JP3408512B2 - 根茎収穫機 - Google Patents

根茎収穫機

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、畝面に列状に植立
した玉葱や人参等を引き抜いて収穫する根茎収穫機及
び、その構成部品としての後向き搬送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】前部に引抜き搬送装置、そして後部に操
縦ハンドルを備え、引抜き搬送装置の下方前部から概ね
水平後方へ向けて後向き搬送装置を設けると共に、引抜
き搬送装置と後向き搬送装置との間に切断装置を設けた
根茎収穫機は存在している。 【0003】この収穫機では引抜き搬送装置が玉葱等の
茎葉部を挟み付けて上方へ引き上げることにより玉葱等
を畝面から抜き上げ、この一方では後向き搬送装置が茎
葉部の元部(首部)を挟み付けて水平後方へ搬送し、こ
の搬送過程で切断装置が前記茎葉部の長さ途中を切断
し、この切断された玉葱等は後向き搬送装置の搬送終端
を経て地上に落下されるものとなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記した根茎収穫機で
は、作動部分に茎葉が絡み付いて、円滑な収穫処理が損
なわれることがある。 【0005】特に、後向き搬送装置の上方には切断装置
があるため、この切断装置による切断処理のさいの茎葉
部の切れ端(茎葉片)が後向き搬送装置上に落下する等
してその作動部分及びこれの周辺個所に引っ掛かり、そ
の詰まりが発生し易いのである。このように詰まった茎
葉片の除去は、後向き搬送装置が低くて狭い場所に位置
している等のため、極めて面倒で手間がかかるのであ
る。 【0006】本発明は、このような問題点を解消させる
ことのできる根茎収穫機及び、これに使用される後向き
搬送装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の根茎収穫機では、前部に引抜き搬送装置、
そして後部に操縦ハンドルを備え、引抜き搬送装置の下
方前部から概ね水平後方へ向けて後向き搬送装置を設け
ると共に、引抜き搬送装置と後向き搬送装置の間に切断
装置を設けた根茎収穫機において、前記後向き搬送装置
の挟持搬送ベルトが連れ回る茎葉片をこのベルトから分
離させるためのスクレーパを後向き搬送装置の後部に装
設する。このさい、スクレーパは後向き搬送装置に対し
位置調整変更可能になすのがよい。 【0008】上記収穫機によれば、挟持搬送ベルトが連
れ回る茎葉片がその詰まり個所に達する前に、スクレー
パがこの茎葉片を前記ベルトから分離して支障のない位
置へ排除する。 【0009】上記後向き搬送装置は具体的には次のよう
になす。即ち、前後で対向され縦軸廻りへ回転される一
対の案内車に無端状の挟持搬送ベルトを掛け回した搬送
要部を左右の対向状に配設し、前記左右の搬送要部の挟
持搬送ベルトが玉葱等の作物の茎葉部の首部を挟持して
後方へ搬送するように作動するものであって、前記各搬
送要部の後部にスクレーパを設け、このスクレーパが挟
持搬送ベルトの周面に付着した茎葉片をこの周面から分
離させる構成となす。 【0010】さらに詳細には、前記各搬送要部を挟持搬
送ベルト上にカバー板を設けたものとなし、且つ、挟持
搬送ベルトの周面個所に位置される掻取り部と、前記カ
バー板と前記挟持搬送ベルトの上方側面との間高さに位
置される張出し案内部とを具備したスクレーパを前記各
搬送要部の後部に設け、このスクレーパは掻取り部で挟
持搬送ベルトの周面に付着した茎葉片をこの周面から分
離させ、張出し案内部でカバー板と挟持搬送ベルトの間
内に侵入しようとする茎葉片を挟持搬送ベルトの外方へ
排除する構成となす。このようにすれば、掻取り部及び
張出し案内部の双方が茎葉片の詰まりを防止するものと
なる。 【0011】上記張出し案内部は挟持搬送ベルトの後部
円弧状部分の周面に沿わせて配置するのがよい。このよ
うにすれば、カバー板と挟持搬送ベルトの上方側面との
間内に侵入しようとする茎葉片が円滑に挟持搬送ベルト
の外方へ排除される。 【0012】 【発明の実施の形態】図1〜図7を参照して、本発明に
係る収穫機の一実施例を説明する。これらの図におい
て、1は機体の最前部に左右方向の一定間隔毎に設けた
縦回し形の分草引起こし装置である。この引起こし装置
1は、機体の進行中、斜め上方f1(図2参照)へ移動
される係止突起1aにより玉葱などの作物wの茎葉を掻
き分けて引き起こすようにしてある。 【0013】各分草引起こし装置1の先端からは根切り
棒2が斜め前方へ延出させてある。この根切り棒2は機
体の進行中、作物wの茎葉を掻き分けるほか、各条列の
作物wの根をその側方で切断するものである。 【0014】3は左右一対の掻込み要部4、4からなる
掻込み装置で、各掻込み要部4の係止突起4aをこの掻
込み装置3の外方から中央へ向けて周回移動させ、続い
て斜め上方へ移動させることにより、引起こし装置1の
引き起こした茎葉部w1をこの掻込み装置3の下部中央
へ掻き込んで斜め上方へ押し上げるものとなしてある。 【0015】5は左右一対の引抜き搬送要部6、6から
なる引抜き搬送装置である。各引抜き搬送要部6は後上
がり傾斜線上で対向させたプーリに引抜き搬送ベルト7
を掛け回して形成したものである。これら要部6、6の
搬送ベルト7、7は左右に対向させてあって、ベルト
7、7間を引抜き搬送経路kとなす。 【0016】この引抜き搬送装置5は、掻込み装置3の
掻き込んだ茎葉の比較的上部を引抜き搬送経路kの搬送
始端に受け取り、続いて引抜き搬送ベルト7、7で挟持
して斜め上方f2(図2参照)へ搬送し、この搬送過程
で、下方の掘起こし刃8、8で掘り起こされた畝面Uの
作物wを土中から引き抜くようにしてある。 【0017】引抜き搬送装置5の下方には後向き搬送装
置9が設けてあり、図3に示すように機体の一部をなす
パイプフレームp1、p2に各別に固着された支持板9
1a、91bを介して装着された左右一対の後向き搬送
要部10、10からなっている。この搬送装置9の前後
傾斜は殆どなく概ね水平後方へ向けてある。 【0018】上記各後向き搬送要部10は次のようなも
のとなしてある。即ち、前後一対の端部プーリ11、1
2を支持板91a又は91b上に設け、これらプーリ1
1、12に無端状の挟持搬送ベルト13を掛け回してあ
る。左右の挟持搬送ベルト13、13は対向させてあっ
て、これらベルト13、13間が茎葉部w1の搬送経路
k1となされる。 【0019】各挟持搬送ベルト13の上方にはカバー板
92a又は92bが支持板91a又は91bと同体に設
けてあり、このカバー板92a又は92bの後部外側に
ボルトナットを介し、スクレーパ93を前後方向の位置
調整変位可能に装着してある。スクレーパ93は一枚の
金属板を屈曲成形したもので、図4に示すように平板状
の掻取り部93aと円弧状の張出し案内部93bを具備
している。このさい、掻取り部93aは挟持搬送ベルト
13の外周面上の特定個所に位置させ、張出し案内部9
3bはカバー板92a又は92bと挟持搬送ベルト13
の上方側面との間高さで、前記ベルト13の後部円弧状
部13aの周面に沿わせて位置させる。 【0020】引抜き搬送装置5と後向き搬送装置9の間
には図2に示すように切断装置14が設けてあり、この
切断装置14は円盤刃をモータで回転させるようになし
てある。 【0021】後向き搬送装置9に後続して整列装置15
が設けてある。この整列装置15の要部は、前後の高低
個所に一対のプーリ16、17を概ね縦面に沿わせるか
若しくはプーリ16、17下部を左側へ偏して傾斜させ
た状態での回転可能に設けると共に、これらプーリ1
6、17に無端状の搬送ベルト18を掛け回し、図4に
示すように専用の電動モータ19の回転を前部のプーリ
16に伝達し、搬送ベルト18の下側張り部18aを後
方の下向きf3へ駆動するように形成する。 【0022】この整列装置15と下部搬送装置9との前
後間には横倒し継送装置Yが設けてある。この横倒し継
送装置Yは、図5及び図6に示すように後向き搬送装置
9の後部左側のプーリ12に一体となされた回転中心軸
20にスターホイール21を固定すると共に、後向き搬
送装置9の後部左側のプーリ12の下方に回転中心軸2
0廻りへ自在に回転される案内ローラ22を設けた構成
となす。 【0023】23a及び23bは整列装置15の一部を
なす二本の案内棒で、後向き搬送装置9の搬送経路に関
連させて配置すると共に搬送ベルト18の下方に左右方
向で対向するように設けたものである。この案内棒23
a、23bは、後向き搬送装置9の下面近傍でこの搬送
装置9の後部左側のプーリ12よりも前方個所に前端を
固定し、後方へ向かうに伴って漸次上昇させて後向き搬
送装置9と案内ローラ22の間を通過させると共に後向
き搬送経路k1に近接させ、さらに後方では搬送ベルト
18の下側張り部18aに沿って斜め後方に導くと共
に、一方の案内棒23bをこれの後端へ向かうに伴って
搬送ベルト18から漸次横方へ遠ざけるようにしたもの
となす。 【0024】しかして、整列装置15には作物wの茎葉
部w1に対しその根側重量部w2を上昇させ茎葉部w1
の折れ曲がりを緩和させるものとした姿勢変更手段とし
ての案内板24を設けるのである。この案内板24は一
方の案内棒23bにのみ固着し、これの案内開始点から
案内終了点までの概ね全範囲に亘って存在させる。 【0025】25はエンジン、26及び26はエンジン
25の回転を伝動機構を介して伝達される車輪、27は
引抜き搬送装置5にエンジン25の回転を伝達するため
の駆動軸28を支持した軸受部、29は機体の前部を適
当高さに保持するためのゲイジ輪、30はゲイジ輪29
を機体に対し上下変位させるための回転操作ハンドル、
31は操縦ハンドル、32は左側の引抜き搬送要部6の
上端から斜め後方へ張り出させた茎葉排出装置、33は
クランク機構を介して前後移動され掘り起こし刃8を支
点34廻りへ振動させるための連結棒である。 【0026】左側の引抜き搬送要部6、左側の掻込み要
部4、左側の掘起こし刃8、及び、掘起こし刃8を支持
するための支持部材35は一体状に結合された組立品と
なしてあり、この組立品は正規状態では図2に実線で示
す位置に固定され、一方、茎葉部w1や雑草等が作動部
に詰まったときのような非正規状態では詰まり除去の作
業が行えるように仮想線mで示す位置に揺動される構成
となされている。 【0027】このさい、連結棒33は長さ途中を折れ曲
がり自在となすヒンジジョイント36aのほか、これの
全長を変更可能とした差込部36bを具備したものとな
して組立品の揺動が妨げられないようにしてある。 【0028】機体の左右各側において、掻込み要部4上
部と引抜き搬送要部6上面との間の空間はカバー板37
で被っている。このカバー板37は各掻込み要部4の後
端部の半円状外周に沿わせて屈曲させ、機体の側外方に
位置した部位は連結棒33の上方を被うように位置させ
てある。 【0029】次に、上記のように構成した収穫機により
玉葱wを収穫する際の主な作動を説明する。畝面Uに沿
わせて機体を走行させると、分草引起こし装置1が畝面
Uに列状に植立した玉葱wの茎葉部w1を隣接条列から
分離し、次に掻込み装置3がこの茎葉部w1を引抜き搬
送装置5の搬送始端に掻き込む。引抜き搬送装置5はこ
の掻き込まれた茎葉部w1の比較的上部を挟持搬送して
玉葱wを引き抜き、続いて後方の斜め上方f2へ搬送す
る。 【0030】掻込み装置3の係止突起4aは茎葉部w1
を掻き込んだ後、各掻込み要部4の後端で、機体中央側
から側外方へ向けて円弧状に移動されるが、この移動の
さい、茎葉部w1から分離された茎葉片とか、正常に処
理されなかった玉葱全体を一緒に持ち運ぶものとなる。
これら茎葉片や玉葱はカバー板92a又は92bが存在
してない場合には、このカバー板92a又は92bの内
方となっている空間周辺(特に左右各側の掻込み要部4
と連結棒33との間個所)に滞留し、ひいては掻込み装
置3の作動を損ねることとなるが、この実施例ではカバ
ー板92a又は92bが存在するため、このカバー板9
2a又は92bが茎葉片を機体の側外方へ案内し地上に
落下させるのであり、従って茎葉片の滞留による先のよ
うな障害は生じるものとならない。 【0031】引抜き搬送装置5で搬送される玉葱wは茎
葉部w1の首部を後向き搬送装置9の搬送始端に供給さ
れ、この後は挟持搬送ベルト13、13がこの茎葉部w
1の首部を挟持し、ほぼ水平向きの後方へ搬送する。 【0032】引抜き搬送装置5と後向き搬送装置9によ
る搬送中、引抜き搬送装置5は茎葉部w1を上方へ引張
し、この一方では後向き搬送装置9が挟持搬送ベルト1
3、13を介して根側重量部である玉部w2を係止して
その上昇を阻止する。従って、引抜き搬送装置5は後向
き搬送装置9との間に位置した茎葉部w1に引上げ力を
付与してこれを緊張状態となす。 【0033】このような後向き搬送装置9等による茎葉
部w1の搬送が進行すると、この搬送過程で切断装置1
4が茎葉部w1を一定高さ位置で切断する。この切断処
理のさいは茎葉部w1から分離された多数の茎葉片が各
後向き搬送要部10の挟持搬送ベルト上に落下し、その
移動に伴って後方へ搬送される。 【0034】左右の挟持搬送ベルト13、13が後側の
端部プーリ12を周回移動するとき、このベルト13に
連れ搬送される茎葉片がカバー板92a又は92bとこ
のベルト13との間を端部プーリ13の回転中心へ向け
て侵入しようとすることがあるが、張出し案内部93b
がこの茎葉片を前記ベルト13の外方へ案内し落下させ
るのであり、また前記ベルト13の外周面に付着した状
態で搬送される茎葉片もあるが、この茎葉片は掻取り部
93aが前記ベルト13から掻き取って落下させるもの
となる。従って、茎葉片は端部プーリ12の回転中心
や、ベルト緊張機構の存在する個所m1等の従来におけ
る茎葉詰まり個所に従来のように多く達するものとなら
ず、これら個所の茎葉の詰まりは防止される。 【0035】このさい、掻取り部93aは挟持搬送ベル
ト13に近接していることが重要であるが、この近接状
態はスクレーパ93をボルトナットを介し前後へ移動さ
せることにより簡便に変更される。 【0036】一方、切断装置14で茎葉部w1の上部を
切断除去された玉葱wは後向き搬送装置9に搬送されて
やがて横倒し継送装置Yに達する。この継送装置Yに達
した茎葉部w1は後向き搬送装置9の搬送終点に達する
前に図4に示す左側の挟持搬送ベルト13若しくは案内
棒23a、23bの前端部と、整列装置15の搬送ベル
ト18とで挟持されて後方へ搬送され、この搬送過程で
茎葉部w1にスターホイール21による係止搬送作用が
及ぶと共に玉部w2に案内ローラ22による案内作用が
及ぶものとなる。 【0037】このさい、茎葉部w1はスターホイール2
1の外周の円弧に沿って左側後方へ移動され、一方、玉
部w2は案内ローラ22の周面に接して後方へ円滑に移
動され、玉葱wは確実に横倒し姿勢となされる。 【0038】このように横倒しされた茎葉部w1が整列
装置15の搬送始端で搬送ベルト18と案内棒23a、
23bとで挟持された後は、搬送ベルト18が茎葉部w
1を図7に示すように案内棒23a、23b上に上方か
ら押さえつつ後方の斜め下方へ搬送するのであり、この
搬送中、玉部w2は茎葉部w1で吊り下げられた状態と
なり、この状態の下で、その側部を案内板24に案内さ
れて少しづつ右側へ押されて漸次上昇されるようにな
る。 【0039】玉部w2が整列装置15の搬送終端に達し
たとき、茎葉部w1の倒れ姿勢は変化しなくてもその首
部の折れ曲がりは緩和された状態となり、玉葱wは全体
的な横倒し姿勢となって、この姿勢のまま解放され、畝
面U上に落下される。 【0040】このような作動は機体の進行中に引き抜か
れた各玉葱wについて連続的に行われるのであり、収穫
された玉葱wは機体の走行跡の畝面U上に一定の横倒し
姿勢となって整列される。 【0041】なお、切断装置14で切り離された茎葉部
w1の先部は、引き抜き搬送装置5によりさらに上方へ
搬送された後、茎葉排出装置32により横方へ搬送さ
れ、機体側方の畝溝へ落下される。 【0042】 【発明の効果】上記した本発明によれば、収穫される作
物の茎葉部が切断装置で切断されるさいに茎葉部から分
離された茎葉片が、後向き搬送装置の挟持搬送ベルトの
外周面に付着する等して連れ搬送されると、この茎葉片
はスクレーパで逐次除去されるものとなるのであり、従
って、茎葉片が後向き搬送装置又はその周辺に絡み付い
てその搬送機能を損ねるといった従来の事態は発生しな
くなり、能率的な収穫処理が行えるのである。 【0043】またスクレーパが操縦ハンドルを持つ操縦
者の近くに位置させ得るため、スクレーパへの茎葉片の
詰まりの点検及び掃除等が収穫走行中に容易に行えるも
のとなる。 【0044】請求項3に記載したものによれば、張出し
案内部が後向き搬送要部のカバー板と挟持搬送ベルトと
の間に侵入しようとする茎葉片を排除するため、茎葉片
が後向き搬送装置又はその周辺に絡み付いて、その搬送
機能を損ねるといった事態はさらに確実に阻止され、収
穫処理が一層能率的に行えるものである。 【0045】請求項4に記載したものによれば、後向き
搬送要部のカバー板と挟持搬送ベルトとの間に侵入しよ
うとする茎葉片を円滑に排除できるものとなり、また請
求項5に記載したものによれば、周囲条件が変化しても
スクレーパを簡便に最適状態で機能させることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る玉葱等の根茎収穫機の平面図であ
る。 【図2】同収穫機の側面図である。 【図3】同収穫機の要部を示す斜視図である。 【図4】同収穫機の要部に装着されるスクレーパを示す
斜視図である。 【図5】同収穫機の要部を示す平面図である。 【図6】同収穫機の要部を後方から見た図である。 【図7】前記要部における搬送ベルトと案内棒とで玉葱
を挟持搬送する状態を示す断面図である。 【符号の説明】 5 引抜き搬送装置 9 後向き搬送装置 10 後向き搬送要部 11、12 端部プーリ(案内車) 13 挟持搬送ベルト 13a 挟持搬送ベルト13の後部円弧状部分 14 切断装置 31 操縦ハンドル 92a、92b カバー板 93 スクレーパ 93a 掻取り部 93b 張出し案内部 w 玉葱 w1 茎葉部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 前部に引抜き搬送装置、そして後部に操
    縦ハンドルを備え、引抜き搬送装置の下方前部から後方
    へ向けて後向き搬送装置を設けると共に、引抜き搬送装
    置と後向き搬送装置の間に切断装置を設けた根茎収穫機
    において、該後向き搬送装置に後続して設ける整列装置
    と、後向き搬送装置と整列装置の間に設けて作物を横倒
    し姿勢となす横倒し継送装置とを設け、整列装置は、横
    倒しされた作物の茎葉部を搬送ベルトと案内棒とで挟持
    して後方の斜め下方へ搬送し、搬送終端から作物を横倒
    し姿勢のまま畝面上に落下させる構成とし、前記後向き
    搬送装置の挟持搬送ベルトが連れ回る茎葉片を挟持搬送
    ベルトから分離させるための一枚の金属板を屈曲形成し
    たスクレーパを前記後向き搬送装置の後部に装設し、ス
    クレーパは、前記後向き搬送装置の挟持搬送ベルトが後
    側の端部プーリを周回移動するとき、挟持搬送ベルトの
    周面に付着した茎葉片を挟持搬送ベルトの周面から分離
    させると共に、挟持搬送ベルトとこのベルト上に設ける
    カバー板の間内に侵入しようとする茎葉片を挟持搬送
    ルトの外方へ案内し落下させる張出し案内部を設けるこ
    とを特徴とする根茎収穫機。
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