JP3454723B2 - 収穫機の茎葉切断装置 - Google Patents

収穫機の茎葉切断装置

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JP3454723B2
JP3454723B2 JP24851098A JP24851098A JP3454723B2 JP 3454723 B2 JP3454723 B2 JP 3454723B2 JP 24851098 A JP24851098 A JP 24851098A JP 24851098 A JP24851098 A JP 24851098A JP 3454723 B2 JP3454723 B2 JP 3454723B2
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、玉ねぎ、ニ
ンニク、ショウガ、ユリ等の鱗茎作物、又は、ニンジ
ン、ダイコン、ゴボウ等の作物の収穫に使用する収穫機
茎葉切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、畝で育成した玉ねぎを収穫する玉
ねぎ収穫機として、特開平9−84427号公報に記載
のものがある。この種の玉ねぎ収穫機は、畝に沿って走
行機体を進行させながら、前部に備えた掘起し具によっ
て作物を掘り起こし、掘り起こした玉ねぎの茎葉部を引
抜搬送装置で挟持して後上方に搬送すると共に、挟持部
分よりも下側の茎葉部を位置決め搬送装置によって挟持
して後方に搬送し、その搬送途中において、引抜搬送装
置による挟持部分と位置決め搬送装置の挟持部分との間
で、茎葉部をカッタにより切断していくように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、茎葉部を引抜搬送装置と位置決め搬送装置とで挟持
しているが、その挟持部分はカッタから離れているた
め、切断時に茎葉部がカッタから逃げて、切断もれ、切
り口の不揃いを生じることがある。本発明は、前記問題
点を解消することを目的とする。
【0004】本発明は、カッタの上下に一対のガイド部
材を設ける、カッタの上側にガイド部材を設けてそれを
カッタにオーバラップさせる等により、茎葉部の切断も
れ、切り口の不揃い等を防止できるようにした収穫機の
茎葉切断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、畝Aから掘り起こした作
物Bの茎葉部B1を引抜搬送装置6で挟持して後上方に
搬送すると共に、引抜挟持部分よりも下側の茎葉部B1
を位置決め搬送装置7によって挟持して後方に搬送し、
その搬送途中において、引抜搬送装置6による引抜挟持
部分と位置決め搬送装置7の搬送挟持部分との間で、茎
葉部B1をカッタ70により切断する収穫機の茎葉切断
装置において、前記茎葉部B1の引抜挟持部分と搬送挟
持部分との間のカッタ70の上側と下側とに、カッタ7
0に対抗して茎葉部B1を受けながら案内する一対のガ
イド部材73、74を設けていることである。
【0006】これによって、切断時に、茎葉部B1はカ
ッタ70に押されてもその上側と下側とでガイド部材7
3、74によって受けられ、カッタ70から逃げること
なく正常に切断される。本発明における課題解決のため
の第2の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前
記上側ガイド部材73をカッタ70の外方からオーバラ
ップ状態に張り出して、カッタ70の外周と2位置で交
差させていることである。
【0007】これによって、茎葉部B1は上側ガイド部
材によってカッタ70に積極的に押し付けられ、カッタ
70から逃げることなくより正常に切断される。本発明
における課題解決のための第3の具体的手段は、第1又
は2の具体的手段に加えて、前記カッタ70を後上方へ
位置調整自在に設け、下側ガイド部材74をカッタ70
の外周近傍に位置させ、上下ガイド部材を略平行に配置
し、かつカッタ70の位置調整方向に略沿わせているこ
とである。
【0008】これによって、茎葉部B1の切断位置変更
のためにカッタ70を後上方へ位置調整自在に設けて
も、各位置において、上下ガイド部材73、74はカッ
タ70に対して略適正位置に配置され、茎葉部B1は正
常に切断される。本発明における課題解決のための第4
の具体的手段は、畝から掘り起こした作物の茎葉部B1
を引抜搬送装置6で挟持して後上方に搬送すると共に、
引抜挟持部分よりも下側の茎葉部B1を位置決め搬送装
置7によって挟持して後方に搬送し、その搬送途中にお
いて、引抜搬送装置6による引抜挟持部分と位置決め搬
送装置7の搬送挟持部分との間で、茎葉部B1をカッタ
70により切断する収穫機の茎葉切断装置において、前
記カッタ70を後上方向位置調整自在に設け、引抜挟持
部分と搬送挟持部分との間のカッタ70の上側でかつカ
ッタ70の位置調整方向に略沿わせて、カッタ70に対
抗して茎葉部B1を受けながら案内するガイド部材73
を設け、このガイド部材73をカッタ70の外方からオ
ーバラップ状態に張り出して、カッタ70の外周と2位
置で交差させているである。
【0009】これによって、切断時に、茎葉部B1はカ
ッタ70に押されてもその上側のガイド部材73によっ
て受けられ、カッタ70から逃げることなく正常に切断
される。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説
明する。図1〜5において、収穫機1は、歩行型の玉ね
ぎ収穫機を例示しており、畝Aを跨いで畝長手方向に走
行(前進・後進)自在であって、走行機体1Aの左右両
側に駆動輪(後輪)2L,2Rを、後上部に操縦ハンド
ル51をそれぞれ備えているとともに、走行機体1Aの
左右の一方、図示では右側のみにゲージ輪(従動輪,前
輪)3を有するゲージ輪装置を備えている。
【0010】本実施の形態では、畝Aに作物(玉ねぎ)
Bを、列状に4条育成したものを収穫する場合であっ
て、玉ねぎ収穫機1を1つの畝Aに対して往復走行さ
せ、往路で、畝Aの左右方向一側(右側)の2条の作物
Bの掘起し・茎葉切断処理を行い、復路で、他の(左側
の)2条の作物Bの掘起し・茎葉切断処理を行うように
した態様のものを例示している。
【0011】この収穫機1の走行機体1Aは、その前部
から後部にかけて、分草装置4、掻込み装置5、引抜搬
送装置6、位置決め搬送装置7及び引抜搬送装置6と位
置決め搬送装置7間に備えた茎葉切断装置8並びに整列
排出装置(放出手段)9を配置すると共に、これらを機
体フレーム12に取付け支持して主構成されている。前
記機体フレーム12は、角又は丸形状の筒材、板材等で
形成され、前後方向に配置された左右一対の主枠材12
Aと、その後端側を相互に連結している連結枠材で等で
主構成されている。
【0012】機体フレーム12の前部には、玉ねぎの引
き抜きを容易にするため、畝Aを膨軟化する左右一対の
サブソイラ(掘起し具)10が備えられている。左右一
対のサブソイラ10は、支柱部10Aと、この支柱部1
0Aの下端から左右方向内方に折曲された刃部10Bと
をそれぞれ有し、正面視L形に形成されている。前記サ
ブソイラ10は引抜搬送装置6の下部近傍の左右方向外
側方に位置しており、図2に示すように、支柱部10A
の上部が機体フレーム12側に枢軸14を介して左右方
向の軸心廻りに回動自在に枢支され、この枢支部分より
も上側に押引ロッド15の前端側が枢支連結され、この
押引ロッド15を図外の駆動手段を介して前後に押引き
することにより、サブソイラ10が枢軸14を中心とし
て前後に往復揺動するように構成されている。
【0013】このサブソイラ10が往復動して前後に振
動することで、作物Bの下方位置で畝Aを切削振動させ
この畝Aを膨軟化して作物Bを掘り起こし、その後の作
物Bの引き抜きを援助している。機体フレーム12の後
部にはエンジン11が搭載されており、このエンジン1
1からの動力は機体フレーム12に搭載されたミッショ
ンケース13内の動力伝達機構に伝達され、ミッション
ケース13からは、前方に突出されたPTO軸17によ
って動力が出力されると共に、伝動機構、変速機構等を
介して、左右の伝動ケース19L,19R内の動力伝動
機構等に動力が伝達されて左右の駆動輪2L,2Rが回
転駆動されるように構成されている。
【0014】左右対の伝動ケース19L,19Rの一
方、図では左側の伝動ケース19Lは機体フレーム12
の後部に備えている左右方向の拡縮案内機構20および
入れ子構造の伸縮伝動筒21等を介して左右方向に伸縮
(拡縮)自在であり、畝Aの幅に応じてトレッドが調整
可能とされていて、左右一対の駆動輪2L,2Rが畝間
溝A1上を転動可能である。
【0015】PTO軸17からの動力は、機体フレーム
12側に支持された伝動ケース22内の駆動軸に断接自
在に伝達され、この駆動軸から伝動軸27を介して分草
装置4に動力が伝達されると共に、引抜搬送装置6に動
力が伝達され、ここから掻込み装置5と位置決め搬送装
置7へと動力が伝達され、さらに、位置決め搬送装置7
から整列排出装置9へと動力が伝達されるように構成さ
れている。
【0016】分草装置4は、機体フレーム12の左右各
主枠材12Aの先端側に固定した支持板16に取付け固
定された分草伝動ケース30と、このケース30の上下
部に軸支されたスプロケットホイール31,32と、こ
のホイール31,32に巻掛けている無端チェーン33
と、このチェーン33の長手方向に起倒自在として付設
されているタイン34と、分草伝動ケース30の下部に
備えられていて前方に延伸している分草部材(デバイ
ダ)35等から構成されている。
【0017】分草伝動ケース30は前下り傾斜状で左右
方向に間隔をおいて3個が並設されており、畝Aの側面
肩部にひとつと作物Bの条間の2つにそれぞれ対応しか
つ作物Bの左右両側に位置しており、X方向(図4)に
循環するするタイン34によって、隣の作物条に向かっ
て横たわるように倒伏した作物Bの茎葉部B1又は畝A
からはみだすように倒伏した茎葉部B1を下から掬い上
げ、引き上げて前後方向に整列し、掻込み装置5によっ
て掻込み易いように茎葉部B1の姿勢を整えると共に、
引き抜く作物Bの茎葉部B1と引き抜かない作物Bの茎
葉部B1とを分草する。
【0018】また、畝Aの肩部と対応する分草部材35
には、左右方向外方に張出した分草カバー35Bが備え
られていて、この分草カバー35Bはゲージ輪3を上方
からほぼ覆うようになっていて、倒伏されていた長大な
茎葉部B1が分草部材35で持上げられて再倒伏された
とき、ゲージ輪3で踏込むのを防止している。掻込み装
置5は、上部の駆動プーリ36と下部の従動プーリ37
とに亘って無端ベルトで示す無端回走体38を巻掛けて
なる掻込み体を左右一対備えて構成されている。前記無
端回走体38は、移送方向に対して後退角を有して傾斜
して列設されている掻込み爪40を有し、この掻込み爪
40の先端が前記中央の分草ケース30と対応する後方
位置において互いに交叉している。
【0019】そして、左右の無端回走体38を図3矢示
Y方向に循環移送することで、掻込み爪40が循環移送
され、2条の茎葉部B1を左右から抱込み状に持上げ、
直線状に引き伸ばし、後続する引抜搬送装置6に対して
円滑かつ確実に受継(受け渡し)をする。引抜搬送装置
6は、前下がり傾斜状として配置されている左右対の支
持カバー41のそれぞれの下面側に、上部の駆動プーリ
42と、下部の従動プーリ43とを軸支して備え、両プ
ーリ42,43にゴムベルトで例示する搬送ベルト44
L,44Rを巻き掛けて、図5矢示Z方向に循環移送す
るように構成されている。
【0020】したがって、前記引抜搬送装置6は、前部
の引き抜き開始部位(従動プーリ43への巻掛け部)よ
り後方に向かうにしたがって、上方に移行するように後
上がり傾斜状として配置されている。この引抜搬送装置
6の後上り傾斜に対して、前記掻込み装置5は後上り傾
斜が大きく設定されており、この掻込み装置5における
前部の掻込み開始部位の近傍に、具体的にはやや上方
に、引抜搬送装置6における引き抜き開始部位が近接し
て配置されている。
【0021】引抜搬送装置6における右側の終端部位の
上下には、スターホイールで例示する茎葉部放出回転体
45が備えられており、切断屑である茎葉部を畝A間に
投下するようにされている。また、引抜搬送装置6の移
送中途まで掻込み装置5の掻込み作用部が位置している
ことから、長い茎葉部B1の移送中の倒れを防止してい
る。
【0022】引抜搬送装置6の下部(始端側)には位置
決め搬送装置7が後方に延びるように備えられている。
この位置決め搬送装置7は、図4、5に示すように、無
端ベルトからなる左右一対の搬送ベルト46L,46R
を備えていて、前部の受継部位より移送方向後方へ向か
ってほぼ水平方向に延伸して配置されており、引抜搬送
装置6における引き抜き開始部位の近傍に、位置決め搬
送装置7の受継開始部位が近接して配置されている。
【0023】左右各搬送ベルト46L,46Rは、駆動
プーリ47L,47Rと従動プーリ48L,38R、テ
ンションプーリ49L,49R及びガイドプーリ50
L,50Rに図5矢示Q方向に巻き掛けられており、作
物Bを後方に移送可能であり、その移送中途において、
茎葉切断装置8によって茎葉部B1を所定長さを残して
切断可能とされている。
【0024】すなわち、掻込み装置5でほぼ直線状に伸
長されている茎葉部B1を引抜搬送装置6の左右搬送ベ
ルト44L,44Rによって挟みつけて後方に移送する
とき、このベルト44L,44Rが後上り傾斜であるこ
とから、2条の作物Bは畝Aから徐々に引き抜かれる。
そして、引き抜き開始後に、位置決め搬送装置7の左右
搬送ベルト46L,46Rによって、茎葉部B1の、引
抜搬送装置6による挟持部分よりも下側が挟持されて後
方に搬送される。
【0025】このとき、引抜搬送装置6の左右搬送ベル
ト44L,44Rによって作物Bが持上げられて鱗茎部
(根菜作物であれば根部)B2が左右搬送ベルト46
L,46Rの下面側に接当すると、鱗茎部B2の位置決
め搬送装置7に対する上昇が規制されて位置決めされ、
この鱗茎部B2の上昇が規制された後は、引抜搬送装置
6による茎葉部B1の挟持部分にすべりが生じて、作物
Bは畝A上面から略一定高さの位置でかつ引抜搬送装置
6と位置決め搬送装置7との間で茎葉部B1が張った状
態で後方に搬送されるようになっている。
【0026】そして、引抜搬送装置6と位置決め搬送装
置7とに亘って茎葉部B1を伸長状態にして、両者のフ
トコロ(三角形状空間)Sに配置した茎葉切断装置8に
て茎葉部B1が切断され、切断後は、位置決め搬送装置
7によって鱗茎部B2が後方に搬送され、一方、切断さ
れた茎葉部B1の上部は葉部放出回転体45によって右
側に放出されるようになっている。
【0027】茎葉切断装置8は、図4、5に示すよう
に、円板鋸歯状の回転式カッタ70を備えている。この
カッタ70は、略水平に配置されて支持ケース69に上
下方向の軸心廻りに回転自在に支持されており、支持ケ
ース69は、機体フレーム12側に取付けた支持板のガ
イド溝71に沿って、カッタ70が水平姿勢を保持した
まま、前方に向かうに従って下方に傾斜する斜め方向に
上下位置調整できるように支持されている。
【0028】また、カッタ70には、エンジン11から
の動力が駆動軸25及び巻掛け伝動体72等の動力伝達
機構を経て、伝達されるように構成されている。前記茎
葉切断装置8は、カッタ70の上側と下側とに走行機体
1Aに支持された一対のガイド部材73、74を有して
いる。この上下ガイド部材73、74は棒状材、パイプ
材又は帯板材等で形成されており、茎葉部B1の引抜搬
送装置6による引抜挟持部分と位置決め搬送装置7の搬
送挟持部分との間に配置されている。
【0029】上下ガイド部材73、74は、図5に示す
平面視において、搬送ベルト46R、46L間の茎葉部
B1の搬送通路と略平行でかつカッタ70の軸芯と反対
側に位置しており、下側ガイド部材74をカッタ70の
外周近傍に位置させ、上側ガイド部材73を下側ガイド
部材74よりもカッタ70の外方からオーバラップ状態
に張り出して、カッタ70の外周と2位置で交差させて
いる。すなわち、上側ガイド部材73の上下端部は下側
ガイド部材74と左右方向略同一にあるが、中途部は下
側ガイド部材74よりも搬送通路に近接している。
【0030】また、図4に示す側面視において、下ガイ
ド部材74はガイド溝71に略沿っていて、後上方へ位
置調整されるカッタ70と接触しないように傾斜配置さ
れ、上ガイド部材73は引抜搬送装置6の傾斜角度と下
ガイド部材74の傾斜角度の中間的な傾斜角度で、カッ
タ70及び引抜搬送装置6と接触しないように配置さ
れ、上下ガイド部材73、74は概ね互いに平行であ
り、かつカッタ70の位置調整方向に略沿わされてい
る。
【0031】従って、茎葉部B1は上下の引抜挟持部分
と搬送挟持部分とで挟持された状態で、カッタ70の上
下近傍を上下ガイド部材73、74によって案内され、
その状態で、回転するカッタ70を押し付けて切断する
ことになり、受けがしっかりするので、茎葉部B1の切
断が正常に行われる。前記上下ガイド部材73、74は
少なくとも上側ガイド部材73があればよく、カッタ7
0から上下の引抜挟持部分及び搬送挟持部分までの間隔
よりも短い間隔で茎葉部B1の受けをすることができ、
しかも、下ガイド部材74よりもカッタ70側に突出し
ているので、より強力に受けることができる。
【0032】位置決め搬送装置7の後部には整列排出装
置9が備えられており、引き起こされて結束できる茎葉
部B1を残して切断された作物Bを畝A上に整列して投
入排出するようにしている。なお、ガイドローラ50
L,50Rによる搬送ベルト46L,46Rの密着部分
は、カッタ70を最下端に位置させたときに、このカッ
タ70の前方に位置するように設定される。また、ガイ
ドローラ50L,50Rを搬送ベルト46L,46Rに
沿って前後に移動調節可能としてもよい。
【0033】図4、5において、整列排出装置9は茎葉
切断装置8の後方部位に配置されており、位置決め搬送
装置7の搬送ベルト46L,46Rの上方にあってかつ
このベルト46L,46Rの挟持面(移送方向)に対し
て交叉配置されている前後方向に長い上部ガイド棒80
と、搬送ベルト46L,46Rの下方にあってかつ前記
上部ガイド棒80に対して交叉配置されている前後方向
に長い2本の下部ガイド棒81を備えている。
【0034】この下部ガイド棒81の後端は下方に折曲
されていてその一方の下部ガイド棒81には垂直板面を
有するガイド板82が固着されており、2本の下部ガイ
ド棒81の下方折曲部81Aに相対する後方には、上部
の駆動プーリ83Aと下部の従動プーリ83B間に巻掛
けられている突起84Aを有する排出ベルト84が備え
られている。前記排出ベルト84は矢示T方向に循環移
送自在である。
【0035】また、搬送ベルト46Rの従動プーリ48
Rと同軸としてスターホイール85が回転可能に装着さ
れていて矢示Q方向に移送する搬送ベルト46Rの移送
力を受けてスターホイール85は排出方向に駆動されて
いる。前記整列排出装置9は、茎葉切断後に鱗茎部B2
を下部ガイド棒81とガイド板82によって左側に方向
転換させながら後方へ移送し、下方折曲部81Aと排出
ベルト84の突起84Aにて短くなった茎葉部B1を支
えながら、ゆっくりと右側駆動輪2Aの内方における畝
A上に落下排出する前記各駆動輪2L,2Rは、周方向
等間隔に羽根ラグを配置し、各羽根ラグ間に複数のブロ
ックラグ(小ラグ)を配置した実質的に幅狭な農用車輪
であり、前記ゲージ輪3は駆動輪2L,2Rよりも幅広
な車輪であり、主に空気入りタイヤが使用されている。
【0036】ゲージ輪3は、サブソイラ10と分草装置
4との中間位置右側方に配置されており、このゲージ輪
3を有するゲージ輪装置は、下部に二股部を有してゲー
ジ輪3を支持する支持杆55と、走行機体1Aの機体フ
レーム12Aに取り付けられていて支持杆55を回り止
め状態で進出長さ調整自在に支持する外筒体56と、こ
の外筒体56に支持されていて回転することにより支持
杆55の進出長さ(高さ)を調整する回動軸(図示せ
ず)と、走行機体1A側に支持されていて手元ハンドル
53の回転を前記回動軸に伝達する伝動軸52とを有す
る。
【0037】前記外筒体56は左右位置調整すべく、機
体フレーム12Aに固定のブラケット58に対して外筒
体56に固定の取付け体59を左右位置変更自在に取付
けている。このブラケット58及び取付け体59等によ
って、ゲージ輪装置を走行機体1Aに左右位置変更自在
に取付けるための左右位置変更取付け手段54が構成さ
れている。
【0038】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
カッタ70は上下方向位置固定しておいて、上下ガイド
部材73、74を略水平(位置決め搬送装置7と平行)
に配置してもよく、上下ガイド部材73、74は互いに
連結しておいてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、上下一対
のガイド部材により、引抜挟持部分及び搬送挟持部分よ
りもカッタに近い位置で茎葉部を受けることができ、カ
ッタに対抗した受けが確実となり、茎葉部をカッタから
逃がすことなく確実に切断でき、切り口も揃えることが
でき、上側ガイド部材をカッタの外方からオーバラップ
状態に張り出すことにより、茎葉部をカッタに積極的に
押し付けることができ、カッタを後上方へ位置調整自在
に設けていても、上下ガイド部材をカッタに対して略適
正位置に配置できる。
【0040】また、上側ガイド部材により、引抜挟持部
分よりもカッタに近い位置で茎葉部を受けることがで
き、茎葉部をカッタに積極的に押し付けることができ、
カッタに対して略適正位置に配置でき、茎葉部をカッタ
から逃がすことなく確実に切断でき、切り口も揃えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収穫機を示す全体平面図である。
【図2】同全体側面図である。
【図3】同全体正面図である。
【図4】本発明の実施の形態の要部を示す概略側面図で
ある。
【図5】同平面図である。
【符号の説明】
1 収穫機 1A 走行機体 6 引抜搬送装置 7 位置決め搬送装置 8 茎葉切断装置 70 カッタ 71 ガイド溝 73 上側ガイド部材 74 下側ガイド部材 12 機体フレーム A 畝 B 作物 B1 茎葉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪辻 隆雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平9−266717(JP,A) 特開 平8−298835(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 13/00 - 33/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畝から掘り起こした作物の茎葉部を引抜
    搬送装置で挟持して後上方に搬送すると共に、引抜挟持
    部分よりも下側の茎葉部を位置決め搬送装置によって挟
    持して後方に搬送し、その搬送途中において、引抜搬送
    装置による引抜挟持部分と位置決め搬送装置の搬送挟持
    部分との間で、前下方から後上方へ位置調整自在に設け
    カッタにより茎葉部を切断する収穫機の茎葉切断装置
    において、 前記茎葉部の引抜挟持部分と搬送挟持部分との間のカッ
    タの上側と下側とに、カッタに対抗して茎葉部を受けな
    がら案内する一対のガイド部材を前下方から後上方へ傾
    斜してカッタの位置調整方向に略沿って設けていること
    を特徴とする収穫機の茎葉切断装置。
  2. 【請求項2】 前記上側ガイド部材をカッタの外方から
    オーバラップ状態に張り出して、カッタの外周と2位置
    で交差させていることを特徴とする請求項1に記載の収
    穫機の茎葉切断装置。
  3. 【請求項3】 前記上下ガイド部材を略平行に配置し、
    上ガイド部材を引抜搬送装置の傾斜角度と下ガイド部材
    の傾斜角度の中間的な傾斜角度に配置していることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の収穫機の茎葉切断装
    置。
  4. 【請求項4】 畝から掘り起こした作物の茎葉部を引抜
    搬送装置で挟持して後上方に搬送すると共に、引抜挟持
    部分よりも下側の茎葉部を位置決め搬送装置によって挟
    持して後方に搬送し、その搬送途中において、引抜搬送
    装置による引抜挟持部分と位置決め搬送装置の搬送挟持
    部分との間で、前下方から後上方へ位置調整自在に設け
    カッタにより茎葉部を切断する収穫機の茎葉切断装置
    において、 前記引抜挟持部分と搬送挟持部分との間のカッタの上側
    でかつカッタの位置調整方向に略沿わせて、カッタに対
    抗して茎葉部を受けながら案内するガイド部材を前下方
    から後上方へ傾斜してカッタの位置調整方向に略沿って
    設け、このガイド部材をカッタの外方からオーバラップ
    状態に張り出して、カッタの外周と2位置で交差させて
    いることを特徴とする収穫機の茎葉切断装置。
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