JP2001189215A - 平面コイルおよびトランス - Google Patents

平面コイルおよびトランス

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JP2001189215A
JP2001189215A JP37496399A JP37496399A JP2001189215A JP 2001189215 A JP2001189215 A JP 2001189215A JP 37496399 A JP37496399 A JP 37496399A JP 37496399 A JP37496399 A JP 37496399A JP 2001189215 A JP2001189215 A JP 2001189215A
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coil
coil conductor
conductor wire
insulating substrate
neck
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JP37496399A
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Takashi Kajino
隆 楫野
Manabu Ota
学 太田
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁基板上にコイル導体線条を有する平面コ
イルにおいて、反りを低減する。 【解決手段】 絶縁基板の片面または両面に、金属から
なる螺旋状の土台部を有し、この土台部の上にコイル導
体線条を有し、前記コイル導体線条の延びる方向に垂直
な断面における前記コイル導体線条断面の形状が、前記
土台部に接する矩形の首部と、この首部上に張り出した
頭部とを有するものであり、前記断面において、前記土
台部の高さをBh、幅をBwとし、前記頭部の高さをH
h、幅をHwとし、前記首部の幅をNwとしたとき、 1.2≦Hw/Nw≦10、 0.5Nw≦Bw<Hw、 0.001≦Bh/Hh≦1/3である平面コイル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁基板上に螺旋
状の導体線条を設けた平面コイルと、この平面コイルを
利用したトランスとに関する。
【0002】
【従来の技術】平面コイルは、絶縁基板上に導体線条を
螺旋状に形成したものであり、デジタルオーディオディ
スクの二軸アクチュエータや平面ディスプレイ(液晶デ
ィスプレイ等)などの電源用または信号用として広く用
いられている。
【0003】平面コイルの製造方法は、例えば特開平7
−213027号公報に記載されている。この方法で
は、絶縁基板上に無電解めっきの核となるめっき触媒を
付与した後、コイルパターンに対応したレジストパター
ンを形成し、このレジストパターンをマスクとして無電
解めっきにより薄膜導体層を析出させ、この薄膜導体層
を下地として電気めっきによりコイル導体パターンを形
成する。また、同公報には、従来技術として、絶縁基板
上に蒸着によりめっき下地を形成した後、レジストパタ
ーンを形成し、次いで電気めっきを行ってコイルパター
ンを形成した後、レジストパターンの除去およびコイル
パターン間の下地をエッチングにより除去する方法も記
載されている。
【0004】また、特開平6−176318号公報に
は、薄膜磁気ヘッドに内蔵される平面コイルの製造方法
として、まず、下地となる第1のコイルをパターンめっ
き法により形成し、次いで、この第1のコイルを除く領
域にレジストパターンを形成した後、第1のコイル上に
電気めっきにより第2のコイルを形成する方法が記載さ
れている。
【0005】ところで、平面コイルとしては、幅が細く
かつ厚い、いわゆるハイアスペクト導体線条が狭い間隔
で配列したものが要求されるようになってきている。導
体線条をハイアスペクトパターンとすることにより、直
流抵抗が小さくなる。
【0006】しかし、ハイアスペクトパターンとするた
めに導体線条を厚くすると、電気めっきの際に導体線条
内に応力が溜まり、その結果、絶縁基板に反りが発生し
やすいという問題がある。絶縁基板に反りが発生する
と、製造プロセス内での取り扱いに重大な支障が生じ、
また、トランスとする際に2つの平面コイルを積層する
ことが困難となる。
【0007】電気めっきの速度を極端に低下させれば上
記応力を低減することができるが、その場合、処理時間
が大幅に長くなり、量産性が大きく低下してしまう。ま
た、絶縁基板を厚くすれば反りは小さくなるが、そもそ
も平面コイルは、コイルを組み込む電子部品の全厚を抑
えるために利用されるので、絶縁基板を厚くすると平面
コイルの特徴が大幅に減じられることになる。また、絶
縁基板の表裏に対称的な形状のコイルパターンを形成す
ることにより、絶縁基板の両側における応力を相殺して
反りを低減することも考えられる。しかし、絶縁基板両
面のコイルパターンを、スルーホールを介して直列に接
続する場合、両コイルパターンが対称形状であると、そ
れぞれのコイルが発生する磁束が打ち消しあい、インダ
クタンスがほとんどゼロになってしまう。一方、コモン
モードフィルタとする場合には、対称パターンとするこ
とができる。しかし、絶縁基板の表裏において電気めっ
き条件を完全に一致させることは難しいため、絶縁基板
の表裏にほぼ完全な対称形状のコイルパターンを形成し
ても、絶縁基板の反りをほぼ完全になくすことは難し
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、絶縁
基板上にコイル導体線条を有する平面コイルにおいて、
反りを低減することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記(1)
〜(5)の本発明によって達成される。 (1) 絶縁基板の片面または両面に、金属からなる螺
旋状の土台部を有し、この土台部の上にコイル導体線条
を有し、前記コイル導体線条の延びる方向に垂直な断面
における前記コイル導体線条断面の形状が、前記土台部
に接する矩形の首部と、この首部上に張り出した頭部と
を有するものであり、前記断面において、前記土台部の
高さをBh、幅をBwとし、前記頭部の高さをHh、幅
をHwとし、前記首部の幅をNwとしたとき、 1.2≦Hw/Nw≦10、 0.5Nw≦Bw<Hw、 0.001≦Bh/Hh≦1/3 である平面コイル。 (2) Bw≦0.9Hw である上記(1)の平面コイル。 (3) 絶縁基板の片面または両面に、螺旋状のコイル
導体線条を有し、前記コイル導体線条の延びる方向に垂
直な断面における前記コイル導体線条断面の形状が、前
記絶縁基板に接する矩形の首部と、この首部上に張り出
した頭部とを有し、前記断面において、前記首部の幅を
Nw、前記頭部の幅をHwとしたとき、 1.2≦Hw/Nw≦10 である平面コイル。 (4) 前記絶縁基板の厚さをTとし、前記コイル導体
線条の高さをHとしたとき、 0.1≦T/H≦2 である上記(1)〜(3)のいずれかの平面コイル。 (5) 上記(1)〜(4)のいずれかの平面コイルを
複数積層して構成されるトランス。
【0010】
【発明の実施の形態】本出願人は、細幅で厚いハイアス
ペクト導体線条を有する平面コイルおよびその製造方法
を、特開平11−204337号および特開平11−2
04361号公報で提案している。これらの公報に記載
された平面コイルの断面を、図3に示す。図3に示す平
面コイルは、絶縁基板2上に、金属からなる螺旋状の土
台部3を有し、この土台部3上にコイル導体線条4を有
する。コイル導体線条4の断面は、土台部3に接する首
部41と、この首部41上に張り出した頭部42とを有
するマッシュルーム状である。なお、図示する断面は、
コイル導体線条4の延びる方向に垂直な断面である。
【0011】土台部3は、コイル導体線条4を電気めっ
きにより形成する際に下地層となった領域であり、金属
から構成される。前記下地層は、まず、絶縁基板2の全
面に形成される。次いで、その上にコイル導体線条4を
形成した後、前記断面において隣り合うコイル導体線条
間をエッチングすることにより、図示する土台部3が形
成される。そのため、上記特開平11−204337号
および特開平11−204361号公報に図示されてい
るように、土台部3の幅Bwは、頭部42の幅Hwと同
じとなる。
【0012】これに対し本発明では、土台部3の幅Bw
を、頭部42の幅Hwよりも小さくする。すなわち、断
面形状を例えば図1に示されるものとする。マッシュル
ーム状断面を有する平面コイルでは、矩形断面を有する
従来の平面コイルに比べ、絶縁基板の反りを小さくでき
るが、土台部3の幅Bwを頭部42の幅Hwよりも小さ
くすることにより、反りをさらに低減できる。
【0013】土台部3は、コイル導体線条4を電気めっ
き法により形成する際に利用した下地層をエッチングす
ることにより、その一部を残存させたものである。した
がって、コイル導体線条4を電気めっき法以外の方法、
例えば蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等
の真空成膜法や、無電解めっき法などにより形成する場
合には、図2に示すように土台部3を設ける必要はな
い。ただし、電気めっき法以外の方法を利用する場合で
も、絶縁基板2に対するコイル導体線条4の接着性を高
くするために、上記寸法の土台部3を設けてもよい。
【0014】また、コイル導体線条4を電気めっき法に
より形成した場合でも、上記導電性下地層をエッチング
する際の条件を制御することにより、図2に示す場合と
同様にBw=Nwとすることができ、さらに、Bw<N
wとすることもできる。本発明にはこれらの構成も包含
される。なお、BwがNwよりも著しく小さくなると、
コイル導体線条4の絶縁基板2に対する接着性が低くな
り、製造工程において取り扱う際にコイル導体線条4が
剥離するおそれがあるので、BwはNwの0.5倍以上
とする。
【0015】したがって本発明では、 0.5Nw≦Bw<Hw とする。なお、反り低減のためには、 Bw≦0.9Hw であることがより好ましい。
【0016】土台部3は、コイル導体線条4の接着性が
確保できる範囲において、できるだけ薄くすることが好
ましい。具体的には、前記断面において、土台部3の高
さをBhとし、頭部42の高さをHhとしたとき、 0.001≦Bh/Hh≦1/3 である。ただし、Bhは0.3μm以上であることが好
ましい。Bh/Hhが大きすぎると、反り低減効果が不
十分となる。一方、Bh/HhまたはBhが小さすぎる
と、コイル導体線条4の接着性が不十分となりやすい。
【0017】また、図示する断面において、首部41の
幅をNw、頭部42の幅をHwとしたとき 1.2≦Hw/Nw≦10 であり、好ましくは 2≦Hw/Nw≦5 である。Hw/Nwが小さすぎると、すなわち、首部4
1の幅が相対的に広すぎると、コイル導体線条4を形成
する際に生じた応力が絶縁基板2に影響を与えやすくな
る。一方、Hw/Nwが大きすぎると、すなわち首部4
1に対し頭部42が大きくなりすぎると、首部41の機
械的強度が低くなって、製造プロセスにおいて取り扱う
際にコイル導体線条4の剥離が生じやすくなり、また、
最終製品における強度も低くなる。
【0018】本発明の平面コイルにおいて、上記した以
外の寸法ないし寸法比は特に限定されないが、好ましく
は以下に説明するように寸法ないし寸法比を決定する。
【0019】絶縁基板2の厚さTが小さいほど平面コイ
ルの全厚を薄くできるが、反り量は絶縁基板2の厚さの
二乗にほぼ反比例して増大する。また、コイル導体線条
4の高さHが大きいほど直流抵抗を低くできるので好ま
しいが、この場合も、絶縁基板2の反り量は大きくな
る。したがって、本発明の効果は、絶縁基板の厚さTが
小さく、コイル導体線条4の高さHが大きいほど高くな
る。ただし、絶縁基板2が薄すぎると、製造プロセスに
おいて絶縁基板2の取り扱いが難しくなり、また、絶縁
基板2の反りを抑えることが難しくなる。このような理
由から、コイル導体線条4の高さHを基準とした絶縁基
板2の相対的な厚さを示すT/Hが、 0.1≦T/H≦2 であるとき、特に 0.2≦T/H≦1 であるときに、本発明は特に有効である。
【0020】首部41の高さは、コイル導体線条4の断
面積を大きくするため、および、機械的強度を確保する
ために、低いほど好ましい。具体的には、頭部42の高
さHhの好ましくは0.3倍以下、より好ましくは0.
2倍以下とする。ただし、後述するように首部41の高
さはフォトレジストからなるマスクパターンの厚さに依
存するため、通常、0.5μm未満とすることは困難で
ある。
【0021】従来の平面コイルにおいて、絶縁基板の反
りはコイル導体線条が高いほど大きくなるので、本発明
はコイル導体線条が高いほど有効である。具体的には、
高さが10μm以上、特に40μm以上である場合に本発
明は特に有効である。なお、平面コイルにおいて、コイ
ル導体線条4の高さは、通常、300μm以下である。
コイル導体線条4がこれ以上高くなると、薄型化できる
という平面コイルの特徴をいかせなくなる。
【0022】絶縁基板2の反りを抑制する効果は、コイ
ル導体線条のアスペクト比に依存しない。すなわち、本
発明は前記特開平11−204337号公報に記載され
たようなアスペクト比の高いコイル導体線条を有する平
面コイルのほか、低アスペクト比のコイル導体線条を有
する平面コイルにも適用可能である。例えば、コイル導
体線条4を電気めっき法により形成する場合、 0.5(Hw−Nw)=Hh であれば、めっき層は等方的に成長したことになる。本
発明では、このように等方的に成長させた場合について
も有効であり、もちろん、異方的に成長させてアスペク
ト比を高くした場合でも、すなわち 0.5(Hw−Nw)<Hh とした場合でも有効である。さらに、電気めっき法以外
の方法を用いて、これよりアスペクト比を低くした場合
でも有効である。ただし、コイル導体線条4のアスペク
ト比が低すぎると、直流抵抗および配線密度のいずれか
が不十分となるので、 0.7(Hw−Nw)≦Hh とすることが好ましい。
【0023】本発明の平面コイルを積層することにより
トランスが得られるが、本発明の平面コイルは絶縁基板
の反りが小さいため、積層工程における支障発生を抑え
ることができる。
【0024】次に、本発明の平面コイルを製造する方法
の一例を説明する。この方法における工程の流れを図4
に示す。この方法は、コイル導体線条4を電気めっき法
により形成する方法であるが、前述したように、コイル
導体線条4は電気めっき法以外の方法で形成してもよ
い。ただし、前記断面において隣り合うコイル導体線条
4間の距離Gwを小さくして平面コイル断面における導
体の占積率を高くするためには、電気めっき法を利用す
ることが好ましい。
【0025】図4に示される方法は、(A)絶縁基板2
上に下地層3Aを設ける工程、(B)この上にポジ型フ
ォトレジスト層11Aを積層する工程、(C)フォトリ
ソグラフィー法によりポジ型フォトレジスト層11Aを
パターニングして、マスクパターン11を形成する工
程、(D)上記(C)工程において形成された下地層3
Aの露出部およびこれに近接したマスクパターン11上
に、断面マッシュルーム状のコイル導体線条4を形成す
る工程、(E)コイル導体線条4の露出した表面を保護
層5で被覆する工程、(F)活性線を全面照射したのち
現像することにより、コイル導体線条4間に露出してい
るマスクパターン11を除去する工程、(G)下地層3
Aの露出部だけを選択的にエッチング処理して除去する
工程を順次有する。この方法は、前記特開平11−20
4361号公報に開示されている方法である。以下、図
4を参照して、この方法を詳細に説明する。
【0026】(A)工程では、絶縁基板2上に、下地層
3Aを設ける。絶縁基板2の構成材料としては、ガラス
エポキシ、プラスチック、水晶等の単結晶、SiO2
Al23、フェライト等の各種絶縁体セラミックスな
ど、これまで平面コイルの基板に普通に用いられていた
ものの中から任意に選択することができる。絶縁基板2
の厚さは、通常、10〜500μmの範囲から選択すれ
ばよい。下地層3Aの構成材料としては、電気めっきに
おける下地層として機能するものであれば特に限定され
ず、例えば、Ti、Ni、Cr、Cu、Al、Sn、Z
n、Au、Ag、またはこれらの少なくとも1種を含有
する合金のいずれであってもよい。また、下地層3A
は、単層であっても、組成の異なる2種以上の層を積層
したものであってもよい。下地層3Aの形成には、蒸
着、スパッタリング、イオンプレーティング等の真空成
膜法、無電解めっき法、金属箔の張り付けなど任意の手
段を利用することができ、下地層3Aを積層構造とする
場合には、最下層を形成する場合を除き電気めっき法も
利用できる。下地層3Aの厚さは、真空成膜法やめっき
法を使う場合には0.1〜10μmの範囲が適当であ
り、箔を張り付ける場合には5〜36μmの範囲が適当
である。
【0027】(B)工程では、下地層3A上に、ポジ型
フォトレジスト層11Aを形成する。この方法では、後
続の工程において、ポジ型フォトレジスト層11Aから
得たマスクパターン11の一部をさらに露光処理して除
去する必要があるため、いったん露光した後では選択的
な除去が不可能なネガ型フォトレジストを用いることは
できず、ポジ型フォトレジストを用いることが必要であ
る。ポジ型フォトレジスト層11Aは、紫外線、電子
線、X線、レーザビームなどの活性線の照射により可溶
化するレジストから構成される。この方法で用いるポジ
型フォトレジストの種類は特に限定されず、公知のも
の、例えば、ポリメチルビニルケトン、ポリビニルフェ
ニルケトン、ポリスルホン、ポリオレフィン−スルホ
ン、ポリ(ヘキサメチレン−α−トルキシリルアミ
ド)、ポリメタクリル酸メチル系フォトレジスト、ノボ
ラック−ジアゾキノン系フォトレジストなどから選択す
ればよい。ポジ型フォトレジスト層11Aの厚さは、
0.5〜50μmとすることが好ましい。この厚さが
0.5μm未満であると、ピンホール等の欠陥が生じや
すくなる。ピンホールが生じると、ここから導体が成長
してショート不良を生じる。一方、この厚さが50μm
を超えると、レジストパターンを形成する際の露光に長
時間を要し、作業効率が低下する。また、首部が高くな
るため、平面コイル断面においてコイル導体線条の占め
る断面積(占積率)が小さくなってしまう。ポジ型フォ
トレジスト層11Aは、慣用されている方法、例えばド
クターナイフ法やスピンコート法を用いて形成すること
ができる。なお、ポジ型フォトレジスト層11Aの厚さ
を変更することにより、後続工程で形成される首部41
の長さを制御することができる。具体的には、ポジ型フ
ォトレジスト層11Aを薄くすれば首部41を短くする
ことができ、厚くすれば首部を長くすることができる。
【0028】(C)工程では、まず、ポジ型フォトレジ
スト層11Aに対し、例えば所定のマスクパターンを担
持した透明板を介して活性線を照射することにより、露
光部分だけを分解して溶剤可溶性とする。次いで、現像
処理を施して露光部分のレジストを除去し、マスクパタ
ーン11とする。
【0029】(D)工程では、下地層3Aの露出した領
域を一方の電極として電気めっきを行う。この電気めっ
きにより、下地層3Aの露出領域を中心として、その近
傍のマスクパターン11表面にまでまたがっためっき層
が形成され、コイル導体線条4となる。コイル導体線条
4の材質は、(A)工程で設けた下地層3Aと同じとす
ることが好ましいが、必要に応じ別の材料を用いてもよ
い。コイル導体線条4の形成に用いるめっき浴の組成例
としては、銅めっき用の場合、CuSO4・5H2O 1
00〜200g/lおよびH2SO4 30〜300g/lから
なる硫酸銅浴、Cu(BF42 250〜400g/lお
よびHBF4 1〜5g/lからなるホウフッ化銅浴、Cu
CN 60〜80g/l、NaCN 70〜90g/lおよび
KOH20g/lからなるシアン化物浴を、亜鉛めっき用
の場合、ZnSO4・7H2O350〜450g/l、Al
Cl3・6H2O 10〜30g/l、CH3COONa10
〜20g/lおよびブドウ糖 100〜120g/lからなる
酸性浴、Zn(CN)2 50〜70g/l、NaCN 3
0〜50g/lおよびNaOH 70〜90g/lからなるア
ルカリ性浴を、スズめっき用の場合、SnSO4 80
〜120g/l、H2SO4 80〜120g/l、クレゾール
スルホン酸 80〜120g/lおよびゼラチン 1〜5g
/lからなる硫酸浴、Sn(BF42 150〜250g/
l、HBF4 80〜120g/l、H3BO3 20〜30g
/lおよびゼラチン 3〜8g/lからなるホウフッ化浴な
どをそれぞれ挙げることができる。また、電気めっきの
際の条件としては、一般に浴温25〜65℃、電流密度
0.5〜10A/dm2とすればよい。
【0030】めっき浴中には、光沢剤を含有させること
が好ましい。無光沢めっき浴を用いると、コイル導体線
条4間を狭くした場合に短絡が生じてしまう。用いる光
沢剤は特に限定されないが、好ましくはポリエーテル系
光沢剤を用いる。
【0031】(E)工程では、コイル導体線条4のうち
頭部42の表面を、保護層5で被覆する。この保護層5
は必須ではないが、設けることが好ましい。保護層5
は、下地層3Aを溶解するエッチング液に対し抵抗性を
有する導電性材料から構成することが必要である。例え
ば、下地層3Aを銅から構成し、かつアルカリエッチン
グ液を使用する場合には、保護層5はニッケル、クロ
ム、はんだ合金、金、銀、白金などから構成すればよ
い。保護層5は、電気めっきまたは無電解めっきにより
形成すればよい。保護層5の厚さは、1〜5μmの範囲
が適当であり、この厚さは、隣り合うコイル導体線条4
間の間隔に応じて適宜調整すればよい。保護層5を電気
めっきにより形成する場合のめっき浴の組成例として
は、ニッケルめっき用の場合、NiSO4・7H2O 1
00〜200g/l、NH4Cl 10〜20g/lおよびH3
BO3 10〜20g/lからなる普通浴、NiSO4・7
2O 300〜450g/l、NiCl2・6H2O 45
〜60g/lおよびH3BO3 35〜40g/lからなる改良
ワット浴、スルファミン酸ニッケル 400〜450g/
l、H 3BO3 30〜35g/lおよび湿潤剤0.5〜1.
0g/lからなるスルファミン浴を、クロムめっき用の場
合、CrO3 200〜270g/l、H2SO4 1.0〜
3.0g/lおよび場合によりNa2SiF6 5〜10g/l
からなるクロム酸浴をそれぞれ挙げることができる。ま
た、電気めっきの際の条件は、一般に浴温20〜75
℃、電流密度0.5〜60A/dm2の範囲で選ばれる。ま
た、銀めっきの場合は、AgCN 30〜40g/l、K
CN 50〜65g/lおよびK2CO3 40〜50g/lか
らなるシアン化物浴、金めっきの場合、Au 1.5〜
3.0g/l、KCN 10〜20g/lおよびNa2HPO4
4〜8g/lからなるシアン化物浴が用いられ、一般
に、浴温としては前者が20〜30℃、後者が60〜7
0℃、電流密度としては、前者が0.3〜1.5A/d
m2、後者が0.1〜0.5A/dm2の範囲内で選ばれる。
【0032】なお、(E)工程までの説明においては、
保護層5をコイル導体線条4の頭部42に対し独立した
ものとして記述したが、本発明における限定に用いる頭
部42の寸法は、保護層5を含んだ寸法とする。
【0033】(F)工程では、まず、(E)工程までで
得られた積層体に対し、図中上方から積層体全面にわた
って活性線を照射し、マスクパターン11のコイル導体
線条4間の領域だけを溶剤可溶化する。次いで、現像処
理を施して露光部分を除去し、下地層3Aをこの部分だ
け露出させる。
【0034】(G)では、下地層3Aのうち(F)工程
で露出させた領域を選択的にエッチングして除去する。
このとき、エッチング時間を長くしてマスクパターン1
1の下側をオーバーエッチングすることにより、前記し
た寸法の土台部3を形成することができる。なお、この
エッチングに際しては、(E)工程で被覆した保護層5
には損傷を与えず、(A)工程で設けた下地層3Aだけ
を選択的に除去しうるエッチング液を用いる。
【0035】最後に、マスクパターン11をレジスト剥
離液によって除去することが好ましい。これにより、マ
スクパターンを介して絶縁基板2に影響を及ぼしていた
頭部42の応力が解放され、絶縁基板2の反りを低減で
きる。ただし、マスクパターンを除去しない場合でも、
土台部3の幅を短くしたことによる効果は実現する。
【0036】図4に例示する方法は、コイル導体線条を
ハイアスペクトとするために、すなわち、幅が細くかつ
厚い断面形状とする場合に特に有効である。電気めっき
法により、コイル導体線条をその断面形状がハイアスペ
クトとなるように形成した場合、図1に示す断面におけ
る隣り合うコイル導体線条4間の距離Gwが小さくなる
ので、コイル中における導体の占積率を高くすることが
できる。
【0037】なお、図4では、(F)工程においてマス
クパターン11のコイル導体線条4間の領域だけを除去
しているが、残存するすべてのマスクパターン11を除
去する構成としてもよい。その場合、フォトレジストと
してポジ型のものを用いる必要はなく、上記(F)工程
の替わりに、マスクパターン11全体を除去する工程を
おけばよい。ただし、この場合、首部41を保護するマ
スクパターン11がなくなってしまうので、下地層3A
と首部41とが同じエッチング液によりエッチングされ
るものであると、(G)工程でのエッチングにより首部
41もエッチングされてしまう。したがって、コイル導
体線条4を侵さないエッチング液によってエッチングが
可能な材料から下地層3Aを構成する必要がある。例え
ば、コイル導体線条4を銅から構成する場合、下地層3
AはTi、Crなどから構成すればよい。下地層3Aを
選択的にエッチングすることにより、首部41の直下を
残して下地層3Aを除去することができるので、Bwと
Nwとをほぼ等しくすることができる。ただし、下地層
3Aは湿式エッチングにより除去し、通常、湿式エッチ
ングではエッチングが等方的に進行するので、通常はB
w<Nwとなる。
【0038】
【実施例】実施例1 3インチ径のガラスエポキシ基板(厚さ100μm)の
所定の位置に直径0.2mmのスルーホールを設けたの
ち、その基板の片面に無電解銅めっき液(奥野製薬社
製、商品名「ビルドカッパー」)を用いて、銅からなる
厚さ1μmの下地層を形成した。
【0039】次に、上記下地層の上にポジ型フォトレジ
スト(東京応化工業社製、商品名「PMER P−AR
900」)を乾燥膜厚が5μmとなるようにスピンコー
トし、常法に従って露光および現像処理することによ
り、パターン幅90μm、パターン間隔20μmのレジス
トパターンを形成した。このようにして得たレジストパ
ターンは、除去された部分が円形スパイラル状で、最内
周の半径は0.9mm、巻数は11.5回であった。
【0040】次いで、硫酸銅濃度70グラム/リットル
のめっき液を用い、小孔を有するパイプをカソード近傍
に配置し、前記小孔からめっき液を20mm/秒の割合で
噴出させながら、25℃、電流密度2.5A/dm2の条件
下で光沢硫酸銅めっきを行って、膜厚150μmの断面
マッシュルーム状のコイル導体線条を形成した。
【0041】続いて、NiSO4・7H2O 280グラ
ム/リットル、NiCl2・6H2O45グラム/リット
ルおよびH3BO3 40グラム/リットルを含む光沢ワ
ット浴を用い、上記のコイル導体線条の露出部全面にN
iからなる膜厚2μmの保護層を形成した。
【0042】このようにして得たコイル基板を十分に乾
燥させたのち、保護層で被覆したコイル導体線条をマス
クとして紫外線の全面照射を行って、コイル導体線条間
に存在するポジ型フォトレジストのみを露光させ、次い
で現像液(東京応化工業社製、商品名「P−7G」)に
より露光部分を溶解除去した。
【0043】次いで、アルカリエッチング液(メルテッ
クス社製、商品名「エープロセス」)を用いて、コイル
導体線条間に露出した前記下地層をエッチングした。こ
のとき、意図的にオーバーエッチングを行った。
【0044】このようにして得た3インチ径のコイル基
板において、反り量は0.2mmであった。また、このコ
イル基板において図1に示す各部の寸法は、 Hw=100μm、 Nw=20μm、 Gw=10μm、 Bw=70μm、 Bh=1μm、 Hh=95μm、 H=100μm、 T=100μm であり、 1.2≦Hw/Nw≦10、 0.5Nw≦Bw≦0.9Hw、 0.001≦Bh/Hh≦1/3、 0.1≦T/H≦2 のすべてを満足していた。
【0045】最後に、コイル基板をカットすることによ
り、外形寸法3.1mm×3.1mm×0.4mm、直流抵抗
0.1Ω、インダクタンス値0.37μHの平面コイル
を得た。
【0046】実施例2 Bw=95μmとしたほかは実施例1と同様にしてコイ
ル基板を作製した。このコイル基板は 0.5Nw≦Bw<Hw を満足するが 0.5Nw≦Bw≦0.9Hw を満足していないため、反り量は0.3mmとなり、実施
例1に比べ大きくなった。
【0047】実施例3 実施例1で用いた基板の片面に、スパッタリング法によ
り厚さ1μmのTi層を形成して下地層とした。次に、
上記下地層の上に実施例1と同様にしてレジストパター
ンを形成した。次いで、実施例1と同様にしてコイル導
体線条を形成した。なお、保護層は形成しなかった。次
いで、レジストパターン全体をレジスト剥離液(東京応
化工業社製、商品名「R104」)により除去した。次
いで、エッチング液を用いてエッチングを行い、コイル
導体線条の首部直下を除いて下地層を除去した。
【0048】このようにして得た3インチ径のコイル基
板において、反り量は0.15mmであった。また、この
コイル基板において図1に示す各部の寸法は、 Hw=100μm、 Nw=20μm、 Gw=10μm、 Bw=17μm、 Bh=1μm、 Hh=95μm、 H=100μm、 T=100μm であり、 1.2≦Hw/Nw≦10、 0.5Nw≦Bw<Hw、 0.001≦Bh/Hh≦1/3、 0.1≦T/H≦2 のすべてを満足していた。
【0049】比較例 基板の断面が矩形のコイル導体線条パターンを有する平
面コイルを作製した。基板および下地層は、実施例1と
同じとした。そして、下地層の上に、断面が矩形の、す
なわち首部をもたないコイル導体線条を、電気めっき法
により形成した。このコイル導体線条では、高さを実施
例1におけるHと同じとし、幅を実施例1におけるHw
と同じとした。
【0050】このコイル導体線条を形成するに際して
は、まず、下地層の上に厚さ30μmのレジストパター
ンを形成し、実施例1と同様にして光沢硫酸銅めっきを
行って厚さ25μmの導体層を形成した。次いで、この
作業を4回繰り返し、高さ100μmのコイル導体線条
を得た。次いで、レジストパターンを除去した後、イオ
ンミリングによりコイル導体線条間の下地層を除去し
た。
【0051】このようにして得た3インチ径のコイル基
板の反り量は4.8mmであり、実施例1〜3のコイル基
板に比べ著しく大きかった。
【0052】
【発明の効果】本発明では、平面コイルの薄型化および
高性能化に伴って大きくなる反りを、簡易な手段で低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面コイルの断面図である。
【図2】本発明の平面コイルの断面図である。
【図3】従来の平面コイルの断面図である。
【図4】本発明の平面コイルを製造する方法の一例にお
ける工程の流れを示す断面図である。
【符号の説明】
2 絶縁基板 3 土台部 3A 下地層 4 コイル導体線条 41 首部 42 頭部 5 保護層 11 マスクパターン 11A ポジ型フォトレジスト層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の片面または両面に、金属から
    なる螺旋状の土台部を有し、この土台部の上にコイル導
    体線条を有し、 前記コイル導体線条の延びる方向に垂直な断面における
    前記コイル導体線条断面の形状が、前記土台部に接する
    矩形の首部と、この首部上に張り出した頭部とを有する
    ものであり、 前記断面において、前記土台部の高さをBh、幅をBw
    とし、前記頭部の高さをHh、幅をHwとし、前記首部
    の幅をNwとしたとき、 1.2≦Hw/Nw≦10、 0.5Nw≦Bw<Hw、 0.001≦Bh/Hh≦1/3 である平面コイル。
  2. 【請求項2】Bw≦0.9Hw である請求項1の平面コイル。
  3. 【請求項3】 絶縁基板の片面または両面に、螺旋状の
    コイル導体線条を有し、 前記コイル導体線条の延びる方向に垂直な断面における
    前記コイル導体線条断面の形状が、前記絶縁基板に接す
    る矩形の首部と、この首部上に張り出した頭部とを有
    し、 前記断面において、前記首部の幅をNw、前記頭部の幅
    をHwとしたとき、 1.2≦Hw/Nw≦10 である平面コイル。
  4. 【請求項4】 前記絶縁基板の厚さをTとし、前記コイ
    ル導体線条の高さをHとしたとき、 0.1≦T/H≦2 である請求項1〜3のいずれかの平面コイル。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの平面コイルを
    複数積層して構成されるトランス。
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