記収穫機の左右端側のフィルム案内押さえ棒
周辺を示す側面図である。
【図10】前記収穫機の中央のフィルム案内押さえ棒周
辺を示す側面図である。
【図11】前記収穫機の茎葉誘導案内体の周辺を示す平
面図である。
【図12】前記収穫機のフィルム案内押さえ棒の作用状
況を示す正面図である。
【図13】前記収穫機によるマルチフィルムの処理状況
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 分草装置 2 掻込み装置 3 挟持搬送装置 4 茎葉切断装置 5 縦向き引起こし装置 17 茎葉下部補助送り装置 19 茎葉誘導案内体 19a 摺らし板 19b 誘導案内路 20 カッタ 24b フィルム案内押さえ棒(茎葉下部分草部材) L2 距離 L3 距離 R1 条列 R2 条列 U 畝 b1 誘導案内路の巾 km 切欠溝 ks 茎葉受け部材 m マルチフイルム p1 左右一対の誘導案内路の相互間部位 w 野菜 w1 茎葉部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接した左右の野菜(w)条列の茎葉部
    (w1)を一緒に挟持して斜め後上方へ搬送すると共に
    この搬送中に左右の野菜(w)条列の根部(w2)を地
    中から同時に引き抜くものとした挟持搬送装置(3)
    と、このように引き抜かれた後の2条分の野菜(w)の
    茎葉部(w1)の下部を前記挟持搬送装置(3)による
    搬送中に上下に切り離すものとした茎葉切断装置(4)
    とを備えた野菜収穫機であって、前記茎葉切断装置
    (4)は各条列の野菜(w)の茎葉部(w1)を各条列
    に分別した状態で後向き特定傾斜方向へ案内する左右一
    対の誘導案内路(19b)(19b)と、これら誘導案
    内路内を移動されている2条分の茎葉部(w1)を切断
    するカッタ(20)とで形成し、この際、前記左右一対
    の誘導案内路(19b)(19b)は後方へ向かうに伴
    って漸次に離反させるように配置したことを特徴とする
    野菜収穫機。
  2. 【請求項2】 隣接した左右の野菜(w)条列の茎葉部
    (w1)を一緒に挟持して斜め後上方へ搬送すると共に
    この搬送中に左右の野菜(w)条列の根部(w2)を地
    中から同時に引き抜くものとした挟持搬送装置(3)
    と、このように引き抜かれた後の2条分の野菜(w)の
    茎葉部(w1)の下部を前記挟持搬送装置(3)による
    搬送中に上下に切り離すものとした茎葉切断装置(4)
    とを備えた野菜収穫機であって、前記茎葉切断装置
    (4)は各条列の野菜(w)の茎葉部(w1)を各条列
    に分別した状態で後向き特定傾斜方向へ案内する左右一
    対の誘導案内路(19b)(19b)と、これら誘導案
    内路内を移動されている2条分の茎葉部(w1)を切断
    するカッタ(20)とで形成すると共に、前記左右一対
    の誘導案内路(19b)(19b)を後方へ向かうに伴
    って漸次に離反させるように配置したものとなし、さら
    にカッタ(20)の上側近傍箇所に前記左右の誘導案内
    路(19b)(19b)内を移動される茎葉部(w1)
    の下部に後向き送り力を付与するものとした茎葉下部補
    助送り装置(17)を設けたことを特徴とする野菜収穫
    機。
  3. 【請求項3】 隣接した左右の野菜(w)条列の茎葉部
    (w1)を一緒に挟持して斜め後上方へ搬送すると共に
    この搬送中に左右の野菜(w)条列の根部(w2)を地
    中から同時に引き抜くものとした挟持搬送装置(3)
    と、この挟持搬送装置(3)の前側に2条分の各野菜
    (3)条列の茎葉部(w1)を分草して挟持搬送装置
    (3)へ向け送り出すものとした分草装置(1)と、前
    記挟持搬送装置(3)により引き抜かれた後の2条分の
    野菜(w)の茎葉部(w1)の下部を前記挟持搬送装置
    (3)による搬送中に上下に切り離すものとした茎葉切
    断装置(4)とを備えた野菜収穫機であって、前記茎葉
    切断装置(4)は各条列の野菜(w)の茎葉部(w1)
    を各条列に分別した状態で後向き特定傾斜方向へ案内す
    る左右一対の誘導案内路(19b)(19b)と、これ
    ら誘導案内路内を移動されている2条分の茎葉部(w
    1)を切断するカッタ(20)とで形成し、この際、前
    記左右一対の誘導案内路(19b)(19b)を後方へ
    向かうに伴って漸次に離反させるように配置し、また分
    草装置(1)の巾中央箇所と左右一対の誘導案内路(1
    9b)(19b)の前端間中央箇所とを前部が地面に近
    接し後部が後上がり状となされた茎葉下部分草部材(2
    4c)で結合したことを特徴とする野菜収穫機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載した野菜収
    穫機を左右方向へ複数並設し、多数条の野菜(w)の収
    穫が可能となされたことを特徴とする野菜収穫機。
  5. 【請求項5】 左右一対の各誘導案内路(19b)(1
    9b)の前後向き左右側縁のうち他方の誘導案内路(1
    9b)と対向した側の前後向き側縁間の距離(L3)が
    これら誘導案内路(19b)(19b)の前端で80m
    m以下となされることを特徴とする請求項1〜4の何れ
    かに記載の野菜収穫機。
  6. 【請求項6】 左右一対の各誘導案内路(19b)(1
    9b)の巾中心間距離(L2)がカッタ(20)の切断
    位置で凡そ100mm〜130mm程度になされること
    を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の野菜収穫
    機。
  7. 【請求項7】 各誘導案内路(19b)の巾(b1)が
    凡そ25mm〜40mm程度となされることを特徴とす
    る請求項1〜6の何れかに記載の野菜収穫機。
  8. 【請求項8】 カッタ(20)が特定方向へ回転駆動さ
    れる円盤体であると共に、平面視で一つの誘導案内路
    (19b)の巾(b1)内に位置するカッタ(20)の
    外周縁の回転方向が斜め後方へ向かうものとなるその誘
    導案内路(19b)の上側箇所でカッタ(20)の近傍
    となる箇所に、この案内路(19b)に案内された茎葉
    部(w1)をその切断時に受け止めるための茎葉受け部
    材(ks)を設けたことを特徴とする請求項1〜7の何
    れかに記載の野菜収穫機。
  9. 【請求項9】 一枚の板部材に左右一対の誘導案内路
    (19b)(19b)を形成された茎葉誘導案内体(1
    9)を備えていることを特徴とする請求項1〜8記載の
    野菜収穫機。
  10. 【請求項10】 一枚の板部材に左右一対の切欠溝(k
    m)(km)を平面視後拡がりのハ字状配置に形成し、
    これら切欠溝の左右側縁近傍の板部材下面箇所に合成樹
    脂材又はその相当品からなる摺らし板(19a)を付設
    したことを特徴とする野菜収穫に使用される茎葉誘導案
    内体。
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